JP2003139536A - 方位計および方位測定方法 - Google Patents

方位計および方位測定方法

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JP2003139536A
JP2003139536A JP2001339191A JP2001339191A JP2003139536A JP 2003139536 A JP2003139536 A JP 2003139536A JP 2001339191 A JP2001339191 A JP 2001339191A JP 2001339191 A JP2001339191 A JP 2001339191A JP 2003139536 A JP2003139536 A JP 2003139536A
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JP
Japan
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axis
azimuth
angular velocity
respect
gyro
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JP2001339191A
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Zenjiro Goto
善次郎 後藤
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動体が傾いた姿勢にあっても、その傾きによ
る方位測定誤差を排除して、測定精度の高い方位計を低
価格にて提供する。 【解決手段】移動体の方位を測定する方位計に設定され
るx,y,zの直交3軸座標系に対応して、該方位計の
水平基準面に則して設定されたx,yの両座標軸に取り
付けられるx軸加速度計1およびy軸加速度計2と、前
記水平基準面に直交するz座標軸に取り付けられるジャ
イロ3と、これらのx軸加速度計1、y軸加速度計2お
よびジャイロ3において、それぞれ検出されるx軸加速
度Ax、y軸加速度Ay およびジャイロ検出角速度ωz
を用いて、移動体が傾いた姿勢にあっても、常に地球の
鉛直軸(Z軸)回りにおける移動体の回転角度である方
位角Ψを正確に演算する方位角演算手段4とを備えて
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方位計および方位
測定方法に関し、特にジャイロと加速度計を用いる方位
計および方位測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両などの移動体の方位を方位計で測定
するとき、方位計の姿勢を移動体の姿勢に一致させるた
めに、方位計は移動体に固定的に装着される。このよう
に方位計が移動体に装着されたとき、x,y,z直交3
軸の座標系を方位計につき設定したとき、このx,y,
z直交3軸の座標系は移動体の座標系であるともいえ
る。移動体が水平な地面に置かれたとき、そのz軸は地
球の鉛直軸(Z鉛直軸という)方向に概ね向けられ、x
軸およびy軸は地球の水平面(X-Y平面)に概ね平行
になる。方位計のz軸がZ鉛直軸に一致しておれば、z
軸に関する角速度ωzをジャイロで検知し、角速度ωz
から地球の自転によるZ鉛直軸方向の角速度成分Ω
差し引いた修正角速度(ωz−Ω)の時間積分によ
り、移動体の方位Ψは計測できる。移動体の方位は、
Z鉛直軸を中心に移動体の基準軸(例えはx軸)が基準
方位(通常は真北)から回転した角度である。そこで、
ここでは角度を表すΨに添え字を付し、この方位がZ
鉛直軸に関する角度であることを示している。
【0003】移動体の姿勢は、停止しているときでも必
ずしもz軸がZ鉛直軸に一致することは稀であり、移動
中は常に変動するから、一般にジャイロのz軸は地球の
Z鉛直軸に完全には一致せず、Z鉛直軸に対し傾斜して
いる。いま、ジャイロのz軸が地球のZ鉛直軸から傾い
た角度を傾斜角γとすると、修正角速度(ωz−Ω
の時間積分で計算した方位角には傾斜角γに起因する誤
差が含まれる。そこで、正確な方位角Ψを得るには、
修正角速度(ωz−Ω)の時間積分で求めた方位角に
