JP3095345B2 - キーキャップ装着装置 - Google Patents

キーキャップ装着装置

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JP3095345B2
JP3095345B2 JP07320471A JP32047195A JP3095345B2 JP 3095345 B2 JP3095345 B2 JP 3095345B2 JP 07320471 A JP07320471 A JP 07320471A JP 32047195 A JP32047195 A JP 32047195A JP 3095345 B2 JP3095345 B2 JP 3095345B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン等に用い
られるキーボードのキーキャップ装着装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコン等に用いられるキーボー
ドへキーキャップを装着するための装置としては、図7
に示すようなものが使用されていた。
【0003】このキーキャップ装着装置では、キーキャ
ップ1、2は、コンベア100により所定のチャック位
置103まで運ばれ、そこでチャック101、102に
把持されながら取り上げられ、キーボード3上のキーキ
ャップ1、2が取り付けられるボタン7、8の位置にま
で搬送される。
【0004】このとき、コンベア100のチャック位置
103には、チャック101、102により同時にキー
ボード3への装着がなされる個数のキーキャップのみ
(この場合は2個のキーキャップ1、2)が導かれ、他
のキーキャップ1a、2a等はストッパ105によりチ
ャック位置103への移動が阻止されている。また、こ
のチャック位置103に導かれたキーキャップ1、2
は、チャック101、102により把持されやすいよう
に、ストッパ106により位置決めされる。
【0005】キーキャップ1、2を把持するチャック1
01、102は、上下シリンダ111により上下動可能
な取り付け台112に支持され、チャック101、10
2が、キーキャップ1、2のチャック位置103からの
取り上げおよびボタン7、8への装着をなし得るように
なっている。
【0006】また、この取り付け台112は上下シリン
ダ111を介して移動ベース113に支持されており、
この移動ベース113が、駆動モータ115により回転
させられるボールネジ116に沿って移動することで、
チャック101、102はキーボード3のボタン7、8
の上方へと移動する。
【0007】ところで、この例では、2個のキーキャッ
プ1、2が同時にボタン7、8に装着されるようになっ
ており、したがってチャック101、102は2個で1
組となっているが、キーキャップ1、2はキーボード3
上に装着されたときには、コンベア100上のチャック
位置103にある場合のように密着してはおらず、所定
の隙間をもっている。そこで、2個のチャック101、
102は横移動シリンダ120によって横方向に引き離
されて隙間を生じるようになっており、キーキャップ
1、2をボタン7、8へと装着するときには、2個のキ
ーキャップ1、2の間にボタン7、8の間隔に相当した
隙間を持たせたのち、上下動シリンダ111によりキー
キャップ1、2を下降させるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のキ
ーキャップ装着装置においては、キーキャップ1、2を
キーボード3上のボタン7、8に正確に装着するために
は、キーキャップ1、2を把持して上下左右に移動させ
るため、チャック101、102、上下シリンダ11
1、移動ベース113からなる上下移動機構に加えて、
2個のチャック101、102を引き離す横移動シリン
ダ120等の横方向の移動機構が必要となる。また、今
回装着されるキーキャップ1、2のみをチャック位置1
03に導いて位置決めするためには、ストッパ105、
106等の機構も必要であり、これらは、キーキャップ
装着装置を複雑化し、作業効率を低下させていた。
【0009】本発明は、このような問題点に着目し、簡
易な構成でキーキャップの正確な装着を可能とし、作業
