JP2006189181A - 一体型インタークーラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 仕切り板5とコアプレート3a,3bとの間に隙間を形成して両者のろう付けを省略できると同時に、該隙間を介して第1熱交換器1の流通媒体と第2熱交換器2の流通媒体が大量に流通するのを防止できる一体型インタークーラの提供
【解決手段】 仕切り板5をタンク4a,4bに一体的に形成すると共に、その下端部5aを第1チューブ1aまたは第2チューブ2aの先端部1d,2dとオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3a,3bとの間に所定の隙間W1を有した状態で設けることによりラビリンス構造Xを形成した。
【選択図】 図4
【解決手段】 仕切り板5をタンク4a,4bに一体的に形成すると共に、その下端部5aを第1チューブ1aまたは第2チューブ2aの先端部1d,2dとオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3a,3bとの間に所定の隙間W1を有した状態で設けることによりラビリンス構造Xを形成した。
【選択図】 図4
Description
本発明は、2種類の熱交換器が一体的に形成された一体型インタークーラに関する。
従来、第1熱交換器の第1チューブと第1フィンが交互に複数配置された第1コア部と、第2熱交換器の第2チューブと第2フィンが交互に複数配置された第2コア部と、前記第1チューブ及び第2チューブの両端部が嵌挿固定されたコアプレートと、前記コアプレートに接合されたタンクを備え、前記第1コア部と第2コア部の境界位置となるタンク内に仕切り板が設けられた一体型熱交換器の技術が公知になっている(特許文献1、2参照)。
特開2003−28591号公報
特開2002−115991号公報
しかしながら、従来の一体型熱交換器においては、仕切り板の下端部とコアプレートとの接合部をろう付けするが、この接合部はタンク内部であるため、ろう付けの良否を検査するのは実際上困難であるという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、仕切り板とコアプレートとの間に隙間を形成して両者のろう付けを省略できると同時に、該隙間を介して第1熱交換器の流通媒体と第2熱交換器の流通媒体が大量に流通するのを防止できる一体型インタークーラを提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、第1熱交換器の第1チューブと第1フィンが交互に複数配置された第1コア部と、第2熱交換器の第2チューブと第2フィンが交互に複数配置された第2コア部と、前記第1チューブ及び第2チューブの両端部が嵌挿固定されたコアプレートと、前記コアプレートに接合されたタンクを備え、前記第1コア部と第2コア部の境界位置となるタンク内に仕切り板が設けられた一体型インタークーラであって、前記仕切り板をタンクに一体的に形成すると共に、その下端部を該仕切り板と隣接する第1チューブまたは第2チューブの先端部とオーバーラップした状態で、且つ、コアプレートとの間に所定の隙間を有した状態で設けることによりラビリンス構造を形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の一体型インタークーラにおいて、前記第1チューブの流通媒体と第2チューブの流通媒体を対向するように流通させ、前記第1コア部と第2コア部の境界位置にダミーチューブを配置すると共に、このダミーチューブに隣接してタンク内に仕切り板を設け、前記仕切り板をタンクに一体的に形成すると共に、その下端部を少なくともダミーチューブの先端部とオーバーラップした状態で、且つ、コアプレートとの間に所定の隙間を有した状態で設けることによりラビリンス構造を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、仕切り板をタンクに一体的に形成すると共に、その下端部を該仕切り板と隣接する第1チューブまたは第2チューブの先端部とオーバーラップした状態で、且つ、コアプレートとの間に所定の隙間を有した状態で設けることによりラビリンス構造を形成したため、仕切り板とコアプレートとの間に隙間を形成して両者のろう付けを省略できると同時に、第1熱交換器の流通媒体と第2熱交換器の流通媒体が所定の隙間を介して大量に流通するのをラビリンス構造で防止できる。
