JP5870125B2 - 電極検査を管理するスポット溶接システム及びそれに使用されるロボット - Google Patents

電極検査を管理するスポット溶接システム及びそれに使用されるロボット Download PDF

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Description

本発明は、スポット溶接システム及びスポット溶接システムに使用されるロボットに関する。
スポット溶接を実行すると、溶接ガンの電極が変形したり、摩滅したり、或いは電極表面に酸化皮膜が付着する。そのため、電極表面を研磨する研磨工程(ドレッシング)が定期的に実施される。ドレッシングを行うと、電極の先端位置が変化するので、電極先端の位置を再度検出する必要がある。
特許文献1には、ロボットのスポット溶接ガンにおける電極摩耗量を補正する電極摩耗補正方法が開示されている。この電極摩耗補正方法によれば、電極チップ交換時と、サイクル運転中とにおいて、それぞれ異なる態様で電極摩耗量が算出される。特に、特許文献1によれば、サイクル運転中において、予め試験を通じて得られた所定の比率に従って可動側電極及び固定側電極の摩耗量を配分することによって、摩耗量より正確に推定することが意図されている。
特開2000−176649号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術によれば、電極摩耗量を算出するのに要する時間が短縮されるものの、その効果は単体のロボットに限定される。スポット溶接工程においては、複数のロボットが1つのワークに対して作業を行うことが多い。そのため、各々のロボットの作業時間を管理する必要がある。例えば、複数のロボットが異なる種類の電極検査を実行する場合、所要時間が短い電極検査を実行する一部のロボットは、他のロボットが電極検査を完了するまで次の工程に移行できずに待機する必要がある。そのため、全体として作業効率が低下する原因になりうる。また、特許文献1に開示される技術によれば、サイクル運転中には正確な電極摩耗量の検出が実行されないので、電極の位置決め精度が低下する虞がある。
したがって、複数のロボットに対して実行される電極検査を効率的に管理できるスポット溶接システムが求められている。
本願に係る1番目の態様によれば、スポット溶接ガンをそれぞれ備えた複数のロボットと、各々の前記ロボットにおいて実行される前記スポット溶接ガンの電極を検査する電極検査を管理する検査管理装置と、前記ロボットにおいて実行されるべき電極検査候補を前記検査管理装置に通知する通知部と、を備える、スポット溶接システムであって、各々の前記ロボットは、複数の種類の電極検査のうちのいずれかの電極検査を選択的に実行する検査実行部を備えており、前記検査管理装置は、各々の前記ロボットにおいて実行されるべき電極検査を指示する検査指示部を備えており、前記検査指示部は、各々の前記ロボットの前記通知部から通知される前記電極検査候補に基づいて、各々の前記ロボットにおいて実行されるべき電極検査を指示するように構成される、スポット溶接システムが提供される。
願に係る番目の態様によれば、番目の態様のスポット溶接システムにおいて、各々の前記ロボットは、前記電極検査候補を選択する検査選択部をさらに備える。
本願に係る番目の態様によれば、番目の態様のスポット溶接システムにおいて、前記検査選択部は、溶接打点数と、電極研磨回数と、電極位置変化量と、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記電極検査候補を選択するように構成される。
本願に係る番目の態様によれば、番目の態様のスポット溶接システムにおいて、前記検査管理装置の前記検査指示部は、少なくとも1つの前記ロボットから、所定の電極検査が前記電極検査候補として通知された場合、前記所定の電極検査を前記電極検査候補として通知した前記ロボットを少なくとも含む任意のロボットに対して前記所定の電極検査を実行するよう指示するように構成される。
本願に係る番目の態様によれば、番目の態様のスポット溶接システムにおいて、前記検査管理装置の前記検査指示部は、所定の数を超える数の前記ロボットから、又はすべてのロボットの数に対して所定の割合を超える数の前記ロボットから、所定の電極検査が前記電極検査候補として通知された場合、前記所定の電極検査を前記電極検査候補として通知した前記ロボットを少なくとも含む任意のロボットに対して前記所定の電極検査を実行するよう指示するように構成される。
本願に係る番目の態様によれば、番目の態様のスポット溶接システムにおいて、前記検査管理装置の前記検査指示部は、前記ロボットから電極検査候補として通知される数が最も多い電極検査を決定し、決定された前記電極検査を前記電極検査候補として通知した前記ロボットを少なくとも含む任意のロボットに対して該電極検査を実行するよう指示するように構成される。
本願に係る番目の態様によれば、番目の態様のスポット溶接システムにおいて、前記検査管理装置の前記検査指示部は、前記ロボットのうちの所定のロボットから前記電極検査候補として通知された電極検査を実行するよう、前記所定のロボットを少なくとも含む任意のロボットに対して指示するように構成される。
本願に係る番目の態様によれば、1番目から番目のいずれかの態様のスポット溶接システムにおいて、前記スポット溶接ガンは、サーボモータによって駆動される可動電極と、前記可動電極に対向して配置される対向電極と、を備えており、前記可動電極は、前記対向電極に対して接近し、或いは離間するように構成されており、各々の前記ロボットの前記検査実行部は、前記可動電極及び前記対向電極の、基準時の電極位置に対する位置変化量をそれぞれ検出する電極検査を実行可能であるように構成される。
