JP2013178320A - 手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールおよびその製造方法、電子情報機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ぶれ時の駆動レンズの戻し量を適正に決めることにより、手ぶれ時に被写体画像が画像センサ中央位置に適正に正確かつ素早く戻す。
【解決手段】角速度センサが搭載され、手ぶれ量を角速度センサで検出した角速度量(量と方向)に応じて駆動レンズBを駆動して、手ぶれ量および手ぶれ角度に応じた手ぶれ補正を行う手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール1を製造する方法において、手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール1が組み立てられた後に、補正量調整手段が、手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量(ドット移動量)の関係を測定し、その関係を二つの直線式に近似し、その二つの直線式の交点を求めて該手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量の最適値を求め、該最適値の手ぶれ補正量に設定する補正量調整工程が設けられている。
【選択図】図19
【解決手段】角速度センサが搭載され、手ぶれ量を角速度センサで検出した角速度量(量と方向)に応じて駆動レンズBを駆動して、手ぶれ量および手ぶれ角度に応じた手ぶれ補正を行う手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール1を製造する方法において、手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール1が組み立てられた後に、補正量調整手段が、手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量(ドット移動量)の関係を測定し、その関係を二つの直線式に近似し、その二つの直線式の交点を求めて該手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量の最適値を求め、該最適値の手ぶれ補正量に設定する補正量調整工程が設けられている。
【選択図】図19
Description
本発明は、携帯電話装置などの小形機器に搭載される手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールおよび、このカメラモジュール製造時の手ぶれ抑制機能の検査や手ぶれ抑制機能を最適に使用するための調整パラメータの検出などに用いるカメラモジュールの製造方法、このカメラモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびコンパクトデジタルカメラ、デジタルスチルカメラ(デジタルカメラ)や、画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、カメラ付き携帯電話装置、自走式掃除機のセンサおよびエアコンの人検知センサなどの電子情報機器に関する。
従来、手ぶれ抑制機能をカメラモジュールに実装するには、手ぶれ補正レンズをXYアクチュエータ構造上に搭載し、ジャイロセンサなどにより検出した手ぶれ量でXYアクチュエータを負帰還稼動させる方法で行うが、適切な手ぶれ補正を行うためには、負帰還量の最適パラメータ検出が必要となる。
小型化が進んでいる携帯電話装置への手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールを搭載する場合、手ぶれ補正専用レンズを搭載するスペースが取れないために対物レンズと手ぶれ補正を兼ねてレンズバレルをXYアクチュエータ構造上に搭載することにより少々の光学的不利と引き換えに小形化を実現している。
ここで、 従来の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールについて説明する。
図28は従来の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの要部構成例を示すブロック図である。
図28に示すように、手ぶれ量を検出する角速度センサ101と、角速度センサ101からの信号Sgyroを増幅する増幅部102と、増幅部102からの信号Samp をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ103と、A/Dコンバータ103からのデジタル化された信号Ssampに基づいて制御信号を生成するマイクロコンピュータ104と、マイクロコンピュータ104から出力された制御信号のレベルを調整する調整部105と、調整部105からの制御信号Sdstが入力されるサーボ回路106と、サーボ回路106からの駆動信号Sdriveが供給されるレンズ駆動装置を有するシフトユニット107と、シフトユニット108や撮影レンズ、ズーム機構などを持つレンズユニット109とを有している。
シフトユニット109に内蔵されたシフトレンズ107の位置を検出する装置からは信号Spsdがサーボ回路106に帰還されている。また、レンズユニット109からはズームにおける焦点距離の信号Sfの情報がマイクロコンピュータ104に入力され、制御信号Sdstの算出に供されている。
