JP2006188036A - 擬似コアへのラベル受渡し方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】擬似コアにラベルを受け渡す際に、ラベルを位置出しした状態で受け渡して成形不良品が発生するのを低減する。擬似コアによるラベルの吸引力を低くして装置自体を小型化及び低コスト化する。
【解決手段】少なくとも長手方向の中央部に吸着保持されたラベル25を、内面が擬似コアの外形状にほぼ一致する中空部23a及び一部に中空部23aと連通する開口部23bを有した擬似金型23に対し、開口部23bを介して弾性変形させながら挿入されて中空部23aの内面に沿うように弾性変形させた状態で擬似金型23内に保持し、擬似金型23の中空部23a内に進入する擬似コア21に対してラベル25を受渡し可能にする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、金型内に装着された所望の文字や絵等の各種デザインが印刷されたラベルに合成樹脂を一体成形するラベルインサート成形において、金型内にラベルを装着する擬似コアに対してラベルを高い位置精度で受け渡す擬似コアへのラベル受渡し方法及びその装置に関する。
表面に所望の文字や絵等の各種デザインが印刷されたラベルが一体化された合成樹脂製のカップや容器等の成形品を成形するラベルインサート成形においては、例えば特許文献1に示すように外形状が成形品に一致し、外面に多数の吸引孔を有した擬似コアにラベルを巻付けた状態で吸引保持した後に、該擬似コアを金型内に進入させた状態でラベルの吸引保持を解除すると共に金型内にてラベルを吸引してラベルを金型内に装着している。
上記したラベルの装着方法においては、擬似コアの外面にラベルを巻付けた状態で吸引保持する際に、集積された最上層のラベルの長手方向中央部に擬似コアの一部外面を当接、若しくは近接させた状態で吸引し、その吸引力によりラベルを弾性変形させながら擬似コアの外面全体に巻付けている。
しかし、上記した擬似コアに対するラベルの受渡し方法にあっては、ラベルの長手方向端縁を吸引して擬似コアの外面へ巻付けるため、擬似コアによるラベルの吸引力を強力にする必要から大型の負圧(真空)発生装置を使用しなければならず、受渡し装置自体が大型化及び高コスト化する問題を有している。
また、擬似コアによる吸引力によりラベルを弾性変形させながら外面に巻付ける際に、ラベルの姿勢、特に長手方向端縁の姿勢が乱れ易く、擬似コアに対するラベルの巻付け状態が位置ずれし易かった。このような状態で、擬似コアに保持されたラベルを金型内に装着して成形品を成形した場合、成形品の表面に一体化されるラベルが位置ずれしたり、成形品の表面にラベルの皺が発生し、成形不良になっていた。
特開平5−285981号公報
解決しようとする問題点は、擬似コアに対してラベルを高い位置精度で受け渡すことができない点にある。また、擬似コアに対するラベルの受渡し装置が大型化、高コスト化する点にある。
請求項1のラベル受渡し方法は、擬似コアの外周面に巻付け状態で吸着されたラベルを金型内に装着した後に合成樹脂を射出して表面にラベルが一体化された成形品を成形するラベルインサート成形において、少なくとも長手方向の中央部に吸着保持されたラベルを、内面が擬似コアの外形状にほぼ一致する中空部及び一部に中空部と連通する開口部を有した擬似金型に対し、開口部を介して弾性変形させながら挿入されて中空部の内面に沿うように弾性変形させた状態で擬似金型内に保持し、擬似金型の中空部内に進入する擬似コアに対してラベルを受渡し可能にしたことを特徴とする。
請求項4のラベル受渡し装置は、搬入されたラベルの少なくとも長手方向中央部を吸着して保持する吸着保持部材と、内面が、ラベルを金型内に装着する擬似コアとほぼ一致する中空部を有すると共に一部に中空部と連通し、吸着保持部材の移動に伴って保持されたラベルを弾性変形させながら中空部内に挿入可能な開口部を有した擬似金型とを備え、中空部内に挿入されたラベルをその内面に密着した変形状態で保持し、中空部内に進入する擬似コアに対して受渡し可能にすることを特徴とする。
請求項6のラベル受渡し方法は、擬似コアの外面に巻付け状態で吸着されたラベルを金型内に装着した後に合成樹脂を射出して表面にラベルが一体化された成形品を成形するラベルインサート成形において、内面が擬似コアの外形状とほぼ一致する中空部を有すると共に側部に挿入開口部を有し、それぞれの挿入開口部が外側に位置した状態で隣接配置した少なくとも2個の擬似金型に対し、吸着保持されたラベルを挿入開口部から中空部内に弾性変形させながら進入して中空部の内面に沿った状態で保持させた後、擬似金型の中空部内に進入する擬似コアの外面にラベルを吸着保持させて受渡し可能にしたことを特徴とする。