請求項2記載の発明にあっては、第1チューブの流通媒体と第2チューブの流通媒体を対向するように流通させ、前記第1コア部と第2コア部の境界位置にダミーチューブを配置すると共に、このダミーチューブに隣接してタンク内に仕切り板を設け、前記仕切り板をタンクに一体的に形成すると共に、その下端部を少なくともダミーチューブの先端部とオーバーラップした状態で、且つ、コアプレートとの間に所定の隙間を有した状態で設けることによりラビリンス構造を形成したため、仕切り板とコアプレートとの間に隙間を形成して両者のろう付けを省略できると同時に、第1熱交換器の流通媒体と第2熱交換器の流通媒体が所定の隙間を介して大量に流通するのをラビリンス構造で防止できる。
また、第1チューブの流通媒体と第2チューブの流通媒体を対向するように流通させることにより、タンク内に仕切り板を隔てて対向流が生じ、第1熱交換器の流通媒体と第2熱交換器の流通媒体が所定の隙間を介して大量に流通するのを防止できる。
加えて、ダミーチューブにより第1熱交換器の流通媒体と第2熱交換器の流通媒体の温度差に起因する熱衝撃を緩和できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1の一体型インタークーラを示す正面図、図2は図1の矢視Aの拡大断面図である。
図1は本発明の実施例1の一体型インタークーラを示す正面図、図2は図1の矢視Aの拡大断面図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施例1の一体型インタークーラは、V型エンジン等で独立吸気システムとツインターボを組み合わせた車両に適用される一体型インタークーラであり、図中上方に配置された第1熱交換器1と、その下方に配置された第2熱交換器2で構成されている。
図1に示すように、本実施例1の一体型インタークーラは、V型エンジン等で独立吸気システムとツインターボを組み合わせた車両に適用される一体型インタークーラであり、図中上方に配置された第1熱交換器1と、その下方に配置された第2熱交換器2で構成されている。
第1熱交換器1には第1チューブ1aと第1フィン1bが交互に複数配置された第1コア部1cが設けられ、一方、第2熱交換器2には、第1チューブ1aと同形状の第2チューブ2aと、第1フィン1bと同形状の第2フィン2bが交互に複数配置された第2コア部2cが設けられている。
両チューブ1a,2aの長手方向両端部は皿状のコアプレート3a,3bにそれぞれ嵌挿固定されると共に、これら両コアプレート3a,3bの長手方向両端部同士は板状のレインフォースR1,R2で連結固定されている。
また、両コアプレート3a,3bには、タンク4a,4bが接合されている。
具体的には、両タンク4a,4bは、コアプレート3a,3b側に開口した皿状に形成され、その下端周縁部が皿状のコアプレート3a,3bに加締め固定されることにより、外部とのシール性が保たれている。なお、タンク4a,4bとコアプレート3a,3bは溶接固定する場合も有り得る。
具体的には、両タンク4a,4bは、コアプレート3a,3b側に開口した皿状に形成され、その下端周縁部が皿状のコアプレート3a,3bに加締め固定されることにより、外部とのシール性が保たれている。なお、タンク4a,4bとコアプレート3a,3bは溶接固定する場合も有り得る。
さらに、タンク4aにはその内部に連通した第1熱交換器1の出力ポートP2と、第2熱交換器2の入力ポートP3がそれぞれ斜め後方に突出した状態で設けられ、一方、タンク4bにはその内部に連通した第1熱交換器1の入力ポートP1と、第2熱交換器2の出力ポートP4が後方に突出した状態で設けられている。
図2に示すように、タンク4aの略中央内部には仕切り板5が一体的に形成されると共に、この仕切り板5の下端部5aは、該仕切り板5と隣接する両チューブ1a,2aの先端部1d,2dとオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3aとの間に所定の隙間W1(例えば2mm前後)を有した状態で設けられている。
これにより、タンク4a内には、隙間W1を有した状態で仕切り板5を隔てて第1部屋6と第2部屋7が形成されている。
なお、タンク4bの内部構造は、タンク4aと同様に構成されている。
また、前述した一体型インタークーラの全ての構成部材における各部の当接部のうち、少なくとも一方側にはろう材となるクラッド層が形成されている。
これにより、タンク4a内には、隙間W1を有した状態で仕切り板5を隔てて第1部屋6と第2部屋7が形成されている。
なお、タンク4bの内部構造は、タンク4aと同様に構成されている。
また、前述した一体型インタークーラの全ての構成部材における各部の当接部のうち、少なくとも一方側にはろう材となるクラッド層が形成されている。
次に、作用を説明する。
