JP2006189119A - 回転センサ付き軸受ユニット - Google Patents

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Hiroyoshi Ito
浩義 伊藤
Seiichi Takada
声一 高田
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Abstract

【課題】軸に取付けた軸受とセンサユニットの組み合わせからなる回転センサ付き軸受ユニットにおいて、大きな衝撃力が加わる機器に使用される場合にエンコーダの芯金が抜け出したり、空回りしたりすることを防止し、高い精度のセンサ出力が得られるようにすることである。
【解決手段】軸1に取付けられた内輪回転型の軸受2とセンサユニット3との組み合わせからなる回転センサ付き軸受ユニットにおいて、前記センサユニット3のエンコーダ13の芯金14を軸1の外径面に圧入嵌合によって固定し、該センサユニット3のセンサ21をエンコーダ13に対向して軸受2の外輪8に取付け、前記芯金14の内径面に突設したピン15を軸1の溝6に嵌合して芯金14の軸1に対する回り止め手段とした構成を採用した。
【選択図】図1

Description

この発明は、回転体の回転速度検出に用いられる回転センサ付き軸受ユニットに関し、特にエンコーダの回り止め構造に関するものである。
回転体の回転速度検出に用いられる回転センサ付き軸受ユニットには、磁気式、光学式等があるが、いずれの場合も転がり軸受の内輪(回転輪)端部に装着されたエンコーダ及び外輪(固定輪)端部に該エンコーダに対向して装着されたセンサユニットから構成される。前記エンコーダの環状支持部材(芯金)は内輪外径面に圧入固定され、また前記センサユニットの環状の固定部材は外輪内径面に圧入固定される(特許文献1、2参照)。
図4は、前記従来例の代表的な回転センサ付き軸受ユニットであり、軸31に取付けられた内輪回転型の転がり軸受32と磁気センサユニット33の組み合わせからなり、軸受32は軸31の小径部34に嵌合され、段差部35において軸方向の位置決めがなされる。センサユニット33の回転側を構成する磁気エンコーダ36は環状の支持部材である芯金37に支持され、その芯金37の内端部が内輪38の外径面端部に圧入固定される。センサユニット33の固定側は、外輪39の内径面に圧入固定された環状部材40の内周面にセンサハウジング41が設けられ、そのセンサハウジング41に前記エンコーダ36に対向した磁気センサ42が設けられる。
上記のように、従来の回転センサ付き軸受ユニットにおいては、エンコーダ36の芯金37の内周縁が軸受32の内輪38に圧入固定されたものであるため、これをインパクトレンチ等の大きな衝撃力が発生する機器に組込んだ場合、芯金37とともにエンコーダ36が内輪38に対して空回りしたり、場合によっては内輪38から抜け出したりする事態が想定される。
特開2002−349556号公報 特開平9−297151号公報
前記のような問題を解消するために、芯金37の内輪38に対する圧入量(締め代)を大きくすると、芯金37の変形が大きくなり、また引っ張り応力が大きくなるなど芯金37の機能に悪影響を及ぼすので圧入量をあまり大きくとることはできない。また、内輪38の幅寸法にも制限があるため、芯金37の圧入幅寸法w1を大きくとることはできない。さらに、芯金37の厚さt1を大きくして剛性を高めることにも限度がある。
そこで、この発明は、上記のような制限を受けることなく、衝撃力を受ける機器に使用した場合において、エンコーダの抜けや空回り等が防止でき、高いセンサ出力精度が得られる回転センサ付き軸受ユニットを提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明においては、軸に取付けられた内輪回転型の軸受と前記軸の回転速度を検知するセンサユニットとの組み合わせからなる回転センサ付き軸受ユニットにおいて、前記センサユニットのエンコーダを前記軸の外径面に圧入固定するとともに、該センサユニットのセンサを該エンコーダに対向して前記軸受の外輪側に取付け、前記エンコーダの環状支持部材と前記軸との間に回り止め手段を設けた構成を採用した。
前記のセンサユニットの検知方式は磁気的検知方式、光学的検知方式のいずれの場合もあり、軸と一体に回転するエンコーダの磁気的又は光学的変化が固定側に取付けられたセンサユニットのセンサによって検出され、その検出信号が外部に出力される。
前記の回り止め手段としては、エンコーダの環状支持部材の内径面に設けたピンを軸外径面の溝に嵌合させた構成、軸の外径面に軸方向に沿って平行に設けられた外径側凹凸条と環状支持部材の内径面に設けた内径側凹凸条を相互に嵌合させた構成、軸の外径面に設けた1以上の外径側カット面と環状支持部材の内径面に同数設けた内径側カット面を相互に嵌合させた構成などがある。
