JP4848708B2 - 有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法 - Google Patents

有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法に関する。
例えば有機エレクトロルミネセンス装置(以下、有機EL装置という)の発光層等の膜を形成する際には、複数種類の液体を混合した溶媒に発光層を形成する機能材料を溶解させてなるインクを基板上に塗布し、このインクを乾燥して膜を形成する手法が用いられている。
インクには主に2つの機能が求められる。1つは、基板上への塗布が可能なことであり、もう1つは、平坦な膜形状が形成できることである。単一成分の溶媒では、この2つの機能を満たすことは非常に困難であるため、例えば複数種類の溶媒を混合したインクがしばしば用いられている(例えば、特許文献1参照)。また、当該インクを乾燥する際には、例えば常圧から3〜10Paまで一定速度でインクの周りを減圧して溶媒を蒸発させている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−535653号公報 特開2004−127897号公報
しかしながら、液体の種類によって飽和蒸気圧が異なるため、複数種類の液体を混合した混合溶媒を一定の減圧速度で減圧すると、蒸発しやすい溶媒が拡散して液滴の形状を乱すことがある。この場合、液滴の形状が乱れた状態で膜が形成されることになるので、膜厚の制御が困難になり、平坦な膜(均一な膜厚)を形成することが困難になるという問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、膜厚を容易に制御することができ、平坦な膜を容易に得ることができる有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法は、基板上のうち隔壁で囲まれた領域に正孔注入層及び発光層を形成する有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法であって、前記正孔注入層を形成する工程は、水及びジエチレングリコールを混合した混合溶媒に正孔注入材料を溶解させた第1液状組成物を前記基板の前記隔壁で囲まれた領域にインクジェット法によって配置する第1の配置工程と、前記基板上に配置された前記第1液状組成物の周囲の排気を室温下で行うことにより、当該第1液状組成物の周囲を常圧から水の飽和蒸気圧に対応する第1圧力まで、常圧から前記第1圧力に30秒で到達するような減圧速度で、減圧する第1の減圧工程と、前記第1の減圧工程の後、前記第1圧力の近傍の圧力で10分以上前記排気をストップさせて前記第1液状組成物の周囲の圧力を保持する第1の圧力保持工程と、前記圧力保持工程の後、前記第1液状組成物の周囲の排気を室温下で再度行うことにより、前記第1圧力よりも低い圧力であってジエチレングリコールの飽和蒸気圧に対応する第2圧力まで前記第1液状組成物の周囲を減圧する第2の減圧工程とを含み、前記発光層を形成する工程は、前記第2の減圧工程の後、メシチレン、イソプロピルビフェニル及びキシレンを混合させた第2混合溶媒に発光材料を溶解させた第2液状組成物を、前記基板の前記隔壁で囲まれた領域のうち前記第1液状組成物上に、インクジェット法によって配置する第2の配置工程と、前記基板上に配置された前記第2液状組成物の周囲の排気を室温下で行うことにより、前記第2液状組成物の周囲をキシレンの飽和蒸気圧に対応する第3圧力まで所定の減圧速度で減圧する第3の減圧工程と、前記第3の減圧工程の後、前記第3圧力の近傍の圧力で、5分間前記排気をストップさせて前記第2液状組成物の周囲の圧力を保持する第2の圧力保持工程と、前記第2の圧力保持工程の後、前記第2液状組成物の周囲の排気を室温下で再度行うことにより、前記第2液状組成物の周囲をメシチレンの飽和蒸気圧に対応する第4圧力まで所定の減圧速度で減圧する第4の減圧工程と、前記第4の減圧工程の後、前記第4圧力の近傍の圧力で、5分間前記排気をストップさせて前記第2液状組成物の周囲の圧力を保持する第3の圧力保持工程と、前記第3の圧力保持工程の後、前記第2液状組成物の周囲の排気を室温下で再度行うことにより、イソプロピルビフェニルの飽和蒸気圧に対応する第5圧力まで、所定の減圧速度で前記第2液状組成物の周囲を減圧する第5の減圧工程とを含むことを特徴とする。
