JP2006177640A - 凍結真空乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 溶質を水に溶解した原料液を真空容器内へノズルから噴霧して形成される微小凍結粒子に含まれる氷を短時間で昇華させて乾燥し得る凍結真空乾燥装置を提供すること。
【解決手段】 原料液をノズル12から真空凍結乾燥塔11内へ噴霧して形成される微小凍結粒子Fに含まれる氷を昇華させて乾燥する真空凍結乾燥塔11の内壁面に輻射板14を設け、真空凍結乾燥塔11の外周面側からヒータ15によって輻射板14を絶対温度900°K程度に加熱する。その加熱によって輻射板14からはエネルギー密度のピークが波長3μm 近辺にあり、氷によって吸収されやすい赤外線が輻射されるので、落下する微小凍結粒子Fはその輻射熱を受け、含まれる氷の温度が効果的に上昇して昇華が促進され、乾燥時間を短縮させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は凍結真空乾燥装置に関するものであり、更に詳しくは、水を溶媒または分散媒とする原料液を真空空間に噴霧させて形成される微小凍結粒子を短時間で乾燥し得る凍結真空乾燥装置に関するものである。
従来、熱によって変性され易い化学物質、例えばビタミン、酵素、蛋白等を微粉末として取り出すために、それらの化学物質の溶液または分散液を凍結真空乾燥することが行われている。すなわち、水を溶媒または分散媒とする原料液を真空容器中へ噴霧して微小液滴とすると、微小液滴から水が蒸発して蒸発潜熱を奪われることにより、微小液滴は瞬時に微小凍結粒子となる。その微小凍結粒子は真空中を落下する間に含まれている氷が昇華して乾燥されることにより化学物質の微粉末が得られる。そして、この微小凍結粒子からの氷の昇華を促進するために、微小凍結粒子を低温度に加熱して乾燥することが行われている。
その一例は、ラジエータによって加熱する方法であり、図7に示す凍結真空乾燥装置70は、減圧下のフリージング容器71内へ原料液をノズル72から噴霧して得られる微小凍結粒子を底部からロータリフィーダ73と振動フィーダ74を経由して横型円筒状の真空容器75内に設けられたベルトコンベア76の一端側へ供給し、ピンチローラ77aとバックアップローラ77bとの間を通過させて均等な厚さとしてから、上下のラジエータ78によって加熱して氷を昇華させ、乾燥された微粒子状の物質をベルトコンベア76の他端側から落下させてホッパー79aまたは79bに回収する装置である(例えば特許文献1を参照)。
他の一例はマイクロ波によって加熱する方法であり、図8に示す凍結真空乾燥装置80は、フリージング室81で原料液がノズル82から噴霧され、形成される微小凍結粒子を下方の乾燥室83内で互いに逆方向へ移送する5段のベルトコンベア88からなるコンベア・アセンブリ87の最上段のベルトコンベア88の一端部へ落下させ、順次下方へ移送すると共に、乾燥室83の側壁84の窓85を介してマイクロ波発生器86からのマイクロ波を導入し、微小凍結粒子から液成分を昇華させて乾燥する方法である(例えば特許文献2を参照)。
アメリカ特許、USP3621578 アメリカ特許、USP4033048
上記の特許文献1および特許文献2において、フリージング容器71またはフリージング室81は原料液をノズルから真空下へ噴霧し凍結させて微小凍結粒子を形成させることに使用されている。原料液を噴霧して瞬時に凍結させるためには、フリージング容器81またはフリージング室91は100Pa程度またはそれ以下の真空度に維持されるが、それによって形成される微小凍結粒子の温度は低く、これを特許文献1のようにラジエータで加熱しても、また特許文献2のようにマイクロ波によって加熱しても、微小凍結粒子に含まれる氷を昇華させて乾燥された化学物質の微粉末を得るには時間を要している。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、溶質が水に溶解された原料液、または分散相が水に分散された原料液をノズルから真空容器内へ噴霧して瞬間的に凍結させ、形成される微小凍結粒子に含まれる氷を短時間で昇華させて乾燥し得る凍結真空乾燥装置を提供することを課題とする。
