JP2006184949A - 記憶制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 仮想論理ボリュームへのデータ更新が論理ボリュームの記憶内容を変えてしまうおそれが無い、記憶制御システムを提供する。
【解決手段】 論理ボリュームに対応付けられる仮想論理ボリュームを定義する際に、仮想論理ボリュームを対応付けられない論理ボリュームを指定可能にする。第1の記憶制御装置は、第1の記憶制御装置の論理ボリュームと第2の記憶制御装置の論理ボリュームとがそれぞれ接続可能なポートと、このポートに接続する論理ボリュームに対応付けて設定される仮想論理ボリュームと、仮想論理ボリュームの設定を制御する仮想論理ボリューム設定制御コントローラと、を備えている。仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、第1の記憶制御装置の論理ボリュームに前記仮想論理ボリュームを設定できないようにしている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ホストコンピュータが接続されて、当該ホストコンピュータとの間で記憶データの通信を行う記憶制御装置を備えてなる記憶制御システムに関するものである。
例えば、データセンタ等のような大規模なデータを取り扱うデータベースシステムでは、ホストコンピュータとは別に構成された記憶制御システムを用いてデータを管理する。この記憶制御システムは、例えば、ディスクアレイ装置を備えて構成される。ディスクアレイ装置は、多数の記憶デバイスをアレイ状に配設して構成されるもので、例えば、RAID(Redundant Array of Independent Inexpensive Disks)に基づいて構築されている。記憶デバイス群が提供する物理的な記憶領域上には少なくとも1つ以上の論理的な記憶領域である論理ボリュームが形成され、この論理ボリュームが、上位装置としてのホストコンピュータ(より詳しくは、ホストコンピュータ上で稼働するデータベースプログラム)に提供される。ホストコンピュータは、所定のコマンドを送信することにより、論理ボリュームに対してデータの書込み、読み出しができる。
情報化社会の進展等につれて、データベースで管理すべきデータは、日々増大する。このため、より高性能、より大容量の記憶制御装置が求められており、この市場要求に応えるべく、新型の記憶制御装置が開発されている。新型の記憶制御装置を記憶制御システムに導入する方法としては、2つ考えられる。その一つは、旧型の記憶制御装置と新型の記憶制御装置とを完全に入れ替え、全て新型の記憶制御装置から記憶システムを構成する方法である(特許文献1)。他の一つは、旧型の記憶制御装置からなる記憶システムに新型の記憶制御装置を新たに追加し、新旧の記憶制御装置を併存させる方法である。
また、物理デバイスの記憶領域をセクタ単位で管理し、論理デバイスをセクタ単位で動的に構成する技術も知られている(特許文献2)。さらに、容量の異なる複数の記憶デバイスから論理デバイスを構築する際に、最も容量の少ない記憶デバイスに合わせてエリアを形成し、残りの容量も最も小さな容量に合わせてエリアを形成するようにした技術も知られている(特許文献3)。
特表平10−508967号公報 特開2001−337850号公報 特開平9−288547号公報
記憶制御装置に第2の記憶制御装置を外部から接続して、記憶制御システムの性能を向上することが提案されている。この場合、第1の記憶制御装置の記憶領域に第2の記憶制御装置の記憶領域を関連させることにより、第1の記憶制御装置は第2の記憶制御装置の記録領域をあたかも自己の記憶領域であるかのように扱うことができる。そのために、第1の記憶制御装置に他の第2の記憶制御装置を外部から接続する場合、第1の記憶制御装置の記憶領域を第2の記憶制御装置の記憶領域に対応付けるために、仮想的に新たな記憶領域(仮想論理ボリューム)を第1の記憶領域に設定する。第1の記憶制御装置の記憶領域と第2の記憶制御装置の記憶領域とは、仮想論理ボリュームを介してデータの交換が可能になる。但し、この場合、第1の記憶制御装置が有する記憶領域としての論理ボリュームに仮想論理ボリュームが対応してしまうことになると不都合が生じる。すなわち、上位装置が第1の記憶制御装置の実論理ボリュームとこれに対応する仮想論理ボリュームとをともに認識できるようになり、仮想論理ボリュームへのデータ更新があると、これが実論理ボリュームに影響し、実論理ボリュームに対するデータ更新がないにもかかわらず、実論理ボリュームのデータ内容が更新されてしまうという問題がある。
また、第1の記憶制御装置の論理ボリュームと第2の記憶制御装置の論理ボリューム間でデータの交換、例えばコピーを実施する際に、第2の記憶制御装置の記憶領域を第1の記憶制御装置の記憶領域に直接接続して、上位装置を介することなく、物理的にデータをコピーしようとすると、論理ボリュームの持つ記憶容量やデータの管理単位であるブロックのブロック長によって決まるエミュレーションタイプ(論理ボリュームの論理構成のタイプ)の相違によって、コピーができないという問題がある。
記憶制御装置はメインフレーム接続用から開発が開始された経緯もあり、メインフレームで作り上げたアーキテクチャをオープン接続用の機能にも適応してきた。このため、記憶制御装置をメインフレーム接続させる際に発達してきた技術を、記憶制御装置をオープン系のホスト装置に接続する際にも転用してきている。したがって、オープン接続系においてメインフレームのエミュレーションを模写してきている。このためにメインフレーム系の記憶制御装置の論理ボリュームのエミュレーションタイプが、オープン接続系の記憶制御装置にもそのまま残っている。そのため、エミュレーションタイプが異なる論理ボリューム間でデータの移動が、新旧装置の交換などで必要になっても、できないという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、仮想論理ボリュームへのデータ更新が論理ボリュームの記憶内容を変えてしまうというおそれを無くした、記憶制御システムを提供する事を目的とするものである。本発明の他の目的は、論理的な記憶領域のエミュレーションタイプが異なる記録領域同志の間でも、ホスト装置を介することなくデータのコピーを可能にした記憶制御システムを提供することにある。
前記目的を達成するための第1の発明は、論理ボリュームに対応付けられる仮想論理ボリュームを定義する際に、仮想論理ボリュームを対応付けられない論理ボリュームが指定可能に構成されてなる憶制御システム・記憶制御方法であることを特徴とするものである。本発明の第1の形態は、第1の記憶制御装置と第2の記憶制御装置とが互いに通信可能に接続して構成され、上位装置からのリクエストに応じたデータ処理を行う記憶制御システムであって、前記第1の記憶制御装置は、記憶デバイスと、前記上位装置からアクセスされる論理ボリュームと、前記記憶デバイスと前記論理ボリュームとの間でのデータ処理を制御するデータ制御コントローラと、前記第1の記憶制御装置の前記論理ボリュームと前記第2の記憶制御装置の論理ボリュームとがそれぞれ接続可能なポートと、当該ポートに接続する論理ボリュームに対応付けて設定される仮想論理ボリュームと、当該仮想論理ボリュームの設定を制御する仮想論理ボリューム設定制御コントローラと、を備え、前記仮想論理ボリューム設定制御部は、前記対応する仮想論理ボリュームが設定できない前記論理ボリュームを指定可能に構成されたことを特徴とするものである。
本発明の好適な形態は、次の通りである。前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームに前記仮想論理ボリュームを設定できないように構成されている。前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記第2の記憶制御装置の論理ボリュームに前記仮想論理ボリュームを設定できるように構成されている。
また、前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記ポートに接続可能な前記論理ボリュームを前記仮想論理ボリュームの候補群として抽出するディスカバリー処理と、前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームを当該候補群から除くフィルタリング処理と、を実行するように構成されている。