効率を高め得るキーキャップ装着装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、キーキャ
ップ挿入装置において、キーキャップを順次搬送する搬
送機構と、この搬送機構で搬送されて来たキーキャップ
を並べて待機させる装着部と、この装着部に設けられ各
キーキャップの装着部下方への移動を選択的に許容する
係止手段と、各キーキャップを保持しつつ前記装着部か
らキーボードのボタンまで移動するキーキャップホルダ
ーと、各キーキャップホルダーを装着部からキーボード
のボタンまで案内するガイド手段と、各キーキャップホ
ルダーが装着部からキーボードのボタンに至るにしたが
って間隔を広げて案内されるように各ガイド手段を互い
に傾斜させて支持する基台とを備えた。
【0011】第2の発明は、前記キーキャップホルダー
の搬送機構側の側面に設けられキーキャップホルダーの
下降位置において搬送機構から装着部への進入路を遮断
するストッパを備えた。
【0012】第3の発明は、前記係止手段として、装着
部底面の両側に位置して回動可能に設けられた一対の受
け部材と、前記各受け部材に形成され受け部材の回動位
置に応じて装着部底面を開口させてキーキャップの下部
両縁を支持したり逃がしたりする支持突起と、前記受け
部材の回転を支持突起がキーキャップを支持する位置に
来る方向に付勢する付勢手段と、前記一対の受け部材の
回転が同期するように受け部材を互いに連結する連結手
段とを備えた。
【0013】第4の発明は、前記キーキャップホルダー
の下降または上昇を駆動するサーボモータを備えた。
【0014】第5の発明は、前記キーキャップホルダー
に取り付けられるバキューム装置を備えた。
【0015】
【作用】第1の発明では、搬送機構上を搬送されて来た
複数のキーキャップが、装着部において係止手段に支持
された後、キーボードへの装着時には、キーキャップホ
ルダーに保持されて、係止手段下方に押し開きつつ、装
着部下方のキーボードのボタンにまで導かれる。このと
き、各キーキャップホルダーを案内する複数のガイド手
段が、互いに所定の傾斜角をもって基台に固定されてお
り、各キーキャップホルダーの軌道は下降するにしたが
ってその間隔を広げるようになっているので、各キーキ
ャップホルダーに保持された各キーキャップは、装着部
における隣接状態から、キーボードの各ボタンへの装着
時における離間状態へと自動的に導かれる。
【0016】第2の発明では、キーキャップ装着時に、
キーキャップホルダーが下降して装着部下方に移動した
ときでも、ストッパは十分な高さを有し、搬送機構から
の進入路を遮っているので、キーキャップ装着時には、
次回以降に装着作業がなされるキーキャップの装着部へ
の侵入を押さえる。
【0017】第3の発明では、キーキャップは、通常は
受け部材が付勢手段によりその回転状態を規制されてい
るため、その支持突起上に支持されているが、キーボー
ドへの装着時には、支持突起を下方に押すことで受け部
材を押し広げて、装着部底面の開口を突き抜けて下方に
逃がされる。このとき、一対の受け部材は連結部材によ
り連結されており、互いに連動して回転する。このた
め、キーキャップはキーボードへの装着時に装着部を下
方に突き抜けるときにも、水平が保たれ続ける。
【0018】第4の発明では、スライダを駆動するサー
ボモータの駆動はCNC制御され、キーキャップホルダ
ーの動きはコンピュータにより自由に制御される。
【0019】第5の発明では、キーキャップは、バキュ
ーム装置の作動により、キーキャップホルダーに吸着し
て確実に保持され、また、バキューム装置の作動を解く
ことで容易に保持が解かれる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0021】図1、図2に示すように、キーボード3に
装着されるキーキャップ1、2等を順次搬送する搬送機
構として、滑り台状に形成され、キーキャップ1、2等
を左右から支えるように両側壁11、12を備えたシュ
ート10が設けられる。なお、搬送機構はこのようなシ
ュート10に限られず、コンベア等を用いてもよい。
【0022】このシュート10の滑り台の終端部は、進
入路14を経て、キーボード3の上方の装着部20にま
で達するようになっている。この装着部20の進入路1
4と反対側の面には、エア圧で搬送されて来たキーキャ
ップ1、2を受け止める壁13が形成されており、キー