本願に係る番目の態様によれば、番目の態様のスポット溶接システムにおいて、各々の前記ロボットの前記検査実行部は、基準時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極と前記対向電極とが互いに接触したときの可動電極の第1の位置を取得する第1の取得部と、検査時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極と前記対向電極とが互いに接触したときの前記可動電極の第2の位置を取得する第2の取得部と、前記可動電極の前記第1の位置と前記第2の位置との間の差分を算出する差分算出部と、所定の割合に従って前記差分を前記可動電極及び前記対向電極に分配し、前記可動電極及び前記対向電極の、基準時の電極位置に対する位置変化量を算出する位置変化量算出部と、を備える。
本願に係る10番目の態様によれば、番目又は番目の態様のスポット溶接システムにおいて、各々の前記ロボットの前記検査実行部は、基準時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極と前記対向電極とが互いに接触したときの前記可動電極の第1の位置を取得する第1の取得部と、検査時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極と前記対向電極とが互いに接触したときの前記可動電極の第2の位置を取得する第2の取得部と、前記可動電極の前記第1の位置と前記第2の位置との間の第1の差分を算出する第1の差分算出部と、基準時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極を、所定の位置に設けられた治具に接触させたときの前記可動電極の第3の位置を取得する第3の取得部と、検査時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極を、所定の位置に設けられた治具に接触させたときの前記可動電極の第4の位置を取得する第4の取得部と、前記可動電極の前記第3の位置と前記第4の位置との間の第2の差分を算出する第2の差分算出部と、前記第1の差分及び前記第2の差分に基づいて、前記可動電極及び前記対向電極の、基準時の電極位置に対する位置変化量を算出する位置変化量算出部と、を備える。
本願に係る11番目の態様によれば、番目から10番目のいずれかの態様のスポット溶接システムにおいて、各々の前記ロボットの前記検査実行部は、基準時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極及び前記対向電極の画像を取得する第1の画像取得部と、前記第1の画像取得部によって取得された前記画像に基づいて、基準時の前記可動電極及び前記対向電極の第1の電極位置をそれぞれ検出する第1の電極位置検出部と、検査時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極及び前記対向電極の画像を取得する第2の画像取得部と、前記第2の画像取得部によって取得された前記画像に基づいて、検査時の前記可動電極及び前記対向電極の第2の電極位置をそれぞれ検出する第2の電極位置検出部と、前記第1の電極位置及び前記第2の電極位置に基づいて、前記可動電極及び前記対向電極の、基準時の電極位置に対する位置変化量を算出する位置変化量算出部と、を備える。
本願に係る12番目の態様によれば、11番目の態様のスポット溶接システムにおいて、前記第1の電極位置検出部及び前記第2の電極位置検出部は、前記可動電極及び前記対向電極の先端と基部との間の距離を画像処理によってそれぞれ検出するように構成される。
本願に係る13番目の態様によれば、1番目から12番目の態様のいずれかのスポット溶接システムにおいて使用されるロボットが提供される。
上記構成を備えたスポット溶接システムによれば、複数のロボットは、検査管理装置からの指示に従って電極検査を実行する。それにより、ロボットにおいて実行される電極検査がライン全体で効率的に管理されるようになる。したがって、複数のロボットが互いに異なる電極検査を実行する場合に発生しうる待機時間による作業効率の低下を防止でき、スポット溶接システム全体の稼働率が改善される。
本発明の一実施形態に係るスポット溶接システムを示す概略図である。 スポット溶接システムにおいて使用されるロボットの例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るスポット溶接システムの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るスポット溶接システムによって実行される電極検査の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の電極検査を実行する検査実行部の機能ブロック図である。 第1の電極検査を説明するためにスポット溶接ガンを拡大して示す拡大図である。 第1の電極検査の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の電極検査を実行する検査実行部の機能ブロック図である。 第2の電極検査を説明するためにスポット溶接ガンを拡大して示す拡大図である。 第2の電極検査の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の電極検査を実行する検査実行部の機能ブロック図である。 第3の電極検査の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態に係るスポット溶接システムを示す概略図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態の構成要素は、本発明の理解を助けるために縮尺が適宜変更されている。
図1は、本発明の一実施形態に係るスポット溶接システム10を示す概略図である。スポット溶接システム10は、スポット溶接を行う複数のロボット20と、各々のロボット20を制御する制御装置22と、スポット溶接システム10全体を制御するライン制御盤12と、を備えている。