前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記フィルタリング処理でフィルタリングされた結果に基づいて、前記仮想論理ボリュームの候補群となる前記論理ボリュームを表示画面に表示するように動作する。前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームを前記仮想論理ボリュームの対応先としての候補群として前記表示画面に表示させないようにしている。前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記データ制御コントローラに接続するクライアントコンピュータの管理プログラムを含み、当該プログラム上で前記フィルタリング処理と前記ディスカバリー処理が実現されるようにしている。前記第1の記憶制御装置の前記論理ボリューム及び前記第2の記憶制御装置の前記論理ボリュームを前記ポートに選択的に接続させるスイッチ回路を備えている。前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記フィルタリング処理を無効化できるように構成されている。
本発明の第2の形態は、第1の記憶制御装置と第2の記憶制御装置とが互いに通信可能に接続して構成され、上位装置からのリクエストに応じたデータ処理を行う記憶制御システムであって、前記第1の記憶制御装置は、記憶デバイスと、前記上位装置からアクセスされる論理ボリュームと、前記記憶デバイスと前記論理ボリュームとの間でのデータ処理を制御するデータ制御コントローラと、前記第1の記憶制御装置の前記論理ボリュームと前記第2の記憶制御装置の論理ボリュームとがそれぞれ接続可能なポートと、当該ポートに接続する論理ボリュームの情報を抽出して、抽出結果を画面表示するディスカバリー動作を実行するディスカバリーコントローラと、を備え、当該ディスカバリーコントローラは抽出された論理ボリュームのうち所定の論理ボリュームを画面表示しないように処理できるように構成されていることを特徴とする。
前記目的を達成する第2の本発明は、論理構成のタイプが異なる複数の論理ボリューム間のコピーを、記憶制御装置内で仮想的に設定される、中間論理記憶階層である仮想論理ボリュームを介して可能にしたシステムである事を特徴とするものである。
この発明の第1の形態は、第1の記憶制御装置と第2の記憶制御装置とが互いに通信可能に接続して構成され、上位装置からのリクエストに応じたデータ処理を行う記憶制御システムであって、前記第1の記憶制御装置は、記憶デバイスと、前記上位装置からアクセスされる論理ボリュームと、前記記憶デバイスと前記論理ボリュームとの間でのデータ処理を制御するデータ制御コントローラと、を備えて構成され、前記データ制御部は、前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームと、当該論理ボリュームの論理構成とは異なる論理構成を持つ他論理ボリュームと、の間のコピーを、前記第1の記憶制御装置内に構築された仮想論理ボリュームを介して実行するようにしたことを特徴とする。
この発明の好適な形態は次のとおりである。前記他論理ボリュームは、前記第1の記憶制御装置のものである。前記他論理ボリュームは、前記第2の記憶制御装置のものである。 前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームがコピーボリュームとなり、前記他論理ボリュームがコピー元ボリュームとなり、前記仮想論理ボリュームがコピー先ボリュームの論理構成と同じ論理構成に定義されてなる。
前記発明の第2の形態は、第1の記憶制御装置と第2の記憶制御装置とが互いに通信可能に接続して構成され、上位装置からのリクエストに応じたデータ処理を行う記憶制御システムであって、前記第1の記憶制御装置は、記憶デバイスと、前記上位装置からアクセスされる論理ボリュームと、前記記憶デバイスと前記論理ボリュームとの間でのデータ処理を制御するデータ制御コントローラと、前記第1の記憶制御装置の前記論理ボリュームと前記第2の記憶制御装置の論理ボリュームとがそれぞれ接続可能なポートと、当該ポートに接続する論理ボリュームに対応付けて設定される仮想論理ボリュームと、を備え、前記データ制御部は、前記ポートに接続する前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームと、この論理ボリュームの論理構成と異なる論理構成を持つ、当該第1の記憶制御装置内の他論理ボリュームと、の間のコピーを、前記仮想論理ボリュームを介して実行するようにし、かつ、当該仮想論理ボリュームの論理構成が前記他論理ボリュームの論理構成に合わせて設定されていることを特徴とするものである。
以上説明したように本発明によれば、仮想論理ボリュームへのデータ更新が論理ボリュームの記憶内容を変えてしまうおそれが無い、記憶制御システムを提供する事ができる。また、論理的な記憶領域のエミュレーションタイプが異なる記録領域間でも、ホスト装置を介することなくデータのコピーを可能にできる記憶制御システムを提供することができる。
本発明の実施形態を以下に説明する。以下に説明する代表的な記憶制御システムは、第1の記憶制御装置に仮想的に論理記憶領域を設定し、この仮想領域に第1の記憶制御装置の外部に存在する第2の記憶制御装置の論理記憶領域を対応付けて(マッピングして)、第1の記憶制御装置が第2の記憶制御装置の記憶領域をあたかも自分の記憶領域であるかのようにしてこれを上位装置に提供している。
図1は、記憶制御システムの要部の構成を示すブロック図である。上位装置としてのホスト装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等として構成される。ホスト装置10は、例えば、キーボード、スイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置(図示せず)と、例えば、モニタディスプレイやスピーカー等の情報出力装置(図示せず)とを備えている。さらに、ホスト装置10には、例えば、第1の記憶制御装置20が提供する記憶領域を使用するデータベースソフトウェア等のアプリケーションプログラム11と、通信ネットワークCN1を介して第1の記憶制御装置20にアクセスするためのアダプタ12とが設けられている。
ホスト装置10は、スイッチ回路SWを備えて構成される通信ネットワークCN1を介して第1の記憶制御装置20に接続されている。通信ネットワークCN1としては、例えば、LAN、SAN、インターネット、専用回線、公衆回線等を場合に応じて適宜用いることができる。LANを介するデータ通信は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って行われる。ホスト装置10がLANを介して第1の記憶制御装置20に接続される場合、ホスト装置10は、ファイル名を指定してファイル単位でのデータ入出力を要求する。一方、ホスト装置10がSANを介して第1の記憶制御装置20等に接続される場合、ホスト装置10は、ファイバチャネルプロトコルに従って、複数のディスク記憶装置(ディスクドライブ)により提供される記憶領域のデータ管理単位であるブロックを単位としてデータ入出力を要求する。通信ネットワークCN1がLANである場合、アダプタ12は、例えばLAN対応のネットワークカードである。通信ネットワークCN1がSANの場合、アダプタ12は、例えばホストバスアダプタである。
スイッチ回路SWは通信ネットワークに接続されたルータや交換機を備えて構成されている。スイッチ回路SWは、第1の記憶制御装置20のエクスターナルポート21Aに、第2の記憶制御装置40のターゲットポート41及び第1の記憶制御装置のターゲットポート21Bを切り換えて接続できるように構成されている。なお、第1の記憶制御装置20は、エクスターナルポート21Aとスイッチ回路SWを介して自筺体のターゲットポート21Bに接続できるように構成されているために、所謂自己ループ式に分類されるものである。各ポート及びスイッチ回路にはネットワーク上のアドレスが設定されている。
第1の記憶制御装置20は、例えば、ディスクアレイサブシステムとして構成されるものである。但し、これに限らず、第1の記憶制御装置20を、高機能化されたインテリジェント型のファイバチャネルスイッチとして構成することもできる。第1の記憶制御装置20は、後述のように、第2の記憶制御装置40の有する記憶資源を自己の論理ボリューム(Logical Unit)としてホスト装置10に提供するものであるから、後述の仮想論理ボリュームを介することなく自己が直接支配するローカルな記憶デバイスを有している必要はない。
