JP2006192319A - パターン形成装置、パターン形成方法、カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、電気光学装置の製造方法及び電気光学装置 - Google Patents

パターン形成装置、パターン形成方法、カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、電気光学装置の製造方法及び電気光学装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板面内に対する液滴の乾燥環境を均一にしてパターン形状の均一性を向上し、その生産性を向上したパターン形成方法、パターン形成装置、カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、電気光学装置の製造方法及び電気光学装置を提供する。
【解決手段】 透明基板2を収容する収容室22に連通可能な第1減圧チャンバ31を素子形成面2s直上に設け、収容室22と第1減圧チャンバ31との間を連通する第1連通路(吸引孔33及び排気孔29)を素子形成面2sと相対する大きさで形成し、さらに第1減圧チャンバ31内の第1減圧室32の容積を収容室22の容積よりも大きい容積で形成した。そして、第1減圧室32内の圧力を、予め液滴を減圧乾燥するための第1目標圧力に調整し、液滴18を乾燥するときに、第1バルブ29Vを開弁して、収容室22と第1減圧室32を連通させるようにした。
【選択図】 図7

Description

本発明は、パターン形成装置、パターン形成方法、カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、電気光学装置の製造方法及び電気光学装置に関する。
従来、発光素子を備えるディスプレイには、有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)を備える電気光学装置としての有機エレクロトルミネッセンスディスプレイ(有機ELディスプレイ)が知られている。その有機EL素子の製造方法には、透明基板の素子形成面上に高分子有機材料溶液からなる液滴を吐出して有機EL層を形成する液相プロセスが利用されている。
上記する液相プロセスでは、素子形成面上の液滴に含まれる溶媒成分を蒸発させることによって有機EL層(パターン)を形成する。そのため、素子形成面内の乾燥環境が不均一になると、パターン形状の均一性(例えば、素子形成面内におけるパターン膜厚の均一性や同パターンの平坦性等)を損なう問題を招く。
そこで、従来より、こうした液相プロセスでは、パターン形状の均一性を向上させる液滴の乾燥方法が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、液滴を吐出した直後に、素子形成面上にカバーを被せ、同素子形成面とカバーとの間の空間を減圧することによって液滴を乾燥する(減圧乾燥する)ようにしている。これによって、液滴を吐出してから同液滴を乾燥するまでの時間を短縮することができ、周辺温度や雰囲気等によって乾燥環境を不均一にする時間を削減することができる。そのため、液滴中の溶媒が揮発性の高い溶媒であっても、乾燥工程までの時間を短縮する分だけ、素子形成面内の各液滴に均一な乾燥環境を形成することができ、パターン形状の均一性を向上させることができる。
特開2003−262464 号広報
しかしながら、特許文献1では、素子形成面とカバーとの間の空間を減圧するため、基板のサイズが大型になると、同空間内を所定の圧力まで減圧するために要する時間が長くなる。その結果、パターン形状の均一性やパターン形成のスループットを低下させ、ひいては電気光学装置の生産性を損なう問題を招く。
さらに、こうした減圧乾燥を行う装置(真空装置)では、一般的に、減圧乾燥する空間(乾燥空間)の一端部に真空ポンプが接続されるため、真空ポンプの接続側の真空度が高くなる。その結果、基板のサイズが大型になると、素子形成面上の圧力の偏差が顕著になり、素子形成面内の乾燥環境を不均一にする、すなわちパターン形状の均一性をさらに低下させる問題となる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、基板面内に対する液滴の乾燥環境を均一にしてパターン形状の均一性を向上し、その生産性を向上したパターン形成方法、パターン形成装置、カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、電気光学装置の製造方法及び電気光学装置を提供することである。
本発明のパターン形成方法は、パターン形成基板のパターン形成面上にパターン形成材料を含む液滴を吐出し、吐出した前記液滴を所定の圧力下で乾燥することによって前記パターン形成面上にパターンを形成するようにしたパターン形成方法において、第1減圧ポンプを駆動して第1減圧室内の圧力を前記所定の圧力まで予め減圧し、前記液滴の吐出されたパターン形成基板を収容室内に収容した後に、前記収容室と前記第1減圧室とを連通して、前記収容室内の圧力を前記所定の圧力にするようにした。
本発明のパターン形成方法によれば、第1減圧室を予め所定の圧力まで減圧する分だけ、パターン形成面上の圧力を所定の圧力まで速やかに減圧することができる。その結果、パターン形成面に対する液滴の乾燥環境を均一にすることができ、パターン形状の均一性を向上することができる。
このパターン形成方法は、前記液滴の吐出されたパターン形成基板を収容室内に収容した後に、前記収容室の前記パターン形成面と相対向する位置と前記第1減圧室とを連通して、前記収容室内の圧力を前記所定の圧力まで減圧するようにした。
このパターン形成方法によれば、予め所定の圧力に減圧される第1減圧室を介して、収容室のパターン形成面と相対向する位置から収容室内の圧力を減圧するようになる。従って、収容室内をパターン形成面と相対向する位置から減圧する分だけ、パターン形成面全面に対する圧力分布を均一にすることができ、液滴を均一に乾燥させることができる。
このパターン形成方法は、第2減圧ポンプを駆動して第2減圧室内の圧力を前記所定の圧力と大気圧との間の圧力まで予め減圧し、前記収容室と前記第1減圧室とを連通する前に、前記収容室と前記第2減圧室とを連通して、前記収容室内の圧力を前記所定の圧力と大気圧との間の圧力まで減圧するようにした。
このパターン形成方法によれば、予め所定の圧力と大気圧との間の圧力まで減圧された第2減圧室を介して、まず収容室内を所定の圧力と大気圧との間の圧力まで減圧するため、大気圧から所定の圧力への減圧によって液滴の突沸現象を招く場合であっても、第2減圧室を介した減圧によって、その突沸現象を回避することができる。その結果、突沸現象を回避して、パターン形成面上の圧力を所定の圧力まで速やかに減圧することができ、パターン形状の均一性を向上することができる。
