JP2006177168A - スタータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライブシャフトとオーバランニングクラッチとのスプライン部における傾斜を抑制することができるスタータを提供する。
【解決手段】スタータは、外周側にシャフトスプライン5aが形成されるドライブシャフト5と、内周側にシャフトスプライン5aに噛合するバレルスプライン61aが形成されドライブシャフト5に対して軸方向移動可能であり一方向クラッチを構成するオーバランニングクラッチ6と、オーバランニングクラッチ6に一体的に配置され内燃機関のリングギヤ10に噛合係脱するピニオンギヤ8とを備える。そして、シャフトスプライン5aの歯先とバレルスプライン61aの歯底との径方向隙間X(=X1+X2)は、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの間のバックラッシY(=Y1+Y2)より小さくしている。
【選択図】図3

Description

本発明は、オーバランニングクラッチを有するスタータに関するものである。
オーバランニングクラッチを有するスタータについては、例えば、特許文献1に記載されている。このスタータは、スタータモータの動力を伝達し外周側に軸ヘリカルスプラインが形成されるドライブシャフトと、内周側に軸ヘリカルスプラインに噛合する孔ヘリカルスプラインが形成されドライブシャフトに対して軸方向移動可能であり一方向クラッチを構成するオーバランニングクラッチと、オーバランニングクラッチに一体的に配置され内燃機関のリングギヤに噛合係脱するピニオンギヤとを備える。このように、スタータモータの動力を伝達するドライブシャフトとオーバランニングクラッチとがスプライン噛合している。
特公平7−37786号公報
ところで、両スプラインの間には、径方向及び周方向にガタ(隙間)が存在する。そのため、オーバランニングクラッチは、ドライブシャフトに対して傾斜する場合がある。特に、イグニッションスイッチを一度ONした後、内燃機関が始動する前にイグニッションスイッチをOFFして再度ONした場合には、スタータモータの惰性回転によりピニオンギヤが回転した状態のまま内燃機関のリングギヤに噛合しようとする。そうすると、ピニオンギヤの回転は急激に停止されることになる。この場合、ドライブシャフトとオーバランニングクラッチとのスプライン噛合部分に過大衝撃が発生してオーバランニングクラッチとドライブシャフトとが傾斜する。
このようにオーバランニングクラッチとドライブシャフトとが傾斜する結果、スプライン噛合部分の局所的な接触による過大面圧により、両スプラインの接触部分に凝着が発生するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、ドライブシャフトとオーバランニングクラッチとのスプライン部における傾斜を抑制することができるスタータを提供することを目的とする。
本発明のスタータは、スタータモータの動力を伝達し外周側にシャフトスプラインが形成されるドライブシャフトと、内周側に前記シャフトスプラインに噛合するバレルスプラインが形成され前記ドライブシャフトに対して軸方向移動可能であり一方向クラッチを構成するオーバランニングクラッチと、前記オーバランニングクラッチに一体的に配置され内燃機関のリングギヤに噛合係脱するピニオンギヤと、を備えるスタータにおいて、前記シャフトスプラインの歯先と前記バレルスプラインの歯底との径方向隙間は、前記シャフトスプラインと前記バレルスプラインとの間のバックラッシより小さいことを特徴とする。ここで、前記バックラッシとは、シャフトスプラインとバレルスプラインとのピッチ円周上の遊び距離である。
また、前記ドライブシャフトは、外周側に突出した軸方向移動係止部が形成され、前記オーバランニングクラッチは、前記軸方向移動係止部の外周径より大きな内径からなる内孔が形成され、前記オーバランニングクラッチの前記バレルスプラインは、軸方向一端側が前記軸方向移動係止部に当接可能であり、前記軸方向移動係止部と前記内孔との径方向隙間は、前記バックラッシより小さくするとよい。
