JP5220672B2 - エンジン始動装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンを始動するためのエンジン始動装置に関する。
従来のエンジン始動装置では、エンジン始動条件が成立したときに、ピニオンギヤの回転とリングギヤの回転とを同期させながら、ピニオンギヤをリングギヤに噛み合わせる。この状態でスタータモータによりフライホイールを回転駆動することで、エンジンを始動することができる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006−132343号公報
しかしながら、こうしたエンジン始動装置では、エンジン始動時のみピニオンギヤをリングギヤに噛み合わせるため、ピニオンギヤおよびリングギヤとして平歯車を採用する必要がある。このため、エンジン始動時には、比較的大きな歯当たり音が発生することとなる。
一方で、エンジン始動時の騒音を考慮して、ピニオンギヤおよびリングギヤとして、はすば歯車を採用しているエンジン始動装置も提案されている。この場合、平歯車のように歯当たり音は大きくならないため、エンジン始動時の騒音は低減できる。
しかしながら、はすば歯車を採用すると、ピニオンギヤをリングギヤから引き抜いたり、あるいはピニオンギヤをリングギヤに噛み合わせたり、といった動作が困難となるため、ピニオンギヤをリングギヤに常時噛み合わせておく必要がある。この場合、オーバーランニングクラッチなどを用いてスタータモータとピニオンギヤとの間で動力伝達を遮断するのが好ましいが、オーバーランニングクラッチからリングギヤまでの機械部品によりフライホイールには常時負荷がかかる。フライホイールに常時負荷がかかると、燃費の低下を招くため好ましくない。
本発明の課題は、燃費の向上を実現しつつエンジン始動時の騒音を低減できるエンジン始動装置を提供することにある。
本発明に係るエンジン始動装置は、エンジンを始動するための装置であって、回転体と第1駆動部とピニオンギヤとリングギヤと第2駆動部とを備えている。回転体はエンジンのクランクシャフトと一体回転可能に設けられている。第1駆動部は、フライホイールの回転軸に平行な軸であって軸方向に移動可能に配置された駆動シャフトを有している。ピニオンギヤは、はすば歯車であり、駆動シャフトに固定されている。リングギヤは、ピニオンギヤと噛み合うはすば歯車を外周部に有し、回転体に対して軸方向に移動可能に配置されている。第2駆動部は、リングギヤが回転体に対して回転可能となる第1位置と、リングギヤが回転体と一体回転可能となる第2位置と、にリングギヤを駆動可能である。
ここで、回転体としては、クランクシャフトと一体形成された部材、あるいは、クランクシャフトと別体の部材が考えられる。回転体としては、例えば、クランクシャフトに固定されたフライホイールやクランクシャフトに一体形成された部分などが考えられる。
このエンジン始動装置では、リングギヤが回転体に対して軸方向に移動可能となっており、第2駆動部によりリングギヤが駆動される。具体的には、リングギヤが回転体に対して回転可能となる第1位置と、リングギヤが回転体と一体回転可能となる第2位置と、に第2駆動部はリングギヤを駆動可能である。このため、例えばエンジン始動時以外には、第2駆動部によりリングギヤを第1位置に駆動しておけば、リングギヤは回転体に対して回転可能であるため、回転体にエンジン始動装置側から負荷が加わらない。つまり、回転体にエンジン始動装置側から負荷が加わる従来の構成に比べて、燃費が向上する。
また、エンジン始動時には、第2駆動部によりリングギヤを第2位置に駆動しておけば、リングギヤは回転体と一体回転可能であるため、ピニオンギヤおよびリングギヤを介して回転体を第1駆動部により回転駆動することができる。そして、ピニオンギヤおよびリングギヤがはすば歯車であるため、平歯車に比べてエンジン始動時の騒音を低減できる。
以上より、このエンジン始動装置では燃費の向上を実現しつつエンジン始動時の騒音を低減できる。
エンジン始動装置5およびその周辺の概略構成図 エンジン始動装置5の断面図(退避位置) エンジン始動装置5の断面図(駆動位置) 図3のIV−IV断面図 図2のV−V断面図 リングギヤ54およびその周辺の断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<構成>
図1に示すように、エンジン1は、回転軸A1を中心に回転するクランクシャフト11と、クランクシャフト11に固定され回転軸A1を中心に回転するフライホイール12(回転体の一例)と、を有している。トランスミッション2は、エンジン1のフライホイール12が設けられている側に配置されている。