本発明のパターン形成装置は、パターン形成面上にパターン形成材料を含む液滴を吐出されたパターン形成基板を収容する収容室と、前記収容室内を所定の圧力まで減圧する減圧手段とを備え、前記液滴を前記所定の圧力下で乾燥することによって前記パターン形成面上にパターンを形成するパターン形成装置において、前記減圧手段が、前記収容室に併設され、第1減圧ポンプによって常に前記所定の圧力に減圧される第1減圧室と、前記収容室内に前記パターン形成基板を収容する状態で、前記収容室と前記第1減圧室とを連通する第1連通路と、前記第1連通路を連通不能に閉弁し、前記第1連通路を連通可能に開弁する第1遮断弁と、を備えた。
本発明におけるパターン形成装置によれば、第1減圧室を予め所定の圧力まで減圧する分だけ、パターン形成面上の圧力を所定の圧力まで速やかに減圧することができる。その結果、パターン形成面に対する液滴の乾燥環境を均一にすることができ、パターン形状の均一性を向上することができる。
このパターン形成装置において、前記第1連通路は、前記収容室内に前記パターン形成基板を収容する状態で前記収容室の前記パターン形成面と相対向する位置に設けられた。
このパターン形成装置によれば、予め所定の圧力に減圧される第1減圧室と、収容室の
パターン形成面と相対向する第1連通路を介して、収容室内の圧力を減圧するようになる。従って、収容室内をパターン形成面と相対向する位置から減圧する分だけ、パターン形成面全面に対する圧力分布を均一にすることができ、液滴を均一に乾燥させることができる。
このパターン形成装置において、前記第1連通路は、前記収容室の前記パターン形成面上を前記第1減圧室内まで貫通する貫通孔である。
このパターン形成装置によれば、パターン形成面上を前記第1減圧室まで貫通する貫通孔を介して前記収容室を減圧するため、パターン形成面全面に対する圧力分布を、さらに均一にすることができる。
このパターン形成装置において、前記第1減圧室は、前記収容室の容積よりも大きい容積を有した。
このパターン形成装置によれば、第1減圧室が収容室の容積よりも大きい容積で形成される分だけ、パターン形成面上の圧力を所定の圧力まで速やかに減圧することができる。
このパターン形成装置において、前記減圧手段は、前記収容室に併設され、第2減圧ポンプによって常に前記所定の圧力と大気圧との間の圧力に減圧される第2減圧室と、前記収容室と前記第2減圧室とを連通する第2連通路と、前記第2連通路を連通不能に閉弁し、前記第2連通路を連通可能に開弁する第2遮断弁と、を備えた。
このパターン形成装置によれば、収容室が予め所定の圧力と大気圧との間の圧力に減圧される第2減圧室を備えるため、大気圧から所定の圧力への減圧によって液滴の突沸現象を招く場合であっても、第2減圧室を介した減圧によって、その突沸現象を回避することができる。その結果、突沸現象を回避して、パターン形成面上の圧力を所定の圧力まで速やかに減圧することができ、パターン形状の均一性を向上することができる。
本発明のカラーフィルタの製造方法は、透明基板の一側面上にカラーフィルタ層形成材料を含む液滴を吐出し、吐出した前記液滴を所定の圧力下で乾燥することによって前記一側面上にカラーフィルタ層を形成するようにしたカラーフィルタの製造方法において、前記液滴を、上記するパターン形成方法によって乾燥するようにした。
本発明のカラーフィルタの製造方法によれば、液滴を所定の圧力下で乾燥することによって形成したカラーフィルタ層の形状の均一性を向上することができる。
本発明のカラーフィルタは、上記するカラーフィルタの製造方法によって製造した。
本発明のカラーフィルタによれば、カラーフィルタ層の形状を均一にすることができ、その生産性を向上することができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、透明基板上の一側面上に発光素子形成材料を含む液滴を吐出し、吐出した前記液滴を所定の圧力下で乾燥することによって前記一側面上に発光素子を形成するようにした電気光学装置の製造方法において、前記液滴を、上記するパターン形成方法によって乾燥するようにした。
本発明の電気光学装置の製造方法によれば、液滴を所定の圧力下で乾燥することによって形成した発光素子の形状の均一性を向上することができる。
本発明の電気光学装置は、電気光学装置の製造方法によって製造した。
本発明の電気光学装置によれば、発光素子の形状を均一にすることができ、その生産性を向上することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。図1は、電気光学装置としての有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(有機ELディスプレイ)を示す概略平面図である。
図1に示すように、有機ELディスプレイ1にはパターン形成基板としての透明基板2が備えられている。透明基板2は、四角形状に形成される無アルカリガラス基板であって、その一側面(図1における表面:パターン形成面としての素子形成面2s)には、四角形状の素子形成領域3が形成されている。
素子形成領域3には、上下方向(列方向)に延びる複数のデータ線Lyが所定の間隔をおいて形成されている。前記複数のデータ線Lyは、それぞれ透明基板2の下側に配設されるデータ線駆動回路Dr1に電気的に接続されている。データ線駆動回路Dr1は、図示しない外部装置から供給される表示データに基づいてデータ信号を生成し、そのデータ信号を対応するデータ線Lyに所定のタイミングで出力するようになっている。
その素子形成領域3には、データ線Lyと同じく、列方向に延びる複数の電源線Lvが所定の間隔をおいて各データ線Lyに併設されている。前記複数の電源線Lvは、それぞれ素子形成領域3の下側に形成される共通電源線Lvcに電気的に接続され、図示しない電源電圧生成回路の生成する駆動電源を各電源線Lvに供給するようになっている。
また、素子形成領域3には、データ線Ly及び電源線Lvと直交する方向(行方向)に延びる複数の走査線Lxが所定の間隔をおいて形成されている。前記複数の走査線Lxは、それぞれ透明基板2の左側に形成される走査線駆動回路Dr2に電気的に接続されている。走査線駆動回路Dr2は、図示しない制御回路から供給される走査制御信号に基づいて、複数の走査線Lxの中から所定の走査線Lxを所定のタイミングで選択駆動し、その走査線Lxに走査信号を出力するようになっている。
これらデータ線Lyと走査線Lxの交差する位置には、対応するデータ線Ly、電源線Lv及び走査線Lxに接続されることによってマトリックス状に配列される複数の画素4が形成されている。その画素4内には、図1に示すように、四角形状の制御素子形成領域5及び発光素子形成領域6が区画形成されている。