上記の課題は請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれば次に示す如くである。
請求項1の凍結真空乾燥装置は、化学物質が水に溶解または分散された原料液を真空凍結乾燥塔の上端部に設けられたノズルから真空下の前記真空凍結乾燥塔内へ噴霧し、形成される前記原料液の微小液滴を自己凍結させて微小凍結粒子とし、前記微小凍結粒子に含まれる氷を昇華させて、乾燥された前記化学物質の微粉末を取り出すようにした凍結真空乾燥装置において、前記微小凍結粒子に向けて赤外線を輻射する輻射手段として、輻射体と前記輻射体を所定の温度に加熱する加熱機構とが設けられている装置である。
このような凍結真空乾燥装置は、微小凍結粒子に含まれる氷を効率よく昇華させる。
請求項1に従属する請求項2の凍結真空乾燥装置は、前記真空凍結乾燥塔内を落下する前記微小凍結粒子に向けて赤外線が輻射されるように前記真空凍結乾燥塔の内壁面に前記輻射体が配置されている装置である。
このような凍結真空乾燥装置は、真空凍結乾燥塔内を落下する微小凍結粒子に含まれている氷を直ちに温度上昇させて氷の昇華を促進する。
請求項2に従属する請求項3の凍結真空乾燥装置は、前記真空凍結乾燥塔を落下する前記凍結微粒子について前記輻射体が前記真空凍結乾燥塔の内壁面に配置されており、かつ前記真空凍結乾燥塔の底部に連接された前記真空乾燥室内に設けられている搬送機構で搬送される前記微小凍結粒子に向けて赤外線が輻射されるように前記真空乾燥室内に前記輻射体が配置されている装置である。
このような凍結真空乾燥装置は、凍結粒子が真空凍結乾燥塔内で落下する過程と真空乾燥室内で搬送機構によって搬送される過程において微小凍結粒子に含まれる氷の温度を上昇させ氷の昇華を促進させて、微小凍結粒子の乾燥に要する時間を短縮させる。
請求項1に従属する請求項4の凍結真空乾燥装置は、前記真空凍結乾燥塔の底部に連接された前記真空乾燥室内に設けられている搬送機構で搬送される前記微小凍結粒子に向けて赤外線が輻射されるように前記真空乾燥室内に前記輻射体が配置されている装置である。
このような凍結真空乾燥装置は、真空乾燥室内の搬送機構によって搬送される微小凍結粒子に含まれている氷を効率よく昇華させる。
請求項1に従属する請求項5の凍結真空乾燥装置は、前記赤外線が絶対温度900°K程度の前記輻射体から輻射される波長範囲の赤外線である装置である。
このような凍結真空乾燥装置は、輻射される赤外線が氷によって最も吸収され易い波長の赤外線を含むことから、微小凍結粒子に含まれる氷を最も効果的に昇温させる。
請求項1に従属する請求項6の凍結真空乾燥装置は、前記輻射体が黒鉛、無定形炭素、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化チタン、およびステンレス酸化物の内の少なくとも一種からなる装置である。
このような凍結真空乾燥装置は輻射体の輻射能が大であり、微小凍結粒子に含まれる氷を効率よく昇温させる。
請求項1の凍結真空乾燥装置によれば、溶媒または分散媒が水である原料液から形成される微小凍結粒子に向けて、所定の温度に加熱した輻射体から赤外線を輻射させることができ、輻射体を加熱する温度によって輻射させる赤外線の波長範囲を選択することができるので、微小凍結粒子に含まれる氷を主体的に昇温させることが可能である。
請求項2の凍結真空乾燥装置によれば、真空凍結乾燥塔内を落下する凍結直後の微小凍結粒子に真空凍結乾燥塔の内壁面から赤外線を照射するので、凍結後の微小凍結粒子の更なる温度低下を抑制することができ、かつ微小凍結粒子に含まれる氷の温度を上昇させて昇華を促進することができ、微小凍結粒子の乾燥時間を短縮させる。
請求項3の凍結真空乾燥装置によれば、真空凍結乾燥塔内を落下する微小凍結粒子に赤外線を照射し、続く真空乾燥室においても搬送機構によって搬送される微小凍結粒子に赤外線を照射することができるので、真空凍結乾燥塔内と続く真空乾燥室内とにおいて微小凍結粒子に含まれている氷の温度を上昇させて氷の昇華を促進することができ、微小凍結粒子の乾燥時間を一層短縮させる。
