JP2006177909A - 慣性センサのバイアス測定方法及びその装置 - Google Patents

慣性センサのバイアス測定方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】運動中でも慣性センサのバイアスを測定できるバイアス測定方法を提供する。
【解決手段】固定ジャイロセンサ10と、180度回転可能な可動ジャイロセンサ12とを用い、まず両方のジャイロセンサ10,12を同じ方向に向けて角速度ω,ωを計測する。角速度ω,ωのバイアスban1,ban2及びノイズnan1,nan2を用い、角速度ω,ωの差は次式で表される。
ω−ω=(ban1−ban2)+(nan1−nan2
次に、可動ジャイロセンサ12を反転させた後、再び両方のジャイロセンサ10,12で角速度ω,ωを計測する。角速度ω,ωの和は次式で表される。
ω+ω=(ban1+ban2)+(nan1+nan2
角速度ω,ωの差及び和を時間平均すると、ノイズの項は0に収束するので、上記2式よりバイアスban1,ban2を算出できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、慣性センサのバイアス測定方法及びその装置に関し、さらに詳しくは、角速度センサや加速度センサの出力に含まれるバイアスを測定する方法及びその装置に関する。
慣性センサは、車両、飛行機、船舶、潜水艦、ロボット、人間などの移動体に取り付けられ、その角速度や加速度を検知するための装置であり、最近では、小型でかつ廉価な慣性センサとして、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術で作成された振動子を内蔵した振動型ジャイロセンサが提供されている。
慣性センサは検知した角速度や加速度を出力するが、この出力には不可避的にバイアス(零点出力、オフセットともいう。)が含まれる。すなわち、移動体が静止していても、慣性センサの出力はゼロにならず、ある一定の値になる。このようなバイアスは主として慣性センサの特性に起因して生じるため、その値は慣性センサごとに異なっている。
したがって、慣性センサで角速度や加速度を検知する場合には、その出力からバイアスを取り除くバイアス補正を行う必要があるが、バイアスを測定するためには、移動体を停止させ、静止状態に保つ必要がある。
また、1つの慣性センサから出力されるバイアスであっても、その値は温度等の変化に応じて変動するため(バイアスドリフト)、検知される角速度や角速度を積分して得られる角度の誤差は、慣性センサを長時間使用するにつれて増加していく。したがって、常に正確な計測を行うためには、所定時間おきに移動体を停止させ、バイアスを測定する必要があるが、このような方法は現実的ではない。加えて、飛行機、船舶、潜水艦のように、航行中に停止させ、静止状態に保つことが不可能な移動体では、そのような方法は不可能である。
下記特許文献1〜3にはバイアス補正を行うジャイロセンサが開示されているが、いずれも移動体の静止中にバイアスを測定している。
下記特許文献4には、2つの光ジャイロセンサを用い、移動体を停止させることなくバイアス補正を行うシステムが開示されているが、移動中にどのようにしてバイアス補正を行うのか、その詳細は開示されていない。
特開2003−65767号公報 特開2004−163443号公報 特開2004−219228号公報 特開平8−261769号公報
本発明の目的は、静止中だけでなく運動中でも慣性センサのバイアスを測定することの可能なバイアス測定方法及びその装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明による慣性センサのバイアス測定方法は、第1の角速度センサを固定するステップと、第1の角速度センサを固定したまま、第2の角速度センサの軸方向が第1の角速度センサの軸方向と同一方向を向くように第2の角速度センサを配置して第1及び第2の角速度センサにより角速度を検知し、その検知された角速度の差を算出する差算出ステップと、第1の角速度センサを固定したまま、第2の角速度センサの軸方向が第1の角速度センサの軸方向と反対方向を向くように第2の加速度センサを配置して第1及び第2の角速度センサにより角速度を検知し、その検知された角速度の和を算出する和算出ステップと、算出された角速度の差と算出された角速度の和とに基づいて、第1の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアス及び/又は第2の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアスを算出するバイアス算出ステップとを含む。ここで、差算出ステップ及び和算出ステップは相互に順序が逆でもよい。また、両方のバイアスを算出してもよいが、一方のバイアスだけを算出してもよい。