本実施形態に係るエンジン始動装置5は、エンジン1を始動する装置であり、フライホイール12(回転体の一例)と、スタータモータ51(第1駆動部の一例)と、マグネットスイッチ56(第2駆動部の一例)と、ピニオンギヤ53と、1対の支持プレート59と、リングギヤ54と、ベアリング55と、を有している。
フライホイール12は、円板状のフライホイール本体12aと、複数の第2突出部12bと、を有している。第2突出部12bは、フライホイール本体12aから半径方向外側に突出しており、例えばセレーション加工により形成されている。
図2および図3に示すように、スタータモータ51は、モータ本体58と、モータ本体58で生成された駆動力を出力する駆動シャフト52と、を有している。モータ本体58は例えばエンジン1のボディに固定されている。駆動シャフト52の回転軸A2はフライホイール12の回転軸A1と平行に配置されている。駆動シャフト52はモータ本体58に対して軸方向(回転軸A1に平行な方向)に移動可能である。駆動シャフト52は、トランスミッション2のケース21(エンジンに固定された部材の一例)に形成された孔21aに挿入されている。
マグネットスイッチ56は、スタータモータ51に固定されており、例えば制御装置(図示せず)からの制御信号に基づいて駆動シャフト52を軸方向に駆動する。マグネットスイッチ56は、駆動シャフト52を退避位置P1(第1位置の一例、図2に示す状態)および駆動位置P2(第2位置の一例、図3に示す状態)に保持可能である。本実施形態では、電力が供給されていない状態で、マグネットスイッチ56は駆動シャフト52を退避位置P1で保持できるようになっている。また、マグネットスイッチ56に電力が供給され、かつ、制御装置から制御信号が送信されると、駆動シャフト52は、マグネットスイッチ56により駆動位置P2に駆動され、マグネットスイッチ56により駆動位置P2で保持される。
ピニオンギヤ53は、はすば歯車であり、駆動シャフト52の端部に固定されている。ピニオンギヤ53は複数の外歯53aを有しており、外歯53aはリングギヤ54の外歯54bと噛み合っている。
1対の支持プレート59は、駆動シャフト52に固定されており、ピニオンギヤ53を軸方向に挟み込んでいる。さらに、1対の支持プレート59の間にはリングギヤ54の外歯54bが配置されているため、支持プレート59によりリングギヤ54は駆動シャフト52と軸方向に一体で移動可能となっている。
リングギヤ54は、フライホイール12の外周側に配置されており、フライホイール12に対して軸方向に移動可能に設けられている。リングギヤ54は、フライホイール12に対して回転可能となる退避位置P1およびフライホイール12と一体回転可能となる駆動位置P2に移動可能となっている。リングギヤ54は、環状のはすば歯車であり、本体部54dと、本体部54dの内周部に形成された複数の第1突出部54aと、筒状部54cと、を有している。
本体部54dはリングギヤ54のはすば歯車の部分を形成しており、外周部に複数の外歯54bを有している。外歯54bはピニオンギヤ53の外歯53aと噛み合っている。外歯54bは、1対の支持プレート59の間に配置されており、支持プレート59と軸方向に当接可能となっている。駆動シャフト52が軸方向に駆動されると、ピニオンギヤ53および支持プレート59とともにリングギヤ54は軸方向に移動する。つまり、リングギヤ54は、マグネットスイッチ56により退避位置P1および駆動位置P2の間を軸方向に駆動されるようになっている。
図4に示すように、複数の第1突出部54aは、例えばセレーション加工により形成されており、円周方向に等ピッチで配置されている。複数の第1突出部54aは、フライホイール12の外周部に形成された複数の第2突出部12bと噛み合っている。フライホイール12は、円板状のフライホイール本体12aと、複数の第2突出部12bと、を有している。複数の第2突出部12bは、フライホイール本体12aから半径方向外側に突出しており、第1突出部54aと同様にセレーション加工により形成されている。第1突出部54aは円周方向に等ピッチで配置されている。