第1の記憶制御装置20は、コントローラ部と記憶装置部とに大別することができ、コントローラ部は、例えば、複数のチャネルアダプタ(CHA)21と、複数のディスクアダプタ(DKA)22と、サービスプロセッサ(SVP)23と、キャッシュメモリ24と、共有メモリ25と、接続部26とを備えている。このコントローラ部が請求項記載のデータ制御コントローラに対応する。
チャネルアダプタ(CHA)21は、ホスト装置10との間のデータ通信を行うものである。他のチャネルアダプタ21は、第1の記憶制御装置のエクスターナルポート21A、第2の記憶制御装置のターゲットポート41を介して、第2の記憶制御装置40の内部論理ボリュームとデータ通信を行うものである。各チャネルアダプタ21は、それぞれマイクロプロセッサやメモリ等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されており、ホスト装置10から受信した各種コマンドを解釈して実行する。各チャネルアダプタ21には、それぞれを識別するためのネットワークアドレス(例えば、IPアドレスやWWN)が割り当てられているので、各チャネルアダプタ21は、それぞれが個別にNAS(Network Attached Storage)として振る舞うことができるようになっている。複数のホスト装置10が存在する場合、各チャネルアダプタ21はホスト装置毎に設けられ、各ホスト装置10からの要求をそれぞれ個別に受け付けることができるように構成されている。
各ディスクアダプタ(DKA)22は、記憶装置30の記憶デバイス31,32との間のデータ授受を行うものである。各ディスクアダプタ22は、記憶デバイス31,32に接続するための通信ポート22Aを備えている。また、各ディスクアダプタ22は、マイクロプロセッサやメモリ等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されている。各ディスクアダプタ22は、チャネルアダプタ21がホスト装置10から受信したデータを、ホスト装置10からのリクエストに基づいて(書込み命令)、所定の記憶デバイス31,32の所定のアドレスに書込み、また、ホスト装置10からのリクエストに基づいて(読み出し命令)、所定の記憶デバイス31,32の所定のアドレスからデータを読み出し、ホスト装置10に送信させる。記憶デバイス31,32との間でデータ入出力を行う場合、各ディスクアダプタ22は、論理的なアドレスを物理的なアドレスに変換する。各ディスクアダプタ22は、記憶デバイス31,32がRAIDに従って管理されている場合は、RAID構成に応じたデータアクセスを行う。
サービスプロセッサ(SVP)23は、装置全体の作動を制御するものである。SVP23には、例えば、管理用クライアント(図示せず)が接続される。SVP23は、装置内の障害発生を監視して管理用クライアントに表示させたり、管理用クライアントからの指令に基づいて記憶ディスクの閉塞処理等を指示するようになっている。さらに、SVP23の管理用クライアントは後述のように仮想論理ボリュームを定義する処理を実行する。管理用クライアントは、例えばJAVA(登録商標)アプレット上に管理用プログラムが実装して構成されている。
キャッシュメモリ24は、ホスト装置10から受信したデータや、記憶デバイス31,32から読み出したデータを一時的に記憶するものである。共有メモリ25には、第1の記憶制御装置の作動に使用するための制御情報等が格納される。また、共有メモリ25には、ワーク領域が設定されるほか、後述するマッピングテーブルTm等の各種テーブル類も格納される。また、キャッシュメモリ130と共有メモリ140とは、それぞれ別々のメモリとして構成することもできるし、同一のメモリの一部の記憶領域をキャッシュ領域として使用し、他の記憶領域を制御領域として使用することもできる。なお、記憶デバイス31,32のいずれか1つあるいは複数を、キャッシュ用のディスクとして使用してもよい。
接続部26は、各チャネルアダプタ21,各ディスクアダプタ22,SVP23,キャッシュメモリ24,共有メモリ25を相互に接続させる。接続部26は、例えば、高速スイッチング動作によってデータ伝送を行う超高速クロスバスイッチ等のような高速バスとして構成することができる。
記憶装置30は、複数の記憶デバイス31を備えている。記憶デバイス31としては、例えば、ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気テープ、半導体メモリ、光ディスク等のようなデバイスを用いることができる。また、例えば、FC(Fibre Channel)ディスクやSATA(Serial AT Attachment)ディスク等のように、異種類のディスクを記憶装置30内に混在させることもできる。記憶装置30内に点線で示される記憶デバイス32は、第2の記憶制御装置40の有する記憶デバイス42を第1の記憶制御装置20側に取り込んだ状態を示すものである。即ち、第1の記憶制御装置20から見て外部に存在する記憶デバイス42を、第1の記憶制御装置20の内部記憶デバイスかのように認識できるようにし、ホスト装置10に外部記憶デバイス42の記憶資源を提供する。このことは後述のように、第1の記憶制御装置20内の中間論理記憶領域である仮想論理ボリュームに第2の記憶制御装置40の論理ボリュームをマッピングすることにより可能になる。キャッシュメモリ24の記憶空間を利用して、仮想論理ボリュームが構築される。第1の記憶制御装置20に形成された仮想論理ボリュームは、第1の記憶制御装置20内の実論理ボリュームとともにホスト装置10に認識される。
第2の記憶制御装置40は、通信ポート(ターゲットポート)41と記憶デバイス42とを備えている。このほか、チャネルアダプタやディスクアダプタ等を備えることもできる。第2の記憶制御装置40は、スイッチ回路SWを介して第1の記憶制御装置20に接続されており、第2の記憶制御装置40の記憶デバイス42は、第1の記憶制御装置20の内部記憶デバイスとして扱われるようになっている。スイッチ回路SWには複数の外部記憶制御装置40Aを接続可能である。
続いて図2について説明する。図2は、第1の記憶制御装置20及び第2の記憶制御装置40の1つの論理的な概略構造を示す模式図である。まず、第1の記憶制御装置の構成から先に説明する。
第1の記憶制御装置の記憶構造は、例えば、物理的記憶階層と論理的記憶階層とに大別することができる。物理的記憶階層は、物理的なディスクであるPDEV(Physical Device)161により構成される。PDEVは、ディスクドライブに該当する。
論理的記憶階層は、複数の(例えば2種類の)階層から構成することができる。一つの論理的階層は、VDEV(Virtual Device)162と、VDEV162のように扱われる仮想的なVDEV(以下、「V−VOL」とも呼ぶ)163とから構成可能である。他の一つの論理的階層は、LDEV(Logical Device)164から構成することができる。
VDEV162は、例えば、4個1組(3D+1P)、8個1組(7D+1P)等のような所定数のPDEV161をグループ化して構成される。グループに属する各PDEV161がそれぞれ提供する記憶領域が集合して一つのRAID記憶領域が形成されている。このRAID記憶領域がVDEV162となる。
VDEV162が物理的な記憶領域上に構築されるのと対照的に、V−VOL163は、物理的な記憶領域を必要としない仮想的な中間記憶デバイスである。V−VOL163は、物理的な記憶領域に直接関係づけられるものではなく、第2の記憶制御装置41のLU(Logical Unit)250をマッピングするための受け皿となる仮想的な存在である。
LDEV164は、VDEV162またはV−VOL163上に、それぞれ少なくとも一つ以上設けることができる。LDEV164は、例えば、VDEV162を固定長で分割することにより構成することができる。ホスト10がオープン系ホストの場合、LDEV164がLU165にマッピングされることにより、ホスト10は、LDEV164を一つの物理的なディスクとして認識する。オープン系のホストは、LUN(Logical Unit Number )や論理ブロックアドレスを指定することにより、所望のLDEV164にアクセスする。なお、メインフレーム系ホストの場合は、LDEV164を直接認識する。