キャップ1、2は装着部20上で整列して待機するよう
になっている。
【0023】装着部20は、図4、図5に示すように、
シュート10の下端部両側面に設けられた左右一対の受
け部材21、22から構成され、この受け部材21、2
2は底の抜けた開口部30の両側に位置するようになっ
ている。受け部材21、22は、水平位置において側壁
11、12と同一方向に延びるピン25、26により、
シュート10の両側壁11、12に回動自在に支持され
ている。また、受け部材21、22の下部には、キーキ
ャップ1、2の位置に対応して、互いに内側にわずかに
突出して形成された支持突起の対31、32および対3
3、34が設けられる。
【0024】キーキャップ1、2は、その下端のシュー
ト10の両側壁11、12側の両縁において、一方のキ
ーキャップ1は支持突起31、32に、また他方のキー
キャップ2は支持突起33、34にそれぞれ支持され
る。なお、支持突起31、32および33、34の形状
は本実施の形態におけるものとは限られず、例えばキー
キャップ1、2を支持するときには、開口部30を完全
に覆い切るような形状にしても構わない。
【0025】キーボード3へのキーキャップ1、2の装
着時に、この状態から図6に示すようにキーキャップ
1、2が上方から押されると、このキーキャップ1、2
が支持突起31、32および33、34を下方へ押し出
し、受け部材21、22がピン25、26を支点として
押し開かれるように回動する。この結果、キーキャップ
1、2は、装着部20の開口部30を突き抜けて下方に
逃がされるようになっている。
【0026】なお、受け部材21、22は、通常の状態
では、付勢手段であるバネ27、28により回動を規制
され、キーキャップ1、2は支持突起31、32および
33、34によって直列位置に支持されている。
【0027】受け部材21、22は、連結部材であるク
ランク41、42によりピン43、44を介して連結さ
れている。なお、門型のクランク41、42は、受け部
材21、22の前後に配置される。
【0028】ピン43、44による連結点は、受け部材
21、22の回転中心であるピン25、26の位置に対
して、ピン43はピン25上方に所定の間隔をもって位
置するように、またピン44はピン26の下方にピン4
3とピン25の間隔と同じ所定の間隔をもって位置する
ように定められる。
【0029】このようにして左右一対の受け部材21、
22の動きは、クランク41、42により同期させられ
るため、一対の受け部材21、22は連動して互いに同
一角度だけ反対方向へと回転し、キーキャップ1、2の
水平を維持したまま下方に通過させられるように下面を
開く。
【0030】なお、本実施の形態においては、支持突起
を2組設けたが、支持突起を1組のみとして同時に装着
されるキーキャップを1個づつとすることも、また支持
突起を3組以上設けてキーキャップを一時に3個以上づ
つ装着するようにすることも可能である。また、1組の
支持突起に複数のキーキャップを支持するようにするこ
ともできる。
【0031】これに対して、キーボード2は、キーキャ
ップ1、2等が装着されるボタン7、8等を有してお
り、キーボード移動台4上に配設されている。このキー
ボード移動台4は、ボールネジ5により左右に移動自在
のものである。、このキーボード移動台4の移動に伴っ
て、キーキャップ1、2が装着されるボタン7、8がシ
ュート10の装着部20の下方に位置するようになって
いる。
【0032】なお、図5、図6にも示すように、キーキ
ャップ1、2の内部には空洞部9が形成され、ボタン
7、8への装着時には、この空洞部9にボタン7、8を
嵌合させるようになっている。
【0033】一方、シュート10の装着部20の上方に
は、図1から図3に示すように、移動装置50が備えら
れる。この移動装置50は、キーキャップホルダー5
5、56のガイド手段である一対のスライダガイド5
1、52に沿ってそれぞれ摺動するスライダ53、54
に対して、先端にキーキャップホルダー55、56を装
着したバキューム装置57、58を取り付けてなるもの
である。ここで、このバキューム装置57、58は、バ
キュームポンプ等の負圧源から導かれる負圧により、キ
ーキャップ1、2を吸着して保持するものである。
【0034】このような構成により、キーキャップホル