また、前記バレルスプラインの軸方向一端側が前記軸方向移動係止部に当接する際に、前記軸方向移動係止部から前記シャフトスプラインと前記バレルスプラインとの噛合部位のうち前記バレルスプラインの軸方向他端側位置までの軸方向距離は、前記シャフトスプラインと前記バレルスプラインとの軸方向の噛合距離よりも長くするとよい。
また、前記軸方向移動係止部は、前記バレルスプラインに対して、前記ピニオンギヤが前記リングギヤに噛合するように前記オーバランニングクラッチが前記軸方向移動する方向に配置されるようにするとよい。
また、前記シャフトスプラインの歯先径と前記軸方向移動係止部の外周径とは略同一であるとよい。
前記ドライブシャフトは、前記ピニオンギヤの軸方向一方側のみにハウジング直接又は間接的に一体固定された支持部材に枢支されるようにしてもよい。つまり、ドライブシャフトは、ハウジングに片持ち支持されている。
ここで、従来のスタータは、シャフトスプライン歯先とバレルスプラインの歯底との径方向隙間と、シャフトスプラインとバレルスプラインとの間のバックラッシとについて、特に規制していなかった。そのため、シャフトスプラインの歯先とバレルスプラインの歯底との径方向隙間は、シャフトスプラインとバレルスプラインとの間のバックラッシより大きくなっていた。その結果、ドライブシャフトとオーバランニングクラッチとが相互に傾斜しようとした場合には、シャフトスプラインの歯面とバレルスプラインの歯面とが局所的に接触する。そのため、上述したように、両スプラインの接触部分に凝着が発生する場合があった。
これに対して、本発明のスタータによれば、シャフトスプラインの歯先とバレルスプラインの歯底との径方向隙間は、シャフトスプラインとバレルスプラインとの間のバックラッシより小さくしている。その結果、ドライブシャフトとオーバランニングクラッチとが相互に傾斜しようとした場合に、シャフトスプラインの歯先とバレルスプラインの歯底とが接触することになる。これにより、ドライブシャフトとオーバランニングクラッチとの傾斜を抑制することができる。その結果、シャフトスプラインの歯面とバレルスプラインの歯面との接触面積が増加するため、シャフトスプラインの歯面とバレルスプラインの歯面とが局所的に接触することがなく、両スプラインの接触部分に凝着が発生することを防止できる。
また、ドライブシャフトに軸方向移動係止部を形成して、軸方向移動係止部と前記内孔との径方向隙間がバックラッシより小さくすることにより、以下の効果を奏する。この場合、シャフトスプラインの歯先及びバレルスプラインの歯底に加えて、軸方向移動係止部及び内孔により、ドライブシャフトとオーバランニングクラッチとの傾斜を抑制することができる。これにより、より確実にシャフトスプラインの歯面とバレルスプラインの歯面との接触面積を増加させることができるため、両スプラインの接触部分に凝着が発生することを防止することができる。
また、バレルスプラインの軸方向一端側が軸方向移動係止部に当接する際に、前記軸方向距離を前記噛合距離よりも長くすることにより、以下の効果を奏する。バレルスプラインの軸方向一端側が軸方向移動係止部に当接する際には、シャフトスプラインとバレルスプラインの噛合距離が短くなるように動作する。しかし、このように噛合距離が短くなる場合であっても、本発明のように前記軸方向距離が当該噛合距離よりも長くすることで、より確実にドライブシャフトとオーバランニングクラッチとの傾斜を抑制することができる。
また、軸方向移動係止部が、バレルスプラインに対して前記軸方向移動する方向に配置されることにより、以下の効果を奏する。一般的に、シャフトスプラインは転造などにより成形されるため、シャフトスプラインの両端は、転造だれ・ひけが発生しやすく、シャフトスプラインの両端の歯面の先端角部に応力が集中し凝着が起こりやすい。しかし、本発明のようにバレルスプラインに対して前記軸方向移動する方向に配置される軸方向移動係止部の外周側によりドライブシャフトとオーバランニングクラッチとの傾斜を抑制することで、シャフトスプラインの両端の転造だれ・ひけの部分へ大きな応力がかかることを回避できる。この理由は、ドライブシャフトとオーバランニングクラッチとの傾斜を規制する箇所の一端側が軸方向移動係止部と内孔の接触部分であり、他端側がバレルスプラインの軸方向他端側位置とシャフトスプラインの軸方向中間の接触部分であるからである。これにより、シャフトスプラインの端部の転造だれ・ひけ部における凝着を防止することができる。
