JP2006184199A - ソケットおよびそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

ソケットおよびそれを用いた半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体装置の電極とソケットの電極とを接触に必要な最小限の損傷で接触させる。
【解決手段】 ソケット1の上蓋部5に半導体装置2をコンタクト部4に接近する方向に垂直に押圧する機構部を設けた。この機構部は、ソケット1の収容空間3a内に半導体装置2を収容し、ソケット1の上蓋部5を閉めた段階では半導体装置2の背面と押圧板10とを離反させた状態とし、回転レバー13を回転させると押圧板10が上蓋部5から遠ざかる方向に移動し、半導体装置2の背面面内にほぼ均等に圧力を加えた状態で半導体装置2をコンタクト部4に接近する方向に垂直に押圧するようになっている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、ソケットおよびそれを用いた半導体装置の製造技術に関し、特に、半導体装置の製造工程で行う電気的特性試験技術に関するものである。
パッケージング後の半導体装置の検査工程には、半導体装置をソケットと称する治具内に収容し、半導体装置の複数の電極と、ソケットに設けられた複数の接触端子とを接触させた状態で半導体装置の電気的特性を検査装置により測定する工程がある。この検査工程では、半導体装置の電極とソケットの接触端子との接触状況が検査結果に大きく影響するので、半導体装置の電極とソケットの接触端子とを如何にして上手く接触させるかが重要な課題とされている。
ソケットの一例として、ソケットの頭部側に上蓋が開閉自在の状態で取り付けられた、いわゆるクラムシェルタイプのものがある。このタイプのソケットでは、上蓋の内側上面にシーソー式押さえ板が揺動可能な状態で取り付けられており、上蓋を閉めるとシーソー式押さえ板が半導体装置の背面を自動的に押圧することで、半導体装置の電極をソケットの接触端子に接触させるようになっている。
また、他の一例として、上蓋にねじ式の押さえ部材が螺合された、ねじ込みタイプのものがある。このタイプのソケットでは、ソケットに半導体装置を収容した後、上蓋の押さえ部材を、ねじ溝に沿って回転させながら押し下げ、半導体装置の背面を押圧することで半導体装置の電極をソケットの接触端子に接触させるようになっている。
いずれのタイプの場合も、ソケットのソケット本体と、上記複数の接触端子が設けられたコンタクト部とは一体的になっている。なお、半導体装置の電気的特性検査工程で使用するソケットについては、例えば特許文献1に記載があり、半導体装置がソケットのカバー部材によってその押込量を複数の段階に分けることによりコンタクト端子に対し押圧される構成が開示されている。
特開2004−335182号公報
ところが、上記ソケットの構造では、以下の課題があることを本発明者は見出した。
すなわち、上記半導体装置を上部から押し付けることにより、半導体装置の電極をソケットのコンタクト部に接触させる方式のソケットにおいては、ソケット内の半導体装置の姿勢にかかわらず、半導体装置を上方から押し下げるため、半導体装置の電極とソケットのコンタクト部との間に無理な力がかかるため、半導体装置の電極やソケットのコンタクト部に損傷や破壊が生じる場合がある。
例えばクラムシェル(蝶番)タイプのソケットでは、ソケットの開閉部の固定と同時に半導体装置を押し下げる機構になっているため、半導体装置をその上面に均等に力を加えながら押さえることができず、蝶番側のコンタクトから反対側に徐々に接触圧が加わる。また、押さえる部分の支点が移動するため半導体装置が蝶番側から反対側方向に逃げる力が発生し、半導体装置の接触面に必要以上に傷を付けることや半導体装置の背面にこすり傷を付ける場合がある。半導体装置の中には、背面に放熱板が露出されるものがあるので、背面の放熱板に傷がつくと外観不良となり歩留まり率が低下する。
また、クラムシェルタイプのソケットの場合に、蝶番側とその反対側の開閉部とでクリアランスが異なる場合には蝶番側から開閉部へまたはその反対の方向に向かって斜めに押し下げている。特に上蓋とソケット本体とが別体のソケットの場合、装着時に半導体装置を均等に押さえ込むことが難しい。したがって、半導体装置の電極とソケットのコンタクト部との間に無理な力がかかり易く、上記電極やコンタクト部において損傷や破壊が生じ易い。
また、クラムシェルタイプのソケットの蓋の固定は、本体と開閉爪による固定のため、動作中(通電中)でもこの爪に触れると開いてしまう場合があるので、半導体装置や実装機器に損傷が生じる場合がある。
また、上記ねじ込みタイプの場合、半導体装置の背中に対して、円を描くように押し下げる力が移動するため、半導体装置の電極とソケットのコンタクト部が放射状に損傷し易い。
また、クラムシェルタイプおよびねじ込みタイプのいずれの場合でも、コンタクト部とソケット本体とが一体式のソケットの場合は、構造上、ソケット本体が大きくなり、ソケットの実装エリアが大きくなり、ソケットから他の電子部品までの距離が遠くなる結果、高速回路(メモリ等)の実装設計に制限がある。
また、半導体装置の厚みの誤差が大きいと接触不良が生じ易い。
本発明の目的は、半導体装置の電極とソケットの電極とを接触に必要な最小限の損傷で接触させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本発明は、ソケットの蓋部材に、蓋部材を閉めた段階ではソケット内の半導体装置を押圧することなく、蓋部材の閉止後に蓋部材に設けられた回転部材を回転させると半導体装置の背面側に設けられた押圧板を蓋部材から離反する方向に移動させて半導体装置をソケットのコンタクト部に接近する方向に押圧する機構部を設けたものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、ソケットの蓋部材に、蓋部材を閉めた段階ではソケット内の半導体装置を押圧することなく、蓋部材の閉止後に蓋部材に設けられた回転部材を回転させると半導体装置の背面側に設けられた押圧板を蓋部材から離反する方向に移動させて半導体装置をソケットのコンタクト部に接近する方向に押圧する機構部を設けたことにより、半導体装置をまっすぐに押し下げることができるので、半導体装置の電極とソケットの電極とを接触に必要な最小限の損傷で接触させることができる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は可能な限り省略するようにしている。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1および図2は本実施の形態1のソケットの分解斜視図、図3は図1および図2のソケットのコンタクト部の説明図、図4は一般的なソケットと他の電子部品との実装基板上での配置例を示す平面図、図5は図1および図2のソケットと他の電子部品との実装基板上での配置例を示す平面図、図6〜図8は図1および図2のソケットの操作例の説明図である。なお、図3、図6〜図8では説明を分かり易くするためにコンタクト部やソケットの内部を透かして見せている。