図2は、スポット溶接システム10において使用されるロボット20の例を示す概略図である。ロボット20は、一般的な多関節ロボットである。例えば、ロボット20は、床に固定される基台24と、鉛直方向に延びる軸線X1回りに回転可能であるように基台24に取付けられる回転胴26と、一端において軸線X2回りに回転可能であるように回転胴26に取付けられる下部アーム28と、下部アーム28の他端において軸線X3回りに回転可能であるように下部アーム28に取付けられる上部アーム30と、軸線X3に対して垂直な軸線X4回りに回転可能であるように上部アーム30に取付けられる手首要素32と、手首要素32に取付けられるスポット溶接ガン40と、を備えている。ロボット20は、図示されないワークに対してスポット溶接を行えるように制御装置22によってその位置及び姿勢が制御される。
スポット溶接ガン40は、手首要素32に取付けられるガンアーム42と、サーボモータ44によって駆動される可動電極46と、可動電極46に対向して配置される対向電極48と、を備えている。可動電極46は、サーボモータ44によって対向電極48に対して接近し、或いは離間するように駆動される。
スポット溶接を行う際には、可動電極46と対向電極48との間に図示されないワークを挟持した状態でそれら電極間に電圧を印加する。なお、図示されるスポット溶接ガン40においては、対向電極48はガンアーム42に固定されているものの、対向電極48が、追加のサーボモータによって駆動されるように構成されてもよい。
また、本発明において使用可能なロボットは、本明細書において説明される図示された例に限定されない。スポット溶接ガン40を図示されないワークに対して移動させられる構成であれば、任意のタイプの多関節ロボットが使用される。
また、図示されないものの、例えばワークを把持可能なハンドを先端に備えた多関節ロボットが使用されてもよい。その場合、所定の位置に固定されたスポット溶接ガンに対してワークを移動させ、スポット溶接を実行するようにロボットの位置及び姿勢が制御される。
制御装置22は、ロボット20の位置及び姿勢を、ひいてはスポット溶接ガン40の位置及び姿勢を制御する。図示される制御装置22は、スポット溶接ガン40を制御するスポット溶接制御装置を内蔵している。しかしながら、制御装置22とは別個のスポット溶接制御装置によってスポット溶接ガン40が制御されてもよい。
スポット溶接制御装置は、通信手段50,52,54を介して、ライン制御盤12に設けられた検査管理装置60に接続されている。通信手段は、例えばデバイスネット又はCC−LINKなどのフィールドバスである。或いは、通信手段は、信号ごとに用意された端子を介して互いに接続されるスポット溶接制御装置とライン制御盤12との間で送受信される信号のON/OFFを切替えられる任意の構成を有していてもよい。検査管理装置60は、各々のロボット20において実行されるべき電極状態の検査を管理する作用を有する。電極検査の詳細については後述する。
図3は、本発明の一実施形態に係るスポット溶接システム10の機能ブロック図である。なお、図3においては、簡単のため、1つのロボット20の制御装置22の機能ブロックのみが示されている。図示されるように、制御装置22は、検査選択部62と、通知部64と、検査実行部66と、を備えている。
検査実行部66は、ロボット20において複数の種類の電極検査のうちのいずれかの電極検査を選択的に実行する作用を有する。検査実行部66によって実行されうる電極検査には、例えば電極の摩耗量を検出する工程、電極の取付角度を検出する工程、及び電極先端の直径を測定する工程、並びにそれらの組合せが含まれるものの、それらには限定されない。すなわち、検査実行部66によって実行される電極検査には、ロボット20において実行される必要がある任意のタイプの電極検査が含まれてもよい。
検査選択部62は、ロボット20において実行されるべき電極検査の候補を自律的に選択する作用を有する。検査選択部62が、どのようにして電極検査の候補を選択するのかは特に限定されない。例えば、検査選択部62は、スポット溶接ガン40によって実行された溶接打点数、ドレッシングの回数、又は電極位置変化量(電極摩耗量)に基づいて、電極検査の候補を選択するように構成される。或いは、検査選択部62は、それら情報を任意に組合せて電極検査の候補を選択するように構成されてもよい。また、検査選択部62は、定期的に所定の種類の電極検査を選択するように構成されてもよい。
通知部64は、ロボット20において実行されるべき電極検査の候補を検査管理装置60に通知する作用を有する。本実施形態によれば、通知部64によって通知される電極検査の候補は、検査選択部62によって選択される。しかしながら、代替的な実施形態において、通知部64は、例えばオペレータによって外部から指定される電極検査の候補を検査管理装置60に通知するように構成されてもよい。例えば、或る電極検査が候補として通知される場合、その電極検査に対応する予め定められた番号の信号がONに切替えられる。
図3に示されるように、検査管理装置60は、検査指示部68を備えている。検査指示部68は、各々のロボット20において実行されるべき電極検査を指示する作用を有する。例えば、検査指示部68は、制御装置22の通知部64から通知される電極検査の候補に基づいて、各々のロボット20において実行されるべき電極検査を決定するように構成される。しかしながら、検査指示部68は、代替的な実施形態において、例えばオペレータによって外部から指定される電極検査を実行するよう、各々のロボット20に指示するように構成されてもよい。
また、検査指示部68は、ライン制御盤12に組込まれたシーケンスに従って電極検査を実行するよう、各々のロボット20に指示するように構成されてもよい。例えば、ライン制御盤12には、スポット溶接作業プログラム又は電極検査プログラムなどの各種プログラムの起動回数に応じて電極検査の種類を切替えるように指示するシーケンスが組込まれていてもよい。例えば、或る電極検査が指示される場合、その電極検査に対応する予め定められた番号の信号がONに切替えられる。