また、シャフトスプラインの歯先径と軸方向移動係止部の外周径とを略同一とすることにより、以下の効果を奏する。ここで、シャフトスプラインは転造などにより成形される場合には、シャフトスプラインの歯先とバレルスプラインの歯底との径方向隙間、及び、軸方向移動係止部と内孔との径方向隙間を前記バックラッシよりも小さくするためには、研削加工などを施すことが必要となる。この場合に、シャフトスプラインの歯先径と軸方向移動係止部の外周径とが略同一とすることにより、シャフトスプライン及び軸方向移動係止部を一度の研削加工により成形することができる。つまり、加工工数を低減することができる。
また、前記ドライブシャフトがハウジングに片持ち支持されている場合には、特にドライブシャフトがオーバランニングクラッチに対して傾斜する角度が大きくなるおそれがある。このような場合であっても、本発明によれば、ドライブシャフトとオーバランニングクラッチとの傾斜を抑制することができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明の一実施形態であるスタータについて、図1を参照して説明する。図1は、スタータの軸方向部分断面図を示す。図2は、オーバランニングクラッチ6が前進している状態における図1のA部分の拡大図を示す。図3は、図2のB−B断面図を示す。図4は、図2のC−C断面図を示す。以下に、本実施形態におけるスタータの構成の説明した後に、スタータの動作について説明する。
(1)スタータの構成
図1に示すように、スタータは、ハウジング1と、マグネットスイッチ2と、スタータモータ3と、減速機4と、ドライブシャフト5と、オーバランニングクラッチ6と、レバー7と、ピニオンギヤ8とから構成される。このスタータは、イグニッションスイッチがONされると、ピニオンギヤ8が図1の左側へ移動してリングギヤ10に噛合することにより、内燃機関のリングギヤ10を回転駆動させるための装置である。なお、説明の容易化のために、ピニオンギヤ8がリングギヤ10に噛合するように移動する方向、すなわち、図1の左方向を前進方向と言い、ピニオンギヤ8がリングギヤ10から噛合解除するように移動する方向、すなわち図1の右方向を後退方向と言う。
ハウジング1は、車体に固定されている。そして、このハウジング1にマグネットスイッチ2、スタータモータ3が固定されており、さらに、ハウジング1内に減速機4、ドライブシャフト5、オーバランニングクラッチ6、及びレバー7が収納固定されている。
マグネットスイッチ2は、ソレノイドコイルからなり、ハウジング1のうち図1の上方側に固定されている。このマグネットスイッチ2のプルインコイル及びホールディングコイルがハウジング1に固定されたフレームに巻回されており、プランジャがフレームに対して軸方向(図1の左右方向)に移動可能に配置されている。マグネットスイッチ2のプランジャは、プルインコイル及びホールディングコイルに電流が供給されると吸引され、後退方向(図1の右側)へ移動する。なお、マグネットスイッチ2のプランジャの図1の左端側は、フレームから突出している。
スタータモータ3は、例えばDCモータからなり、マグネットスイッチ2と並行にハウジング1に固定されている。具体的には、スタータモータ3のヨークがハウジング1に固定されており、スタータモータ3のアーマチャがヨークに対して回転可能に枢支されている。
減速機4は、例えば遊星歯車機構からなり、スタータモータ3と同軸上にハウジング1内に配置されている。そして、減速機4は、スタータモータ3のアーマチャに連結されている。すなわち、減速機4は、スタータモータ3のアーマチャの回転を減速している。具体的には、減速機4のサンギヤがスタータモータ3のアーマチャに連結され、減速機4のリングギヤがハウジング1に連結され、減速機4のキャリアが出力軸を構成している。
ドライブシャフト5は、スタータモータ3及び減速機4と同軸上にハウジング1内に配置されている。このドライブシャフト5は、減速機4のキャリアに一体的に固定され、ハウジング1に軸受9aを介して回転可能に枢支されている。すなわち、ドライブシャフト5は、スタータモータ3の動力を伝達している。さらに、このドライブシャフト5は、後述するオーバランニングクラッチ6のクラッチインナ62の内周側に軸受9b、9cを介して枢支されている。
