JP2006178303A - ぶれ補正装置 - Google Patents

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浩二 濱口
Junichi Tanii
純一 谷井
Yoshihiro Hara
吉宏 原
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Abstract

【課題】 ぶれ補正装置に異常が発生した場合にも撮影領域が中心位置からずれてしまったり、ぶれ補正装置の故障に気づかず撮影を行ってしまったり、電力を無駄に消費するということのないぶれ補正装置を提供する。
【解決手段】 ぶれの補正誤差の絶対値が、第1の閾値SH1を超えた分を時間積分した値が、第2の閾値SH2を超えたことによりぶれ補正装置の異常を判断し、ぶれ補正装置に異常が発生した場合は、移動子を初期位置に固定し、ぶれ補正動作を停止すると共に、ぶれ補正装置が故障したことを表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラぶれを補正するぶれ補正装置に関する。
近年、ぶれ補正機構を搭載したカメラが発売され、手ぶれなどカメラぶれによる撮影画像の劣化を抑えた高品質の画像が撮影できるようになってきた。ぶれ補正の手法はいくつかあるが、その一つにカメラぶれを打ち消す方向に撮像素子を駆動させたり、撮像素子と撮影レンズとを結合したカメラユニットを駆動させたりする方法が提案されている。その駆動には従来、モータ、圧電素子型アクチュエータなどが用いられてきたが、形状記憶合金の弾性係数がその温度により変化することを利用したアクチュエータが、その小型、軽量、低価格などの特徴のため注目され始めている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−98911号公報
たとえば、アクチュエータとして形状記憶合金を用いた特許文献1のぶれ補正装置をカメラに実施した場合を考えると、アクチュエータに断線などの故障が発生した場合、ぶれ補正装置は補正範囲の一方へ付勢されて撮影領域が中心位置からずれてしまったり、ぶれ補正装置を固定することができなくなって撮影領域が固定されなくなってしまったりする不具合が懸念された。また、ぶれ補正装置に補正不全などの異常が生じてもそれに気づかず、正常なぶれ補正の動作に期待して撮影を行った場合は、ぶれ補正が不十分な品質の低い画像を撮影してしまうことが考えられた。その上、ぶれ補正装置が正常な動作をしていないのにぶれ補正装置を動作させて、電力を無駄に消費していた。
したがって、本発明の課題とするところは、ぶれ補正装置に異常が発生した場合にも撮影領域が中心位置からずれてしまったり、ぶれ補正装置の故障に気づかず撮影を行ったり、無駄な電力消費のないぶれ補正装置を提供することである。
(請求項1)
固定子、移動子、固定子に固定されぶれを検出するぶれ検出手段、移動子の位置を検出する位置検出手段、ぶれ検出手段の出力から補正量を計算する補正量計算手段、補正量計算手段の出力に基づいて移動子を駆動する駆動手段、補正量計算手段の出力と位置検出手段の出力とから補正の誤差を計算する補正誤差計算手段、補正誤差から動作の異常を検出する異常検出手段および移動子を固定する固定手段を有し、
前記異常検出手段が動作に異常が発生していることを検出した場合には、前記固定手段が移動子を固定することを特徴とするぶれ補正装置。
(請求項2)
固定子、移動子、固定子に固定されぶれを検出するぶれ検出手段、移動子の位置を検出する位置検出手段、ぶれ検出手段の出力から補正量を計算する補正量計算手段、補正量計算手段の出力に基づいて移動子を駆動する駆動手段、補正量計算手段の出力と位置検出手段の出力とから補正の誤差を計算する補正誤差計算手段、補正誤差から動作の異常を検出する異常検出手段、異常表示手段および補正動作の停止手段を有し、
前記異常検出手段が動作に異常が発生していることを検出した場合には、前記異常表示手段に表示すると共に前記停止手段が補正動作を停止することを特徴とするぶれ補正装置。
(請求項3)
移動子、移動子に固定されぶれを検出するぶれ検出手段、ぶれ検出手段の出力から補正量を計算する補正量計算手段、補正量計算手段の出力に基づいて移動子を駆動する駆動手段、ぶれ検出手段の出力から補正の誤差を計算する補正誤差計算手段、補正誤差から動作の異常を検出する異常検出手段および移動子を固定する固定手段を有し、
前記異常検出手段が動作に異常が発生していることを検出した場合に、前記固定手段が移動子を固定することを特徴とするぶれ補正装置。
(請求項4)
移動子、移動子に固定されぶれを検出するぶれ検出手段、ぶれ検出手段の出力から補正量を計算する補正量計算手段、補正量計算手段の出力に基づいて移動子を駆動する駆動手段、ぶれ検出手段の出力から補正の誤差を計算する補正誤差計算手段、補正誤差から動作の異常を検出する異常検出手段、異常表示手段および補正動作の停止手段を有し、
前記異常検出手段が動作に異常が発生していることを検出した場合に、前記異常表示手段に表示すると共に前記停止手段が補正動作を停止することを特徴とするぶれ補正装置。
(請求項5)
前記固定子および移動子に渡って形状記憶合金が架設されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項6)
前記ぶれ検出手段は、ジャイロセンサであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項7)
前記ぶれ検出手段は、加速度センサであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項8)
前記位置検出手段が、ホールセンサを有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項9)
前記位置検出手段が、MR素子を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項10)
前記形状記憶合金は、直径が0.1mm以下の線状であることを特徴とする請求項5乃至9の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項11)
前記異常検出手段は第1の閾値を有し、
前記補正誤差の絶対値が前記第1の閾値を超えたことにより異常を検出することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項12)
