JP2006178860A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 庫内底板部の支持構造を工夫することによって、その底板部の支持のために用いられる部品に要するコストを低減できるようにした自動販売機を提供すること。
【解決手段】 自動販売機本体11内に設けられた商品収納庫23と、この商品収納庫23を複数の空間に仕切る仕切板25とを備え、仕切板25の前端側の辺部に取り付けられた補強フレーム27の上端部が自動販売機本体11の天面部12aに対して連結され、その補強フレーム27の下端部に商品収納庫23の底板部20が固定されることで、底板部20が仕切板25を介して天面部12aから吊り下げられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商品収納庫を複数の空間に仕切る仕切板を備えた自動販売機に関し、詳しくは、仕切板を利用して、商品収納庫の底板部を支える構造を工夫した自動販売機に関する。
缶やボトル入り飲料等の商品を冷却したり加温して販売する自動販売機では、商品収納庫内が断熱性の仕切板によって仕切られている。図13にその構成を示す。自動販売機本体1の内部には断熱材で囲まれた商品収納庫2が設けられ、その商品収納庫2は断熱性の仕切板10によって仕切られて、図示の例では仕切板10の左側に冷却又は加温を選択できる冷却/加温室2aが、右側に冷却室2bが画成されている。冷却/加温室2a、冷却室2b内には、それぞれ、自動販売機本体1の天面部から吊り下げられた商品収納ラック3が設けられ、さらに冷却/加温室2a内には蒸発器4a、ヒータ6、ファン7が設けられ、冷却室2b内には蒸発器4bとファン5が設けられている。商品収納庫2の底板部8は断熱性を有し、その底板部8の下方には凝縮器や圧縮機等が配設される機械室9が確保されている。凝縮器で液化された冷媒は分岐された配管によって蒸発器4a、4bに接続され、圧縮機に戻るように構成されている。冷却/加温室2aで加温するときは電磁弁により冷媒管路が遮断される。
仕切板10としては断熱材を金属板で覆って補強した構成が一般的だが、特許文献1には、四角い板状の断熱材の4辺部にのみ金属製の補強枠を取り付けてコスト低減を図ったものが開示されている。
特開2002−32842号公報
上述したように、自動販売機本体1内は、商品収納庫2の底板部8によって、その上方の空間が商品収納庫2、下方の空間が機械室9というように区切られている。したがって、底板部8は自動販売機本体1の底部1aから機械室9の空間高さ分だけ高い位置に設けられ、その底板部8をその位置に支える構造が必要である。従来は、その構造として、底板部8の裏面側に、幅方向(図13において横方向)に延びて渡された金属製の支持部材で底板部8を下側から支える構造を採用しており、この支持構造に用いられる上記支持部材としては曲げや撓みにくくするために比較的厚いものが用いられておりコスト高をまねいていた。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、その目的とするところは、庫内底板部の支持構造を工夫することによって、その底板部の支持のために用いられる部品に要するコストを低減できるようにした自動販売機を提供することにある。
本発明の自動販売機は、自動販売機本体内に設けられた商品収納庫と、この商品収納庫を複数の空間に仕切る仕切板とを備え、この仕切板は、断熱材からなる四角形状の仕切板本体と、該仕切板本体の4辺部のうち少なくとも前端側の1辺部に取り付けられた金属製の補強フレームとからなり、その前端側の補強フレームの上端部が自動販売機本体の天面部に対して連結され、補強フレームの下端部に商品収納庫の底板部が固定されることで、底板部が仕切板を介して天面部から吊り下げられていることを特徴としている。
本発明では、商品収納庫内を冷却室や加温室に仕切るために元々必要な仕切板を商品収納庫の底板部の支持にも使っている。すなわち、仕切板は天面部と底板部との間を連結する役割も担い、底板部が仕切板を介して天面部から吊り下げられて支えられている。したがって、従来のように底板部の裏面側に、底板部を下側から支えるためのL字状のブラケットや、幅方向に渡されて底板部を支える金属板等が不要になり、あるいは設けたとしてもその強度、厚さは小さくてよく、その分コストを低減できる。
