JP4818395B2 - ストレージ装置及びデータコピー方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ストレージ装置及びデータコピー方法に関する。
近年、ストレージ装置に用意することが要求されるストレージ容量の増大に伴って、ディスクなどの物理リソースを仮想的に割り当てる技術が注目されている。Thin Provisioningでは、要求されたストレージ使用量すべてに相当する物理ディスク容量を当初は用意せず、実際のストレージ使用量に相当する物理ディスク容量のみを用意して、要求されたストレージ使用量を仮想ボリュームとして提供するというものである。その後、実際のストレージ使用量が当初に用意された物理ディスク容量を超過しそうになった時点で、その超過分だけ新たに物理ディスク容量を増設して、運用が継続される。このように、Thin Provisioningボリュームは、利用状況に応じて物理領域が可変的に割り当てられる可変割当型仮想ボリュームであり、実際に用意されている物理ディスク容量より大きな仮想ボリュームを構築することが可能となる。
さらに、近年のコンピュータ化の進展によって、企業等の業務継続に不可欠なデータがストレージに格納されるようになってきている。この場合、ストレージに格納されるデータは定期的にバックアップされることが必要とされ、ストレージに格納されているデータを効率的にバックアップするための各種バックアップ機構が研究開発されている。このようなバックアップ機構の1つとして、サーバのCPU(Central Processing Unit)を使用することなく、ストレージ装置のみにより高速にバックアップすることを可能にするアドバンストコピー機能が知られている。このアドバンストコピー機能は、上述したThin Provisioningなどの可変割当型仮想ボリュームにも利用可能である。
特開2008−130080号公報 特開2008−181271号公報 特開2003−256148号公報 特開平2−093721号公報
上述したアドバンストコピー機能の一種として、コピー元側ストレージ筐体のボリュームを、典型的にはコピー元側ストレージ筐体から遠隔に配置されたコピー先側ストレージ筐体のボリュームにバックアップするリモートアドバンストコピー機能がある。このようなリモートアドバンストコピー機能では、コピー元からコピー先へのコピー処理が起動されると、初期コピーとしてコピー元のデータが、コピー範囲の先頭から順番に一定の単位でコピー先に転送される。
しかしながら、Thin Provisioningなどの可変割当型仮想ボリュームでは、仮想ボリュームにおける実データを有しない領域は、サーバからリードされる際に0が読めるという意味で、ダミー情報として0データが割り当てられている。従って、上述したリモートアドバンストコピー機能においてこのような実体がない領域がコピー対象となると、図1に示されるように、ダミー情報である0データがリモート転送されてしまい、不要なデータが転送されてしまうことになる。なお、図1において、「割当て済み」とは、仮想ボリュームの対象仮想領域に物理領域が既に割り当てられている状態を示し、「未割当て」とは、仮想ボリュームの対象仮想領域に物理領域が割り当てられていない状態を示す。このような不要なデータの転送は、リモート回線が低帯域である場合に深刻な問題となる。
従って、可変割当型仮想ボリュームをリモートコピーする際、不要なデータ転送を回避した効率的なデータ転送が所望される。
上記の課題を解決するために、データを格納する1以上の記憶装置と、前記記憶装置を用いて実現される仮想ボリュームと、前記記憶装置と前記仮想ボリュームとを制御する制御手段と、を有するストレージ装置であって、前記仮想ボリュームのデータを当該ストレージ装置に接続されたコピー先装置のコピー先仮想ボリュームにコピーする指示を受け付けると、前記制御手段は、前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの両方がボリューム利用状況に応じて物理領域が可変的に割当てられる可変割当型仮想ボリュームであって、かつ前記仮想ボリュームのコピー元領域に前記記憶装置が割り当てられていない場合、前記コピー先装置に圧縮データを送信し、前記制御手段は、前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの少なくとも1つが前記可変割当型仮想ボリュームでないか、又は前記仮想ボリュームのコピー元領域に前記記憶装置が割り当てられている場合、前記コピー元領域に格納されているデータを前記コピー先装置に送信する、ストレージ装置が提供される。
本開示の構成は、可変割当型仮想ボリュームをリモートコピーする際、不要なデータ転送を回避した効率的なデータ転送を可能にするという効果を奏する。
図1は、従来の可変割当型仮想ボリュームのコピー処理を示す。 図2は、一実施例によるシステム構成を示す。 図3は、一実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理を示す。 図4は、一実施例によるデータ送受信処理におけるデータ転送パターンを示す。 図5は、一実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理における初期コピー動作を概略的に示す。 図6は、一実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理における運用中コピー動作を概略的に示す。 図7は、他の実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理における運用中コピー動作を概略的に示す。 図8は、一実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理を示すフローチャートである。 図9は、一実施例によるコピー管理テーブルを示す。 図10は、一実施例によるコピー元筐体におけるデータ送信処理を示すフローチャートである。 図11は、一実施例によるコピー先筐体におけるデータ受信処理を示すフローチャートである。 図12は、一実施例による物理領域変換テーブルを示す。 図13は、一実施例による圧縮データテーブルを示す。
図2を参照して、一実施例によるストレージシステムが説明される。図2は、一実施例によるシステム構成を示す。以降の説明において、同一の又は対応する要素には同様の参照番号により示される。
図2に示されるように、ストレージシステム10は、業務サーバ11と、保守サーバ12と、FC−SAN(Fibre Channel−Storage Area Network)13と、コピー元側筐体20と、コピー先側筐体30と、回線40とを有する。コピー元側筐体20は、コピー元の仮想ボリュームである業務ボリューム50を実現し、コピー先側筐体30は、コピー先の仮想ボリュームであるバックアップボリューム60を実現する。
業務サーバ11は、FC−SAN13を介してコピー元側筐体20の業務ボリューム50にアクセスすることによって、業務ボリューム50の各データに対して各種処理を実行する。