前記異常検出手段は第2の閾値を有し、
前記補正誤差の絶対値が前記第1の閾値を超えた部分を一定時間処理した量が第2の閾値を超えたことにより異常を検出することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項13)
形状記憶合金近傍の温度を検出する温度検出手段および第1の閾値変更手段を有し、
前記温度検出手段の検出した温度により前記第1の閾値を変更することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項14)
前記固定手段は、移動子を固定子に所定の位置で固定することを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
(請求項15)
前記所定の位置は、移動子を駆動していない中立位置に相当する位置であることを特徴とする請求項14に記載のぶれ補正装置。
請求項1と請求項2に係る発明では、ぶれ検出手段を固定子に直接または間接的に固定した状態でぶれ検出を行うものである。
請求項1に係る発明によれば、ぶれ補正装置に異常が発生した場合、移動子を固定子に固定することができるので、撮影領域が一定でなくなってしまうことがなく安定した撮影を行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、ぶれ補正装置に異常が発生した場合、移動子を固定子に固定すると同時に異常の発生を表示するので、撮影領域が一定な安定した撮影を行うことができると共に、ぶれ補正装置の異常を知ることができるので、ぶれ補正装置の動作に期待した撮影を行い、ぶれの大きな画像を撮影してしまうようなこともなくなる。
請求項3と請求項4に係る発明では、ぶれ検出手段を移動子に固定させた状態でぶれ検出を行うものである。
請求項3に係る発明によれば、ぶれ補正装置に異常が発生した場合、移動子を固定子に固定することができるので、撮影領域が一定でなくなってしまうことがなく安定した撮影を行うことができる。
請求項4に係る発明によれば、ぶれ補正装置に異常が発生した場合、移動子を固定子に固定すると同時に異常の発生を表示するので、撮影領域が一定な安定した撮影を行うことができると共に、ぶれ補正装置の異常を知ることができるので、ぶれ補正装置の動作に期待した撮影を行い、ぶれの大きな画像を撮影してしまうようなこともなくなる。
請求項5に係る発明によれば、ぶれ補正装置のアクチュエータとして小型、軽量、安価である形状記憶合金を用いるので、小型、軽量、安価なぶれ補正装置を提供することが可能になる。
請求項6に係る発明によれば、ぶれの検出センサとしてジャイロセンサを用いるので、ぶれを高精度で検出することができ、精度の高い補正を行うことが可能なぶれ補正装置を提供することができる。
請求項7に係る発明によれば、ぶれの検出センサとして加速度センサを用いるので、ぶれを高精度で検出することができ、精度の高い補正を行うことが可能なぶれ補正装置を提供することができる。
請求項8に係る発明によれば、移動子の位置検出手段として、小型、高感度、低価格のホールセンサを用いるので、小型、高感度、低価格のぶれ補正装置を提供することができる。
請求項9に係る発明によれば、移動子の位置検出手段として、小型、高感度、低価格のMRセンサを用いるので、小型、高感度、低価格のぶれ補正装置を提供することができる。
請求項10に係る発明によれば、アクチュエータとして直径が0.1mm以下の線状の形状記憶合金を用いるので、形状記憶合金の冷却速度が速く、応答性の良いぶれ補正装置を提供することができる。
請求項11に係る発明によれば、ぶれの補正誤差が第1の閾値を超えたことにより、ぶれ補正の異常動作を検出するので、補正能力の大小によりぶれ補正装置の異常を検出することができる。
請求項12に係る発明によれば、補正誤差が第1の閾値を超えた部分を一定時間処理した量が第2の閾値を超えたことにより異常を検出するから、撮像される画像へのぶれの影響の大きさによりぶれ補正装置の異常を検出することができる。
請求項13に係る発明によれば、アクチュエータである形状記憶合金周辺の温度を検出して、第1の閾値にフィードバックをかけるので、ぶれ補正装置の補正能力が温度により変化しても、適切な第1の閾値を用いてぶれ補正装置の異常を検出することができる。
請求項14に係る発明によれば、ぶれ補正装置に異常が発生した場合、移動子は固定子に対して所定の位置で固定されるので、撮影領域が所定の位置で固定され違和感のない撮影が可能になる。
請求項15に係る発明によれば、ぶれ補正装置に異常が発生した場合、移動子は固定子に対してぶれ補正装置の中立の位置で固定されるので、撮影領域がぶれ補正の中立位置に固定され違和感のない撮影が可能になる。
本発明に係る実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態のぶれ補正装置はカメラ77(不図示)に搭載されて使用され、カメラのピッチ方向のぶれ(以下、Pぶれと呼ぶ)およびヨー方向のぶれ(以下、Yぶれと呼ぶ)のぶれ検出手段として2個の角速度センサ、および移動子の位置を検出する位置検出手段として移動子位置センサを有して、これらの出力を元に撮影光学系をピッチ方向およびヨー方向にそれぞれ独立に駆動してぶれを補正するものである。また、本ぶれ補正装置は、補正動作の異常を検出した場合には、撮影光学系を固定するなどの必要な対応を取る。ぶれ補正装置はぶれ補正ヘッドおよびぶれ補正回路からなる。
図1、図2(a)、図2(b)、図2(c)は本発明に係る第1の実施形態のぶれ補正ヘッドの構成を示す図である。図1はぶれ補正ヘッド1の斜視図、図2(a)、図2(b)、図2(c)はそれぞれ、ぶれ補正ヘッド1の平面図、正面図、側面図である。
図1、図2(a)、図2(b)、図2(c)を参照して、3はP移動子で、撮影レンズ2および撮像素子37を内蔵し、外壁にフック4、5を有している。撮影レンズ2および撮像素子37は画像を撮影するためのものである。15はY移動子で、外壁にフック16、17、固定端子20、21、22、23および側板20を有している。30は固定子で底板31および側板32からなり、その上に固定端子33、34、35、36ならびに移動子の固定手段として移動子固定部41、42、47、48および固定ヘッド43、44、49、50を有している。