傾斜角γに基づく誤差分の補正を加える必要がある。そ
の補正方法としては、例えばx,y,zの各軸に所定機
能のセンサを取り付け、該センサの検出出力を用いて、
z軸回りの角速度ωzをZ鉛直軸回りの角速度dΨ
変換し、Z鉛直軸回りの角速度dΨの時間積分を演算
することにより、傾斜角γに起因する測定誤差を除去す
る方策が採られている。
【0004】このように、x,y,z直交3軸の座標軸
に対して所定機能のセンサを取り付け、該センサの検出
出力を用いて、z軸回りの角速度ωzをZ鉛直軸回りの
角速度に変換することにより方位角Ψを得る一つの従
来例(第1の従来例と云う)としては、x,y,z直交
3軸の各座標軸において、個別にジャイロを取り付け、
3軸それぞれに関する角速度を計測する方式の方位計が
挙げられる。この方位計においては、z軸回りの角速度
をZ鉛直軸回りの角速度に変換することにより、傾斜角
γに起因する方位測定誤差を除去し、Z鉛直軸回りの真
の方位を正確に測定することができるものとしている。
【0005】他の従来例(第2の従来例と云う)として
は、特開平9ー68444号公報に開示されている運動
測定装置が挙げられる。この運動測定装置は、直交3軸
における各軸方向の加速度を個別に検出する3個の加速
度センサと、3軸のうちの何れか一つ以上の軸を中心と
する回転速度を検出する角速度センサ(ジャイロ)によ
り構成される姿勢検出手段と、この姿勢検出手段から出
力される加速度信号および角速度信号により、移動体の
移動方向、移動距離および移動速度等のデータを算出す
るセンサ信号処理手段とから構成されている。
【0006】また、ジャイロと加速度計を用いる方位計
では、方位計の電源の投入後に、直ちにジャイロの誤差
(バイアス)を推定して、その後においては、該誤差
(バイアス)値を使用して、対応するセンサに対する補
正を通常は行う。ところが、ジャイロの誤差(バイア
ス)値は、温度およびその他の諸条件によって変動する
ので、方位計を長時間に亘り運用すると、方位計の測定
誤差が次第に増大する。第1の従来例のように高価なジ
ャイロを3個使用すると、方位計の価格が高価になるの
で、ジャイロの数を1個だけで済ませる試みもあるが、
ジャイロが1個だけの方位計では、移動体に傾斜角が存
在する状態においては、移動体の方位を正確に測定する
ことはできず、移動体が水平姿勢で保持されるという使
用条件においてのみ正確な方位を計測できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、第1
の従来例においては、x,y,z直交3軸の各座標軸に
おいて個別にジャイロを取り付け、3軸の角速度をそれ
ぞれ検出し、z軸回りの角速度をZ鉛直軸回りの方位角
に変換するという手法が採用されている。また第2の従
来例においては、x,y,z直交3軸の各座標軸におい
て個別に加速度センサを取り付けるとともに、これらの
3軸の何れか一つ以上の軸において角速度センサ(ジャ
イロ)を取り付けて、3つの加速度センサで検出した加
速度と、角速度センサ(ジャイロ)で検出した角速度と
を用いて、z軸回りの回転角をZ鉛直軸回りの方位角に
置換えるという手法が採用されている。
【0008】第1の従来例においては、直交3軸に対し
て、それぞれ個別に高価なジャイロを取り付けることを
必要条件としており、また第2の従来例においても、3
軸それぞれに対して個別に加速度センサを取り付けると
ともに、これらの3軸の何れか一つ以上の軸において、
角速度センサ(ジャイロ)を取り付けることを必要条件
としている。そこで、第1の従来例は、3個のジャイロ
を要するから高価である。また、第2の従来例は、少な
くとも1個のジャイロと3個の加速度計を要するから、
やはり高価である。また、前述のように、電源投入後に
推定した該誤差(バイアス)値を用いて、センサ補正を
行う方位計においては、長時間に亘り方位を測定する場
合に、方位測定誤差が増大するという欠点がある。
【0009】本発明の目的は、測定精度が高く、しかも
安価な方位計の提供およびその方位計を用いた方位測定
方法の提供にある。また、或る一定の短時間内に行うジ
ャイロの誤差(バイアス)推定モードと、数分間に亘っ
て行う方位角算出モードとを交互に繰返して行い、該ジ
ャイロの誤差(バイアス)推定モードにおいて推定され