本実施の形態1のソケット1は、例えば半導体装置2の実装評価用のクラムシェル(蝶番)タイプのソケットであり、ソケット本体3と、コンタクト部4と、上蓋部(蓋部材)5とを有している。
上記半導体装置2は、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等のような論理回路、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static RAM)等のようなメモリ回路または上記論理回路および上記メモリ回路を有する混在回路が形成された電子部品である。この半導体装置2は、例えばBGA(Ball Grid Array)型のパッケージ構成を有しており、その外形は、例えば平面四角形の薄板状とされ、半導体装置2を実装する実装基板に対向する実装面(第1面)と、その裏側の背面(第2面)とを有している。なお、半導体装置2の平面寸法は、例えば15mm×15mm以上、ここでは、例えば33mm×33mm程度とされている。
半導体装置2の実装面には、複数のバンプ電極(電極、突起電極)2eが上記実装面の行方向およびこれに直行する列方向に沿って所定の間隔毎に規則的に並んで配置されている。バンプ電極2eは、例えば鉛フリー組成の半田材からなる。鉛フリー組成の半田材としては、特に限定されるものではないが、例えば錫−銀−銅(Sn-3Ag-0.5Cu、融点217℃程度)、錫−亜鉛(Sn-9Zn、融点199℃程度)、錫−亜鉛−ビスマス(Sn-8Zn-3Bi、融点190℃程度)、錫−銀−ビスマス−インジウム(Sn-3.5Ag-0.5Bi-8In、融点206℃程度)、錫−銀−銅−インジウム(Sn-3Ag-0.5Cu-7In、融点206℃程度)等がある。
上記ソケット本体3は、例えばアルミニウム(Al)等のような熱伝導性および加工精度の高い金属からなり、中央に半導体装置2を収容可能な収容空間3aを有する枠体状の部材である。なお、ソケット本体3は、幾つかのパーツを、ねじ止めすることで全体が形成されている。
このソケット本体3の底部には、上記収容空間3aの底面側の開口面を塞ぐように薄板状のコンタクト部4が、ねじ等により着脱自在の状態で装着されている。このコンタクト部4は、実装基板(試験用の配線基板)6の電極6eと半導体装置2のバンプ電極2eとを電気的に接続する薄板状の部材であり、絶縁シート4aと複数のポゴコンタクトピン(接触端子;以下、単にポゴピンという)4bとを有している。絶縁シート4aは、コンタクト部4の外形を形成するとともに、隣接する複数のポゴピン4b間を絶縁する機能を有する部材である。絶縁シート4aは、例えばガラスエポキシ系の樹脂等のような絶縁材料からなり、その厚さは、例えば2.4mm程度である。ポゴピン4bは、半導体装置2のバンプ電極2eと実装基板6の電極6eとを導通する導通部材であり、上記コンタクト部4の上記半導体装置2の実装面の複数のバンプ電極2eに対向するバンプ対向面に、上記半導体装置2の実装面のバンプ電極2eに対応するように配置されている。各ポゴピン4bは、円筒状の筒部材4b1と、コイルばね等のような弾性体と、接触ピン4b2とを有している。各ポゴピン4bの筒部材4b1は、絶縁シート4aの上下面を貫通するように設けられている。筒部材4b1の一部は、絶縁シート4aの実装基板6の電極6eに対向する実装基板対向面に突出されており、実装基板6の電極6eに電気的に接続されている。上記接触ピン4b2は、その先端一部が絶縁シート4aの上記バンプ対向面よりも所望の長さ分だけ突出された状態で、筒部材4b1の筒に挿入され、かつ、筒部材4b1の内部に装着された上記弾性体の弾性力により筒部材4b1の長手方向に移動可能な状態で保持されている。この接触ピン4b2の突出端は、上記バンプ電極2eが直接接する部分であり、接触ピン4b2の突出端面には、バンプ電極2eの球状表面に上手く接触可能なように山切り状の凹凸が形成されている。
ところで、半導体装置2の実装面のバンプ電極2eの配置(配置の位置や数の他、位置や数は同じでも信号や電源の位置)は製品の種類によって変わるが、一般的なソケットでは、コンタクト部がソケット本体と一体的に形成されているため、製品の種類に応じてソケット本体全体を用意する必要がある。このため、コストがかかるとともに、開発段階の製品の場合は、その開発段階の製品に合ったソケットを製造するのに時間がかかるので開発期間が長くなる場合がある。これに対して、本実施の形態1では、コンタクト部4がソケット本体3と別体とされ、着脱自在とされていることにより、製品の種類に応じてコンタクト部4だけを交換すれば良いので、コストを低減できるとともに、開発段階の製品の場合でもコンタクト部4だけを製造すれば良く、その製造時間を短縮でき、製品の開発期間を短縮できる。すなわち、仕様変更に柔軟に対応できる。さらに、同様にソケット1のメンテナンスも容易に行うことができる。
また、一般的なソケットの場合、コンタクト部がソケット本体と一体なのでソケットの製造時にコンタクト部側からの寸法上の制約を受け、ソケットの平面寸法が半導体装置2の平面寸法に比べて大きくなってしまう。このため、図4に示すように、半導体装置2のすぐそばにメモリ等のような他の電子部品7a,7bを配置できず、半導体装置2と電子部品7a,7bとを接続する配線が長くなり、動作周波数の高い半導体装置2の場合は試験時に半導体装置2が動作せず試験ができなくなってしまう場合がある。この問題の対応策として、動作周波数を落として予想で試験する方法があるが試験精度が大幅に下がる。また、半導体装置2を実際に実装基板6に実装して試験を行う方法もあるが、製品用の半導体装置2の試験ができないし、試験時間とコストが増大する問題がある。
