JP2006179312A - モジュール用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】モジュールをコネクタに組み込んで各接続端子間を電気的に接合して一体化されるモジュール用コネクタにおいて、コネクタ側のコンタクトの取り付け面積を縮小し、モジュールの高さを増大せずにモジュール用コネクタの小型化を図る。
【解決手段】モジュール用コネクタのコンタクト2は、平板状金属を二股状に形成し、その一方をモジュールの底面に接触する接触部21aを有するモジュール接触片21とし、他方を筐体の底面から外部に突出する端子部22aを有する端子片22とし、端子片22をモジュール接触片21に向かって折曲することにより、コンタクト2の幅を狭くし、コンタクト2の筐体への取付け面積を縮小してモジュール用コネクタの小型化を図る。
【選択図】図2
【解決手段】モジュール用コネクタのコンタクト2は、平板状金属を二股状に形成し、その一方をモジュールの底面に接触する接触部21aを有するモジュール接触片21とし、他方を筐体の底面から外部に突出する端子部22aを有する端子片22とし、端子片22をモジュール接触片21に向かって折曲することにより、コンタクト2の幅を狭くし、コンタクト2の筐体への取付け面積を縮小してモジュール用コネクタの小型化を図る。
【選択図】図2
Description
本発明は、メモリーモジュールやカメラモジュール等のモジュール用コネクタに関するものである。
従来のモジュール用コネクタとして、携帯電話等に実装するカメラモジュール用コネクタの例を図10に示す(例えば、特許文献1参照)。同図において、モジュール用コネクタ110(以下、コネクタと略す)は、カメラモジュール140を組み込むための一端開放の中空部110aと、この中空部110aを形成する内側面に設けられた接触端子となるコンタクトピン119と、このコンタクトピン119と離間させたアース用のグランド端子129とを有し、コンタクトピン119は逆V字状に折曲され、その一端部を、コネクタ110の底面から突出する端子部119aとし、他端部をモジュール140の側面に形成された接触パッド141bに接触する接触用突部(接触片)119bとしている。
このような従来のコネクタ110の構成においては、接触用突部119bに接触する接触パッド141bがカメラモジュール140の側面に形成されているので、コネクタ110とカメラモジュール140の接触信頼性向上のためには接触面積を増加する必要がある。しかしながら、この接触面積を増加すると、モジュールの高さ寸法が大きくなってしまいモジュールの小型化が図れないという問題がある。
そこで、本出願人は図11に示すようなモジュール用コネクタ110(以下、コネクタと略す)を検討した。同図において、コネクタ110は、カメラモジュール140(以下、モジュールと略す)を配設する凹状部112を有する筐体111と、筐体111の側面に設けたコンタクト挿入溝113に圧入されて固着されるコンタクト120と、筐体111のモジュール保持金具挿入孔114に圧入されて固着されるモジュール保持金具130により構成される。凹状部112に挿入されたモジュール140は、コンタクト120とモジュール140の底面で接触し、モジュール保持金具130により上部を固定保持される。モジュール保持金具130は、その一端側が筐体111の底面側に設けられた保持金具挿入孔114から圧入されて筐体111に固着され、他端側の略逆V字状に折曲された係止部(後述の図13参照)により、本体部141とレンズ部142から構成されるモジュール140の本体部141上面を係止し、モジュール140をコネクタ110に固定して保持するように構成されている。なお、同図において、図10の従来のカメラモジュール用コネクタにおける部材と同等部材には同一符号を付している。
図12は、上記コンタクト120の形状を示している。コンタクト120は、平板状金属を二股状に形成し、その一片を、その先端側が筐体111の底面側に延出してモジュールの底面に接触する接触部121aを有した幅Bの弾性を持つモジュール接触片121とし、その他片を、その先端側が筐体111の底面から外部に突出し、コネクタ110が載置される基板(図示せず)上面の回路(図示せず)に接して半田付けされる端子部122aを有する幅Aを持つ外部接続片122として形成されている。