保守サーバ12は、専用のソフトウェアを利用して、業務ボリューム50の各データをコピー先側筐体30のバックアップボリューム60にコピーする。このコピー処理は、上述したリモートアドバンストコピー機能などにより実行可能であり、以降ではリモートアドバンストコピー機能について説明される。しかしながら、本発明は、リモートアドバンストコピー機能に限定されるものでなく、業務ボリューム50をバックアップボリューム60にバックアップすることを可能にする任意のコピー機能に適用可能である。保守サーバ12は、専用のソフトウェアとして、富士通株式会社により販売されているETERNUS SF AdvancedCopy ManagerやETERNUS VSS Hardware Providerなどを利用してもよい。なお、図示された実施例では、保守サーバ12は、業務サーバ11とは独立に設けられているが、業務サーバ11と保守サーバ12は一体的に設けられてもよい。
FC−SAN13は、高速シリアルインタフェースのファイバチャネルにより構成されたストレージエリアネットワークであり、業務サーバ11、保守サーバ12及びコピー元側筐体20を接続する。なお、FC−SAN13は、単なる一例であり、業務サーバ11、保守サーバ12及びコピー元側筐体20は何れか適切なネットワーク又はバスにより接続されてもよい。
コピー元側筐体20は、業務サーバ11によって各種処理が実行される業務データなどのデータを格納し、業務ボリューム50を実現する。一実施例では、コピー元側筐体20は、コントローラモジュール21と、キャッシュメモリ22と、FCポート14,23,25と、ディスク24〜24とを有する。
コントローラモジュール21は、典型的には、プロセッサにより実現され、キャッシュメモリ22に格納されているプログラムなどを実行することによって、コピー元側筐体20の各種要素を制御する。他の実施例では、コントローラモジュール21は、コピー元側筐体20の各種要素を制御するよう構成された論理回路など、他の何れか適切なハードウェア構成により実現されてもよい。
キャッシュメモリ22は、コントローラモジュール21に接続され、コントローラモジュール21の動作を制御するプログラムを格納する。また、キャッシュメモリ22は、コントローラモジュール21により実行される各種処理に使用されるデータを一時的に格納するための作業メモリとして使用されるかもしれない。
FCポート14,23,25はそれぞれ、FC−SAN13、ディスク24〜24及び回線40とのインタフェースとして機能する。なお、FCポート14,23,25は単なる一例であり、FC−SAN13、ディスク24〜24及び回線40と接続するための何れか適切なインタフェースが利用可能である。
ディスク24〜24は、データを格納可能な同一又は異なるタイプの複数のディスクであり、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)によりコピー元側筐体20の記憶装置として機能する。なお、図示された実施例では、4つのディスク24〜24が示されているが、他の任意数のディスクが利用可能である。
コピー先側筐体30は、典型的には、コピー元側筐体20から遠隔に配置され、回線40を介しコピー元側筐体20に通信接続される。保守サーバ12がリモートアドバンストコピー機能を起動すると、コピー先側筐体30は、コピー元側筐体20から業務ボリューム50に格納されているデータを回線40及びFCポート31を介し受信し、格納する。コピー先側筐体30は、リモートアドバンストコピー機能により業務ボリューム50と等価にされるバックアップボリューム60を実現する。コピー先側筐体30は、コピー元側筐体20と同様に、コントローラモジュール21と、キャッシュメモリ22と、FCポート14,23,25と、ディスク24〜24とを有する。説明の簡単化のため、これらの説明及び図示は省略される。
回線40は、コピー元側筐体20とコピー先側筐体30とを接続する何れか適切な通信回線である。回線40は、高帯域回線であることが望ましいが、この場合、回線40の新設・維持に多くのコストがかかることになる。
業務ボリューム50は、コピー元側筐体20により実現され、Thin Provisioningボリュームなど、利用状況に応じて物理領域の割当てが可変的な可変割当型仮想ボリュームであるかもしれないし、可変割当型仮想ボリュームでない現行若しくは通常ボリュームであるかもしれない。業務ボリューム50は、RAIDにより定義されたディスク24〜24から構成される論理ボリュームである。
バックアップボリューム60は、コピー先側筐体30により実現され、Thin Provisioningボリュームなどの可変割当型仮想ボリュームであるかもしれないし、可変割当型仮想ボリュームでない現行若しくは通常ボリュームであるかもしれない。バックアップボリューム60も同様に、ディスク24〜24から構成される論理ボリュームである。
以降において、一実施例による可変割当型仮想ボリュームに適用可能なリモートアドバンストコピー機能が説明される。
典型的には、リモートアドバンストコピー機能は、保守サーバ12から起動されると、まず初期コピーとしてコピー元の業務ボリューム50からコピー先のバックアップボリューム60への全面コピーを実行する。その後、初期コピーが完了した時点から、業務ボリューム50とバックアップボリュームとの等価性を維持し続ける。一実施例による可変割当型仮想ボリュームに適用可能なリモートアドバンストコピー機能は、後述されるようなリモートアドバンストコピー起動処理とデータ送受信処理とを含む。
まず、図3を参照して、一実施例による可変割当型仮想ボリュームに適用可能なリモートアドバンストコピー機能のリモートアドバンストコピー起動処理が説明される。図3は、一実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理を示す。
Thin Provisioningでは、典型的には、サーバは、コピー元及びコピー先のボリュームがThin Provisioning仮想ボリュームであるか、又はThin Provisioning仮想ボリュームでない通常若しくは現行ボリュームであるか区別することはできず、コピー元及びコピー先のボリューム種別についての知識を有していない。このため、保守サーバ12からリモートアドバンストコピー機能の起動指示を受けたコピー元側筐体20は、保守サーバ12から受信した情報からコピー先側筐体30のバックアップボリューム60のボリューム種別を判定することはできない。
一実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理では、図3に示されるように、保守サーバ12からリモートアドバンストコピー機能の起動指示を受け付けると、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、データ転送処理の実行前にコピー先側筐体30のコントローラモジュール21と通信し、コピー元側筐体20とコピー先側筐体30のボリューム種別を互いに通知する。これにより、コピー元側筐体20とコピー先側筐体30との双方のコントローラモジュール21は、互いに相手のボリューム種別を特定及び記憶することができる。
次に、図4を参照して、一実施例による可変割当型仮想ボリュームに適用可能なリモートアドバンストコピー機能のデータ送受信処理が説明される。図4は、一実施例によるデータ送受信処理におけるデータ転送パターンを示す。