次に、上記する画素4の構成について以下に説明する。図2は、画素4のレイアウトを示す概略平面図である。図3は、図2の一点鎖線A−Aに沿った画素4を示す概略断面図である。まず、上記する画素4の制御素子形成領域5の構成について以下に説明する。尚、図2では、画素4のレイアウトを説明するため、その便宜上、後述する陰極16、接着層7a及び封止基板7の記載を省略している。
図2に示すように、各画素4の下側には、制御素子形成領域5が形成され、その制御素子形成領域5内には、スイッチング用トランジスタT1、駆動用トランジスタT2及び保持キャパシタCsが備えられている。
スイッチング用トランジスタT1は、ポリシリコン型の薄膜トランジスタ(TFT)であって、第1チャンネル領域G1、第1ソース領域S1及び第1ドレイン領域D1を有したポリシリコンチャンネル膜(第1チャンネル膜B1)を備えている。これら第1チャンネル領域G1、第1ソース領域S1及び第1ドレイン領域D1は、それぞれ対応する走査線Lx、データ線Ly及び保持キャパシタCsの下部電極Cp1に電気的に接続されている。
駆動用トランジスタT2は、スイッチング用トランジスタT1と同じく、ポリシリコン型のTFTであって、第2チャンネル領域G2、第2ソース領域S2及び第2ドレイン領域D2を有したポリシリコンチャンネル膜(第2チャンネル膜B2)を備えている。これら第2チャンネル領域G2、第2ソース領域S2及び第2ドレイン領域D2は、それぞれ保持キャパシタCsの前記下部電極Cp1(スイッチング用トランジスタT1のドレイン領域D1)、保持キャパシタCsの上部電極Cp2及び後述する発光素子形成領域6の陽極11と電気的に接続されている。
保持キャパシタCsは、前記下部電極Cp1と前記上部電極Cp2との間に容量膜としての絶縁膜ILD(図3参照)を有するキャパシタであって、その上部電極Cp2は、対応する電源線Lvに電気的に接続されている。そして、これら各トランジスタT1,T2、保持キャパシタCs、各種配線Lx,Ly,Lvの層間及び線間には、シリコン酸化膜等からなる絶縁膜ILD(図3参照)が形成され、この絶縁膜ILDによって各層間及び線間が電気的に絶縁されている。
そして、走査線駆動回路Dr2が、順次走査線Lxを介して対応する第1チャンネル領域G1に走査信号を入力する(線順次走査)すると、選択されたスイッチング用トランジスタT1が選択期間中だけオン状態になる。スイッチング用トランジスタT1がオン状態となると、データ線駆動回路Dr1から出力されるデータ信号が、対応するデータ線Ly及びスイッチング用トランジスタT1を介して保持キャパシタCsの下部電極Cp1に供給される。データ信号が下部電極Cp1に供給されると、保持キャパシタCsは、そのデータ信号に相対する電荷を前記容量膜に蓄積する。そして、スイッチング用トランジスタT1がオフ状態になると、保持キャパシタCsに蓄積される電荷に相対した駆動電流が、駆動用トランジスタT2を介して発光素子形成領域6の陽極11に供給される。
次に、上記する画素4の発光素子形成領域6の構成について以下に説明する。
図2に示すように、各画素4の上側には、発光素子形成領域6が形成されている。図3に示すように、その発光素子形成領域6であって前記絶縁膜ILDの上層には、透明電極としての陽極11が形成されている。陽極11は、光透過性を有する透明導電膜であって、後述する液滴18(図6参照)に対する親液性(親水性)を有している。そして、陽極11の一端は、図2に示すように、駆動用トランジスタT2の第2ドレイン領域D2に電気的に接続されている。
図3に示すように、陽極11の上層には、各陽極11を互いに絶縁する隔壁層12が形成されている。隔壁層12は、後述する液滴18(図6参照)を撥液するフッ素系樹脂等の有機材料で形成されている。この隔壁層12は、所定の波長からなる露光光Lpr(図5参照)を露光すると、露光された部分のみがアルカリ性溶液等の現像液に可溶となる、いわゆるポジ型の感光性材料で形成されている。
その隔壁層12であって陽極11の略中央位置には、上側に向かってテーパ状に開口する収容孔13が形成されている。そして、隔壁層12に収容孔13が形成されることによって、陽極11上面を囲う隔壁14が形成され、陽極11の上面には、同隔壁14で囲まれる着弾面11aが区画形成される。
着弾面11a(陽極11)の上層には、パターンとしての有機エレクトロルミネッセンス層(有機EL層15)が形成されている。この有機EL層15は、正孔輸送層と発光層の2層からなる有機化合物層である。この有機EL層15は、図6に示すように、後述する液滴吐出工程(図4におけるステップS13)においてパターン形成材料としての発光素子形成材料15sを含む液滴18を収容孔13内に形成し、その液滴18を後述する乾
燥工程(図4におけるステップS14)において乾燥することにより形成されている。尚、本実施形態における各有機EL層15は、それぞれ対応する色の光を発光する発光素子形成材料、すなわち赤色の光を発光する赤色発光素子形成材料又は緑色の光を発光する緑色発光素子形成材料又は青色を発光する青色発光素子形成材料によって形成されている。
図3に示すように、有機EL層15の上側には、アルミニウム等の光反射性を有する金属膜からなる陰極16が形成されている。陰極16は、素子形成領域3の素子形成面2s側全面を覆うように形成され、各画素4が共有することによって各発光素子形成領域6に共通する電位を供給するようになっている。そして、本実施形態では、これら陽極11、有機EL層15及び陰極16によって、発光素子としての有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子17)を構成している。
図3に示すように、陰極16(有機EL素子17)の上側には、エポキシ樹脂等からなる接着層7aが形成され、その接着層7aを介して素子形成領域3を覆う封止基板7が透明基板2の素子形成面2sに貼着されている。封止基板7は、無アルカリガラス基板であって、各有機EL素子17及び各種配線Lx,Ly,Lv,Lvc等の酸化等を防止するようになっている。
そして、データ信号に応じた駆動電流が陽極11に供給されると、有機EL層15は、その駆動電流に応じた輝度で発光する。この際、有機EL層15から陰極16側(図3における上側)に向かって発光された光は、同陰極16によって反射される。そのため、有機EL層15から発光された光は、その殆どが、陽極11、絶縁膜ILD及び透明基板2を通過して、透明基板2の裏面(表示面2t)側から外方に向かって出射される。すなわち、データ信号に基づくフルカラーの画像が有機ELディスプレイ1の表示面2tに表示される。