検査実行部66は、検査管理装置60の検査指示部68からの指示に従って、該検査実行部66に関連付けられたロボット20において電極検査を実行する。
図4は、本発明の一実施形態に係るスポット溶接システム10によって実行される電極検査の処理の流れを示すフローチャートである。電極検査は、一般的にドレッシングを行った直後、或いは電極を交換した直後に行われる。なお、スポット溶接システム10のすべてのロボット20において電極検査が実行されてもよいし、一部のロボット20のみにおいて電極検査が実行されてもよい。
本実施形態によれば、ロボット20において電極検査が実行されるとき、先ず、電極検査を実行する対象となる各々のロボット20において、検査選択部62が起動され、実行されるべき電極検査の候補が選択される(ステップS11)。
ステップS11において各々のロボット20において選択された電極検査の候補は、通知部64によって検査管理装置60に入力される(ステップS12)。
検査管理装置60は、各々のロボット20によって選択された電極検査の候補に基づいて、各々のロボット20において実行されるべき電極検査を決定する。検査管理装置60の検査指示部68は、そうして決定された電極検査を実行するよう各々のロボット20の検査実行部66に指示する(ステップS13)。
検査実行部66は、検査管理装置60からの指示に従って電極検査を関連付けられたロボット20において実行する(ステップS14)。
このように、本実施形態によれば、各々のロボットにおいて実行される電極検査が検査管理装置によって指示される。それにより、電極検査を行う複数のロボットにおいて同一の電極検査が実行されるのが保証されるので、電極検査の所要時間の差に起因して一部のロボットに待機時間が発生するのを防止できる。したがって、ライン全体としての稼働率が向上する。代替的な実施形態において、ライン制御盤12に組込まれたシーケンスに従って電極検査を実行するよう各々のロボット20が指示される場合、ステップS11及びステップS12は省略されてもよい。
また、本実施形態によれば、各々のロボットが自律的に電極検査の候補を選択できるので、各々のロボットの状態に応じた適切な電極検査の候補が選択されるようになる。
また、通知部がロボットに付与されることによって、ロボットによって選択された電極検査の候補を検査管理装置に通知できるようになる。
さらに、検査管理装置が、各々のロボットによって選択された電極検査の候補に基づいて各々のロボットに対して電極検査を指示するので、ロボットの状況に応じた適切な電極検査が実行されるようになる。
図5〜図12を参照して、ロボット20において実行される電極検査の例について説明する。以下、電極の摩耗量を検出することを目的として一対の電極(可動電極46及び対向電極48)の位置変化量を算出する例について述べるものの、各々のロボット20において実行されうる電極検査は、以下の具体例に限定されないことに留意されたい。
(1)第1の電極検査
図5は、第1の電極検査を実行する検査実行部66の機能ブロック図である。検査実行部66は、第1の取得部70と、第2の取得部72と、差分算出部74と、位置変化量算出部76と、を備えている。第1の電極検査は、基準時、例えば未使用の可動電極46及び対向電極48の先端の位置と、検査時、例えばドレッシングを行った直後、又は電極を交換した直後における可動電極46及び対向電極48の先端の位置と、に基づいて、可動電極46及び対向電極48の先端の位置変化量をそれぞれ算出するために実行される。
第1の取得部70は、基準時においてスポット溶接ガン40の可動電極46と対向電極48とが互いに接触したときの可動電極46の位置(第1の位置)を取得する。図6に示されるように、サーボモータ44を駆動して可動電極46を対向電極48に接触するまで移動させる。そして、図示されないエンコーダなどの位置検出手段を介してそのときのサーボモータ44の回転位置を検出し、それにより可動電極46の位置を取得する。
第2の取得部72は、検査時においてスポット溶接ガン40の可動電極46と対向電極48とが互いに接触したとき(図6参照)の可動電極46の位置(第2の位置)を第1の取得部70と同様の方法で取得する。第1の取得部70及び第2の取得部72によって取得された可動電極46の第1の位置及び第2の位置の情報は、差分算出部74にそれぞれ出力される。
差分算出部74は、可動電極46の第1の位置及び第2の位置との間の差分を算出する。基準時の可動電極46の位置と、検査時の可動電極46の位置との差分は、基準時から検査時までの間に、可動電極46及び対向電極48が摩滅した量の合計に相当する。
位置変化量算出部76は、差分算出部74によって算出された差分を所定の割合に従って可動電極46及び対向電極48に分配し、各々の電極46,48の先端の位置の、基準時の位置に対する位置変化量を算出する。差分を分配する割合は、例えば試験を通じて予め決定される。
図7は、第1の電極検査の処理の流れを示すフローチャートである。前述したように、第1の電極検査においては、基準時において可動電極46と対向電極48とが互いに接触したときの可動電極46の位置が第1の取得部70によって取得される(ステップS21)。基準時の可動電極46の位置は、例えば制御装置22に記憶される。
そして、電極検査を実行する際に、再び可動電極46を対向電極48に接触させ、そのときの可動電極46の位置が第2の取得部72によって取得される(ステップS22)。
次いで、検査実行部66の差分算出部74が、ステップS21及びステップS22において取得された可動電極46の基準時の位置と、検査時の位置と、に基づいてそれらの差分を算出する(ステップS23)。
位置変化量算出部76は、ステップS23において算出された可動電極46の位置の差分を所定の割合に従って分配し、可動電極46及び対向電極48それぞれの位置変化量を算出する(ステップS24)。ステップS24において算出される各々の位置変化量は、可動電極46及び対向電極48の先端の摩滅量に相当する。