また、ドライブシャフト5の軸方向のほぼ中央付近の外周側には、図3に示すように、ヘリカル状のシャフトスプライン5aが10条形成されている。さらに、ドライブシャフト5の外周側には、シャフトスプライン5aの前進方向側(図1の左側)に軸方向に僅かな隙間を介してストッパ(軸方向移動係止部)5bが形成されている。このストッパ5bの軸方向断面形状は、図1及び図2に示すように、略台形からなる。また、ストッパ5bの径方向断面形状は、図4に示すように、5条の突起が周方向に等間隔に形成されている。具体的には、ストッパ5bの周方向幅は、シャフトスプライン5aの2条分を連成する形状からなる。すなわち、ストッパ5bの周方向窓幅(突起と突起の周方向間隔)は、シャフトスプライン5aの周方向窓幅(歯と歯の周方向間隔)と同一幅とされている。そして、ストッパ5bの周方向窓部分は、シャフトスプライン5aの前進方向の端側の周方向窓部分と同位相に形成されている。このストッパ5bの周方向窓部分は、後述するオーバランニングクラッチ6をドライブシャフト5に前進方向側から後退方向側へ向かって挿入するために形成されている。そして、シャフトスプライン5aの歯先とストッパ5bの外周面とは、同時に研削加工が施されている。すなわち、シャフトスプライン5aの歯先径とストッパ5bの外周径とは同一径となるように形成されている。
オーバランニングクラッチ6は、有底筒状からなり、ドライブシャフト5と同軸上にハウジング1内に配置されている。このオーバランニングクラッチ6は、筒部の外周側が軸受9dを介してハウジング1に回転可能に枢支されている。さらに、オーバランニングクラッチ6の筒部の内部には、軸受9b、9cを介してドライブシャフト5に対して相対回転可能かつ軸方向移動可能に嵌挿されている。そして、オーバランニングクラッチ6は、一方の回転方向のみに回転伝達する一方向クラッチを構成している。このオーバランニングクラッチ6は、具体的には、クラッチアウタ61と、クラッチインナ62と、ローラ63とから構成される。
クラッチアウタ61は、図1及び図2に示すように略円筒状からなり、図3に示すように内周側にシャフトスプライン5aに噛合するヘリカル状のバレルスプライン61aが5条形成されている。すなわち、バレルスプライン61aは、シャフトスプライン5aと一つおきに噛合するようになる。さらに、このバレルスプライン61aは、図4に示すように、シャフトスプライン5aのうちのストッパ5bが形成されている部分に配置されている。換言すると、バレルスプライン61aは、シャフトスプライン5aのうちのストッパ5bの周方向窓部分に対応する部分に配置されていない。従って、クラッチアウタ61が前進方向に移動した場合には、バレルスプライン61aの前進方向の端側がストッパ5bに当接するようになる。また、クラッチアウタ61の内周側のうちバレルスプライン61aの前進方向側の隣接する位置に内孔61bが形成されている。この内孔61bは、バレルスプライン61aの歯底の内径と同一径に形成されている。つまり、内孔61bは、バレルスプライン61aの歯底に連続的に形成されている。そして、バレルスプライン61aの歯底径及び内孔61bの内径は、シャフトスプライン5aの歯先径及びストッパ5bの外周径よりも僅かに大きな径からなる。なお、シャフトスプライン5a、ストッパ5b及びバレルスプライン61a、内孔61bとの寸法関係についての詳細は、後述する。
そして、クラッチアウタ61がドライブシャフト5に対して前進方向に移動した場合には、図2に示すような位置関係になる。具体的には、バレルスプライン61aの前進方向の端側がストッパ5bに当接している。このとき、ストッパ5bの外周面のうち前進方向の端側からシャフトスプライン5aとバレルスプライン61aの噛合部位のうち後退方向の端側までの距離(軸方向距離)L1は、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの噛合距離L2よりも長くなるようにされている。