請求項4の凍結真空乾燥装置によれば、真空凍結乾燥塔の底部に連接された真空乾燥室に設けられている搬送機構によって搬送される微小凍結粒子に赤外線を照射するので、微小凍結粒子に含まれている氷の温度を上昇させて昇華を促進させることができ、微小凍結粒子の乾燥時間を短縮させる。
請求項5の凍結真空乾燥装置によれば、絶対温度が900°K程度の輻射体によって赤外線の中でも氷によって最も吸収され易い波長の赤外線を含む赤外線を照射することができるので、微小凍結粒子に含まれる氷を効果的に昇温させて昇華させ、微小凍結粒子の乾燥に要する時間を格段に短縮させる。
請求項6の凍結真空乾燥装置によれば、輻射体から赤外線が高い効率で輻射されるので、微小凍結粒子に含まれる氷を効率よく温度上昇させて昇華させ、微小凍結粒子の乾燥に要する時間を短縮させる。
図1は溶質の水溶液である原料液を真空容器内に噴霧させて形成される微小凍結粒子に含まれる氷を昇華させて乾燥させる模式的な凍結真空乾燥装置10を示す断面図である。すなわち、図1において凍結真空乾燥装置10は第1真空チャンバー11と第2真空チャンバー21とからなり、第1真空チャンバー11は真空排気口13から、第2真空チャンバー21は真空排気口23からコールドトラップ27を介し真空ポンプ28に接続されて真空排気されており、第1真空チャンバー11および第2真空チャンバー21は何れも100Pa程度、もしくはそれ以下の真空度に維持されているとする。そして、第1真空チャンバー11においては、図示を省略した原料液タンクに接続されているノズル12から原料液が噴霧され、形成される微小液滴は、原料液中の水が直ちに蒸発することによって蒸発潜熱を奪われ、極めて短時間で凍結して微小凍結粒子Fとなり、微小凍結粒子Fに含まれる氷の昇華を伴いながら落下する。
第1真空チャンバー11の底部16は漏斗状に形成されており、上方から落下して来る微小凍結粒子Fを受けて中央部の排出管17から第2真空チャンバー21に設置されている搬送機構22の上流端部へ導くので、微小凍結粒子Fは搬送機構22を下流側へ搬送されるが、この間に微小凍結粒子Fに含まれる氷が昇華して乾燥され、乾燥した溶質の微粉末Pが搬送機構22の下流端から落下して回収容器29へ収容される。
上記のノズル12からの噴霧によって形成される微小液滴について、噴霧後の経過時間による微小液滴の温度変化を計算機によってシミュレーションして求めた結果を図2に示した。図2において、横軸はノズル12から原料液を噴霧させた直後を0秒とした経過時間[秒]であり、縦軸は微小液滴または微小液滴が凍結して形成される微小凍結粒子Fの温度[℃]である。微小液滴の温度は噴霧された直後の微小液滴の径によって異なるが、微小液滴が球状の粒子であるとし、その粒子半径が0.1mmの場合と0.5mmの場合をシミュレーションした。なお、簡単にするために、過冷却や温度分布は無視している。図2において、実線で示す曲線Aは粒子半径が0.1mmの場合、一点鎖線で示す曲線Bは粒子半径が0.5mmの場合である。
粒子半径が0.1mmの曲線Aの場合は、温度が0℃となるm 点において凍結が始まり、短時間は0℃が維持され、微小液滴の全体が凍結したn点から再び温度低下して行く。 粒子半径が0.5mmの曲線Bの場合は、温度が0℃となるp 点において凍結が始まり、微小液滴の全体が凍結したq 点から再び温度低下して行く。 図2から明らかなように、微小液滴の全体が凍結するまでに要する時間は、液滴の半径が大であるほど長くなるが、0℃以下となった微小凍結粒子Fが最終的に到達する温度は当初の微小液滴の半径には殆ど依存しない。そして、このような微小凍結粒子Fに含まれる氷を真空のみによって完全に昇華させるには、1時間ないしは半日程度の長時間を必要とする。
すなわち、噴霧式の凍結真空乾燥装置においては、水を溶媒とする原料液をノズルから第1真空チャンバー内へ噴霧し、微小凍結粒子として落下させ、続いて第2真空チャンバー内を搬送機構によって搬送するだけでは、微小凍結粒子に含まれる氷は容易には除去されず、微小凍結粒子の乾燥時間を短縮するために、背景技術の項で説明したように、ベルトコンベアによって搬送する微小凍結粒子をラジエータからの熱線で加熱する方法や、コンベア・アセンブリによって搬送する微小凍結粒子をマイクロ波で加熱することが行われている。しかし、これらの加熱手段によっても微小凍結粒子を加熱しても微小凍結粒子の乾燥に要する時間は充分に短縮されてはいない。従って、微小凍結粒子に含まれる氷を最も効果的に昇華させることができる加熱手段を求めて検討した。その結果を以下に示す。