Y移動子15はY回転軸24を介して固定子30の底板31に、AY軸回りに回動自由に取り付けられている。フック16と固定端子33、34ならびにフック17と固定端子35、36の間にはそれぞれ形状記憶合金18、19が架設されている。形状記憶合金18、19は、それぞれの長さが2%だけ伸びる張力が掛けられて架設されている。この状態でY移動子15はAY軸に対しどちらの方向にも回動していない中立位置に保たれている。
P移動子3はP回転軸8を介して移動子15の側板20に、AP軸回りに回動自由に取り付けられている。フック4と固定端子20、21ならびにフック5と固定端子22、23の間にはそれぞれ形状記憶合金6、7が架設されている。形状記憶合金6、7は、それぞれの長さが2%だけ伸びる張力が掛けられて架設されている。この状態でP移動子3はAP軸に対しどちらの方向にも回動していない中立位置に保たれている。
移動子固定部41、42、47、48はそれぞれ先端が楔状の固定ヘッド43、44、49、50を有し、内部に設けたバネ等で固定ヘッド43、44、49、50をそれぞれ矢印45、46、51、52の方向に付勢している。しかし、移動子固定部41、42、47、48に内蔵されたバネはそれぞれ機械的に係止されており、その状態では固定ヘッド43、44、49、50はそれぞれ移動子固定部41、42、47、48の方へ縮んだ状態である。この係止は移動子固定部41、42、47、48にそれぞれ通電することにより、外れるようになっている。係止が外れると、固定ヘッド43、44、49、50はそれぞれ矢印45、46、51、52の方向に突出し、固定ヘッド43、44はP移動子3を、固定ヘッド49、50はY移動子15をそれぞれ中立位置へ導いて、その位置で固定する。
Y移動子15の動作を説明する。
図1、図2(a)、図2(b)、図2(c)を参照して、Y移動子はAY軸回りに回動する移動子であるが、この回動を駆動するのは形状記憶合金18および19である。形状記憶合金18または19のどちらかに通電してやると、通電された形状記憶合金は温度が上昇して弾性係数が大きくなり、その長さが短くなってY移動子15は固定子30に対しAP軸回りに回動する。形状記憶合金18に通電した場合は、矢印26の方向に回動し、形状記憶合金19に通電した場合は、矢印27の方向へ回動する。このとき、通電されていない方の形状記憶合金は、通電されて縮んだのと同じ量だけ伸ばされている。
次に、P移動子3の動作を説明する。
図1、図2(a)、図2(b)、図2(c)を参照して、P移動子はAP軸回りに回動する移動子であるが、この回動を駆動するのは形状記憶合金6および7である。形状記憶合金6または7のどちらかに通電してやると、通電された形状記憶合金は温度が上昇して弾性係数が大きくなり、その長さが短くなってP移動子3は側板20に対しAP軸回りに回動する。形状記憶合金6に通電した場合は、矢印10の方向に回動し、形状記憶合金7に通電した場合は、矢印11の方向へ回動する。このとき、通電されていない方の形状記憶合金は、通電されて縮んだのと同じ量だけ伸ばされている。形状記憶合金をアクチュエータとして上述のように用い、形状記憶合金に交互に通電して駆動する場合、通電していない側の形状記憶合金はできるだけ早く冷却されることが、アクチュエータの駆動力および応答性を向上させることになる。したがって、形状記憶合金としては冷却速度の速い、直径が0.1mm以下の線状のものを用いることが望ましい。
上記のようにして形状記憶合金をアクチュエータとして使用する場合、実用的に使用可能な回動範囲は形状記憶合金の伸びが約4%以内の範囲である。形状記憶合金の伸びをこの範囲内にすることにより形状記憶合金の寿命が確保されて破損等の問題が回避される。したがって、本実施形態では形状記憶合金6、7、18、19はY移動子およびP移動子の中立位置で、その長さが2%だけ伸びた状態で架設するようにし、その伸びが0〜4%の範囲で駆動するようにしている。
図3を用いて本実施形態のぶれ補正回路の構成を説明する。
ぶれ補正回路は、ぶれ補正CPU61、Y角速度センサ62、P角速度センサ63、温度センサ64、Y移動子位置センサ65、P移動子位置センサ66、プリアンプ67、68、69、70、71、AY軸駆動回路72、AP軸駆動回路73、移動子固定部41、42、47、48、形状記憶合金6、7、18、19、ならびに本ぶれ補正装置を搭載しているカメラ77(不図示)のカメラ制御CPU75およびカメラ表示部76から構成されている。
図3で、Y角速度センサ62およびP角速度センサ63は、圧電型のジャイロセンサなどが用いられ、補正対象のPぶれおよびYぶれのそれぞれの角速度を検出するために、カメラ77(不図示)に固定されている。Y角速度センサ62およびP角速度センサ63としては、ジャイロセンサ以外に加速度センサなどを用いることも可能である。
Y角度センサ62およびP角度センサ63は、固定子30の振れを検出できるように固定するのが好ましい。そのためには、Y角度センサ62およびP角度センサ63は、直接固定子30に固定するか、または間接的に固定子30に固定されるよう、カメラ77(不図示)に固定する方法などがとられる。
温度センサ64は形状記憶合金6、7,18、19の周辺の温度を検出するために、ぶれ補正ヘッド1の周辺に配置されている。
Y移動子位置センサ65は、Y移動子15の固定子30に対する回転角度を測定するセンサで、ホールセンサ、MRセンサ(磁気抵抗センサ)などと磁石を用いて構成されており、Y回転軸24の内部に設置されている。P移動子位置センサは、P移動子3の側板20に対する回転角度を測定するセンサで、ホールセンサ、MRセンサ(磁気抵抗センサ)などと磁石を用いて構成されており、Y回転軸8の内部に設置されている。
カメラ制御CPU75はカメラ77(不図示)のオートフォーカス、露出、画像データ処理、カメラ表示部76の表示などの制御を行う。カメラ表示部76は撮影画像、撮影に関する情報などの表示の他、ぶれ補正装置に異常が発生した場合に、ぶれ補正装置が故障したことを表示するもので、本発明でいう異常表示手段としても機能する。
本実施形態のぶれ補正回路の各要素の機能を、図3を参照して説明する。
図3で、Yぶれの角速度およびPぶれの角速度をそれぞれ検出するY角速度センサ62およびP角速度センサ63の出力は、それぞれプリアンプ67、68で増幅されて、ぶれ補正CPU61に内蔵のA/Dコンバータ81へ入力され、それぞれA/D変換される。A/Dコンバータ81の出力は、それぞれ積分回路82で時間積分され、差分回路83へ出力される。角速度センサ62、63の出力は角速度に比例した値であるから、積分回路82で積分された結果は、それぞれ角度のディメンションを持つYぶれの量BYおよびPぶれの量BPになる。Yぶれの量BYおよびPぶれの量BPはぶれ補正動作が開始された時のカメラ77の位置に対する現在の位置を、それぞれAY軸およびAP軸まわりの回転角度で表した量である。