図13は、上記コネクタ110に、モジュール140が組み込まれ、モジュール保持金具130により保持されている状態を示す。同図において、モジュール保持金具130は、略長方形の金属平板を加工して形成され、その一端が略U字状に折曲されて、その先端のモジュール保持金具圧入部131が筐体111の角の底面側に設けられたモジュール保持金具挿入孔114より圧入されて筐体111に固定される。一方、モジュール保持金具130の他端は、略逆V字状に折曲され、さらにその先端をモジュール140の上面と略平行になるように再度折曲して引掛け用の係止部132を形成し、この係止部132によりモジュール140を係止するようにしている。また、モジュール保持金具130の略U字状に折曲された背の部分は半田付け部133としてコネクタ110が載置される基板(図示なし)に接するように構成され、この基板のアース部(図示なし)に半田付けにより接合される。
上記構成のコネクタ110において、モジュール140が、コンタクト120の弾性接触片121の接触部121a(図12参照)からの弾性による反発力に抗してコネクタ110内に押入されていくと、モジュール140の本体部141の底面と側面からの押圧により、弾性を持つモジュール保持金具130の係止部132が、筐体111の外側に向かって白抜きの矢印の方向に押し出されて行く。そして、モジュール140がコネクタ110の筐体111の底面近くまで押し下げられ、モジュール140の本体部141の上面が係止部132の位置より下にくると、本体部141により押し出されていた係止部132がその弾性の反発力により元の位置の戻り、係止部132がモジュール140の本体部141の上の位置にきて、本体部141を係止することになり、モジュール140の底面の端子パッド(図示なし)と弾性接触片121の先端とが接触により電気的に接合され、外部接続片122(図12参照)を経て外部回路と接続される。
これにより、モジュール140とコネクタ110の接触を、従来のようにモジュール側面で行うのではなく、モジュール140の底面に導体を配設してコンタクト120の接触部121に接触させることができるので、モジュール140の高さ寸法を大きくする必要がなくなる。
しかしながら、幅Bを持つモジュール接触片121と幅Aを持つ端子片122とを二股で形成しているので、コンタクト120全体の幅寸法が大きくなってしまい、多数のコンタクトを備えるコネクタ自体が大型化してしまうという問題があった。
また、上記のモジュール保持金具130によるモジュール140の保持は各保持金具の係止部132でモジュール140の上端を固定しているため、通常使用時は上記構造において、モジュール140が外れることはないが、落下等の強い衝撃がモジュール140に加わった場合に、モジュール保持金具130が筐体111の外部方向に変位して、モジュール140がコネクタ110から外れる虞があるという問題があった。
特開2004−63425号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、モジュールの高さ寸法を大きくすることなく接触面積を確保して、モジュールとコネクタの接触信頼性を向上すると共に、小型化が図れるモジュール用コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、モジュールをその周側面及び底面から囲む形で配設する凹状部を有した筐体と、この筐体の側面側に配設され、平板状金属を厚み方向一方向側から見て二股状に形成し、その一方を、その先端側に前記筐体の凹状部内底面側に延出して前記筐体内に組み込まれるモジュールの底面に接触する接触部を有するモジュール接触片とし、他方を、その先端側に筐体の底面から外部に突出する端子部を有する端子片とした複数のコンタクトと、を備えたモジュール用コネクタにおいて、前記コンタクトの前記端子片を前記モジュール接触片に向かって折曲したものである。