図3は氷の電磁波吸収スペクトルを示し、横軸は電磁波の波長であり、縦軸は氷による電磁波の吸収係数[1/m]である。この吸収スペクトルは以下のようにして作図したものである。すなわち、非特許文献1には氷における電磁波の吸収、透過、反射、散乱等の計算には波長λの関数として(式1)で示される氷の複素屈折率m(λ)が関連するとしている。
m(λ)= mre(λ)− imim(λ) (式1)
ここにおいてmre(λ)は実数部であり、imim(λ)は虚数部である。
そして、氷による電磁波の吸収係数κabs は(式2)で示されるとしている。
κabs = 4πmim /λ (式2)
加えて、紫外線からマイクロ波までの波長範囲に亘る虚数部mim の値も示されている。すなわち、図3は波長の関数として示されている虚数部mim の値と、(式2)とによって作図したものである。 図3から明らかなように、氷は波長3μm 近辺の電磁波について大きい吸収係数を持っている。
S. G. Warren, APPLIED OPTICS、vol.23 (1984), 1206
他方、黒体から輻射される電磁波のエネルギー密度のスペクトルは、プランクの輻射則(式3)で与えられる。(式3)において、Uはエネルギー密度、h はプランクの定数、νは電磁波の振動数、c は光速、k はボルツマン定数、Tは黒体の絶対温度である。また、波長λと振動数νは(式4)の関係にある。
U = 8πh ν3/c3・1/(exp(h ν/kT)−1) (式3)
λ = c/ν (式4)
(式3)、(式4)によって、黒体から輻射される電磁波のエネルギー密度のピークが波長3μm になるのは黒体の絶対温度が900°K程度である場合であることが分かる。すなわち、氷に電磁波を照射して氷を温度上昇させるには、絶対温度が900°K程度の黒体または熱光源から輻射される赤外線を照射するのが最も効果的であることを意味する。図4に黒体が絶対温度900°Kである場合に輻射される電磁波の波長によるエネルギー流密度のスペクトルを示した。図4の横軸は波長[μm]であり、縦軸はエネルギー流密度[W/m3 ]である。図4から明らかな様に、絶対温度が900°Kの黒体からは、波長3μm をピークにして波長1μm から波長10μm までの短波長側の赤外線が輻射される。
凍結真空乾燥装置内における微小凍結粒子に実際に上記の赤外線を照射するには、輻射能の大きい材料からなる輻射体を熱光源または輻射源とし、加熱機構によって輻射体を絶対温度900°Kに加熱して赤外線を輻射させることになる。熱光源となる輻射体は、第1真空チャンバーの内壁面や、第1真空チャンバーの底部に続く第2真空チャンバー内に設置された搬送機構の搬送面の直上方に配置される。輻射体には輻射能の大きい材料によるものを使用することが望ましい。加熱機構は輻射体を所定の温度に加熱し得るものであればよく、特に限定されない。
図5は実施例1の凍結真空凍結乾燥装置20を示す図である。凍結真空凍結乾燥装置20を構成する真空凍結乾燥塔11は内壁面に、輻射体として、輻射能の大きい輻射材料である黒鉛(輻射率0.75程度)からなる輻射板14が円筒状に嵌め込まれている。真空凍結乾燥塔11の外壁面には内壁面の輻射板14対応して抵抗加熱式ヒータ15が巻装されており、輻射板14を絶対温度900°K程度に加熱することにより、輻射板14の内周面から塔内を落下する微小凍結粒子Fに向けて赤外線が輻射されるようになっている。 真空凍結乾燥塔11の頂部には溶質の水溶液である原料液を噴霧させるノズル12が設けられており、ノズル12は図示せずとも原料液タンクに接続されている。
真空凍結乾燥塔11の上端部には真空排気管13が接続されており、真空排気管13にはコールドトラップ27を介して真空ポンプ28が接続されている。そして真空凍結乾燥塔11の底部16は漏斗形状とされており、落下してくる溶質の乾燥微粉末Fを受けて下方へ落下させる排出管17が設けられている。そして、排出管17の下端部にはロータリ・バルブ18が取り付けられており、直下には回収容器19が配置されている。