また、仕切板の構成として断熱材だけとしてしまうと、仕切板と、天面部及び底板部との連結部位の強度の確保が難しいので、仕切板には天面部及び底板部との連結用の金属部材を設ける必要がある。そして、本発明では、その金属部材を、上記補強フレームの最小限にとどめており、このことによってもコスト低減を図っている。従来は、底板部を底側から支えるブラケットの取り付け位置の狂いによって天面部と底板部との間の寸法が小さめになった場合に、仕切板に対して天面部と底板部との間で圧縮されるような力が作用しやすかったが、本発明では仕切板は自動販売機本体の天面部から吊り下げられ、この仕切板に底板部が吊り下げられた構造となっているため、そのような圧縮力は作用しにくく、よって、仕切板に使われている金属部材を上記補強フレームだけとしても仕切板の変形や歪みなどは生じにくい。
本発明の自動販売機によれば、商品収納庫の底板部は、既存の構成である仕切板を使って自動販売機本体の天面部から吊り下げられるので、底板部を底側から支えるために設けられる部品は撓み強度を小さくでき、その分コスト低減を図れる。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
図2に本発明の実施形態に係る自動販売機本体11の外ケース12を示す。外ケース12は天面部12a、左右の側面部12b、12c、背面部12d、底部12eからなる箱状を呈し、金属材料からなる。外ケース12内において底部12eに近い位置には断熱材支持板13が設けられている。断熱材支持板13は金属材料からなり、その左右の側端縁部及び後端縁部には、外ケース12の天面部12a側に曲げられた取付壁部13a、13b、13cが設けられている。各取付壁部13a、13b、13cは、それぞれ、外ケース12の側面部12b、12c、背面部12dの内面に例えばスポット溶接で固定される。断熱材支持板13の前端縁部には、天面部12a側に曲げられ、さらに背面部12d側にも曲げられた断面コ字状の曲げ部13dが設けられている。
外ケース12の天面部12a内面には断熱材15aが取り付けられる。側面部12bにおける断熱材支持板13よりも上方側の内面には断熱材15bが取り付けられる。側面部12cにおける断熱材支持板13よりも上方側の内面には断熱材15cが取り付けられる。背面部12dにおける断熱材支持板13よりも上方側の内面には断熱材15dが取り付けられる。さらに、断熱材支持板13上にも断熱材16が取り付けられる。この断熱材16の前端部は、断熱材支持板13の曲げ部13dに嵌め合わされる。各断熱材15a〜15d、16にはその表面を覆うような金属板又は金属フィルムは設けられていない。
以上のようにして、断熱材支持板13の上方に、断熱材15a〜15d、16によって囲まれた空間が形成され、この空間は商品収納庫23(図3参照)として機能する。すなわち、断熱材15a〜15dは、それぞれ、商品収納庫23の天板部、側板部、背板部として機能する。また、断熱材支持板13とこれに支持される断熱材16とから商品収納庫23の底板部20が構成される。商品収納庫23内には、例えばサーペンタイン式等の商品収納ラック(図示せず)が設けられる。
底板部20の裏面と外ケース12の底部12e内面との間の空間は機械室24として機能する。この機械室24には圧縮機や凝縮器等が設置され、また商品収納庫23内において冷却室として機能する空間内の底板部20上には蒸発器が設置され、これら圧縮機、凝縮器、蒸発器等は冷却ユニットを構成する。機械室24内の圧縮機や凝縮器等と、商品収納庫23内の蒸発器とは、断熱材支持板13の前端部に形成された切欠き部14及びこれに一致される断熱材16の前端部に形成された切欠き部17を通される配管を介して接続される。
商品収納庫23内において冷却/加温室として機能する空間内にはヒータ及び蒸発器が設置される。さらに、冷却室及び加温室内にはファンが設置され、このファンによって、商品収納庫23内の所定の空間領域のみを冷却ゾーンまたは加温ゾーンとすべく冷たいまたは暖かい空気の循環気流が形成される。
商品収納ラックは、商品収納庫23内で高さ方向に延在し、よって飲料等の商品はその商品収納ラック内に積み重ねられるようにして収納される。そして、最下位置にある商品から払い出されていく。商品収納ラックの最下位置近傍の商品が所望の設定温度に冷却または加温される。