請求項2の発明は、前記端子片を前記モジュール接触片に対して直角に折曲し、該端子片の端子部を、前記モジュール接触片の接触部と対向する形であって、その先端を、前記接触部の端面に対して面一となる形に折曲したものである。
請求項1の発明によれば、コンタクトの幅寸法を小さくすることができるので、コンタクト間の狭ピッチ化が可能となり、筐体底面の面積が縮小でき、筐体自体の小型化が図れ、モジュール用コネクタの小型化が実現できる。
請求項2の発明によれば、コンタクトの幅寸法を極力小さくしながら、コンタクトの外部に接続される端子部の面積を十分に取ることができ、半田付け等による接合が十分行えるので、モジュール用コネクタの高信頼性化と小型化を同時に実現することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るカメラモジュール用コネクタ(モジュール用コネクタ)について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のカメラモジュール用コネクタ1(以下、コネクタと略す)、コネクタ1に組み込まれるカメラモジュール4(モジュール)及びコネクタ1を被うシールドカバー5(以下、カバーと略す)の構成及び組み込み手順を示している。また、図2は、コンタクト2の詳細を示し、図3(a)、(b)は、コネクタ1に挿入されるカメラモジュール4(以下、モジュールと略す)を示す。
これらの図において、コネクタ1は、カメラモジュール4を配設する凹状部12を有する筐体11と、筐体11の側面に設けたコンタクト挿入溝13に圧入されて固着されるコンタクト2と、筐体11のモジュール保持金具挿入孔14に圧入されて固着されるモジュール保持金具13とを備える。凹状部12に挿入されたモジュール4は、コンタクト2とモジュール4の底面で接触し、モジュール保持金具3により上部を固定保持される。
上記モジュール保持金具3は、その一端側が筐体11の底面側に設けられた保持金具挿入孔14から圧入されて筐体11に固着されると共に、他端側は略逆V字状に折曲されて係止部(後述の図4参照)が形成され、これにより本体部41とレンズ部42から成るモジュール4の本体部41の上面を係止し、モジュール4をコネクタ1に固定して保持する。コンタクト2は、モジュール4の底面と接触する弾性接触片21(モジュール接触片)及び外部接続片22(端子片)とを備え、筐体11内の側面側に複数個配設されて、モジュール4とコネクタ1を電気的に接続すると共に、外部接続片22により、コネクタ1とコネクタ1を載置する基板とを接続する役割を果たす。
上記コネクタ1へのコンタクト2、モジュール保持金具3、モジュール4及びカバー5の組立て手順を、図1の白抜き矢印内の番号IからIVの順に4段階のステップで説明する。
まず、ステップIにおいて、コネクタ1の筐体11の周側面に設けられたコンタクト挿入溝13に、コンタクト2が圧入により嵌着され、次にステップIIにおいて、コネクタ1の筐体11の側面の各角に設けられたモジュール保持金具挿入孔14にモジュール保持金具3が筐体11の底面側から圧入により嵌着されて、この2つのステップでコネクタ1本体の組み立てが完了する。
次に、ステップIIIとして、コンタクト2とモジュール保持金具3が装着されたコネクタ1にモジュール4が組み込まれ、モジュールの一体化されたカメラモジュール用コネクタが形成され、その状態において、ステップIVとして、電磁シールド作用をもつカバー5がコネクタ1全体に被せられる。カバー5は、金属材料から成っており、その側面に設けた係合孔51と、筐体11の外部側面に設けられた係合突起部15とを係合することにより、筐体11と嵌合して固着される。また、カバー5は、その各角の一部を内部に切込み、折り曲げて形成された弾性を持つ係止解除防止片52を備え、これによりモジュール保持金具3を押圧してモジュール保持金具3がモジュール4より外れないよう係止解除防止を行っている。
