JP2007071404A - 車両用熱交換器 - Google Patents

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    • F28F2215/02Arrangements of fins common to different heat exchange sections, the fins being in contact with different heat exchange media

Abstract

【課題】 各チューブの付け根の温度を均一化して熱歪みを小さくできると共に、チューブの付け根に車両走行風や強制風が直接当たることを制御することにより、チューブの付け根の亀裂・破損を防止できる車両用熱交換器の提供。
【解決手段】 所定の間隔を置いて配置される一対のタンク3a,3b(4a,4b)と、一対のタンク3a,3b(4a,4b)に挿通された状態で固定される複数のチューブ3c(4c)と、隣接するチューブ3c(4c)同士の間に配置されるフィン5とから構成されるコア部3d(4d)を備え、車両走行風またはファン2bによる強制風をコア部3d(4d)に通過させることにより、タンク3a(4a)からタンク3b(4b)へチューブ3c(4c)を介して流通する流通媒体を冷却するようにした車両用熱交換器において、各チューブ3c(4c)の付け根を覆う重ね部7(防風手段に相当)を備えることとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両用熱交換器に関する。
従来、所定の間隔を置いて配置される一対のタンクと、この一対のタンクに挿通された状態で固定される複数のチューブと、隣接するチューブ同士の間に配置されるフィンとから構成されるコア部を備え、車両走行風またはファンによる強制風をコア部に通過させることにより、一対のタンクのうちの一方側のタンクから他方側のタンクへチューブを介して流通する流通媒体を冷却するようにした車両用熱交換器の技術が公知になっている(特許文献1、2参照)。
特開2003−42685号公報 特開平11−173784号公報
しかしながら、従来の発明においては、車両のバンパアーマチュアやフロントグリルの開口部等の位置により、車両走行風またはファンによる強制風が全てのチューブに対して均一に当たることはないため、風が良く当たるチューブとあまり当たらないチューブ同士の間で温度差が生じてその熱応力がチューブの付け根に集中して亀裂・破損が発生するという問題点があった。
また、このような問題はチューブの付け根が風に当たって熱歪みが発生することが大きな要因となっていることが分かった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、各チューブの付け根の温度を均一化して熱歪みを小さくできると共に、チューブの付け根に車両走行風や強制風が直接当たることを制御することにより、チューブの付け根の亀裂・破損を防止できる車両用熱交換器を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、所定の間隔を置いて配置される一対のタンクと、前記一対のタンクに挿通された状態で固定される複数のチューブと、前記隣接するチューブ同士の間に配置されるフィンとから構成されるコア部を備え、車両走行風またはファンによる強制風をコア部に通過させることにより、前記一対のタンクのうちの一方側のタンクから他方側のタンクへチューブを介して流通する流通媒体を冷却するようにした車両用熱交換器において、前記各チューブにおけるタンクとの付け根を覆う防風手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、所定の間隔を置いて配置される一対のタンクと、前記一対のタンクに挿通された状態で固定される複数のチューブと、前記隣接するチューブ同士の間に配置されるフィンとから構成されるコア部を備え、車両走行風またはファンによる強制風をコア部に通過させることにより、前記一対のタンクのうちの一方側のタンクから他方側のタンクへチューブを介して流通する流通媒体を冷却するようにした車両用熱交換器において、前記各チューブにおけるタンクとの付け根を覆う防風手段を備えるため、防風手段によって各チューブの付け根の温度を均一化して熱歪みを小さくできると共に、チューブの付け根に車両走行風や強制風が直接当たることを制御することにより、チューブの付け根の亀裂・破損を防止できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
なお、本実施例1では車両用熱交換器をラジエータとコンデンサが一体的に形成された一体型車両用熱交換器に適用した場合について説明する。
図1は本発明の実施例1の車両用熱交換器を示す分解斜視図、図2は同斜視図、図3はコア部の詳細を説明する斜視断面図(レインフォースの一部は二点差線で図示)、図4は本発明の実施例1の車両用熱交換器の正面図である。