た誤差(バイアス)値を方位角算出モードにおいて差し
引くことにより、長時間に亘る運用時における方位角変
動誤差を抑制して、移動体の方位測定の精度を保持する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明は次の手段を提供する。
【0011】(1)角速度検出手段、加速度検出手段な
らびに該角速度検出手段および加速度検出手段の相互位
置を一定に保持する手段を備えてなり、該保持手段に関
し設定される直交座標系における直交3軸をx軸、y軸
およびz軸とそれぞれ称するとき、該保持手段が置かれ
た位置における重力加速度Gの方向をz軸が概ね向くよ
うに設定される方位計において、前記角速度検出手段
は、1個のジャイロでなり、z軸回りの角速度ωzを検
知するように前記保持手段に取り付けられ、前記加速度
検出手段は、x軸方向の加速度Axを検知するように前
記保持手段に取り付けられたx軸加速度計と、y軸方向
の加速度Ayを検知するように前記保持手段に取り付け
られたy軸加速度計とでなり、重力加速度Gの方向の軸
をZ軸と称し、z軸がZ軸から傾いている角度をγとす
るとき、Ax,Ay及びGに基づきZ軸に対するz軸の
方向余弦cosγを求め、ωz及びcosγに基づきZ軸回り
の回転角度を演算し、該回転角度を方位角とする方位角
演算手段を備えることを特徴とする方位計。
【0012】(2)前記方位角演算手段は、x軸及びy
軸がZ軸に対しなす角度をそれぞれα及びβとすると
き、前記方位角演算手段は、Ax及びGを用いて、Z軸
に対するx軸の方向余弦cosαを算出し、Ay及びGを
用いて、Z軸に対するy軸の方向余弦cosβを算出する
x・y方向余弦演算部と、cosα及びcosβを用いてcos
γを算出するz方向余弦演算部と、cosγ及びωzを用
いてZ軸回りの角速度を演算する鉛直軸回り角速度演算
部と、前記Z軸回りの角速度の時間積分により、前記Z
軸回りの回転角度を演算する回転角度演算部とを備えて
構成されることを特徴とする前記(1)に記載の方位
計。
【0013】(3)前記方位角演算手段は、x軸及びy
軸がZ軸に対しなす角度をそれぞれα及びβとすると
き、前記方位角演算手段は、Ax及びGを用いて、Z軸
に対するx軸の方向余弦cosαを算出し、Ay及びGを
用いて、Z軸に対するy軸の方向余弦cosβを算出する
x・y方向余弦演算部と、cosα及びcosβを用いてcos
γを算出するz方向余弦演算部と、cosγ及びωzを用
いてZ軸回りの角速度を演算するとともに、該Z軸回り
角速度から地球自転角速度ΩのZ軸成分Ωを除去
し、修正したZ軸回り角速度を演算する鉛直軸回り角速
度修正演算部と、前記修正したZ軸回りの角速度の時間
積分により、前記Z軸回りの回転角度を演算する回転角
度演算部とを備えて構成されることを特徴とする前記
(1)に記載の方位計。
【0014】(4)x軸、y軸およびz軸を直交3軸と
するとき、x軸方向の加速度Axを検知するx軸加速度
計と、y軸方向の加速度Ayを検知するy軸加速度計
と、z軸回りの角速度ωzを検知するジャイロと、x軸
加速度計およびy軸加速度計並びに該ジャイロの相互位
置を一定に保持する手段とを備えてなる方位計を用いて
方位を測定する方法において、前記方位計が置かれた位
置における重力加速度Gの方向にz軸を概ね向けるよう
に前記直交3軸の座標系を該方位計に設定する第1の手
順と、x軸加速度計、y軸加速度計および前記ジャイロ
にAx,Ay及びωzをそれぞれ検出させる第2の手順
と、重力加速度Gの方向の軸をZ軸と称し、x軸、y軸
およびz軸がZ軸に対しなす角度をそれぞれα,β及び
γとするとき、AxとGとを用いて、Z軸に対するx軸
の方向余弦cosαを求め、AyとGとを用いて、Z軸に
対するy軸の方向余弦cosβを求める第3の手順と、cos
α及びcosβを用いて、Z軸に対するz軸の方向余弦cos
γを求める第4の手順とωz及びcosγを用いて、Z軸
回りの角速度を求める第5の手順と、前記Z軸回りの角
速度の時間積分により、前記方位角を求める第6の手順
とを含むことを特徴とする方位測定方法。
【0015】(5)x軸、y軸およびz軸を直交3軸と
するとき、x軸方向の加速度Axを検知するx軸加速度
計と、y軸方向の加速度Ayを検知するy軸加速度計