このバイアス測定方法では、移動体に固定された第1の角速度センサにより移動体の角速度が検知されるとともに、第1の角速度センサと同一及び反対の2通りの方向で第2の角速度センサにより移動体の角速度が検知される。同一方向の場合、角速度の差が算出され、反対方向の場合、角速度の和が算出され、いずれの場合も、検知されるべき真の角速度は相殺される。よって、算出された角速度の差及び和に基づいて、第1の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアスと、第2の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアスとを算出することができる。その結果、移動体の静止中だけでなく運動中でも慣性センサのバイアスを測定することができる。
好ましくは、差算出ステップは、角速度の差を所定期間内に複数回算出する。和算出ステップは、角速度の和を所定期間内に複数回算出する。バイアス測定方法はさらに、算出された複数の差の平均値と算出された複数の和の平均値とを算出するステップを含む。バイアス算出ステップは、算出された差及び和の平均値に基づいてバイアスを算出する。
この場合、角速度の差の時間平均値と角速度の和の時間平均値とが算出されるので、検知される角速度にノイズが含まれていても、そのノイズは相殺される。その結果、より正確にバイアスを測定することができる。
本発明によるもう1つバイアス測定方法は、第1の加速度センサを固定するステップと、第1の加速度センサを固定したまま、第2の加速度センサの軸方向が第1の加速度センサの軸方向と同一方向を向くように第2の加速度センサを配置して第1及び第2の加速度センサにより加速度を検知し、その検知された加速度の差を算出する差算出ステップと、第1の加速度センサを固定したまま、第2の加速度センサの軸方向が第1の加速度センサの軸方向と反対方向を向くように第2の加速度センサを配置して第1及び第2の加速度センサにより加速度を検知し、その検知された加速度の和を算出する和算出ステップと、算出された加速度の差と算出された加速度の和とに基づいて、第1の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアス及び/又は第2の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアスを算出するバイアス算出ステップとを含む。ここで、差算出ステップ及び和算出ステップは相互に順序が逆でもよい。また、両方のバイアスを算出してもよいが、一方のバイアスだけを算出してもよい。
このバイアス測定方法では、移動体に固定された第1の加速度センサにより移動体の加速度が検知されるとともに、第1の加速度センサと同一及び反対の2通りの方向で第2の加速度センサにより移動体の加速度が検知される。同一方向の場合、加速度の差が算出され、反対方向の場合、加速度の和が算出され、いずれの場合も、検知されるべき真の加速度は相殺される。よって、算出された加速度の差及び和に基づいて、第1の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアスと、第2の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアスとを算出することができる。その結果、移動体の静止中だけでなく運動中でも慣性センサのバイアスを測定することができる。
好ましくは、差算出ステップは、加速度の差を所定期間内に複数回算出する。和算出ステップは、加速度の和を所定期間内に複数回算出する。バイアス測定方法はさらに、算出された複数の差の平均値と算出された複数の和の平均値とを算出するステップを含む。バイアス算出ステップは、算出された差及び和の平均値に基づいてバイアスを算出する。
この場合、加速度の差の時間平均値と加速度の和の時間平均値とが算出されるので、検知される加速度にノイズが含まれていても、そのノイズは相殺される。その結果、より正確にバイアスを測定することができる。