上記構成により、角速度センサ101で検出された角速度の信号Sgyroは増幅部102で増幅され、信号SampとしてA/Dコンバータ103に送られる。信号Samp はA/Dコンバータ103によりサンプリングされ、角速度サンプリング値として信号Ssampがマイクロコンピュータ104に送られる。マイクロコンピュータ104では信号Ssamp、およびレンズユニット108から送られてくるレンズ焦点距離の信号Sf に基づいて、ズーム位置に適応した手ぶれ補正に必要なシフトレンズ109の目標位置の制御信号Sdst を算出する。
サーボ回路106はマイクロコンピュータ104から送られる制御信号Sdst、およびシフトユニット107から送られるシフトレンズ109の位置の信号Spsd とから、駆動信号Sdriveを生成しシフトユニット107に送る。これにより、シフトレンズ108は制御信号Sdstと位置信号Spsdとが一致するように移動され、検出された手ぶれの量に応じた補正が行なわれ、撮影する画像はぶれないことになる。
上記構成の従来のカメラモジュールでは、角速度センサ(電子ジャイロセンサ)やXYアクチュエータ位置検出ホール素子の検出感度にバラつきがあるため、カメラモジュール毎に感度調整を行わなければ、手ぶれ抑制機能の性能を十分に発揮できないという問題があった。つまり、下方に手ぶれした場合に駆動レンズの上方向の戻し量が足りなければ、画像センサ上に結像した被写体の画像は画像センサの中央位置には戻らない。したがって、カメラモジュール毎に、手ぶれがあった場合に、被写体の画像が画像センサの中央位置に戻るように駆動レンズの戻し量を調整しているものの、手ぶれ時の被写体画像の戻る位置に画像センサ中央位置に対してばらつきが生じて手ぶれが残るという問題がある。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、手ぶれ時の駆動レンズの戻し量を適正に決めることにより、手ぶれ時に被写体画像が画像センサ中央位置に適正に正確かつ素早く戻すことができる手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールおよびその製造方法、この手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばカメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器を提供することを目的とする。
本発明の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法は、角速度センサが搭載され、手ぶれ量を角速度センサで検出した角速度量に応じて駆動レンズを駆動して、手ぶれ量および手ぶれ角度に応じた手ぶれ補正を行う手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法において、手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量の関係を二つの直線式に近似し、該二つの直線式の交点を求めて該手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量の最適値を求め、該最適値の手ぶれ補正量に設定する補正量調整工程を有するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法における撮像画像移動量がドット移動量として1または2以下であるかどうかを判定して良否検査を行う撮像画像移動量検査工程を更に有する。
さらに、好ましくは、本発明の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法において、手ぶれ抑制動作時の画像停止量評価値を、前記手ぶれ補正量が0の場合の前記撮像画像移動量を最大撮像画像移動量として、抑制比(dB)=20×log10(該最大撮像画像移動量÷前記撮像画像移動量の最適値)から求める画像停止量評価工程を更に有する。
さらに、好ましくは、本発明の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法において、前記駆動レンズに設けられて前記駆動レンズの動作位置を検出してこれを補正するためのアクチュエータ位置検出ホール素子のアクチュエータ印加電圧に対するホール電圧の関係から導き出した直線近似式の傾きを該アクチュエータ位置検出ホール素子の感度とし、当該感度に対するバイアス設定値を測定し、測定したアクチュエータ位置検出ホール素子の感度に対するバイアス設定値の関係から導き出した直線近似式を用いて、目標感度設定値に対するバイアス設定値を計算し、この計算したバイアス設定値に該アクチュエータ位置検出ホール素子を調整するアクチュエータ位置検出ホール素子調整工程を更に有する。
本発明の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールは、本発明の上記手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法により前記最適値の手ぶれ補正量に調整されたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の電子情報機器は、本発明の上記手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明においては、角速度センサが搭載され、手ぶれ量を角速度センサで検出した角速度量に応じて駆動レンズを駆動して、手ぶれ量および手ぶれ角度に応じた手ぶれ補正を行う手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法において、手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量の関係を二つの直線式に近似し、二つの直線式の交点を求めて手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量の最適値を求め、最適値の手ぶれ補正量に設定する補正量調整工程を有している。