と、z軸回りの角速度ωzを検知するジャイロと、x軸
加速度計およびy軸加速度計並びに該ジャイロの相互位
置を一定に保持する手段とを備えてなる方位計を用い方
位を測定する方法において、前記保持手段が置かれた位
置における重力加速度Gの方向にz軸を概ね向けるよう
に前記直交3軸の座標系を前記方位計に設定する第1の
手順と、x軸加速度計、y軸加速度計および前記ジャイ
ロにAx,Ay及びωzをそれぞれ検出させる第2の手
順と、重力加速度Gの方向の軸をZ軸と称し、x軸、y
軸およびz軸がZ軸に対しなす角度をそれぞれα,β及
びγとするとき、AxとGとを用いて、Z軸に対するx
軸の方向余弦cosαを求め、AyとGとを用いて、Z軸
に対するy軸の方向余弦cosβを求める第3の手順と、c
osα及びcosβを用いて、Z軸に対するz軸の方向余弦c
osγを求める第4の手順とωz及びcosγを用いて、Z
軸回りの角速度を求め、該Z軸回り角速度から地球自転
角速度ΩのZ軸成分Ωを除去し、修正したZ軸回り
角速度を演算する第5の手順と、前記修正したZ軸回り
の角速度の時間積分により、前記方位角を求める第6の
手順とを含むことを特徴とする方位測定方法。
【0016】(6)前記(4)又は(5)に記載の方位
測定方法の運用形態を方位角算出モードとし、所定の短
時間内に行うジャイロの誤差推定モードと、数分間に亘
って行う前記方位角算出モードとを交互に繰返して行
い、その都度該ジャイロの誤差推定モードにおいて推定
された誤差値を方位角算出モードにおいて差し引くこと
により、長時間に亘る運用時における方位角変動誤差を
抑制することを特徴とする方位測定方法。
【0017】
【作用】上記の構成および方法によれば、x座標軸およ
びy座標軸の双方の軸に、それぞれ個別に取り付けられ
た二つの加速度計と、z座標軸に取り付けられた一つの
ジャイロのみによって、傾斜角に起因する方位測定誤差
をより経済的に除去することが可能となり、Z鉛直軸回
りの真の方位を正確に測定することができる。また、Z
鉛直軸回りの回転角速度を算出する際に、地球自転角速
度の鉛直軸成分を取り込むことにより、該地球自転角速
度の影響をも除去した正確な方位測定を行うことが可能
となる。その上、方位角算出モードとジャイロの誤差
(バイアス)推定モードとの併用による運用形態によっ
て、長時間の方位測定時においても、ジャイロのバイア
ス誤差補正が適正に行われるので、方位角変動誤差(バ
イアス)が抑制されて所定の方位測定精度が維持され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の方位計について実
施の形態を挙げ、一層具体的に説明する。図1は本発明
の一実施の形態を示すブロック図である。本実施の形態
の方位計は、x軸加速度計1と、y軸加速度計2と、ジ
ャイロ3と、方位角演算手段4とでなる。この方位計は
移動体に固定的に装着されており、方位計に設定された
x,y,zの直交3軸座標系は、移動体における直交3
軸座標系に一致している。x−y平面は方位計の水平基
準面にある。x軸加速度計1の加速度感知軸はx軸であ
り、y軸加速度計2の加速度感知軸はy軸である。ジャ
イロ3はz軸回りの角速度を感知する。x軸加速度計1
で検出する加速度をAx、y軸加速度計2で検出する加
速度をAy、ジャイロ3で検出する角速度をωzとす
る。方位角演算手段4は、x軸加速度Ax、y軸加速度
Ayおよびz軸回りの角速度ωzを用いて車両のZ鉛直
軸回りの角度、即ち移動体の方位角Ψを演算する。Z
鉛直軸は、前述のとおり、地球の鉛直軸であり、地球の
重力方向を正の方向としている。Z鉛直軸に直交する1
つの座標軸をX軸とし、Z鉛直軸及びX軸に直交する座
標軸をY軸とする。地球の水平面はZ鉛直軸に直交する
X−Y平面である。図4は、方位計に固定されたx,
y,z直交3軸と、x,y,z直交3軸と原点を同じく
するX,Y,Z直交3軸との関係を示す図である。図4
においては、移動体の姿勢が傾き、方位計のz軸が地球
の鉛直軸(Z鉛直軸)に対し角度を有しており、Z鉛直
軸に対するx,y,z各軸の角度がそれぞれα,β,γ
であるときの様子を示している。
【0019】図2は、図1の実施の形態における方位角
演算手段4を具体化した本発明の第1の実施例を示すブ
ロック図である。また、図5は本実施例の外観の一面を
