JP2006177018A - 建物の基礎構造 - Google Patents

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Yasushi Yoshitomi
康 吉富
Hiroyuki Kobayashi
弘幸 小林
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Abstract

【課題】布基礎やべた基礎のコンクリート基礎としての機能を損なうことなく、鋼管杭の内部を有効に利用することができる建物の基礎構造を提供する。
【解決手段】底盤3と立ち上がり部4とを有する布基礎やべた基礎などのコンクリート基礎1と、このコンクリート基礎1を介して建物を支持すべく地中に埋設された鋼管杭5とを備えた基礎構造であって、鋼管杭5の杭頭部5aが、底盤3を貫通して該底盤の上方に開口していることを特徴とする。さらに、底盤3内に配設された補強筋7と杭頭部5の外周に突出して設けられた突出部材6とを緊結する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、建物の基礎構造に関し、さらに詳細には、例えば戸建て住宅の基礎として適用されている布基礎やべた基礎に鋼管杭を併用した基礎構造に関する。
戸建て住宅の基礎としては、一般に布基礎やべた基礎が適用されるが、近年では地震による不同沈下等を未然に防ぐために、鋼管杭を併用するケースが多くなっている。この場合、鋼管杭の杭頭処理は、従来、図5に示すような方法が採られている。すなわち、(a)に示す布基礎50及び(b)に示すべた基礎51とも、鋼管杭52の杭頭は鋼製の蓋53で閉塞される。そして、砕石54を敷設したうえで、立ち上がり部55が鋼管杭50の鉛直方向直上に位置するようにコンクリートを打設して基礎50,51が築造される。このような、杭頭処理がなされた基礎構造においては、従来、鋼管杭52の内部は何ら他の用途に利用されていない。
ところで、特許文献1には地中熱を利用するために、鋼管杭の内部に熱交換パイプを挿入するようにした技術が開示されている。しかしながら、この従来技術では、熱交換パイプは基礎の立ち上がり部の内部を通して鋼管杭の内部に導かれている。このため、熱交換パイプが埋め込まれることとなる立ち上がり部のコンクリートに、温度差等による亀裂が生じること、また、コンクリートの断面欠損が生じるというような基礎応力の構造計算上重大な課題を抱えること等が懸念され、基礎構造としては現実的なものとはいえない。
特開平1−123951号公報
この発明は上記のような技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目的を達成するものである。
この発明の目的は、布基礎やべた基礎のコンクリート基礎としての機能を損なうことなく、鋼管杭の内部を有効に利用することができる建物の基礎構造を提供することにある。
この発明は上記課題を達成するために、次のような手段を採用している。
すなわち、この発明は、底盤と立ち上がり部とを有する布基礎やべた基礎などのコンクリート基礎と、このコンクリート基礎を介して建物を支持すべく地中に埋設された鋼管杭とを備えた基礎構造であって、
前記鋼管杭の杭頭部が、前記底盤を貫通して該底盤の上方に開口していることを特徴とする建物の基礎構造にある。
上記基礎構造において、前記杭頭部と前記底盤との一体化を向上させるための手段を設けると良い。例えば、前記杭頭部の外周に突出部材が設けられている構造とすることができる。また、前記底盤内に配設された補強筋が、前記杭頭部に緊結されている構造とすることもできる。この場合、補強筋は杭頭部に直接緊結されてもよいし、杭頭部の外周に設けられた突出部材に緊結されるようにしてもよい。
前記鋼管杭は杭本体と杭頭部とが分離され、杭頭部の下端が杭本体の上端に嵌合されている構造とすると良い。この場合、前記杭本体と杭頭部との嵌合部には互いに係合する係合手段が設けられている構造が採用される。
この発明によれば、布基礎やべた基礎のコンクリート基礎としての機能を損なうことなく、鋼管杭の内部を有効に利用することができる。
この発明の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、この発明の実施形態を示す断面図である。戸建て住宅のコンクリート基礎としては、前述のように、布基礎やべた基礎が一般的に適用され、この実施形態は布基礎にこの発明を適用した例である。
布基礎1は、周知のように、底盤3と立ち上がり部4とからなっている。立ち上がり部4は、戸建て住宅の土台が設置される部分である。この発明によれば、鋼管杭5は、従来のように立ち上がり部4の直下ではなく、立ち上がり部4から側方にずれた位置に設けられている。しかも、杭頭部5aが底盤3を貫通して設けられている。杭頭部5aの上端は底盤3の上方に開口し、これにより鋼管杭5の内部を有効利用することができる。すなわち、例えば地下熱を利用した冷暖房システムにおける熱交換パイプを鋼管杭5の内部に直接挿入することができる。なお、底盤3は、ねじれ剛性を高めるために、従来の一般工法よりも大きくされている。符号12は砕石を示している。