原料液をノズル12から真空凍結乾燥塔11内へ噴霧させて形成される微小液滴は、直ちに水分が蒸発して蒸発潜熱を奪われることから、凍結して微小凍結粒子Fとなり下方へ落下する。落下の途中において、真空凍結乾燥塔11の内壁面の輻射板14は抵抗加熱式ヒータ15によって絶対温度900°K程度に加熱されて、エネルギー密度のピークが波長3μm 近辺にあり、氷によって吸収され易い波長の赤外線を輻射しているので、微小凍結粒子Fは輻射熱を受け、凍結後の更なる温度低下が抑制されると共に、含まれている氷の温度が上昇して氷の昇華が促進されて乾燥に要する時間が短縮される。得られる溶質の乾燥微粉末Pは真空凍結乾燥塔11の底部16から排出管17に集められ、下方のロータリ・バルブ18によって、真空凍結乾燥塔11内の真空度を保持しつつ、大気圧下の回収容器29に収容される。
図6は実施例2の凍結真空凍結乾燥装置30を示す図である。凍結真空凍結乾燥装置30は基本的には図1の模式的な凍結真空乾燥装置10の第1真空チャンバー11を真空凍結乾燥塔11とし、第2真空チャンバー21を真空乾燥室21として名称を変更しているが、構成要素は同様であるので共通する構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。実施例2の凍結真空凍結乾燥装置30が凍結真空乾燥装置10と異なるところは、真空乾燥室21内の搬送機構としてのベルトコンベア22を搬送される微小凍結粒子Fの直上に、赤外線を輻射するための黒鉛からなる輻射板24と、その輻射板24を加熱するための抵抗加熱式ヒータ25が設けられていることにある。
溶質の水溶液である原料液をノズル12から真空凍結乾燥塔11内へ噴霧させることにより、直ちに形成される微小凍結粒子Fは含まれる氷の昇華を伴いながら真空凍結乾燥塔11内を落下し、真空凍結乾燥塔11の底部16から排出管17を経由して、真空乾燥室21内に設置されているベルトコンベア22の上流端部へ導かれて下流側へ搬送される。ベルトコンベア22によって搬送される間、抵抗加熱式ヒータ25によって絶対温度900°K程度に加熱された輻射板24から微小凍結粒子Fに向けてエネルギー密度のピークが波長3μm 近辺にあり、氷によって吸収され易い波長の赤外線が輻射されているので、微小凍結粒子Fに含まれている氷は温度上昇して昇華が促進される。そして得られる溶質の乾燥微粉末Pはベルトコンベア22の下流端から落下して回収容器29に収容される。
以上、本発明の凍結真空乾燥装置を実施例によって説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば、実施例1においては真空凍結乾燥塔11に輻射板14と抵抗加熱式ヒータ15を備えた凍結真空乾燥装置20、実施例2においては真空乾燥室21の搬送機構22に輻射板24と抵抗加熱式ヒータ25を設けた凍結真空乾燥装置30を示したが、真空凍結乾燥塔11と真空乾燥室21との両者に輻射板と抵抗加熱式ヒータを設けた凍結真空乾燥装置としてもよい。
また本実施例においては、輻射板を所定の温度に加熱する加熱機構として抵抗加熱式ヒータを例示したが、これ以外の加熱機構、例えば輻射体が導電体の場合に誘導加熱方式による加熱機構によって輻射体を加熱するものであってもよく、また輻射体が絶縁体であっても輻射体の非輻射面に導電体を貼り合わせることによって誘導加熱方式による加熱が可能である。すなわち、輻射体を所定の温度に加熱し得る限りにおいて、加熱方式は限定されず、また加熱機構の本体は対応する輻射体とは距離的に離れて設置されるものであってもよい。
また本実施例においては、輻射能の大きい輻射体の材料として黒鉛(C)を例示したが、黒鉛および黒鉛と同一材料である無定形炭素以外で、黒鉛と同等以上の放射率を有する材料、例えば、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO2)、酸化チタン(TiO2 )、ステンレスの酸化物、またはそれらの一種以上を含む複合組成物を使用することができる。
また本実施例2においては、搬送機構としてベルトコンベアを例示したが、これ以外のスクリューコンベア、振動コンベア等、各種の搬送機構を採用することができる。