(有機ELディスプレイ1の製造方法)
次に、有機ELディスプレイ1の製造方法について以下に説明する。図4は、有機ELディスプレイ1の製造方法を説明するフローチャートである。図5及び図6は、有機ELディスプレイ1の製造方法を説明する説明図である。図7は、パターン形成装置としての減圧乾燥装置20の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、はじめに、有機EL層前工程として、透明基板2の素子形成面2s上に各トランジスタT1,T2、各種配線Lx,Ly,Lv,Lvc、絶縁膜ILD及び陽極11を公知の有機ELディスプレイ製造技術に基づいて形成する(ステップS11)。
有機EL層前工程を終了すると、続いて、着弾面11a及び隔壁14を形成する隔壁形成工程を行う(ステップS12)。すなわち、図5に示すように、絶縁膜ILD及び陽極11の上側全面に、感光性ポリイミド樹脂等を塗布して隔壁層12を形成する。そして、マスクMkを介して、陽極11と相対向する位置の隔壁層12に、所定の波長からなる露光光Lprを露光し、その隔壁層12を現像することによって収容孔13をパターニングする。これによって、陽極11上面略中央位置に着弾面11aを区画形成し、同着弾面11aを囲う隔壁14を形成する。
図4に示すように、隔壁層12をパターニングして隔壁14を形成すると、収容孔13内に、発光素子形成材料15sを含む液滴18を形成する液滴吐出工程を行う(ステップS14)。すなわち、公知のインクジェット法によって、図6に示すように、液滴吐出ヘッドHの液滴吐出ノズルNから、発光素子形成材料15sを含む微小液滴Ds(図7参照)を各収容孔13内に吐出し、同収容孔13内に、所定の容量からなる液滴18を形成する。この際、液滴18は、着弾面11aの親液性によって同着弾面11a全面に濡れ広が
り、隔壁14の撥液性によって隣接する収容孔13内への漏れを回避した球面状の表面を呈するようになる。尚、本実施形態において、この液滴吐出工程は、後述する減圧乾燥装置20のロードチャンバLC(図7参照)内で行われるようになっている。
図4に示すように、各収容孔13内にそれぞれ液滴18を形成すると、パターン形成装置としての減圧乾燥装置20によって、各液滴18を減圧乾燥する液滴乾燥工程を行う(ステップS14)。図7は、減圧乾燥装置20の概略構成を示すブロック図である。なお、図7において、各構成要素を接続する実線は窒素を給排する管路の接続を示し、各構成要素を接続する二点鎖線は電気的な接続を示す。まず、減圧乾燥装置20における空圧回路の構成について説明する。
図7に示すように、減圧乾燥装置20には、耐食性金属(例えば、アルミニウムやステンレス等)によって箱体状に形成される収容チャンバ21が備えられている。その収容チャンバ21内には、透明基板2を収容可能にする空間(収容室22)が形成されている。
その収容室22内には、素子形成面2sを上側にした状態で透明基板2を水平に載置するための基板ステージ23が配設されている。尚、その基板ステージ23の上側面(載置面23s)には、図示しない複数の吸引孔が設けられ、載置面23sに載置される透明基板2を基板ステージ23側に吸引して載置面23sの略中央位置に位置決め固定するようになっている。また、基板ステージ23には、後述するロードチャンバLC及びアンロードチャンバUCに対して透明基板2の移載を行うときに、図7の2点差線で示すように、透明基板2を載置面23sから離間させて収容室22内からの移載を可能にする図示しないリフト機構が設けられている。
収容チャンバ21の左側壁21aには、収容室22内から左側外方に向かって貫通する搬入孔24が形成され、この搬入孔24が透明基板2よりも大きいサイズで形成されることによって、同搬入孔24を介した収容室22内への透明基板2の搬入を可能にしている。その収容チャンバ21の左側壁21a外方には、同左側壁21aの搬入孔24と相対向する位置に設けられたゲートバルブ(搬入バルブ24V)を介してロードチャンバLCが併設されている。
搬入バルブ24Vは、空気圧式のアクチュエータ24Aを備えた常閉型のゲートバルブであって、アクチュエータ24Aの通電時に開弁して非通電時に閉弁するようになっている。ロードチャンバLCは、耐食性金属によって箱体状に形成されるチャンバであって、その内部空間(ロード室LL)には窒素供給配管LNが接続され、循環供給される窒素によって常に大気圧の窒素雰囲気に維持されるようになっている。そのロード室LL内には、収容孔13(隔壁14)の形成された透明基板2を載置する搬入ステージLLaが配設され、その搬入ステージLLaに載置される透明基板2に対して、微小液滴Dsを吐出する前記液滴吐出ヘッドHが配設されている。また、ロード室LLの内部には、液滴18の形成された透明基板2を収容室22内の基板ステージ23に移載するための移載アーム等を備えた図示しない搬入機構が設けられている。
そして、アクチュエータ24Aを通電状態にして図示しない搬入機構を駆動すると、搬入バルブ24Vが開弁して、液滴18の形成された透明基板2が搬入ステージLLa(ロード室LL)から基板ステージ23(収容室22)に搬入される。
収容チャンバ21の右側壁21bには、収容室22内から右側外方に向かって貫通する搬出孔25が形成され、この搬出孔25が透明基板2よりも大きいサイズで形成されることによって、同搬出孔25を介した収容室22外への透明基板2の搬出を可能にしている。その収容チャンバ21の右側壁21b外方には、同右側壁21bの搬出孔25と相対向
する位置に設けられるゲートバルブ(搬出バルブ25V)を介してアンロードチャンバUCが併設されている。
搬出バルブ25Vは、搬入バルブ24Vと同じく、空気圧式のアクチュエータ25Aを備えた常閉型のゲートバルブであって、アクチュエータ25Aの通電時に開弁して非通電時に閉弁するようになっている。アンロードチャンバUCは、耐食性金属によって箱体状に形成されるチャンバであって、その内部空間(アンロード室UL)には窒素供給配管UNが接続され、循環供給される窒素によって常に大気圧の窒素雰囲気に維持されるようになっている。そのアンロード室UL内には、透明基板2を載置する搬出ステージULaが配設されている。また、アンロード室UL内には、基板ステージ23に載置される透明基板2を搬出ステージULaに移載するための移載アーム等を備えた図示しない搬出機構が設けられている。
そして、アクチュエータ25Aを通電状態にして図示しない搬出機構を駆動すると、搬出バルブ25Vが開弁して、基板ステージ23上(収容室22内)の透明基板2が搬出ステージULa上(アンロード室UL内)に搬出される。