第1の電極検査においては、検査時に可動電極46を対向電極48に接触させるとともにそのときの可動電極46の位置を検出すれば、後は計算によって可動電極46及び対向電極48の摩耗量を求めることができる。したがって、比較的短時間で電極検査を実行できる。
(2)第2の電極検査
図8は、第2の電極検査を実行する検査実行部66の機能ブロック図である。検査実行部66は、第1の取得部80と、第2の取得部82と、第3の取得部84と、第4の取得部86と、第1の差分算出部88と、第2の差分算出部90と、位置変化量算出部92と、を備えている。第2の電極検査は、第1の電極検査と同様に、基準時及び検査時の可動電極46の位置を取得することによって、可動電極46及び対向電極48の位置変化量、すなわち摩滅量を決定する。
第1の取得部80は、基準時においてスポット溶接ガン40の可動電極46と対向電極48とが互いに接触したときの可動電極の位置(第1の位置)を取得する。第2の取得部82は、検査時においてスポット溶接ガンの可動電極46と対向電極48とが互いに接触したときの可動電極46の位置(第2の位置)を取得する。第1の差分算出部88は、基準時及び検査時において取得される可動電極46の位置の差分(第1の差分)を算出する。このように、第1の取得部80、第2の取得部82及び第1の差分算出部88は、第1の電極検査に関連して説明した第1の取得部70、第2の取得部72及び差分算出部74と同様の作用を有する。
第3の取得部84は、基準時においてスポット溶接ガン40の可動電極46を治具94に接触させたときの可動電極46の位置(第3の位置)を取得する。図9は、可動電極46が治具94に接触した状態の例を示している。治具94は、例えば平滑面を有する板材で、所定の位置に固定されている。
ロボット20がスポット溶接ガン40をアーム先端に備えている場合は、スポット溶接ガン40を所定の位置に固定された治具94の近傍まで移動させてから、可動電極46を移動させて治具94に接触させる。他方、スポット溶接ガン40が所定の位置に固定されている場合は、エアシリンダなどの動力付与手段によって治具94を可動電極46と対向電極48との間に移動させる。そして、可動電極46を移動させて可動電極46を治具94に接触させる。
第4の取得部86は、検査時においてスポット溶接ガン40の可動電極46を治具94に接触させたときの可動電極46の位置(第4の位置)を取得する。このとき使用される治具94は、第3の取得部84によって可動電極46の位置を取得したときに使用された治具94と同一の部材であり、かつ同じ位置に固定されたものである。可動電極46を治具94に接触させる手順は、第3の取得部84に関連して説明した手順と同様である。
第2の差分算出部90は、第3の取得部84によって取得された可動電極46の第3の位置と、第4の取得部86によって取得された可動電極46の第4の位置と、に基づいて、それら可動電極46の位置の差分(第2の差分)を算出する。第2の差分算出部90によって求められる差分は、検査時における可動電極46の先端位置の、基準時に対する変化量に相当する。したがって、第2の差分を算出することによって、可動電極46の摩滅量を決定できる。
位置変化量算出部92は、第1の差分算出部88及び第2の差分算出部90によってそれぞれ算出される第1の差分と、第2の差分と、に基づいて、可動電極46及び対向電極48の、基準時に対する先端位置の変化量を算出する。すなわち、前述したように、第1の差分は、可動電極46及び対向電極48の摩滅量の合計を表すのに対し、第2の差分は、可動電極46のみの摩滅量を表す。したがって、第1の差分から第2の差分を減算すれば、対向電極48の摩滅量(位置変化量)が求められる。
図10は、第2の電極検査の処理の流れを示すフローチャートである。第2の電極検査においては、基準時において可動電極46の2つの位置を取得する(ステップS31,S32)。すなわち、ステップS31において可動電極46が対向電極48に接触しているとき(図6参照)の可動電極46の位置が、第1の取得部80によって取得される。また、ステップS32において、可動電極46が治具94に接触しているとき(図9参照)の可動電極46の位置が、第の取得部84によって取得される。ステップS31,S32において取得された可動電極46の位置は、例えば制御装置22に記憶される。
同様に、検査時においても可動電極46の2つの位置を取得する(ステップS33,S34)。すなわち、ステップS33において可動電極46が対向電極48に接触しているとき(図6参照)の可動電極46の位置が、第の取得部82によって取得される。また、ステップS34において、可動電極46が治具94に接触しているとき(図9参照)の可動電極46の位置が、第4の取得部86によって取得される。
続いて、ステップS31,S33においてそれぞれ取得された基準時及び検査時における可動電極46の位置の差分(第1の差分)が第1の差分算出部88によって算出される(ステップS35)。さらに、ステップS32,S34においてそれぞれ取得された基準時及び検査時における可動電極46の位置の差分(第2の差分)が第2の差分算出部90によって算出される(ステップS36)。
最後に、ステップS37において、可動電極46及び対向電極48の位置変化量が位置変化量算出部92によって算出される(ステップS37)。
このような第2の電極検査によれば、治具94に対して可動電極46を接触させ、そのときの可動電極46の位置を取得する追加の工程が必要になるので、第1の電極検査に比較すると所要時間が長くなる。他方、可動電極46及び対向電極48の位置変化量をそれぞれ正確に測定できる利点がある。
(3)第3の電極検査
図11は、第3の電極検査を実行する検査実行部66の機能ブロック図である。検査実行部66は、第1の画像取得部100と、第2の画像取得部102と、第1の電極位置検出部104と、第2の電極位置検出部106と、位置変化量算出部108と、を備えている。