温度センサ64の出力はプリアンプ69で増幅されてぶれ補正CPU61に内蔵のA/Dコンバータ84へ出力され、A/D変換されて温度データTSとなり、閾値設定回路85へ出力される。閾値設定回路85は入力された温度データTSを元に、ぶれ補正装置の異常を判断するための第1の閾値SH1を設定し、差分回路92へ出力する。本実施形態では、形状記憶合金は、通電された側とされていない側の温度差によって駆動力を発生するため、その駆動力および応答性は環境温度に左右される。たとえば周辺温度が上昇すると、発生する駆動力および応答性が低下する。したがって、温度が低い場合は小さな閾値、温度が高い場合は大きな閾値を設定する。
Y移動子位置センサ65およびP移動子位置センサ66はそれぞれY移動子15およびP移動子3が何ら駆動されていない位置(中立位置)からの変位の角度に対応した信号を出力し、その信号はそれぞれプリアンプ70および71で増幅され、ぶれ補正CPU61に内蔵のA/Dコンバータ86へ入力されて、それぞれY移動子15およびP移動子3の位置を示す角度のディメンションを持つ値、Y移動子位置CYおよびP移動子位置CPに変換され、差分回路83および限界検出回路87へ出力される。
差分回路83は、+入力にYぶれの量BYおよびPぶれの量BP、ならびに−入力にY移動子位置CYおよびP移動子位置CPが入力され、Y補正誤差(ERY=BY−CY)、およびP補正誤差(ERP=BP−CP)、を算出して移動子駆動回路88および絶対値回路96へ出力する。Y補正誤差ERYおよびP補正誤差ERPは、それぞれYぶれの量BYおよびPぶれの量BPからそれぞれY移動子位置CYおよびP移動子位置CPを引いたもので、その時点でのぶれの補正誤差になる。
絶対値回路96は入力された補正誤差ERYおよびERPの絶対値を取り、その結果(|ERY|および|ERP|)を差分回路92へ出力する。
差分回路92は+入力に入力された|ERY|および|ERP|から−入力に入力された第1の閾値SH1をそれぞれ減算し、結果(|ERY|−SH1、および|ERP|−SH1)を積分回路89へ出力する。
積分回路89は、入力された、|ERY|−SH1、および|ERP|−SH1のうち正のものだけをそれぞれ時間積分して、それぞれY補正誤差積分量σERYおよびP補正誤差積分量σERPが得られ、異常検出回路93へ出力される。すなわち、得られた結果σERYおよびσERPは、ぶれ補正誤差(ERYおよびERP)の絶対値が第1の閾値SH1を超えた分だけが積分されたものである。
上述した、差分回路83、絶対値回路96、差分回路92および積分回路89が本発明でいう補正誤差計算手段である。また、積分回路82および差分回路83は本発明でいう補正量計算手段である。
移動子駆動回路88は、入力されたぶれ補正誤差(ERYおよびERP)に応じて、Y移動子15およびP移動子3をそれぞれERYおよびERPだけ移動するための形状記憶合金6、7、18、19の駆動条件を算出しI/Oポート90および91に出力する。Y移動子15を駆動するための、形状記憶合金18、19の駆動条件はI/Oポート90に、P移動子3を駆動するための形状記憶合金6、7の駆動条件はI/Oポート91に出力される。形状記憶合金6、7、18、19は電流駆動され、移動量の大きさは形状記憶合金への通電電流の大きさで制御されている。したがってI/Oポート90、91に入力されるのは形状記憶合金への通電電流の大きさの情報ならびに形状記憶合金6および7のどちらに通電するかおよび形状記憶合金18および19のどちらに通電するかの情報である。
I/Oポート90、91の出力はそれぞれAY軸駆動回路72、AP軸駆動回路73に入力される。AY軸駆動回路72は形状記憶合金18、19を駆動し、AP軸駆動回路73は形状記憶合金6、7を駆動する。形状記憶合金6、7、18、19は、移動子駆動回路88によって指示された大きさの電流が通電され、Y移動子15、P移動子3が駆動される。
上述した移動子駆動回路88、I/Oポート90、91ならびにAY軸駆動回路72およびAP軸駆動回路73は、本発明でいう駆動手段である。
限界検出回路87は入力されたY移動子位置CYおよびP移動子位置CPを元に、Y移動子15およびP移動子3が、その駆動範囲の限界CLまで移動しているかどうかを判断する。移動子が駆動限界CLにまで達していると判断した場合は、限界に達した移動子がY移動子15であるかP移動子3であるかを、本発明でいう異常検出手段である異常検出回路93へ出力する。
異常検出回路93は、内部にぶれ補正装置の異常を判断するための第2の閾値SH2を有し、入力された補正誤差積分量(σERYおよびσERP)と第2の閾値SH2との大小関係、ならびに移動子が駆動限界に達しているかどうかの情報から、ぶれ補正装置の異常の発生を判断する。すなわち、以下の条件を満足する場合はぶれ補正装置に異常が発生していると判断し、それ以外の場合は異常が発生していないと判断する。
異常判定条件:補正誤差積分量σERYおよびσERPの少なくとも1つが第2の閾値SH2より大きくて、対応する移動子が駆動限界に達していない場合。
異常検出回路93がぶれ補正装置の異常を検出した場合は、移動子駆動回路88、I/Oポート94およびI/Oポート95に異常発生の信号を出力する。
移動子駆動回路88は異常発生の信号が入力された場合、移動子の駆動を停止する。このとき移動子駆動回路は、補正動作の停止手段として動作する。I/Oポート94は異常発生の信号が入力された場合、移動子固定手段41、42、47、48に通電して、移動子固定ヘッド43、44、49、50を突出させ、Y移動子15およびP移動子3を中立位置に固定する。I/Oポート95は異常発生の信号が入力された場合、その情報をカメラ制御CPU75に伝える。カメラ制御CPU75は、ぶれ補正装置が故障したことをカメラ表示部76に表示する。
上述した、Y角速度センサ62、P角速度センサ63によるぶれの角速度の検出からY移動子15、P移動子3の駆動に至るぶれの補正の動作は一定時間毎、たとえば本実施形態ではT0毎に繰り返されている。
図4、図5を用いて本実施形態が備えている、ぶれ補正装置の異常を検出する機能を説明する。ただし、ここでは、説明を簡単にするため、Yぶれの補正についてだけ説明する。Pぶれの補正についての異常の検出は、Yぶれの補正についての場合と同様に行うことができる。