また、収容チャンバ21の右側壁21bには、収容室22に連通する窒素導入ポート26と圧力ポート27が設けられている。窒素導入ポート26には、遮断バルブ26Vを介して、収容室22内を大気圧にする窒素を供給可能な窒素供給配管26Lが接続されている。遮断バルブ26Vは、常閉型のピエゾバルブであって、通電時に開弁して非通電時に閉弁するようになっている。そして、遮断バルブ26Vを通電状態にすると、同遮断バルブ26Vが開弁して、窒素供給配管26Lから供給される窒素によって、収容室22内がベントされるようになっている。また、圧力ポート27には、収容室22内の実圧力を検出する圧力センサ27Sが接続されている。
収容チャンバ21の上側壁21cには、収容室22内から上側外方に向かって貫通する排気孔29が形成されている。排気孔29は、図7に示すように、基板ステージ23に透明基板2を載置する状態で、同透明基板2の素子形成面2s直上であってその素子形成面2sと相対する大きさで形成されている。
収容チャンバ21の上側壁21c外方であって前記排気孔29と相対向する位置には、第1遮断弁としてのゲートバルブ(第1バルブ29V)を介して減圧手段を構成する第1減圧チャンバ31が併設されている。第1バルブ29Vは、搬入バルブ24V及び搬出バルブ25Vと同じく、空気圧式のアクチュエータ29Aを備えた常閉型のゲートバルブであって、アクチュエータ29Aの通電時に開弁して非通電時に閉弁するようになっている。
第1減圧チャンバ31は、耐食性金属によって箱体状に形成されるチャンバであって、その内部空間(第1減圧室32)は、前記収容室22の容積よりも大きい容積で形成されている。その第1減圧チャンバ31の下側壁31aであって排気孔29と相対向する位置には、第1減圧室32内から収容チャンバ21(収容室22)に向かって貫通する吸引孔33が、排気孔29と略同じサイズ、すなわち素子形成面2sと相対する大きさで形成されている。
そして、アクチュエータ29Aを通電状態にすると、第1バルブ29Vが開弁して、これら吸引孔33、第1バルブ29V及び排気孔29によって、収容室22と第1減圧室32を連通して減圧手段を構成する第1連通路が素子形成面2sと相対する大きさで形成される。
第1減圧チャンバ31の右側壁31bには、第1減圧室32に連通する圧力検出ポート34及び排気ポート35が設けられている。圧力検出ポート34には、第1減圧室32内の実圧力を検出する圧力センサ34Sが接続されている。一方、排気ポート35には、排気配管35Lが接続され、その排気配管35Lの途中には、第1減圧室32側から順に、圧力制御バルブ35V、減圧手段を構成する第1減圧ポンプP1及び第2減圧ポンプP2が配設されている。第1減圧ポンプP1は、第1減圧ポンプモータM1の回転駆動によって駆動される大排気速度を有したポンプ(例えば、ターボ分子ポンプ)であって、第1減圧室32内の実圧力を1Pa以下に減圧可能な排気能力を有する。第2減圧ポンプP2は、第2減圧ポンプモータM2の回転駆動によって駆動される小排気速度を有したポンプ(例えば、ドライポンプ)であって、第1減圧ポンプP1の排気能力を維持するために、同第1減圧ポンプP1の排気側を常に所定の背圧まで排気する。圧力制御バルブ35Vは、所定のパルス信号を受けてステップ単位で回転するステッピングモータと、そのステッピングモータに連結駆動される弁体を備えたバルブであって、同ステッピングモータのステップ数に相対する排気コンダクタンスを排気配管35Lに付与して、第1減圧室32内の実圧力を所定の圧力(第1目標圧力)に調整する。
尚、第1目標圧力は、液滴18を乾燥するための収容室22内の圧力であって、本実施形成では1Paとする。
そして、大気圧状態の第1減圧チャンバ31に対して、第2減圧ポンプモータM2及び第1減圧ポンプモータM1を順次回転駆動して第2減圧ポンプP2及び第1減圧ポンプP1を駆動すると、第1減圧室32が減圧され、圧力制御バルブ35Vを駆動制御すると、第1減圧室32内の圧力が第1目標圧力に調整される。
次に、上記する減圧乾燥装置20の電気的構成について以下に説明する。
図7に示すように、減圧乾燥装置20には制御部40が備えられている。制御部40は、図示しないCPU(中央処理装置)、ROM(読み出し専用メモリ)及びRAM(書き込み読み出し専用メモリ)等から構成され、後述する減圧乾燥処理の処理時間を計測するタイマーTが備えられている。
その制御部40には、図7に示すように、各ゲートバルブのアクチュエータ24A,25A,29A、第1及び第2減圧ポンプモータM1,M2、各圧力センサ27S,34S、遮断バルブ26V、圧力制御バルブ35V及び入力部41が、それぞれ各種インターフェースを介して電気的に接続されている。
制御部40のCPUは、入力部41から入力される減圧乾燥処理命令など、各種操作命令を実行し、減圧乾燥装置20を制御するための各種演算処理を行う。ROMは、減圧乾燥装置20を制御するための各種制御プログラム及び各種制御データを格納する。例えば、ROMは、液滴18を乾燥させるための減圧乾燥プログラムを格納する。また、ROMは、液滴18を乾燥させるための収容室22内の圧力、すなわち第1目標圧力と、第1減圧室32内(収容室22内)を第1目標圧力にするために圧力制御バルブ35Vを駆動制御する制御パラメータ(例えば、第1減圧室32内の圧力に相対するステップ数等)を格納する。RAMは、ROMの格納する各種制御プログラムに基づいてCPUが各種演算処理を実行するために必要とする各種演算データを一時格納する。
制御部40は、アクチュエータ24A,25A,29Aに駆動信号を出力して、搬入バルブ24V、搬出バルブ25V及び第1バルブ29Vを開閉駆動する。また、制御部40は、第1及び第2減圧ポンプモータM1,M2に駆動信号を出力して、第1減圧ポンプP1及び第2減圧ポンプP2を駆動する。
各圧力センサ27S,34Sは、対応するインターフェースを介してその圧力検出信号
を制御部40に出力する。制御部40(CPU)は、その検出信号に基づいて、その時の収容室22内及び第1減圧室32内の圧力(実圧力)を演算する。そして、制御部40は、演算した収容室22内の実圧力に基づいて、遮断バルブ26Vを開閉制御する。また、制御部40は、演算した第1減圧室32内の実圧力と制御パタメータに基づいて、第1減圧室32の圧力が第1目標圧力を維持するように、圧力制御バルブ35Vを駆動制御する。
次に、上記する減圧乾燥装置20によって減圧乾燥処理動作について以下に説明する。
まず、この減圧乾燥処理に際して、制御部40は、予め搬入バルブ24V、搬出バルブ25V及び第1バルブ29Vをそれぞれ閉弁し、遮断バルブ26Vを開弁して収容室22内を大気圧の窒素雰囲気にする。また、制御部40は、第1減圧ポンプP1及び第2減圧ポンプP2を駆動し、圧力センサ34Sの検出する圧力検出信号(第1減圧室32内の実圧力)と制御パタメータに基づいて圧力制御バルブ35Vを駆動制御して、第1減圧室32内の圧力を予め第1目標圧力に維持する。