上述したように、リモートアドバンストコピー起動処理において、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、データ転送前にコピー先側筐体30のボリューム種別を特定及び記憶する。コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、コピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリューム60とが共にThin Provisioningボリュームであって、かつコピー元の業務ボリューム50の転送領域に物理領域が割り当てられていない場合、0データを割当て領域の先頭アドレスとブロック長などを指定することにより圧縮して、コピー先側筐体30に転送する。それ以外の場合は、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、コピー元の業務ボリューム50の実データをコピー先側筐体30に転送する。
他方、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、コピー先のバックアップボリューム60がThin Provisioningボリュームであった場合、コピー元側筐体20から受信したデータを解析し、受信したデータが実データ又は圧縮データであるか判断する。
受信したデータが実データである場合、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、バックアップボリューム60のコピー先領域が割当て済みであれば、受信した実データをそのまま当該領域にコピーする。他方、バックアップボリューム60のコピー先領域が未割当てであれば、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、当該領域に物理領域を割り当てた後に受信した実データをコピーする。
他方、受信したデータが圧縮データである場合、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、バックアップボリューム60のコピー先領域が割当て済みであれば、当該領域の物理領域を解放するか、又は当該領域に0データをコピーする。他方、バックアップボリューム60のコピー先領域が未割当てであれば、コントローラモジュール21は、当該領域に処理を実行することなくコピー完了とする。
図4に示された一実施例によるデータ転送パターンを参照して、上述したようなコピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリューム60との各条件の組み合わせに対する具体的処理がより詳細に説明される。
図示されたデータ転送パターンは、いくつかの条件の組み合わせより構成される。1つの条件は、コピー元の業務ボリューム50及びコピー先のバックアップボリューム60がThin Provisioningボリュームであるか、又はThin Provisioningボリュームでない現行ボリュームであるか、というものである。また、他の条件は、コピー元の業務ボリューム50及びコピー先のバックアップボリューム60がThin Provisioningボリュームである場合、各ボリューム50,60のコピー対象領域に物理領域が割当て済みか、又は未割当てであるか、というものである。これらの条件によって、リモートアドバンストコピー機能におけるコピー処理が異なるものとなる。
図示されたデータ転送パターンにおいて、第1列では、コピー元の業務ボリューム50が、i)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が未割当てのケース、ii)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が割当て済みのケース、iii)現行ボリュームであるケース、に場合分けされている。第2列では、上述したコピー元の業務ボリューム50の各ケースi)〜iii)について、コピー先のバックアップボリューム60が、a)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が未割当てのケース、b)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が割当て済みのケース、c)現行ボリュームであるケース、に場合分けされている。
まず、図示されたデータ転送パターンの第1行は、コピー元の業務ボリューム50が、i)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が未割当てであり、コピー先のバックアップボリューム60が、a)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が未割当てのケースに対応する。この場合、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、上述したように、ダミー情報である0データを圧縮して、コピー先側筐体30に圧縮されたデータを転送する。圧縮されたデータを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、上述したように、コピー先のバックアップボリューム60のコピー先領域に処理を実行することなくコピー完了とする。
次に、図示されたデータ転送パターンの第2行は、コピー元の業務ボリューム50が、i)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が未割当てであり、コピー先のバックアップボリューム60が、b)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が割当て済みのケースに対応する。この場合、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、上述したように、ダミー情報である0データを圧縮して、コピー先側筐体30に圧縮されたデータを転送する。圧縮されたデータを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、上述したように、コピー先のバックアップボリューム60のコピー先領域の物理領域を解放する。あるいは、この場合、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、上述したように、コピー先のバックアップボリューム60のコピー先領域に0データをコピーしてもよい。
次に、図示されたデータ転送パターンの第3行は、コピー元の業務ボリューム50が、i)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が未割当てであり、コピー先のバックアップボリューム60が、c)現行ボリュームであるケースに対応する。この場合、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、ダミー情報である0データをコピー先側筐体30に転送する。0データを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、コピー先のバックアップボリューム60のコピー先領域に当該0データをコピーする。