上記の有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法は、前記第1の配置工程に先立って、前記基板上のうち前記隔壁で囲まれた前記領域を前記第1液状組成物に対して親液性にする親液化工程を更に含むことが好ましい。
上記の有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法は、前記第1の配置工程に先立って、前記隔壁の上面を前記第1液状組成物に対して撥液性にする撥液化工程を更に含むことが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明に係る膜形成方法は、複数種類の液体を混合した溶媒に機能材料を溶解或いは分散させてなる液状組成物を基板上に配置する工程と、前記基板上に配置された液状組成物の周囲を第1の所定の圧力まで所定の減圧速度で減圧する第1の減圧工程と、前記第1の減圧工程の後、前記第1の所定の圧力の近傍の圧力で、所定の時間減圧する速度を減少させるか或いは圧力を保持する圧力保持工程と、前記圧力保持工程の後、前記第1の所定の圧力よりも低い第2の所定の圧力まで減圧する第2の減圧工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、基板上に配置された液状組成物の周囲を第1の所定の圧力まで所定の減圧速度で減圧し、第1の所定の圧力の近傍の圧力で、所定の時間減圧する速度を減少させるか或いは圧力を保持し、その後、第1の所定の圧力よりも低い第2の所定の圧力まで減圧することによって、複数種類の混合溶媒のうちまず一の種類の液体を蒸発させてから、他の種類の液体を蒸発させることができる。このように混合溶媒の異なる種類の液体を選択的に蒸発させることによって、液状組成物の形状が乱れるのを防ぐことができる。これにより、形成される膜の膜厚を容易に制御することができ、平坦な膜を容易に得ることができる。
なお、「圧力を保持」については、例えば液状組成物の周囲を排気することによって当該液状組成物の周囲を減圧する装置等を用いて減圧する場合に、排気をストップすることも含まれる。排気をストップする場合、装置の性能によっては、蒸発した溶媒が液状組成物の周囲に漂い、液状組成物の周囲の圧力が微増することがある。このような場合であっても減圧速度を保持することに変わりは無く、勿論上記の効果を得ることができる。
また、前記第1の所定の圧力は前記複数種類の液体のうちの一の種類の飽和蒸気圧に対応する圧力であることが好ましい。
本発明によれば、液状組成物の周囲の圧力を飽和蒸気圧に対応する圧力で一定に保持することよって、一の種類の液体が蒸発する状態を安定して継続させることができる。
また、前記所定の時間が、前記一の種類の液体の90%以上が前記第1の所定の圧力で蒸発する時間よりも長い時間であることが好ましい。
本発明によれば、一の種類の液体のほぼ全部が蒸発してから、他の種類の液体を蒸発させることができるので、形成される膜の膜厚を容易に制御することができる。なお、液状組成物内に残留する一の種類の液体の量が少ないほど、後の乾燥工程への影響が少なくなる。本発明では、一の種類の液体が90%以上蒸発するので、後の乾燥工程への影響が殆ど見られなくなるという効果もある。
また、前記液状組成物をインクジェット法によって前記基板上に配置することが好ましい。
本発明によれば、液状組成物をインクジェット法によって基板上に配置するので、液状組成物の塗布性を向上させることができる。これにより、乾燥工程において膜厚を均一にしやすい環境を形成することができる。
本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法は、電荷輸送層及び発光層を有する有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法であって、上記の膜形成方法により、前記電荷輸送層及び前記発光層のうち少なくとも一方を形成することを特徴とする。
有機エレクトロルミネセンス装置に設けられる電荷輸送層及び発光層は、膜厚が均一であることが強く求められる。本発明によれば、形成される膜の膜厚を容易に制御することができ、平坦な膜を容易に得ることができる膜形成方法によって電荷輸送層や発光層を形成するので、均一な膜厚の電荷輸送層及び発光層を得ることができる。