本実施形態におけるぶれ補正装置の異常原因として想定できるのは、形状記憶合金6、7、18、19の動作不良またはY回転軸24もしくはP回転軸8の動作不良等である。いずれの不良の場合でもそれが発生すればぶれ補正の精度が悪くなるから、本実施形態のぶれ補正装置では、補正誤差(ERYおよびERP)、つまりぶれ量(BYおよびBP)と補正量すなわち移動子位置(CYおよびCP)の差、を監視して、この補正誤差の絶対値(|ERY|および|ERP|)が第1の閾値SH1を超える部分の積分量(σERYおよびσERP)の少なくとも一方が第2の閾値SH2を超えたときにぶれ補正装置の異常と判断している。ただし、σERYまたはσERPが一定以上に大きくなった場合でも、移動子が補正限界に達している場合は、そのためにぶれ量と補正量の差が大きくなっているのであるから、ぶれ補正装置の異常であるとは判断しない。
図4(a)は横軸に時間、縦軸に角度を取ったグラフで、ぶれ補正が正常に行われている場合の、Yぶれの量BY(曲線111)、Y移動子位置CY(折れ線112)およびY補正誤差の絶対値|ERY|(折れ線113)を示す。破線114は第1の閾値SH1を示す。図4(a)では、時間0のタイミングでぶれ補正の制御が開始されている。時間T0、2T0、3T0、・・・は上述したYぶれの角速度の検出、Y移動子の位置検出、Y移動子の駆動が行われるタイミングである。図4(a)では、Yぶれの量BY(曲線111)に対して、時間T0、2T0、3T0、・・・のタイミングで、Y移動子位置CY(折れ線112)がうまく追従して、ぶれ補正が正常に行われているのがわかる。したがって、Y補正誤差の絶対値|ERY|(折れ線113)は第1の閾値SH1(破線114)を超えていない。
図4(b)は横軸に時間、縦軸にY補正誤差積分量σERYを示した図である。折れ線115はY補正誤差積分量σERY、破線116は第2の閾値SH2である。時間T0、2T0、3T0、・・・は、図4(a)で説明したように、Yぶれの角速度の検出、Y移動子の位置検出、Y移動子の駆動が行われるタイミングである。なお、Y補正誤差ERYの絶対値が第1の閾値SH1を超える分の積分もこのタイミングで行われる。Y補正誤差積分量σERYは、本実施形態では図4(b)に示すように、たとえば5T0の補正誤差積分期間の間積分され、その後リセットされる。図4(b)では、ぶれ補正が正常に行われているので、Y補正誤差積分量σERY(115)は、0のままである。
図5(a)は横軸に時間、縦軸に角度を取ったグラフで、ぶれ補正装置に異常がある場合の、Yぶれの量BY(曲線111)、Y移動子位置CY(折れ線117)およびY補正誤差の絶対値|ERY|(118)を示す。図5(a)では、時間0のタイミングでぶれ補正の制御が開始されている。時間T0、2T0、3T0、・・・は上述したYぶれの角速度の検出、Y移動子の位置検出、Y移動子の駆動が行われるタイミングである。図5(a)では、Yぶれの量BY(曲線111)に対して、時間T0、2T0、3T0のタイミングで、Y移動子位置CY(折れ線117)が全く動いていないことを示している。したがって、Y補正誤差の絶対値|ERY|(118)は、時間2T0以降において、第1の閾値SH1(破線114)を大きく超えている。
図5(b)は横軸に時間、縦軸にY補正誤差積分量σERYを示した図である。折れ線119はY補正誤差積分量σERY、破線116は第2の閾値SH2である。時間T0、2T0、3T0、・・・は、図5(a)で説明したように、Yぶれの角速度の検出、Y移動子の位置検出、Y移動子の駆動が行われるタイミングである。なお、Y補正誤差ERYの絶対値が第1の閾値SH1を超える分の積分もこのタイミングで行われる。Y補正誤差積分量σERYは、本実施形態では図5(b)に示すように、たとえば5T0の補正誤差積分期間の間積分され、時間5T0毎にリセットされる。図5(b)では、ぶれ補正の動作が正常に行われていないので、Y補正誤差積分量σERY(折れ線119)は、時間2T0、3T0、4T0において大きく増加し、時間4T0のタイミングにおいて、第2の閾値SH2(破線116)を超えている。したがってこの場合、Y移動子位置CYが補正限界CLより小さくて駆動限界に達していないときは、異常検出回路93においてぶれ補正装置に異常があると判断され、Y移動子位置CYが補正限界CLと同じか大きくて、Y移動子が補正限界に達しているときは、ぶれ補正装置に異常があるとは判断しない。図5(a)、図5(b)には、ぶれ補正装置に異常があると判断された場合を示してある。この場合、時間4T0におけるぶれ補正処理が終わってから、移動子固定部41、42、43、44が動作し、Y移動子15およびP移動子3は中立位置へ固定されるので、図5(a)に示すように、Y移動子の位置を示す折れ線117は時間5T0で0を示している。Y補正誤差の絶対値|ERY|(118)もY移動子の動きを反映して、4T0、と5T0の間で不連続に変化している。
ぶれ補正回路の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。ただし、図6では説明を簡単にするため、Yぶれの補正のみについて説明する。Pぶれの補正についてはYぶれの補正と同様に行うことができる。
図6で、ステップS11でぶれ補正ヘッド1周辺の温度TSが検出される。ステップS12では、温度TSを元に第1の閾値SH1が設定される。ステップS13では、Y補正誤差積分量σERYをリセットする。Y補正誤差積分量σERYのリセットは上述したように、時間5T0毎に行われる。ステップS14では、ぶれの角速度の検出が行われる。ステップS15では、Y移動子位置CYが検出される。ステップS16では、S14で検出された角速度の積分が行われてぶれ角BYに変換される。ステップS17では、Y補正誤差ERYが式ERY=BY−CYで算出される。ステップS18では、Yぶれ補正誤差の絶対値|ERY|が第1の閾値SH1を超えた分について時間積分が行われ、Y補正誤差積分量σERYが計算される。ステップS19では、Y補正誤差積分量σERYが第2の閾値SH2より大きいかどうかが判定される。Y補正誤差積分量σERYが第2の閾値SH2より大きければ、ステップS21が実行され、そうでなければ、ステップS20が実行される。ステップS21では、移動子位置CYが補正限界CL以上かどうかが判定される。もし、移動子位置CYが補正限界CL以上であれば、ステップS20が実行され、小さければ、ステップS22が実行される。ステップS20では、ぶれ角BYへ向けたY移動子15の駆動が行われる。ステップS22では移動子固定部41、42、47、48に通電されてY移動子15およびP移動子3が中立位置に固定される。ステップS23では、ぶれ補正装置に異常が発生したことを示す情報をカメラCPU75に伝え、カメラ表示部76に、ぶれ補正装置が故障したことを表示させる。ステップS24では、ぶれ補正装置に異常が発生したことを移動子駆動回路88に伝え、Y移動子15およびP移動子3の駆動を停止する。