クラッチインナ62は、図1に示すように、略有底筒状からなり、開口端側がローラ63を介してクラッチアウタ61に一方の回転方向のみに係合するように構成されている。さらに、クラッチインナ62の外周面のうちローラ63が配置されている位置よりも前進方向側が、軸受9dを介してハウジング1に回転可能に枢支されている。さらに、クラッチインナ62の内周面が、軸受9b、9cを介してドライブシャフト5を相対回転可能かつ軸方向移動可能に枢支している。そして、クラッチインナ62の前進方向の端側は、ハウジング1の外部に突出している。
レバー7は、ほぼ中央付近7aがハウジング1に固定されている。つまり、レバー7は、ハウジング1に固定されている位置7aを中心に揺動する。そして、レバー7の一端側が、マグネットスイッチ2のプランジャの左端側にマグネットスイッチ2の軸直交方向に回転可能に連結されている。一方、レバー7の他端側は、クラッチアウタ61の外周面にクラッチアウタ61の軸直交方向に回転可能に連結されている。つまり、レバー7は、マグネットスイッチ2のプランジャの動作にオーバランニングクラッチ6を連動させている。
ピニオンギヤ8は、外周側に内燃機関のリングギヤ10に噛合係脱可能なギヤ8aが形成されており、クラッチインナ62の前進方向の端側に一体的に固定されている。
(2)シャフトスプライン5a、ストッパ5b及びバレルスプライン61a、内孔61bとの寸法関係
次に、シャフトスプライン5a、ストッパ5b及びバレルスプライン61a、内孔61bとの寸法関係について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとが噛合している状態の図である。図4は、ストッパ5bと内孔61bとの関係を示す図である。
ここで、シャフトスプライン5aの歯先とバレルスプライン61aの歯底との径方向隙間Xは、シャフトスプライン5aの歯先径とバレルスプライン61aの歯底径との差である。具体的には、径方向隙間Xは、例えば、シャフトスプライン5aのうち図3の上側に位置する歯とバレルスプライン61aの歯底との隙間X1と、シャフトスプライン5aのうち図3の下側に位置する歯とバレルスプライン61aの歯底との隙間X2の合計値である。
また、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの間のバックラッシYは、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとのピッチ円周上の遊び距離である。具体的には、バックラッシYは、図3に示すように、シャフトスプライン5a及びバレルスプライン61aのピッチ円周上において、一方回転方向におけるシャフトスプライン5aの歯面とバレルスプライン61aの歯面との周方向隙間Y1と、他方回転方向におけるシャフトスプライン5aの歯面とバレルスプライン61aの歯面との周方向隙間Y2との合計値である。
また、ストッパ5bの外周面と内孔61bの内周面との径方向隙間Zは、ストッパ5bの外周径と内孔61bの内周径との差である。具体的には、径方向隙間Zは、例えば、ストッパ5bのうち図4の上側に位置する突起と内孔61bの内周面との隙間Z1と、ストッパ5bのうち図4の下側に位置する突起と内孔61bの内周面との隙間Z2との合計値である。なお、ストッパ5bの外周径とシャフトスプライン5aの歯先径とは同一であり、内孔61bの内周径とバレルスプライン61aの歯底径と同一であるので、径方向隙間Zと上述した径方向隙間Xとは同一となる。
そして、シャフトスプライン5aの歯先とバレルスプライン61aの歯底との径方向隙間X、及び、ストッパ5bの外周面と内孔61bの内周面との径方向隙間Zは、バックラッシYよりも小さくなるようにされている。
(3)スタータの動作
次に、上述した構成からなるスタータの動作について説明する。イグニッションスイッチがONされると、マグネットスイッチ2のコイルに電流が供給され、マグネットスイッチ2のプランジャが後退方向(図1の右側)に移動する。マグネットスイッチ2のプランジャの動作に伴い、レバー7が図1の右回りに回転する。そうすると、レバー7の他端側に連結されている。オーバランニングクラッチ6及びピニオンギヤ8が前進方向(図1の左側)に移動する。これにより、ピニオンギヤ8が内燃機関のリングギヤ10に噛合し始める。