これによって、手ぶれ時の駆動レンズの戻し量を適正に決めることにより、手ぶれ時に被写体画像が画像センサ中央位置に適正に正確かつ素早く戻すことが可能となる。
以上により、本発明によれば、手ぶれ時の駆動レンズの戻し量を適正に決めることにより、手ぶれ時に被写体画像が画像センサ中央位置に適正に正確かつ素早く戻すことができる。
以下に、本発明の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法において、手ぶれ抑制調整工程と画像停止量検査工程とホール素子調整工程の実施形態1および、このカメラモジュールの実施形態1を画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばカメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器の実施形態2について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図における構成部材のそれぞれの厚みや長さなどは図面作成上の観点から、図示する構成に限定されるものではない。
(実施形態1)
手ぶれ抑制機能(以下OIS;Optical Image stabilizerという)を搭載する本実施形態1のカメラモジュールには、角速度センサ(電子ジャイロセンサ)が搭載され、カメラモジュールの手ぶれ量を角速度として測定している。角速度センサで測定された角速度量に応じてレンズバレルアクチュエータ(駆動レンズアクチュエータ)を負帰還駆動して、手ぶれ量および手ぶれ角度に応じた手ぶれ補正を行っている。
手ぶれ抑制機能(以下OIS;Optical Image stabilizerという)を搭載する本実施形態1のカメラモジュールには、角速度センサ(電子ジャイロセンサ)が搭載され、カメラモジュールの手ぶれ量を角速度として測定している。角速度センサで測定された角速度量に応じてレンズバレルアクチュエータ(駆動レンズアクチュエータ)を負帰還駆動して、手ぶれ量および手ぶれ角度に応じた手ぶれ補正を行っている。
まず、手ぶれ方向に対して駆動レンズを逆方向に駆動させる基本原理について次の図1〜図6を用いて説明する。
図1〜図6は、本実施形態1の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールにおいて手ぶれ時または手ぶれがない時の画像センサC上の撮影画像状態とその前方の駆動レンズBの状態を示す模式図である。
図1および図4では、本実施形態1の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール1が静止状態(手ぶれがない状態)でOISモードがオフの場合、カメラモジュール1が被写体Aに対して正面を向き、駆動レンズBも正面を向いているので、画像センサCの中央部に被写体Aの光学像が駆動レンズBを通して逆向きに撮影されている。駆動レンズBの外周側に沿って永久磁石が上下左右に設けられており、更にその周囲には、永久磁石を引っ張る方向のコイルが上下左右に所定距離だけ離間して設けられている(例として上下のDおよびE)。角速度センサCで検出された角速度に応じてどの位置(方向)のコイルにどの程度の電流が通電されるかであり、通電されたコイルが電磁石化され、上下左右いずれかにコイルの方向に駆動レンズBの周囲の永久磁石(マグネット)が引き付けられて周囲の永久磁石と共に駆動レンズBを移動させるようになっている。
図2では、下方に手ぶれが生じ、OISモードオフの場合であり、下方の手ぶれによって画像センサC上の被写体Aの画像は静止せず、被写体Aの画像は画像センサCの中央位置に戻らない。
図3では、下方に手ぶれが生じ、OISモードオンの場合であり、下方に手ぶれ量を角速度センサが検出した角速度に応じた電流値が手ぶれ方向とは逆方向のコイルDに通電される。この通電された上側のコイルDの方向に駆動レンズBが移動制御される。駆動レンズBの補正量(戻し量)が適正であれば、上側のコイルDの方向に駆動レンズBが移動して、画像センサC上の被写体Aの画像は、画像センサCの中央位置に戻って静止する。よって、駆動レンズBの補正量(戻し量)を適正値に設定することにより、手ぶれ量とその方向を角速度センサが判断して駆動レンズBを元の適正な位置に戻すことができる。
図5では、上方に手ぶれが生じ、OISモードがオフの場合であり、手ぶれによって画像センサC上の被写体Aの画像は静止せず、被写体Aの画像は画像センサCの中央位置に戻らない。
図6では、上方に手ぶれが生じ、OISモードオンの場合であり、上方に手ぶれ量を角速度センサが検出した角速度に応じた電流値が手ぶれ方向とは逆方向のコイルEに通電される。通電された下側のコイルEの方向に駆動レンズBが移動制御される。駆動レンズBの補正量(戻し量)が適正であれば、下側のコイルEの方向に駆動レンズBが移動して、画像センサC上の被写体Aの画像は、画像センサCの中央位置に適正に戻って静止する。よって、駆動レンズBの補正量(戻し量)を適正値に設定することにより、手ぶれ量とその方向を角速度センサが判断して駆動レンズBを元の適正な位置に戻すことができる。