第1の画像取得部100及び第2の画像取得部102は、CCD、CMOSなどの公知の撮像素子を利用して可動電極46及び対向電極48の画像をそれぞれ取得する。第1の画像取得部100は、基準時における可動電極46及び対向電極48の画像を取得する。また、第2の画像取得部102は、検査時における可動電極46及び対向電極48の画像を取得する。
例えば、第1の画像取得部100又は第2の画像取得部102によって制御されるカメラなどの画像取得手段は所定の位置に固定されており、スポット溶接ガン40は、ロボット20のアーム先端に取付けられる。その場合、撮像工程を実行するために、ロボット20の位置及び姿勢を制御して、可動電極46及び対向電極48を撮像可能な位置までスポット溶接ガン40を移動させる。
代替的な実施形態において、スポット溶接ガン40が所定の位置に固定されている場合、画像取得手段は、可動電極46及び対向電極48を撮像可能な予め定められた位置に固定される。或いは、画像取得手段がロボット20のアーム先端に取付けられていて可動電極46及び対向電極48を撮像可能な位置まで画像取得手段を移動させられるようになっていてもよい。
第1の電極位置検出部104は、第1の画像取得部100によって取得された画像を処理して、各々の電極の基部及び先端の位置を特定するとともに、基部と先端との間の距離、すなわち各々の電極の長さを検出する。このようにして、第1の電極位置検出部104は、基準時の可動電極46及び対向電極48の位置(例えば先端の位置)を検出する。第2の電極位置検出部106は、第1の電極位置検出部104と同様に作用し、検査時の可動電極46及び対向電極48の位置を検出する。
図12は、第3の電極検査の処理の流れを示すフローチャートである。第3の電極検査においては、第1の画像取得部100によって、基準時の可動電極46及び対向電極48の画像が取得される(ステップS41)とともに、第1の電極位置検出部104によって、可動電極46及び対向電極48の電極位置が検出される(ステップS42)。ステップS42において検出された基準時における可動電極46及び対向電極48の位置は、例えば制御装置22に記憶される。
さらに、検査時において、第2の画像取得部102によって、可動電極46及び対向電極48の画像が再び取得される(ステップS43)。そして、第2の電極位置検出部106によって、検査時の可動電極46及び対向電極48の電極位置が検出される(ステップS44)。
位置変化量算出部108は、基準時の電極位置と検査時の電極位置とを互いに比較することによって、可動電極46及び対向電極48の位置変化量を算出する(ステップS45)。
第3の電極検査によれば、可動電極46及び対向電極48の画像に基づいて電極位置の変化量が算出されるので、各々の電極の位置変化量を正確に算出できる利点がある。
第1〜第3の電極検査によって得られた可動電極46及び対向電極48の摩滅量(位置変化量)は、スポット溶接を実行する際のロボット20の位置及び姿勢、或いは可動電極46の指令位置を補正するのに使用される。また、電極交換が必要であるか否かの判定に利用されてもよい。
図3に関連して前述したように、本発明の一実施形態によれば、ロボット20は検査選択部62を備えており、自律的に実行されるべき電極検査の候補を選択する。以下、ロボット20が電極検査の候補を選択する方法について、前述した第1の電極検査及び第2の電極検査のいずれかを選択する選択方法を例として説明する。
(1)第1の選択方法
前述したように、第1の電極検査は、第2の電極検査に比べて短時間で終了するので、ラインの稼働率を向上させる点を優先すれば、第1の電極検査を実行するのが好ましい。他方、第2の電極検査はより正確に電極の位置変化量を検出できるので、スポット溶接工程の精度を向上させる観点からは、第2の電極検査を定期的に実行するのが好ましい。
そこで、第1の選択方法によれば、直近に実行された第1の電極検査によって検出された電極の位置変化量と、同じく直近に実行された第2の電極検査によって検出された電極の位置変化量と、の差分を求める。そして、それら電極の位置変化量の差分が閾値未満である場合、検査選択部62は、第1の電極検査を電極検査の候補として選択する。他方、位置変化量の差分が閾値以上である場合は、第2の電極検査が選択される。
電極位置変化量(摩滅量)は、スポット溶接を実行する度に徐々に大きくなるので、第1の電極検査を複数回繰り返し実行すれば、位置変化量の差分が徐々に大きくなる。したがって、この選択方法によれば、第1の電極検査を電極検査の候補として主に選択しながら、定期的に第2の電極検査が選択されるようになる。したがって、正確な位置変化量の検出と、稼働率の向上を両立させられる。
(2)第2の選択方法
第2の選択方法によれば、スポット溶接を行った回数、すなわち溶接打点数に従って電極検査の候補が決定される。例えば打点数を制御装置22に内蔵されるカウンタに記憶させ、カウンタの値が閾値未満の場合には第1の電極検査を選択する。他方、カウンタの値が閾値以上である場合には、第2の電極検査が選択されるようにする。第2の電極検査が実際に実行された場合、カウンタに記憶された打点数がいったんリセットされる。この選択方法に従って電極検査の候補を選択すれば、主として第1の電極検査が選択されるとともに、第2の電極検査が定期的に選択されるようになる。
(3)第3の選択方法
第3の選択方法によれば、電極研磨(ドレッシング)を行った回数に従って電極検査の候補が決定される。第2の選択方法と同様に、ドレッシングの回数をカウンタに記憶させ、カウンタの値を閾値と比較することによって、第1の電極検査又は第2の電極検査が選択される。このようにすれば、第1の選択方法及び第2の選択方法と同様に、主として第1の電極検査が選択されるとともに、第2の電極検査が定期的に選択されるようになる。
次に、ロボット20の通知部64から通知される電極検査の候補に基づいて、検査指示部68がロボット20において実際に実行されるべき電極検査を決定する方法の例について説明する。
(1)第1の決定方法