そして、オーバランニングクラッチ6及びピニオンギヤ8がさらに前進方向に移動すると、ピニオンギヤ8はリングギヤ10と深く噛み合うと共に、バレルスプライン61aの前進方向の端側がストッパ5bに当接する。バレルスプライン61aがストッパ5bに当接すると、オーバランニングクラッチ6及びピニオンギヤ8は軸方向への移動を停止する。このとき、ストッパ5bは、図2に示すように、内孔61bに対向する位置となる。
続いて、ピニオンギヤ8が内燃機関のリングギヤ10に完全に噛合した後、スタータモータ3のアーマチャが回転すると、アーマチャの動力が減速機4を介してドライブシャフト5に伝達される。さらに、ドライブシャフト5に伝達された動力は、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの噛合により、オーバランニングクラッチ6及びピニオンギヤ8に伝達される。そして、ピニオンギヤ8が回転することにより、内燃機関のリングギヤ10が回転して、内燃機関を始動する。なお、スタータモータ3のアーマチャの動力がピニオンギヤ8に伝達される場合には、オーバランニングクラッチ6のクラッチアウタ61とクラッチインナ62とが係合して回転を伝達するように作用する。
この後、内燃機関が始動して回転が速くなると、ピニオンギヤ8は内燃機関のリングギヤ10により回転されることになる。そして、ピニオンギヤ8の回転が速くなると、クラッチインナ62はクラッチアウタ61よりも速く回転するので、クラッチアウタ61とクラッチインナ62とは係合が解除され、いわゆるオーバラン状態となる。その後、マグネットスイッチ2へ電流の供給が解除されることにより、ピニオンギヤ8が後退方向へ移動すると共に、スタータモータ3のアーマチャの回転が停止する。
ところで、上述した動作は、イグニッションスイッチを一度ONした後、内燃機関が始動した後にイグニッションスイッチをOFFした場合である。これに対して、イグニッションスイッチを一度ONした後、内燃機関が始動する前にイグニッションスイッチをOFFして再度ONした場合には、以下のように動作する。
この場合、内燃機関が始動した後にピニオンギヤ8が後退方向へ移動するのではなく、内燃機関が始動する前にピニオンギヤ8が後退方向へ移動し、再度ピニオンギヤ8が内燃機関のリングギヤ10へ噛合することになる。ここで、ピニオンギヤ8が後退方向へ移動して内燃機関のリングギヤ10から噛合解除した場合には、スタータモータ3のアーマチャに電流が供給されなくなったとしても、アーマチャなどの慣性力によりピニオンギヤ8は回転し続ける。そして、ピニオンギヤ8が回転している状態のときに、イグニッションスイッチが再びONされることでピニオンギヤ8が再び内燃機関のリングギヤ10へ噛合する。そうすると、回転していない内燃機関のリングギヤ10によりピニオンギヤ8は急激に回転停止しようとする。このとき、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの間には、過大な衝撃が発生する。
そして、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの間に過大な衝撃が発生した場合には、ドライブシャフト5とオーバランニングクラッチ6とが相互に傾斜しようとする。ここで、ドライブシャフト5は、軸受9aを介してハウジング1に枢支されている。すなわち、ドライブシャフト5は、ピニオンギヤ8の軸方向一方側(後退方向)のみにハウジング1に枢支されている。従って、ドライブシャフト5は、シャフトスプライン5a側が自由端側となるいわゆる片持ち支持構造となる。また、オーバランニングクラッチ6は、軸受9dを介してハウジング1に枢支されているので、軸受9dを中心に揺動する構造となる。従って、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの間に過大な衝撃が発生した場合には、ドライブシャフト5は軸受9aを中心に傾斜しようとし、オーバランニングクラッチ6は軸受9dを中心に傾斜しようとする。