今、入力部41から、液滴18の形成された透明基板2に対して減圧乾燥処理を実行するための減圧乾燥処理命令が入力されると、制御部40は、アクチュエータ24Aを通電状態にして搬入バルブ24Vを開弁し、図示しない搬入機構を駆動して、透明基板2を搬入ステージLLa(ロード室LL)から基板ステージ23(収容室22)に移載する。
透明基板2を基板ステージ23に移載すると、制御部40は、アクチュエータ29Aを通電状態にして第1バルブ29Vを開弁し、収容室22と、予め第1目標圧力に調整された第1減圧室32とを連通させる。すると、収容室22内の窒素は、第1減圧室32及び排気配管35Lを介して減圧乾燥装置20の外側に排気される。
この際、第1連通路(吸引孔33及び排気孔29)が素子形成面2s直上であって素子形成面2sと相対する大きさで形成される分だけ、収容室22は、その素子形成面2s直上の圧力分布を均一にして減圧される。しかも、第1減圧室32の容積が収容室22の容積よりも大きい容積で形成され、かつ第1減圧室32内が予め第1目標圧力に調整される分だけ、収容室22は、素子形成面2s直上の実圧力を、速やかに、第1減圧室32の実圧力と等圧にする、すなわち第1目標圧力にする。
収容室22内の実圧力が第1目標圧力に到達して圧力センサ27Sが第1目標圧力に相対する圧力検出信号を出力すると、制御部40は、タイマーTを駆動して減圧乾燥処理の処理時間を計測する。
このとき、収容室22内の圧力は、各液滴18内の溶媒成分が揮発することによって一旦上昇するが、第1減圧室32の容積が収容室22の容積よりも大きい容積で形成され、かつ制御部40が第1減圧室32内の圧力を第1目標圧力にするように圧力制御バルブ35Vを駆動制御する分だけ、収容室22内の圧力は、速やかに第1目標圧力に調整される。
これによって、各液滴18内の溶媒成分は、素子形成面2s直上の圧力分布が均一に減圧される分だけ均一に蒸発し、素子形成面2s直上の実圧力が第1目標圧力に速やかに到達する分だけ速やかに蒸発する。そして、減圧乾燥装置20は、液滴18の溶媒成分を均一に乾燥する分だけ、均一な形状の有機EL層15を形成する。
減圧乾燥処理の処理時間が所定の処理時間に到達すると、制御部40は、第1バルブ29Vを閉弁した後に遮断バルブ26Vを開弁して収容室22内を窒素によってベントする。収容室22内をベントすると、制御部40は、搬出バルブ25Vを開弁し、図示しない
搬出機構を駆動して、減圧乾燥した基板ステージ23上の透明基板2を搬出ステージULa上(アンロード室UL内)に搬出する。
図4に示すように、液滴18を減圧乾燥する(有機EL層15を形成する)と(ステップS14)、有機EL層15及び隔壁層12上に陰極16を形成し、画素4を封止する有機EL層後工程を行う(ステップ15)。すなわち、有機EL層15及び隔壁層12の上側全面にアルミニウム等の金属膜からなる陰極16を堆積し、陽極11、有機EL層15及び陰極16からなる有機EL素子17を形成する。有機EL素子17を形成すると、陰極16(画素4)の上側全面にエポキシ樹脂等を塗布して接着層7aを形成し、その接着層7aを介して封止基板7を透明基板2に貼着する。
これによって、有機EL層15の形状を均一にした有機ELディスプレイ1を製造することができる。
次に、上記のように構成した第1実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、透明基板2を収容する収容室22に連通可能な第1減圧室32を設け、同第1減圧室32内の圧力を、予め減圧乾燥するための第1目標圧力に調整するようにした。そして、液滴18を乾燥するときに、第1バルブ29Vを開弁して、収容室22と第1減圧室32を連通させるようにした。
従って、第1減圧室32内を予め第1目標圧力に調整する分だけ、収容室22内の圧力(素子形成面2s直上の実圧力)を、速やかに、第1減圧室32の実圧力と等圧にする、すなわち第1目標圧力にすることができる。その結果、減圧乾燥を開始するまでの時間を短縮できる分だけ、素子形成面2s内の各液滴18に対する乾燥環境を均一にすることができ、有機EL層15の形状の均一性を向上することができる。ひいては、有機ELディスプレイ1の生産性を向上することができる。
(2)上記実施形態によれば、第1減圧室32の容積を収容室22の容積よりも大きい容積で形成するようにした。従って、収容室22内の圧力(素子形成面2s直上の実圧力)を、より速やかに第1目標圧力にすることができる。その結果、減圧乾燥を開始するまでの時間をさらに短縮することができ、素子形成面2s内の各液滴18に対する乾燥環境を均一にすることができる。
(3)上記実施形態によれば、第1連通路(吸引孔33及び排気孔29)を素子形成面2s直上であって素子形成面2sと相対する大きさで形成するようにした。従って、素子形成面2s直上の圧力分布をより均一にして減圧することができ、素子形成面2s内の各液滴18に対する乾燥環境をさらに均一にすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を、図8に従って説明する。尚、第2実施形態では、上記する第1実施形態の減圧手段を変更したものであり、その他の点では第1実施形態と同一の構成になっている。そのため以下では、変更点である減圧手段について詳細に説明する。また、図8では、変更点である減圧手段について示すため、第1実施形態におけるロードチャンバLC、アンロードチャンバUC、搬入バルブ24V及び搬出バルブ25Vを説明の便宜上省略している。
収容チャンバ21の前側壁21dには、収容室22内から外方に向かって貫通する排気孔45が形成されている。収容チャンバ21の前側壁21d外方であって前記排気孔45と相対向する位置には、第2遮断弁としてのゲートバルブ(第2バルブ45V)を介して減圧手段を構成する第2減圧チャンバ51が併設されている。
第2バルブ45Vは、第1バルブ29Vと同じく、空気圧式のアクチュエータ45Aを備える常閉型のゲートバルブであって、アクチュエータ45Aの通電時に開弁して非通電時に閉弁するようになっている。
第2減圧チャンバ51は、箱体状に形成されるチャンバであって、その内部空間(第2減圧室52)は、前記収容室22の容積よりも大きい容積で形成されている。その第2減圧チャンバ51の左側壁であって排気孔45と相対向する位置には、第2減圧室52内から収容チャンバ21(収容室22)に向かって貫通する吸引孔53が形成されている。そして、アクチュエータ45Aを通電状態にすると、第2バルブ45Vが開弁して、これら吸引孔53、第2バルブ45V及び排気孔45によって、収容室22と第2減圧室52を連通して減圧手段を構成する第2連通路が形成される。