第1の決定方法によれば、スポット溶接システム10に含まれる複数のロボット20のうちの少なくとも1つのロボット20が第2の電極検査を電極検査の候補として選択した場合(条件1)、電極検査の対象となるすべてのロボット20に対して第2の電極検査を実行するよう指示する。そして、条件1を満足しない場合には、第1の電極検査を実行するよう各々のロボット20に対して指示する。この決定方法によれば、所定の電極検査(この場合は第2の電極検査)を優先的に実行できるようになる。
(2)第2の決定方法
第2の決定方法によれば、スポット溶接システム10に含まれる複数のロボット20のうちの所定の数のロボットから第2の電極検査が電極検査の候補として通知された場合(条件2)に、電極検査の対象となるすべてのロボット20に対して第2の電極検査を実行するよう指示する。或いは、全体のロボット20の数に対して所定の割合を超える数のロボット20から第2の電極検査が電極検査の候補として通知された場合(条件3)に、各々のロボット20に対して第2の電極検査を実行するよう指示するようにしてもよい。また、或いは条件2及び条件3の両方を満足する場合(条件4)に、第2の電極検査を実行対象として決定してもよい。そして、条件2〜4のいずれも満足しない場合には、第1の電極検査を実行するよう各々のロボット20に対して指示する。この決定方法によれば、所定の電極検査(例えば第2の電極検査)を実行する優先度を任意に調整することができる。
(3)第3の決定方法
第3の決定方法によれば、ロボット20から通知された電極検査の候補のうち、最も通知された数の多い電極検査を実行するよう各々のロボット20に指示するように、検査指示部68が構成される。この決定方法によれば、スポット溶接システム10に含まれる全体のロボット20の状況に応じた適切な電極検査を実行できるようになる。
(4)第4の決定方法
第4の決定方法によれば、所定のロボット20をマスタロボットとして予め設定しておき、マスタロボットから通知された電極検査の候補を各々のロボット20に実行指示するように、検査指示部68が構成される。この決定方法によれば、所定のロボットの状況に応じた適切な電極検査を実行できるようになる。
図13は、本発明の別の実施形態に係るスポット溶接システム10’を示す概略図である。本実施形態によれば、検査管理装置60が、1つのロボット20を制御する制御装置22に設けられている。そして、他のロボット20は、通信手段110,112を介して検査管理装置60に接続されている。通信手段は、例えばデバイスネット又はCC−LINKなどのフィールドバスである。或いは、通信手段は、信号ごとに用意された端子を介して互いに接続されるスポット溶接制御装置とライン制御盤12との間で送受信される信号のON/OFFを切替えられる任意の構成を有していてもよい。このように、スポット溶接システムは、種々の構成を有していてもよい。図1及び図13には、3つのロボット20が示されているものの、2つのロボット20或いは4つ又はそれ以上のロボット20が使用されてもよいことを当業者は認識するであろう。
また、電極の位置変化量を検出するために、前述した方法の他にも光学式センサを使用してもよい。すなわち、基準時の電極の位置と、検査時の電極の位置とをそれぞれ光学式センサによって検出し、検出結果を比較することによって電極の位置変化量が求められる。ロボットは、前述した第1〜第3の電極検査を含め、任意の組合せの電極検査を選択的に実行できるように構成されうる。
以上、本発明の種々の実施形態及び変形例を説明したものの、他の形態によっても本発明の意図される作用効果を奏することができることは当業者に自明である。特に、本発明の範囲を逸脱することなく前述した実施形態の構成要素を削除ないし置換することが可能であるし、公知の手段をさらに付加することが可能である。また、本明細書において明示的又は暗示的に開示される複数の実施形態の特徴を任意に組合せることによっても本発明を実施できることは当業者に自明である。
10 スポット溶接システム
10’ スポット溶接システム
20 ロボット
22 制御装置
40 スポット溶接ガン
44 サーボモータ
46 可動電極
48 対向電極
60 検査管理装置
62 検査選択部
64 通知部
66 検査実行部
68 検査指示部
70 第1の取得部
72 第2の取得部
74 差分算出部
76 位置変化量算出部
80 第1の取得部
82 第2の取得部
84 第3の取得部
86 第4の取得部
88 第1の差分算出部
90 第2の差分算出部
92 位置変化量算出部
94 治具
100 第1の画像取得部
102 第2の画像取得部
104 第1の電極位置検出部
106 第2の電極位置検出部
108 位置変化量算出部

Claims (13)

  1. スポット溶接ガンをそれぞれ備えた複数のロボットと、各々の前記ロボットにおいて実行される前記スポット溶接ガンの電極を検査する電極検査を管理する検査管理装置と、前記ロボットにおいて実行されるべき電極検査候補を前記検査管理装置に通知する通知部と、を備える、スポット溶接システムであって、
    各々の前記ロボットは、複数の種類の電極検査のうちのいずれかの電極検査を選択的に実行する検査実行部を備えており、
    前記検査管理装置は、各々の前記ロボットにおいて実行されるべき電極検査を指示する検査指示部を備えており、
    前記検査指示部は、各々の前記ロボットの前記通知部から通知される前記電極検査候補に基づいて、各々の前記ロボットにおいて実行されるべき電極検査を指示するように構成される、スポット溶接システム。
  2. 各々の前記ロボットは、前記電極検査候補を選択する検査選択部をさらに備える、請求項に記載のスポット溶接システム。
  3. 前記検査選択部は、溶接打点数と、電極研磨回数と、電極位置変化量と、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記電極検査候補を選択するように構成される、請求項に記載のスポット溶接システム。