本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置は、上記の有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法により製造されたことを特徴とする。
本発明によれば、均一な膜厚の電荷輸送層及び発光層が形成されるので、表示ムラの無い有機エレクトロルミネセンス装置を得ることができる。
本発明に係る電子機器は、有機エレクトロルミネセンス装置を搭載したことを特徴とする。
本発明によれば、表示ムラの無い有機エレクトロルミネセンス装置を搭載したので、快適な表示を実現可能な電子機器を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(有機EL装置)
図1は、有機EL装置1の全体構成を概略的に示す斜視図である。以下の図では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
有機EL装置1は、基板2に配線や絶縁層等が形成された基体10と、この基体10上に形成された有機EL素子部3と、基体10の端部2aに取り付けられた駆動部4と、有機EL素子部3及び基体10を覆う封止部材5とを有しており、駆動部4から供給される電気信号に応じて有機EL素子部3が発光することで、画像や動画等を表示できるようになっている。本実施形態では、薄膜トランジスタ(Thin film Transistor:TFT)が形成されたアクティブマトリクス型であり、有機EL素子部3により発生した光が基体10を透過して取り出されるボトムエミッション型である有機EL装置1を例に挙げて説明する。
図2は、有機EL装置1の平面図である。この図では、有機EL素子部3及び封止部材5を省略している。
同図に示すように、基体10は、画素部7(一点鎖線内の領域)と周縁部8(当該一点鎖線の外の領域)とに区画されており、画素部7内では、実表示領域P(二点鎖線内の領域)とダミー領域Q(一点鎖線と二点鎖線との間の領域)とに更に区画されている。画素部7の実表示領域Pには、当該発光領域14からの光が通過する画素領域Kがマトリクス状に設けられている。画素領域Kの間の領域には、図中X方向に延在する走査線15aと、図中Y方向に延在するデータ線17aとが形成されている。
図3は、有機EL装置1のA−A断面を概略的に示す図である。図4は、有機EL装置1のB−B断面を概略的に示す図である。
図3及び図4に示すように、基体10の構成要素である基板2は、例えば、ガラス、石英、樹脂(プラスチック、プラスチックフィルム)等からなる透明基板である。本実施形態に係る有機EL装置1はボトムエミッション型のものであり、光を取り出すには基板2を透明にする必要がある。基板2の表面2bには、下地として例えばSiO2等の透明な下地保護層11が形成されている。
画素部7の実表示領域Pでは、下地保護層11上に、シリコン膜12、第1絶縁層(ゲート絶縁層)13、ゲート電極15、第2絶縁層16、ソース電極17、ドレイン電極18、第3絶縁層19が形成されている。また、画素部7のダミー領域Qでは、下地保護層11上に、走査駆動回路20、データ駆動回路21等が形成されており、駆動部4に接続されるように電源線(図示せず)が形成されている。
シリコン膜12は、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を有する駆動用トランジスタである。シリコン膜12のうち、ゲート絶縁層13を挟んでゲート電極15と重なる領域がチャネル領域12aである。チャネル領域12aのソース側には、低濃度ソース領域12b及び高濃度ソース領域12sが形成され、チャネル領域12aのドレイン側には、低濃度ドレイン領域12c及び高濃度ドレイン領域12dが形成されている。このようにシリコン膜12は、LDD(Lightly Doped Drain)構造になっている。
高濃度ソース領域12s及び高濃度ドレイン領域12dには、ゲート絶縁層13と第2絶縁層16とを連通して開孔されたコンタクトホール23、24が形成されている。一方、高濃度ドレイン領域12d側には、ドレイン電極18に接続されるように、第3絶縁層19を貫通してコンタクトホール25が形成されている。
ゲート絶縁層13は、例えばSiO2やSiN等で形成された透明な層であり、シリコン膜12とゲート電極15とを絶縁している。