以上のように、この発明に係る回転センサ付き軸受ユニットは、エンコーダがその支持部材(芯金)を介して直接軸に圧入嵌合により固定されるため、支持部材の肉厚や、締め代、剛性等を大きくとることができ、軸に対する嵌合強度を高めることができる。このため、エンコーダの抜けや回転方向の空回りを防止することができ、製品の信頼性及び耐久性が向上する。また、エンコーダが支持部材を介して軸に直接固定されるので、軸受内輪の回転振れ精度の影響を受けることがない。そのため、エンコーダの回転振れ精度が向上し、センサ出力精度が向上する。
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1に示した実施例の回転センサ付き軸受ユニットは、軸1に取付けられた内輪回転型の転がり軸受2、及び軸1と軸受2に組付けられた磁気センサユニット3とからなる。軸1は段差部4を有し、軸受2が軸1の小径部5に嵌合されるとともに、段差部4により軸方向の位置決めがなされる。軸1の小径部5には図示省略の端部から軸受2の部分に至る範囲に軸方向の溝6が設けられる。
転がり軸受2は、内輪7と外輪8、これらの転走溝間に保持器9により一定間隔に保持されたボール11とからなり、内輪7と外輪8の一端面相互間にシール部材12が装着される。
磁気センサユニット3の回転側を構成する磁気エンコーダ13は、支持部材である環状の芯金14の外径面に一体に設けられる。芯金14は軸1の小径部5に圧入固定される内径を有する。その肉厚t2は前記エンコーダ13が後述の磁気センサ21に対して従来の場合と同じすき間をおいて対向し得るように、内輪7の肉厚分だけ厚く形成される。芯金14の内径面には、径方向内向きに突き出したピン15が設けられ、該芯金14を軸1の小径部5に圧入させる際にピン15を小径部5の溝6に嵌合させ、該芯金14とこれと一体のエンコーダ13を圧入して内輪7の一端面に突き当てる。ピン15は溝6に対し回転方向にがたつき無く嵌合される(図1(b)参照)。ピン15と溝6を複数箇所に設けてもよい。
センサユニット3の固定側は、前記の磁気エンコーダ13に対向して、外輪8内径面端部に外環部材16が嵌合固定され、その外環部材16の内径面にセンサハウジング17が設けられる。そのセンサハウジング17に基板18とそのモールド部19が埋め込まれ、その内径面に前記磁気エンコーダ13に所要のすき間をおいて対向した磁気センサ21が設けられる。
実施形態の回転センサ付き軸受ユニットは以上のようなものであり、従来の場合と同様に、軸1と共に芯金14とエンコーダ13が一体に回転し、そのエンコーダ13の磁気的変化がセンサ21により検知され、基板18の電子回路をへて検知信号が外部に出力される。芯金14は直接軸1の小径部5に圧入嵌合されているので、内輪7の回転振れ精度の影響を受けることがない。また、芯金14は全体のコンパクト性に影響を与えることなく十分大きい肉厚t2(=t1+内輪7の肉厚)をもつように形成されるので、大きな圧入量(締め代)をもって強固に嵌合させることができる。そのため、大きな衝撃が加わった場合にも芯金14が抜け出すおそれがない。また、回転方向にはピン15が溝6に係合されるため芯金14の空回りが防止される。
芯金14の空回り防止構造としては、前記のピン15と溝6との嵌合構造の他に、図2(a)(b)に示したようないわゆるスプライン又はセレーションによるものがある。この場合は軸1の小径部5の外径面に軸方向に沿って平行に外径側凹凸条22を設けるとともに、芯金14の内径面に前記外径側凹凸条22と相補的な形状をなした内径側凹凸条23を設け、これらの凹凸条22、23を相互に嵌合させた構成である。なお、芯金14の軸方向への移動を阻止するために、小径部5にストッパリング28を嵌合しこれを芯金14の外端面に当てビス27で固定する構造を設けることが望ましい。
図3(a)(b)は、小径部5の外径面の1個所に外径側カット面24を設けるとともに、芯金14の内径面にその外径側カット面24と相補的な形状をなす内径側カット面25を設け、これらのカット面24、25を相互に嵌合させた構成である。なお、図3(c)に示したように、小径部5の外径面に複数の外径側カット面24を設けるとともに、芯金14の内径面にもこれと相補的な形状をなす同数の内径側カット面25を設け、これらのカット面24、25を相互に嵌合させた構成としてもよい。
(a)実施形態の断面図、(b)(a)のb−b線の断面図 (a)変形例の断面図、(b)(a)のb−b線の断面図 (a)変形例の断面図、(b)(a)のb−b線の断面図、(c)(a)を一部変形した場合のb−b線の断面図 従来例の断面図
符号の説明
1 軸
2 軸受
3 磁気センサユニット
4 段差部
5 小径部
6 溝
7 内輪
8 外輪
9 保持器
11 ボール
12 シール部材
13 磁気エンコーダ
14 芯金
15 ピン
16 外環部材
17 センサハウジング
18 基板
19 モールド部
21 磁気センサ
22 外径側凹凸条
23 内径側凹凸条
24 外径側カット面
25 内径側カット面
27 ビス
28 ストッパリング