自動販売機本体11の前面は開口しており、図示しない断熱性の内扉によって開閉される。内扉の外側にはさらに外扉が本体に対して開閉自在に取り付けられる。
次に、商品収納庫23内を複数の空間に仕切る仕切板25について説明する。図3に示すように、仕切板25は、硬質ウレタンフォーム等の断熱材からなり縦長矩形状に形成された仕切板本体26と、この仕切板本体26の4辺部のうち前端側の1辺部に取り付けられた金属製の補強フレーム27とを有する。仕切板本体26において、補強フレーム27が取り付けられた部分以外の部分は金属で覆われていない。なお、図3では2枚の仕切板25を示したが、1枚あるいは3枚以上であってもよい。
図4は補強フレーム27の正面図を、図5Aは左側面図を、図5Bは右側面図を示す。補強フレーム27は、帯状の前面部27a(図4)と、この前面部27aの左右の長尺縁部からそれぞれ前面部27aの裏面側に略垂直に延びる左側面部27b(図5A)と右側面部27c(図5B)とからなる。前面部27a及び左右の側面部27b、27cは一体に構成される。
前面部27aには、長手方向に延びる複数の縦長のスリット31、32、33が形成されている。これらスリット31、32、33は、補強フレーム27の左右の側面部27b、27c間での熱伝導を抑制するために形成されている。また、短めのスリット33の開口縁部には前面部27a側に突出する断面L字状(図6参照)の取付片部34が形成されている。
前面部27aの下端部は、図5に示すように両側面部27b、27cの下端部より突出して、その突出した分だけ前面部27aの方が両側面部27b、27cよりも長くなっている。その前面部27aの突出した部分36には図4に示すように貫通孔28が形成されている。また、左側面部27bの上端部近傍にも図5Aに示すように貫通孔35が形成されている。
補強フレーム27の前面部27aには、その長手方向に沿って、図6に示すパッキン47が取り付けられる。パッキン47は軟質部38とこの裏面側に設けられた硬質部39とからなり、補強フレーム27の前面部27aの長手方向に沿って延在している。パッキン47は、その硬質部39のL字状の取付片部39aを、補強フレーム27の前面部27aに形成された取付片部34の裏側に入り込ませるようにして係合させて前面部27aに取り付けられる。
仕切板25が商品収納庫23内に取り付けられて商品収納庫23の前面が図示しない断熱性の内扉によって閉鎖されると、パッキン47の軟質部38がその内扉の背面に密着することで仕切板25の前端部付近における冷却室と加温室との間の空気の流れが遮断される。
また、図6に示すように、補強フレーム27の左右の側面部27b、27cと、仕切板本体26との間の段差を覆うようにしてテープ37が貼り付けられている。テープ37は上記段差の延在方向(図6において紙面に垂直方向)に沿って延びている。これは、商品収納庫23内に設けられる商品収納ラックを商品収納庫23の手前側に引き出す際に、商品収納ラックが上記段差に引っかかることを防いで円滑なスライドを行わせるために設けられている。
以上のように構成される仕切板25は、その側面部を商品収納庫23の側板部15b、15c内面に略平行にし、かつ補強フレーム27が取り付けられた前端部を前方に向けた状態で商品収納庫23内に配設される。本実施形態では、例えば図3に示すように2枚の仕切板25が商品収納庫23内に配設されて、商品収納庫23内が3室に仕切られる。各室は、仕切板25によって他室から断熱された冷却室または加温室とされる。
各仕切板25の上端部、後端部、下端部のそれぞれと、商品収納庫23の天板部15a内面、背板部15d内面、底板部20上面との間には、図3に示すように2つのL字状の部材29a、29bが組み合わされてなるパッキン29が介在される。これにより、各仕切板25の上端部、後端部、下端部付近での冷却室と加温室との間の空気の流れが遮断される。
仕切板25における前端部と上端部との角部近傍部分は、自動販売機本体11の天面部12aに対して連結される。具体的には、図1に示すように、補強フレーム27の左側面部27bの上端部に形成された貫通孔35(図5A参照)を通されるねじ49によって、仕切板25の上記角部近傍部分がラックレール51における垂下部51aの前端部近傍部分に固定される。