第1突出部54aと第2突出部12bとの間には、リングギヤ54がフライホイール12に対して軸方向に移動できる程度の隙間が確保されている。また、図5に示すように、第1突出部54aの第2突出部12bと対向する側の先端には1対の第1チャンファ面T1が形成されており、第2突出部12bの第1突出部54aと対向する側の先端には1対の第2チャンファ面T2が形成されている。第1チャンファ面T1および第2チャンファ面T2により、リングギヤ54がフライホイール12に嵌め込まれる際に、第1突出部54aが第2突出部12b同士の間に(言い換えると、第2突出部12bが第1突出部54a同士の間に)挿入されやすくなっている。
筒状部54cは、本体部54dからトランスミッション2側に延びた筒状の部分であり、ベアリング55はケース21の内周部に固定されたベアリング55によりケース21(あるいはエンジン1)に対して回転可能かつ軸方向に移動可能に支持されている。
<動作>
エンジン非始動時および運転時には、図2に示す退避位置P1で駆動シャフト52は停止している。この状態では、リングギヤ54がフライホイール12と噛み合っておらずフライホイール12に対して回転可能であるため、エンジン始動装置5側からフライホイール12に負荷が加わらない。
エンジン始動条件が成立すると、制御装置から送信される制御信号に基づいて、マグネットスイッチ56により駆動シャフト52が退避位置P1から駆動位置P2へ駆動され、さらに駆動シャフト52は駆動位置P2で保持される。このとき、駆動シャフト52に固定されたピニオンギヤ53および支持プレート59、さらに支持プレート59により軸方向に支持されたリングギヤ54が駆動シャフト52とともにトランスミッション2側に移動する。
リングギヤ54がトランスミッション2側に移動すると、リングギヤ54の第1突出部54aとフライホイール12の第2突出部12bとが噛み合い、リングギヤ54とフライホイール12とが一体回転可能となる。このとき、第1突出部54aの第1チャンファ面T1および第2突出部12bの第2チャンファ面T2により第1突出部54aが第2突出部12b同士の間に入り込みやすくなっている。このため、退避位置P1でリングギヤ54およびフライホイール12の回転方向の位置が噛み合い位置からずれていても、リングギヤ54をフライホイール12に噛み合わせることができる。駆動シャフト52が駆動位置P2に到達すると、マグネットスイッチ56により駆動シャフト52およびリングギヤ54が駆動位置P2で保持され、エンジン始動装置5が図3に示す状態となる。
スタータモータ51の駆動シャフト52によりピニオンギヤ53が回転駆動されると、ピニオンギヤ53と噛み合っているリングギヤ54が回転し、さらに、リングギヤ54とともにフライホイール12が回転する。このとき、ピニオンギヤ53およびリングギヤ54がはすば歯車であるため、平歯車に比べて、ピニオンギヤ53およびリングギヤ54の間で発生する歯打ち音は低減される。
もとより、リングギヤ54とフライホイール12とはセレーション結合により一体回転するから、歯打ち音は発生しない。
<特徴>
(1)
以上のように、このエンジン始動装置5では、リングギヤ54がフライホイール12に対して軸方向に移動可能となっており、マグネットスイッチ56によりリングギヤ54が駆動される。具体的には、リングギヤ54がフライホイール12に対して回転可能となる退避位置P1と、リングギヤ54がフライホイール12と一体回転可能となる駆動位置P2と、にマグネットスイッチ56はリングギヤ54を駆動可能である。このため、例えばエンジン始動時以外には、マグネットスイッチ56によりリングギヤ54を退避位置P1に駆動しておけば、リングギヤ54はフライホイール12に対して回転可能であるため、フライホイール12にエンジン始動装置5側から負荷が加わらない。つまり、フライホイール12にエンジン始動装置5側から負荷が加わる従来の構成に比べて、燃費が向上する。
また、エンジン始動時には、マグネットスイッチ56によりリングギヤ54を駆動位置P2に駆動しておけば、リングギヤ54はフライホイール12と一体回転可能であるため、ピニオンギヤ53およびリングギヤ54を介してフライホイール12をスタータモータ51により回転駆動することができる。そして、ピニオンギヤ53およびリングギヤ54がはすば歯車であるため、平歯車に比べてエンジン始動時の騒音を低減できる。
以上より、このエンジン始動装置5では燃費の向上を実現しつつエンジン始動時の騒音を低減できる。
(2)
また、リングギヤ54が駆動シャフト52に対して軸方向に一体移動可能に設けられているため、リングギヤ54をマグネットスイッチ56により駆動することができる。これにより、リングギヤ54を駆動するためのユニットを設ける必要がなく、製造コストの増大を防止できる。