請求項7のラベル受渡し装置は、可動体上に左右対称で隣接配置され、ラベルを金型内に装着する擬似コアの外面とほぼ一致する形状の中空部を有すると共に側部に中空部と連通する挿入開口部を有した少なくとも2個の擬似金型と、多数のラベルが積層されたラベル群からラベルを吸着して対応するそれぞれの擬似金型の挿入開口部にそれぞれ位置させる吸着部材と、各吸着部材に保持されたラベルを、挿入開口部を介して側方から中空部内へ弾性変形させながら押込んで内面に保持させる押込み部材と、擬似金型の軸線と直交方向で、各擬似金型と樹脂成形機の金型との間にて移動可能に設けられ、各擬似金型の中空部内に進入して中空部内に保持されたラベルを外面にて吸着保持する少なくとも2個の擬似コアと、可動体及び擬似コアの少なくとも一方を、擬似金型の中空部内に擬似コアが進入するように移動する移動部材とを備えたことを特徴とする。
本発明は、擬似コアにラベルを受け渡す際に、ラベルを位置出しした状態で受け渡して成形不良品が発生するのを低減できる。擬似コアによるラベルの吸引力を低くして装置自体を小型化及び低コスト化することができる。
本発明は、擬似コアに保持させるラベルを、擬似金型により保持状態と一致するよう変形させた状態で受け渡すことを最良の形態とする。
以下に実施例を示す図に従って本発明を説明する。
図1〜図3において、ラベル受渡し装置1の本体3には図示する左右方向へ延出する走行フレーム5が所定の高さに設けられ、該走行フレーム5にはスライダー7が往復移動するように支持される。走行フレーム5は図示しない往復駆動装置により走行フレーム5の一方端側に設定されたラベル取出し位置と他方端側に設定され、後述する擬似金型23にラベル25を供給するラベル供給位置との間で往復移動される。
尚、往復駆動装置としては、電動モータの駆動により走行する有端ベルト若しくは無端ベルトのベルト駆動装置、電動モータの駆動により回転する送りねじにより移動する送りねじ機構、リニアモータ、シリンダー等の何れであってもよい。また、走行フレーム5のラベル取出し位置にはラベル供給装置4が設けられ、多数枚のラベルが集積されたラベル群6が載置される載置台8を昇降制御し、常にラベル群の最上層に位置するラベルを一定の高さに位置させる。
上記スライダー7には上下方向に軸線を有したシリンダーや電動モータに連結された送りねじ等の昇降駆動部材9が取付けられる。昇降駆動部材9の両側に応じたスライダー7には上下方向に軸線を有した一対のガイド軸11が上下方向へ摺動するように支持され、昇降駆動部材9の作動軸9a及び各ガイド軸11の下部には取付け板13の基端部が固定される。取付け板13は走行フレーム5の長手方向と直交する方向(以下において、この方向を前後方向という。)へ延びる3本のアーム13a・13b・13cが後述する所定の間隙13d・13eを介して設けられ、中央に位置するアーム13aの先端下面及び両側に位置するアーム13b・13cの先端下面には吸着面を下方に向けた吸盤等からなる前後各一対の吸着部材15a・15b・15cが取付けられる。両側に位置する吸着部材15b・15cは中央に位置する吸着部材15aに対し、その吸着面が若干上方に位置するように設定される。
尚、中央部に位置する吸着部材15aは、アーム13aに摺動可能に支持されると共に圧縮ばね等の弾性部材16により軸線下方へ付勢された軸18の下部に取付けられる。また、中央に位置する吸着部材15aと両側に位置する吸着部材15b・15cには別々に開閉制御されるバルブ(図示せず)を介して負圧(真空)発生装置(図示せず)が接続され、吸着部材15aと吸着部材15b・15cとは別々に吸引制御される。
ラベル供給位置に応じた本体3には前後方向へ延出するレールやガイド軸等の支持部材17が取付けられ、該支持部材17には可動体19が前後方向へ往復移動するように支持される。該可動体19は連結されたベルト駆動機構、送りねじ機構、シリンダー、リニアモータ等の往復移動装置(図示せず)によりラベルの受取り位置と後述する擬似コア21への受渡し位置との間で往復移動させる。
可動体19には擬似金型23が取付けられる。該擬似金型23は一対の吸着部材15a、15b・15cの前後幅より若干短い前後方向幅で、左右方向幅が間隙13d・13eの相互間隔幅からなり、内部に前後方向に軸線を有し、内面が截頭円錐形、円筒形若しくは角筒形状等からなる中空部23aが形成される。また、擬似金型23の上部には上記したアーム13a位置にて前後方向へ延びる所定の幅の開口部23bが内部と連通して形成される。
尚、開口部23bの側縁に応じた擬似金型23の上面にはテーパ面23cがそれぞれ形成され、このテーパ面23cは擬似金型23の中空部23a内にラベル25が挿入される際に、その両側が湾曲するように案内する。