次に、手ぶれ抑制機能の問題点について更に繰り返して説明する。前述したが、例えば下方に手ぶれが生じた場合に駆動レンズBの上方向の戻し量が足りなければ、画像センサC上に結像した被写体Aの画像は画像センサCの中央位置には適正に戻らない。このため、カメラモジュール毎に、手ぶれがあった場合に、被写体Aの画像が画像センサCの中央位置に適正に戻るように駆動レンズDの戻し量を調整しているものの、手ぶれ時に画像センサCの中央位置に対して被写体画像の戻る位置にばらつきが生じる。この点について説明する。
図7は、手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールにおける画像センサ上の撮影画像状態とその前方の駆動レンズの状態を示す模式図である。
図7において、手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールが静止状態(手ぶれがない状態)で手ぶれ抑制モード(OISモード)がオフの場合、カメラモジュールが被写体Aに対して正面を向き、駆動レンズBも正面を向いているので、画像センサCの中央部の適正な位置に被写体Aからの光学像が駆動レンズBを通して逆向きに撮影されている。
図8では、下方に手ぶれが生じ、OISモードがオンで駆動レンズBの補正量(戻し量)が小さく適正ではない場合(戻しきれていない場合)である。これを角速度センサが検出した角速度に応じた電流値が手ぶれ方向とは逆方向のコイルDに通電される。通電された上側のコイルDの方向に駆動レンズBが移動制御されるが、このとき、駆動レンズBの補正量(戻し量)が小さいため、手ぶれによって移動した被写体Aの画像は画像センサCの中央位置まで戻らず、画像センサC上の被写体Aの画像は静止しない。
図9では、下方に手ぶれが生じ、OISモードがオンで駆動レンズBの補正量(戻し量)が適正な場合である。上側のコイルDの方向に駆動レンズBが更に移動して、画像センサC上の被写体Aの画像は、画像センサCの中央位置に戻って静止する。要するに、駆動レンズBの補正量(戻し量)が適正なため、手ぶれ量とその方向を角速度センサが判断して駆動レンズBを元の位置に戻すことができる。さらに、駆動レンズBの補正量(戻し量)が大きい場合には、上側のコイルDの方向に駆動レンズBが更に移動し過ぎて、画像センサC上の被写体Aの画像は、画像センサCの中央の適正な位置を超えてしまう。
図10では、上方に手ぶれが生じ、OISモードがオンで駆動レンズBの補正量(戻し量)が小さく適正ではない場合(戻しきれていない場合)場合である。これを角速度センサが検出した角速度に応じた電流値が手ぶれ方向とは逆方向のコイルEに通電される。通電された下側のコイルEの方向に駆動レンズBが移動制御されるが、このとき、駆動レンズBの補正量(戻し量)が小さいため、手ぶれによって移動した被写体Aの画像は画像センサCの中央位置まで戻らず、画像センサC上の被写体Aの画像は静止しない。
図11では、上方に手ぶれが生じ、OISモードがオンで駆動レンズBの補正量(戻し量)が適正な場合である。下側のコイルEの方向に駆動レンズBが更に移動して、画像センサC上の被写体Aの画像は、画像センサCの中央位置に戻って静止する。要するに、駆動レンズBの補正量(戻し量)が適正なため、手ぶれ量とその方向を角速度センサが判断して駆動レンズBを元の位置に戻している。さらに、駆動レンズBの補正量(戻し量)が大きい場合には、下側のコイルEの方向に駆動レンズBが更に移動し過ぎて、画像センサC上の被写体Aの画像は、画像センサCの中央の適正な位置を超えてしまう。
なお、手ぶれ抑制モード(OISモード)のオン/オフは、操作スイッチによりユーザがオン/オフする場合もあるが、通常、シャッタスイッチがオンする時点で手ぶれ抑制モード(OISモード)もオンするようになっている。また、手ぶれ抑制モード(OISモード)は角速度センサが所定値以上を検出したときに自動的にオンされる場合もある。
したがって、駆動レンズBの補正量(戻し量)を適正値に設定する必要がある。
次に、本実施形態1の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール1の製造方法における補正量(戻し量)の調整工程について説明する。
カメラモジュール1に0.5deg/2Hzの角速度振動を加え、画像センサC(イメージセンサ)上に結像した被写体Aの画像の単位時間移動距離を測定する。OIS補正量(駆動レンズBの戻し量)の設定値0.2〜0.7(最大値が1の係数)を徐々に上げて、画像センサC上に結像した被写体Aの画像の移動距離(ここではドット数)が最も少なくなる補正量(駆動レンズBの戻し量)の設定値を求める。
OIS補正量(駆動レンズBの戻し量)の設定値を最適化する過程で、最適化後の移動距離を計算することができ、即ち、最適化後であっても移動距離が1ドット以上であれば、補正量が不足し、不具合なカメラモジュール1としてOIS性能の評価を行うことができる。
図12〜図16は、本実施形態1のカメラモジュール1において、OIS補正量として駆動レンズBの戻し量の設定値0.2〜0.7(最大値が1)を徐々に上げた場合のカメラモジュール方向遷移に対するセンサ上結像画像のドット移動量を示す図である。
図12では、OIS補正量として駆動レンズBの戻し量の設定値0.2の場合のカメラモジュール方向遷移(角度1度の半分の30分上向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が下方にドット移動量12、また、カメラモジュール方向遷移(30分下向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が上方にドット移動量12である。