ゲート電極15は、例えばアルミニウムや銅等により形成されており、走査線15aに接続されている。ソース電極17は、ゲート電極15と同様にアルミニウムや銅等により形成されており、データ線17aに接続されている。ソース電極17は、コンタクトホール23を介して高濃度ソース領域12sに接続されている。また、ドレイン電極18は、高濃度ドレイン領域12dに接続されている。
第2絶縁層16は、主にSiO2からなる透明な層であり、ゲート電極15、ソース電極17及びドレイン電極18をそれぞれ絶縁している。
第3絶縁層19は、例えばアクリル系の樹脂成分を主体とし、ソース電極17とドレイン電極18及びコンタクトホール25とを絶縁している。なお、アクリル系の絶縁膜以外の材料、例えば、SiN、SiO2などを用いることもできる。
また、ダミー領域Qに設けられる走査駆動回路20は、シフトレジスタ等のメモリや信号レベルを変換するレベルシフタ等の回路を有しており、走査線15aに接続されている。
データ駆動回路21は、このシフトレジスタ、レベルシフタの他、ビデオラインやアナログシフタ等の回路を有しており、データ線17aに接続されている。走査駆動回路20及びデータ駆動回路21は、駆動制御信号線28a、28bを介して駆動部4に接続されており、当該駆動部4の制御により走査線15a及びデータ線17aに電気信号を出力するようになっている。走査駆動回路20及びデータ駆動回路21は、駆動電源線29a、29bを介して電源に接続されている。
周縁部8には、有機EL素子3に接続する接続用配線27が形成されている。この接続用配線27は駆動部4に接続されており、当該接続用配線27を介して駆動部4からの電気信号を有機EL素子3に供給することができるようになっている。
一方、有機EL素子3は、陽極31と、正孔注入層32と、発光層33と(以下、正孔注入層32と発光層33とをまとめて「機能部30」と表記することがある。)、共通電極(陰極)34と、画素開口膜35と、隔壁36とを有している。これらは上述した基体10上に積層されている。
陽極31は、正孔注入層32に正孔を注入する透明な電極であり、例えばITO(Indium Tin Oxide)等から形成されている。当該陽極31は、コンタクトホール25を介してドレイン電極18に接続されており、正孔注入層32を圧迫するように、凸状に形成されている。正孔注入層32は、例えば、ポリオレフィン誘導体である3、4−ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)等の材料により形成されている。
発光層33は、正孔注入層32からの正孔と陰極34からの電子とが結合して光を発する層であり、例えば分子量が1000以上の高分子材料が用いることが好ましい。具体的には、ポリフルオレン誘導体、ポリフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリチオフェン誘導体、またはこれらの高分子材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素、例えばルブレン、ペリレン、9、10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等をドープしたものが用いられる。
発光層33には、赤色光を発する層(33R)、緑色光を発する層(33G)、青色光を発する層(33B)の3種類がある。このような発光層33からの光が正孔注入層32、陽極31及び基体10を透過することで、基板2の実表示領域Pに画像や動画等が表示されるようになっている。
陰極34は、駆動部4からの電気信号に応じて発光層33に電子を注入する層であり、例えばカルシウム等の金属により形成されている。陰極34は、実表示領域Pおよびダミー領域Qの総面積より広い面積を備え、それぞれの領域を覆うように形成されたもので、有機EL素子3の外側を覆った状態で基体10上に形成されている。この陰極34は、接続用配線27に接続されており、当該接続用配線27を介して駆動部4に接続されている。製造時の陰極34の腐食防止のため、陰極34の上層部に例えばアルミニウム等の保護層を形成してもよい。
画素開口膜35は、例えばSiO等からなる絶縁膜である。この画素開口膜35は、壁面35bで囲まれた開口部35aにおいて陽極31からの正孔の移動を可能にすると共に、開口部35aが設けられない部位での正孔の移動が起こらないようにしている。