次に、図示されたデータ転送パターンの第4行は、コピー元の業務ボリューム50が、ii)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が割当て済みであって、コピー先のバックアップボリューム60が、a)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が未割当てのケースに対応する。この場合、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、上述したように、実データをコピー先側筐体30に転送する。実データを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、コピー先のバックアップボリューム60のコピー先領域に物理領域を割当て、当該実データをコピー先領域にコピーする。
次に、図示されたデータ転送パターンの第5行は、コピー元の業務ボリューム50が、ii)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が割当て済みであって、コピー先のバックアップボリューム60が、b)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が割当て済みのケースに対応する。この場合、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、実データをコピー先側筐体30に転送する。実データを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、当該実データをコピー先領域にコピーする。
次に、図示されたデータ転送パターンの第6行は、コピー元の業務ボリューム50が、ii)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が割当て済みであって、コピー先のバックアップボリューム60が、c)現行ボリュームであるケースに対応する。この場合、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、実データをコピー先側筐体30に転送する。実データを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、当該実データをコピー先領域にコピーする。
次に、図示されたデータ転送パターンの第7行は、コピー元の業務ボリューム50が、iii)現行ボリュームであって、コピー先のバックアップボリューム60が、a)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が未割当てのケースに対応する。この場合、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、上述したように、実データをコピー先側筐体30に転送する。実データを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、コピー先のバックアップボリューム60のコピー先領域に物理領域を割当て、当該実データをコピー先領域にコピーする。
次に、図示されたデータ転送パターンの第8行は、コピー元の業務ボリューム50が、iii)現行ボリュームであって、コピー先のバックアップボリューム60が、b)Thin Provisioningボリュームであって、物理領域が割当て済みのケースに対応する。この場合、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、実データをコピー先側筐体30に転送する。実データを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、当該実データをコピー先領域にコピーする。
次に、図示されたデータ転送パターンの第9行は、コピー元の業務ボリューム50が、iii)現行ボリュームであって、コピー先のバックアップボリューム60が、c)現行ボリュームであるケースに対応する。この場合、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、実データをコピー先側筐体30に転送する。実データを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、当該実データをコピー先領域にコピーする。
次に、図5〜7を参照して、一実施例による可変割当型仮想ボリュームに適用可能なリモートアドバンストコピー機能による起動直後の初期コピーと、運用時における業務ボリューム50の更新時のコピー処理とが説明される。図示された実施例では、コピー元側筐体20のThin Provisioningボリュームである業務ボリューム50のバックアップが、コピー先側筐体30のThin Provisioningボリュームであるバックアップボリューム60に生成される。
図5は、一実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理における初期コピー動作を概略的に示す。一実施例による可変割当型仮想ボリュームに適用可能なリモートアドバンストコピー機能が実行されると、図5に示されるように、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、コピー元の業務ボリューム50の先頭から順次コピー処理を開始し、コピー先であるバックアップボリューム60にデータをコピーする。図示された実施例では、コピー処理開始前、コピー元側筐体20の業務ボリューム50は、先頭から「割当て済み」、「割当て済み」、「未割当て」、「未割当て」となっており、当該コピー処理実行前のコピー先側筐体30のバックアップボリューム60は、先頭から「割当て済み」、「未割当て」、「割当て済み」、「未割当て」となっている。
リモートアドバンストコピー機能の起動後、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21と通信し、互いのボリューム種別がThin Provisioningボリュームであることを確認する。その後、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、業務ボリューム50の先頭から順次コピー処理を開始し、業務ボリューム50とバックアップボリューム60とを等価にする。
図示された実施例では、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、上述したデータ転送パターンに従って、データを転送する。すなわち、業務ボリューム50の「割当て済み」領域のデータについては、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、ケースii)に従って「割当て済み」領域の実データをコピー先側筐体30に転送する。業務ボリューム50の「未割当て」領域のデータについては、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、ケースi)に従って0データを圧縮し、圧縮されたデータをコピー先側筐体30に転送する。この0データの圧縮は、典型的には、転送領域の先頭アドレスを示すLBA(Logical Block Addressing)である開始LBAと先頭アドレスからのブロック長を示すBC(Block Count)とを指定することによって実行されてもよい。ここで、LBAは、ボリュームの各領域を示すアドレスを表す。