図13では、OIS補正量として駆動レンズBの戻し量の設定値0.3の場合のカメラモジュール方向遷移(30分上向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が下方にドット移動量7、また、カメラモジュール方向遷移(30分下向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が上方にドット移動量7である。
図14では、OIS補正量として駆動レンズBの戻し量の設定値0.4の場合のカメラモジュール方向遷移(30分上向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が下方にドット移動量2、また、カメラモジュール方向遷移(30分下向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が上方にドット移動量2である。
図15では、OIS補正量として駆動レンズBの戻し量の設定値0.5の場合のカメラモジュール方向遷移(30分上向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が上方にドット移動量2で行き過ぎ、また、カメラモジュール方向遷移(30分下向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が下方にドット移動量2で行き過ぎている。
図16では、OIS補正量として駆動レンズBの戻し量の設定値0.6の場合のカメラモジュール方向遷移(30分上向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が上方にドット移動量5、また、カメラモジュール方向遷移(30分下向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が下方にドット移動量5である。
図17では、OIS補正量として駆動レンズBの戻し量の設定値0.7の場合のカメラモジュール方向遷移(30分上向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が上方にドット移動量9、また、カメラモジュール方向遷移(30分下向き)に対する画像センサC上の被写体Aの結像画像が下方にドット移動量9である。
図18は、本実施形態1のカメラモジュール1において、図12〜図17のOIS補正量に対するドット移動量の関係を示す図である。
図18に示すように、本実施形態1のカメラモジュール1のOIS補正量に対するドット移動量の関係において、二つのX,Yの直線式(a式とb式)に近似できる。OIS補正量の設定値0.2〜0.4では、a式としてY=−50X+22に近似でき、OIS補正量の設定値0.5〜0.7では、b式としてY=35X−15.667に近似できる。a式とb式の交点がOIS補正量に対するドット移動量の最適値になる。このとき、ドット移動量は最小になる。二つの近似式の交点を求めて、交点のX値としてOIS補正量の設定値0.4431とすることにより、粗い検索(最適設定を通過してしても)、OIS補正量に対するドット移動量の最適値を設定することができる。要するに、このカメラモジュール1において、測定値が最適値でなくても、二つのX,Yの直線近似式から交点を求めてそのX値をOIS補正量(駆動レンズBの戻し量)の設定値0.4431とすることにより、OIS補正量の設定値を最適値に設定することができる。
このように、手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール1において、振動状態上で手ブレ量を測定しながら、OIS補正量の設定値を連続的に可変し、OIS補正量の設定値に対してドット移動量の代表数点(ここでは6点)を測定し、測定ポイント間の未測定ポイントを数式(直線近似式)で補完して、検索なしに正確に短時間で手ぶれ補正の最適値にOIS補正量の設定値を調整する。
なお、OIS補正はXYの2軸を個別に行う必要があり、X側の最適値を設定後、Y側の最適値の設定を行う。OIS補正対、手ブレ量は比例関係にあることから、自己相関係数が十分な値になったとき、一次式で最適値を予測して、OIS補正量の設定値を短時間に調整することができる。
次に、ブレ抑制機能(OIS)付きカメラモジュール1の検査工程として、結像した画像がOIS動作に客観的に止るか否かを検査する。
図19は、図18のOIS補正量に対するドット移動量の関係に二つの1次近似式を当てはめた場合を示す図である。
図19に示すように、a式とb式の交点を求める。a式としてY=−50X+22と、b式としてY=35X−15.667との交点は、−50X−35X=−22−15.667からX=0.4431となる。また、Y=−50×0.4431+22=−0.155となる。
カメラモジュール1の検査方法として、結像した画像がOIS動作に客観的に止るか否かは、ドット移動量(Y値)が1または2以下であるかどうかで検査する。したがって、ドット移動量(Y値)が1または2を超える場合には、結像した画像がOIS動作しても客観的に止まらず、不良値とする。ドット移動量(Y値)が1以下であれば、交点のY座標が下回るため、ドット移動量も1よりも小さくなり、画像センサC上の被写体Aの結像画像のブレも1ドットよりも小さくなって結像した画像がOIS動作により客観的に止って十分に収まる。