また、1対の支持プレート59がピニオンギヤ53を挟み込むように駆動シャフト52に固定されており、支持プレート59の間にリングギヤ54の外歯54bが配置されている。このため、リングギヤ54が駆動シャフト52に対して軸方向に一体移動可能な構成を比較的低コストで実現できる。
(3)
従来の平歯車が採用されたエンジン始動装置では、フライホイールを回転駆動するピニオンギヤはフライホイールと回転軸の位置が異なっている。このため、両回転軸の位置誤差および平行度誤差のうちどちらかが大きくなると、ピニオンギヤを軸方向に駆動してリングギヤに噛み合わせる際に、ピニオンギヤとリングギヤとの間で比較的大きな衝突音が発生する。
しかし、このエンジン始動装置5では、リングギヤ54がフライホイール12と概ね同軸上に配置されているため、リングギヤ54およびフライホイール12の間の回転軸の位置誤差を抑えやすくなる。これにより、従来の構成に比べて、リングギヤ54をフライホイール12に噛み合わせる際に発生する衝突音を低減しやすくなる。
ここで、「リングギヤ54がフライホイール12と概ね同軸上に配置されている」には、リングギヤ54の回転中心がフライホイール12の回転軸A上に配置されている場合の他に、リングギヤ54をフライホイール12に噛み合わせることができる範囲内で、リングギヤ54の回転中心が回転軸Aからずれている場合も含まれる。
(4)
ベアリング55により、エンジン1あるいはトランスミッション2に対してリングギヤ54が軸方向に移動可能に支持されているため、リングギヤ54の軸方向の移動が安定し、リングギヤ54をフライホイール12に噛み合わせやすくなる。
特に、本体部54dからトランスミッション2側に延びる筒状部54cがベアリング55により支持されているため、リングギヤ54の軸方向の移動が安定しやすい。
さらに、ベアリング55により、エンジン1あるいはトランスミッション2に対してリングギヤ54が回転軸A1周りに回転可能に支持されているため、別途ベアリングを設ける場合に比べて、部品点数を削減することができ、製造コストの増大を抑制できる。さらに、ベアリング55を用いることで、リングギヤ54の回転軸とフライホイール12の回転軸Aとの平行度を維持しやすくなる。これにより、リングギヤ54をフライホイール12に噛み合わせる際の衝突音の発生を抑制できる。
(5)
リングギヤ54が複数の第1突出部54aを有しており、フライホイール12が第1突出部54aと回転方向に当接可能な複数の第2突出部12bを有しているため、簡素な構成によりリングギヤ54をフライホイール12に対して一体回転可能にすることできる。
また、第1突出部54aが回転方向に対して傾斜する第1チャンファ面T1を有しており、第2突出部12bが回転方向に対して傾斜する第2チャンファ面T2を有しているため、リングギヤ54をフライホイール12と噛み合わせる際に第1突出部54aが第2突出部12b同士の間に入り込みやすくなる。これにより、リングギヤ54がフライホイール12に対して回転方向にずれていても、リングギヤ54をフライホイール12と確実に噛み合わせることができる。
<他の実施形態>
本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
(A)
前述の実施形態では、フライホイール12に第2突出部12bが形成されているが、フライホイール12とは異なる部材に第2突出部が形成されていてもよい。例えば図6に示すように、フライホイールとは別体のドライブプレート120がクランクシャフト11あるいはフライホイールに固定されている場合も考えられる。ドライブプレート120は、例えばプレス加工で成形されており、半径方向外側に押し出された第2突出部120aを有している。リングギヤ54がドライブプレート120と噛み合っている状態では、第2突出部120aは第1突出部54aの間に配置されており、第1突出部54aと回転方向に当接可能である。第2突出部120aの外形は第2突出部12aと概ね同じである。
このような構成であっても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、エンジン始動装置5では、リングギヤ54がフライホイール12にセレーション結合しており、フライホイール12がスタータモータ51により回転駆動されるが、クランクシャフト11にリングギヤ54がセレーション結合しており、クランクシャフト11がスタータモータ51により回転駆動される構成であってもよい。つまり、クランクシャフト11と一体回転可能に設けられた回転体は、フライホイール12のような別体の部材の他に、クランクシャフト11と一体形成された部分であってもよい。