LU165は、SCSIの論理ユニットとして認識可能なデバイスである。各LU165は、ターゲットポート21Bを介してホスト10に接続される。各LU165には、少なくとも一つ以上のLDEV164をそれぞれ関連付けることができる。一つのLU165に複数のLDEV164を関連付けることにより、LUサイズを仮想的に拡張することもできる。
CMD(Command Device)166は、ホスト10上で稼働するI/O制御プログラムと記憶制御装置20のコントローラ(CHA21,DKA22)との間で(図1参照)、コマンドやステータスを受け渡すために使用される専用のLUである。ホスト10からのコマンドは、CMD166に書き込まれる。記憶制御装置20のコントローラは、CMD166に書き込まれたコマンドに応じた処理を実行し、その実行結果をステータスとしてCMD166に書き込む。ホスト装置10は、CMD166に書き込まれたステータスを読出して確認し、次に実行すべき処理内容をCMD166に書き込む。このようにして、ホスト装置10は、CMD166を介して、記憶制御装置20に各種の指示を与えることができる。
なお、ホスト装置10から受信したコマンドを、CMD166に格納することなく、処理することもできる。また、実体のデバイス(LU)を定義せずに、CMDを仮想的なデバイスとして生成し、ホスト装置10からのコマンドを受け付けて処理するように構成してもよい。即ち、例えば、CHA21は、ホスト装置10から受信したコマンドを共有メモリ25に書き込み、この共有メモリ25に記憶されたコマンドを、CHA21又はDKA22が処理する。その処理結果は共有メモリ25に書き込まれ、CHA21からホスト装置10に送信される。
さて、第1の記憶制御装置20の外部接続用のエクスターナルポート(External Port)21Aには、既述の通りスイッチ回路SWを介して第2ストレージ装置40のターゲットポート41又は第1の記憶制御装置20のターゲットポート21Bが接続可能である。
第2の記憶制御装置40は、複数のPDEV220と、PDEV220の提供する記憶領域上に設定されたVDEV230と、VDEV230上に少なくとも一つ以上設定可能なLDEV240とを備えている。各LDEV240は、LU250にそれぞれ関連付けられている。
そして、本実施形態では、第2の記憶制御装置40のLU250(即ち、LDEV240)は、仮想的な中間記憶デバイスである仮想論理ボリュームV-VOL163にマッピングされており、第1の記憶制御装置20の内部論理ボリュームとして取り扱われる。
例えば、第2の記憶制御装置40の「LDEV1」,「LDEV2」は、「LU1」,「LU2」を介して、第1の記憶制御装置20の「V−VOL1」,「V−VOL2」にそれぞれマッピングされている。そして、「V−VOL1」,「V−VOL2」は、それぞれ「LDEV3」,「LDEV4」にマッピングされ、「LU3」,「LU4」を介して、利用可能となっている。
なお、VDEV162,V-VOL163は、RAID構成を適用することができる。即ち、1つのディスクドライブ161を複数のVDEV162,V-VOL163に割り当てることもできるし(スライシング)、複数のディスクドライブ161から1つのVDEV162,V-VOL163を形成することもできる(ストライピング)。
そして、第1の記憶制御装置20の「LDEV1」または「LDEV2」が内部論理ボリューム190に該当する。第1の記憶制御装置20の「LDEV3」または「LDEV4」が仮想論理ボリューム191に該当する。第2の記憶制御装置40の「LDEV1」または「LDEV2」が外部論理ボリューム260に該当する。内部論理ボリューム190は、第1の記憶制御装置1内に設けられた物理的な記憶デバイス(例えば、ディスクドライブ等)に基づいて設けられるものである。仮想ボリューム191は、仮想的な存在であり、データを記憶する実体は、第2の記憶制御装置40内に存在する。即ち、第1の記憶制御装置20が有する記憶階層の所定の層に、第2の記憶制御装置40の有する外部ボリューム260がマッピングされるように、仮想論理ボリューム191が構築されている。
図1によれば、第1の記憶制御装置20のCHA21は、エクスターナルポート21Aから参照できるボリュームを外部デバイスとして認識し、この外部記憶デバイスにマッピングされる既述の仮想論理ボリュームを第1の記憶制御装置20内に定義する。この定義動作は、既述のSVP23の管理クライアントである、例えばJAVA(登録商標)アプレットによって実行される。この定義情報はマッピングテーブルTmとして共有メモリ25上に置かれる。但し、図2の符号300に示すように、第1の記憶制御装置の内部論理ボリューム190に仮想論理ボリュームをマッピングすることができない。
次に仮想論理ボリュームを第1の記憶制御装置20に設定するための動作について説明する。図3はこの設定動作のフローを示す。管理クライアント上のJAVA(登録商標)アプレットは、SVPにエクスターナルポート21A(図1)から参照できる内部論理ボリューム情報取得(ディスカバリー)をリクエストする(S1)。このリクエストを受けたSVPは、第1の記憶制御装置のCHA21(図1)に、ディスカバリーの実行を指令する(S2)。CHAは共有メモリ25を参照してスイッチ回路SWのIPアドレスを入手してエクスターナルポート21Aを介してスイッチ回路SWにアクセスし、このスイッチ回路から参照できる全てのボリュームの情報を取得する。すなわち、CHAは自己の筐体の内部論理ボリュームか他の記憶制御装置の内部論理ボリュームかを区別することなく、エクスターナルポート21Aに接続可能な内部論理ボリュームのディスカバリーを実行する(S3)。図1に示すように、CHA21がエクスターナルポート21Aに接続されるスイッチ回路SWを介して参照できるボリュームは、第1の記憶制御装置20の論理ボリュームと第2の記憶制御装置40の論理ボリュームである。
次いで、第1の記憶制御装置20のCHA21及び第2の記憶制御装置40のCHA(図示せず)は、それぞれの共有メモリを参照して、それぞれの内部論理ボリュームの特性データを取得する(S4)。この特性データを受けたCHA21はSVP32を介して管理クライアントのJAVA(登録商標)アプレットに特性データを送信する(S5、S6)。JAVA(登録商標)アプレット上には、特性データ中の「ストレージのベンダー名、製品型名、製造番号」等の情報からディスカバリーによって参照された複数の内部論理ボリュームのそれぞれについて、抽出された内部論理ボリュームが属する筐体が、CHA21が属する自己の記憶制御装置か或いは外部記憶制御装置かを判断するストレージ管理用アプリケーションが実装されている。
この管理用アプリケーションは、ディスカバリーによって抽出された複数の内部論理ボリュームについて、既述の仮想論理ボリュームに対する候補として良いか否かのフィルタリングを行うモジュールを備えている。管理用アプリケーションは、このフィルタリングモジュールによって複数の論理ボリュームについての各抽出情報をフィルタリング(S7)し、合致した条件の論理ボリュームについて仮想論理ボリュームのマッピング先の候補群として画面表示処理が行われる。
本実施形態では、既述のとおり、第1の記憶制御装置20の内部論理ボリュームが仮想ボリュームがマッピングされるボリュームとしての候補群として表示されないように管理用アプリケーションがプログラムされている。次いで、管理用クライアントはSVPに仮想論理ボリュームの定義処理の実行をリクエストする(S8、S9)。SVPはCHAに仮想論理ボリュームの定義処理、すなわち、既述のマッピングテーブル作成の処理動作を実行させ(S10)、その処理結果を受けてこれを管理用クライアントに送る(S11,S12)。管理用クライアントのユーザは自筺体(第1の記憶制御装置20)の内部論理ボリュームが自筺体内の仮想論理ボリュームのマッピング先として表示されないので、自筺体の内部論理ボリュームに対して仮想論理ボリュームを設定することができない。したがって、ホスト装置10から仮想論理ボリュームへのデータ更新要求が実論理ボリュームに影響し、実論理ボリュームのデータ内容が、実論理ボリュームへのデータ更新がないにもかかわらず、更新されるという不都合を避けることができる。なお、SVP及び管理用クライアントによって、請求項記載の仮想論理ボリューム設定制御コントローラが実現される。この設定制御処理はCHA或いはDKAのプロセッサによっても実現可能である。