本発明による慣性センサのバイアス測定装置は、第1の角速度センサと、第2の角速度センサと、駆動手段と、差算出手段と、和算出手段と、バイアス算出手段とを備える。第1の角速度センサは、移動体に固定される。第2の角速度センサは、移動体に反転可能に取り付けられる。駆動手段は、第2の角速度センサの軸方向が第1の角速度センサの軸方向と同一又は反対方向を向くように第2の角速度センサを反転させる。差算出手段は、第1の角速度センサにより検知された角速度と第2の角速度センサにより検知された角速度との差を算出する。和算出手段は、第1の角速度センサにより検知された角速度と第2の角速度センサにより検知された角速度との和を算出する。バイアス算出手段は、差算出手段により算出された角速度の差と和算出手段により算出された角速度の和とに基づいて、第1の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアス及び/又は第2の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアスを算出する。ここで、両方のバイアスを算出してもよいが、一方のバイアスだけを算出してもよい。
このバイアス測定装置では、移動体に固定された第1の角速度センサにより移動体の角速度が検知されるとともに、第1の角速度センサと同一及び反対の2通りの方向で第2の角速度センサにより移動体の角速度が検知される。同一方向の場合、角速度の差が算出され、反対方向の場合、角速度の和が算出され、いずれの場合も、検知されるべき真の角速度は相殺される。よって、算出された角速度の差及び和に基づいて、第1の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアスと、第2の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアスとを算出することができる。その結果、移動体の静止中だけでなく運動中でも慣性センサのバイアスを測定することができる。
好ましくは、差算出手段は、角速度の差を所定期間内に複数回算出する。和算出手段は、角速度の和を所定期間内に複数回算出する。バイアス測定装置はさらに、時間平均値算出手段を含む。時間平均値算出手段は、差算出手段により算出された複数の差の平均値と和算出手段により算出された複数の和の平均値とを算出する。バイアス算出手段は、時間平均値算出手段により算出された差及び和の平均値に基づいてバイアスを算出する。
この場合、角速度の差の時間平均値と角速度の和の時間平均値とが算出されるので、検知される角速度にノイズが含まれていても、そのノイズは相殺される。その結果、より正確にバイアスを測定することができる。
本発明によるもう1つのバイアス測定装置は、第1の加速度センサと、第2の加速度センサと、駆動手段と、差算出手段と、和算出手段と、バイアス算出手段とを備える。第1の加速度センサは、移動体に固定される。第2の加速度センサは、移動体に反転可能に取り付けられる。駆動手段は、第2の加速度センサの軸方向が第1の加速度センサの軸方向と同一又は反対方向を向くように第2の加速度センサを反転させる。差算出手段は、第1の加速度センサにより検知された加速度と第2の加速度センサにより検知された加速度との差を算出する。和算出手段は、第1の加速度センサにより検知された加速度と第2の加速度センサにより検知された加速度との和を算出する。バイアス算出手段は、差算出手段により算出された加速度の差と和算出手段により算出された加速度の和とに基づいて、第1の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアス及び/又は第2の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアスを算出する。
このバイアス測定装置では、移動体に固定された第1の加速度センサにより移動体の加速度が検知されるとともに、第1の加速度センサと同一及び反対の2通りの方向で第2の加速度センサにより移動体の加速度が検知される。同一方向の場合、加速度の差が算出され、反対方向の場合、加速度の和が算出され、いずれの場合も、検知されるべき真の加速度は相殺される。よって、算出された加速度の差及び和に基づいて、第1の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアスと、第2の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアスとを算出することができる。その結果、移動体の静止中だけでなく運動中でも慣性センサのバイアスを測定することができる。
好ましくは、差算出手段は、加速度の差を所定期間内に複数回算出する。和算出手段は、加速度の和を所定期間内に複数回算出する。バイアス測定装置はさらに、時間平均値算出手段を含る。時間平均値算出手段は、差算出手段により算出された複数の差の平均値と和算出手段により算出された複数の和の平均値とを算出する。バイアス算出手段は、時間平均値算出手段により算出された差及び和の平均値に基づいてバイアスを算出する。