次に、 最適値に調整しても画像センサC上の結像画像のブレが十分に抑制できない場合について説明する。
図20は、最適値に調整しても画像センサC上の結像画像のブレが十分に抑制できない場合であって、OIS補正量に対するドット移動量の関係に二つの1次近似式を当てはめた場合を示す図である。
図20に示すように、OIS補正量の設定値0.2でセンサ上ドット移動量12、OIS補正量の設定値0.3でセンサ上ドット移動量8、OIS補正量の設定値0.4でセンサ上ドット移動量4、OIS補正量の設定値0.5でセンサ上ドット移動量4、IS補正量の設定値0.6でセンサ上ドット移動量6、OIS補正量の設定値0.7でセンサ上ドット移動量9である。
OIS補正量の設定値0.2〜0.4では、a式としてY=−40X+20に直線近似でき、OIS補正量の設定値0.5〜0.7では、b式としてY=25X−8.6667に直線近似できる。
a式としてY=−40X+20と、b式としてY=25X−8.6667との交点は、−40X−25X=−20−8.6667からX=0.441となる。また、ドット移動量としては、Y=−40×0.441+20=2.36となって、最適値のOIS補正量の設定値が0.441に設定しても、ドット移動量が2ドット以上となり目に付く手ぶれとなる。
このように、OIS補正量の設定値をどのように補正しても、ドット移動量(Y値)が「2.36」で1または2を超えるため、画像センサC上に結像した被写体Aの画像がOIS動作に2.36ドット分動いて手ぶれが止まらず、不良のカメラモジュールとなってしまう。
次に、ブレ抑制機能(OIS)付きカメラモジュール1におけるOIS動作時の画像停止量評価工程について図21を用いて説明する。
図21は、図18のOIS補正量に対するドット移動量の関係に二つの1次近似式を当てはめて画像停止量を評価する場合を示す図である。
図21において、OIS補正量の設定値0.2〜0.4でa式としてY=−50X+22に近似できるが、OIS動作時の画像停止量評価は、OISモードがオンになっているときとオフになっているときとの差をみればよいため、a式のOIS補正量の設定値0(OISモードオフ)に対するドット移動量、即ち、y切片(図21のG部)がOIS動作オフ時の画像移動量であり、最大移動量が実測なしに求めることができる。
OIS動作時の画像停止量評価は、抑制比(dB)=20×log10(最大移動量÷最良移動量)で求めることができる。但し、このときは、OIS補正量の最良設定値はX=0.4431、ドット移動量が−0.155、最大移動量は「22」である。したがって、抑制比(dB)=20×log10(22÷−0.155)となる。
OIS動作のON時とOFF時の画像センサC上での結像のドット移動量を比較することにより、OIS動作時の画像停止量を評価ができるが、a式とb式の直線近似式を導きだすことにより、OIS調整を中断することなく、OIS調整と同時に画像停止量を評価できる。
次に、手ぶれ抑制機能(OIS)付きカメラモジュール1のアクチュエータ位置検出ホール素子調整工程について説明する。これはOISアクチュエータ位置検出用ホール素子のバイアス設定値(3.3Vをビットで設定、16ビット;0〜65535)を調整することにより行う。
ここで、OISアクチュエータ位置検出ホール素子のバイアス設定値の調整は、ホールブリッジ回路にバイアス電圧を加えて、OISアクチュエータ印加電圧を段階的にシフトさせることにより実施する。OISアクチュエータ位置検出用ホール素子のバイアス設定はD/Aコンバータのバイアス設定値を設定することにより行う。通常の設定ではバイアス設定値を33000程度である。設定は16ビット分のスイッチのオンオフより行うことにより、16ビットの種類(0〜65535の種類)の電圧を出力させることができる。
通電されたコイルが電磁石化され、そのコイルの方向に駆動レンズBの周囲の永久磁石(マグネット)が引き付けられて周囲の上下左右に配置された永久磁石と共に駆動レンズBを移動させるようになっているが、駆動レンズBには位置検出用ホール素子が取り付けられており、位置検出用ホール素子が駆動レンズBの動作位置を検出するようになっている。位置検出用ホール素子は磁力が近づくと抵抗値が変化する。駆動レンズBの少なくとも上下2箇所に、位置検出用ホール素子を設けることにより、駆動レンズBがxy座標の何処に移動したかを検出してこれを補正することができる。例えば位置1から10があるとして、目標の位置5まで駆動レンズBを動かしたいにもかかわらず、実際には位置4までしか駆動レンズBが動いていない場合には、位置5まで駆動レンズBが動くようにコイルの電磁石への電流値を制御するようにフィードバックがかけられる。位置検出用ホール素子の出力にサーボ回路(図示せず)でサーボをかけると、目標の位置5に駆動レンズBを動かすことができる。
図22〜図25は、各アクチュエータ位置検出ホール素子において、アクチュエータ印加電圧に対するホール電圧出力値の関係を示す図である。
図22〜図25に示すように、アクチュエータ印加電圧に対するホール電圧出力値の関係から直線近似式として一次式y=ax+bが得られる。一次式y=ax+bの傾きaを位置検出用ホール素子の感度とすると、図22では傾きa1が0.4、図23では傾きa2が0.43、図24では傾きa3が0.46、図25では傾きa4が0.5である。
図26は、アクチュエータ位置検出ホール素子の感度(傾きa)に対するバイアス設定値(16ビット表示)の関係を示す図である。