コンタクト2は、モジュール4とコネクタ1の接続、及びコネクタ1とコネクタ1を載置する基板との接続の両方を1つのコンタクトで行うため、二股状に形成されている。コンタクト2は、平板状金属を厚み方向一方向側から見て二股状に形成され、モジュール4と弾性力で接触する弾性接触片21(モジュール接触片)及び外部接続片22(端子片)より構成される。弾性接触片21は、その先端側に筐体11の凹状部12内底面側に延出して、筐体11内に組み込まれるモジュール4の底面を弾性力で支えて接触する接触部21aを有し、この接触部21aとモジュール4の底面43(後述の図3参照)に設けられた接触パッド44(後述の図3参照)との接触によりモジュール4と電気的に接続される。
上記外部接続片22は、コンタクト2の平板状金属上の弾性接触片21と外部接続片22の中間付近を軸として、弾性接触片21に向かって約90度の角度をもって折曲され、その折曲された先端側に筐体11の底面から外部に突出し半田付けされる端子部22aを有する。この外部接続片22は、弾性接触片21と対向する形であって、その端子部22aの先端の断面を、弾性接触片21における端子部22aから遠い方の端面に対して面一となる形に折曲した構成とし、その端子部22aは、コネクタ1を載置する基板に接するように折曲されて半田付けにより基板と接合され、電気的に結合される。
上記モジュール4はモジュール4の本体部41とレンズ部42を備え、本体部41の底面43における接触パッド44は、コンタクト2の弾性力により弾性接触片21の接触部21aと電気的に接触接続される。
図4は、上記のように構成されたコネクタ1に、モジュール4が組み込まれてモジュール保持金具3により保持され、さらにカバー5が被せられた状態を示す。モジュール保持金具3は、略長方形の金属平板を加工して形成され、その一端が略U字状に折曲され、その先端のモジュール保持金具圧入部31を筐体11の角の底面側に設けられたモジュール保持金具挿入孔14より圧入することにより筐体11に固定される。モジュール保持金具3の他端は、略逆V字状に折曲され、さらにその先端がモジュール4の上面と略平行になるように再度折曲されて引掛け用の係止部32を形成し、この係止部32によりモジュール4を係止するようにしている。また、モジュール保持金具3の略U字状に折曲された湾曲部分は半田付け部33としてコネクタ1が載置される基板(図示なし)に接するように構成され、この基板のアース部(図示なし)に半田付けにより接合され、これにより、金属材料で形成されたカバー5はシールドケースとして接地される。
同図に示す構成において、モジュール4が、コンタクト2の弾性接触片21の接触部21a(図2参照)の底面からの弾性反発力及びモジュール保持金具3の係止部32の筐体側面方向からの弾性反発力に抗して、コネクタ1内に押入されていくと、弾性を持つモジュール保持金具3の係止部32が、筐体11側面の外側に押し出されて行く。そして、モジュール4がコネクタ1の筐体11の底面近くまで押し下げられ、モジュール4の本体部41の上面が係止部32の位置より下にくると、本体部41により押し出されていた係止部32がその弾性の反発力により元の位置に戻り、モジュール4の本体部41の上面を係止することにより、モジュール4がコネクタ1に電気的に結合されると共に、機械的に固着される。
そして、モジュール4が装着されたコネクタ1は、カバー5で被われると、モジュール保持金具3に対応した位置に設けられたカバー5の係止解除防止片52により、モジュール4を保持するモジュール保持金具3がモジュール4側に押圧される。この係止解除防止片52は、カバー5の上面と側面の一部を、その片の幅がモジュール保持金具3の幅と略同じになる程度に側面側より長方形の形に一辺を残して三辺を切込み、残した長方形の一辺を軸にカバー5の内部方向に弾性を持たすように折り曲げ、その先端部がモジュール保持金具3の係止部32に強く圧接するように略円弧状に折曲して形成されている。
このカバー5の装着により、モジュール4は、モジュール保持金具3による上部からの保持に加え、係止解除防止片52によるモジュール保持金具3への筐体側面側からの押圧による支持が加わり、モジュール4のコネクタ1への固着保持には、二重の保持機能が備えられていることになる。従って、従来、落下等の強い衝撃がモジュール4に加わった場合に、モジュール保持金具3が筐体11の外部方向に変位して、モジュール4がコネクタ1から外れる虞があったが、本実施形態によれば、このような強い衝撃の場合でも、モジュール4がコネクタ1から外れることがなくなり、信頼性の高いコネクタを実現することができる。
