JP2006188744A5 - - Google Patents

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前記課題を解決するための本発明に係る電池ケース用アルミニウム合金板は、 Mn:0.9質量%以上1.5質量%以下、Cu:0.7質量%以上1.0質量%以下、Mg:0.2質量%以上0.6質量%以下、Si:0.05質量%以上0.50質量%以下、Fe:0.05質量%以上0.60質量%以下を含有し、Zn:0.10質量%以下に規制し、残部Alおよび不可避的不純物からなるように構成した(請求項1)。
また、本発明に係る電池ケース用アルミニウム合金板は、前記Siの含有量とFeの含有量との比(Si/Fe)が0.2〜6.0であるように構成した(請求項)。
また、本発明に係る電池ケース用アルミニウム合金板は、請求項1または請求項2に記載の電池ケース用アルミニウム合金板の引張強度(σB)および0.2%耐力(σ0.2)が、6N/mm2<(σB)−(σ0.2)<50N/mm2、かつ、(σ0.2)≧240N/mm2の関係式を満足するように構成した(請求項)。
また、本発明に係る電池ケース用アルミニウム合金板の製造方法は、請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のアルミニウム合金を溶解・鋳造して鋳塊を作製する第1工程と、前記鋳塊に均質化熱処理を施す第2工程と、均質化熱処理された前記鋳塊を熱間圧延および冷間圧延して圧延板を作製する第3工程と、前記圧延板に中間焼鈍を施す第4工程と、中間焼鈍された前記圧延板に最終冷間圧延を施してアルミニウム合金板を作製する第5工程とを含むように構成した(請求項)。
また、本発明に係る電池ケース用アルミニウム合金板の製造方法は、前記第5工程において、最終冷間圧延された前記圧延板に80〜200℃、0.5〜8時間の最終焼鈍を施すように構成した(請求項)。
(実施例4、5:参考例
次に、実施例4、5(参考例)として、表3に示す組成のアルミニウム合金を用いて、実施例1〜3と同様にアルミニウム合金板を作製した。そして、実施例4、5(参考例)のアルミニウム合金板および前記実施例1〜3のアルミニウム合金板を用いて、レーザー溶接性(溶接部強度)ついての評価を、以下のように行った。その結果を表4に示す。
〔レーザー溶接性(溶接部強度)〕
前記アルミニウム合金板にパルスレーザーを照射して、直径500μmの単点スポットを形成させ、単点スポットの内部硬度(スポット硬度)をビッカース硬度計で測定した。なお、単点あたりの照射エネルギーは4Jとした。
Figure 2006188744
Figure 2006188744
表4に示すように、実施例1〜3、実施例4、5(参考例)は、スポット硬度が高く、実際に角型電池ケースと蓋部を溶接する際にも良好なレーザー溶接性(溶接部強度)が得られることを示している。また、実施例1〜3は、実施例4、5(参考例)に比べてCuの含有量が多いため(表1、3参照)、スポット硬度が約7%高くなり、さらに良好なレーザー溶接性(溶接部強度)を示している。
また、実施例4、5(参考例)については、実施例1〜3と同様にして、アルミニウム合金板での強度、および角型電池ケースでのレーザー溶接性(溶接割れ性)の評価を行い、その結果を表5に示す。表5に示すように、実施例4、5(参考例)は、良好な強度、レーザー溶接性(溶接割れ性)を示している。
Figure 2006188744

Claims (5)

  1. Mn:0.9質量%以上1.5質量%以下、Cu:0.7質量%以上1.0質量%以下、Mg:0.2質量%以上0.6質量%以下、Si:0.05質量%以上0.50質量%以下、Fe:0.05質量%以上0.60質量%以下を含有し、Zn:0.10質量%以下に規制し、残部Alおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金で構成されることを特徴とする電池ケース用アルミニウム合金板。
  2. 前記Siの含有量とFeの含有量との比(Si/Fe)が0.2〜6.0であることを特徴とする請求項1に記載の電池ケース用アルミニウム合金板。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池ケース用アルミニウム合金板の引張強度(σB)および0.2%耐力(σ0.2)が、6N/mm2<(σB)−(σ0.2)<50N/mm2、かつ、(σ0.2)≧240N/mm2の関係式を満足することを特徴とする電池ケース用アルミニウム合金板。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のアルミニウム合金を溶解・鋳造して鋳塊を作製する第1工程と、
    前記鋳塊に均質化熱処理を施す第2工程と、
    均質化熱処理された前記鋳塊を熱間圧延および冷間圧延して圧延板を作製する第3工程と、
    前記圧延板に中間焼鈍を施す第4工程と、
    中間焼鈍された前記圧延板に最終冷間圧延を施してアルミニウム合金板を作製する第5工程とを含むことを特徴とする電池ケース用アルミニウム合金板の製造方法。
  5. 前記第5工程において、最終冷間圧延された前記圧延板に80〜200℃、0.5〜8時間の最終焼鈍を施すことを特徴とする請求項に記載の電池ケース用アルミニウム合金板の製造方法。
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