第2減圧チャンバ51には、第2減圧室52に連通する圧力検出ポート54を介して第2減圧室52内の実圧力を検出する圧力センサ54Sが接続されている。また、第2減圧チャンバ51には、排気ポート55を介して、第1減圧ポンプP1と第2減圧ポンプP2との間の排気配管35Lに配設される切り替えバルブ56の一方に接続される排気配管55Lが接続されている。
切り替えバルブ56は、第2減圧ポンプと第1減圧ポンプP1(第1減圧室32)との流路を結ぶ流路と、第2減圧ポンプP2と排気配管55L(第2減圧室52)を結ぶ流路のいずれか一方の流路に切り替えるバルブである。その排気配管55Lの途中には、圧力制御バルブ55Vが配設されている。
圧力制御バルブ55Vは、圧力制御バルブ35Vと同じく、ステッピングモータのステップ数に相対する排気コンダクタンスを排気配管55Lに付与して、第2減圧室52内の実圧力を所定の圧力(第2目標圧力)に調整する。
尚、第2目標圧力は、第1目標圧力(1Pa)と大気圧との間の圧力であって、液滴18の突沸現象を回避可能な圧力である。本実施形成では、その第2目標圧力を100Paとする。
つまり、第2減圧チャンバ51は、小排気速度を有した第2減圧ポンプP2によって第2減圧室52内を減圧され、圧力制御バルブ55Vによってその圧力を第2目標圧力に調整可能にしている。
これらアクチュエータ45A、圧力センサ54S、圧力制御バルブ55V及び切り替えバルブ56は制御部40に電気的に接続され、制御部40は、アクチュエータ45Aに駆動信号を出力して第2バルブ45Vを開閉駆動する。各圧力センサ54Sは、その圧力検出信号を制御部40に出力し、制御部40(CPU)は、その検出信号に基づいて、その時の第2減圧室52内の圧力(実圧力)を演算する。そして、制御部40は、演算した第2減圧室52内の実圧力に基づいて、第2減圧室52の圧力が第2目標圧力を維持するように、圧力制御バルブ55Vを駆動制御する。
今、入力部41から減圧乾燥処理を実行するための減圧乾燥処理命令が入力されると、制御部40は、透明基板2を搬入ステージLLa(ロード室LL)から基板ステージ23(収容室22)に移載する。
尚、この際、制御部40は、予め第1減圧室32及び第2減圧室52内の圧力をそれぞれ第1目標圧力及び第2目標圧力に調整した後、切り替えバルブ56を第2減圧ポンプP2と排気配管55L(第2減圧室52)を結ぶ流路に切り替える。
そして、透明基板2を基板ステージ23に移載すると、制御部40は、まず、アクチュエータ45Aを通電状態にして第2バルブ45Vを開弁し、収容室22と、予め第2目標圧力に調整された第2減圧室52とを連通させる。これによって、第2減圧室52の容積が収容室22の容積よりも大きい容積で形成され、かつ第2減圧室52内が予め第2目標圧力に調整される分だけ、収容室22は、その実圧力を、速やかに、第2減圧室52の実圧力と等圧にする、すなわち第2目標圧力にする。
収容室22内の圧力が第2目標圧力に到達すると、制御部40は、第2バルブ45Vを閉弁し、切り替えバルブ56を第2減圧ポンプと第1減圧ポンプP1(第1減圧室32)との流路を結ぶ流路に切り替える。続いて、制御部40は、第1バルブ29Vを開弁し、第1実施形態と同じく、収容室22内の圧力を第1目標圧力にして液滴18を減圧乾燥する。
次に、上記のように構成した第2実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、透明基板2を収容する収容室22に連通可能な第2減圧室52を設け、同第2減圧室52内の圧力を、予め液滴18の突沸現象を回避可能な第2目標圧力に調整するようにした。そして、第1バルブ29Vを開弁する前に、第2バルブ45Vを開弁して収容室22と第2減圧室52を連通させるようにした。
従って、第2減圧室52内を予め第2目標圧力に調整する分だけ、収容室22内の圧力を、速やかに、第2減圧室52の実圧力と等圧にする、すなわち第2目標圧力にすることができ、急激な減圧による液滴18の突沸現象を回避することができる。その結果、素子形成面2s内の各液滴18に対する乾燥環境を均一にすることができ、有機EL層15の形状の均一性を向上することができる。ひいては、有機ELディスプレイ1の生産性を向上することができる。
(2)上記実施形態によれば、第2減圧室52の容積を収容室22の容積よりも大きい容積で形成するようにした。従って、収容室22内の圧力を、より速やかに第2目標圧力にすることができる。その結果、減圧乾燥を開始するまでの時間を短縮することができ、素子形成面2s内の各液滴18に対する乾燥環境を均一にすることができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記第1実施形態では、第1目標圧力が液滴18を乾燥させるための圧力となるようにしたが、これに限らず、例えば第2目標圧力と同じく、第1目標圧力を液滴18の突沸現象を回避可能な圧力に設定するようにしてもよい。
これによれば、液滴18の突沸現象を回避して、かつ減圧開始直後の素子形成面2s直上の圧力分布を均一にすることができる。従って、液滴18の溶媒が蒸発を開始するときの圧力分布を均一にすることができ、有機EL層15の形状の均一性を向上することができる。尚、この際、収容室22内の圧力が第1目標圧力に到達すると、制御部40が、圧力制御バルブ35Vを駆動制御して、同収容室22内の圧力を、液滴18を乾燥させるための圧力まで減圧するのが好ましい。
・上記第2実施形態では、第1減圧チャンバ31を素子形成面2sと相対向する側に併設したが、これに限らず、第2減圧チャンバ51を同素子形成面2sと相対向する側に併設するようにしてもよい。
これによれば、上記変更例と同じく、液滴18の突沸現象を回避して、かつ減圧開始直後の素子形成面2s直上の圧力分布を均一にすることができる。従って、液滴18の溶媒が蒸発を開始するときの圧力分布を均一にすることができ、有機EL層15の形状の均一
性を向上することができる。
・上記実施形態では、パターン及びパターン形成面をそれぞれ有機EL層15及び素子形成面2sに具体化して有機ELディスプレイ1を製造するようにした。これに限らず、例えばパターン及びパターン形成面をそれぞれ有色のカラーフィルタ層及び透明基板2の一側面に具体化して、カラーフィルタ層形成材料を含む液滴18を減圧乾燥してカラーフィルタを製造するようにしてもよく、液滴18を減圧乾燥してパターンを形成するものであればよい。
・上記実施形態では、第1減圧室32と第2減圧室52の容積を収容室22の容積よりも大きい容積で構成したが、これに限らず、例えば第1減圧室32と第2減圧室52の容積が収容室22の容積よりも小さく構成してもよく、収容室22内の圧力を速やかに目標圧力に到達可能な容積であればよい。
