JPS62158475A - 凍結乾燥装置 - Google Patents
凍結乾燥装置Info
- Publication number
- JPS62158475A JPS62158475A JP29725285A JP29725285A JPS62158475A JP S62158475 A JPS62158475 A JP S62158475A JP 29725285 A JP29725285 A JP 29725285A JP 29725285 A JP29725285 A JP 29725285A JP S62158475 A JPS62158475 A JP S62158475A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- radiation
- temperature
- drying
- radiation material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
蒸気分圧低下による凍2拮面からの表面昇華を活発に保
ち、水分の昇華潜熱を輻射熱で供給する凍結乾燥装置に
関する。
ち、水分の昇華潜熱を輻射熱で供給する凍結乾燥装置に
関する。
凍結食品の乾燥行程をミクロ的に観察すると、純氷相が
昇華した多孔質層が凍結層(未昇華)の周りに形成され
、凍結面から昇華した水蒸気は、この多孔質層を透過拡
散し、その昇華に必要な熱はこの多孔質層を伝導して凍
結層に伝達される。多孔質層はその構造から断熱材に近
いために、熱伝導による凍結層への熱伝達方式では、必
要以上の品温(食品の温度)の上昇を招くと共にこの多
孔質層を軟化し、水蒸気の透過を阻止して凍結層の融解
を招き易い。伝導でなく輻射により昇華潜熱を凍結層に
伝達する赤外線ヒータ一方式では、多孔質層に吸収され
凍結層に達しないために、乾燥速度が遅く実用化されて
ない。本発明は多孔質層を透過しやすい遠赤外線を利用
することで、赤外線ヒータ一方式の欠点を解決し輻射加
熱の利点を享受するもので、以下図面に基づいて詳しく
説明する。
昇華した多孔質層が凍結層(未昇華)の周りに形成され
、凍結面から昇華した水蒸気は、この多孔質層を透過拡
散し、その昇華に必要な熱はこの多孔質層を伝導して凍
結層に伝達される。多孔質層はその構造から断熱材に近
いために、熱伝導による凍結層への熱伝達方式では、必
要以上の品温(食品の温度)の上昇を招くと共にこの多
孔質層を軟化し、水蒸気の透過を阻止して凍結層の融解
を招き易い。伝導でなく輻射により昇華潜熱を凍結層に
伝達する赤外線ヒータ一方式では、多孔質層に吸収され
凍結層に達しないために、乾燥速度が遅く実用化されて
ない。本発明は多孔質層を透過しやすい遠赤外線を利用
することで、赤外線ヒータ一方式の欠点を解決し輻射加
熱の利点を享受するもので、以下図面に基づいて詳しく
説明する。
高真空(0,1〜5 mmH? )下に保たれる乾燥室
(1)内に、遠赤外線(3μm以上)放射特性の優れた
セラミックス放射体(2)を上下だ対峙する。排気ポン
プに連通ずる孔(3)をトラップ室(=I)K設け、ヒ
ートポンプ装置(5)より冷媒を供給される冷却板(6
)をこのトラップ室(4)内に配置する。遠赤外線放射
特性の便れたセラミックとしては、アルミナ系、マグネ
シア系、ジルコニア系、ンリカ系セラミック、あるいは
これらの複合体が採用される。第2図は種々のセラミッ
クの遠赤外域放射スペクトル分布図であり、ムライト(
3Aj203・2SiOz)は実線(N、アルミナ(A
t203)は二点鎖線(B)、マグネ77(Mr、)は
点線(Q、ジルコニア(Zr02)は一点鎖線(D)で
示されている。いずれも赤外線ヒーターやニクロム線等
に較べて優れた遠赤外線放射特性を有する。
(1)内に、遠赤外線(3μm以上)放射特性の優れた
セラミックス放射体(2)を上下だ対峙する。排気ポン
プに連通ずる孔(3)をトラップ室(=I)K設け、ヒ
ートポンプ装置(5)より冷媒を供給される冷却板(6
)をこのトラップ室(4)内に配置する。遠赤外線放射
特性の便れたセラミックとしては、アルミナ系、マグネ
シア系、ジルコニア系、ンリカ系セラミック、あるいは
これらの複合体が採用される。第2図は種々のセラミッ
クの遠赤外域放射スペクトル分布図であり、ムライト(
3Aj203・2SiOz)は実線(N、アルミナ(A
t203)は二点鎖線(B)、マグネ77(Mr、)は
点線(Q、ジルコニア(Zr02)は一点鎖線(D)で
示されている。いずれも赤外線ヒーターやニクロム線等
に較べて優れた遠赤外線放射特性を有する。
次に作用について説明する。凍結乾燥すべき食品をトレ
イ(7)に載置して下段のセラミックス放射体(2)に
置き、排気ポンプを作動してトラップ室(4)と乾燥室
(1)内の空気を排気し、0.1〜1 mmH?程度の
真空度を維持する。ヒーター等を内蔵するセラミックス
放射体(2)を昇温し、その表面から遠赤外線を放射さ
せる。高真空下の乾燥室(1ン内の水蒸気分圧は低下し
ているため、凍結食品の純氷相表面から水分は昇華し、
水蒸気としてトラップ室(4)に拡散し、冷却板(6)
に触れて液化し除去される。ヒートポンプ装置(5)の
働らきによりこの冷却板(6)は常に低温に保たれてい
る。
イ(7)に載置して下段のセラミックス放射体(2)に
置き、排気ポンプを作動してトラップ室(4)と乾燥室
(1)内の空気を排気し、0.1〜1 mmH?程度の
真空度を維持する。ヒーター等を内蔵するセラミックス
放射体(2)を昇温し、その表面から遠赤外線を放射さ
せる。高真空下の乾燥室(1ン内の水蒸気分圧は低下し
ているため、凍結食品の純氷相表面から水分は昇華し、
水蒸気としてトラップ室(4)に拡散し、冷却板(6)
に触れて液化し除去される。ヒートポンプ装置(5)の
働らきによりこの冷却板(6)は常に低温に保たれてい
る。
純氷相の昇華した多孔質層が形成されると、その内部の
凍結層へは熱が伝わシにくくなる。一般に、乾燥速度を
高くするには、凍結食品の温度全品温の許す範囲で、で
きるだけ高温に保つことである。氷の蒸気圧が高くなる
ためである。この場合、昇華潜熱を十分な速度で凍結層