隔壁36は、正孔注入層32や発光層33をインクジェット法等の液滴吐出法で形成する際に各画素を隔てる部材である。また、隣接する正孔注入層32及び発光層33の間で電子の移動が起こらないようにする絶縁部材である。隔壁36は、例えばアクリルやポリイミド等の耐熱性・耐溶性のある材料で形成されており、各正孔注入層32及び発光層33を遮断している。隔壁36には、親液性を示す領域と、撥液性を示す領域とが形成されている。
(乾燥装置)
次に、液滴吐出法で形成される正孔注入層32及び発光層33の液滴を乾燥する乾燥装置について説明する。
図5は、乾燥装置40の構成を模式的に示す図である。
同図に示すように、乾燥装置40は、気密性を有する処理室41と、当該処理室41を減圧するための排気装置(例えば、ポンプなど)42と、処理室41の排気のコンダクションを調節するバルブ43と、処理室41内の圧力を測定する圧力計44と、当該圧力計44の測定結果に基いてバルブ43の開度を調節するコントローラ45とを有している。また、図示を省略するが、処理室41内には、基体10を保持する保持部が設けられている。
(有機EL装置の製造方法)
次に、このように構成された有機EL装置1を製造する工程を説明する。以下、基体10及び有機EL素子3の画素部7の領域を形成する工程を中心に説明し、周縁部8を形成する工程の説明は省略する。本実施形態において正孔注入層32及び発光層33を形成する際には、正孔注入層32の材料及び発光層33の材料を溶媒に溶解させ、所定の場所に滴下するインクジェット法を行う。
まず、基板2にTFT素子や絶縁膜等を形成することにより、基体10を形成する工程について説明する。
公知の方法により基板2に下地保護層11を形成する。当該下地保護層11の上に、シリコン膜12を形成し、レーザーアニールしてポリシリコン化する。ポリシリコン化されたシリコン膜12をゲート絶縁層13で覆った後、ゲート電極15を形成し、その上に再びゲート絶縁層13を形成する。また、ソース側のコンタクトホール23をパターニングして形成する。
次に、第2絶縁層16を形成し、コンタクトホール24及びこのコンタクトホール24に接続するソース電極17をパターニングして形成する。第2絶縁層16上には、ソース電極17及びドレイン電極18をパターニングして形成する。当該ソース電極17及びドレイン電極18上には第3絶縁層19を形成し、ドレイン側のコンタクトホール25をパターニングして形成する。
このように、基体10が形成される。
次に、有機EL素子3を形成する工程を説明する。
基体10のほぼ全面を覆うように透明な導電膜を形成し、陽極31が所定の領域に形成されるようにこの導電膜をパターニングする。同時にダミー領域Qのダミーパターン(図示せず)も形成する。画素領域Kでコンタクトホール25と陽極31とを接続し、陽極とドレイン電極18とを導通させる。
次に、第3絶縁層19上に画素開口膜35を形成する。画素開口膜35は、壁面35bで囲まれた開口部35aが形成されるように、例えば陽極31に重ねて形成する。また、画素開口膜35上には、隔壁36を形成する。アクリル樹脂やポリイミド等の樹脂からなる材料を溶媒に溶解したレジストをスピンコート法、ディップコート法などの各種塗布法により塗布してレジスト層を形成し、フォトリソグラフィ技術等によりパターニングして、開口部35aを所定のパターンに形成する。
次に、全面を所定温度、例えば70〜80℃程度に加熱してプラズマ処理を施す。大気雰囲気中で酸素を反応ガスとするO2プラズマ処理により、隔壁36の壁面36c、陽極31の上面31a及び画素開口膜35の上面35c(図3参照)をそれぞれ親液性にする。また、大気雰囲気中で四フッ化メタンを反応ガスとするCFプラズマ処理により、隔壁36の上面36eおよび壁面36cを撥液性にする。その後、各部を室温まで冷却する。
次に、正孔注入層32及び発光層33を形成する。これらの工程は、例えばインクジェット法により、隔壁36で囲まれた領域に液滴を吐出し、その液滴を乾燥することによって当該隔壁36で囲まれた領域に膜を形成するものである。
まず、正孔注入層32の形成工程を説明する。この工程で吐出される液滴は、例えば第2の液体としてジエチレングリコールを、第1の液体として水を混合した混合溶媒に上述した正孔注入材料を溶解させたインクである。図6に示すように、ノズル51からこのインク50を隔壁36に吐出すると、親液化処理がなされた陽極31上で広がって開口部35a内に満たされる。その一方で、撥液化処理された隔壁36の上面では液滴がはじかれて付着しない。なお、本工程以降では、酸化を防止するため、窒素雰囲気、アルゴン雰囲気などの不活性ガス雰囲気で行うのが好ましい。