業務ボリューム50の「割当て済み」、「割当て済み」、「未割当て」、「未割当て」に対応して転送された「データ」、「データ」、「圧縮データ」、「圧縮データ」を順次受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、受信した各データを解析し、コピー先となるバックアップボリューム60にコピーする。
具体的には、コピー元側筐体20から「データ」を受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、受信したデータに対応するバックアップボリューム60のコピー先領域が「割当て済み」である場合、データ転送パターンの第5行に示された処理に従って、当該データをコピー先領域にコピーする(図5のコピー先側筐体30のコピー後の第1行)。他方、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、受信したデータに対応するバックアップボリューム60のコピー先領域が「未割当て」である場合、データ転送パターンの第4行に示された処理に従って、コピー先領域に物理領域を割当て、コピー先領域に当該データをコピーする(図5のコピー先側筐体30のコピー後の第2行)。
他方、コピー元側筐体20から「圧縮データ」を受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、受信した圧縮データに対応するバックアップボリューム60のコピー先領域が「割当て済み」である場合、データ転送パターンの第2行に示された処理に従って、コピー先領域の物理領域を解放するか(図5のコピー先側筐体30のコピー後の第3行)、又はコピー先領域に0データをコピーする。他方、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、受信した圧縮データに対応するバックアップボリューム60のコピー先領域が「未割当て」である場合、データ転送パターンの第1行に示された処理に従って、コピー処理を実行せずコピー完了とする(図5のコピー先側筐体30のコピー後の第4行)。
図6は、一実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理における運用中コピー動作を概略的に示す。リモートアドバンストコピー機能の起動後、図5に示されたような初期コピーが完了すると、コピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリューム60とは等価になる(図6のコピー元側筐体20の更新前及びコピー先側筐体30のコピー前)。その後、業務ボリューム50のデータが更新された場合、更新後のデータをコピー先のバックアップボリューム60にコピーすることにより、業務ボリューム50における更新がバックアップボリューム60に反映される。
図6に示される実施例では、業務ボリューム50の第1行のコピー元領域に更新データが書き込まれる。コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、更新データが書き込まれたコピー元領域の更新後のデータをコピー先側筐体30に転送する。更新後のデータを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、コピー先領域が割当て済みであるため、受信したデータをそのまま当該コピー先領域にコピーする。このようにして、運用中も業務ボリューム50とバックアップボリューム60との等価性を維持することができる。
図7は、他の実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理における運用中コピー動作を概略的に示す。図7に示される実施例では、業務ボリューム50の第3行のコピー元領域に更新データが書き込まれる。このコピー元領域は未割当てであるため、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、コピー元領域に物理領域を割当て、更新データを書き込む。さらに、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、更新データが書き込まれたコピー元領域の更新後のデータをコピー先側筐体30に転送する。更新後のデータを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、コピー先領域が未割当てであるため、コピー先領域に物理領域を割当て、受信したデータを当該コピー先領域にコピーする。このようにして、運用中も業務ボリューム50とバックアップボリューム60との等価性を維持することができる。
次に、図8を参照して、一実施例による可変割当型仮想ボリュームに適用可能なリモートアドバンストコピー機能におけるリモートアドバンストコピー起動処理の処理フローが説明される。図8は、一実施例によるリモートアドバンストコピー起動処理を示すフローチャートである。
S100において、コピー元側筐体20は、保守サーバ12からリモートアドバンストコピー機能の起動指示を受け付けると、リモートアドバンストコピー起動処理を開始する。
S102において、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、コピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリューム60とのボリューム種別を示すボリューム種別情報を記録するため、キャッシュメモリ22にコピー管理テーブルを新規に作成する。
S104において、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、作成したコピー管理テーブルにコピー元の業務ボリューム50のボリューム種別を設定する。
S106において、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、コピー先側筐体30に業務ボリューム50のボリューム種別を通知する。
S108において、コピー元側筐体20から業務ボリューム50のボリューム種別を受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、コピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリューム60とのボリューム種別を示すボリューム種別情報を記録するため、キャッシュメモリ22にコピー管理テーブルを新規に作成する。
S110において、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、作成したコピー管理テーブルにコピー先のバックアップボリューム60のボリューム種別と、コピー元側筐体20から受信した業務ボリューム50のボリューム種別とを設定する。
S112において、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、コピー元側筐体20にバックアップボリューム60のボリューム種別を通知する。