ラックレール51は、図11に示すように、庫内で奥行き方向に沿って延びており、その水平部51bの前端部がねじ48によって天面部12aに対して固定される。ラックレール51の奥側は、天面部12aから垂下された金属製の支持部材55によって支持されている。具体的には、支持部材55はその上端部側が天面部12a内面に例えば溶接等で固定されて庫内幅方向に延在しており、図12に示すように断熱材15aと断熱材15dとの隙間を貫いて天面部12aから下方へ垂下している。この支持部材55に形成された角孔55aに各ラックレール51の垂下部51aの奥側部分が挿入され、断熱材15dに突きさされることで各ラックレール51の奥側部分が支えられている。ラックレール51には商品収納ラックが吊り下げられて支持される。
ラックレール51の前端部側のねじ止めについて図1を参照してさらに詳しく説明すると、ラックレール51の水平部51bの前端部近傍部分は、自動販売機本体11の天面部12a内面の前端部側の部分に取り付けられた補強部材22aにねじ48で固定されている。また、このねじ48で、パッキン46の硬質部46bも補強部材22aに対して固定されている。パッキン46は商品収納庫23の前面開口の上縁部に沿って延び、内扉が閉じられると軟質部46aが内扉の背面に密着して、前面開口の上縁部付近における商品収納庫23内外の空気の連通を遮断する。
補強部材22aは金属板を凹凸が繰り返すように曲げ加工してなる。その後端側の下端部はL字状に曲げられこの水平部22cに上記ねじ48が螺着されている。さらに、補強部材22aの後端面側における凸状に曲げられた部分の裏側には、凹状に曲げられた別の補強部材22bが取り付けられている。これら補強部材22a、22bは、図3に破線で示すように天面部12aの幅方向に延びている。
補強フレーム27において両側面部27b、27cよりも下方に突出した前面部27aの下端部36は、そこに形成された貫通孔28(図4参照)を通されるねじ54によって、商品収納庫23の底板部20の前端部に固定されている。したがって、底板部20の前端側は、ラックレール51及び仕切板25を介して自動販売機本体11の天面部12aから吊り下げられている。なお、底板部20の側端部側、後端部側は、上述したように図2に示す取付壁部13a、13b、13cを介して外ケース12の側面部12b、12c、背面部12dにそれぞれスポット溶接で固定されている。
また、底板部20の前端側には、図1に示すように、パッキン52がその裏面側に設けられた硬質部52bを介して取り付けられている。パッキン52は商品収納庫23の前面開口の下縁部に沿って延び、内扉が閉じられると軟質部52aが内扉の背面に密着して、前面開口の下縁部付近における商品収納庫23内外の空気の連通を遮断する。
以上述べたように本実施形態では、底板部20の支持以外の目的で元々備えられているラックレール51及び仕切板25(本実施形態では例えば2本のラックレール51及び2枚の仕切板25)を用いて、底板部20の前端部を天面部12aから吊り下げて支え、さらに底板部20の側端部及び後端部はスポット溶接で外ケース12の内面に固定されるので、底板部20の裏面側に、底板部20を下側から支えるためのL字状のブラケットや、幅方向に渡されて底板部20を支える金属板等が不要になりコストを低減できる。また、底板部20を下側から支える上記部品を設けたとしてもその強度や厚さは従来設けるものよりも小さくでき、その分コストを低減できる。
また、従来は、底板部20を下側から支える上記ブラケットや金属板の取り付け位置の狂いによって天面部12aと底板部20との間の寸法が小さめになった場合に、仕切板25に対して天面部12aと底板部20との間で圧縮されるような力が作用しやすかったが、本実施形態では上述したように仕切板25は天面部12aから吊り下げられ、この仕切板25に底板部20が吊り下げられた構造となっているため、そのような圧縮力は作用しにくい。したがって、仕切板25にはそれほど高い強度は要求されず、仕切板25に使われる金属部材としては、天面部12a及び底板部20と連結するために前端部に設けられた補強フレーム27の最小限にすることができる。この結果、底板部20を下側から支える上述したような部品に要するコスト低減と相俟って、よりいっそうのコスト低減が図れる。