なお、フィルタリング条件は管理用クライアントによって適宜変更可能である。また、管理用クラインはフィルタリング条件を解除して、ディスカバリーによって抽出された第1の記憶制御装置のエクスターナルポートにパスが形成されている全ての論理ボリュームを画面表示することができる。
ディスカバリーは、第1の記憶制御装置の電源投入時、ホストが第1の記憶制御装置にアクセスした時、所定の時刻など適宜実行される。ディスカバリーの結果得られた論理ボリュームの情報は、ディスカバリーの都度共有メモリに貯えられる。共有メモリの記憶資源の効率的な利用の観点から、過去のディスカバリー情報をクリアして再度ディスカバリーを実行するソフトウエアモジュールが管理用クライアント上に存在する。管理用クライアントはディスカバリーの結果得られた論理ボリュームの特徴情報を、共有メモリに記憶された参照情報と比較することにより、自筐体のボリュームか他の筐体(第2以降の記憶制御装置)かを判断することができる。
なお、図13は、管理用クライアントの管理ツールで表示される画面であり、フィルター設定画面である。符号1300は、ディスカバリーの後の仮想ボリュームの設定先として自己の論理ボリュームを表示しないモードを設定するアイコンである。なお、1302は、第1の記憶制御装置の製造者がサポートしていない記憶制御装置の内部論理ボリュームを表示しないモードを設定するアイコンである。このように、ユーザが指定する条件の内部論理ボリュームを管理用ツールで表示できないようにすることができる。
次に、仮想論理ボリュームの定義処理について詳細を説明する。図4は、既述のマッピングテーブルTmの構造の一例である。マッピングテーブルTmは、例えば、VDEVをそれぞれ識別するためのVDEV番号と外部の記憶デバイスの情報とをそれぞれ対応付けることにより、構成ができる。外部デバイス情報としては、例えば、デバイス識別情報と、記憶デバイスの記憶容量と、デバイスの種別を示す情報と(例えば、テープ系デバイスかディスク系デバイスか等)、記憶デバイスへのパス情報とを含んで構成することができる。また、パス情報は、各通信ポート(図1の21A,21B)に固有の識別情報(WWN)と、図2のLUを識別するためのLU番号とを含んで構成できる。
なお、図4中に示すデバイス識別情報やWWN等は、説明の便宜上の値であって特に意味はない。また、図4中の下側に示すVDEV番号「3」のVDEVは、3個のパス情報が対応付けられている。即ち、このVDEV(#3)にマッピングされる外部記憶デバイス(図1の42)は、その内部に3つの経路を有する交代パス構造を備えているが、VDEVには、この交代パス構造を認識してマッピングされている。これら3つの経路のいずれを通っても同一の記憶領域にアクセスできることが判明しているため、いずれか1つまたは2つの経路に障害等が発生した場合でも、残りの正常な経路を介して所望のデータにアクセスできる。図4に示すようなマッピングテーブルTmを採用することにより、第1の記憶制御装置20内の1つ以上のVDEVに対し、1つまたは複数の外部の記憶デバイス42をマッピングすることができる。
次に、図5を参照して、外部の記憶デバイス42をVDEV101にマッピングする方法の一例を説明する。図5は、マッピング時に、第1の記憶制御装置20と第2の記憶制御装置40との間で行われる処理の要部を示すタイムチャートである。まず、第1の記憶制御装置20は、チャネルアダプタ21のエクスターナルポート(21A)からスイッチ回路SWを介して、第2の記憶制御装置40にログインする(S1)。第2の記憶制御装置40が、第1の記憶制御装置20のログインに対して応答を返すことにより、ログインが完了する(S2)。次に、第1の記憶制御装置20は、例えば、SCSI(Small Computer System Interface)規格で定められている照会コマンド(inquiryコマンド)を、第2の記憶制御装置40に送信し、第2の記憶制御装置40の有する記憶デバイス42の詳細について応答を求める(S3)。これは既述のディスカバーの動作と同じである。
照会コマンドは、照会先の装置の種類及び構成を明らかにするために用いられるもので、照会先装置の有する階層を透過してその物理的構造を把握することができる。照会コマンドを使用することにより、第1の記憶制御装置20は、例えば、装置名、デバイスタイプ、製造番号(プロダクトID)、LDEV番号、各種バージョン情報、ベンダID等の情報を第2の記憶制御装置40から取得できる(S4)。第2の記憶制御装置40は、問合わされた情報を第1の記憶制御装置20に送信し、応答する(S5)。ディスカバリーで抽出された情報は共有メモリに保存されている。CHAはこの保存された情報を利用することによってS3〜S5のステップを省略しても良い。
第1の記憶制御装置20は、第2の記憶制御装置40から取得した情報を、マッピングテーブルTmの所定箇所に登録する(S6)。次に、第1の記憶制御装置20は、第2の記憶制御装置40から記憶デバイス42の記憶容量を読み出す(S7)。第2の記憶制御装置40は、第1の記憶制御装置20からの問合せに対して、記憶デバイス42の記憶容量を返信し(S8)、応答を返す(S9)。第1の記憶制御装置20は、記憶デバイス42の記憶容量をマッピングテーブルTmの所定箇所に登録する(S10)。
以上の処理を行うことにより、マッピングテーブルTmを構築できる。第1の記憶制御装置20のVDEVにマッピングされた外部の記憶デバイス42(外部LUN、即ち外部のLDEV)との間でデータの入出力を行う場合は、後述する他のテーブルを参照してアドレス変換等を行う。
図6〜図8を参照して、第1の記憶制御装置20と第2の記憶制御装置40との間のデータ入出力について説明する。まず最初に、データを書き込む場合について、図6及び図7に基づいて説明する。図6は、データ書込み時の処理を示す模式図である。図7は、図6中の処理の流れを各種テーブルとの関係で示す説明図である。
ホスト装置10は、第1の記憶制御装置20が提供する論理ボリューム(LDEV102)にデータを書き込むことができる。例えば、SANの中に仮想的なSANサブネットを設定するゾーニングや、アクセス可能なLUNのリストをホスト装置10が保持するLUNマスキングという手法により、ホスト装置10を特定のLDEV102に対してのみアクセスさせるように設定できる。
ホスト装置10がデータを書き込もうとするLDEV102が、VDEV101を介して内部の記憶デバイスである記憶デバイス31に接続されている場合、通常の処理によってデータが書き込まれる。即ち、ホスト装置10からのデータは、いったんキャッシュメモリ24に格納され、キャッシュメモリ24からディスクアダプタ22を介して、所定の記憶デバイス31の所定アドレスに格納される。この際、ディスクアダプタ22は、論理的なアドレスを物理的なアドレスに変換する。また、RAID構成の場合、同一のデータが複数の記憶デバイス31に記憶等される。
これに対し、ホスト装置10が書き込もうとするLDEV102が、VDEV101を介して外部の記憶デバイス42に接続されている場合、図6に示すような流れでデータが書き込まれる。図6(a)は記憶階層を中心に示す流れ図であり、図6(b)はキャッシュメモリ24の使われ方を中心に示す流れ図である。
ホスト装置10は、書込み先のLDEV102を特定するLDEV番号とこのLDEV102にアクセスするための通信ポート21Aを特定するWWNとを明示して、書込みコマンド(Write)を発行する(S21)。第1の記憶制御装置20は、ホスト装置10からの書込みコマンドを受信すると、第2の記憶制御装置40に送信するための書込みコマンドを生成し、第2の記憶制御装置40に送信する(S22)。第1の記憶制御装置20は、ホスト装置10から受信した書込みコマンド中の書込み先アドレス情報等を、外部LDEV43に合わせて変更することにより、新たな書込みコマンドを生成する。
次に、ホスト装置10は、書き込むべきデータを第1の記憶制御装置40に送信する(S23)。第1の記憶制御装置20に受信されたデータは、LDEV102からVDEV101を介して(S24)、外部のLDEV43に転送される(S26)。ここで、第1の記憶制御装置20は、ホスト装置10からのデータをキャッシュメモリ24に格納した時点で、ホスト装置10に対し書込み完了の応答(Good)を返す(S25)。第2の記憶制御装置40は、第1の記憶制御装置20からデータを受信した時点で(あるいは記憶デバイス42に書込みを終えた時点で)、書込み完了報告を第1の記憶制御装置20に送信する(S26)。即ち、第1の記憶制御装置20がホスト装置10に対して書込み完了を報告する時期(S25)と、実際にデータが記憶デバイス42に記憶される時期とは相違する(非同期方式)。従って、ホスト装置10は、実際にデータが記憶デバイス42に格納される前にデータ書込み処理から解放され、別の処理を行うことができる。