これに対して、本実施の形態1では、ソケット本体3とコンタクト部4とを別体としたことにより、ソケット1の製造時に寸法上の制約が少なくなるので、ソケット1の平面寸法を小さくすることができる。さらに、ソケット本体3の材料として加工精度の高く強度の高い材料(ここではアルミニウム等のような金属)を選択することにより、ソケット本体3の寸法(平面寸法)をさらに小さくすることができる。したがって、図5に示すように、半導体装置2の近くに他の電子部品7a,7bを配置できる。ソケット1のソケット本体3が半導体装置2に対して2mm程度、また、取り付け孔寸法がの直径が1.2mm程度である。このため、例えば外部メモリアクセスが400MHz程度の動作周波数の高い半導体装置2でもソケット1に収容した状態で試験時に動作させることができる。すなわち、他の電子部品7a,7bの実装を制限することなく設計通りの配置で試験を行うことができるので、信頼性の高い試験結果と評価結果とを得ることができる。また、試験時間やコストも大幅に低減できる。
一方、上記ソケット本体3の頭部側には、上記上蓋部5がヒンジ部8を介して開閉自在の状態で装着されている。上蓋部5を開閉自在とすることで、半導体装置2の交換を容易にすることができるので、実装選別用に適している。上蓋部5は、例えばアルミニウム等のような熱伝導性および加工精度の高い金属からなり、回転部材9と、押圧板10と、開閉爪11とを有している。この上蓋部5は着脱自在の状態で設けられている。これにより使用目的に応じてソケット1の形態を変化させることができる。例えば実際の使用状態でのデバックでは高さを抑えた簡易蓋を使用できる。また、高発熱のデバイスにはFAN(ファン)内蔵の蓋を使用することで放熱性を向上させ、半導体装置2およびソケット1を冷却することができる。
上記回転部材9は、押圧板10の上下面(第3面および第4面)に水平な方向に回転可能な状態で上蓋部5に設けられており、上記押圧板10に対向する側に着脱自在の状態で設けられた駆動側カム部材(押下げ機構部)12aと、上記回転部材9の回転動作を操作する回転レバー(回転操作部)13とを有している。上記駆動側カム部材12aの上記押圧板10に対向する面(端面)には駆動側カム面が形成されている。この駆動側カム面には、同一方向に傾斜する3つまたはそれ以上の傾斜面が形成されている。駆動側カム部材12aについての詳細は後述する。上記回転レバー13は、例えば例えばアルミニウム等のような熱伝導性および加工精度の高い金属からなり、上蓋部5の外側に突出される回転部材9の側面に開口された孔内に挿入された状態でしっかりと固定されている。
上記押圧板10は、上記上蓋部5の内側に配置され、上蓋部5に対して接近方向および離反方向に移動自在の状態で装着されている。この押圧板10は、例えばアルミニウム等のような熱伝導性および加工精度の高い金属からなり、上記半導体装置2の背面(第2面)に対向する押圧面(第3面、下面)と、その押圧面の裏側の回転部材対向面(第4面、上面)と、その回転部材対向面に一体的に設けられた従動側カム部材(押下げ機構部)12bと、上記回転部材対向面の四隅に回転部材対向面に垂直に立設された支柱14とを有している。上記従動側カム部材12bの上記駆動側カム面に対向する面には、上記回転部材9の回転に伴って、上記押圧板10の位置を押圧板10の厚さ方向(すなわち、上蓋部5に対して接近方向および離反方向)に変位させるように上記駆動側カム面に接触する従動側カム面が形成されている。この従動側カム面には、上記駆動側カム面と同様に、同一方向に傾斜する3つまたはそれ以上の傾斜面が形成されている。従動側カム部材12bおよび支柱14についての詳細も後述する。
上記開閉爪11は、上記上蓋部5の上記ヒンジ部8に対向する位置に設けられ、上蓋部5を閉じた時に上蓋部5が勝手に開かないようにするための鍵爪が形成された閉止部材である。この開閉爪11は、回転レバー13を回転させて半導体装置2のバンプ電極2eをポゴピン4bに接触させると自動的に固定する構成になっている。なお、開閉爪11についての詳細も後述する。
本実施の形態1では、上記回転部材9、駆動側カム部材12aおよび開閉爪11構成材料として、例えばPEEK材、高分子量ポリエチレン、キャストナイロンまたはベスベル等のような耐摩耗性、切削性、強度、耐摩擦性を兼ね備えた樹脂材料(エンジニアリングプラスチック)が使用されている。可動部に金属と金属とを用いると開閉時や操作時の擦れ合いによって導電性の異物が発生し短絡不良の危険性があるので一般的にソケットの構成材料にあまり金属は使用されていないが、本実施の形態1では、ソケット本体3、上蓋部5、回転レバー13等を金属で形成しているので、これらと接する部分には、金属とは摩擦係数の異なる上記樹脂材料を使用した。すなわち、可動部のほとんどを金属と樹脂との組み合わせにし、摩擦係数を変えることにより、導電性の異物の発生を低減または防止するようにしている。
次に、本実施の形態1のソケット1の操作方法を図6〜図8により説明する。まず、図6に示すように、ソケット1の上蓋部5を開いた状態で、半導体装置2をそのバンプ電極2eがコンタクト部4のポゴピン4bの配置面に対向するように、ソケット本体3の収容空間3a内に収容する。続いて、図7に示すように、上蓋部5を閉じて開閉爪11を掛ける。この段階では、駆動側カム部材12aの駆動側カム面の最も高い山の部分と、従動側カム部材12bの従動側カム面の最も低い谷の部分とが重なり合っており、押圧板10の押圧面と、半導体装置2の背面とは離反している。このため、半導体装置2には上蓋部5側から何ら押圧力を受けることなく、半導体装置2はコンタクト部4上に単に載せられている状態である。一般的なクラムシェルタイプのソケットでは、この上蓋を閉めた段階で半導体装置2に背面面内に不均一な力が加わるため、ポゴピン4bやバンプ電極2eに損傷や破壊が生じたり、半導体装置2の背面にこすり傷をつけたりする場合がある。これに対して本実施の形態1では、上蓋部5を閉めた段階では、半導体装置2には何ら押圧力が加わらないので、ポゴピン4bやバンプ電極2eに損傷や破壊が生じることもないし、半導体装置2の背面にこすり傷をつけることもない。その後、図8に示すように、回転レバー13を矢印P1に示す方向に回転させると、駆動側カム部材12aの駆動側カム面の最も高い山の部分と、従動側カム部材12bの従動側カム面の最も高い山の部分とが重なり合うことにより、押圧板10が上蓋部5から離反する方向(矢印P2に示す方向)に移動する。