中空部23a内面の擬似金型23には負圧(真空)発生装置に接続された多数の吸引孔23dが形成され、中空部23a内に挿入されたラベル25を負圧吸引して内面に密着させる。
ラベル受渡し位置には擬似コア21が移動制御される。該擬似コア21は、例えば樹脂成形機に搭載される成形品取出機(何れも図示せず)において成形品(図示せず)を保持するチャック部材29が取付けられるチャック板27に取付けられる。即ち、該チャック板27の一面には成形品を保持する吸着部材等のチャック部材29が取付けられると共に他面には上記した擬似コア21が取付けられ、該チャック板27を水平状態で180度、選択的に回動制御して金型31に対してチャック部材29及び擬似コア21を選択的に相対させる。
擬似コア21は表面にラベル25が一体に成形された成形品とほぼ一致する外形状で、その外面には負圧(真空)発生装置に接続された多数の吸引孔21aが形成される。擬似コア21はその外面にラベル25が巻付いた状態で吸着保持する。尚、擬似コア21は必要に応じて圧気発生装置(図示せず)に接続され、該擬似コア21が金型31の凹所31a内にラベル25を装着する際に、吸着状態を解除するのとほぼ同期したタイミングで吸引孔21aから圧縮空気を噴射してラベル25を金型31の凹所31a内面へ押付けて装着してもよい。
次に、擬似コア21に対するラベル25の受渡し作用及び方法を説明する。
往復駆動装置を駆動してスライダー7を走行フレーム5のラベル取出し位置へ移動した後、昇降駆動部材9を駆動して吸着部材15a、15b・15cを、ラベル群6の最上層のラベル25上面に当接若しくは近接し、中央部の吸着部材15aによりラベル25の長手方向中央部を、また両側に位置する吸着部材15b・15cによりラベル25の長手方向両側を吸着保持させる。
このとき、中央部に位置する吸着部材15aはその吸着面が両側に位置する他の吸着部材15b・15cの吸着面より下方に位置するように設定されているが、吸着部材15aがラベル25上面に当接した際には、弾性部材16の弾性力に抗して上方へ移動して他の吸着部材15b・15cの吸着面とほぼ同一平面になる。(図4参照)。
次に、昇降駆動部材9を復動してラベル25を吸着した吸着部材15a、15b・15cを上方へ移動した後、往復駆動装置を復動してスライダー7をラベル供給位置へ戻して吸着部材15a、15b・15cを上方へ移動させると、ラベル25の中央部を吸着する吸着部材15aが弾性部材16の弾性力により下方へ移動して中央部より先に両側を持ち上げて下層に位置するラベル群6から吸着されたラベル25を確実に分離させる(図5参照)。
次に、昇降駆動部材9を駆動して取付け板13を下方へ移動させると同時に中央部の吸着部材15aによるラベル25の吸着状態を保った状態で両側の吸着部材15b・15cによる吸着を解除し、中央部の吸着部材15aにより吸着保持されたラベル25を、開口部23bを介して擬似金型23の中空部23a内に押し込ませる。このとき、ラベル25の両側の吸着状態が解除されて自由状態になっているため、下降時の空気抵抗により中央部を中心に両側が上方へ湾曲して開口部23bに対するラベル25の押し込みを円滑化させる。(図6及び図7参照)。
そして中空部23a内に対してラベル25が弾性変形しながら押し込まれると、ラベル25は中空部23a内で弾性復帰して中空部23aの内面に沿った状態で変形させられる。このとき、中空部23a内のラベル25は吸引孔23dを介して作用する吸引力により内面に押し付けられて密着させられる。
上記状態にて吸着部材15aによるラベル25中央部の吸着を解除した後に、昇降駆動部材9を復動して取付け板13を上方へ移動して原位置に戻し、擬似金型23に対するラベル25の装着を終了する。
次に、チャック板27を移動制御して擬似コア21を、内面にラベル25が密着した状態で保持された擬似金型23の中空部23a内に進入させた後、吸引孔23dによるラベル25の吸着を解除すると同時に吸引孔21aを介して作用する吸引力によりラベル25を擬似コア21の外面全体で吸着し、擬似金型23内のラベル25を、中空部23aの内面形状に応じて弾性変形したままの状態で擬似コア21に受け渡す。このとき、ラベル25自体が、擬似コア21の外形状と一致する擬似金型23の中空部23a内面に一致する形状で変形しているため、擬似コア21に対する受渡し時にラベル25が位置ずれするのを回避しながら受け渡すことができる(図8参照)。
上記のように外面にラベル25が巻付けられた状態で吸着した擬似コア21は、チャック板27の移動制御により樹脂成形機の金型31の凹所31a内に進入した後に、その吸着を解除することによりラベル25を金型31内に装着させる。このとき、擬似コア21によるラベル25の吸着を解除すると同時に金型31の凹所31a内を負圧形成することによりラベル25を凹所31aの内面に密着させてもよい(図9参照)。