図5は重ね部とチューブの付け根の配置を説明する模式断面図、図6は流通媒体の流れを説明する模式図、図7は本実施例1のチューブの歪みを測定した結果を示す図、図8はラジエータのコア部を示す図であり、歪みセンサを設けた位置を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、本実施例1の車両用熱交換器1には、ファンシュラウド2が備えられている。
車両用熱交換器1は、車両後方側に配置されるラジエータ3と、その車両前方側に重ねられた状態で配置されるコンデンサ4とが一体的に固設されて成る一体型熱交換器が採用されている。
ラジエータ3は、所定間隔をおいて対向配置される一対のタンク3a,3bと、コア部3dで構成されている。
また、タンク3aの上部には車両後方側へ突出した入出力ポートP1が設けられ、一方、タンク3bの下部には車両後方側へ突出した入出力ポートP2が設けられている。
図3に示すように、コア部3dは、一対のタンク3a,3bの間に挿通し固定された複数のチューブ3cと、隣接するチューブ3c同士の間に配置され、且つ、コンデンサ4のコア部4dと共用する波状のフィン5で構成されている。
なお、本実施例1のチューブ3cは、その内部が中央で仕切られた所謂B型偏平チューブが採用されているが、この限りではない。
コンデンサ4は、所定間隔をおいて対向配置される一対のタンク4a,4bと、コア部4dで構成されている。
図4に示すように、タンク4aの内部は仕切り板4eによって2つの室R1,R4に仕切られ、一方、タンク4bの内部は仕切り板4fによって2つの室R2,R3に仕切られている。
また、タンク4aの室R1に近接した側方には入出力ポートP3,P4設けられる他、入出力ポートP3は室R1に連通され、一方、入出力ポートP4は、パイプ4gを介して室R4に連通されている。
また、タンク4bには室R3,R4に連通したレシーバ4hのパイプ4i,4jが接続されている。
また、コア部4dは、一対のタンク4a,4bの間に挿通し固定された複数のチューブ4cと、隣接するチューブ4c同士の間に配置される前述のフィン5で構成されている。
そして、ラジエータ3のタンク3a,3b及びコンデンサ4のタンク4a,4bの上下端部には、レインフォース6a,6bが挿通し固定されることにより、これら両者が一体的に連結固定されている。
なお、図3に示すように、本実施例1では、室R1,R2に対応するフィン5に所謂伝熱フィンが採用され、室R3,R4に対応するフィン5に開口部5aが形成された所謂断熱フィンが採用されているが、この限りではない。
同様に、フィン5における各チューブ3c,4cに近接した部位にはルーバ5bが形成されているが、このルーバ5bの配置や形状については適宜設定できる。
その他、車両用熱交換器1の各構成部材は全てアルミ製であり、各構成部材の接合部のうち、一方側にはろう材からなるクラッド層(ブレージングシート)が設けられ、これらは予め仮組された後、図外の加熱炉で熱処理されることにより一体的にろう付け固定される。
なお、レシーバ4hについては、加熱処理後の車両用熱交換器1に対して図外のブラケットや溶接で固定しても良い。
図1に示すように、ファンシュラウド2は、ファンシュラウド本体2aと、図示を簡略化するファン2bで構成されている。
ファンシュラウド本体2aは、樹脂製で一体的に形成される他、その前面には車両用熱交換器1の後面に重ね合わせるための平坦な重ね部7が形成されている。
また、重ね部7には後述する大きさで矩形状の開口縁部2cが形成されると共に、この開口縁部2cから円形状の開口部2dへ向かって傾斜するシュラウド部2eが形成されている。
ファン2bは開口部2dに装着される一般的なモータファンが採用される。なお、ファン2bの羽根はリングファンを採用しても良い。
そして、ファンシュラウド本体2aの左右上部にはボルト孔2f、2gが形成され、左右下部には下方に突出した板状の挿入部2h,2iが形成されており、図2に示すように、ファンシュラウド本体2aの挿入部2h,2iをラジエータ3のタンク3a,3bの下部後面に設けられた袋状のブラケット部(図示せず)に上方から挿入して保持させた後、ボルト孔2f、2gからラジエータ3のタンク3a,3bの上部後面に設けられたボルト孔(図示せず)に図示を省略するボルトを挿入して螺合することにより、両者が固定される。
この際、図5に示すように、前述した重ね部7の開口縁部2cの大きさは、車両用熱交換器1のコア部3d(4d)の大きさに対して上下方向の長さが略等しく、左右方向の長さが幅W1×2だけ短く形成されており、これによって、重ね部7がそれぞれタンク3a,3bから幅W1の範囲において各チューブ3cの付け根を覆った状態で配置されている。
次に、作用を説明する。
図6に示すように、このように構成された交換器1は、図外のエンジン側からラジエータ3の入出力ポートP1を介してタンク3aに流入した約110℃前後の流通媒体Xが、コア部3dの各チューブ3cを流通する間にコア部3dを通過する車両走行風またはファン2bによる強制風とフィン5を介して熱交換されることにより約60℃前後まで冷却された後、タンク3bに流入して入出力ポートP2から再びエンジン側へ排出され、ラジエータとして機能する。