このように構成された一体型インタークーラは、前述した全ての構成部材を仮組みした状態とし、図外の加熱炉内でろう付けすることにより一体的に形成される。
このように構成された一体型インタークーラは、前述した全ての構成部材を仮組みした状態とし、図外の加熱炉内でろう付けすることにより一体的に形成される。
そして、第1熱交換器1における入出力ポートP1,P2は、図示を省略するツインターボの一方側に接続され、入力ポートP1からタンク4bの第1部屋6に流入した150℃前後の空気A1(流通媒体に相当)が、第1チューブ1aを介してタンク4aの第1部屋6へ流入する間に第1フィン1bを介して外気と熱交換することにより50℃前後まで冷却された後、出力ポートP2から排出される。
また、第2熱交換器2における入出力ポートP3,P4は、図示を省略するツインターボの他方側に接続され、入力ポートP3からタンク4aの第2部屋7に流入した150℃前後の空気A2(流通媒体に相当)が、第2チューブ2aを介してタンク4bの第2部屋7へ流入する間に第2フィン2bを介して外気と熱交換することにより50℃前後まで冷却された後、出力ポートP4から排出される。
この際、前述したように、仕切り板5の下端部5aは、該仕切り板5と隣接する両チューブ1a,2aの先端部1d,2dとオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3a,3bとの間に所定の隙間W1を有した状態で設けられているため、仕切り板5の周りに破線で示すラビリンス構造X(図2参照)が形成され、これにより、空気A1,A2(図2中一点鎖線矢印で図示)が隙間W1を介して両部屋6,7間を大量に流通するのを防止できる。
また、第1チューブ1aの空気A1と第2チューブ2aの空気A2とが対向するように流通するためタンク4a,4b内に仕切り板5を隔てて対向流が生じ、これにより、両部屋6,7間を流通するのを防止するのに好適となる。
加えて、空気A1,A2はラジエータの冷却水に比べて高速であるため、隙間W1によって仕切り板5付近で乱れる虞がない。
加えて、空気A1,A2はラジエータの冷却水に比べて高速であるため、隙間W1によって仕切り板5付近で乱れる虞がない。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の一体型インタークーラにあっては、第1熱交換器1の第1チューブ1aと第1フィン1bが交互に複数配置された第1コア部1cと、第2熱交換器2の第2チューブ2aと第2フィン2bが交互に複数配置された第2コア部2cと、第1チューブ1a及び第2チューブ2aの両端部が嵌挿固定されたコアプレート3a,3bと、コアプレート3a,3bに接合されたタンク4a,4bを備え、第1コア部1cと第2コア部2cの境界位置となるタンク4a,4b内に仕切り板5が設けられた一体型インタークーラであって、仕切り板5をタンク4a,4bに一体的に形成すると共に、その下端部5aを第1チューブ1aまたは第2チューブ2aの先端部1d,2dとオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3a,3bとの間に所定の隙間W1を有した状態で設けることによりラビリンス構造Xを形成したため、仕切り板5とコアプレート3a,3bとの間に隙間W1を形成して両者のろう付けを省略できると同時に、第1熱交換器1の空気A1と第2熱交換器2の空気A2とが隙間W1を介して大量に流通するのをラビリンス構造Xで防止できる。
以上、説明したように、本実施例1の一体型インタークーラにあっては、第1熱交換器1の第1チューブ1aと第1フィン1bが交互に複数配置された第1コア部1cと、第2熱交換器2の第2チューブ2aと第2フィン2bが交互に複数配置された第2コア部2cと、第1チューブ1a及び第2チューブ2aの両端部が嵌挿固定されたコアプレート3a,3bと、コアプレート3a,3bに接合されたタンク4a,4bを備え、第1コア部1cと第2コア部2cの境界位置となるタンク4a,4b内に仕切り板5が設けられた一体型インタークーラであって、仕切り板5をタンク4a,4bに一体的に形成すると共に、その下端部5aを第1チューブ1aまたは第2チューブ2aの先端部1d,2dとオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3a,3bとの間に所定の隙間W1を有した状態で設けることによりラビリンス構造Xを形成したため、仕切り板5とコアプレート3a,3bとの間に隙間W1を形成して両者のろう付けを省略できると同時に、第1熱交換器1の空気A1と第2熱交換器2の空気A2とが隙間W1を介して大量に流通するのをラビリンス構造Xで防止できる。
以下、実施例2を説明する。