S114において、コピー先側筐体20からバックアップボリューム60のボリューム種別を受信すると、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21は、S104において更新したコピー管理テーブルに、受信したバックアップボリューム60のボリューム種別を設定し、リモートアドバンストコピー起動処理を終了する。なお、コピー管理テーブルは、以降の処理に対応して適宜更新されてもよい。
図9を参照して、上述したボリューム種別情報を含むコピー管理テーブルが説明される。図9は、一実施例によるコピー管理テーブルを示す。
一実施例では、1つのコピーセッションに対して各筐体内で1つのコピー管理テーブルが作成及び管理される。上述したように、リモートアドバンストコピー処理で使用されるコピー管理テーブルは、コピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリューム60とのボリューム種別を示すボリューム種別情報を少なくとも有する。図9に示されるように、コピー管理テーブルは、コピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリューム60とのボリューム種別に加えて、コピー処理に関連する他のデータ項目を有してもよい。
次に、図10〜11を参照して、一実施例による可変割当型仮想ボリュームに適用可能なリモートアドバンストコピー機能におけるデータ送受信処理の処理フローが説明される。図10は、一実施例によるコピー元側筐体におけるデータ送信処理を示すフローチャートであり、図11は、一実施例によるコピー先側筐体におけるデータ受信処理を示すフローチャートである。
まず、図10を参照して、コピー元側筐体20におけるデータ送信処理の処理フローが説明される。
S200において、コピー元側筐体20のコントローラモジュール21が、上述したリモートアドバンストコピー起動処理によりコピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリューム60とのボリューム種別を取得すると、データ送信処理が開始される。
S202において、コントローラモジュール21は、キャッシュメモリ22に格納されているコピー管理テーブルを参照して、コピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリューム60とがThin Provisioningボリュームであるか判断する。具体的には、コントローラモジュール21は、コピー管理テーブルに設定されている業務ボリューム50とバックアップボリューム60とのボリューム種別を特定し、業務ボリューム50とバックアップボリューム60との双方がThin Provisioningボリュームであるか判断する。
S202において、業務ボリューム50とバックアップボリューム60との少なくとも1つがThin Provisioningボリュームでなく、現行又は通常ボリュームである場合(S202:No)、処理フローはS204に移行する。他方、S202において、業務ボリューム50とバックアップボリューム60との双方がThin Provisioningボリュームである場合(S202:Yes)、処理フローはS206に移行する。
S204において、コントローラモジュール21は、業務ボリューム50のコピー対象領域における実データを読み込む。
S206において、コントローラモジュール21は、業務ボリューム50のコピー対象領域に物理領域が未割当てであるか判断する。一実施例では、コントローラモジュール21は、仮想ボリュームである業務ボリューム50の各仮想領域と、各仮想領域に割り当てられている物理ボリュームの物理領域との関連付けを示す仮想・物理関連付け情報を記録した物理領域変換テーブルを参照して上記判定を行う。
一実施例では、物理領域変換テーブルは、図12に示されるようなデータ項目を含んでもよい。ここで、LUN_Vは、仮想ボリューム及び物理ボリュームの各仮想領域及び各物理領域をそれぞれ示し、LBA(Logical Block Addressing)は各領域のアドレスを示す。物理ボリュームの領域は、一定サイズの区画に分割され、仮想ボリュームにデータの書き込みが発生した場合、その大きさごとに仮想ボリュームに物理ボリュームの区画が割当てられる。図示された実施例では、1つの区画のサイズは32MB(0x10000ブロックカウント)であると仮定されている。
すなわち、コントローラモジュール21は、物理領域変換テーブルにおいてコピー対象領域に関連付けされた物理領域を検索し、関連付けされた物理領域が検出された場合には、コピー対象領域に物理領域が割当て済みであると判断する。他方、物理領域変換テーブルにおいてコピー対象領域に関連付けされた物理領域が検出されなかった場合、コントローラモジュール21は、コピー対象領域に物理領域は未割当てであると判断する。
S206において、コピー対象領域に物理領域が割当て済みである場合(S206:No)、処理フローはS204に移行し、コントローラモジュール21は、当該コピー対象領域における実データを読み込む。他方、コピー対象領域に物理領域が未割当てである場合(S206:Yes)、処理フローはS208に移行する。
S208において、コントローラモジュール21は、コピー対象領域の圧縮データを生成する。上述しように、圧縮データは、コピー元の業務ボリューム50とコピー先のバックアップボリュームの双方がThin Provisioningボリュームであって、かつ業務ボリューム50のコピー対象領域に物理領域が未割当てである場合、コピー元側筐体20からコピー先側筐体30に転送されるデータである。具体的には、圧縮データは、転送領域の先頭アドレスを示す開始LBAと、先頭アドレスからのブロック長を示すBC(Block Count)とを規定することによって0データを圧縮したデータであってもよい。図13に示されるように、コピー先のバックアップボリューム60の各コピー先領域(LUN_V)に対して、開始LBAと転送長とを規定することによって0データを圧縮した圧縮データが転送されてもよい。なお、物理領域の1つの区画の全領域がコピー対象である場合、データ転送長は、物理領域の1つの区画に対応する長さに設定されることになる。
S210において、コントローラモジュール21は、S204において読み込んだ実データ又はS208において生成された圧縮データを、コピー先側筐体30にリモート転送する。
S212において、コントローラモジュール21は、送信対象のすべてのデータを送信した後、データ送信処理を終了する。
次に、図11を参照して、コピー先側筐体30におけるデータ受信処理の処理フローが説明される。
S300において、コピー元側筐体20からデータを受信すると、コピー先側筐体30のコントローラモジュール21は、データ受信処理を開始する。
S302において、コントローラモジュール21は、キャッシュメモリ22に格納されているコピー管理テーブルを参照して、コピー先のバックアップボリューム60がThin Provisioningボリュームであるか判断する。具体的には、上述したように、コントローラモジュール21は、コピー管理テーブルに設定されているバックアップボリューム60のボリューム種別を検出することによって、上記判断を行う。
S302において、バックアップボリューム60がThin Provisioningボリュームでなく、通常又は現行ボリュームである場合(S302:No)、当該処理フローはS316に移行する。他方、バックアップボリューム60がThin Provisioningボリュームである場合(S302:Yes)、当該処理フローはS304に移行する。