Claims (4)

  1. 軸に取付けられた内輪回転型の軸受と前記軸の回転速度を検知するセンサユニットとの組み合わせからなる回転センサ付き軸受ユニットにおいて、前記センサユニットのエンコーダを前記軸の外径面に圧入固定するとともに、該センサユニットのセンサを該エンコーダに対向して前記軸受の外輪側に取付け、前記エンコーダの環状支持部材と前記軸との間に回り止め手段を設けたことを特徴とする回転センサ付き軸受ユニット。
  2. 前記回り止め手段が、前記エンコーダの環状支持部材の内径面に設けられたピンと、前記軸の外径面にその長さ方向に設けられた溝とからなり、前記ピンが該溝に嵌合された構成であることを特徴とする請求項1に記載の回転センサ付き軸受ユニット。
  3. 前記回り止め手段が、前記軸の外径面に軸方向に沿って平行に設けられた外径側凹凸条と、前記環状支持部材の内径面に前記外径側凹凸条と相補的な形状をなして設けられた内径側凹凸条とからなり、前記両方の凹凸条が相互に嵌合された構成であることを特徴とする請求項1に記載の回転センサ付き軸受ユニット。
  4. 前記回り止め手段が、前記軸の外径面に設けられた1以上の外径側カット面と、前記環状支持部材の内径面に前記外径側カット面と相補的な形状をなして同数設けられた内径側カット面とからなり、前記両方のカット面が相互に嵌合された構成であることを特徴とする請求項1に記載の回転センサ付き軸受ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114033794A (zh) * 2021-11-16 2022-02-11 武汉理工大学 一种回转支承运行状态在线监测装置
DE102021112953A1 (de) 2021-05-19 2022-11-24 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Ringförmige Sensoranordnung

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