図5は、上記コネクタ1を基板6上に載置した状態を示す。筐体11の側面のコンタクト挿入溝13に嵌着されたコンタクト2の弾性接触片21の接触部21aは、強い圧着力を得る弾性力を持ってモジュール4を支えるために、モジュール4が組み込まれていない状態では底面より上に浮いた状態に位置する。そして、コンタクト2の外部接続片22の端子部22aは、基板6の接続端子61と密着して接合され、モジュール保持金具3の半田付け部33は、基板6のアース部62と半田付け等で接合され電気的に接地されている。
図6は、上記コネクタ1に、モジュール4を組み込んだ状態を示す。コネクタ1の凹状部12の底面まで挿入されたモジュール4は、弾性接触片21の接触部21aを底面側に押し付け、接触部21aの弾性の反動力を利用して、モジュール4の底面43の接触パッド44において接触部21aと接触されると共に、その本体部41の上部をモジュール保持金具3の係止部32により係止されている。この接触と係止機構により、モジュール4は、コネクタ1に確実に電気的、機械的に強い結合、接合がなされ信頼性の高いカメラモジュール用コネクタを得ることができる。
図7は、本実施形態のコンタクト2の大きさと、従来のコンタクト120(図11参照)の大きさを相対比較して示す。同図(a1),(a2),(a3)は本実施形態のコンタクト2を示し、同図(b1)),(b2),(b3)は従来のコンタクト120を示す。
本実施形態のコンタクト2では、図7(a1),(a2),(a3)に示すようにコンタクト2の幅Aを持つ外部接続片22が弾性接触片21に向かって折曲されているのに対し、図7(b1),(b2),(b3)に示すコンタクト120においては、本実施形態と同じ幅Aを持つ外部接続片122が弾性接触片121の方向に折曲されていない点で異なる。ここで、両者の平面を示す(a2),(b2)を参照して、各コンタクトを形成する金属平板の幅D1,D2を比較する。
同図(b2)において、従来のコンタクトの幅D2は、外部接続片122の半田付け接合に必要な端子幅Aとモジュール接触片121の接圧を確保するためのバネ幅Bと、外部接続片122とモジュール接触片121間の幅C3、及び筐体111のコンタクト挿入溝113からコンタクトを抜け難くするためのコンタクト120の両端の切り欠け部123の幅C1の合計より、D2=C1+B+A+C3+C1となる。
一方、同図(a2)において、コンタクトの幅D1は、弾性接触片21の接圧を確保するためのバネ幅Bと、筐体11のコンタクト挿入溝13からコンタクト2を抜け難くするコンタクト2の一端の切り欠け部23の幅C1と、弾性接触片21とコンタクト2の他端との幅C2の合計より、D1=C1+B+C2となる。ここでは、幅Aの外部接続片22を弾性接触片21側に90度折曲して、C2を略C3+C1とし、これによりD1は、従来の幅D2に比べ略幅Aだけ削減され狭くなる。
従って、筐体に実装されるコンタクトを等間隔(ピッチ)で並べる場合、その最小ピッチは、従来はコンタクトの幅の大部分を構成する外部接続片の幅(A)と弾性接触片の幅(B)及びコンタクトの端子間のモールドの幅でほぼ決まっていたが、本実施形態のように端子部22aを有する外部接続片22を折り曲げることにより、従来に比べほぼ外部接続片22の幅(A)分だけコンタクト2の幅を小さくでき、コネクタ1の端子の狭ピッチ化が可能となる。さらに、外部接続片22の端子部22aの先端の面を、弾性接触片21の外部接続片22から遠い方の端面と面一にすることにより、端子部22aの先端をコンタクト2の幅寸法を超えない位置まで最大限伸ばし、端子部22aの面積を広げている。これにより半田付けの面積を広くとることができる。即ち、半田付けの面積を狭めることなく、コネクタ1の端子の狭ピッチ化が可能となる。
図8(a)、(b)は、それぞれ本実施形態のコンタクト2を持つコネクタ1と、従来のコンタクト120を持つコネクタ110との底面積の相対比較を示す。E1、E2は各コネクタの正方形に形成された底面の各一辺を示す。これらから分かるように、本実施形態のコネクタ1の方がコンタクト2の幅が狭い分だけ底面積において相対的に縮小できることが分かる。これにより、モジュール用コネクタの小型化が可能となる。