に供給することが必要である。セラミックス放射体(2
)から照射される遠赤外線は、多孔質層を透過して確実
に凍結層に達する。従来の熱伝導方式に較べて、多孔質
層を軟化する虞れもなく、品温を可及的高く維持できる
。また、遠赤外線照射による多孔質層の均一加熱により
、水蒸気の拡散抵抗の増加もなく、遠赤外線を吸収した
凍結面から昇華した水蒸気は迅速にトランプ室(4)に
達する。
凍結層へは熱が伝わシにくくなる。一般に、乾燥速度を
高くするには、凍結食品の温度全品温の許す範囲で、で
きるだけ高温に保つことである。氷の蒸気圧が高くなる
ためである。この場合、昇華潜熱を十分な速度で凍結層
に供給することが必要である。セラミックス放射体(2
)から照射される遠赤外線は、多孔質層を透過して確実
に凍結層に達する。従来の熱伝導方式に較べて、多孔質
層を軟化する虞れもなく、品温を可及的高く維持できる
。また、遠赤外線照射による多孔質層の均一加熱により
、水蒸気の拡散抵抗の増加もなく、遠赤外線を吸収した
凍結面から昇華した水蒸気は迅速にトランプ室(4)に
達する。
通常の凍結乾燥肉は、復水させると赤褐色を呈し、新鮮
な原肉に較べてみ劣シする。これは、乾燥操作中に、ヘ
マチンなどの色素が熱分解するためである。本発明では
、凍結層に直接輻射エネルギーを供給する加熱方式のた
めに、熱伝導方式に較べて品温は低く押さえられ、ムラ
イトを採用した実施例ではほぼ原肉に近い外観を有する
。筐た、この時の乾燥時間は従来方式に較べて偽に短縮
された。
な原肉に較べてみ劣シする。これは、乾燥操作中に、ヘ
マチンなどの色素が熱分解するためである。本発明では
、凍結層に直接輻射エネルギーを供給する加熱方式のた
めに、熱伝導方式に較べて品温は低く押さえられ、ムラ
イトを採用した実施例ではほぼ原肉に近い外観を有する
。筐た、この時の乾燥時間は従来方式に較べて偽に短縮
された。
以上のように本発明は、高真空下に保たれた乾燥室(1
)内に、ムライトのような遠赤外線放射特性の優れたセ
ラミックス放射体(2)を配置し、昇温したセラミック
ス放射体からの輻射熱で凍結食品の純氷相等から水分を
昇華させるため、凍結食品を均一に昇温し、凍結層に昇
華潜熱を直接供給でき、品温を低く押さえつつ蒸発速度
を高めることができる。野菜、魚肉類等の風味を損なわ
ず、復元性に優れた高効率で省エネの凍結乾燥を実行で
きる。
)内に、ムライトのような遠赤外線放射特性の優れたセ
ラミックス放射体(2)を配置し、昇温したセラミック
ス放射体からの輻射熱で凍結食品の純氷相等から水分を
昇華させるため、凍結食品を均一に昇温し、凍結層に昇
華潜熱を直接供給でき、品温を低く押さえつつ蒸発速度
を高めることができる。野菜、魚肉類等の風味を損なわ
ず、復元性に優れた高効率で省エネの凍結乾燥を実行で
きる。
図面は本発明実施の一例を示すものにして、第1図は概
略説明図、第2図は遠赤外線放射特性の優れたセラミッ
クの放射スペクトル分布図である。
略説明図、第2図は遠赤外線放射特性の優れたセラミッ
クの放射スペクトル分布図である。
Claims (3)
- (1)高真空下に保たれた乾燥室内に、遠赤外線放射特
性の優れたセラミックス放射体を配置し、昇温したセラ
ミック放射体からの輻射熱で、凍結食品の純氷相等から
水分を昇華させる、凍結乾燥装置。 - (2)アルミナ系、マグネシア系、ジルコニア系セラミ
ック、あるいはこれらの複合体を焼成して、セラミック
ス放射体を作製する、特許請求の範囲第1項記載の凍結
乾燥装置。 - (3)ムライトでセラミックス放射体を作製する、特許
請求の範囲第2項記載の凍結乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29725285A JPS62158475A (ja) | 1985-12-30 | 1985-12-30 | 凍結乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29725285A JPS62158475A (ja) | 1985-12-30 | 1985-12-30 | 凍結乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62158475A true JPS62158475A (ja) | 1987-07-14 |
Family
ID=17844122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29725285A Pending JPS62158475A (ja) | 1985-12-30 | 1985-12-30 | 凍結乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62158475A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177640A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Ulvac Japan Ltd | 凍結真空乾燥装置 |
JP2014214992A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 共和真空技術株式会社 | 凍結乾燥用の棚及びその棚を用いた凍結乾燥装置 |
-
1985
- 1985-12-30 JP JP29725285A patent/JPS62158475A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177640A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Ulvac Japan Ltd | 凍結真空乾燥装置 |
JP2014214992A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 共和真空技術株式会社 | 凍結乾燥用の棚及びその棚を用いた凍結乾燥装置 |
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