これにより、押圧板10はその押圧面が半導体装置2の背面に接触した状態で半導体装置2を真直ぐに押し下げることができる。このとき、半導体装置2の背面面内には押圧板10の押圧面から均一に圧力が加わり、一部に偏って力が加わることがない。一方、半導体装置2とコンタクト部4との接触部(バンプ電極2eとポゴピン4b)の反力により半導体装置2側から上蓋部5を持ち上げる力が加わるが、これにより半導体装置2の背面が自動的に押圧板10の押圧面に平行に倣うように調整されるため、半導体装置2が斜めに押し下げられることもない。このため、半導体装置2のバンプ電極2eとコンタクト部4のポゴピン4bとの間に無理な力がかかることもなく、ポゴピン4bやバンプ電極2eに損傷や破壊が生じることもない。通常、600ピンを持つ半導体装置2の試験に用いるソケットの場合、コンタクトに必要な力は、1ピン当たり約30gとして、全体で18kgとなるが、半導体装置2を斜めに押したりすると実際には、それ以上の力がかかり、その力が実装基板6を反らしてしまい、接触不良等が発生するが、本実施の形態1のソケット1の場合、半導体装置2をコンタクト部4に対してまっすぐに押さえることができるため、実装基板6を反らすこと無く安定した接触が可能となった。また、半導体装置2のバンプ電極2eをコンタクト部4のポゴピン4bに接触させる際に、半導体装置2を押圧板10の押圧面と平行にさせることで、半導体装置2のバンプ電極2eをポゴピン4bにまっすぐに接触させることができるために、半導体装置2のバンプ電極2eとコンタクト部4のポゴピン4bとの間に無理な力(斜め方向からの力)が発生しない。このため、半導体装置2のバンプ電極2eに生じる接触痕も少なく、コンタクト部4の寿命も長くできるので、選別用ソケットとしても使用可能になった。また、押圧板10の押圧面(多点)で半導体装置2の背面を押圧することになるので、半導体装置2の背面にこすり傷をつけることもない。したがって、半導体装置2のバンプ電極2eと、ソケット1のポゴピン4bとを接触に必要な最小限の損傷のみでしっかりと接触させることができる。
次に、上記のようなソケット1の各機構部を詳細に説明する。図9は図1および図2のソケット1の押下げ機構部の斜視図、図10は駆動側カム部材12aの全体斜視図、図11は押圧板10の回転部材対向面の全体平面図、図12は押圧板10の押下げ動作の説明図を示している。
回転部材9は、小径部9aと大径部(台座部)9bとを有している。小径部9aは、大径部9bと中心軸を一致させた状態で大径部9b上に一体的に立設されている。小径部9aの側面には、上記回転レバー13を挿入する孔9cが形成されている。
この回転部材9の大径部9bの上記押圧板10に対向する面には、上記駆動側カム部材12aが着脱自在の状態で装着されている。この駆動側カム部材12aと回転部材9(大径部9b)の対向面間には、厚さ調整用のスペーサ18が介在されている。スペーサ18について後述する。
駆動側カム部材12aの上記押圧板10の対向面には、駆動側カム面が形成されている。この駆動側カム面には、例えば同一方向に傾斜する3つの傾斜面(滑り台)12a1が形成されている。ここでは、傾斜面12a1が駆動側カム面内を120度ごとに等分することで形成されている。また、駆動側カム部材12aの外周側面には、複数の凹凸を持つギア部12a2が形成されている。ギア部12a2についても後述する。
一方、押圧板10の回転部材対向面は、平面四角形状とされており、その面内中央には、上記従動側カム部材12bが押圧板10と一体的に形成されている。この従動側カム部材12bの上記駆動側カム面に対向する面には、従動側カム面が形成されている。この従動側カム面には、例えば同一方向に傾斜する3つの傾斜面(滑り台)12b1が形成されている。ここでは、傾斜面12b1が従動側カム面内を120度ごとに等分することで形成されている。また、押圧板10の回転部材対向面の四隅には、例えば円柱状の支柱14が押圧板10と一体的に立設されている。
このような駆動側カム部材12aの駆動側カム面と、従動側カム部材12bの従動側カム面とは、図12に示すように、接触した状態で重なり合っている。ここで駆動側カム部材12aを押圧板10の回転部材対向面(または押圧面)の面内に水平な方向に回転させると、駆動側カム部材12aの傾斜面の山の位置が回転方向に沿って移動するため、押圧板10が上蓋部5の接近方向および離反方向に移動するようになっている。図12では、駆動側カム面の山の位置が、従動側カム面の高くなる方向P3に移動しているので、押圧板10は上蓋部5から離反する方向、すなわち、押下げられる方向P4に移動する。この時、駆動側カム面および従動側カム面の傾斜面12a1,12b1を120度で3つの山にすることで、押圧板10の回転部材対向面を常に3点で接触させて押下げることができる。すなわち、半導体装置2の背面全面を均等な力で押圧しながら半導体装置2を押し下げることができる。この押圧点が2点であると、2点を結んだ線に対して垂直な方向に押圧板10を押圧しない面が生じる。また、押圧点が4点であると、現状は後述の押圧板10の高さ調整が難しいので、押圧点は3点であることが好ましい。さらに、押圧板10の回転部材対向面の四隅に支柱14を設けることにより、押圧板10の押下げの際の回転による捻れを抑制または防止することができる。支柱14の数は、2点であると捻れが生じる。また、駆動側カム面および従動側カム面の傾斜面12a1,12b1の数より多いほうが好ましいので、支柱14は4点またはそれ以上であることが好ましい。これにより、押圧板10を押下げる方向に対して常に垂直に力をかけることができる。また、駆動側カム部材12aを回転させても、半導体装置2の背面に接する押圧板10は回転もしくは水平方向に移動しないので、半導体装置2の背面にこすり傷等をつけることもない。
次に、押圧板10の押し下げ位置調整機構について説明する。図13は押し下げ回転機構部の斜視図、図14は駆動側カム面および従動側カム面の平面図、図15は駆動側カム部材のギア部による押し下げ開始位置調整を説明するための駆動側カム面の要部平面図、図16〜図18は駆動側カム部材および従動側カム部材による押圧板10の押し下げ開始位置調整の説明図である。なお、図16〜図18では押圧板10の押し下げ開始位置を示すために座標Zを示している。