手ぶれ抑制機能(OIS)付きカメラモジュール1の感度測定バラツキが大きいアクチュエータ位置検出ホール素子を調整する方法として、図26で得られたアクチュエータ位置検出ホール素子の感度(傾きa)に対するバイアス設定値のデータから、一次式(直線近似式;y=aX+b)を導き出し、狙った感度設定にするためのバイアス設定を計算することができる。例えば図26から、狙った感度0.45に設定する場合に、直接のデータがなくても、直線近似式のy=aX+bのXに0.45の数値を代入することにより、バイアス設定yを求めることができる。この0.45が適正値かどうかは実験により決定している。
図26に示すように、図22の感度(傾きa1)が0.4では「49152」、図23の感度(傾きa2)が0.43では「50688」、図24の感度(傾きa3)が0.46では「53760」、図25の感度(傾きa4)が0.5では「59904」である。
感度測定バラツキが大きく、直線式の自己相関係数が低い場合(<感度0.6)であっても、目標感度へ正確に合わせることができる。
したがって、本実施形態1の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法は、角速度センサが搭載され、手ぶれ量を角速度センサで検出した角速度量(量と方向)に応じて駆動レンズBを駆動して、手ぶれ量および手ぶれ角度に応じた手ぶれ補正を行う手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール1を製造する方法において、手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール1が組み立てられた後に、補正量調整手段が、手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量(ドット移動量)の関係を測定し、その関係を二つの直線式に近似し、その二つの直線式の交点を求めて該手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量の最適値を求め、該最適値の手ぶれ補正量に設定する補正量調整工程と、撮像画像移動量検査手段が、撮像画像移動量がドット移動量として1または2以下であるかどうかを判定して良否検査を行う撮像画像移動量検査工程と、画像停止量評価手段が、手ぶれ抑制動作時の画像停止量評価値を、手ぶれ補正量が0の場合の撮像画像移動量を最大撮像画像移動量として、抑制比(dB)=20×log10(該最大撮像画像移動量÷前記撮像画像移動量の最適値)から求める画像停止量評価工程と、駆動レンズに設けられて駆動レンズの動作位置を検出してこれを補正するためのアクチュエータ位置検出ホール素子の感度に対するバイアス設定値を測定し、測定した複数のアクチュエータ位置検出ホール素子の感度に対するバイアス設定値から一つの直線近似式を導き出し、この導き出した直線近似式を用いて、目標感度設定値に対するバイアス設定を計算し、この計算したバイアス設定にアクチュエータ位置検出ホール素子を調整するアクチュエータ位置検出ホール素子調整工程とを有している。なお、本実施形態1の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法は、これらの補正量調整工程と、撮像画像移動量検査工程と、画像停止量評価工程と、アクチュエータ位置検出ホール素子調整工程のうちの少なくとも補正量調整工程を有していればよい。
これによって、手ぶれ時の駆動レンズBの戻し量を適正に決めることにより、手ぶれ時に画像センサC上の被写体画像が画像センサ中央位置に適正に正確かつ素早く戻して手ぶれを抑制すことができる。
(実施形態2)
図27は、本発明の実施形態2として、本発明の実施形態1のカメラモジュールを含む固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。
図27は、本発明の実施形態2として、本発明の実施形態1のカメラモジュールを含む固体撮像装置を撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。
図27において、本実施形態2の電子情報機器90は、上記実施形態1のカメラモジュールからの信号を所定信号処理をしてカラー画像信号を得る固体撮像装置91と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を記録用に所定の信号処理した後にデータ記録可能とする記録メディアなどのメモリ部92と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示可能とする液晶表示装置などの表示部93と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を通信用に所定の信号処理をした後に通信処理可能とする送受信装置などの通信部94と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を印刷用に所定の印刷信号処理をした後に印刷処理可能とするプリンタなどの画像出力部95とを有している。なお、この電子情報機器90としては、これに限らず、固体撮像装置91の他に、メモリ部92と、表示部93と、通信部94と、プリンタなどの画像出力部95とのうちの少なくともいずれかを有していてもよい。