本実施例は、ラベル25を擬似金型23により擬似コア21の保持状態に一致するように変形した位置出し状態で擬似コア21に受け渡すため、擬似コア21に対する受渡し時にラベル25が位置ずれするのを回避し、金型内に対して所定の姿勢で装着することができ、成形不良が発生するのを防止する。また、擬似コア21に接続される負圧(真空)発生装置として、低出力の小型のものを使用でき、装置自体を小型化及び低コスト化することができる。
本発明は、以下のように変更実施することができる。
1.本実施例は、擬似金型23の上面に形成された開口部23bを介してラベル25をその中空部23a内に装着する例としたが、擬似金型23の側方に開口部23bを設けてラベル25を側面から中空部23a内に装着してもよい。
2.図10に示すように擬似金型23の後面側に、エアーシリンダ等の作動部材101に連結された定規板103を設け、擬似金型23の中空部23a内にラベル25が装着された際に作動部材101を作動して定規板103をラベル25の一方端に押し当てて擬似金型23に対してラベル25を位置出し可能に構成する。
3.上記説明において、擬似コアを成形品取出機のチャック板に取付ける構成を例に説明したが、本発明の擬似コアは上記例に限定されるものではなく、擬似コアのみを単独で移動する装置に設けてもよい。
4.上記説明は、吸着部材13a、13b・13cの内、両側に位置する吸着部材13b・13cを固定的に取り付けると共に中央部の吸着部材13aを上下方向へ移動可能で、その吸着保持面が他の吸着部材13b・13cより下方に位置するように取付ける構成としたが、それぞれの吸着部材13a、13b・13cを、吸着保持面が一致するように固定的に取付けた構成であってもよい。この構成にあっては、ラベル群6からの最上層のラベル25を取出す際に、最上層のラベル25とラベル群6とを確実に分離できないおそれがあるが、この場合にあっては、分離爪や空気噴射部材等の分離部材を設けてラベル群6から最上層のラベル25の分離取出しを確実に行うように構成すればよい。
5.上記説明は、1枚のラベル25を受け渡す例について説明したが、図11に示すように複数枚(図は4枚の例を示す。)のラベルを受け渡す構成としてもよい。即ち、昇降部材9の作動軸9a及びガイド軸11の下端部に、上下方向へ所定の間隔をおき、基端部側が連結された2個の取付け板113・115を固定して上下方向へ所定のストロークで移動するように支持する。各取付け板113・115にはそれぞれ3本のアーム113a・113b・113c、115a・115b・115c(中央部のアームを113a、115aとする。)が所定の間隔をおき、後述する擬似金型117・119、121・123まで延出するように設けられ、それぞれのアーム113a・113b・113c、115a・115b・115cの先端下面に前後一対の吸着部材125a・125b・125c、127a・127b・127c(中央部の吸着部材を125a、127aとする。)を取付ける。
上下方向へ所定の間隔をおいて設けられた取付け板129・131の内、下方に位置する取付け板131は上下方向に軸線を有して本体3に摺動するように支持されたガイド軸130及び本体3に固定されたシリンダー等の昇降部材116に固定され、昇降部材116の作動により上方の取付け板129に近づく位置と下方へ離間する位置との間で往復移動される。そして上方の取付け板129及び下方の取付け板131には擬似金型117・119、121・123が取付けられ、擬似金型117・119、121・123の内、一方の擬似金型117、121は取付け板129・131に対して水平方向へ移動可能に支持され、連結されたシリンダー等の作動部材133・135により同一平面に設けられた他の擬似金型119、123に対して近接する方向及び離間する方向へ移動される。尚、各擬似金型117・119、121・123の後方には実施例で説明したシリンダー等の作動部材(図示せず)に連結された定規板(図示せず)が配置され、擬似金型117・119、121・123に受け渡されたラベル25に当接して位置出しする。
金型に対して複数枚のラベルを装着する場合、各ラベルが装着される複数の凹所は互いに近づいた状態で形成されている。一方、擬似金型117・119、121・123に対してラベル25を装着する際には、ラベルが展開状態であるため、擬似金型117・119、121・123をラベル25の長手方向幅以上の間隔にしておく必要があり、ラベル25を受け取った後に擬似金型117・119、121・123の相互間隔を金型における凹所の相互間隔に一致させる必要がある。