また実施例1および実施例2においては、輻射板の輻射面を露出させた状態で輻射板を配置する場合を説明したが、特に実施例1の真空凍結乾燥塔11の内壁面に配置する輻射板14においては、輻射させる波長範囲の赤外線を透過させる材料、例えば溶融石英板や人工水晶板によるカバーを、輻射面と間隔をあけ、輻射面全体を覆うように設けてもよい。そのことによって、落下する微小凍結粒子Fが温度の高い輻射板14に直接に接触することを防ぎ得る。
また実施例1および実施例2においては、溶質の水溶液を原料液として真空凍結乾燥する場合を例示したが、分散相(例えばマイクロカプセル)を水に分散させた分散液を原料液とする場合にも本発明は同様に適用される。
模式的な凍結真空乾燥装置を示す断面図である。 原料液の噴霧液滴の経過時間による温度変化を示す図である。 氷の電磁波吸収スペクトルを示す図である。 絶対温度900°Kの黒体から輻射される電磁波のエネルギー密度スペクトルを示す図である。 実施例1の凍結真空乾燥装置を示す断面図である。 実施例2の凍結真空乾燥装置を示す断面図である。 従来の凍結真空乾燥装置の一例を示す断面図である。 従来の凍結真空乾燥装置の他例を示す断面図である。
符号の説明
10・・・模式的な凍結真空乾燥装置、
11・・・第1真空チャンバー、または真空凍結乾燥塔、
12・・・ノズル、 13・・・真空排気口、
14・・・輻射板、 15・・・ヒータ、
16・・・底部、 17・・・排出管、
18・・・ロータリ・バルブ、 19・・・回収容器、
20・・・実施例1の凍結真空乾燥装置、
21・・・第2真空チャンバー、または真空乾燥室、
22・・・搬送機構、 23・・・真空排気口、
24・・・輻射板、 25・・・ヒータ、
27・・・コールドトラップ 、 28・・・真空ポンプ、
29・・・回収容器、 30・・・実施例2の凍結真空乾燥装置、
F・・・・微小凍結粒子 P・・・・乾燥された溶質の微粉末

Claims (6)

  1. 化学物質が水に溶解または分散された原料液を真空凍結乾燥塔の上端部に設けられたノズルから真空下の前記真空凍結乾燥塔内へ噴霧し、形成される前記原料液の微小液滴を自己凍結させて微小凍結粒子とし、前記微小凍結粒子に含まれる氷を昇華させて、乾燥された前記化学物質の微粉末を取り出すようにした凍結真空乾燥装置において、
    前記微小凍結粒子に向けて赤外線を輻射する輻射手段として、輻射体と前記輻射体を所定の温度に加熱する加熱機構とが設けられている
    ことを特徴とする凍結真空乾燥装置。
  2. 前記真空凍結乾燥塔内を落下する前記微小凍結粒子に向けて赤外線が輻射されるように前記真空凍結乾燥塔の内壁面に前記輻射体が配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の凍結真空乾燥装置。
  3. 前記真空凍結乾燥塔を落下する前記凍結微粒子について前記輻射体が前記真空凍結乾燥塔の内壁面に配置されており、かつ前記真空凍結乾燥塔の底部に連接された前記真空乾燥室内に設けられている搬送機構で搬送される前記微小凍結粒子に向けて赤外線が輻射されるように前記真空乾燥室内に前記輻射体が配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の凍結真空乾燥装置。
  4. 前記真空凍結乾燥塔の底部に連接された前記真空乾燥室内に設けられている搬送機構で搬送される前記微小凍結粒子に向けて赤外線が輻射されるように前記真空乾燥室内に前記輻射体が配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の凍結真空乾燥装置。
  5. 前記赤外線が絶対温度900°K程度の前記輻射体から輻射される波長範囲の赤外線である
    ことを特徴とする請求項1に記載の凍結真空乾燥装置。
  6. 前記輻射体が黒鉛、無定形炭素、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化チタン、
    およびステンレス酸化物の内の少なくとも一種からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の凍結真空乾燥装置。
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