一方、図外のコンプレッサ側からコンデンサ4の入出力ポートP3を介してタンク4aの室R1に流入した約70℃前後の流通媒体Yは、コア部4dの室R1,R2に対応する各チューブ4cを流通する間にコア部4dを通過する車両走行風またはファン2bによる強制風とフィン5を介して熱交換された後、タンクの室R2に流入する。
次に、室R2内の流通媒体Yは、パイプ4iを介してレシーバ4h内で気液分離された後、液状の流通媒体Yのみがパイプ4jを介してタンクの室R3に流入して室R3,R4に対応する各チューブ4cを流通する間に、コア部4dを通過する車両走行風またはファン2bによる強制風とフィン5を介して熱交換されることにより、約45℃前後まで過冷却されてタンクの室R4に流入する。
最後に、室R4内の流通媒体Yは、パイプ4gを介して入出力ポートP4から図外のエバポレータ側へ排出され、コンデンサとして機能する。
ここで、従来の発明にあっては、車両のバンパアーマチュアやフロントグリルの開口部等の位置により、車両走行風またはファンによる強制風が全てのチューブに対して均一に当たることはないため、風が良く当たるチューブとあまり当たらないチューブ同士の間で温度差が生じてその熱応力がチューブの付け根に集中して亀裂・破損が発生するという問題点があった。
また、このような問題はチューブの付け根が風に当たって熱歪みが発生することが大きな要因となっていることが分かった。
なお、本実施例1の車両用熱交換器1のように、ラジエータ3とコンデンサ4においては、それぞれの流通媒体の温度関係からコンデンサ4に比べてラジエータ3に熱応力が大きく作用してチューブ3cの付け根に亀裂・破損が発生し易い。
これに対し、本実施例1の車両用熱交換器にあっては、ファンシュラウド2の重ね部7が各チューブ3cの付け根を覆うため、各チューブ3cの付け根に車両走行風または強制風が通過するのを妨げることができる。
従って、各チューブ3cの付け根の温度を均一化してその熱歪みを小さくできると共に、チューブ3cの付け根に車両走行風や強制風が直接当たることを制御することにより、チューブ3cの付け根の亀裂・破損を防止できる。
同様に、コンデンサ4のコア部4dにおける各チューブ4cの付け根の温度を均一化して熱歪みを小さくでき、チューブ4cの付け根の亀裂・破損を防止できる。
即ち、本実施例1ではファンシュラウド2の重ね部7が各チューブ3c(4c)におけるタンク3a,3b(4a,4b)との付け根を覆うことにより、図6のコア部3d,4dのハッチング部分における車両走行風または強制風を妨げる防風手段となる。
なお、本実施例1では、重ね部7が平坦な板状に形成されてチューブ3cとの間に僅かな隙間W2(図5参照)が形成されるため、ここに、図外の介在部材を設けて隙間W2を埋めても良い。
ここで、チューブ3cの付け根を覆う重ね部7の幅W1を0〜20mmの範囲内で変えてその歪み値を測定した結果を図7に示す。
なお、測定に際しては車両の走行状態を再現した状態でラジエータ3、コンデンサ4、モータファン2bを作動させた。また、車両用熱交換器1の前方側には、図4、8の二点鎖線で示すバンパアーマチュアが配置されている。
また、測定方法としては、図8に示すラジエータ3のコア部3dの最外端となるチューブ3cの付け根A1,A2と、二点差線で示すバンパアーマチュアの後面となるチューブ3cの付け根A3,A4にそれぞれ歪みセンサを装着して行った。
図7に示すように、幅W1が20mm以下の範囲内においてチューブ3cの歪み値が、重ね部7を設けない場合と比べて低減されることが証明された。
また、この結果により幅W1を5mm〜20mmに設定するのが好適であることが分かった。
なお、幅W1を20mm以上に設定すると、コア部4dの放熱面積の減少によって車両用熱交換器1の冷却性能に悪影響を与えてしまうため、好ましくない。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の車両用熱交換器にあっては、所定の間隔を置いて配置される一対のタンク3a,3b(4a,4b)と、一対のタンク3a,3b(4a,4b)に挿通された状態で固定される複数のチューブ3c(4c)と、隣接するチューブ3c(4c)同士の間に配置されるフィン5とから構成されるコア部3d(4d)を備え、車両走行風またはファン2bによる強制風をコア部3d(4d)に通過させることにより、タンク3a(4a)からタンク3b(4b)へチューブ3c(4c)を介して流通する流通媒体を冷却するようにした車両用熱交換器において、各チューブ3c(4c)の付け根を覆う重ね部7(防風手段に相当)を備えるため、各チューブ3c(4c)の付け根の温度を均一化して熱歪みを小さくできると共に、チューブ3c(4c)の付け根に車両走行風や強制風が直接当たることを制御することにより、チューブの付け根の亀裂・破損を防止できる。
また、防風手段をファンシュラウド2の重ね部7で形成したため、部品点数を増やすことなく、ファンシュラウド2を車両用熱交換器1に組み付ける作業でもって各チューブ3c(4c)の付け根を覆うことができる。
以下、実施例2を説明する。