この電子情報機器90としては、前述したように例えばデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、車載用後方監視カメラなどの車載用カメラおよびテレビジョンカメラ、テレビジョン電話用カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、カメラ付き携帯電話装置および携帯端末装置(PDA)などの画像入力デバイスを有した電子機器が考えられる。
したがって、本実施形態2によれば、この固体撮像装置91からのカラー画像信号に基づいて、これを表示画面上に良好に表示したり、これを紙面にて画像出力部95により良好にプリントアウト(印刷)したり、これを通信データとして有線または無線にて良好に通信したり、これをメモリ部92に所定のデータ圧縮処理を行って良好に記憶したり、各種データ処理を良好に行うことができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1、2を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1、2に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1、2の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、携帯電話装置などの小形機器に搭載される手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールおよび、このカメラモジュール製造時の手ぶれ抑制機能の検査や手ぶれ抑制機能を最適に使用するための調整パラメータの検出などに用いるカメラモジュールの製造方法、このカメラモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびコンパクトデジタルカメラ、デジタルスチルカメラ(デジタルカメラ)や、画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、カメラ付き携帯電話装置、自走式掃除機のセンサおよびエアコンの人検知センサなどの電子情報機器の分野において、手ぶれ時の駆動レンズの戻し量を適正に決めることにより、手ぶれ時に被写体画像が画像センサ中央位置に適正に正確かつ素早く戻すことができる。
1 手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール
A 被写体
B 駆動レンズ
C 画像センサ
D コイル(電磁石)
E コイル(電磁石)
A 被写体
B 駆動レンズ
C 画像センサ
D コイル(電磁石)
E コイル(電磁石)
Claims (6)
- 角速度センサが搭載され、手ぶれ量を角速度センサで検出した角速度量に応じて駆動レンズを駆動して、手ぶれ量および手ぶれ角度に応じた手ぶれ補正を行う手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法において、
手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量の関係を二つの直線式に近似し、該二つの直線式の交点を求めて該手ぶれ補正量に対する撮像画像移動量の最適値を求め、該最適値の手ぶれ補正量に設定する補正量調整工程を有する手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法。 - 前記撮像画像移動量がドット移動量として1または2以下であるかどうかを判定して良否検査を行う撮像画像移動量検査工程を更に有する請求項1に記載の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法。
- 手ぶれ抑制動作時の画像停止量評価値を、前記手ぶれ補正量が0の場合の前記撮像画像移動量を最大撮像画像移動量として、抑制比(dB)=20×log10(該最大撮像画像移動量÷前記撮像画像移動量の最適値)から求める画像停止量評価工程を更に有する請求項1または2に記載の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法。
- 前記駆動レンズに設けられて前記駆動レンズの動作位置を検出してこれを補正するためのアクチュエータ位置検出ホール素子のアクチュエータ印加電圧に対するホール電圧の関係から導き出した直線近似式の傾きを該アクチュエータ位置検出ホール素子の感度とし、当該感度に対するバイアス設定値を測定し、測定したアクチュエータ位置検出ホール素子の感度に対するバイアス設定値の関係から導き出した直線近似式を用いて、目標感度設定値に対するバイアス設定値を計算し、この計算したバイアス設定値に該アクチュエータ位置検出ホール素子を調整するアクチュエータ位置検出ホール素子調整工程を更に有する請求項1に記載の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法。
- 請求項1から4のいずれかに記載の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールの製造方法により前記最適値の手ぶれ補正量に調整された手ぶれ抑制機能付きカメラモジュール。
- 請求項5に記載の手ぶれ抑制機能付きカメラモジュールを画像入力デバイスとして撮像部に用いた電子情報機器。
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-
2012
- 2012-02-28 JP JP2012041119A patent/JP2013178320A/ja active Pending
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