まず、図13に示すように、上記のように駆動側カム部材12aの外周側面にはギア部12a2が形成されている。回転部材9の大径部9bにおいて押圧板10の回転部材対向面には、上記駆動側カム部材12aを嵌め合わすことが可能な平面円形状の凹部9b1が形成されているとともに、その凹部9b1の内周面には上記駆動側カム部材12aのギア部12a2を嵌め合わせ可能な複数の凹凸9b2が形成されている。駆動側カム部材12aは、そのギア部12a2を大径部9bの凹部9b1の凹凸9b2に嵌め合わすことで回転部材9にしっかりと固定されている。また、大径部9bの外周一部には大径部9bの中心から遠ざかる方向に向かって延びる位置固定部9dが一体的に形成されている。この位置固定部9dについては後述する。
ところで、半導体装置2は、その厚さが製品ごとの誤差や製品の種類の違いによって異なる場合がある。また、バンプ電極2eの高さやポゴピン4bの高さにも誤差がある。このため、バンプ電極2eとポゴピン4bとの接触不良が生じる場合がある。したがって、半導体装置2の厚みやバンプ電極2eとポゴピン4bとの接触状態に合わせて押圧板10の押し下げ開始位置(上蓋部5を閉じた段階での押圧板10の高さ)を調整できることが好ましい。そこで、本実施の形態1では、駆動側カム部材12aと回転部材9との間に上記厚み調整用のスペーサ18を介在させることにより、押圧板10の押し下げ開始高さを調整することが可能な構成とされている。すなわち、このスペーサ18により押圧板10の押し下げ開始高さを調整することにより、半導体装置2の厚みの変動等に対応できるようになっている。このスペーサ18の厚みは、例えば0.1mm程度である。駆動側カム部材12aと回転部材9との間に複数枚のスペーサ18を介在させても良い。
また、図14に示すように、上記駆動側カム面および従動側カム面の傾斜面12a1,12b1のうち、押し下げに必要な角度は90度にし、残りの30度を押し下げ開始位置の調整幅としている。これは、駆動側カム部材12aのギア部12a2の凹または凸の1つ分が、駆動側カム部材12aの15度の回転移動量に相当することを利用したものである。例えば図15に示すように、駆動側カム部材12aの嵌め合わせ位置をギア部12a2の1つの凸分だけ左側にずらすと、駆動側カム部材12aの駆動側カム面の山の位置が15度だけ一方向に移動し、駆動側カム部材12aの嵌め合わせ位置をギア部12a2の1つの凸分だけ右側にずらすと、駆動側カム部材12aの駆動側カム面の山の位置が上記一方向とは逆の方向に15度だけ移動する。すなわち、駆動側カム部材12aのギア部12a2の位置を変えて従動側カム面の傾斜面12b1に対する駆動側カム面の山の位置を変えることにより、押圧板10の押し下げ開始位置を調整している。
図16は押圧板10の押し下げ開始位置の基準位置Z0を例示している。ここでは、厚さ調整用のスペーサ18も用いていない。ここで、図17に示すように、スペーサ18を用いることにより、押圧板10の押し下げ開始位置を基準位置Z0から基準位置Z0よりも低い位置Z1まで押し下げた状態とすることができる。さらに、駆動側カム部材12aをそのギア部12a2の凸の1つ分をずらして嵌め直すことにより、押圧板10の押し下げ開始位置を位置Z1よりもさらに低い位置Z2まで押し下げた状態とすることができる。このようにすることにより、半導体装置2の厚さの違いに柔軟に対応できるので、半導体装置2の厚みの差等によるバンプ電極2eとポゴピン4bとの接触不良を抑制または防止でき、信頼性の高い試験が可能となる。
次に、上記開閉爪11にかかる固定機構部について図19〜図21により説明する。図19および図20は上蓋部5の内側の上記押圧板10に対向する面の平面図、図21は開閉爪11の固定機構部の説明図である。
上蓋部5の内側の上記押圧板10に対向する面には、回転部材9の大径部9bが収まり、その大径部9bが一定の角度だけ回転可能なように形成された凹部20が設けられている。この凹部20に収められた回転部材9の大径部9bの外周一部には、上記のように位置固定部9dが一体形成されており、その先端面には固定溝9d1が形成されている。一方、上蓋部5の外側側面には上記開閉爪11がヒンジ部21によって揺動可能な状態で支持されている。この開閉爪11と、上蓋部5の側面との間には、コイルばね22および開閉爪ロックピン23が設けられている。開閉爪ロックピン23は、中央の大径部23aとその左右の小径部23b,23cとを有する円柱状の小さなピンであり、上蓋部5の側面に対して垂直な方向に移動可能な状態で装着されている。この開閉爪ロックピン23の一方の小径部23bは、上蓋部5の側面に穿孔された孔を貫通して上記凹部20内に突出されている。また、開閉爪ロックピン23の他方の小径部23cはコイルばね22内に挿入されている。
図19に示すように、上蓋部5を閉めただけで上記回転レバー13による押し下げ回転動作を行っていない段階では、開閉爪ロックピン23の小径部23bはコイルばね22の付勢力により上蓋部5の側面方向に押され、凹部20内に長く突出されており、開閉爪11も比較的容易に開閉が可能な状態となっている。ここで、回転部材9の大径部9bを図19の矢印P4に示す方向に回転させて図20の状態までにすると、すなわち、半導体装置2のバンプ電極2eとポゴピン4bとをしっかりと接触させた状態にすると(押し下げ回転動作)、大径部9bにおける位置固定部9dの先端面に形成された固定溝9d1内に、開閉爪ロックピン23の小径部23bの先端が入り込むことで、回転部材9の回転動作がロックされるとともに、開閉爪ロックピン23が位置固定部9dから押されてソケット1の外方に押される結果、開閉爪11が開放位置までの移動動作を抑制されることにより自動的にロックされ容易には開かないようになっている。一般的なクラムシェルタイプのソケットの場合、開閉爪を開くだけで上蓋を開閉できるものが多く、ソケットに半導体装置2を通電実装中に誤って上蓋を開閉してしまい、半導体装置2や実装機器に損傷が生じる場合がある。そこで、本実施の形態1のソケット1では、図19〜図21で説明したように、上記押し下げ機構を用いて半導体装置2を押し下げた時(押圧時)に開閉爪11をロックする安全機構部を設けた。これにより、半導体装置2の通電実装時にソケット1の上蓋部5を誤って開けてしまうような操作ミスを防止することができるので、その操作ミスに起因する半導体装置2や実装機器の損傷発生を防止できる。なお、上記押し下げ機構を解除することにより、開閉爪11も自動的にロック状態が解除され、上蓋部5の開閉が可能な状態に戻る。またこのことにより上蓋部5が開いている場合は上記の押し下げ機構が常に半導体装置2とは非接触な位置になり、押し下げ機構の操作忘れによる半導体装置2の損傷を防止している。