図9は、図1に示した組み込み手順に基づいて、モジュール4が組込み込まれ、ケース5で被われたコネクタ1を示す。カバー5は、モジュール4のレンズ部42の出入口となるレンズ用開孔53を持ち、コネクタ1の筐体11の係合突起部15とカバー5の係合孔51との係合によりコネクタ1に固着される。カバー5の係止解除防止片52は、モジュール保持金具3がモジュール4から外れないようにカバー5の4角においてモジュール保持金具3を押圧により支持している。
以上述べたように、本実施形態によれば、コンタクト2の二股で形成された二片の、一方の外部接続片22を他方の弾性接触片21に折曲することにより、筐体に取付けるコンタクト2の幅寸法を小さくすることができ、コンタクト間の狭ピッチ化が可能となり、これにより筐体11の底面積を縮小化でき、モジュール4の高さ寸法を大きくすることなく接触面積を広く確保できる。従って、モジュール4とコネクタ1の接触信頼性を確保しながら、モジュール用コネクタの小型化を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。コンタクト2の外部接続片22を弾性接触片21に向かって90度折曲し、外部接続片22の端子部22aの先端の面を、弾性接触片21の端面と面一にすることにより、コンタクト2の幅寸法を極力小さくしながら、端子部22aの面積を十分に取ることができ、モジュール用コネクタ1の高信頼性化と小型化を同時に実現することができる。
また、本発明は、カメラモジュール用のコネクタ、ソケットに限らずその他のモジュール用コネクタ、ソケットにも応用可能である。
1 カメラモジュール用コネクタ(モジュール用コネクタ)
2 コンタクト
3 モジュール保持金具
4 カメラモジュール(モジュール)
5 シールドカバー
11 筐体
12 凹状部
21 弾性接触片(モジュール接触片)
21a 接触部
22 外部接続片(端子片)
22a 端子部
2 コンタクト
3 モジュール保持金具
4 カメラモジュール(モジュール)
5 シールドカバー
11 筐体
12 凹状部
21 弾性接触片(モジュール接触片)
21a 接触部
22 外部接続片(端子片)
22a 端子部
Claims (2)
- モジュールをその周側面及び底面から囲む形で配設する凹状部を有した筐体と、
この筐体の側面側に配設され、平板状金属を厚み方向一方向側から見て二股状に形成し、その一方を、その先端側に前記筐体の凹状部内底面側に延出して前記筐体内に組み込まれるモジュールの底面に接触する接触部を有するモジュール接触片とし、他方を、その先端側に筐体の底面から外部に突出する端子部を有する端子片とした複数のコンタクトと、
を備えたモジュール用コネクタにおいて、
前記コンタクトの前記端子片を前記モジュール接触片に向かって折曲したことを特徴とするモジュール用コネクタ。 - 前記端子片を前記モジュール接触片に対して直角に折曲し、該端子片の端子部を、前記モジュール接触片の接触部と対向する形であって、その先端を、前記接触部の端面に対して面一となる形に折曲したことを特徴とする請求項1記載のモジュール用コネクタ。
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Cited By (2)
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JP2012159711A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Nidec Sankyo Corp | カメラモジュールおよび撮影用光学装置 |
-
2004
- 2004-12-22 JP JP2004371564A patent/JP2006179312A/ja not_active Withdrawn
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