図11に示す実施例においては、擬似金型117・119、121・123にラベル25をそれぞれ受け渡した後に吸着部材125a・125b・125c、127a・127b・127cが取付けられた取付け板113・115を擬似金型117・119、121・123から離間させた状態で、昇降部材116を作動して下方のフレーム131を上方へ移動すると共に作動部材133・135を作動して連結された擬似金型119、123を他方の擬似金型117、121側へ移動して擬似金型117・119、121・123相互を近づけることによりその相互間隔を金型における凹所の相互間隔に一致させる(図12参照)。
尚、擬似金型117・119、121・123に対するラベル25の受け取り作用、定規出し作用、擬似コア21に対する受け渡し作用については、同様であるため、その詳細な説明を省略する。また、実施例1と同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する
各擬似金型23に保持された複数枚のラベル25を、対応するそれぞれの擬似コア21へ同時に受け渡すには、金型における各キャビィティーの間隔を考慮して擬似コア21相互が互いに近接した状態で受け渡す必要がある。このため、図11に示す実施例にあっては、各擬似金型23に対してラベル25を装着する際には、擬似金型23相互が離間した状態で行う一方、擬似金型23内のラベル25を擬似コアに受け渡す際には、各擬似金型23を、金型のキャビィティー間隔に応じて互いに近づける必要がある。このためラベル受渡し装置においては、擬似金型23相互を近づけるための移動機構を必要とし、装置の構造が複雑化すると共に受渡しに時間がかかっている。
本実施例は、上記した問題を解決するためのラベル受渡し装置201に関する。以下にラベル受渡し装置201を図に従って説明する。
図13〜図16において、ラベル受渡し装置201は、例えば2枚のラベル203を2個の擬似コア205へ同時に受け渡す装置である。ラベル受渡し装置201の本体フレーム207には可動体209が、擬似金型204の軸線方向へ移動可能に支持される。該可動体209は本体フレーム207に固定されたエアーシリンダー等の作動部材211の作動に伴って往復移動される。
可動体209上には2個の擬似金型204が、互いに軸線を一致させ、かつ樹脂成形機の金型241(図25及び図26に示す)に形成された複数のキャビィティー241a(図25及び図26に示す)の間隔に一致して互いに隣接し、左右対称に固定される。各擬似金型204は截頭円錐形、円筒形若しくは角筒形の中空部204aを有し、擬似金型204の側方である上角部には中空部204a内に連通する挿入開口部204bが形成される。各中空部204aの内面には負圧(真空)発生装置(図示せず)に接続された多数の吸引孔204cが設けられ、吸引孔204cからの負圧により中空部204a内のラベル203を、内面全体に均一に張付くように保持させる。
尚、可動体209の後側(擬似コア205と反対側)には、擬似金型204の中空部204a内に保持されたラベル203の後端に当接して位置出しする定規板206が取付けられる
各擬似金型204の上方に位置する本体フレーム207にはラベルストック部213がそれぞれ設けられる。即ち、本体フレーム207にはラベル203の長手直交方向幅より若干大きい図示する前後幅及びその長手方向幅より短い図示する左右幅で、ラベル203の通過を許容する大きさの開口部207aがそれぞれ形成される。これら開口部207aの側縁には複数のガイド部材213aが立設される。そしてガイド部材213a間に応じた本体フレーム207の上面には、多数枚のラベル203が積層された状態で集積される。集積されたラベル203の内、最下層に位置するラベル203は開口部207aを挿通して取出される。
各擬似金型204の上方に位置する本体フレーム207には一腕部215aが開口部207aの水平方向中間部に延びる長さからなると共に他腕部215bが上方へ起立した揺動アーム215が揺動可能にそれぞれ支持される。各他腕部215bには本体フレーム207に固定されたエアーシリンダー等の揺動部材217がそれぞれ連結される。また、各一腕部215aの先端部にはラベルストック部213に集積された最下層に位置するラベル203下面を吸着してラベルストック部213から取出す2個の吸盤219aを有した吸着部材219がラベル203の長手方向に対して所要の間隔をおき、かつ互いに近づく方向及び遠ざかる方向へ移動するようにそれぞれ取付けられる。各吸着部材219はラベルストック部213に集積された最下層に位置するラベル203を摘み出す。そして各吸着部材219は対応する揺動部材217の作動に伴って各ラベルストック部213に集積された最下層に位置するラベル203下面を吸着可能な位置と各擬似金型204の挿入開口部204b側との間で揺動される。