この場合、加速度の差の時間平均値と加速度の和の時間平均値とが算出されるので、検知される加速度にノイズが含まれていても、そのノイズは相殺される。その結果、より正確にバイアスを測定することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[バイアス測定原理]
最初に、本発明によるバイアス測定方法の原理を参照して説明する。
図1を参照して、本発明によるバイアス測定方法では、固定ジャイロセンサ10と、可動ジャイロセンサ12とを用いる。ジャイロセンサ10,12としては、たとえばMEMS技術で作成された振動子を内蔵した振動型ジャイロセンサを用いる。固定ジャイロセンサ10は、角速度ωを計測しようとする移動体(図示せず)に固定され、検知軸X周りの角速度ωを検知する角速度センサを含む。可動ジャイロセンサ12は、移動体に回動自在に取り付けられ、検知軸X周りの角速度ωを検知する角速度センサを含む。可動ジャイロセンサ12は、検知軸Xと垂直な回動軸R周りに180度回動可能である。
図2を参照して、通常計測期間においては、固定ジャイロセンサ10及び可動ジャイロセンサ12の両方で通常通り移動体の角速度を計測するが、ここでは特に、通常計測期間の間に定期的又は不定期的に一定のバイアス測定期間を設ける。
バイアス測定期間においては、まず最初の所定期間Tの間、固定ジャイロセンサ10及び可動ジャイロセンサ12の向きをその直前の通常測定期間における向きと同じに維持し、これらにより角速度ω,ωを計測する。
所定期間Tの経過後、可動ジャイロセンサ12を回動軸R周りに180度回転させ、検知軸Xの方向を反転させる。固定ジャイロセンサ10は固定されているので、この間、固定ジャイロセンサ10単独で角速度ωを計測する。
可動ジャイロセンサ12の反転後、通常測定期間に戻る前の所定期間Tの間、固定ジャイロセンサ10及び可動ジャイロセンサ12により角速度ω,ωを計測する。
最初の所定期間Tにおいて、固定ジャイロセンサ10により計測される角速度ωは次の式(1)で、可動ジャイロセンサ12により計測される角速度ωは次の式(2)で表される。
ω=ωtrue+ban1+nan1 (1)
ω=ωtrue+ban2+nan2 (2)
ここで、ωtrueは計測されるべき真の角速度であり、ban1は角速度ωに含まれるバイアスであり、nan1は角速度ωに含まれるノイズであり、ban2は角速度ωに含まれるバイアスであり、nan2は角速度ωに含まれるノイズである。
式(1)及び(2)より、角速度ωと角速度ωとの差は次の式(3)で表される。
ω−ω=(ban1−ban2)+(nan1−nan2) (3)
所定時間Tの間に角速度ω及びωを複数回計測し、それらの差を平均すると、(nan1−nan2)=0に収束する。よって、差の時間平均値は次の式(4)で表される。
Figure 2006177909
一方、最後の所定期間において、固定ジャイロセンサ10により計測される角速度ωは次の式(5)で、可動ジャイロセンサ12により計測される角速度ωは次の式(6)で表される。
ω=ωtrue+ban1+nan1 (5)
ω=−ωtrue+ban2+nan2 (6)
式(5)及び(6)より、角速度ωと角速度ωとの和は次の式(7)で表される。
ω+ω=(ban1+ban2)+(nan1+nan2) (7)
上記と同様に、所定時間Tの間に角速度ω及びωを複数回計測し、それらの差を平均すると、(nan1+nan2)=0に収束する。よって、和の時間平均値は次の式(8)で表される。
Figure 2006177909
式(4)及び(8)より、角速度ω及びωに含まれるバイアスban1及びban2はそれぞれ次の式(9)及び(10)で表される。
Figure 2006177909
以上、角速度のバイアスban1及びban2を測定する方法を説明したが、加速度のバイアスも同様に測定することができる。この場合、固定ジャイロセンサ10は、検知軸X方向の加速度αを検知する加速度センサを含み、可動ジャイロセンサ12は、検知軸X方向の加速度αを検知する加速度センサを含む。
最初の所定期間Tにおいて、固定ジャイロセンサ10により計測される加速度αは次の式(11)で、可動ジャイロセンサ12により計測される加速度αは次の式(12)で表される。
α=αtrue+bac1+nac1 (11)
α=αtrue+bac2+nac2 (12)
ここで、αtrueは計測されるべき真の加速度であり、bac1は加速度αに含まれるバイアスであり、nac1は加速度αに含まれるノイズであり、bac2は加速度αに含まれるバイアスであり、nac2は加速度αに含まれるノイズである。