示す図である。図2に示されるように、本実施例は、x
軸加速度計1と、y軸加速度計2と、ジャイロ3と、方
位角演算手段4とを備えて構成されており、方位角演算
手段4は、x・y方向余弦演算部5、z方向余弦演算部
6および鉛直軸回り角速度演算部7により構成されてい
る。
【0020】図2において、移動体に設定されたx座標
軸、y座標軸およびz座標軸に対応して取り付けられた
x軸加速度計1、y軸加速度計2およびジャイロ3にお
いては、x軸加速度Ax 、y軸加速度Ay およびz軸回
りの角速度ωz がそれぞれ検出される。x軸加速度Ax
及びy軸加速度Ayはx・y方向余弦演算部5に入力さ
れ、角速度ωzは鉛直軸回り角速度演算部7に入力され
る。x・y方向余弦演算部5においては、x軸加速度A
x およびy軸加速度Ay の入力を受けて次式の演算処理
が行われ、それぞれZ鉛直軸に対するx軸方向余弦 cos
αと、Z鉛直軸に対するy軸方向余弦 cosβが算出され
る。次式において、Gは重力の加速度である。
【0021】 cosα=Ax /G ……………………………………(1) cosβ=Ay /G ……………………………………(2) これらのx軸方向余弦 cosαおよびy軸方向余弦 cosβ
は、z方向余弦演算部6に入力される。x座標軸、y座
標軸およびz座標軸が直交しているので、cosα+cos
β+cosγ=1である。ここで、cosγはZ鉛直軸に
対するz軸方向余弦である。そこで、z方向余弦演算部
6においては、z軸方向余弦 cosγを次式により算出す
る。 cosγ=[1―(cosα+cosβ)]1/2 …………(3) このz軸方向余弦 cosγは、z方向余弦演算部6から鉛
直軸回り角速度演算部7へ送られる。鉛直軸回り角速度
演算部7においては、ジャイロ3から入力される角速度
ωz と、z軸方向余弦 cosγと、時間関数として定義さ
れるZ鉛直軸回りの角速度(以下、鉛直軸回り角速度と
云う) dΨ/dt との間の下記関係式により、鉛直軸回
り角速度dΨ/dtが算出される。
【0022】 dΨ/dt =ωz /cosγ …………………………………(4) 鉛直軸回り角速度演算部7より出力される鉛直軸回り角
速度 dΨ/dt は、積分器8に入力されて次式により積
分処理され、移動体の方位Ψが出力される。 Ψ=∫( ωz /cosγ) dt ……………………………(5) 即ち、方位角演算手段4の積分器8からは、移動体に傾
斜角が存在する状態においても、該傾斜角による方位測
定誤差は除去されて、Z鉛直軸回りの正確な方位Ψ
出力される。
【0023】次に、本発明の第2の実施例について説明
する、図3は、その第2の実施例の構成を示すブロック
図である。図3に示されるように、本実施例において
は、x軸加速度計1、y軸加速度計2およびジャイロ
3、並びに方位角演算手段4に含まれるx・y方向余弦
演算部5、z方向余弦演算部6および積分器8等の構成
要素については、その動作内容は図2の第1の実施例と
同様である。本第2の実施例は、地球自転角速度のZ鉛
直軸方向の成分による影響を除去することを意図して構
成された方位計である。方位角演算手段4は、第1の実
施例における鉛直軸回り角速度演算部7に代えて、地球
自転角速度に対応して修正機能を有する鉛直軸回り角速
度修正演算部9が設けられている。このことが、第1の
実施例と異なる点である。従って、図3については、第
1の実施例の場合と同様の機能に関わる構成要素につい
ては、重複を避けるために説明を省略し、新規の構成要
素である鉛直軸回り角速度修正演算部9に関与する構成
要素についてのみ動作説明をする。
【0024】鉛直軸回り角速度修正演算部9には、ジャ
イロ3において検出される角速度ωz と、z方向余弦演
算部6から出力されるz軸方向余弦 cosγが入力され
る。鉛直軸回り角速度修正演算部9においては、次式に
示されるように、前述の(4)式に示される鉛直軸回り
角速度dΨ/dt=ωz /cosγが求められ、且つ、該鉛直
軸回り角速度dΨ/dtに対して地球自転角速度Ωの鉛
直軸成分Ωv を差し引く修正演算処理が行われて、修正
された鉛直軸回り角速度 dΨZE/dt が生成出力され
る。移動体がある位置の緯度をλとすると、鉛直軸成分
Ωvは、Ωv=Ωsinλなる式で計算できる。