次に、上蓋部5と半導体装置2の平行調整機構について図22および図23により説明する。図22はソケット1の上蓋部5を閉めた段階であって、押し下げ回転動作を行っていない段階のソケット1の説明図、図23は押し下げ回転動作を行った後の段階のソケット1の説明図である。なお、図22および図23では説明を分かり易くするためにソケット1の内部一部を透かして見せている。
一般的なクラムシェルタイプのソケットの場合、上蓋部5の開閉用のヒンジ部側と、その向かい側の開閉部とでヒンジの孔のクリアランスについて充分な考慮がなされていないため、半導体装置2の押し下げによるコンタクト部からの反力により半導体装置2が斜めになる場合がある。そこで、本実施の形態1では、図22および図23に示すように、ヒンジ部8,21の孔8a,21aが、ヒンジ部8,21のピン径よりも大きめに形成されており、その孔8a,21aのクリアランス(隙間)が、ヒンジ部8側と、ヒンジ部21側とで半導体装置2の移動量が等しくなるように調整されている。これにより、半導体装置2をコンタクト部4に押し下げて圧接させると、コンタクト部4からの反力により半導体装置2が押圧板10を上蓋部5ごと持ち上げるが、本実施の形態1では、ヒンジ部8,21のクリアランスが上記のように調整されているので、上蓋部5はソケット本体3およびコンタクト部4と常に平行に上昇されるようになり、半導体装置2の背面や実装面に対して斜め方向からの力が加わることがない。また、半導体装置2の厚みに誤差が生じた場合、ヒンジ部8,21に設けられたクリアランス分までの厚みであれば、その誤差を吸収することができるので、バンプ電極2eとポゴピン4bとの接触不良を低減できる。したがって、半導体装置2のバンプ電極2eとコンタクト部4のポゴピン4bとが損傷または破壊することなく、良好に接触した状態で試験を行うことができる。なお、図22および図23では、説明を分かり易くするために、孔8a,21aの直径が等しいように図示されているが、実際は、孔8a側の直径の方が大きい。ただし、上記のように、孔8a,21aのクリアランス量(寸法)は、上記のように、ヒンジ部8側と、ヒンジ部21側とで半導体装置2の移動量が等しくなるように調整されており、互いに等しくなるようになっている。
次に、本実施の形態1のソケット1を用いた半導体装置の製造方法を図24〜図29により説明する。図24は半導体ウエハの主面の全体平面図、図25は図24の要部拡大平面図、図26〜図29は半導体装置の組立工程中の断面図である。
まず、図24および図25に示すように、半導体ウエハ25を用意し、その主面(デバイス形成面)に複数の半導体チップ25aを形成する。各半導体チップ25aには、例えばCPUやMPU等のような論理回路、DRAMやSRAM等のようなメモリ回路または上記論理回路および上記メモリ回路を有する混在回路が形成されている。また、各半導体チップ25aの主面の最上層には、複数のボンディングパッド(外部端子)26が形成されている。このボンディングパッド26は、上記回路の電極を引き出した引き出し電極である。なお、上記回路は、半導体ウエハ25の各半導体チップ25a領域内の半導体基板に形成された複数の集積回路素子を半導体基板上に形成された配線により適宜結線することで形成されている。
続いて、半導体ウエハ25の各半導体チップ25aに対して電気的特性試験を行い良否を判定した後、半導体ウエハ25を個々の半導体チップ25aに分離する(ダイシング工程)。その後、良品の半導体チップ25aを図26に示すように、配線基板27上に搭載する(ダイボンディング工程)。その後、図27に示すように、半導体チップ25aのボンディングパッド26と配線基板27の電極とをボンディングワイヤ28によって電気的に接続する。ここでは、半導体チップ25aと配線基板27とをボンディングワイヤ28により電気的に接続するようにしたが、半導体チップ25aと配線基板27とをバンプ電極を通じて電気的に接続する、いわゆるフェイスダウンボンディング構成としても良い。
次いで、図28に示すように、半導体チップ25aおよびボンディングワイヤ28を、例えばエポキシ系の樹脂からなる封止材29によって封止した後、配線基板27の裏面に上記バンプ電極2eを接合して半導体装置2を製造する。続いて、この半導体装置2を上記ソケット1に装着し、上記要領で半導体装置2のバンプ電極2eとコンタクト部4bのポゴピン4bとをしっかりと接触させた状態で、半導体装置2の電気的特性を試験する。このようにして半導体装置2の良否を判定し半導体装置2を製造する。
(実施の形態2)
本実施の形態2では上記コンタクト部4の変形例を説明する。図30は本実施の形態2のソケットの異方導伝性金属線ゴムシートからなるコンタクト部4の斜視図、図31は図30のコンタクト部4の一部破断要部拡大斜視図、図32は半導体装置2のバンプ電極2eと実装基板6の電極6eとの異方導伝性金属線ゴムシートを用いた接続状態の様子を示した説明図である。
本実施の形態2では、ソケット1のコンタクト部4が、異方導伝性金属線ゴムシートによって形成されている。この異方導伝性金属線ゴムシートで構成されるコンタクト部4は、前記実施の形態1と同様に着脱自在の状態でソケット本体3の底部に装着されている。
このコンタクト部4を形成する異方導伝性金属線ゴムシートは、シート本体4dと、複数の金属線4eとを有している。シート本体4dは、例えばシリコンゴム等のような柔軟性のある絶縁体で形成されている。このシート本体4dには、その上下面を貫通するように複数の金属線4eが埋め込まれている。ソケット1に収容された半導体装置2eが前記と同様の押し下げ動作により押し下げられると、半導体チップ2eのバンプ電極2eは、シート本体4dに押し付けられ、シート本体4d内の複数本の金属線4eを通じて実装基板6の電極6eに電気的に接続されるようになっている。
上記押し下げ動作前のシート本体4dの厚さは、例えば0.5mm〜1.3mm程度であり、上記ポゴピン4bを有するコンタクト部4bの厚さの半分またはそれ以下とされている。シート本体4dの厚さが1mmの場合、本実施の形態2のソケット1で前記実施の形態1のような押し下げ動作により、バンプ電極2eをシート本体4dに対して、例えば厚みに対して約20%の0.2mm程度圧接させたとすると、半導体装置2のバンプ電極2eと実装基板6の電極6eとの間のシート本体4dの厚さは約0.8mm程度となり、前記実施の形態1の場合よりも大幅に薄くすることができる。すなわち、本実施の形態2では、半導体装置2と実装基板6との距離を前記実施の形態1の場合の半分またはそれ以下にすることができるので、信号の伝搬遅延を低減でき、より高速な信号が波形劣化のない状態での取り扱いが可能となる。