次に、インク50の周囲を減圧して当該インク50を乾燥する。以下、インク50の乾燥工程を具体的に説明する。図7は、当該インク50の周囲の圧力の変化を示すグラフである。グラフの縦軸は圧力を示しており、横軸は乾燥開始時からの経過時間を示している。なお、グラフの縦軸は対数で示している。グラフ中、破線(1)は混合溶媒を一定の減圧速度で減圧したときの圧力の変化を示しており、実線(2)は本発明における圧力の変化を示している。
実線(2)に示されるように、まず、室温(例えば20℃程度)のまま、インク50の周囲を徐々に排気し、インク50の混合溶媒のうち20℃における水の飽和蒸気圧(2338Pa)に対応する圧力までインク50の周囲を減圧する。ここでは、例えば常圧から30秒で2000Paに到達するような減圧速度で減圧する。「飽和蒸気圧に対応する圧力」については、飽和蒸気圧を基準としてマージンを含んだ圧力である。具体的には、水の飽和蒸気圧2338Paに対して、約2200Pa〜2400Paの範囲の圧力である。
インク50の周囲の圧力が水の飽和蒸気圧に対応する圧力に到達したら、排気を停止してインク50の周囲の圧力をほぼ一定に保持する。排気を停止すると、水が蒸発するため僅かに圧力は上昇するが、ほぼ一定の圧力を保持することができる。排気を停止する代わりに、排気のコンダクションを低くして排気速度を小さくすることにより減圧する速度を遅くして、水の飽和蒸気圧の近傍の圧力にも保つ様にしても良い。混合溶媒のうち20℃における水の飽和蒸気圧は上述のとおり2338Paであり、20℃におけるジエチレングリコールの飽和蒸気圧は1.3Paである。したがって、排気を停止している間は、ジエチレングリコールはほとんど蒸発せず、主として水が蒸発する。
このような水の飽和蒸気圧の近傍の圧力で一定時間排気を停止した状態を保持する。配置したインク50の量に依存するが、混合溶媒中の水は、10分程度保持することでその90%以上が蒸発する。この圧力をほぼ一定に保持する時間tは、例えば本実施形態の場合は約12分としている。このような工程を経ることにより、インク中には溶媒として主にジエチレングリコールが残る。水の蒸発を急速に行うと工程の再現性が低下するため、ほぼ一定に保持する圧力は水の飽和蒸気圧の近傍とすることが望ましい。
次に、例えば上記の減圧速度でインク50の周囲を再度排気し、ジエチレングリコールが蒸発する圧力、具体的には1Pa以下の圧力までインク50の周囲を減圧する。この減圧によりジエチレングリコールが全て蒸発すると、正孔注入層32が形成される。このとき、60秒以下で10Pa程度まで減圧することが望ましい。この工程で比較的大きな減圧速度で減圧することにより、形成する正孔注入層32の平坦性を高くすることができる。本実施形態の場合、30秒で10Paまでの減圧を行い、その排気速度を維持して1Pa以下までの減圧を行っている。
次に、発光層33を形成する工程を説明する。この工程で吐出される液滴は、例えばプサイドクメン、メシチレン、シクロヘキシルベンゼン、イソプロピルビフェニル及びキシレンのうち例えば2種類の液体を混合させた混合溶媒に上述した発光材料を溶解させたインクである。ここでは、例えばキシレンとイソプロピルビフェニルとを混合させた溶媒を例に挙げて説明する。キシレンの20℃での飽和蒸気圧は約800Pa、イソプロピルビフェニルの蒸気圧は約0.4Paである。
勿論、上記の液体のうち、他の組み合わせを混合させたものであっても良い。また、これらの液体のうち3種類以上を混合させても構わない。図8に示すように、ノズル51から、キシレン及びイソプロピルビフェニルの混合溶媒を含んだインク60を隔壁36間に吐出する。
ここで、各液体の飽和蒸気圧を示す。プサイドクメンは、38℃において飽和蒸気圧が450Paである。メシチレンは、49℃において飽和蒸気圧が1333Paである。シクロヘキシルベンゼンは、67.5℃において飽和蒸気圧が133Paである。イソプロピルビフェニルは、20℃において飽和蒸気圧が0.4Paである。キシレンは、飽和蒸気圧が259Paである。