S304において、コントローラモジュール21は、受信したデータが圧縮データであるか判断する。受信したデータが圧縮データでなく、実データである場合(S304:No)、当該処理フローはS306に移行する。他方、受信したデータが圧縮データである場合(S304:Yes)、当該処理フローはS310に移行する。
S306において、コントローラモジュール21は、物理領域変換テーブルを参照して、バックアップボリューム60のコピー先領域に物理領域が割当て済みであるか判断する。当該コピー先領域に物理領域が割り当てられていない場合(S306:No)、当該処理フローはS308に移行し、コントローラモジュール21は、当該コピー先領域に物理領域を割り当てる。他方、当該コピー先領域に物理領域が割当て済みである場合(S306:Yes)、当該処理フローはS316に移行する。
S316において、コントローラモジュール21は、受信したデータをコピー先領域に書き込む。
S318において、コントローラモジュール21は、受信したすべてのデータに対する当該処理が終了した後、データ受信処理を終了する。
他方、S304において受信したデータが圧縮データであった場合、S310において、コントローラモジュール21は、物理領域変換テーブルを参照して、バックアップボリューム60のコピー先領域に物理領域が割当て済みであるか判断する。当該コピー先領域に物理領域が割り当てられていない場合(S310:No)、当該処理フローはS312に移行し、コントローラモジュール21は、受信したデータをコピーすることなく、当該データに対する処理を終了する。他方、当該コピー先領域に物理領域が割当て済みである場合(S310:Yes)、当該処理フローはS314に移行する。
S314において、コントローラモジュール21は、コピー先領域の物理領域を解放するか、又はコピー先領域に0データをコピーする。一実施例では、コントローラモジュール21は、物理対象の1つの区画の全領域がコピー対象であった場合、当該物理領域を解放し、そうでない場合、0データをコピーするようにしてもよい。
S312において、コントローラモジュール21は、受信したすべてのデータに対する当該処理が終了した後、データ受信処理を終了する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
以上の説明に関し、さらに以下の項を開示する。
(付記1)
データを格納する1以上の記憶装置と、
前記記憶装置を用いて実現される仮想ボリュームと、
前記記憶装置と前記仮想ボリュームとを制御する制御手段と、
を有するストレージ装置であって、
前記仮想ボリュームのデータを当該ストレージ装置に接続されたコピー先装置のコピー先仮想ボリュームにコピーする指示を受け付けると、
前記制御手段は、前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの両方がボリューム利用状況に応じて物理領域が可変的に割当てられる可変割当型仮想ボリュームであって、かつ前記仮想ボリュームのコピー元領域に前記記憶装置が割り当てられていない場合、前記コピー先装置に圧縮データを送信し、
前記制御手段は、前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの少なくとも1つが前記可変割当型仮想ボリュームでないか、又は前記仮想ボリュームのコピー元領域に前記記憶装置が割り当てられている場合、前記コピー元領域に格納されているデータを前記コピー先装置に送信する、ストレージ装置。
(付記2)
前記制御手段は、ダミー情報を圧縮することによって前記圧縮データを生成する、付記1記載のストレージ装置。
(付記3)
前記制御手段は、前記コピー先装置へのデータ送信前に、前記コピー先装置と通信して前記コピー先仮想ボリュームのボリューム種別を取得し、前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとのボリューム種別を示すボリューム種別情報を生成し、前記ボリューム種別情報を参照して、前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとが前記可変割当型仮想ボリュームであるか判定する、付記1記載のストレージ装置。
(付記4)
前記制御手段は、前記仮想ボリュームの各仮想領域と、該仮想領域に割り当てられた前記記憶装置の物理領域との関連付けを示す仮想・物理領域関連付け情報を有し、前記仮想・物理領域関連付け情報を参照して、前記仮想ボリュームのコピー元領域に前記記憶装置が割り当てられているか判定する、付記3記載のストレージ装置。
(付記5)
前記制御手段は、前記コピー先仮想ボリュームへの初期コピー完了後、前記仮想ボリュームのデータが更新されると、前記更新されたデータを格納したコピー元領域のデータを前記コピー先装置に送信する、付記1記載のストレージ装置。
(付記6)
データを格納する1以上の記憶装置と、
前記記憶装置を用いて実現される仮想ボリュームと、
前記記憶装置と前記仮想ボリュームとを制御する制御手段と、
を有するストレージ装置であって、
前記仮想ボリュームがボリューム利用状況に応じて物理領域が可変的に割当てられる可変割当型仮想ボリュームである場合、当該ストレージ装置に接続されたコピー元装置からデータを受信すると、前記制御手段は、前記受信したデータが実データか圧縮データか判定し、さらに前記仮想ボリュームのコピー先領域に前記記憶装置が割り当てられているか判定し、該判定結果の組み合わせに応じて選択的に前記コピー先領域に前記記憶装置を割当て若しくは解放し、及び/又は前記実データをコピーするストレージ装置。
(付記7)
前記受信したデータが実データであって、かつ前記コピー先領域に前記記憶装置が割り当てられている場合、前記制御手段は、前記実データを前記コピー先領域にコピーする、付記6記載のストレージ装置。
(付記8)
前記受信したデータが実データであって、かつ前記コピー先領域に前記記憶装置が割り当てられていない場合、前記制御手段は、前記コピー先領域に前記記憶装置を割当て、前記実データを前記コピー先領域にコピーする、付記6記載のストレージ装置。
(付記9)
前記受信したデータが圧縮データであって、かつ前記コピー先領域に前記記憶装置が割り当てられている場合、前記制御手段は、前記コピー先領域から前記記憶装置を解放する、付記6記載のストレージ装置。
(付記10)
前記受信したデータが圧縮データであって、かつ前記コピー先領域に前記記憶装置が割り当てられていない場合、前記制御手段は、前記コピー先領域に対して処理することなく終了する、付記6記載のストレージ装置。
(付記11)
前記制御手段は、前記コピー元装置からのデータ受信前に、前記コピー元装置と通信して前記コピー元仮想ボリュームのボリューム種別を取得し、前記仮想ボリュームと前記コピー元仮想ボリュームとのボリューム種別を示すボリューム種別情報を生成し、前記ボリューム種別情報を参照して、前記仮想ボリュームが前記可変割当型仮想ボリュームであるか判定する、付記6記載のストレージ装置。
(付記12)
前記制御手段は、前記仮想ボリュームの各仮想領域と、該仮想領域に割り当てられた前記記憶装置の物理領域との関連付けを示す仮想・物理領域関連付け情報を有し、前記仮想・物理領域関連付け情報を参照して、前記仮想ボリュームのコピー先領域に前記記憶装置が割り当てられているか判定する、付記6記載のストレージ装置。