このようにドライブシャフト5とオーバランニングクラッチ6とが相互に傾斜する場合、まずはシャフトスプライン5aの歯先とバレルスプライン61aの歯底とが接触すると共に、ストッパ5bの外周面と内孔61bの内周面とが接触することにより、ドライブシャフト5とオーバランニングクラッチ6との相互傾斜が規制される。
ここで、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの間のバックラッシYは、シャフトスプライン5aの歯先とバレルスプライン61aの歯底との径方向隙間X、及び、ストッパ5bの外周面と内孔61bの内周面との径方向隙間Zより大きいため、シャフトスプライン5aの歯面とバレルスプライン61aの歯面とは、局所的に接触することなく大きな面積にて接触する。特に、図2に示すように、ドライブシャフト5とオーバランニングクラッチ6との相互傾斜を規制する軸方向距離L1が、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの噛合距離L2よりも長くなるようにされているので、確実に両スプラインの歯面が局所的に接触することを抑制している。
つまり、ドライブシャフト5とオーバランニングクラッチ6とが相互に傾斜する場合であっても、シャフトスプライン5aの歯面とバレルスプライン61aの歯面との接触面積は大きく保持されるので、両者間に凝着などが発生することを抑制できる。
従って、再度イグニッションスイッチがONされてピニオンギヤ8が再び内燃機関のリングギヤ10へ噛合しようとする場合に、スタータモータ3のアーマチャの動力を確実にピニオンギヤ8に伝達して、内燃機関を始動させることができる。
また、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとが噛合している部分のうちシャフトスプライン5aの軸方向端側の部分が、ストッパ5bの外周面と両スプラインの噛合部位のうち後退方向の端側との中間位置に位置している。これにより、一般に転造だれ・ひけなどにより応力集中しやすいシャフトスプライン5aの両端部分に、大きな応力がかからないようにしているので、シャフトスプライン5aの端部の転造だれ・ひけ部における凝着を防止することができる。
ここで、比較のため、従来のスタータのシャフトスプライン5aとバレルスプライン61aの関係について図5を参照して説明する。図5は、図3に対応する図である。図5に示すように、シャフトスプライン5aの歯先とバレルスプライン61aの歯底との径方向隙間Xaは、シャフトスプライン5aの歯先径とバレルスプライン61aの歯底径との差である。具体的には、径方向隙間Xaは、例えば、シャフトスプライン5aのうち図5の上側に位置する歯とバレルスプライン61aの歯底との隙間X3と、シャフトスプライン5aのうち図5の下側に位置する歯とバレルスプライン61aの歯底との隙間X4の合計値である。
また、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとの間のバックラッシYaは、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとのピッチ円周上の遊び距離である。具体的には、バックラッシYは、図5に示すように、シャフトスプライン5a及びバレルスプライン61aのピッチ円周上において、一方回転方向におけるシャフトスプライン5aの歯面とバレルスプライン61aの歯面との周方向隙間Y3と、他方回転方向におけるシャフトスプライン5aの歯面とバレルスプライン61aの歯面との周方向隙間Y4との合計値である。
そして、シャフトスプライン5aの歯先とバレルスプライン61aの歯底との径方向隙間Xaは、バックラッシYaよりも大きい。この場合、ドライブシャフト5とオーバランニングクラッチ6とが相互に傾斜すると、シャフトスプライン5aの歯面とバレルスプライン61aの歯面とが接触する。従って、再度イグニッションスイッチがONされてピニオンギヤ8が再び内燃機関のリングギヤ10へ噛合しようとする場合に、シャフトスプライン5aの歯面とバレルスプライン61aの歯面とが局所的に接触して、両者間に凝着が発生するおそれがある。その結果、従来のスタータは、スタータモータ3のアーマチャの動力をピニオンギヤ8に伝達されずに内燃機関を始動させることができないおそれがある。