図6(b)のように、キャッシュメモリ24には、多数のサブブロック24Aが設けられている。第1の記憶制御装置20は、ホスト装置10から指定された論理ブロックアドレスをサブブロックのアドレスに変換し、キャッシュメモリ24の所定箇所にデータを格納する(S24)。
図7を参照して、各種テーブルを利用してデータが変換される様子を説明する。図7の上部に示すように、ホスト装置10は、所定の通信ポート21Aに対し、LUN番号(LUN#)及び論理ブロックアドレス(LBA)を指定してデータを送信する。第1の記憶制御装置20は、LDEV102用に入力されたデータ(LUN#+LBA)を、図7(a)に示す第1の変換テーブルT1に基づいて、VDEV101用のデータに変換する。
第1の変換テーブルT1は、内部のLUN103を指定するデータをVDEV101用データに変換するための、LUN−LDEV−VDEV変換テーブルである。このテーブルT1は、例えば、LUN番号(LUN#)と、そのLUN103に対応するLDEV102の番号(LDEV#)及び最大スロット数と、LDEV102に対応するVDEV101の番号(VDEV#)及び最大スロット数等を対応付けることにより構成される。このテーブルT1を参照することにより、ホスト装置10からのデータ(LUN#+LBA)は、VDEV101用のデータ(VDEV#+SLOT#+SUBBLOCK#)に変換される。
次に、第1の記憶制御装置20は、図7(b)に示す第2の変換テーブルT2を参照して、VDEV101用のデータを、第2の記憶制御装置40の外部LUN(LDEV)用に送信して記憶させるためのデータに変換する。第2の変換テーブルT2には、例えば、VDEV101の番号(VDEV#)と、そのVDEV101からのデータを第2の記憶制御装置40に送信するためのイニシエータポートの番号と、データ転送先の通信ポート41を特定するためのWWNと、その通信ポートを介してアクセス可能なLUN番号とが対応付けられている。この第2の変換テーブルT2に基づいて、第1の記憶制御装置20は、記憶させるべきデータの宛先情報を、イニシエータポート(ターゲットポート)番号#+WWN+LUN#+LBAの形式に変換する。このように宛先情報が変更されたデータは、指定されたイニシエータポートから通信ネットワークCN1を介して、指定された通信ポート41に到達する。そして、データは、指定されたLUN43でアクセス可能なLDEVの所定の場所に格納される。LDEVは、複数の記憶デバイス42上に仮想的に構築されているので、データのアドレスは物理アドレスに変換されて、所定のディスクの所定アドレスに格納される。
図7(c)は、別の第2の変換テーブルT2aを示す。この変換テーブルT2aは、外部記憶デバイス42に由来するVDEV101に、ストライプやRAIDを適用する場合に使用される。変換テーブルT2aは、VDEV番号(VDEV#)と、ストライプサイズと、RAIDレベルと、第2の記憶制御装置40を識別するための番号(SS#(ストレージシステム番号))と、イニシエータポート番号と、通信ポート41のWWN及びLUN43の番号とを対応付けることにより構成されている。図7(c)に示す例では、1つのVDEV101は、SS#(1,4,6,7)で特定される合計4つの外部記憶制御装置を利用してRAID1を構成する。また、SS#1に割り当てられている3個のLUN(#0,#0,#4)は、同一デバイス(LDEV#)に設定されている。なお、LUN#0のボリュームは、2個のアクセスデータパスを有する交代パス構造を備えている。このように、本実施例では、外部に存在する複数の論理ボリューム(LDEV)からVDEV101を構成することにより、ストライピングやRAID等の機能を追加した上でホスト装置10に提供することができる。
図8を参照して、第2の記憶制御装置40のLDEVからデータを読み出す場合の流れを説明する。まず、ホスト装置10は、通信ポート21Aを指定して第1の記憶制御装置20にデータの読み出しコマンドを送信する(S31)。第1の記憶制御装置20は、読み出しコマンドを受信すると、要求されたデータを第2の記憶制御装置40から読み出すべく、読み出しコマンドを生成する。第1の記憶制御装置20は、生成した読み出しコマンドを第2の記憶制御装置40に送信する(S32)。第2の記憶制御装置40は、第1の記憶制御装置20から受信した読み出しコマンドに応じて、要求されたデータを記憶デバイス42から読み出して、第1の記憶制御装置20に送信し(S33)、正常に読み出しが完了した旨を報告する(S35)。第1の記憶制御装置20は、図8(b)に示すように、第2の記憶制御装置40から受信したデータを、キャッシュメモリ24の所定の場所に格納させる(S34)。
第1の記憶制御装置20は、キャッシュメモリ24に格納されたデータを読み出し、アドレス変換を行った後、LUN103等を介してホスト装置10にデータを送信し(S36)、読み出し完了報告を行う(S37)。これらデータ読み出し時の一連の処理では、図7と共に述べた変換操作が逆向きで行われる。
図8では、ホスト装置10からの要求に応じて、第2の記憶制御装置40からデータを読み出し、キャッシュメモリ24に保存するかのように示している。しかし、これに限らず、外部のLDEVに記憶されているデータの全部または一部を、予めキャッシュメモリ24に記憶させておくこともできる。この場合、ホスト装置10からの読み出しコマンドに対し、直ちにキャッシュメモリ24からデータを読み出してホスト装置10に送信することができる。
以上詳述した通り、本実施例によれば、外部の記憶デバイス42(正確には、外部のLDEV)を第1の記憶制御装置のVDEVにマッピングする構成のため、外部の論理ボリュームを内部の論理ボリュームのように、あるいは、外部の記憶デバイス42を仮想的な内部記憶デバイスのように、取り扱うことができる。従って、第2の記憶制御装置40が、ホスト装置10と直接接続することができない旧型の装置である場合でも、新型の第1の記憶制御装置20が介在することにより、旧型装置の記憶資源を第1の記憶制御装置20の記憶資源として再利用し、ホスト装置10に提供することができる。これにより、旧型の記憶制御装置を新型の記憶制御装置20に統合して記憶資源を有効に利用できる。
また、第1の記憶制御装置20が高性能・高機能の新型装置の場合、第1の記憶制御装置20の有する高性能なコンピュータ資源(キャッシュ容量やCPU処理速度等)によって第2の記憶制御装置40の低性能を隠すことができ、外部の記憶デバイス42を活用した仮想的な内部ボリュームを用いて、高性能なサービスをホスト装置10に提供することができる。
さらに、外部の記憶デバイス42上に構築されるLDEVに、例えば、ストライピング、拡張、分割、RAID等の機能を追加して使用することができる。従って、外部のボリュームを直接LUN103にマッピングする場合に比較して、利用の自由度が高まり、使い勝手が向上する。
また、外部の論理ボリュームを内部の論理ボリュームのように使用できるため、通常の内部ボリュームであるLDEV102に対して第1の記憶制御装置20が利用可能な諸機能を、仮想的な内部ボリュームに対しても適用できる。利用可能な諸機能としては、例えば、MRCF、リモートコピー、CVS、LUSE等を挙げることができる。ここで、MRCF(Multiple RAID Coupling Feature)とは、ホスト装置10をデータが経由することなく(ホストフリー)、論理ボリュームのレプリカを作成可能な機能である。リモートコピーとは、ローカルサイトに設置されたプライマリボリュームとリモートサイトに設置されたセカンダリボリュームとの記憶内容を同期させる機能である。CVS(Customizable Volume Size)とは、論理ボリュームのサイズを標準的なサイズ以外の任意のサイズで設定可能な可変ボリューム機能である。LUSE(LU Size Expansion)とは、複数の論理ボリュームを1つの論理ボリュームに統合し、ホスト装置10から認識可能なLUN数を少なくさせるLUNサイズ拡張機能である。
さらに、外部の論理ボリュームから構築されるVDEV101を複数のLDEV102にそれぞれ接続することができるため、ホスト装置10を各LDEV102のLUN103にそれぞれ接続することにより、交代パス構造を得ることができ、また、負荷分散効果も得ることができる。