ダー55、56に形成された空洞部59、60に嵌合し
たキーキャップ1、2が、バキューム装置57、58に
より保持されつつ、スライダ53、54の摺動とともに
搬送される。
【0035】なお、スライダ55、56の摺動は、駆動
アクチュエータであるサーボモータ63、64により駆
動されたボールネジ65、66(66は図示せず)の回
転を介して行われるようになっている。このサーボモー
タ35、36は、その作動がCNC制御によってフィー
ドバック制御されるので、スライダ55、56の摺動
は、図示されないコンピュータにより任意に制御し得
る。
【0036】一対のスライダガイド51、52はそれぞ
れアーム61、62に沿って固定されており、これら一
対のアーム61、62は下方に行くにしたがって間隔が
広がるように、互いに所定の角度をもって基台70に対
して支持されている。このため、スライダガイド51、
52に沿ったスライダ53、54およびキーキャップホ
ルダー55、56のとる軌道は、下降にしたがってその
間隔を広げるようになっている。
【0037】ここで、このキーキャップホルダー55、
56の軌道の傾斜角は、この軌道が装着部20と交差す
る位置においては、キーキャップホルダー31、32の
間隔が隣接して整列するキーキャップ1、2の間隔とな
る一方、軌道の終端のボタン7、8の位置では、このボ
タン7、8の間隔にまで広がるように調整されている。
このため、キーキャップホルダー55、56に吸着され
た一対のキーキャップ1、2は、スライダ53、54の
下降にしたがって、装着部20上に支持された時の互い
に密着した状態から、ボタン7、8へと装着される互い
に所定の間隔を保った状態に移行し得る。
【0038】また、シュート10側のキーキャップホル
ダー56の進入路14側の側面には、ストッパ80が備
えられる。このストッパ80は、キーキャップホルダー
55、56の下降ストロークよりも長い高さを有する板
状の部材であり、キーキャップホルダー56の側面から
上方に伸び出すように、キーキャップホルダー56側面
に固定される。
【0039】これにより、キーキャップ1、2の装着時
にキーキャップホルダー55、56が装着部20を突き
抜けて下降したとしても、ストッパ80の上部は、この
装着部20側面に残り、進入路14を遮断する。したが
って、キーキャップホルダー55、56がキーキャップ
1、2の装着後に上昇して来るまでは、シュート10上
を後方より搬送されて来る新たなキーキャップ1a等が
装着部20に進入しないように、これらを押さえておく
ことができる。
【0040】つぎに作用を説明する。
【0041】図1、図2に示すように、キーボード3の
ボタン7、8に装着されるキーキャップ1、2は、シュ
ート10に案内されて下降方向へ、エア圧により搬送さ
れ、シュート10の終端部において壁13に受け止めら
れ、装着部20上に整列して待機する。
【0042】なお、シュート10上では、装着部20に
搬送されたキーキャップ1、2に続いて、新たなキーキ
ャップ1a、2aが次々と搬送されて来るようになって
おり、これらは、最初のキーキャップ1、2のキーボー
ド3への装着後にシュート10の装着部20に達するよ
うになっている。
【0043】一方、キーボード3は、図示されないコン
ベアによりキーボード移動台4上に搬送されて来る。さ
らに、ボールネジ5の回転によりキーボード移動台4が
移動し、キーボード3上のボタン7、8が、装着部20
下方の所定の位置に来るように、キーボード3の位置決
めを行う。
【0044】続いて、スライダガイド51、52に沿っ
てスライダ53、54を下降させ、キーキャップホルダ
ー55、56の空洞部59、60に、キーキャップ1、
2を嵌合させる。ここで、バキューム装置57、58を
作動させ、キーキャップ1、2をキーキャップホルダー
55、56に保持する。
【0045】このとき、キーキャップ1、2の保持は、
バキューム装置の吸引力によりなされるので、従来装置
におけるチャック装置等は不要となるうえ、その保持は
確実であり、また、キーキャップホルダー55、56へ
の着脱の制御も容易である。
【0046】この状態から、スライダ53、54をさら
に下降させると、支持突起31、32および33、34
がキーキャップホルダー31、32により下方に押さ
れ、受け部材21、22がピン25、26を軸に回転し