なお、上記実施形態において、ドライブシャフト5がいわゆる片持ち支持構造のスタータについて説明したが、これに限られることなく、例えばピニオンギヤ8の両側にてドライブシャフト5がハウジング1に枢支されるようにしてもよい。ただし、ドライブシャフト5がいわゆる片持ち支持構造の場合には、ドライブシャフト5とオーバランニングクラッチ6の相互傾斜角度が大きくなるため、本発明を適用することよる効果が大きい。
また、上記実施形態において、シャフトスプライン5aの歯先径とストッパ5bの外周径とを同一としたが、両者は異なるようにしてもよい。ただし、両者の径を同一とすることにより、加工工数などの削減による効果がある。
スタータの軸方向部分断面図を示す。 オーバランニングクラッチ6が前進している状態における図1のA部分の拡大図を示す。 図2のB−B断面図であり、シャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとが噛合している状態の図を示す。 図2のC−C断面図であり、ストッパ5bと内孔61bとの関係を示す図を示す。 従来のスタータのシャフトスプライン5aとバレルスプライン61aとが噛合している状態の径方向断面図を示す。
符号の説明
1:ハウジング、 2:マグネットスイッチ、 3:スタータモータ、 4:減速機、 5:ドライブシャフト、 5a:シャフトスプライン、 5b:ストッパ、 6:オーバランニングクラッチ、 7:レバー、 8:ピニオンギヤ、 9a〜9d:軸受、 10:内燃機関のリングギヤ、 61:クラッチアウタ、 61a:バレルスプライン、 61b:内孔、 62:クラッチインナ、 63:ローラ

Claims (6)

  1. スタータモータの動力を伝達し、外周側にシャフトスプラインが形成されるドライブシャフトと、
    内周側に前記シャフトスプラインに噛合するバレルスプラインが形成され、前記ドライブシャフトに対して軸方向移動可能であり、一方向クラッチを構成するオーバランニングクラッチと、
    前記オーバランニングクラッチに一体的に配置され、内燃機関のリングギヤに噛合係脱するピニオンギヤと、
    を備えるスタータにおいて、
    前記シャフトスプラインの歯先と前記バレルスプラインの歯底との径方向隙間は、前記シャフトスプラインと前記バレルスプラインとの間のバックラッシより小さいことを特徴とするスタータ。
  2. 前記ドライブシャフトは、外周側に突出した軸方向移動係止部が形成され、
    前記オーバランニングクラッチは、前記軸方向移動係止部の外周径より大きな内径からなる内孔が形成され、
    前記オーバランニングクラッチの前記バレルスプラインは、軸方向一端側が前記軸方向移動係止部に当接可能であり、
    前記軸方向移動係止部と前記内孔との径方向隙間は、前記バックラッシより小さいことを特徴とする請求項1記載のスタータ。
  3. 前記バレルスプラインの軸方向一端側が前記軸方向移動係止部に当接する際に、前記軸方向移動係止部から前記シャフトスプラインと前記バレルスプラインとの噛合部位のうち前記バレルスプラインの軸方向他端側位置までの軸方向距離は、前記シャフトスプラインと前記バレルスプラインとの軸方向の噛合距離よりも長いことを特徴とする請求項2記載のスタータ。
  4. 前記軸方向移動係止部は、前記バレルスプラインに対して、前記ピニオンギヤが前記リングギヤに噛合するように前記オーバランニングクラッチが前記軸方向移動する方向に配置されることを特徴とする請求項2又は3に記載のスタータ。
  5. 前記シャフトスプラインの歯先径と前記軸方向移動係止部の外周径とは略同一であることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載のスタータ。
  6. 前記ドライブシャフトは、前記ピニオンギヤの軸方向一方側のみにハウジングに直接又は間接的に一体固定された支持部材に枢支されることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のスタータ。
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