なお、本実施形態において天面部12aに取り付けられる補強部材22a、22bは天面部12aの強度が弱い場合にそれを補う(天面部12aの撓みや変形を防ぐ)ものであり、その補強部材22a、22bだけで底板部20を吊り下げて支えるわけではなく、天面部12aと底板部20を補強フレーム27で固定することで一体化することにより全体として強度を高めて底板部20の撓みを防ぐものである。したがって、補強部材22a、22bにはそれほど高い強度は要求されない。このため、本実施形態では厚いブロック状のものを使うのではなく、図1に示すように金属板を曲げ加工して用いることで十分であり、低コストで済む。もちろん天面部12aだけの強度で十分であるならば補強部材22a、22bは必ずしも必要ない。
また、本実施形態では、補強フレーム27の上端部と天面部12aとの間の連結の仲立ちをする部材として、元々備わっているラックレール51を用いている。これは、補強フレーム27の取付用に別途天面部12aから垂下する部材を設ける場合に比べて既存の構成を使うので、このことも部品点数の増大を防止してコスト低減に貢献している。
また、仕切板本体26の側面部に金属板や金属フィルムがないことで、以下に述べるような効果も得られる。上述したように、商品収納庫23内においては、直近に販売される商品の収納された位置である商品収納ラックの最下位置近傍の領域のみを所望の設定温度となるように冷却または加熱しており、仕切板本体26の側面部に金属板や金属フィルムがないことで、庫内下部に位置する商品収納ラックの最下位置近傍領域から、仕切板側面の金属板や金属フィルムを伝導して庫内上方へと熱が逃げていくことを防げる。この結果、所望の設定温度に維持するべき商品収納ラックの最下位置近傍領域の冷却または加熱効率を向上でき省エネルギ化を図れる。
なお、本実施形態では仕切板本体26の側面を保護する薄膜の金属フィルムを設けていない構造としたが、そのような金属フィルムを設けてもよい。この場合は上述したような熱伝導による熱漏洩を防ぐ効果はないが、本発明の実施に際しては何ら支障がない。
また、補強フレーム27の前面部27aには、図4に示すように、長手方向に延びる複数の縦長のスリット31〜33が形成されている。これらスリット31〜33によって、補強フレーム27を介しての、仕切板25を挟む左右の室間の熱伝導を抑えている。このことによっても、冷却室または加熱室における冷却または加熱効率の低下を防いでいる。なお、スリット幅が大きい方が上記熱伝導の抑制効果は大きいが、あまりスリット幅を大きくすると補強フレーム27の強度低下をきたす。そこで、本実施形態では、上記冷却ゾーンまたは加熱ゾーンよりも下方に位置し補強フレーム27を介する熱伝導がそれほど問題にならない部分のスリット32はその幅を小さめして補強フレーム27の強度低下を抑えている。
仕切板25の側面及び商品収納庫の背板部15dの表面に金属板が設けられていれば、図10に示すように、L字型のブラケット44及びねじ45を用いて仕切板25と背板部15dとを連結することができるが、本実施形態では仕切板25及び背板部15d共にその表面には金属板が設けられていない。
そこで、本実施形態では、背板部15dと、仕切板25の側面部とは、図7に示す帯片状の連結具18によって連結されている。連結具18は金属材料からなり、その長手方向の中央部には矩形孔41が形成されている。連結具18の一端部と矩形孔41との間には、短手方向に沿った3本のスリット42a〜42cが互いに間隔をあけて形成されている。同様に、連結具18の他端部と矩形孔41との間にも、短手方向に沿った3本のスリット42d〜42fが互いに間隔をあけて形成されている。スリット42aとスリット42bとの間、スリット42eとスリット42fとの間、スリット42cの図において左側、およびスリット42dの図において右側には、それぞれ複数の丸孔43が形成されている。
以上のように構成される連結具18は、先ずスリット42a、42fに沿って略直角に折り曲げられ、図2に示すように、その折り曲げられた先の部分が、商品収納庫23の背板部15dの厚さ方向を貫通して形成された1対のスリット21にそれぞれ通される。そして、連結具18の中央部分はテープ19で背板部15dの後面に貼り付けられる。