また、照会コマンドにより第2の記憶制御装置40の有する交代パス構造まで把握してVDEV101にマッピングするため、第2の記憶制御装置40の有する交代パス構造も継承することができ、記憶システムの冗長性を高めることができる。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図9は、容量やブロック長によって決まる論理ボリュームの論理特性(エミュレーションタイプ)がお互いに異なる論理ボリューム間でコピー動作を可能にした記憶制御システムを示している。図9に示す第2の記憶制御装置40の内部論理ボリューム(外部ボリューム)60は既述のマッピングテーブルによって第1の記憶制御装置20の仮想内部ボリューム58にマッピングされている。第1の記憶制御装置の制御部54はエクスターナルポート21Aに接続する論理ボリュームを外部装置(第2の記憶制御装置)の論理ボリューム(外部ボリューム)として認識し、外部論理ボリュームに対応する仮想論理ボリュームを第1の記憶制御装置20内のキャッシュメモリの記憶領域に設定できる。
今ここで、第2の記憶制御装置40の論理ボリューム60が、オープン3(例えば、記憶容量が2.3Gであり、ブロック長が48Kである。)というエミュレーションタイプであり、第1の記憶御装置の内部論理ボリューム56が、ユーザによって記憶容量及びブロック長が設定できるオープンVというエミュレーションタイプである場合には、エミュレーションタイプが異なるために、ホスト装置10を介することなく第1及び第2の記憶制御装置の論理ボリューム間で直接コピーをすることができなかった。そこで、第1の記憶制御装置に仮想論理ボリューム58を構築し、この仮想論理ボリューム58を介することによって、上位装置を介することなくこれら論理ボリューム間での直接のコピーを可能とする。なお、オープン3或いはオープンVというエミュレーションタイプは出願人によって便宜上呼称されるものである。
仮想論理ボリューム58は先に説明したように、キャッシュメモリを利用して構築されるために、論理構成をコピー先の内部ボリューム56の論理構成に合致するように設定可能である。また、仮想論理ボリュームはキャッシュ上に構築されるために、仮想論理ボリュームの論理構成とコピー元ボリューム60の論理構成とが異なっても、データの交換が可能になる。図1のCHA21は、コピー元ボリューム60について定められたブロック長でコピー元ボリュームに対応する記憶デバイスのデータを読み、これをキャッシュメモリ24に保存する。DKA22はコピー先ボリューム56について定められたブロック長でキャッシュメモリ24に記録されたデータを読みとり、これをコピー先の記憶デバイスの物理領域にローカルコピーする。すなわち、仮想論理ボリュームを介することによって、仮想論理ボリュームの記憶容量をコピー先ボリュームの記憶容量に合わせて定義しさえすれば、コピー元ボリュームのブロック長とコピー先ボリュームのブロック長とが異なっても、仮想論理ボリュームをコピー先ボリュームにローカルコピーできる。
図10に示すように、CHA21がエクスターナルポート21Aからスイッチ回路SWを介して自筐体のターゲットポート21Bにアクセスすることによって、仮想ボリュームのマッピング元となるボリューム(コピー元ボリューム)56を自筐体20内のボリュームにすることもできる。第1の記憶制御装置20のSVPは、エクスターナルポート21A、スイッチ回路SWを介して自筐体のターゲットポート21Bからパスが定義されたボリュームについて仮想論理ボリュームを形成することができる。このように、自筐体の内部ボリュームに仮想ボリュームを定義して、自筐体内での既述のエミュレーションタイプが異なるボリューム間でデータを移行することができる。コピー元ボリューム56から仮想ボリューム58を介してコピー先ボリューム56Aへのローカルコピーはローカルコピー管理テーブルによって管理されている。コーピー元ボリュームと仮想ボリュームとのマッピング、仮想ボリュームからコピー先ボリュームへのマッピング情報も管理テーブルに含まれている。SVP(図1の23)上の管理用クライアントは、この管理テーブルを参照して両ボリューム間のローカルコピーを実行する。この管理テーブルは共有メモリ25(図1)に格納されている。
図11は、ローカルコピー管理テーブルの一例を示す説明図である。コピー管理テーブルは、例えば、コピー元LUを特定する情報と、コピー先LUを特定する情報と、現在のコピーステータスとを対応付けることにより、構成することができる。コピーステータスとしては、例えば、「ペア形成」、「ペア分割」等を挙げることができる。
ここで、「ペア形成」ステータスは、コピー元ボリュームからコピー先ボリュームへ全コピーを行う状態である。「ペア分割」ステータスは、コピー元ボリュームとコピー先ボリュームとが切り離されている状態である。「再同期」ステータスは、コピー元ボリュームとコピー先ボリュームとを切り離した状態から、両者の記憶内容を再び同期させてコピーペアを形成する状態である。
図12はローカルコピーの動作フローを示すものである。管理用クライアント(JAVA(登録商標)アプレット)は、図3に示すような既述のディスカバリーを実行する。管理用クライアントは、自身の記憶制御装置の論理ボリュームか外部の記憶制御装置の論理ボリュームを区別することなく、内部論理ボリュームを表示画面に表示する(S1〜S6)。この時、管理用クライアントは管理用プログラムにおける既述のフィルタリング機能を解除して、自筐体の内部論理ボリュームも外部論理ボリュームと同様に認識できるようにする。管理用クライアントのユーザは画面表示に基づいて仮想論理ボリュームが対応付けられる論理ボリュームを選択し、当該仮想論理ボリュームの定義処理(S7〜S9)を実行する。
この際、管理用クライアントは、コピー先ボリュームの情報を、共有メモリを参照してリードし、仮想ボリュームのエミュレーションタイプをコピー先ボリュームのエミュレーションタイプと同じものにする。コピー先ボリュームが定義されていないときには、管理用クライアントは、仮想論理ボリュームの定義処理を実行する前に、エミュレーションタイプの定義を含めてコピー先論理ボリュームの構築処理を実行しておく。その後、仮想論理ボリュームを第1の記憶制御装置に構築する処理(S10〜S12)を行う。管理クライアントは、SVPに既述のローカルコピーを指令すると(S13)、SVPはCHA21(図1参照)にコピーコンマンドを発行する(S14)。なお、図14は、コピー先ボリュームの指定について、管理用クライアントの管理用ツールに表示される画面である。1400は、外部記憶制御装置内のコピー元ボリュームのエミュレーションタイプを示すものであり、1402は自筐体のコピー先ボリュームのエミュレーションタイプを示すものである。ユーザは両方のボリュームのエミュレーションタイプを比較することにより、管理ツールを用いて仮想ボリュームのエミュレーションタイプを設定することができる。
CHAは既述のローカルコピー終了のコマンドをSVPに発行し(S15)、管理用クライアントはローカルコピーを終了する(S16)。なお、図10において、管理用クライアントはターゲットポート21Bがボリュームへ至るためのパスを定義できる。したがって、管理用クライアントはホスト装置10が仮想ボリューム58を参照できないようにターゲットポート21Bの仮想ボリューム58に対するパスを定義することができる。
SVPの管理用クライアントは、コピー終了後記憶制御装置内に構成した論理ボリュームを削除することができる。例えば、一端設定した仮想ボリュームを削除する。この時、削除される論理ユニットに反映されていないデータがキャッシュ上にあるか否かをSVPの管理用クライアントが判断し、未反映データがキャッシュにある場合には、DKA22(図1参照)は未反映データを削除されるべき論理ユニットを介して記憶デバイスに格納する。
既述の実施形態は、フィルタリング動作、ローカルコピーをSVPの管理用クライアントで実行する事として説明したが、これを記憶制御装置内のCHAあるいはDKAのプロセッサーが行うようにしても良い。