式(11)及び(12)より、加速度αと加速度αとの差は次の式(13)で表される。
α−α=(bac1−bac2)+(nac1−nac2) (13)
所定時間Tの間に加速度α及びαを複数回計測し、それらの差を平均すると、(nac1−nac2)=0に収束する。よって、差の時間平均値は次の式(14)で表される。
Figure 2006177909
一方、最後の所定期間Tにおいて、固定ジャイロセンサ10により計測される加速度αは次の式(15)で、可動ジャイロセンサ12により計測される加速度αは次の式(16)で表される。
α=αtrue+bac1+nac1 (15)
α=−αtrue+bac2+nac2 (16)
式(15)及び(16)より、加速度αと加速度αとの和は次の式(17)で表される。
α+α=(bac1+bac2)+(nac1+nac2) (17)
上記と同様に、所定時間Tの間に加速度α及びαを複数回計測し、それらの差を平均すると、(nac1+nac2)=0に収束する。よって、和の時間平均値は次の式(18)で表される。
Figure 2006177909
式(14)及び(18)より、加速度α及びαに含まれるバイアスbac1及びbac2はそれぞれ次の式(19)及び(20)で表される。
Figure 2006177909
[本発明の実施の形態]
次に、本発明の実施の形態によるバイアス測定装置を説明する。
図3を参照して、このバイアス測定装置は、センサ本体14と、コンピュータ20とを備える。センサ本体14は、筐体16と、筐体16の一方側面上に動かないように取り付けられた固定ジャイロセンサ10と、筐体16の他方側面上に回動自在に取り付けられた可動ジャイロセンサ12と、筐体16内に取り付けられ、可動ジャイロセンサ12を回動軸R周りに180度回動させるモータ18とを備える。センサ本体14は、角速度や加速度を計測しようとする移動体(図示せず)に装着される。
固定ジャイロセンサ10は、検知軸X周りの角速度ωを検知する角速度センサと、検知軸X方向の加速度αを検知する加速度センサとを含む。可動ジャイロセンサ12は、検知軸X周りの角速度ωを検知する角速度センサと、検知軸X方向の加速度αを検知する加速度センサとを含む。
コンピュータ20は、計測部22と、メモリ24と、差算出部26と、和算出部28と、時間平均値算出部30と、バイアス算出部32と、モータドライバ34とを備える。ここで、計測部22、差算出部26、和算出部28、時間平均値算出部30、及びバイアス算出部32は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)により実現される。
計測部22は、センサ本体14で検知された角速度ω及びωと加速度α及びαとを所定時間(たとえば1〜10ミリ秒)ごとに計測し、メモリ24に順次保存する。
差算出部26は、所定時間T内に、角速度ω及びωの差(ω−ω)と、加速度α及びαの差(α−α)とをそれぞれN回ずつ算出する。これにより、角速度ω及びωの差(ω−ω)に関するN個のデータと、加速度α及びαの差(α−α)に関するN個のデータとが得られる。
和算出部28は、所定時間T内に、角速度ω及びωの和(ω+ω)と、加速度α及びαの和(α+α)とをそれぞれN回ずつ算出する。これにより、角速度ω及びωの和(ω+ω)に関するN個のデータと、加速度α及びαの和(α+α)に関するN個のデータとが得られる。
時間平均値算出部30は、角速度ω及びωの差(ω−ω)に関するN個のデータの平均値と、加速度α及びαの差(α−α)に関するN個のデータの平均値と、角速度ω及びωの和(ω+ω)に関するN個のデータの平均値と、加速度α及びαの和(α+α)に関するN個のデータの平均値とを算出する。
バイアス算出部32は、前述した式(9)により、固定ジャイロセンサ10により検知される角速度ωに含まれるバイアスban1を算出するとともに、前述した式(10)により、可動ジャイロセンサ12により検知される角速度ωに含まれるバイアスban2を算出する。バイアス算出部32はまた、前述した式(19)により、固定ジャイロセンサ10により検知される加速度αに含まれるバイアスbac1を算出するとともに、前述した式(20)により、可動ジャイロセンサ12により検知される加速度αに含まれるバイアスbac2を算出する。
モータドライバ34は、所定の指令に従ってモータ18を駆動し、可動ジャイロセンサ12を回動軸R周りに180度回転させる。これにより、可動ジャイロセンサ12の検知軸Xの方向は反転される。
次に、このバイアス測定装置を用いてバイアスを測定する方法を説明する。