また、異方性導伝性金属線ゴムシートの場合、半導体装置2のバンプ電極2eに対する接触時の衝撃がポゴピン4bよりも小さいので、バンプ電極2eの損傷や破壊をより低減できる。
また、異方性導伝性金属線ゴムシートは、ポゴピンを有する絶縁シートよりも安価である。ポゴピンは1本で約200〜500円、600ピンで1ピン500円とすると30万円となるのに対して、異方性導伝性金属線ゴムシートは1枚で約4万円である。したがって、ソケット1のコストを低減できる。
また、一般的なソケットに異方性導伝性金属線ゴムシートを使用しようとするとソケットに異方導伝性金属ゴムシートを固定することが難しい。また、異方性導伝性金属線ゴムシートは環境(温度、湿度、薬品等)に弱く、また、汚れのクリーニング方法が確立されていないので汚染劣化による交換サイクルが短いため、一般的なソケットで使用すると異方導伝性金属線ゴムシートの交換のたびに交換メンテナンスに手間がかかる。本実施の形態2の場合、ソケット1とコンタクト部4とが別体であり、コンタクト部4bを容易に交換できるので、上記のような問題に柔軟に対応できる。
(実施の形態3)
図33は本実施の形態3の半導体装置2の通電試験中のソケット1の一部破断断面図である。なお、図33中の矢印は放熱経路を示している。
本実施の形態1,2のソケット1を用いた半導体装置2の通電試験では、通電試験中に半導体装置2から発生した熱を、半導体装置2の背面から熱伝導性の高い金属からなる押圧板10および上蓋部5を介して放散させることができる。そこで、本実施の形態3では、さらにソケット1のソケット本体3を実装基板6に取り付けるための金属性の取り付けねじ35を、実装基板6の基準電位(接地(GND)電位であり、例えば0V)供給用の配線6Gと接続することにより、半導体装置2の動作時に半導体装置2の実装面(バンプ電極2eの形成面)から放散された熱を、実装基板6の配線6Gに導き、この配線6Gから取り付けねじ35を介して、上記のように熱伝導性の高い金属材料で形成されたソケット本体3および上蓋部5に導き、その表面から放散させることが可能となっている。これにより、高速動作を行うのに高発熱を伴う半導体装置2の通電試験が可能となる。また、また、ソケット1を導体で構成し、これを基準電位と電気的に接続したことにより、実装基板6の基準電位(GND)容量を増大させることができる。また、ソケット1を基準電位と電気的に接続したことにより、ソケット1自体がGNDガードの役割を果たし、電波ノイズ等を遮蔽する機能を有するようになっている。すなわち、実装基板6から半導体装置2の電極2eまで垂直に取り出された信号に対して周囲を基準電位で囲われることとなり、電波ノイズ等に対しても優位となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば前記実施の形態では、BGAタイプの半導体装置に適用した場合ついて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば半導体装置の実装面に平らな電極パッドをアレイ状に配置した、いわゆるLGA(Land Grid Array)タイプの半導体装置にも適用できる。
また、半導体装置2の背面に放熱部が露出される構成の半導体装置にも適用できる。このような半導体装置2の検査時に、本実施の形態のソケットを用いた場合、半導体装置2の背面の放熱部にこすり傷等がつかないので、半導体装置2の歩留まりを向上させることができる。
また、ソケット本体3、上蓋部5、押圧板10、従動側カム部材12bおよび回転レバー13等の金属部材の材料として、例えば銅(Cu)や42アロイ(Fe−42Ni)を用いても良い。
本発明は、半導体装置や電子装置の生産業に適用できる。
本発明の一実施の形態であるソケットの分解斜視図である。 図1のソケットの蓋部材を開いた状態での分解斜視図である。 図1および図2のソケットのコンタクト部の説明図である。 一般的なソケットと他の電子部品との実装基板上での配置例を示す平面図である。 図1および図2のソケットと他の電子部品との実装基板上での配置例を示す平面図である。 図1および図2のソケットの操作例の説明図である。 図1および図2のソケットの操作例の説明図である。 図1および図2のソケットの操作例の説明図である。 図1および図2のソケットの押下げ機構部の斜視図である。 図1および図2のソケットの駆動側カム部材の全体斜視図である。 図1および図2のソケットの押圧板の回転部材対向面の全体平面図である。 図1および図2のソケットの押圧板の押下げ動作の説明図である。 図1および図2のソケットの押し下げ回転機構部の斜視図である。 図1および図2のソケットの駆動側カム面および従動側カム面の平面図である。 図1および図2のソケットの駆動側カム部材のギア部による押し下げ開始位置調整を説明するための駆動側カム面の要部平面図である。 図1および図2のソケットの駆動側カム部材および従動側カム部材による押圧板の押し下げ開始位置調整の説明図である。 図1および図2のソケットの駆動側カム部材および従動側カム部材による押圧板の押し下げ開始位置調整の説明図である。 図1および図2のソケットの駆動側カム部材および従動側カム部材による押圧板の押し下げ開始位置調整の説明図である。 図1および図2のソケットの上蓋部の内側の押圧板に対向する面の平面図である。 図1および図2のソケットの上蓋部の内側の押圧板に対向する面の平面図である。 図1および図2のソケットの開閉爪の固定機構部の説明図である。 図1および図2のソケットの上蓋部を閉めた段階であって、押し下げ回転動作を行っていない段階のソケットの説明図である。 図1および図2のソケットの上蓋部を閉めた段階であって、押し下げ回転動作を行った後の段階のソケットの説明図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の半導体ウエハの主面の全体平面図である。 図24の半導体ウエハの要部拡大平面図である。 本発明の一実施の形態である半導体装置の組立工程中の断面図である。 図26に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図27に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 図28に続く半導体装置の製造工程中の断面図である。 本発明の他の実施の形態であるソケットの異方導伝性金属線ゴムシートからなるコンタクト部の斜視図である。 図30のコンタクト部の一部破断要部拡大斜視図である。 半導体装置のバンプ電極と実装基板の電極との異方導伝性金属線ゴムシートを用いた接続状態の様子を示した説明図である。 本発明の他の実施の形態である半導体装置の通電試験中のソケットの一部破断断面図である。