本実施例では、ぶれ補正装置の異常の検出を、ぶれ補正誤差ERYの絶対値が第1の絶対値を超えた分を時間積分したぶれ補正誤差積分量σERYが第2の閾値を超えたことをもとに行っている。しかし、この異常の検出は、ぶれ補正誤差ERYの絶対値が第1の閾値を超えたことをもとに行っても良い。
本発明によれば、補正誤差の絶対値が第1の閾値を超えたことにより異常を検出するとしている。したがって本実施形態では、絶対値回路を有して補正誤差の絶対値を算出し、これと第1の閾値との差を取っている。しかし、本発明を実施する場合、本実施形態の方法以外にも、補正誤差ERYが正の第1の閾値を超えたこと、または負の補正誤差ERYが、絶対値が第1の閾値と同じである負の閾値より小さくなったことを検出することにより異常検出を行うようにしても良い。
(第2の実施形態)
本発明に係る第2の実施形態のぶれ補正装置は、ゼロメソッドと呼ばれるぶれ補正方式で、ぶれ検出手段として角速度センサが、ぶれ補正ヘッドの移動子に固定されていることを特徴としている。本実施形態のぶれ補正装置はカメラ77(不図示)に搭載されて使用され、移動子のYぶれおよびPぶれの検出手段として2個の角速度センサを有して、これらの出力から、撮影光学系のYぶれおよびPぶれを検出し、これが最小になる方向へ撮影光学系をピッチ方向およびヨー方向にそれぞれ独立に駆動してぶれを補正するものである。また、本ぶれ補正装置は、補正動作の異常を検出した場合には、撮影光学系を固定するなど必要な対応を取る。ぶれ補正装置はぶれ補正ヘッドおよびぶれ補正回路からなる。
図7、図8(a)、図8(b)、図8(c)は本発明に係る第2の実施形態のぶれ補正装置のぶれ補正ヘッドの構成を示す図である。図7はぶれ補正ヘッド101の斜視図、図8(a)、図8(b)、図8(c)はそれぞれ、ぶれ補正ヘッド101の平面図、正面図、側面図である。
図7、図8(a)、図8(b)、図8(c)を参照して、第1の実施形態のぶれ補正装置と同じ機能を有する要素には同じ番号を付した。本実施形態のぶれ補正ヘッド101が第1の実施形態と異なるところは、第1の実施形態では、カメラ77に固定されていたY角速度センサ62およびP角速度センサ63が、本実施形態ではそれぞれ、ぶれ補正ヘッド101のY移動子15およびP移動子3に固定されている点である。したがって、ぶれ補正ヘッド101のその他の各要素の説明は、本実施形態では省略する。
図9は本実施形態のぶれ補正回路の構成を示す図である。図9を参照して、第1の実施形態のぶれ補正回路(図3参照)と同じ機能を有する要素には同じ番号を付した。本実施形態のぶれ補正回路が第1の実施形態と異なるところは、本実施形態のぶれ補正CPU103が、ぶれ補正CPU61は有していた差分回路83を有しない点である。それ以外の要素は第1の実施形態と同じであるので、本実施形態のぶれ補正回路の構成の説明は省略する。
本実施形態のぶれ補正回路の各要素の機能を、図9を参照して第1の実施形態と異なるところのみ説明すると、第1の実施形態では備わっていた差分回路83が本実施形態では備わっていないことである。したがって、積分回路82の出力は直接移動子駆動回路88および絶対値回路96に入力されている。
この理由は、以下の通りである。第1の実施形態ではY角速度センサ62およびP角速度センサ63をカメラ77に固定していた。したがって、Y補正誤差ERYおよびP補正誤差ERPを算出するのに差分回路83を用いて、ぶれ角(BYおよびBP)から移動子の位置(CYおよびCP)を減算する必要があった。一方、本実施形態ではY角速度センサ62およびP角速度センサ63は、それぞれY移動子およびP移動子に固定されている。したがって本実施形態のぶれ補正回路では、積分回路82の出力がカメラ77のAY軸回りおよびAP軸回りのぶれから、それぞれY移動子およびP移動子の動きを減算したもの、つまりY補正誤差ERYおよびP補正誤差ERPになっている。したがって本実施形態では差分回路83が不要になるのである。
上述した、積分回路82、絶対値回路96および積分回路89が本発明でいう補正誤差計算手段である。また、積分回路82は本発明でいう補正量計算手段である。
図10、図11を用いて本実施形態が備えている、ぶれ補正装置の異常を検出する機能の説明をする。ただしここでは、説明を簡単にするため、Yぶれの補正についてだけ説明した。Pぶれの補正についての異常の検出は、Yぶれの補正についての場合と同様に行うことができる。
本実施形態におけるぶれ補正装置の異常原因として想定できるのは、形状記憶合金6、7、18、19の動作不良またはY回転軸24もしくはP回転軸8の動作不良等である。いずれの不良の場合でもそれが発生すればぶれ補正の精度が悪くなるから、本実施形態のぶれ補正装置では、ぶれ補正誤差の絶対値(|ERY|および|ERP|)を監視して、これらが第1の閾値SH1を超える部分の積分量(σERYおよびσERP)の少なくとも一方が第2の閾値SH2を超えたときにぶれ補正装置の異常と判断している。ただし、σERYまたはσERPが一定以上に大きくなった場合でも、移動子が補正限界に達している場合は、そのためにぶれ量と補正量の差が大きくなっているのであるから、ぶれ補正装置の異常であるとは判断しない。
図10(a)は横軸に時間、縦軸に角度を取ったグラフで、ぶれ補正が正常に行われている場合の、Yぶれの量BY、Y移動子位置CYおよびY補正誤差の絶対値|ERY|を示す。破線114は第1の閾値SH1を示している。図10(a)では、時間0のタイミングでぶれ補正の制御が開始されている。時間T0、2T0、3T0、・・・は上述したY補正誤差の検出、Y移動子の位置検出、Y移動子の駆動が行われるタイミングである。図11(a)では、Yぶれの量(曲線121)に対して、時間T0、2T0、3T0、・・・のタイミングで、Y移動子位置CY(折れ線122)がうまく追従して、ぶれ補正が正常に行われているのがわかる。したがって、Y補正誤差ERY(折れ線123)は小さく振れるのみである。