  4. 前記検査管理装置の前記検査指示部は、少なくとも1つの前記ロボットから、所定の電極検査が前記電極検査候補として通知された場合、前記所定の電極検査を前記電極検査候補として通知した前記ロボットを少なくとも含む任意のロボットに対して前記所定の電極検査を実行するよう指示するように構成される、請求項に記載のスポット溶接システム。
  5. 前記検査管理装置の前記検査指示部は、所定の数を超える数の前記ロボットから、又はすべてのロボットの数に対して所定の割合を超える数の前記ロボットから、所定の電極検査が前記電極検査候補として通知された場合、前記所定の電極検査を前記電極検査候補として通知した前記ロボットを少なくとも含む任意のロボットに対して前記所定の電極検査を実行するよう指示するように構成される、請求項に記載のスポット溶接システム。
  6. 前記検査管理装置の前記検査指示部は、前記ロボットから電極検査候補として通知される数が最も多い電極検査を決定し、決定された前記電極検査を前記電極検査候補として通知した前記ロボットを少なくとも含む任意のロボットに対して該電極検査を実行するよう指示するように構成される、請求項に記載のスポット溶接システム。
  7. 前記検査管理装置の前記検査指示部は、前記ロボットのうちの所定のロボットから前記電極検査候補として通知された電極検査を実行するよう、前記所定のロボットを少なくとも含む任意のロボットに対して指示するように構成される、請求項に記載のスポット溶接システム。
  8. 前記スポット溶接ガンは、サーボモータによって駆動される可動電極と、前記可動電極に対向して配置される対向電極と、を備えており、前記可動電極は、前記対向電極に対して接近し、或いは離間するように構成されており、
    各々の前記ロボットの前記検査実行部は、前記可動電極及び前記対向電極の、基準時の電極位置に対する位置変化量をそれぞれ検出する電極検査を実行可能であるように構成される、請求項1からのいずれか1項に記載のスポット溶接システム。
  9. 各々の前記ロボットの前記検査実行部は、
    基準時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極と前記対向電極とが互いに接触したときの可動電極の第1の位置を取得する第1の取得部と、
    検査時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極と前記対向電極とが互いに接触したときの前記可動電極の第2の位置を取得する第2の取得部と、
    前記可動電極の前記第1の位置と前記第2の位置との間の差分を算出する差分算出部と、
    所定の割合に従って前記差分を前記可動電極及び前記対向電極に分配し、前記可動電極及び前記対向電極の、基準時の電極位置に対する位置変化量を算出する位置変化量算出部と、
    を備える、請求項に記載のスポット溶接システム。
  10. 各々の前記ロボットの前記検査実行部は、
    基準時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極と前記対向電極とが互いに接触したときの前記可動電極の第1の位置を取得する第1の取得部と、
    検査時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極と前記対向電極とが互いに接触したときの前記可動電極の第2の位置を取得する第2の取得部と、
    前記可動電極の前記第1の位置と前記第2の位置との間の第1の差分を算出する第1の差分算出部と、
    基準時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極を、所定の位置に設けられた治具に接触させたときの前記可動電極の第3の位置を取得する第3の取得部と、
    検査時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極を、所定の位置に設けられた治具に接触させたときの前記可動電極の第4の位置を取得する第4の取得部と、
    前記可動電極の前記第3の位置と前記第4の位置との間の第2の差分を算出する第2の差分算出部と、
    前記第1の差分及び前記第2の差分に基づいて、前記可動電極及び前記対向電極の、基準時の電極位置に対する位置変化量を算出する位置変化量算出部と、
    を備える、請求項8又は9に記載のスポット溶接システム。
  11. 各々の前記ロボットの前記検査実行部は、
    基準時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極及び前記対向電極の画像を取得する第1の画像取得部と、
    前記第1の画像取得部によって取得された前記画像に基づいて、基準時の前記可動電極及び前記対向電極の第1の電極位置をそれぞれ検出する第1の電極位置検出部と、
    検査時において前記スポット溶接ガンの前記可動電極及び前記対向電極の画像を取得する第2の画像取得部と、
    前記第2の画像取得部によって取得された前記画像に基づいて、検査時の前記可動電極及び前記対向電極の第2の電極位置をそれぞれ検出する第2の電極位置検出部と、
    前記第1の電極位置及び前記第2の電極位置に基づいて、前記可動電極及び前記対向電極の、基準時の電極位置に対する位置変化量を算出する位置変化量算出部と、
    を備える、請求項から10のいずれか1項に記載のスポット溶接システム。
  12. 前記第1の電極位置検出部及び前記第2の電極位置検出部は、前記可動電極及び前記対向電極の先端と基部との間の距離を画像処理によってそれぞれ検出するように構成される、請求項11に記載のスポット溶接システム。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のスポット溶接システムにおいて使用されるロボット。
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