【0025】 dΨZE/dt=ωz /cosγ−Ωv …………………(6) この鉛直軸回り角速度dΨZE/dtは、積分器8に入力さ
れて積分処理され、次式によって、移動体の方位ΨZE
がZ鉛直軸回りの方位角度に変換された方位角として出
力される。 ΨZE=∫(ωz /cosγ−Ωv )dt ……………………(7) 即ち、図3の第2の実施例では、移動体に傾斜角が存在
する状態においても、該傾斜角による方位測定誤差は除
去され、併せて地球自転角速度の影響をも除去され、測
定精度を更に改善した方位ΨZEが得られる。
【0026】次に、本発明の方位測定方法について説明
する。図6は、該方位測定方法の第1の実施例のフロー
チャートを示す図である。
【0027】図6において、まず方位計内に方位計の水
平基準面に則してx−y平面を有し、x軸を移動体の基
準軸方向に指向させて、x−y平面に直交するz軸が鉛
直軸の下方向を指向するx,y,z3軸直交座標系を設
定する(手順S11)。例えば、移動体が4輪車両であれ
ば、前後の車軸に直交し、該両車軸の左右幅の中心を通
る仮想線を基準軸とすればよい。この移動体の基準軸に
方位計のx軸が一致するように、方位計を移動体に装着
しておけば手順S11におけるx,y,z3軸直交座標系
の設定は単純になる。次に、x軸およびy軸の各軸方向
の加速度Ax ,Ay と、z軸方向の角速度ωz を検出す
る(手順S12)。次いで加速度Ax および重力加速度G
を用いて、Z鉛直軸に対するx軸方向余弦cosαを求
め、加速度Ay および重力加速度Gを用いて、Z鉛直軸
に対するy軸方向余弦cosβを求める(手順S13)。こ
れらのx軸方向余弦cosαおよびy軸の方向余弦cosβを
用いて、Z鉛直軸に対するz軸方向余弦 cosγを求める
(手順S14)。上記の手順S12およびS14において得ら
れたジャイロ検出角速度ωz およびz軸方向余弦 cosγ
を用いて、鉛直軸回り角速度dΨ/dt を求め、該鉛直
軸回り角速度dΨ/dtを積分処理して、鉛直軸回りの移
動体の方位Ψを求める(手順S15)。
【0028】このような方位測定手順を採ることによ
り、移動体に傾斜角が存在する状態においても、該傾斜
角による方位測定誤差は除去されて、Z鉛直軸回りの正
確な方位が求められる。
【0029】図7は、方位測定方法の第2の実施例のフ
ローチャートを示す図である。本実施例は、地球自転角
速度の影響をも考慮した方位測定手順を示しており、手
順S21乃至S24については、その内容は前述の図6にお
ける手順S11乃至S14と全く同じである。唯一の違い
は、図6における手順S15と、図7における手順S25と
の差異にある。本実施例においては、地球自転角速度の
影響を排除するために、手順S25においては、ジャイロ
検出角速度ωz およびz軸方向余弦 cosγに加えて、地
球自転角速度の鉛直軸成分Ωv をも考慮に入れ、該地球
自転角速度の影響を除去することを意図して鉛直軸回り
角速度 dΨZE/dt を求め、該鉛直軸回り角速度 dΨ
ZE/dt を積分処理して、鉛直軸回りの移動体の方位を
求めている点に特徴がある。
【0030】このような方位測定の手順を採ることによ
り、移動体に傾斜角が存在する状態においても、該傾斜
角による方位測定誤差は除去され、併せて地球自転角速
度の影響をも排除されて、方位測定精度を更に改善する
ことができる。
【0031】また、方位測定の運用形態において、ジャ
イロの誤差(バイアス)を抑制する方法として、或る一
定時間内のジャイロの誤差(バイアス)を推定する動作
モードと、上述の方位測定方法による方位角算出モード
とを併用して、所定の短時間内に行うジャイロの誤差
(バイアス)推定モードと、数分間に亘って行う方位角
算出モードとを交互に繰返して行い、その都度ジャイロ
の誤差(バイアス)推定モードにおいて推定された誤差
(バイアス)値を方位角算出モードにおいて差し引くこ
とにより、長時間に亘る運用時における方位角変動誤差
を抑制して、移動体の方位測定の精度を安定に保持する
ことが可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、移
動体の方位計または方位測定方法に適用されて、x,
y,z3軸の直交座標系における2水平軸において加速