連結具18において背板部15dの前面側に突出する2つの部分のうち一方は、スリット42eに沿って内側に折り曲げられて、図8A〜図8Bに示すように、仕切板本体26の厚さ方向を貫通して形成されたスリット30(図3参照)を通される。さらに、連結具18の先端部側は図8Bの状態からスリット42dに沿って略直角に折り曲げられて、図8Cに示すように仕切板本体26の側面部に向き合わされる。すなわち、仕切板25の後端部側の部分が連結具18のフック状にされた部分に引っかけられるようにして背板部15dと連結される。
連結具18において背板部15dの前面側に突出する2つの部分のうちの他方についても上記と同様に、図9に示すように他方の仕切板25に連結される。これにより、仕切板25と背板部15dとの位置ずれが防止され、ケース12の背面部12dの内面に設けられた断熱材15dと仕切板本体25の後端面との隙間をなくすことができる。これにより、仕切板25によって仕切られる空間を安定して維持することができる。また、1つの連結具18で複数(図9に示す例では2つ)の仕切板25を背板部15dに対して連結させているので最小限の部品点数で済む。
また、連結具18を介しての異なる室間での熱伝導を抑制するために、図7に示すように連結具18には矩形孔41や丸孔43が形成されている。
本発明の実施形態に係る自動販売機の要部断面図である。 同自動販売機の本体及びこの内面に取り付けられる断熱材の斜視図である。 同自動販売機の本体及び仕切板の斜視図である。 仕切板本体の前端部に取り付けられる補強フレームの正面図である。 Aは補強フレームの左側面図を、Bは右側面図を示す。 仕切板の前端部側の拡大断面図である。 商品収納庫背板部と仕切板とを連結する連結具の平面図である。 図7に示す連結具を用いた商品収納庫背板部と仕切板との連結の仕方を示す図である。 2つの仕切板が共通の連結具によって商品収納庫背板部と連結された状態の断面図である。 従来の仕切板表面が金属板で覆われている場合における商品収納庫背板部と仕切板とのL字金具を用いた連結箇所の斜視図である。 ラックレールの取付構造を示す斜視図である。 ラックレールの後端側を支持する支持部材の取付構造を示す断面図。 従来例の自動販売機本体の正面図である。
符号の説明
11…自動販売機本体、12…外ケース、12a…天面部、13…断熱材支持板、15a〜15d…断熱材、16…断熱材、18…連結具、20…底板部、21…スリット、22a,22b…天面部補強部材、23…商品収納庫、24…機械室、25…仕切板、26…仕切板本体、27…補強フレーム、30…スリット、51…ラックレール。

Claims (3)

  1. 自動販売機本体内に設けられた商品収納庫と、前記商品収納庫を複数の空間に仕切る仕切板とを備えた自動販売機であって、
    前記仕切板は、断熱材からなる四角形状の仕切板本体と、該仕切板本体の4辺部のうち少なくとも前端側の1辺部に取り付けられた金属製の補強フレームとからなり、前記前端側の1辺部に取り付けられた補強フレームの上端部が前記自動販売機本体の天面部に対して連結され、前記補強フレームの下端部に前記商品収納庫の底板部が固定されることで、前記底板部が前記仕切板を介して前記天面部から吊り下げられていることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記補強フレームの上端部は、商品収納ラックを吊り下げるために前記天面部に固定されたラックレールに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記商品収納庫の背板部と前記仕切板本体の側面部のそれぞれに厚さ方向を貫通するスリットが形成されており、
    帯片状の連結具が、前記背板部の後面側から折り曲げられて前記背板部のスリットを貫通して前記背板部の前面側に突出し、さらにこの突出した部分が折り曲げられて前記仕切板本体の前記側面部のスリットを貫通して、この側面部のスリットを貫通した部分が前記側面部側に折り曲げられることで、前記仕切板の左右の位置決めと、前記背板部との連結がされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動販売機。
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