符号の説明
1 ソケット
2 半導体装置
2e バンプ電極(電極)
3 ソケット本体
3a 収容空間
4 コンタクト部
4a 絶縁シート
4b ポゴコンタクトピン
4b1 筒部材
4b2 接触ピン
5 上蓋部(蓋部材)
6 実装基板
6e 電極
6G 配線
7a,7b 電子部品
8 ヒンジ部
9 回転部材
9a 小径部
9b 大径部
9b1 凹部
9b2 凹凸
9c 孔
9d 位置固定部
9d1 固定溝
10 押圧板
11 開閉爪
12a 駆動側カム部材
12a1 傾斜面
12a2 ギア部
12b 従動側カム部材
12b1 傾斜面
13 回転レバー(回転操作部)
14 支柱
18 スペーサ
20 凹部
21 ヒンジ部
22 コイルばね
23 開閉爪ロックピン
23a 大径部
23b,23c 小径部
25 半導体ウエハ
25a 半導体チップ
26 ボンディングパッド
27 配線基板
28 ボンディングワイヤ
29 封止材
35 取り付けねじ

Claims (5)

  1. 複数の電極が配置された第1面と前記第1面の裏側の第2面とを有する半導体装置を収容する収容空間が設けられたソケット本体と、
    前記ソケット本体の底部に装着されたコンタクト部と、
    前記ソケット本体の頭部側にヒンジ部を介して開閉自在に装着された蓋部材とを備え、
    前記コンタクト部は、前記半導体装置の第1面の前記複数の電極が接触される複数の接触端子を有しており、
    前記蓋部材は、
    前記蓋部材に回転自在に装着される回転部材と、
    前記蓋部材の内側に前記蓋部材に対して接近方向および離反方向に移動自在の状態で装着される押圧板とを有しており、
    前記回転部材は、
    前記押圧板に対向する端面に設けられた駆動側カム面と、
    前記回転部材の回転動作を操作する回転操作部とを有しており、
    前記押圧板は、
    前記半導体装置の第2面に対向する第3面と、
    前記第3面の裏側の第4面と、
    前記第4面に設けられ、前記回転部材の回転に伴って、前記押圧板の位置を前記蓋部材に対して接近方向および離反方向に変位させるように前記駆動側カム面に接触する従動側カム面とを有しており、
    前記回転操作部は、
    前記収容空間内に前記半導体装置を収容して前記蓋部材を閉じた段階では前記押圧板と前記半導体装置とを離反させ、
    前記蓋部材を閉じた後に前記回転部材を回転させて前記押圧板の第3面を前記半導体装置の第2面に接触させた状態で前記半導体装置を前記コンタクト部に接近する方向に押圧する機能を有することを特徴とするソケット。
  2. (a)半導体ウエハを用意する工程、
    (b)前記半導体ウエハに複数の半導体チップを形成する工程、
    (c)前記半導体ウエハを個々の半導体チップに分離する工程、
    (d)前記半導体チップを配線基板に実装する工程、
    (e)前記配線基板に実装した半導体チップを封止し、複数の電極が配置された第1面と前記第1面の裏側の第2面とを有する半導体装置を形成する工程、
    (f)前記半導体装置をソケットに収容した状態で前記半導体装置の電気的特性を測定する工程を有しており、
    前記ソケットは、
    前記半導体装置を収容する収容空間が設けられたソケット本体と、
    前記ソケット本体の底部に装着されたコンタクト部と、
    前記ソケット本体の頭部側にヒンジ部を介して開閉自在に装着された蓋部材とを備え、
    前記コンタクト部は、前記半導体装置の第1面の前記複数の電極が接触される複数の接触端子を有しており、
    前記蓋部材は、
    前記蓋部材に回転自在に装着される回転部材と、
    前記蓋部材の内側に前記蓋部材に対して接近方向および離反方向に移動自在の状態で装着される押圧板とを有しており、
    前記回転部材は、
    前記押圧板に対向する端面に設けられた駆動側カム面と、
    前記回転部材の回転動作を操作する回転操作部とを有しており、
    前記押圧板は、
    前記半導体装置の第2面に対向する第3面と、
    前記第3面の裏側の第4面と、
    前記第4面に設けられ、前記回転部材の回転に伴って、前記押圧板の位置を前記蓋部材に対して接近方向および離反方向に変位させるように前記駆動側カム面に接触する従動側カム面とを有しており、
    前記回転操作部は、
    前記収容空間内に前記半導体装置を収容して前記蓋部材を閉じた段階では前記押圧板と前記半導体装置とを離反させ、
    前記蓋部材を閉じた後に前記回転部材を回転させて前記押圧板の第3面を前記半導体装置の第2面に接触させた状態で前記半導体装置を前記コンタクト部に接近する方向に押圧する機能を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記ソケット本体と、前記コンタクト部とは別体で形成されており、前記コンタクト部は着脱自在の状態で前記ソケット本体に装着されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記駆動側カム面および従動側カム面の各々の面内には、同一方向に傾斜する3つまたはそれ以上の傾斜面を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記駆動側カム面を有する駆動側カム部材は、その側面に設けられた複数の凹凸が、前記回転部材の端面の台座部の凹部内周に設けられた複数の凹凸に嵌め合わされた状態で着脱自在の状態で装着されており、
    前記駆動側カム部材は、その複数の凹凸の位置をずらすことにより、前記蓋部材を閉じた段階での前記押圧板の厚さ方向位置を変える機能を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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