図10(b)は横軸に時間、縦軸にY補正誤差積分量σERYを示した図である。125はY補正誤差積分量σERY、破線116は第2の閾値SH2である。時間T0、2T0、3T0、・・・は、図10(a)で説明したように、Yぶれの角速度の検出、Y移動子の位置検出、Y移動子の駆動が行われるタイミングである。なお、Y補正誤差ERYの絶対値が第1の閾値SH1を超える分の積分もこのタイミングで行われる。Y補正誤差積分量σERYは、本実施形態ではたとえば図10(b)に示すように、5T0の補正誤差積分期間の間積分され、その後リセットされる。図10(b)では、ぶれ補正が正常に行われているので、Y補正誤差積分量σERY(125)は、0のままである。
図11(a)は横軸に時間、縦軸に角度を取ったグラフで、ぶれ補正装置に異常がある場合の、Yぶれの量BY(曲線121)、Y移動子位置CY(折れ線127)およびY補正誤差の絶対値|ERY|(128)を示す。114は第1の閾値SH1を示している。図11(a)では、時間0のタイミングでぶれ補正の制御が開始されている。時間T0、2T0、3T0、・・・は上述したY補正誤差の検出、Y移動子の位置検出、Y移動子の駆動が行われるタイミングである。図11(a)では、Yぶれの量(曲線121)に対して、時間T0、2T0、3T0のタイミングで、Y移動子位置CY(127)が全く動いていないことを示している。したがって、Y補正誤差ERY(128)は、時間T0以降において、第1の閾値SH1(破線114)を大きく超えている。
図11(b)は横軸に時間、縦軸にY補正誤差積分量σERYを示した図である。折れ線129はY補正誤差積分量σERY、破線116は第2の閾値SH2である。時間T0、2T0、3T0、・・・は、図11(a)で説明したように、Y補正誤差の検出、Y移動子の位置検出、Y移動子の駆動が行われるタイミングである。なお、Y補正誤差ERYの絶対値が第1の閾値SH1を超える分の積分もこのタイミングで行われる。Y補正誤差積分量σERYは、本実施形態では図11(b)に示すように、たとえば5T0の補正誤差積分期間の間積分され、時間5T0毎にリセットされる。図11(b)では、ぶれ補正の動作が正常に行われていないので、Y補正誤差積分量σERY(折れ線129)は、時間T0、2T0、3T0、4T0において大きく増加し、時間4T0のタイミングにおいて、第2の閾値SH2(破線116)を超えている。したがってこの場合、Y移動子位置CYが補正限界CLより小さくて駆動限界に達していないときは、異常検出回路93においてぶれ補正装置に異常があると判断され、Y移動子位置CYが補正限界CLと同じか大きくて、Y移動子が補正限界に達しているときは、ぶれ補正装置に異常があるとは判断しない。図11(a)、図11(b)にはぶれ補正装置に異常があると判断された場合を示してある。この場合、時間4T0におけるぶれ補正処理が終わってから、移動子固定部41、42、43、44が動作し、Y移動子15およびP移動子3は中立位置へ固定されるので、図11(a)に示すように、Y移動子位置CY(折れ線127)は時間5T0で0を示している。また、Y補正誤差ERY(128)もY移動子の動きを反映して、4T0、と5T0の間で不連続に変化している。
ぶれ補正回路の動作を図12のフローチャートを用いて説明する。ただし、図12では説明を簡単にするため、Yぶれの補正のみについて説明する。Pぶれの補正についてはYぶれの補正と同様に行うことができる。
ステップS31でぶれ補正ヘッド1周辺の温度TSが検出される。ステップS32では、温度TSを元に第1の閾値SH1が設定される。ステップS33では、Y補正誤差積分量σERYをリセットする。Y補正誤差積分量σERYのリセットは上述したように、時間5T0毎に行われる。ステップS34では、ぶれの角速度の検出が行われる。ステップ35では、Y移動子位置CYが検出される。ステップS36では、ステップS34で検出された角速度の積分が行われて補正誤差ERYに変換される。ステップS37では、Y補正誤差の絶対値|ERY|が第1の閾値SH1を超えた分について時間積分が行われ、Y補正誤差積分量σERYが計算される。ステップS38では、Y補正誤差積分量σERYが第2の閾値閾値SH2より大きいかどうかが判定される。Y補正誤差積分量σERYが異常判断閾値SHより大きければ、ステップS40が実行され、そうでなければ、ステップS39が実行される。ステップS40では、移動子位置CYが補正限界CL以上かどうかが判定される。もし、移動子位置CYが補正限界CL以上であれば、ステップS39が実行され、以上でなければ、ステップS41が実行される。ステップS39では、ぶれ角BYへ向けたY移動子15の駆動が行われる。ステップS41では移動子固定部41、42、47、48に通電されてY移動子15およびP移動子3が中立位置に固定される。ステップS42では、ぶれ補正装置に異常が発生したことを示す情報をカメラCPU75に伝え、カメラ表示部76に、ぶれ補正装置が故障したことを表示させる。ステップS43では、ぶれ補正装置に異常が発生したことを移動子駆動回路88に伝え、Y移動子15およびP移動子3の駆動を停止する。
本実施例では、ぶれ補正装置の異常の検出を、ぶれ補正誤差ERYの絶対値が第1の絶対値を超えた分を積分したぶれ補正誤差積分量σERYが第2の閾値を超えたことをもとに行っている。しかし、この異常の検出は、ぶれ補正誤差ERYの絶対値が第1の閾値を超えたことをもとに行っても良い。
上述のように、本発明の本実施形態ではぶれ補正誤差の絶対値が第1の閾値を超えた分だけを一定期間積分し、その値が第2の閾値を超えた場合でかつ移動子が駆動限界に達していない場合、ぶれ補正装置に異常があると判断し、表示手段に、ぶれ補正装置に故障があることを表示し、移動子を中立位置に固定すると共に、補正動作を停止している。したがって、ぶれ補正装置に故障が発生した場合は、移動子を中立位置に固定しているので、移動子がぐらついて撮像範囲がカメラの姿勢によって変化したり、撮像位置が中立位置から大きくずれてしまったりすることがない。また、ぶれ補正装置に故障があることを表示しているので、カメラの使用者は、ぶれ補正が正常に動作しているものと思ってぶれ補正に期待した撮影を行い、ぶれの大きな画像を撮影してしまうこともない。さらに、ぶれ補正装置に異常がある場合は、ぶれ補正の動作を停止するので不要な電力を消費することもない。
第1の閾値は温度により変化させているので、温度変化によって形状記憶合金の駆動能力が低下しぶれ補正誤差が大きくなった場合でも、ぶれ補正装置の異常検出機能が誤動作をすることはない。