なお、本実施例2の一体型インタークーラは、実施例1で説明した第1コア部と第2コア部の境界位置にダミーチューブを配置すると共に、このダミーチューブの先端部の両側に隣接してタンク内に仕切り板を設け、両仕切り板をタンクに一体的に形成すると共に、各々の下端部をダミーチューブの先端部とオーバーラップした状態で、且つ、コアプレートとの間に所定の隙間を有した状態で設けることによりラビリンス構造を形成した以外は実施例1と同様であるため、同一の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
なお、本実施例2の一体型インタークーラは、実施例1で説明した第1コア部と第2コア部の境界位置にダミーチューブを配置すると共に、このダミーチューブの先端部の両側に隣接してタンク内に仕切り板を設け、両仕切り板をタンクに一体的に形成すると共に、各々の下端部をダミーチューブの先端部とオーバーラップした状態で、且つ、コアプレートとの間に所定の隙間を有した状態で設けることによりラビリンス構造を形成した以外は実施例1と同様であるため、同一の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図3は本発明の実施例2の一体型インタークーラを示す正面図、図4は図3の矢視Bの拡大断面図、図5はキャップの装着を説明する斜視図である。
先ず、全体構成を説明する
図3、4に示すように、本実施例2の一体型インタークーラは、第1コア部1cと第2コア部2cとの境界位置にダミーチューブ10が配置されている。
ダミーチューブ10は、両チューブ1a,2aと同形状に形成されると共に、その両端部には図5に示す略コ字型断面形状のキャップ11が挿入固定されることにより塞がれた状態になっている。
図3、4に示すように、本実施例2の一体型インタークーラは、第1コア部1cと第2コア部2cとの境界位置にダミーチューブ10が配置されている。
ダミーチューブ10は、両チューブ1a,2aと同形状に形成されると共に、その両端部には図5に示す略コ字型断面形状のキャップ11が挿入固定されることにより塞がれた状態になっている。
また、このダミーチューブ10に隣接してタンク4a内に仕切り板12,13が設けられる他、これら両仕切り板12,13はタンク4aに一体的に形成されると共に、各々の下端部12a,13aがキャップ11の先端部11a(ダミーチューブ10の先端部に相当)とオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3a,3bとの間に所定の隙間W2(例えば2mm前後)を有した状態で設けられている。
なお、キャップ11におけるダミーチューブ10の先端部からの突出高さについては適宜設定できる。
なお、キャップ11におけるダミーチューブ10の先端部からの突出高さについては適宜設定できる。
さらに、仕切り板12,13の下端部12a,13aは、それぞれ仕切り板12,13と隣接する両チューブ1a,2aの先端部1d,2dとオーバーラップした状態で設けられている。
これにより、タンク4a,4b内には、隙間W2を有した状態で第1部屋6と、第2部屋7と、両仕切り板12,13の間に形成された第3部屋8が形成されている。
なお、タンク4bの内部構造は、タンク4aと同様に構成されている。
これにより、タンク4a,4b内には、隙間W2を有した状態で第1部屋6と、第2部屋7と、両仕切り板12,13の間に形成された第3部屋8が形成されている。
なお、タンク4bの内部構造は、タンク4aと同様に構成されている。
次に、作用を説明する。
このように構成された一体型インタークーラは、第1熱交換器1における入出力ポートP1,P2は、図示を省略するツインターボの一方側に接続され、入力ポートP1からタンク4bの第1部屋6に流入した150℃前後の空気A1が、第1チューブ1aを介してタンク4aの第1部屋6へ流入する間に第1フィン1bを介して外気と熱交換することにより50℃前後まで冷却された後、出力ポートP2から排出される。
このように構成された一体型インタークーラは、第1熱交換器1における入出力ポートP1,P2は、図示を省略するツインターボの一方側に接続され、入力ポートP1からタンク4bの第1部屋6に流入した150℃前後の空気A1が、第1チューブ1aを介してタンク4aの第1部屋6へ流入する間に第1フィン1bを介して外気と熱交換することにより50℃前後まで冷却された後、出力ポートP2から排出される。
また、第2熱交換器2における入出力ポートP3,P4は、図示を省略するツインターボの他方側に接続され、入力ポートP3からタンク4aの第2部屋7に流入した150℃前後の空気A2が、第2チューブ2aを介してタンク4bの第2部屋7へ流入する間に第2フィン2bを介して外気と熱交換することにより50℃前後まで冷却された後、出力ポートP4から排出される。