(付記13)
前記制御手段は、前記仮想ボリュームへの初期コピー完了後、前記コピー元装置のコピー元仮想ボリュームにおいて更新されたデータを受信すると、前記コピー先領域に前記記憶装置が割り当てられている場合、前記受信したデータを前記コピー先領域にコピーする、付記6記載のストレージ装置。
(付記14)
前記制御手段は、前記仮想ボリュームへの初期コピー完了後、前記コピー元装置のコピー元仮想ボリュームにおいて更新されたデータを受信すると、前記コピー先領域に前記記憶装置が割り当てられていない場合、前記コピー先領域に前記記憶装置を割当て、前記受信したデータを前記コピー先領域にコピーする、付記6記載のストレージ装置。
(付記15)
ストレージ装置の仮想ボリュームのデータを前記ストレージ装置に接続されたコピー先装置のコピー先仮想ボリュームにコピーする指示を受け付けるステップと、
前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの両方がボリューム利用状況に応じて物理領域が可変的に割当てられる可変割当型仮想ボリュームであるか判定するステップと、
前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの両方が、前記可変割当型仮想ボリュームである場合、前記仮想ボリュームのコピー元領域に記憶装置が割り当てられているか判定するステップと、
前記コピー元領域に記憶装置が割り当てられていない場合、前記コピー先装置に圧縮データを送信し、前記コピー元領域に記憶装置が割り当てられている場合、前記コピー元領域に格納されているデータを前記コピー先装置に送信するステップと、
を有する方法。
(付記16)
仮想ボリュームが、ボリューム利用状況に応じて物理領域が可変的に割当てられる可変割当型仮想ボリュームであるか判定するステップと、
コピー元装置からデータを受信するステップと、
前記仮想ボリュームが前記可変割当型仮想ボリュームである場合、前記受信したデータが実データか圧縮データか判定するステップと、
前記仮想ボリュームのコピー先領域に記憶装置が割り当てられているか判定するステップと、
前記受信したデータが実データか圧縮データか判定するステップと、前記仮想ボリュームのコピー先領域に記憶装置が割り当てられているか判定するステップとの判定結果の組み合わせに応じて、選択的に前記コピー先領域に前記記憶装置を割当て若しくは解放し、及び/又は前記実データをコピーするステップと、
を有する方法。
10 ストレージシステム
11、12 サーバ
20 コピー元側筐体
21 コントローラモジュール
30 コピー先側筐体
50 業務ボリューム
60 バックアップボリューム

Claims (5)

  1. ストレージ装置において、
    データを格納する記憶装置と、
    前記記憶装置を用いて実現される仮想ボリュームを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記仮想ボリュームのデータを当該ストレージ装置に接続されたコピー先装置のコピー先仮想ボリュームにコピーする指示を受け付けると、
    前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの両方がボリューム利用状況に応じて記憶装置が可変的に割当てられる可変割当型仮想ボリュームであって、かつコピー元の前記仮想ボリュームのコピー対象領域に前記記憶装置が割り当てられていない場合、前記コピー先装置に前記コピー対象領域の先頭アドレスとブロック長とを認識可能なデータを送信し、
    前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの少なくとも1つが前記可変割当型仮想ボリュームでないか、又は前記コピー元の仮想ボリュームのコピー対象領域に前記記憶装置が割り当てられている場合、前記コピー対象領域に格納されているデータを前記コピー先装置に送信する、ストレージ装置。
  2. 前記制御手段は、ダミー情報を圧縮することによって前記コピー対象領域の先頭アドレスとブロック長とを認識可能なデータを生成する、請求項1記載のストレージ装置。
  3. ストレージ装置において、
    データを格納する記憶装置と、
    前記記憶装置を用いて実現される仮想ボリュームを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記仮想ボリュームがボリューム利用状況に応じて記憶装置が可変的に割当てられる可変割当型仮想ボリュームである場合、当該ストレージ装置に接続されたコピー元装置からデータを受信すると、前記受信したデータが実データかコピー元の仮想ボリュームのコピー対象領域の先頭アドレスとブロック長とを認識可能なデータか判定し、さらに前記仮想ボリュームのコピー先領域に前記記憶装置が割り当てられているか判定し、該判定結果の組み合わせに応じて選択的に前記コピー先領域に前記記憶装置を割当て若しくは解放し、及び/又は前記実データをコピーする、ストレージ装置。
  4. ストレージ装置の制御装置が、
    仮想ボリュームのデータを前記ストレージ装置に接続されたコピー先装置のコピー先仮想ボリュームにコピーする指示を外部装置から受け付けるステップと、
    前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの両方がボリューム利用状況に応じて記憶装置が可変的に割当てられる可変割当型仮想ボリュームであるか判定するステップと、
    前記仮想ボリュームと前記コピー先仮想ボリュームとの両方が、前記可変割当型仮想ボリュームである場合、コピー元の前記仮想ボリュームのコピー対象領域に記憶装置が割り当てられているか判定するステップと、
    前記コピー対象領域に記憶装置が割り当てられていない場合、前記コピー先装置に前記コピー対象領域の先頭アドレスとブロック長とを認識可能なデータを送信し、前記コピー元領域に記憶装置が割り当てられている場合、前記コピー対象領域に格納されているデータを前記コピー先装置に送信するステップと、
    実行する方法。
  5. ストレージ装置の制御装置が、
    仮想ボリュームが、ボリューム利用状況に応じて記憶装置が可変的に割当てられる可変割当型仮想ボリュームであるか判定するステップと、
    コピー元装置からデータを受信するステップと、
    前記仮想ボリュームが前記可変割当型仮想ボリュームである場合、前記受信したデータが実データかコピー元の仮想ボリュームのコピー対象領域の先頭アドレスとブロック長とを認識可能なデータか判定するステップと、
    前記仮想ボリュームのコピー先領域に記憶装置が割り当てられているか判定するステップと、
    前記受信したデータが実データかコピー元の仮想ボリュームのコピー対象領域の先頭アドレスとブロック長とを認識可能なデータか判定するステップと、前記仮想ボリュームのコピー先領域に記憶装置が割り当てられているか判定するステップとの判定結果の組み合わせに応じて、選択的に前記コピー先領域に前記記憶装置を割当て若しくは解放し、及び/又は前記実データをコピーするステップと、
    実行する方法。
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