インク60の乾燥工程については、正孔注入層32を形成際の乾燥工程と同様の方法で行う。すなわち、まずインク60の周囲を排気して減圧し、インク60の周囲の圧力が混合溶媒のうちキシレンの飽和蒸気圧に対応する圧力、具体的には、500Pa〜800Paに達したら排気を停止してインク60の周囲の圧力を保持する。排気停止の間にキシレンがほぼ全部蒸発したら排気を再開し、イソプロピルビフェニルを蒸発させる。当該イソプロピルビフェニルが蒸発することにより、発光層33が形成される。
また、上記のキシレン、イソプロピルビフェニルにメシチレン(1,2,5−トリメチルベンゼン)を加えた3種類液体の混合溶媒を用いることも可能である。メシチレンの20℃の蒸気圧は約180Paであるから、キシレンの飽和蒸気圧に対応する圧力で一定時間を保持した後、メシチレンの飽和蒸気圧に対応する圧力、例えば100〜180Paで一定時間保持する。本実施例の場合、それぞれ5分程度保持する。その後、減圧速度を上げて30秒で10Paまでの減圧を行い、その排気速度を維持して1Pa以下までの減圧を行っている。
発光層33を形成後、例えば蒸着法等の物理的気相蒸着法によりカルシウム更にはアルミニウムを成膜して陰極34を形成する。陰極34が、発光層33、隔壁36の上面36e、隔壁36の壁面36cの一部を覆い、上述した接続用配線27に接続されるように形成する。なお、陰極34上に陰極保護層を形成させる場合には、イオンプレーティング法等の物理的気相蒸着法により陰極34上に例えば窒化シリコン等を成膜する。このように、有機EL素子3が形成される。
基体10及び有機EL素子3を形成したら、当該基体10及び有機EL素子3のほぼ全体を封止部材5により缶封止して有機EL装置1が完成する。
ここで、図7の破線(1)に示すように、複数種類の液体を混合した混合溶媒を一定の減圧速度で減圧する場合、溶媒の蒸発量を調節することが困難になる。このため、膜厚の制御が困難になり、図9(a)に示すように、形成される正孔注入層32や発光層33(図9(a)では発光層33のみを示している)が例えば隔壁36側で反り上がった形状になり、平坦な膜(均一な膜厚)を形成することが困難になる。
特に液滴吐出法により吐出するためのインクの場合、吐出性を高めるための低粘度で蒸気圧の高い液体と、乾燥時の平坦性を高めるための高粘度で蒸気圧の低い液体の混合溶媒を用いることが多い。この様な混合溶媒を用いる場合に、上記の様な膜の不均一や偏りが発生し易い。
これに対して、本実施形態によれば、インク50、60の周囲の圧力が混合溶媒うち一の種類の液体の飽和蒸気圧に対応する圧力に達した後、減圧速度を減少させ、減圧速度を減少させてから所定の時間が経過した後に、減圧速度を増加させることによって、複数種類の混合溶媒のうちまず一の種類の液体を蒸発させてから、他の種類の液体を蒸発させることができる。
このように混合溶媒の異なる種類の液体を選択的に蒸発させることによって、インク50、60の形状が乱れるのを防ぐことができる。これにより、図9(b)に示すように、形成される正孔注入層32や発光層33(図9(b)では発光層33のみを示している)の膜厚を容易に制御することができ、平坦な膜を容易に得ることができる。
(電子機器)
次に、本発明に係る電子機器について、携帯電話を例に挙げて説明する。
図10は、携帯電話300の全体構成を示す斜視図である。
携帯電話300は、筺体301、複数の操作ボタンが設けられた操作部302、画像や動画、文字等を表示する表示部303を有する。表示部303には、本実施形態に係る有機EL装置1が搭載されている。
このように、表示ムラの無い有機EL装置1を搭載したので、快適な表示を実現可能な電子機器を得ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができるものである。
例えば、上記実施形態では、有機EL装置1の正孔注入層32及び発光層33を形成する場合について例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば液晶装置に設けられるカラーフィルタ等の膜を形成する場合にも本発明の適用は可能である。
また、上記実施形態では、ボトムエミッション型の有機EL装置1を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、トップエミッション型の有機EL装置であっても本発明の適用は勿論可能である。この場合、基板2を構成する材料として透明な材料を用いる必要は無く、封止部材5を構成する材料として透明な材料を用いることが必要である。