て押し広げられ、キーキャップ1、2およびキーキャッ
プホルダー31、32は、装着部20の開口部30を通
って突き抜けて下方に移動でき、キーキャップ1、2は
キーボード3のボタン7、8の位置まで到達する。
【0047】このとき、スライダ53、54を案内する
スライダガイド51、52の所定の傾斜角により、キー
キャップ1、2は、装着部20における隣接状態からボ
タン7、8への装着時における離間状態へと自動的に導
かれる。したがって、従来装置のように、装着に際して
キーキャップ1、2を横方向へと引き離す移動機構を設
ける必要がなくなる。すなわち、本発明では、キーキャ
ップ1、2の移動機構は上下方向のものだけで済む。
【0048】また、このキーキャップ1、2の装着時に
は、キーキャップホルダー55、56が装着部20の下
方に移動したときでも、ストッパ80は十分な高さをも
っているので、装着部20の下方に完全に抜け出すこと
はない。つまり、ストッパ80の装着部20上方に残っ
た部分が進入路14を遮断し、次に装着されるキーキャ
ップ1a、2aを押さえるので、キーキャップ1、2の
装着が終了しないうちに、装着部20へ新たなキーキャ
ップ1a、2aの侵入することが防がれる。したがっ
て、従来の装置のように、今回装着されるキーキャップ
1、2と次回に装着されるキーキャップ1a、2aとを
より分けるためのストッパシリンダ等からなる機構が不
要となる。
【0049】また、受け部材21、22はそれぞれ連動
して同期的に回転するようになっているため、キーキャ
ップ1、2が装着部20を下方に突き抜けていくとき、
受け部材21、22の回転のタイミングが異なってキー
キャップ1、2が傾いてしまうことはなく、キーキャッ
プ1、2は常に水平に保たれ、ボタン7、8への装着時
のキーキャップ1、2の傾斜が防止される。したがっ
て、キーキャップ1、2の傾斜によるボタン7、8への
装着不良が著しく低減できる。
【0050】このように、ボタン7、8に対してキーキ
ャップ1、2を装着したならば、バキューム装置57、
58の作動が解かれ、キーキャップ1、2をボタン7、
8に嵌合させたままキーキャップホルダー55、56を
再び元の位置まで上昇させる。そして、新たなキーキャ
ップ1a、2aが、ストッパ20による遮断が解かれた
装着部20上に導かれ、また、キーボード3がキーボー
ド移動台4により所定の位置に導かれることにより、キ
ーキャップの装着作業が継続される。
【0051】なお、以上の工程において、スライダ5
3、54を駆動するサーボモータ63、64の駆動はC
NC制御されるものであるため、キーキャップホルダー
55、56の動きは自由に制御され、キーキャップのボ
タンへの装着を1個とばして行ったり、またキーキャッ
プのボタンへの装着を1個づつ行う等、さまざまな装着
方法の変更が可能となる。
【0052】
【発明の効果】第1の発明では、複数のガイド手段が互
いに所定の傾斜角をもって設置されるため、ガイド手段
に案内される各キーキャップホルダーが互いに所定の傾
斜角度をもった軌道上を摺動し、各キーキャップは、装
着部における隣接状態から、キーボードの各ボタンへの
装着時における離間状態へと自動的に導かれ、したがっ
て、装着に際して各キーキャップを横方向へと引き離す
移動機構を設ける必要がなくなり、キーキャップの移動
機構は上下方向のものだけで済み、構造が簡略化される
ばかりでなく、作業能率も高まる。
【0053】第2の発明では、キーキャップホルダーの
下降時に、ストッパが搬送機構からの新たなキーキャッ
プの搬入を遮断するので、次に装着されるキーキャップ
がキーキャップ装着装置の動きを阻害することはなく、
したがって、今回装着されるキーキャップと次回以降に
装着されるキーキャップとをより分ける機構を新たに設
ける必要がなくなる。
【0054】第3の発明では、一対の受け部材はそれぞ
れ連動して回転するようになっているため、キーキャッ
プが装着部を下方に突き抜けていくとき、受け部材の回
転のタイミングが異なってキーキャップが傾いてしまう
ことはなく、キーキャップは常に水平に保たれ、ボタン
への装着時のキーキャップの傾きが防止され、したがっ
て、キーキャップの傾きによるボタンへの装着不良が著
しく低減できる。
【0055】第4の発明では、スライダを駆動するサー
ボモータの駆動はCNC制御されるものであるため、キ