各擬似金型204間の本体フレーム207にはエアーシリンダー等の水平作動部材221が取付けられる。各水平作動部材221の作動軸には両端部がそれぞれの擬似金型204の外側へ至る長さの取付け板223が固定される。そして取付け板223の両端部には押込み部材の一部を構成するエアーシリンダー等の押込み作動部材225が、その軸線を擬似金型204の中心と挿入開口部204bを結ぶように想定される直線と一致するように傾けたて状態でそれぞれ取付けられる。各押込み作動部材225の作動軸先端部には各擬似金型204の軸線方向に延出し、対応する擬似金型204の挿入開口部204b内に挿入可能で、ラベル203に対する押圧面に吸盤227aを有した押込み部材の一部を構成する押込みアーム227が固定される。
各擬似金型204の前面側には擬似金型204の軸線と直交する方向へ延出し、樹脂成形機における金型241の側方に至る長さの走行フレーム229が設けられる。走行フレーム229には走行体231が往復移動するように支持され、走行体231は数値制御可能なサーボモータ等の電動モータ(図示せず)に連結されて回転する送りねじ(図示せず)が噛合わされた送りねじ駆動機構、電動モータに連結されて走行するタイミングベルト(図示せず)の一部を走行体231に固定したベルト駆動機構等の従来公知の往復駆動機構により往復移動される。
走行体231には取付けフレーム235が擬似金型204の軸線方向へ所要のストロークで往復移動可能に支持される。取付けフレーム235は走行体231に固定されたエアーシリンダー等の前後進作動部材237により擬似金型204の軸線方向へ往復移動される。この取付けフレーム235は走行体231が走行フレーム229の金型241側へ移動した際に、後述する各擬似コア205を相対するキャビィティーの前面に位置させることができる水平方向長さからなる。
取付けフレーム235には2個の擬似コア205が各擬似金型204に相対して取付けられる。各擬似コア205は相対する擬似金型204の中空部204a内にそれぞれ挿嵌可能な形状で、その外面には負圧(真空)発生装置に接続された多数の吸引孔205aが形成される。そして各擬似コア205は前後進作動部材237の作動に伴って相対する擬似金型204の中空部204a内に挿嵌する挿嵌位置と中空部204a内から抜け出した離間位置との間で往復移動される。
次に、ラベル受渡し装置201によるラベル203の受け渡し作用及び方法を説明する。
先ず、各擬似金型204に対して相対する擬似コア205を離間させた状態で、各ラベルストック部213に集積された最下層のラベル203下面に揺動した各吸着部材219により該ラベル203下面をそれぞれ吸着保持させる。このとき、図17に示すように各ラベル203下面を吸着する2個の吸盤219aを互いに近づく方向へ移動して吸着されたラベル203の一部を開口部207aから摘み出させる。この状態にて揺動部材217を作動して揺動アーム215を各擬似金型204の挿入開口部204b側へ揺動し、図18に示すように吸着部材219に吸着されたラベル203の一部を開口部207aから抜け出させて対応する擬似金型204の側方である挿入開口部204b側へそれぞれ移動させる。
尚、吸着部材219の揺動途中においては、ラベル203を吸着した吸盤219aを互いに遠ざかる方向へ移動してラベル203を平面状にさせる。
次に、図19及び図20に示すように水平作動部材221を作動し、移動するラベル203に対して非干渉位置に移動していた各押込みアーム227を対応する擬似金型204側へ移動してラベル203を吸着した吸盤219a間で、吸着側と反対側のラベル203面に相対させる。このとき、各吸着部材219により吸着保持されたラベル203の一部は各押込みアーム227の吸盤227aにそれぞれ吸着される。
次に、図21に示すように各吸着部材219によるラベル203の吸着解除とほぼ同期したタイミングで押込み作動部材225を作動して押込みアーム227を挿入開口部204bから擬似金型204の中空部204a内へ進入し、吸盤227aに吸着保持されたラベル203を弾性変形させながら中空部204a内へ押込ませる。これにより中空部204a内に押込まれたラベル203は、中空部204a内にて弾性復帰しながら吸引孔204cを介して作用する負圧により中空部204aの内面全体に亘って吸着されることにより密着した状態で保持される。また、押込み作動部材225の作動と同期して揺動部材217を復動して吸着部材219を、ラベルストック部213に集積された最下層で、次に受け渡されるラベル203の下面側へ移動して吸着させる。