本発明の実施形態に係わる記憶システムの全体構成を示すブロック図である。 記憶システムの論理的構成の概要を示す模式図である。 仮想論理ボリュームの設定動作の流れを示すフローである。 マッピングテーブルの概要を示す説明図である。 マッピングテーブルを構築するための処理の流れを示すフローである。 内部ボリュームとして仮想化される外部の記憶デバイスにデータを書き込む場合の概念図である。 書込みデータのアドレス変換の様子を模式的に示す説明図である。 内部ボリュームとして仮想化される外部の記憶デバイスからデータを読み出す場合の概念図である。 論理構造が異なる、第1の記憶制御装置と第2の記憶制御装置のボリューム間でのローカルコピーを行う、記憶制御システムの機能ブロック図である。 論理構造が異なる、第1の記憶制御装置のボリューム間でのローカルコピーを行う、記憶制御システムの機能ブロック図である。 ローカルコピー管理テーブルの一例を示す説明図である 論理構造が異なるボリューム間でのローカルコピーの処理動作を示すフローである。 管理用クライアントの管理用ツールで表示される管理画面の一例である。 同管理画面の他の例である。
符号の説明
10…ホスト装置、11…アプリケーションプログラム、12…アダプタ、20…第1の記憶制御装置、21…チャネルアダプタ、21A…通信ポート、22…ディスクアダプタ、22A…通信ポート、23…コントロールユニット、24…キャッシュメモリ、24A…サブブロック、25…共有メモリ、26…接続部、30…記憶装置、31…記憶デバイス、32…記憶デバイス(仮想化された内部記憶デバイス)、40…第2の記憶制御装置、41…各通信ポート、42…各記憶デバイス

Claims (16)

  1. 第1の記憶制御装置と第2の記憶制御装置とが互いに通信可能に接続して構成され、上位装置からのリクエストに応じたデータ処理を行う記憶制御システムであって、
    前記第1の記憶制御装置は、
    記憶デバイスと、
    前記上位装置からアクセスされる論理ボリュームと、
    前記記憶デバイスと前記論理ボリュームとの間でのデータ処理を制御するデータ制御コントローラと、
    前記第1の記憶制御装置の前記論理ボリュームと前記第2の記憶制御装置の論理ボリュームとがそれぞれ接続可能なポートと、
    当該ポートに接続する論理ボリュームに対応付けて設定される仮想論理ボリュームと、
    当該仮想論理ボリュームの設定を制御する仮想論理ボリューム設定制御コントローラと、を備え、
    前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記対応する仮想論理ボリュームが設定できない前記論理ボリュームを指定可能に構成された記憶制御システム。
  2. 前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームに前記仮想論理ボリュームを設定できないように構成された請求項1記載の記憶制御システム。
  3. 前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記第2の記憶制御装置の論理ボリュームに前記仮想論理ボリュームを設定できるように構成された請求項1記載の記憶制御システム。
  4. 前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記ポートに接続可能な前記論理ボリュームを前記仮想論理ボリュームの候補群として抽出するディスカバリー処理と、前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームを当該候補群から除くフィルタリング処理と、を実行するように構成されてなる請求項1記載の記憶制御システム。
  5. 前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記フィルタリング処理でフィルタリングされた結果に基づいて、前記仮想論理ボリュームの候補群となる前記論理ボリュームを表示画面に表示するように動作する請求項4記載の記憶制御システム。
  6. 前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームを前記仮想論理ボリュームの対応先としての候補群として前記表示画面に表示させないようにした請求項5記載の記憶制御システム。
  7. 前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記データ制御コントローラに接続するクライアントコンピュータの管理プログラムを含み、当該プログラム上で前記フィルタリング処理と前記ディスカバリー処理が実現される請求項4記載の記憶制御システム。
  8. 前記第1の記憶制御装置の前記論理ボリューム及び前記第2の記憶制御装置の前記論理ボリュームを前記ポートに選択的に接続させるスイッチ回路を備えた請求項1記載の記憶制御システム。
  9. 前記仮想論理ボリューム設定制御コントローラは、前記フィルタリング処理を無効化できるように構成された請求項4記載の記憶制御装置。
  10. 第1の記憶制御装置と第2の記憶制御装置とが互いに通信可能に接続して構成され、上位装置からのリクエストに応じたデータ処理を行う記憶制御システムであって、
    前記第1の記憶制御装置は、
    記憶デバイスと、
    前記上位装置からアクセスされる論理ボリュームと、
    前記記憶デバイスと前記論理ボリュームとの間でのデータ処理を制御するデータ制御コントローラと、
    前記第1の記憶制御装置の前記論理ボリュームと前記第2の記憶制御装置の論理ボリュームとがそれぞれ接続可能なポートと、
    当該ポートに接続する論理ボリュームの情報を抽出して、抽出結果を画面表示するディスカバリー動作を実行するディスカバリーコントローラと、を備え、
    当該ディスカバリーコントローラは抽出された論理ボリュームのうち所定の論理ボリュームを画面表示しないように処理できるように構成された記憶制御システム。
  11. 前記画面表示されない論理ボリュームが前記第1の記憶制御装置のものである請求項10記載の記憶制御システム。
  12. 第1の記憶制御装置と第2の記憶制御装置とが互いに通信可能に接続して構成され、上位装置からのリクエストに応じたデータ処理を行う記憶制御システムであって、
    前記第1の記憶制御装置は、
    記憶デバイスと、
    前記上位装置からアクセスされる論理ボリュームと、
    前記記憶デバイスと前記論理ボリュームとの間でのデータ処理を制御するデータ制御コントローラと、を備えて構成され、
    前記データ制御部は、前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームと、当該論理ボリュームの論理構成とは異なる論理構成を持つ他論理ボリュームと、の間のコピーを、前記第1の記憶制御装置内に構築された仮想論理ボリュームを介して実行するようにした記憶制御システム。
  13. 前記他論理ボリュームは、前記第1の記憶制御装置のものである請求項12記載の記憶制御システム。
  14. 前記他論理ボリュームは、前記第2の記憶制御装置のものである請求項12記載の記憶制御システム。
  15. 前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームがコピーボリュームとなり、前記他論理ボリュームがコピー元ボリュームとなり、前記仮想論理ボリュームがコピー先ボリュームの論理構成と同じ論理構成に定義されてなる請求項13記載の記憶制御システム。
  16. 第1の記憶制御装置と第2の記憶制御装置とが互いに通信可能に接続して構成され、上位装置からのリクエストに応じたデータ処理を行う記憶制御システムであって、
    前記第1の記憶制御装置は、
    記憶デバイスと、
    前記上位装置からアクセスされる論理ボリュームと、
    前記記憶デバイスと前記論理ボリュームとの間でのデータ処理を制御するデータ制御コントローラと、
    前記第1の記憶制御装置の前記論理ボリュームと前記第2の記憶制御装置の論理ボリュームとがそれぞれ接続可能なポートと、
    当該ポートに接続する論理ボリュームに対応付けて設定される仮想論理ボリュームと、を備え、
    前記データ制御部は、前記ポートに接続する前記第1の記憶制御装置の論理ボリュームと、この論理ボリュームの論理構成と異なる論理構成を持つ、当該第1の記憶制御装置内の他論理ボリュームと、の間のコピーを、前記仮想論理ボリュームを介して実行するようにし、かつ、当該仮想論理ボリュームの論理構成が前記他論理ボリュームの論理構成に合わせて設定されている記憶制御システム。
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