まずセンサ本体14を移動体に固定する。これにより固定ジャイロセンサ10及び可動ジャイロセンサ12が移動体に固定され、図2に示した通常計測期間においては、移動体の角速度及び加速度が計測される。
通常計測期間の経過後、バイアス測定期間に入ると、コンピュータ20は図4に示した手順に従ってバイアス補正処理を実行する。
まず変数Iを「0」に初期化する(S1)。変数Iは、図2に示したバイアス測定期間における所定期間の前後、つまり可動ジャイロセンサ12の反転の前後を区別するためのものである。
可動ジャイロセンサ12の検知軸X方向が固定ジャイロセンサ10の検知軸X方向と同一方向を向いている場合(S2でYES)、差算出部26は、角速度の差(ω−ω)と、加速度の差(α−α)とを算出する(S3)。ここで、差算出部26は、所定期間T内で、角速度の差(ω−ω)をN回繰り返し算出し、角速度の差(ω−ω)に関するN個のデータを得るとともに、加速度の差(α−α)をN回繰り返し算出し、加速度の差(α−α)に関するN個のデータを得る(S3)。
続いて、時間平均値算出部30は、角速度の差(ω−ω)に関するN個のデータに基づいて角速度の差(ω−ω)の平均値を算出するとともに、加速度の差(α−α)に関するN個のデータに基づいて加速度の差(α−α)の平均値を算出する(S4)。
一方、可動ジャイロセンサ12の検知軸X方向が固定ジャイロセンサ10の検知軸X方向と同一方向を向いていない場合(S2でNO)、和算出部28は、角速度の和(ω+ω)と、加速度の和(α+α)とを算出する(S5)。ここで、和算出部28は、所定期間T内で、角速度の和(ω+ω)をN回繰り返し算出し、角速度の和(ω+ω)に関するN個のデータを得るとともに、加速度の和(α+α)をN回繰り返し算出し、加速度の和(α+α)に関するN個のデータを得る(S6)。
続いて、時間平均値算出部30は、角速度の和(ω+ω)に関するN個のデータに基づいて角速度の和(ω+ω)の平均値を算出するとともに、加速度の和(α+α)に関するN個のデータに基づいて加速度の和(α+α)の平均値を算出する(S6)。
次に、変数Iを「1」増加させ、変数Iが「2」に達していない場合、つまりI=1の場合(S8でNO)、モータドライバ34はモータ18を駆動し、可動ジャイロセンサ12を回動軸R周りに180度回転させる。これにより、可動ジャイロセンサ12の検知軸Xの方向が反転する。その後、ステップS2に戻る。
一方、変数Iが「2」に達した場合(S8でYES)、バイアス算出部32は、角速度ωに含まれるバイアスban1を算出するとともに、角速度ωに含まれるバイアスban2を算出する(S10)。バイアス算出部32はまた、加速度αに含まれるバイアスbac1を算出するとともに、加速度αに含まれるバイアスbac2を算出する(S10)。以上により、バイアス補正処理は終了する。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、固定ジャイロセンサ10により移動体の角速度ω,ω及び加速度α,αが検知されるとともに、固定ジャイロセンサ10と同一及び反対の2通りの方向で可動ジャイロセンサ12により移動体の角速度ω,ω及び加速度α,αが検知される。同一方向の場合、角速度の差(ω−ω)及び加速度の差(α−α)が算出され、反対方向の場合、角速度の和(ω+ω)及び加速度の和(α+α)が算出され、いずれの場合も、真の角速度ωtrue及び真の加速度αtrueは相殺される。よって、算出された角速度の差及び和に基づいて角速度に含まれるバイアスban1,ban2を算出し、かつ算出された加速度の差及び和に基づいて加速度に含まれるバイアスbac1,bac2を算出することができる。その結果、移動体の静止中だけでなく運動中でも、これらのバイアスban1,ban2,bac1,bac2を測定することができる。
加えて、角速度の差(ω−ω)の時間平均値と、角速度の和(ω+ω)の時間平均値とが算出されるので、検知される角速度ω,ωにノイズが含まれていても、そのノイズは相殺される。同様に、加速度の差(α−α)の時間平均値と、加速度の和(α+α)の時間平均値とが算出されるので、検知される加速度にノイズが含まれていても、そのノイズは相殺される。その結果、より正確にバイアスban1,ban2,bac1,bac2を測定することができる。
また、バイアス測定期間中も固定ジャイロセンサ10により角速度ω及び加速度αを検知しているので、移動体の角速度及び加速度の計測を途切れることなく継続して行うことができる。
また、通常計測期間からバイアス測定期間に入るときに可動ジャイロセンサ12を反転させていないので、バイアス測定期間に入ると直ちにバイアス測定処理を開始することができる。また、バイアス測定期間から通常計測期間に戻るときにも可動ジャイロセンサ12を反転させていないので、通常計測期間に戻ると直ちに通常の計測処理を再開することができる。