上記動作後、図22に示すように押込み作動部材225を復動して吸盤227aによるラベル203の吸着が解除された押込みアーム227を擬似金型204外へ抜け出させた後に、水平作動部材221を復動して押込みアーム227を擬似金型204から離間した原位置に戻す。
上記動作後、図23に示すように作動部材211を作動してそれぞれの中空部204a内にラベル203を吸着した各擬似金型204を、相対する擬似コア205に向かって移動させる。次に、図24に示すように前後進作動部材237を作動して各擬似コア205を、相対する各擬似金型204に向かって移動して中空部204a内に挿嵌させる。この状態で吸引孔204cによるラベル203の吸着を解除させると共に擬似コア205の吸引孔205aを介して作用する負圧によりラベル203を擬似コア205の外面全体に亘って巻き付けるように吸着させる。
そして前後進作動部材237を復動して外面全体に亘ってラベル203を巻き付けられた状態で吸着した擬似コア205を原位置に戻すことによりラベル203を擬似金型204から擬似コア205に受け渡す。
そして電動モータの駆動に伴って外面全体に亘ってラベル203が巻き付いた状態で吸着された各擬似コア205を金型241側へ移動して各キャビィティー241aに相対させる。次に、前後進作動部材237を作動して各擬似コア205をキャビィティー241a内に位置させた後に、吸引孔205aによる吸着を解除してラベル203をそれぞれのキャビィティー241a内に装着させる。(図25及び図26参照)
次に、前後進作動部材237を復動して各擬似コア205を金型241のキャビィティー241a内から抜け出させた後に、電動モータを復動して擬似コア205を原位置に戻して金型241に対するラベル203の装着を終了する。(図26参照)
本実施例は、擬似コア205の外面全体に亘ってラベル203を巻付いた状態で装着するための擬似金型204の中空部204a内に対し、その側方からラベル203を進入させることにより少なくとも2個の擬似金型204を、金型241におけるキャビィティー241aの配置状態に一致するように互いに近接した状態で設けることができる。この結果、本発明の図11及び図12に示す例のように擬似金型を水平方向へ移動させる機構を設ける必要がなく、装置自体を小型化することができる。
上記説明は、可動体上に2個の擬似金型204を、相互が近接した隣接状態で配置すると共に2個の擬似コア205に対してラベル203を巻き付けた状態で受け渡す構成及び方法としたが、4個取り以上の金型にあっては、図27(図27は2段構成の例を示す。)に示すように本実施例のラベル受渡し装置201を互いに非干渉状態で多段状に設け、少なくとも4枚のラベルを同時に受渡し可能にする構成及び方法としてもよい。
また、上記説明は、各擬似金型204の上角部に挿入開口部204bを形成し、各吸着部材219が干渉しない側方から中空部204a内にラベル203を進入して保持させる構成及び方法としたが、擬似金型に形成される挿入開口部としては、上記上角部に限定されるものではなく、隣接状態で配置された各擬似金型の側方に挿入開口部を設け、ラベルを保持する吸着部材を、非干渉状態で挿入開口部を介してラベルを中空部内に進入させる構成及び方法であってもよい。
ラベル受渡し装置の概略を示す斜視図である。 ラベル受渡し装置を図1A方向から視た正面図である。 擬似金型の縦断面図である。 吸着部材によるラベルの取出し状態を示す説明図である。 ラベルを吸着した吸着部材が擬似金型の上方に移動した状態を示す説明図である。 擬似金型に対するラベルの進入初期状態を示す説明図である。 擬似金型内に対してラベルを進入させた状態を示す説明図である。 擬似コアに対するラベルの受渡し状態を示す説明図である。 金型内に対するラベルの装着状態を示す説明図である。 本発明の変更例を示す説明図である。 4枚のラベルを同時に受け渡す装置例を示す説明図である。 擬似金型の移動状態を示す説明図である。 ラベル受渡し装置の概略を示す全体斜視図である。 図13において擬似コア部分を除いた矢示B方向からの側面図である。 図13において擬似コア部分を除いた矢示C方向からの側面図である。 図13において擬似コア部分を除いた矢示D方向からの側面図である。 ラベルストック部の最下層に位置するラベルの吸着状態を示す説明図である。 ラベルを挿入開口部側へ揺動した状態を示す説明図である。 ラベルと押込みアームの状態を示す説明図である。 押込みアームの移動状態を示す説明図である。 擬似金型内に対するラベルの押込み状態を示す説明図である。 擬似金型内におけるラベルの装着状態を示す説明図である。 擬似コア及び擬似金型の移動状態を示す説明図である。 擬似コアにラベルを受渡した状態を示す説明図である。 金型に擬似コアを相対させた状態を示す説明図である。 キャビィティー内に擬似コアを進入させた状態を示す説明図である。 実施例2の応用例を示す説明図である。