・上記実施形態では、第1減圧ポンプP1及び第2減圧ポンプP2によって第1減圧室32及び第2減圧室52を減圧するようにしたが、これに限らず、一体の減圧ポンプによって第1減圧室32又は第2減圧室52を減圧する構成にしてもよい。
・上記実施形態では、液滴18をインクジェット法によって形成するようにしたが、これに限定されるものでなく、例えばスピンコート法やディスペンサ法によって形成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、制御素子形成領域5にスイッチング用トランジスタT1及び駆動用トランジスタT2を備える構成にしたが、これに限定されるものでなく、所望の素子設計によって、例えば1つのトランジスタや多数のトランジスタ、あるいは多数のキャパシタからなる構成にしてもよい。
・上記実施形態では、電気光学装置を有機ELディスプレイ1として具体化したが、これに限定されるものでなく、例えば液晶パネル等であってもよく、あるいは平面状の電子放出素子を備え、同素子から放出された電子による蛍光物質の発光を利用した電界効果型ディスプレイ(FEDやSED等)であってもよい。
本発明を具体化した第1実施形態の有機ELディスプレイを示す概略平面図。 同じく、画素を示す概略平面図。 同じく、発光素子形成領域を示す概略断面図。 同じく、有機ELディスプレイの製造方法を示すフローチャート。 同じく、有機ELディスプレイの製造方法を説明する概略断面図。 同じく、有機ELディスプレイの製造方法を説明する概略断面図。 同じく、減圧乾燥装置の概略構成を示すブロック図。 同じく、第2実施形態における減圧乾燥装置の概略構成を示すブロック図。
符号の説明
1…電気光学装置としての有機ELディスプレイ、2…透明基板、2s…パターン形成面としての素子形成面、14…隔壁、15…パターンとしての有機エレクトロルミネッセンス層、15s…発光素子形成材料、17…発光素子としての有機エレクロトルミネッセンス素子、18…液滴、20…パターン形成装置としての減圧乾燥装置、22…収容室、29…第1連通路を構成する排気孔、29V…第1遮断弁としての第1バルブ、32…第1減圧室、52…第2減圧室、P1…第1減圧ポンプ、P2…第2減圧ポンプ。

Claims (12)

  1. パターン形成基板のパターン形成面上にパターン形成材料を含む液滴を吐出し、吐出した前記液滴を所定の圧力下で乾燥することによって前記パターン形成面上にパターンを形成するようにしたパターン形成方法において、
    第1減圧ポンプを駆動して第1減圧室内の圧力を前記所定の圧力まで予め減圧し、前記液滴の吐出されたパターン形成基板を収容室内に収容した後に、前記収容室と前記第1減圧室とを連通して、前記収容室内の圧力を前記所定の圧力にするようにしたことを特徴とするパターン形成方法。
  2. 請求項1に記載するパターン形成方法において、
    前記液滴の吐出されたパターン形成基板を収容室内に収容した後に、前記収容室の前記パターン形成面と相対向する位置と前記第1減圧室とを連通して、前記収容室内の圧力を前記所定の圧力まで減圧するようにしたことを特徴とするパターン形成方法。
  3. 請求項1又は2に記載するパターン形成方法において、
    第2減圧ポンプを駆動して第2減圧室内の圧力を前記所定の圧力と大気圧との間の圧力まで予め減圧し、前記収容室と前記第1減圧室とを連通する前に、前記収容室と前記第2減圧室とを連通して、前記収容室内の圧力を前記所定の圧力と大気圧との間の圧力まで減圧するようにしたことを特徴とするパターン形成方法。
  4. パターン形成面上にパターン形成材料を含む液滴を吐出されたパターン形成基板を収容する収容室と、前記収容室内を所定の圧力まで減圧する減圧手段とを備え、前記液滴を前記所定の圧力下で乾燥することによって前記パターン形成面上にパターンを形成するパターン形成装置において、
    前記減圧手段は、
    前記収容室に併設され、第1減圧ポンプによって常に前記所定の圧力に減圧される第1減圧室と、
    前記収容室内に前記パターン形成基板を収容する状態で、前記収容室と前記第1減圧室とを連通する第1連通路と、
    前記第1連通路を連通不能に閉弁し、前記第1連通路を連通可能に開弁する第1遮断弁と、
    を備えたことを特徴とするパターン形成装置。
  5. 請求項4に記載するパターン形成装置において、
    前記第1連通路は、前記収容室内に前記パターン形成基板を収容する状態で前記収容室の前記パターン形成面と相対向する位置に設けられたことを特徴とするパターン形成装置。
  6. 請求項4又は5に記載するパターン形成装置において、
    前記第1連通路は、前記収容室の前記パターン形成面上を前記第1減圧室内まで貫通する貫通孔であることを特徴とするパターン形成装置。
  7. 請求項5又は6に記載するパターン形成装置において、
    前記第1減圧室は、前記収容室の容積よりも大きい容積を有したことを特徴とするパターン形成装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1つに記載するパターン形成装置において、
    前記減圧手段は、
    前記収容室に併設され、第2減圧ポンプによって常に前記所定の圧力と大気圧との間の
    圧力に減圧される第2減圧室と、
    前記収容室と前記第2減圧室とを連通する第2連通路と、
    前記第2連通路を連通不能に閉弁し、前記第2連通路を連通可能に開弁する第2遮断弁と、
    を備えたことを特徴とするパターン形成装置。
  9. 透明基板の一側面上にカラーフィルタ層形成材料を含む液滴を吐出し、吐出した前記液滴を所定の圧力下で乾燥することによって前記一側面上にカラーフィルタ層を形成するようにしたカラーフィルタの製造方法において、
    前記液滴を、請求項1〜3のいずれか1つに記載するパターン形成方法によって乾燥するようにしたことを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  10. 請求項9に記載するカラーフィルタの製造方法によって製造したカラーフィルタ。
  11. 透明基板上の一側面上に発光素子形成材料を含む液滴を吐出し、吐出した前記液滴を所定の圧力下で乾燥することによって前記一側面上に発光素子を形成するようにした電気光学装置の製造方法において、
    前記液滴を、請求項1〜3のいずれか1つに記載するパターン形成方法によって乾燥するようにしたことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  12. 請求項11に記載する電気光学装置の製造方法によって製造した電気光学装置。
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