ーキャップホルダーの動きは自由に制御され、キーキャ
ップのボタンへの装着を1個とばして行ったり、またキ
ーキャップのボタンへの装着を1個づつ行う等、さまざ
まな装着方法の変更が可能となり、作業の自由度が高め
られる。
【0056】第5の発明では、キーキャップの保持は、
バキューム装置の吸引力によりなされるので、従来装置
におけるチャック装置等は不要となるうえ、その保持は
確実であり、また、キーキャップホルダーへの着脱の制
御も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく背面図である。
【図4】同じくシュートの装着部にキーキャップが支持
されている様子を示す平面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】同じくシュートの装着部からキーキャップが下
方に逃がされる様子を示す側面図である。
【図7】従来のキーキャップ装着装置を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 キーキャップ 2 キーキャップ 3 キーボード 7 ボタン 8 ボタン 10 シュート 14 進入路 20 装着部 30 開口部 21 受け部材 22 受け部材 31 支持突起 32 支持突起 33 支持突起 34 支持突起 41 クランク 42 クランク 51 スライダガイド 52 スライダガイド 53 スライダ 54 スライダ 55 キーキャップホルダー 56 キーキャップホルダー 57 バキューム装置 58 バキューム装置 63 サーボモータ 64 サーボモータ 70 基台 80 ストッパ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーキャップを順次搬送する搬送機構と、 この搬送機構で搬送されて来たキーキャップを並べて待
    機させる装着部と、 この装着部に設けられ各キーキャップの装着部下方への
    移動を選択的に許容する係止手段と、 各キーキャップを保持しつつ前記装着部からキーボード
    のボタンまで移動するキーキャップホルダーと、 各キーキャップホルダーを装着部からキーボードのボタ
    ンまで案内するガイド手段と、 各キーキャップホルダーが装着部からキーボードのボタ
    ンに至るにしたがって間隔を広げて案内されるように各
    ガイド手段を互いに傾斜させて支持する基台と、 を備えたことを特徴とするキーキャップ装着装置。
  2. 【請求項2】前記キーキャップホルダーの搬送機構側の
    側面に設けられキーキャップホルダーの下降位置におい
    て搬送機構から装着部への進入路を遮断するストッパを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載のキーキャップ
    装着装置。
  3. 【請求項3】前記係止手段として、前記装着部底面の両
    側に位置して回動可能に設けられた一対の受け部材と、
    前記各受け部材に形成され受け部材の回動位置に応じて
    装着部底面を開口させてキーキャップの下部両縁を支持
    したり逃がしたりする支持突起と、前記受け部材をキー
    キャップの支持位置方向に付勢する付勢手段と、前記一
    対の受け部材の回転が同期するように受け部材を互いに
    連結する連結手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    または請求項2のいずれかに記載のキーキャップ装着装
    置。
  4. 【請求項4】前記キーキャップホルダーの下降または上
    昇を駆動するサーボモータを備えたことを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれか一つに記載のキーキャッ
    プ装着装置。
  5. 【請求項5】前記キーキャップホルダーに取り付けられ
    キーキャップを吸着するバキューム装置を備えたことを
    特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載
    のキーキャップ装着装置。
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