(B)
前述の実施形態では、1つのベアリング55によりリングギヤ54が軸方向に移動可能かつ回転可能に支持されているが、第1ベアリングでリングギヤ54を回転可能に支持し、さらに別の第2ベアリングで第1ベアリングを軸方向に移動可能に支持してもよい。
(C)
第1突出部54aに1対の第1チャンファ面T1が設けられており、第2突出部12bに1対の第2チャンファ面T2が設けられているが、第1チャンファ面T1および第2チャンファ面T2のうち少なくとも一方が設けられていればよい。さらに、第1チャンファ面T1は1対でなくてもよく片側だけに第1チャンファ面T1が設けられていてもよい。第2チャンファ面T2は1対でなくてもよく片側だけに第2チャンファ面T2が設けられていてもよい。さらに、第1チャンファ面T1および第2チャンファ面T2は平面だけでなく曲面もあり得る。
(D)
リングギヤ54は一体の部材であるが、複数の部材から構成されていてもよい。他の部材についても同様である。
(E)
スタータモータ51はフライホイール12を回転駆動できれば、他の駆動方式であってもよい。また、マグネットスイッチ56は駆動シャフト52を軸方向に駆動できれば、他の駆動方式であってもよい。
本発明に係るエンジン始動装置であれば、本発明は、燃費の向上および始動時の騒音の低減が求められるエンジンの分野において有用である。
1 エンジン
11 クランクシャフト
12 フライホイール(回転体の一例)
2 トランスミッション(エンジンに固定された部材の一例)
21 ケース(エンジンに固定された部材の一例)
5 エンジン始動装置
51 スタータモータ(第1駆動部の一例)
52 駆動シャフト
53 ピニオンギヤ
54 リングギヤ
55 ベアリング
56 マグネットスイッチ(第2駆動部の一例)
58 モータ本体
59 支持プレート(第1および第2支持プレートの一例)
P1 退避位置(第1位置の一例)
P2 駆動位置(第2位置の一例)

Claims (8)

  1. エンジンを始動するためのエンジン始動装置であって、
    前記エンジンのクランクシャフトと一体回転可能に設けられた回転体と、
    前記回転体の回転軸に平行な軸であって軸方向に移動可能に配置された駆動シャフトを有する第1駆動部と、
    はすば歯車であり、前記駆動シャフトに固定されたピニオンギヤと、
    前記ピニオンギヤと噛み合うはすば歯車を外周部に有し、前記回転体に対して軸方向に移動可能に配置されたリングギヤと、
    前記リングギヤが前記回転体に対して回転可能となる第1位置と、前記リングギヤが前記回転体と一体回転可能となる第2位置と、に前記リングギヤを駆動可能な第2駆動部と、
    を備え
    前記リングギヤは、前記回転体と概ね同軸上に配置されている、
    エンジン始動装置。
  2. 前記リングギヤは、前記駆動シャフトに対して軸方向に一体移動可能に設けられている、
    請求項1に記載のエンジン始動装置。
  3. 前記エンジンあるいは前記エンジンに固定された部材に対して前記リングギヤを軸方向に移動可能に支持するベアリングをさらに備えた、
    請求項1または2に記載のエンジン始動装置。
  4. 前記ベアリングは、前記エンジンあるいは前記エンジンに固定された部材に対して前記回転軸周りに回転可能に支持している、
    請求項に記載のエンジン始動装置。
  5. 前記リングギヤは、はすば歯車を有する環状の本体部と、前記本体部の内周部から半径方向内側に突出する複数の第1突出部を有しており、
    前記回転体は、フライホイール本体と、前記第1突出部同士の間に軸方向から挿入可能であり前記回転体本体から半径方向外側に突出する複数の第2突出部と、を有している、
    請求項1からのいずれかに記載のエンジン始動装置。
  6. 前記第1突出部は、回転方向に対して傾斜し前記第2突出部と当接可能な第1チャンファ面を有している、
    請求項に記載のエンジン始動装置。
  7. 前記第2突出部は、回転方向に対して傾斜し前記第1突出部と当接可能な第2チャンファ面を有している、
    請求項またはに記載のエンジン始動装置。
  8. 前記ピニオンギヤを挟み込むように前記駆動シャフトに固定された第1および第2支持プレートをさらに備え、
    前記リングギヤの一部は、前記第1および第2支持プレートの間に配置されている、
    請求項1からのいずれかに記載のエンジン始動装置。


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