上述したバイアス測定は所定時間(たとえば1時間、1日など)ごとに実施するのが好ましい。また、バイアス測定は定期的に実施するだけでなく、バイアスの和又は差が所定値よりも大きくなったときに実施してもよい。この場合、バイアスドリフトは所定範囲内に抑えられる。
図2では、通常計測期間で固定ジャイロセンサ10及び可動ジャイロセンサ12の検知軸が同じ方向を向いているときに、通常計測期間からバイアス測定期間に入る場合を例示したが、通常計測期間で固定ジャイロセンサ10及び可動ジャイロセンサ12の検知軸が反対の方向を向いているときに、通常計測期間からバイアス測定期間に入るという逆の場合もある。この場合、前の所定期間Tでは固定ジャイロセンサ10及び可動ジャイロセンサ12の検知軸は反対の方向を向いているが、後の前の所定期間Tでは固定ジャイロセンサ10及び可動ジャイロセンサ12の検知軸は同じ方向に向けられる。
また、上術したジャイロセンサ10,12は角速度及び加速度の両方を検知しているが、少なくとも一方を検知するセンサを用いてもよい。また、上述した可動ジャイロセンサ12はモータ18で自動的に回転されているが、手動で反転させてもよい。
さらに、上術したセンサ本体14は検知軸を1つしか持っていないが、3軸、4軸、6軸でもよいなど、検知軸の数は特に制限されない。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明によるバイアス測定方法及びその装置は、角速度センサ又は加速度センサの出力に含まれるバイアスの測定に利用可能である。
本発明の実施の形態で使用される固定及び可動ジャイロセンサの配置を示す斜視図である。 図1に示した実施の形態によるバイアス測定方法を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態によるバイアス測定装置を示す機能ブロック図である。 図3に示したバイアス測定装置の動作を示すフロー図である。
符号の説明
10 固定ジャイロセンサ
12 可動ジャイロセンサ
18 モータ
22 計測部
26 差算出部
28 和算出部
30 時間平均値算出部
32 バイアス算出部
34 モータドライバ
α,α 加速度
ω,ω 角速度
an1,ban2,bac1,bac2 バイアス
,X 検知軸
R 回動軸

Claims (8)

  1. 第1の角速度センサを固定するステップと、
    前記第1の角速度センサを固定したまま、第2の角速度センサの軸方向が前記第1の角速度センサの軸方向と同一方向を向くように前記第2の角速度センサを配置して前記第1及び第2の角速度センサにより角速度を検知し、その検知された角速度の差を算出する差算出ステップと、
    前記第1の角速度センサを固定したまま、前記第2の角速度センサの軸方向が前記第1の角速度センサの軸方向と反対方向を向くように前記第2の加速度センサを配置して前記第1及び第2の角速度センサにより角速度を検知し、その検知された角速度の和を算出する和算出ステップと、
    前記算出された角速度の差と前記算出された角速度の和とに基づいて、前記第1の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアス及び/又は前記第2の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアスを算出するバイアス算出ステップとを含むことを特徴とする慣性センサのバイアス測定方法。
  2. 請求項1に記載の慣性センサのバイアス測定方法であって、
    前記差算出ステップは、前記角速度の差を所定期間内に複数回算出し、
    前記和算出ステップは、前記角速度の和を所定期間内に複数回算出し、
    前記バイアス測定方法はさらに、
    前記算出された複数の差の平均値と前記算出された複数の和の平均値とを算出するステップを含み、
    前記バイアス算出ステップは、前記算出された差及び和の平均値に基づいて前記バイアスを算出する、ことを特徴とする慣性センサのバイアス測定方法。
  3. 第1の加速度センサを固定するステップと、
    前記第1の加速度センサを固定したまま、第2の加速度センサの軸方向が前記第1の加速度センサの軸方向と同一方向を向くように前記第2の加速度センサを配置して前記第1及び第2の加速度センサにより加速度を検知し、その検知された加速度の差を算出する差算出ステップと、