また、上記実施形態では、インクジェット法によって正孔注入層32及び発光層33を形成する場合を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えばディップ法やスピンコート法、スプレーコート法等の手法を用いる場合であっても、勿論本発明の適用は可能である。
本発明の実施の形態に係る有機EL装置の全体構成を示す図である。 本実施形態に係る有機EL装置の平面構成を示す図である。 本実施形態に係る有機EL装置の断面構成を示す図である。 同、断面構成図である。 本実施形態において、乾燥工程を行う乾燥装置の構成を示す図である。 インク周囲の圧力の変化を示すグラフである。 有機EL装置の製造工程を示す図である。 同、工程図である。 形成された発光層の断面を示す図である。 本発明に係る電子機器の構成を示す図である。
符号の説明
1…有機EL装置 32…正孔注入層 33…発光層 50、60…液滴 300…携帯電話

Claims (3)

  1. 基板上のうち隔壁で囲まれた領域に正孔注入層及び発光層を形成する有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法であって、
    前記正孔注入層を形成する工程は、
    水及びジエチレングリコールを混合した混合溶媒に正孔注入材料を溶解させた第1液状組成物を前記基板の前記隔壁で囲まれた領域にインクジェット法によって配置する第1の配置工程と、
    前記基板上に配置された前記第1液状組成物の周囲の排気を室温下で行うことにより、当該第1液状組成物の周囲を常圧から水の飽和蒸気圧に対応する第1圧力まで、常圧から前記第1圧力に30秒で到達するような減圧速度で減圧する第1の減圧工程と、
    前記第1の減圧工程の後、前記第1圧力の近傍の圧力で10分以上前記排気をストップさせて前記第1液状組成物の周囲の圧力を保持する第1の圧力保持工程と、
    前記圧力保持工程の後、前記第1液状組成物の周囲の排気を室温下で再度行うことにより、前記第1圧力よりも低い圧力であってジエチレングリコールの飽和蒸気圧に対応する第2圧力まで前記第1液状組成物の周囲を減圧する第2の減圧工程と
    を含み、
    前記発光層を形成する工程は、
    前記第2の減圧工程の後、メシチレン、イソプロピルビフェニル及びキシレンを混合させた第2混合溶媒に発光材料を溶解させた第2液状組成物を、前記基板の前記隔壁で囲まれた領域のうち前記第1液状組成物上に、インクジェット法によって配置する第2の配置工程と、
    前記基板上に配置された前記第2液状組成物の周囲の排気を室温下で行うことにより、前記第2液状組成物の周囲をキシレンの飽和蒸気圧に対応する第3圧力まで所定の減圧速度で減圧する第3の減圧工程と、
    前記第3の減圧工程の後、前記第3圧力の近傍の圧力で、5分間前記排気をストップさせて前記第2液状組成物の周囲の圧力を保持する第2の圧力保持工程と、
    前記第2の圧力保持工程の後、前記第2液状組成物の周囲の排気を室温下で再度行うことにより、前記第2液状組成物の周囲をメシチレンの飽和蒸気圧に対応する第4圧力まで所定の減圧速度で減圧する第4の減圧工程と、
    前記第4の減圧工程の後、前記第4圧力の近傍の圧力で、5分間前記排気をストップさせて前記第2液状組成物の周囲の圧力を保持する第3の圧力保持工程と、
    前記第3の圧力保持工程の後、前記第2液状組成物の周囲の排気を室温下で再度行うことにより、イソプロピルビフェニルの飽和蒸気圧に対応する第5圧力まで、所定の減圧速度で前記第2液状組成物の周囲を減圧する第5の減圧工程と
    含む
    ことを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法
  2. 前記第1の配置工程に先立って、前記基板上のうち前記隔壁で囲まれた前記領域を前記第1液状組成物に対して親液性にする親液化工程を更に含む
    請求項1に記載の有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法
  3. 前記第1の配置工程に先立って、前記隔壁の上面を前記第1液状組成物に対して撥液性にする撥液化工程を更に含む
    請求項1又は請求項2に記載の有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法
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