この際、上述したように、両仕切り板12,13の下端部12a,12bは、ダミーチューブ10の先端部に相当及び両チューブ1a,2aの先端部1d、2dとオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3a,3bとの間に所定の隙間W2を有した状態で設けられているため、破線で示すラビリンス構造Y(図4参照)が形成され、これにより、空気A1,A2(図4中一点鎖線矢印で図示)が隙間W2介して部屋6,7,8間を大量に流通するのを防止できる。
また、第1チューブ1aの空気A1と第2チューブ2aの空気A2とが対向するように流通するためタンク4a,4b内に仕切り板12,13を隔てて対向流が生じ、これにより、両部屋6,7,8間を流通するのを防止するのに好適となる。
加えて、空気A1,A2はラジエータの冷却水に比べて高速であるため、隙間W2によって仕切り板12,13付近で乱れる虞がない。
加えて、空気A1,A2はラジエータの冷却水に比べて高速であるため、隙間W2によって仕切り板12,13付近で乱れる虞がない。
また、上述したように、第1チューブ1aの空気A1と第2チューブ2aの空気A2は対向するように流通するため、両チューブ1a,2aの温度差は大きくなるが、該温度差に起因する熱衝撃をダミーチューブ10で緩和できる。
さらに、仕切り板12,13の隙間W2を介して空気A1,A2が流通した場合でも、その流速は第3部屋8に流入した際に減速するため、高速かつ大量に空気A1,A2が両部屋6,7,8間を流通する虞はない。
以下、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例2の一体型インタークーラにあっては、第1チューブ1aの空気A1と第2チューブ2aの空気A2は対向するように流通させ、第1コア部1cと第2コア部2cの境界位置にダミーチューブ10を配置すると共に、このダミーチューブ10に隣接してタンク4a,4b内に仕切り板12,13を設け、仕切り板12,13をタンク4a,4bに一体的に形成すると共に、その下端部12a,13aをダミーチューブ10の先端部(キャップ11の先端部11a)及び両チューブ1a,2aの先端部1d,2dとオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3a,3bとの間に所定の隙間W2を有した状態で設けることによりラビリンス構造Yを形成したため、仕切り板12,13とコアプレート3a,3bとの間に隙間W2を形成して両者のろう付けを省略できると同時に、第1熱交換器1の空気A1と第2熱交換器2の空気A2とが隙間W2を介して大量に流通するのをラビリンス構造Yで防止できる。
以上、説明したように、本実施例2の一体型インタークーラにあっては、第1チューブ1aの空気A1と第2チューブ2aの空気A2は対向するように流通させ、第1コア部1cと第2コア部2cの境界位置にダミーチューブ10を配置すると共に、このダミーチューブ10に隣接してタンク4a,4b内に仕切り板12,13を設け、仕切り板12,13をタンク4a,4bに一体的に形成すると共に、その下端部12a,13aをダミーチューブ10の先端部(キャップ11の先端部11a)及び両チューブ1a,2aの先端部1d,2dとオーバーラップした状態で、且つ、コアプレート3a,3bとの間に所定の隙間W2を有した状態で設けることによりラビリンス構造Yを形成したため、仕切り板12,13とコアプレート3a,3bとの間に隙間W2を形成して両者のろう付けを省略できると同時に、第1熱交換器1の空気A1と第2熱交換器2の空気A2とが隙間W2を介して大量に流通するのをラビリンス構造Yで防止できる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、本実施例では第1チューブ1aの空気A1と第2チューブ2aの空気A2は対向するように流通する所謂対向流の一体型インタークーラについて説明したが、空気A1,A2が同じ方向に流通するタイプの一体型インタークーラに適用しても良い。
例えば、本実施例では第1チューブ1aの空気A1と第2チューブ2aの空気A2は対向するように流通する所謂対向流の一体型インタークーラについて説明したが、空気A1,A2が同じ方向に流通するタイプの一体型インタークーラに適用しても良い。
また、図6に示すように、本実施例1の一体型インタークーラにおける仕切り板5の両側のチューブをダミーチューブ10としても良い。