    前記第1の加速度センサを固定したまま、前記第2の加速度センサの軸方向が前記第1の加速度センサの軸方向と反対方向を向くように前記第2の加速度センサを配置して前記第1及び第2の加速度センサにより加速度を検知し、その検知された加速度の和を算出する和算出ステップと、
    前記算出された加速度の差と前記算出された加速度の和とに基づいて、前記第1の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアス及び/又は前記第2の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアスを算出するバイアス算出ステップとを含むことを特徴とする慣性センサのバイアス測定方法。
  4. 請求項3に記載の慣性センサのバイアス測定方法であって、
    前記差算出ステップは、前記加速度の差を所定期間内に複数回算出し、
    前記和算出ステップは、前記加速度の和を所定期間内に複数回算出し、
    前記バイアス測定方法はさらに、
    前記算出された複数の差の平均値と前記算出された複数の和の平均値とを算出するステップを含み、
    前記バイアス算出ステップは、前記算出された差及び和の平均値に基づいて前記バイアスを算出する、ことを特徴とする慣性センサのバイアス測定方法。
  5. 移動体に固定される第1の角速度センサと、
    前記移動体に反転可能に取り付けられる第2の角速度センサと、
    前記第2の角速度センサの軸方向が前記第1の角速度センサの軸方向と同一又は反対方向を向くように前記第2の角速度センサを反転させる駆動手段と、
    前記第1の角速度センサにより検知された角速度と前記第2の角速度センサにより検知された角速度との差を算出する差算出手段と、
    前記第1の角速度センサにより検知された角速度と前記第2の角速度センサにより検知された角速度との和を算出する和算出手段と、
    前記差算出手段により算出された角速度の差と前記和算出手段により算出された角速度の和とに基づいて、前記第1の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアス及び/又は前記第2の角速度センサにより検知される角速度に含まれるバイアスを算出するバイアス算出手段とを備えたことを特徴とする慣性センサのバイアス測定装置。
  6. 請求項5に記載の慣性センサのバイアス測定装置であって、
    前記差算出手段は、前記角速度の差を所定期間内に複数回算出し、
    前記和算出手段は、前記角速度の和を所定期間内に複数回算出し、
    前記バイアス測定装置はさらに、
    前記差算出手段により算出された複数の差の平均値と前記和算出手段により算出された複数の和の平均値とを算出する時間平均値算出手段を含み、
    前記バイアス算出手段は、前記時間平均値算出手段により算出された差及び和の平均値に基づいて前記バイアスを算出する、ことを特徴とする慣性センサのバイアス測定装置。
  7. 移動体に固定される第1の加速度センサと、
    前記移動体に反転可能に取り付けられる第2の加速度センサと、
    前記第2の加速度センサの軸方向が前記第1の加速度センサの軸方向と同一又は反対方向を向くように前記第2の加速度センサを反転させる駆動手段と、
    前記第1の加速度センサにより検知された加速度と前記第2の加速度センサにより検知された加速度との差を算出する差算出手段と、
    前記第1の加速度センサにより検知された加速度と前記第2の加速度センサにより検知された加速度との和を算出する和算出手段と、
    前記差算出手段により算出された加速度の差と前記和算出手段により算出された加速度の和とに基づいて、前記第1の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアス及び/又は前記第2の加速度センサにより検知される加速度に含まれるバイアスを算出するバイアス算出手段とを備えたことを特徴とする慣性センサのバイアス測定装置。
  8. 請求項7に記載の慣性センサのバイアス測定装置であって、
    前記差算出手段は、前記加速度の差を所定期間内に複数回算出し、
    前記和算出手段は、前記加速度の和を所定期間内に複数回算出し、
    前記バイアス測定装置はさらに、
    前記差算出手段により算出された複数の差の平均値と前記和算出手段により算出された複数の和の平均値とを算出する時間平均値算出手段を含み、
    前記バイアス算出手段は、前記時間平均値算出手段により算出された差及び和の平均値に基づいて前記バイアスを算出する、ことを特徴とする慣性センサのバイアス測定装置。
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