度計で検出される加速度と、1垂直軸においてジャイロ
で検出される角速度とを用いて、該移動体の前記垂直軸
回りの角速度を、地球の鉛直軸回りの角速度に変換する
ことが可能となり、移動体の傾斜角に起因する方位測定
誤差を除去した高い精度の方位が取得でき、しかも1つ
のジャイロと、ジャイロより低コストの2つの加速度計
だけで足りるので、安価に方位計を提供でき、またこの
方位計による方位測定方法を提供できる。
【0033】また、本発明では、地球自転角速度による
影響についての誤差修正処理を行うことにより、より一
層の方位測定精度の改善を図ることが可能になるととも
に、長時間に亘る方位測定時においても、ジャイロの誤
差(バイアス)推定モードと、方位角算出モードとを併
用することにより、測定誤差変動を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる方位計の一実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の実施の形態を一層具体化した本発明の方
位計の第1の実施例を示すブロック図である。
【図3】図1の実施の形態を一層具体化した本発明の方
位計の第2の実施例を示すブロック図である。
【図4】方位計に設定するx,y,z3軸座標系と、
x,y,z3軸座標系と原点を同じくするX(水平
軸),Y(水平軸),Z(鉛直軸)3軸の地球座標系と
を示す図である。
【図5】図2に示した第1の実施例の一面を示す平面図
である。
【図6】本発明になる方位測定方法の第1の実施例を示
すフローチャートである。
【図7】本発明になる方位測定方法の第2の実施例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 x軸加速度計 2 y軸加速度計 3 ジャイロ 4 方位角演算手段 5 x・y方向余弦演算部 6 z方向余弦演算部 7 鉛直軸回り角速度演算部 8 積分器 9 鉛直軸回り角速度修正演算部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角速度検出手段、加速度検出手段ならびに
    該角速度検出手段および加速度検出手段の相互位置を一
    定に保持する手段を備えてなり、該保持手段に関し設定
    される直交座標系における直交3軸をx軸、y軸および
    z軸とそれぞれ称するとき、該保持手段が置かれた位置
    における重力加速度Gの方向をz軸が概ね向くように設
    定される方位計において、 前記角速度検出手段は、1個のジャイロでなり、z軸回
    りの角速度ωzを検知するように前記保持手段に取り付
    けられ、 前記加速度検出手段は、x軸方向の加速度Axを検知す
    るように前記保持手段に取り付けられたx軸加速度計
    と、y軸方向の加速度Ayを検知するように前記保持手
    段に取り付けられたy軸加速度計とでなり、 重力加速度Gの方向の軸をZ軸と称し、z軸がZ軸から
    傾いている角度をγとするとき、Ax,Ay及びGに基
    づきZ軸に対するz軸の方向余弦cosγを求め、ωz及
    びcosγに基づきZ軸回りの回転角度を演算し、該回転
    角度を方位角とする方位角演算手段を備えることを特徴
    とする方位計。
  2. 【請求項2】前記方位角演算手段は、 x軸及びy軸がZ軸に対しなす角度をそれぞれα及びβ
    とするとき、前記方位角演算手段は、Ax及びGを用い
    て、Z軸に対するx軸の方向余弦cosαを算出し、Ay
    及びGを用いて、Z軸に対するy軸の方向余弦cosβを
    算出するx・y方向余弦演算部と、 cosα及びcosβを用いてcosγを算出するz方向余弦演
    算部と、 cosγ及びωzを用いてZ軸回りの角速度を演算する鉛
    直軸回り角速度演算部と、 前記Z軸回りの角速度の時間積分により、前記Z軸回り
    の回転角度を演算する回転角度演算部とを備えて構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方位計。
  3. 【請求項3】前記方位角演算手段は、 x軸及びy軸がZ軸に対しなす角度をそれぞれα及びβ
    とするとき、前記方位角演算手段は、Ax及びGを用い