図9は本実施例2の車両用熱交換器を示す分解斜視図、図10は同斜視図である。
なお、本実施例2において、実施例1と同一構成部材については同じ符号を付してその説明を省略し、相違点のみ詳述する。
図9に示すように、本実施例2では、車両用熱交換器1の左右前面にエアガイド20,21が備えられている。
具体的には、各エアガイド20,21は車両上下方向に長い板状の直線部22と該直線部22の後方端部から車幅方向に直角に屈折した板状の屈折部23を備えてポリウレタンまたはポリプロピレン等の発泡体またはゴム等の弾性樹脂で一体的に形成されている。
そして、図10に示すように、各エアガイド20,21の屈折部23でコンデンサ4のコア部4dの各チューブ4cの付け根をタンク4a,4bから幅W1(実施例1の図5で説明した幅W1と同値)の範囲内で覆うように該エアガイド20,21が設けられ、これによって、各エアガイド20,21の屈折部23でコア部4dの各チューブ4cの付け根を覆うことにより、コア部3dの各チューブ3cの付け根に車両走行風や強制風が直接当たるのを防ぐことができる。
従って、各チューブ3cの付け根の温度を均一化できると共に、チューブ3cの付け根に車両走行風や強制風が直接当たることを制御することにより、チューブ3cの付け根の亀裂・破損を防止できる。
なお、エアガイド20,21は車両用熱交換器1に固定しても良いし、図外のラジエータコアサポートに固定しても良く、その際、エアガイド20,21の材質に応じて適宜の固定手段により固定する。
即ち、本実施例2ではエアガイド20,21の屈折部23が各チューブ3c(4c)におけるタンク3a,3b(4a,4b)との付け根を覆う防風手段となる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、本実施例では車両用熱交換器をラジエータとコンデンサが一体的に形成された一体型熱交換器に適用した場合について説明したが、ラジエータとコンデンサは別体でも良いし、その他のサブラジエータ等の車両用熱交換器に適用しても良い。
また、ファンシュラウド2の重ね部7やエアガイド20,21の屈折部23を含む詳細な部位の形状は適宜設定でき、例えば、図11に示すように、隙間W2(図5参照)を埋めるような形状の重ね部30を設けたり、図12に示すように、重ね部7に幅W1の範囲においてコア部3dおける隙間W2の車両走行風や強制風の通過を防ぐ突起部40を形成しても良い。
本発明の実施例1の車両用熱交換器を示す分解斜視図である。 本実施例1の車両用熱交換器を示す斜視図である。 コア部の詳細を説明する斜視断面図(レインフォースの一部は二点差線で図示)である。 本実施例1の車両用熱交換器の正面図である。 重ね部とチューブの付け根の配置を説明する車両用熱交換器の模式断面図である。 流通媒体の流れを説明する模式図である。 本実施例1のチューブの歪みを測定した結果を示す図である。 ラジエータのコア部を示す図であり、歪みセンサを設けた位置を説明する図である。 本発明の実施例2の車両用熱交換器を示す分解斜視図である。 本実施例2の車両用熱交換器を示す斜視図である。 その他の実施例の重ね部とチューブの付け根の配置を説明する図である。 その他の実施例の重ね部とチューブの付け根の配置を説明する図である。
符号の説明
P1、P2、P3、P4 入出力ポート
R1、R2、R3、R4 室
1 熱交換器
2 ファンシュラウド
2a ファンシュラウド本体
2b ファン
2c 開口縁部
2d 開口部
2e シュラウド部
2f、2g ボルト孔
2h、2i 挿入部
3 ラジエータ
3a、3b、4a、4b タンク
3c、3c チューブ
3d、4d コア部
4 コンデンサ
4e、4f 仕切り板
4g、4i、4j パイプ
4h レシーバ
5 フィン
5a 開口部
5b ルーバ
6a、6b レインフォース
7 重ね部

Claims (4)

  1. 所定の間隔を置いて配置される一対のタンクと、
    前記一対のタンクに挿通された状態で固定される複数のチューブと、前記隣接するチューブ同士の間に配置されるフィンとから構成されるコア部を備え、
    車両走行風またはファンによる強制風をコア部に通過させることにより、前記一対のタンクのうちの一方側のタンクから他方側のタンクへチューブを介して流通する流通媒体を冷却するようにした車両用熱交換器において、
    前記各チューブにおけるタンクとの付け根を覆う防風手段を備えることを特徴とする車両用熱交換器。
  2. 請求項1記載の車両用熱交換器において、
    前記防風手段をファンシュラウドの一部で形成したことを特徴とする車両用熱交換器。
  3. 請求項1記載の車両用熱交換器において、
    前記防風手段をエアガイドの一部で形成したことを特徴とする車両用熱交換器。
  4. 請求項1〜3のうちいずれかに記載の車両用熱交換器において、
    前記防風手段は、各チューブにおけるタンクとの付け根から20mm以下の範囲内で覆うことを特徴とする車両用熱交換器。
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