また、仕切り板、ダミーチューブ10の形成数については適宜設定でき、図7に示すように、ダミーチューブ10を複数本設ける場合には、セパレータ12,13に隣接するダミーチューブ10との間でラビリンス構造を形成すれば良い。ただし、ダミーチューブ10の数を多くすると放熱面積が減少してコア部全体の大型化に繋がるためあまり好ましくない。
また、仕切り板、ダミーチューブ10の形成数については適宜設定でき、図7に示すように、ダミーチューブ10を複数本設ける場合には、セパレータ12,13に隣接するダミーチューブ10との間でラビリンス構造を形成すれば良い。ただし、ダミーチューブ10の数を多くすると放熱面積が減少してコア部全体の大型化に繋がるためあまり好ましくない。
P1、P3 入力ポート
P2、P4 出力ポート
1 第1熱交換器
1a 第1チューブ
1b 第1フィン
1c 第1コア部
1d、2d 先端部
2 第2熱交換器
2a 第2チューブ
2b 第2フィン
2c 第2コア部
3a、3b コアプレート
4a、4b タンク
5 仕切り板
5a 先端部
6 第1部屋
7 第2部屋
8 第3部屋
10 ダミーチューブ
11 キャップ
11a 先端部
12、13 仕切り板
12a、13a 先端部
P2、P4 出力ポート
1 第1熱交換器
1a 第1チューブ
1b 第1フィン
1c 第1コア部
1d、2d 先端部
2 第2熱交換器
2a 第2チューブ
2b 第2フィン
2c 第2コア部
3a、3b コアプレート
4a、4b タンク
5 仕切り板
5a 先端部
6 第1部屋
7 第2部屋
8 第3部屋
10 ダミーチューブ
11 キャップ
11a 先端部
12、13 仕切り板
12a、13a 先端部
Claims (2)
- 第1熱交換器の第1チューブと第1フィンが交互に複数配置された第1コア部と、
第2熱交換器の第2チューブと第2フィンが交互に複数配置された第2コア部と、
前記第1チューブ及び第2チューブの両端部が嵌挿固定されたコアプレートと、
前記コアプレートに接合されたタンクを備え、
前記第1コア部と第2コア部の境界位置となるタンク内に仕切り板が設けられた一体型インタークーラであって、
前記仕切り板をタンクに一体的に形成すると共に、その下端部を該仕切り板と隣接する第1チューブまたは第2チューブの先端部とオーバーラップした状態で、且つ、コアプレートとの間に所定の隙間を有した状態で設けることによりラビリンス構造を形成したことを特徴とする一体型インタークーラ。 - 請求項1記載の一体型インタークーラにおいて、
前記第1チューブの流通媒体と第2チューブの流通媒体を対向するように流通させ、
前記第1コア部と第2コア部の境界位置にダミーチューブを配置すると共に、このダミーチューブに隣接してタンク内に仕切り板を設け、
前記仕切り板をタンクに一体的に形成すると共に、その下端部を少なくともダミーチューブの先端部とオーバーラップした状態で、且つ、コアプレートとの間に所定の隙間を有した状態で設けることによりラビリンス構造を形成したことを特徴とする一体型インタークーラ。
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Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8186159B2 (en) * | 2005-05-31 | 2012-05-29 | Valeo Systemes Thermiques | Intake air cooler for dual-state turbocharging turbocompressed heat engine and corresponding air circuit |
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-
2005
- 2005-01-04 JP JP2005000256A patent/JP2006189181A/ja active Pending
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US8186159B2 (en) * | 2005-05-31 | 2012-05-29 | Valeo Systemes Thermiques | Intake air cooler for dual-state turbocharging turbocompressed heat engine and corresponding air circuit |
KR101328523B1 (ko) | 2007-08-17 | 2013-11-13 | 한라비스테온공조 주식회사 | 인터쿨러 일체형 라디에이터 |
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