符号の説明
1 ラベル受渡し装置
15a、15b・15c 吸着部材
21 擬似コア
23 擬似金型
23b 開口部
25 ラベル
201 ラベル受渡し装置
203 ラベル
204 擬似金型
204a 中空部
204b 挿入開口部
205 擬似コア
219 吸着部材
225 押込み部材の一部を構成する押込み作動部材
227 押込み部材の一部を構成する押込みアーム

Claims (9)

  1. 擬似コアの外周面に巻付け状態で吸着されたラベルを金型内に装着した後に合成樹脂を射出して表面にラベルが一体化された成形品を成形するラベルインサート成形において、少なくとも長手方向の中央部に吸着保持されたラベルを、内面が擬似コアの外形状にほぼ一致する中空部及び一部に中空部と連通する開口部を有した擬似金型に対し、開口部を介して弾性変形させながら挿入されて中空部の内面に沿うように弾性変形させた状態で擬似金型内に保持し、擬似金型の中空部内に進入する擬似コアに対してラベルを受渡し可能にした擬似コアへのラベル受渡し方法。
  2. 請求項1の擬似金型は、中空部内に弾性変形状態で挿入されたラベルを吸引して内面に密着可能にしたラベルインサート成形における擬似コアへのラベル受渡し方法。
  3. 請求項1において、ラベルを吸着保持する際に、ラベルの長手方向中央部及び長手方向両側を吸着すると共に開口部に対して長手方向中央部が先に突入するように高低差を設けて吸着するラベルインサート成形における擬似コアへのラベル受渡し方法。
  4. 搬入されたラベルの少なくとも長手方向中央部を吸着して保持する吸着保持部材と、内面が、ラベルを金型内に装着する擬似コアとほぼ一致する中空部を有すると共に一部に中空部と連通し、吸着保持部材の移動に伴って保持されたラベルを弾性変形させながら中空部内に挿入可能な開口部を有した擬似金型とを備え、中空部内に挿入されたラベルをその内面に密着した弾性変形状態で保持し、中空部内に進入する擬似コアに対して受渡し可能にするラベルインサート成形における擬似コアへのラベル受渡し装置。
  5. 請求項4の擬似金型は、開口部を介して圧入されたラベルを吸着して内面に密着可能にしたラベルインサート成形における擬似コアへのラベル受渡し装置。
  6. 擬似コアの外面に巻付け状態で吸着されたラベルを金型内に装着した後に合成樹脂を射出して表面にラベルが一体化された成形品を成形するラベルインサート成形において、内面が擬似コアの外形状とほぼ一致する中空部を有すると共に側部に挿入開口部を有し、それぞれの挿入開口部が外側に位置し、金型のキャビィティー間隔に一致する間隔で隣接配置した少なくとも2個の擬似金型に対し、吸着保持されたラベルを挿入開口部から中空部内に弾性変形させながら進入して中空部の内面に沿った状態で保持させた後、擬似金型の中空部内に進入する擬似コアの外面にラベルを吸着保持させて受渡し可能にした擬似コアへのラベル受渡し方法。
  7. 可動体上に左右対称で、金型のキャビィティー間隔に一致する間隔で隣接配置され、ラベルを金型内に装着する擬似コアの外面とほぼ一致する形状の中空部を有すると共に側部に中空部と連通する挿入開口部を有した少なくとも2個の擬似金型と、多数のラベルが積層されたラベル群からラベルを吸着して対応するそれぞれの擬似金型の挿入開口部に位置させる吸着部材と、各吸着部材に保持されたラベルを、側方から挿入開口部を介して中空部内へ弾性変形させながら押込んで内面に保持させる押込み部材と、擬似金型の軸線と直交方向で、各擬似金型と樹脂成形機の金型との間にて移動可能に設けられ、各擬似金型の中空部内に進入して中空部内に保持されたラベルを外面にて吸着保持する少なくとも2個の擬似コアと、可動体及び擬似コアの少なくとも一方を、擬似金型の中空部内に擬似コアが進入するように移動する移動部材とを備えたラベルインサート成形における擬似コアへのラベル受渡し装置。
  8. 請求項7において、吸着部材はそれぞれの擬似金型の上方にて積層された最下層に位置するラベル下面を吸着保持して擬似金型の挿入開口部側に揺動させる揺動部材に取付けられると共に押込み部材は擬似金型の中心と挿入開口部とに想定される直線に沿って移動して挿入開口部に位置するラベルを弾性変形させながら挿入開口部を介して中空部内に押込んで保持させるラベルインサート成形における擬似コアへのラベル受渡し装置。
  9. 請求項7の吸着部材は、少なくとも2個の吸盤を互いに近づく方向及び遠ざかる方向へ移動するように設け、ラベルを吸着した際には互いに近づく方向へ移動して摘み出し可能にしたラベルインサート成形における擬似コアへのラベル受渡し装置。
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