    て、Z軸に対するx軸の方向余弦cosαを算出し、Ay
    及びGを用いて、Z軸に対するy軸の方向余弦cosβを
    算出するx・y方向余弦演算部と、 cosα及びcosβを用いてcosγを算出するz方向余弦演
    算部と、 cosγ及びωzを用いてZ軸回りの角速度を演算すると
    ともに、該Z軸回り角速度から地球自転角速度ΩのZ
    軸成分Ωを除去し、修正したZ軸回り角速度を演算す
    る鉛直軸回り角速度修正演算部と、 前記修正したZ軸回りの角速度の時間積分により、前記
    Z軸回りの回転角度を演算する回転角度演算部とを備え
    て構成されることを特徴とする請求項1に記載の方位
    計。
  4. 【請求項4】x軸、y軸およびz軸を直交3軸とすると
    き、x軸方向の加速度Axを検知するx軸加速度計と、
    y軸方向の加速度Ayを検知するy軸加速度計と、z軸
    回りの角速度ωzを検知するジャイロと、x軸加速度計
    およびy軸加速度計並びに該ジャイロの相互位置を一定
    に保持する手段とを備えてなる方位計を用いて方位を測
    定する方法において、 前記方位計が置かれた位置における重力加速度Gの方向
    にz軸を概ね向けるように前記直交3軸の座標系を該方
    位計に設定する第1の手順と、 x軸加速度計、y軸加速度計および前記ジャイロにA
    x,Ay及びωzをそれぞれ検出させる第2の手順と、 重力加速度Gの方向の軸をZ軸と称し、x軸、y軸およ
    びz軸がZ軸に対しなす角度をそれぞれα,β及びγと
    するとき、AxとGとを用いて、Z軸に対するx軸の方
    向余弦cosαを求め、AyとGとを用いて、Z軸に対す
    るy軸の方向余弦cosβを求める第3の手順と、 cosα及びcosβを用いて、Z軸に対するz軸の方向余弦
    cosγを求める第4の手順とωz及びcosγを用いて、Z
    軸回りの角速度を求める第5の手順と、 前記Z軸回りの角速度の時間積分により、前記方位角を
    求める第6の手順とを含むことを特徴とする方位測定方
    法。
  5. 【請求項5】x軸、y軸およびz軸を直交3軸とすると
    き、x軸方向の加速度Axを検知するx軸加速度計と、
    y軸方向の加速度Ayを検知するy軸加速度計と、z軸
    回りの角速度ωzを検知するジャイロと、x軸加速度計
    およびy軸加速度計並びに該ジャイロの相互位置を一定
    に保持する手段とを備えてなる方位計を用い方位を測定
    する方法において、 前記保持手段が置かれた位置における重力加速度Gの方
    向にz軸を概ね向けるように前記直交3軸の座標系を前
    記方位計に設定する第1の手順と、 x軸加速度計、y軸加速度計および前記ジャイロにA
    x,Ay及びωzをそれぞれ検出させる第2の手順と、 重力加速度Gの方向の軸をZ軸と称し、x軸、y軸およ
    びz軸がZ軸に対しなす角度をそれぞれα,β及びγと
    するとき、AxとGとを用いて、Z軸に対するx軸の方
    向余弦cosαを求め、AyとGとを用いて、Z軸に対す
    るy軸の方向余弦cosβを求める第3の手順と、 cosα及びcosβを用いて、Z軸に対するz軸の方向余弦
    cosγを求める第4の手順とωz及びcosγを用いて、Z
    軸回りの角速度を求め、該Z軸回り角速度から地球自転
    角速度ΩのZ軸成分Ωを除去し、修正したZ軸回り
    角速度を演算する第5の手順と、 前記修正したZ軸回りの角速度の時間積分により、前記
    方位角を求める第6の手順とを含むことを特徴とする方
    位測定方法。
  6. 【請求項6】請求項4又は5に記載の方位測定方法の運
    用形態を方位角算出モードとし、所定の短時間内に行う
    ジャイロの誤差推定モードと、数分間に亘って行う前記
    方位角算出モードとを交互に繰返して行い、その都度該
    ジャイロの誤差推定モードにおいて推定された誤差値を
    方位角算出モードにおいて差し引くことにより、長時間
    に亘る運用時における方位角変動誤差を抑制することを
    特徴とする方位測定方法。
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