本発明に係る第1および第2の実施形態では、ぶれ補正装置に異常が発生した場合、カメラ表示部76にぶれ補正装置が故障していることを表示してカメラの使用者に知らせているが、カメラの使用者に知らせる他の方法として、音声によって知らせても良い。
本発明の第1の実施形態に係るぶれ補正ヘッドの構成図(1/2)である。 本発明の第1の実施形態に係るぶれ補正ヘッドの構成図(2/2)である。 本発明の第1の実施形態に係るぶれ補正回路の構成図である。 図1、図2、図3に示すぶれ補正装置が正常に動作している場合の動作を説明する図である。 図1、図2、図3に示すぶれ補正装置に異常がある場合の動作を説明する図である。 図1、図2、図3に示すぶれ補正装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るぶれ補正ヘッドの構成図(1/2)である。 本発明の第2の実施形態に係るぶれ補正ヘッドの構成図(2/2)である。 本発明の第2の実施形態に係るぶれ補正回路の構成図である。 図7、図8、図9に示すぶれ補正装置が正常に動作している場合の動作を説明する図である。 図7、図8、図9に示すぶれ補正装置に異常がある場合の動作を説明する図である。 図7、図8、図9に示すぶれ補正装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ぶれ補正ヘッド
2 撮影レンズ
3 P移動子
6、7、18、19 形状記憶合金
8 P回転軸
15 Y移動子
24 Y回転軸
41、42、43、44 移動子固定部
43、44、49、50 固定ヘッド
62 Y角速度センサ
63 P角速度センサ
64 温度センサ
65 Y移動子位置センサ
65 P移動子位置センサ

Claims (15)

  1. 固定子、移動子、固定子に固定されぶれを検出するぶれ検出手段、移動子の位置を検出する位置検出手段、ぶれ検出手段の出力から補正量を計算する補正量計算手段、補正量計算手段の出力に基づいて移動子を駆動する駆動手段、補正量計算手段の出力と位置検出手段の出力とから補正の誤差を計算する補正誤差計算手段、補正誤差から動作の異常を検出する異常検出手段および移動子を固定する固定手段を有し、
    前記異常検出手段が動作に異常が発生していることを検出した場合には、前記固定手段が移動子を固定することを特徴とするぶれ補正装置。
  2. 固定子、移動子、固定子に固定されぶれを検出するぶれ検出手段、移動子の位置を検出する位置検出手段、ぶれ検出手段の出力から補正量を計算する補正量計算手段、補正量計算手段の出力に基づいて移動子を駆動する駆動手段、補正量計算手段の出力と位置検出手段の出力とから補正の誤差を計算する補正誤差計算手段、補正誤差から動作の異常を検出する異常検出手段、異常表示手段および補正動作の停止手段を有し、
    前記異常検出手段が動作に異常が発生していることを検出した場合には、前記異常表示手段に表示すると共に前記停止手段が補正動作を停止することを特徴とするぶれ補正装置。
  3. 移動子、移動子に固定されぶれを検出するぶれ検出手段、ぶれ検出手段の出力から補正量を計算する補正量計算手段、補正量計算手段の出力に基づいて移動子を駆動する駆動手段、ぶれ検出手段の出力から補正の誤差を計算する補正誤差計算手段、補正誤差から動作の異常を検出する異常検出手段および移動子を固定する固定手段を有し、
    前記異常検出手段が動作に異常が発生していることを検出した場合に、前記固定手段が移動子を固定することを特徴とするぶれ補正装置。
  4. 移動子、移動子に固定されぶれを検出するぶれ検出手段、ぶれ検出手段の出力から補正量を計算する補正量計算手段、補正量計算手段の出力に基づいて移動子を駆動する駆動手段、ぶれ検出手段の出力から補正の誤差を計算する補正誤差計算手段、補正誤差から動作の異常を検出する異常検出手段、異常表示手段および補正動作の停止手段を有し、
    前記異常検出手段が動作に異常が発生していることを検出した場合に、前記異常表示手段に表示すると共に前記停止手段が補正動作を停止することを特徴とするぶれ補正装置。
  5. 前記固定子および移動子に渡って形状記憶合金が架設されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  6. 前記ぶれ検出手段は、ジャイロセンサであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  7. 前記ぶれ検出手段は、加速度センサであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  8. 前記位置検出手段が、ホールセンサを有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  9. 前記位置検出手段が、MR素子を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  10. 前記形状記憶合金は、直径が0.1mm以下の線状であることを特徴とする請求項5乃至9の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  11. 前記異常検出手段は第1の閾値を有し、
    前記補正誤差の絶対値が前記第1の閾値を超えたことにより異常を検出することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  12. 前記異常検出手段は第2の閾値を有し、
    前記補正誤差の絶対値が前記第1の閾値を超えた部分を一定時間処理した量が第2の閾値を超えたことにより異常を検出することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  13. 形状記憶合金近傍の温度を検出する温度検出手段および第1の閾値変更手段を有し、
    前記温度検出手段の検出した温度により前記第1の閾値を変更することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  14. 前記固定手段は、移動子を固定子に所定の位置で固定することを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載のぶれ補正装置。
  15. 前記所定の位置は、移動子を駆動していない中立位置に相当する位置であることを特徴とする請求項14に記載のぶれ補正装置。
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