図2に示す実施形態は、この発明をべた基礎に適用した例である。べた基礎2は、建物の底面全体に亘ってコンクリートが打設されてなる底盤3(通常、スラブあるいはコンクリートスラブと称されるが、この発明では布基礎及びべた基礎いずれの場合も底盤と総称する)と、立ち上がり部4とからなる。この実施形態でも、鋼管杭5は立ち上がり部4の直下ではなく、杭頭部5aが立ち上がり部4の近くにおいて底盤3を貫通して設けられている。
図1及び図2に示した実施形態ともに、杭頭部5aは底盤3を貫通して該底盤から突出しているが、図2に示したべた基礎の場合、杭頭部5aの上端面が底盤3の上面と略面一となるように施工してもよい。すなわち、この発明でいう貫通とはこのような施工態様をも含む概念である。
図1及び図2に示した実施形態ともに、杭頭部5aは底盤3のコンクリートの付着力により、該底盤と一体化して建物の荷重を鋼管杭5に伝達することができるが、これら実施形態では一体化を向上させるための手段が設けられている。まず、杭頭部5aの外周には突出部材としてのフランジ6が設けられている。さらに、このフランジ6と底盤3内に配置された補強筋(鉄筋)7とが溶接等により緊結されている。これにより、基礎1,2に作用する応力を鋼管杭5に確実に伝達することができる。
補強筋7は、フランジ6を設けることなく、杭頭部5aに直接溶接等により緊結することもできる。突出部材は、フランジとするに限らず、杭頭部5aの外周に突出する単数又は複数の板状あるいは棒状のものでもよく、また、杭頭部5aの高さ方向に複数段設けるようにしてもよい。
鋼管杭5は杭頭部5aが杭本体5bと分離されている。図3及び図4は杭頭部5aの詳細を示し、図3は平面図、図4は立面図である。杭頭部5aの下端部には嵌合部8が設けられている。嵌合部8は管材からなり、杭頭部5aの下端部内周に溶接等により固着されて形成される。杭本体5bは回転圧入等の施工法により地中に埋設され、施工後に上端が所定レベルになるように施工される。この杭本体5bの上端部内周に、杭頭部5aの嵌合部8が嵌合される。
嵌合部8には、下端部に入口9を有する開口10が設けられている。他方、杭本体5bの上端部内周に突起11(図4に鎖線で示されている)が設けられている。杭頭部5aの嵌合部8を杭本体5bに嵌合させる際に、突起11を入口9を通して開口10に進入させる。そして、杭頭部5aを所要角度だけ回転させると、嵌合部8と杭本体5bとが互いに係合し、両者は一体化する。このように、杭本体5bと杭頭部5aとを分離することにより、施工性が良好となる。なお、嵌合部と杭本体5bとを係合させる手段は、例示であり、種々の態様を採ることができる。
この発明を布基礎に適用した実施形態を示す断面図である。 この発明をべた基礎に適用した実施形態を示す断面図である。 杭本体と分離された杭頭部を示す平面図である。 同杭頭部の立面図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
1 布基礎
2 べた基礎
3 底盤
4 立ち上がり部
5 鋼管杭
5a 杭頭部
5b 杭本体
6 フランジ
7 補強筋
8 嵌合部
9 入口
10 開口
11 突起

Claims (6)

  1. 底盤と立ち上がり部とを有する布基礎やべた基礎などのコンクリート基礎と、このコンクリート基礎を介して建物を支持すべく地中に埋設された鋼管杭とを備えた基礎構造であって、
    前記鋼管杭の杭頭部が、前記底盤を貫通して該底盤の上方に開口していることを特徴とする建物の基礎構造。
  2. 前記杭頭部の外周に突出部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の建物の基礎構造。
  3. 前記底盤内に配設された補強筋が、前記杭頭部に緊結されていることを特徴とする請求項1記載の建物の基礎構造。
  4. 前記底盤内に配設された補強筋が、前記杭頭部の外周に設けられた突出部材に緊結されていることを特徴とする請求項1記載の建物の基礎構造。
  5. 前記鋼管杭は杭本体と杭頭部とが分離され、杭頭部の下端が杭本体の上端に嵌合されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1記載の建物の基礎構造。
  6. 前記杭本体と杭頭部との嵌合部には互いに係合する係合手段が設けられていることを特徴とする請求項5記載の建物の基礎構造。
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