JP2006174598A - ハイブリッド型ステッピングモータ用ロータ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロータカラーと回転軸との位置合わせを容易に図ることができ、ロータスタックとロータカラーとの間に回転軸の径方向に向かう相対的な動きが生じるのを防げるハイブリッド型ステッピングモータ用ロータを提供する。
【解決手段】 ロータカラー5A,5Bを間に介して軸線方向に対向する2つのロータスタック7B,7Aにロータカラー嵌合用凹部8Aを形成する。ロータカラー5A,5Bは、回転軸1の径方向に延びる中心部5aと、中心部5aに対して軸線方向両側に位置してロータカラー嵌合用凹部8A内に嵌合される一対の嵌合部5bとを有している。ローター嵌合用凹部8Aの形状と嵌合部5bの形状とは、嵌合部5bがロータカラー嵌合用凹部8A内に嵌合された状態で、ロータスタック7B,7Aとロータカラー5A,5Bとの間に回転軸1の径方向に向かう相対的な動きが生じないように定める。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハイブリッド型ステッピングモータ用ロータ及びその製造方法に関するものである。
特開2000−270531号公報(特許文献1)には、2つのスタックアッセンブリとロータカラーとを備えているハイブリッド型ステッピングモータ用ロータが示されている。2つのスタックアッセンブリは、外周部に周方向に並ぶ複数の小歯を有する一対のロータスタックと、一対のロータスタックの間に挟持されて一対のロータスタックが有する複数の小歯に異なる極性の磁極が現れるように着磁された永久磁石とを備えており、回転軸に対して軸線方向に並ぶように取り付けられている。ロータカラーは、非磁性体により構成されて、隣り合う2つのスタックアセンブリの間に間隙を形成するように2つのスタックアセンブリの間に挟まれた状態で配置されている。そして、一対のロータスタックの一方のロータスタックの複数の小歯と他方のロータスタックの複数の小歯は、1/2ピッチずつずれている。ロータカラーは、該ロータカラーを間に介して軸線方向に対向する2つのロータスタックに形成された凹部内に配置されている。そして、ロータカラーを間に介して軸線方向に対向する2つのロータスタックのそれぞれの複数の小歯も1/2ピッチずつずれている。このロータでは、ロータスタックに回転軸の軸線方向に開口する凹部が形成されている。そのため、ロータスタックの重量を軽くでき、ロータの慣性モーメントを小さくできる。
特開2000−270531号公報
通常、ハイブリッド型ステッピングモータ用ロータは、ロータスタックの複数の小歯のピッチずれを調整して、複数のロータスタックと1以上のロータカラーと結合してロータアッセンブリを作る。そして、このロータアッセンブリを回転軸に圧入して固定する。しかしながら、このような従来のロータでは、ロータアッセンブリを作る際に環状のロータカラーと回転軸との位置合わせができず、両者の軸芯がずれるおそれがあった。また、ロータスタックとロータカラーとの間に回転軸の径方向に向かう相対的な動きが生じる場合があった。このようなロータでは、ロータアッセンブリを回転軸に圧入できなくなったり、ロータカラーの回転軸の周方向の重量バランスが悪くなるおそれがある。
本発明の目的は、ロータカラーと回転軸との位置合わせを容易に図ることができ、ロータスタックとロータカラーとの間に回転軸の径方向に向かう相対的な動きが生じるのを防ぐことができるハイブリッド型ステッピングモータ用ロータを提供することにある。
本発明の他の目的は、ロータカラーを容易に製造することができるハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの製造方法を提供することにある。
本願発明が改良の対象とするハイブリッド型ステッピングモータ用ロータは、複数のスタックアッセンブリと1以上のロータカラーとを備えている。複数のスタックアッセンブリは、外周部に周方向に並ぶ複数の小歯を有する一対のロータスタックと、一対のロータスタックの間に挟持されて一対のロータスタックが有する複数の小歯に異なる極性の磁極が現れるように着磁された永久磁石とを備えて、回転軸に対して軸線方向に並ぶように取り付けられている。1以上のロータカラーは、非磁性体により構成されて、隣り合う2つのスタックアセンブリの間に間隙を形成するように2つのスタックアセンブリの間に挟まれた状態で配置されている。本発明では、ロータカラーを間に介して軸線方向に対向する2つのロータスタックに、それぞれ回転軸の周囲を囲むように形成されて相手方のロータスタックに向かって開口するロータカラー嵌合用凹部を形成する。また、ロータカラーは、回転軸の径方向に延びる中心部と、中心部に対して軸線方向両側に位置し且つ対応するロータスタックに形成されたロータカラー嵌合用凹部内に嵌合される一対の嵌合部とを有している。そして、ロータカラー嵌合用凹部の形状と嵌合部の形状とは、嵌合部がロータカラー嵌合用凹部内に嵌合された状態で、ロータスタックとロータカラーとの間に回転軸の径方向に向かう相対的な動きが生じないように定める。本発明のように、嵌合部がロータカラー嵌合用凹部内に嵌合された状態で、ロータスタックとロータカラーとの間に回転軸の径方向に向かう相対的な動きが生じないと、ロータアッセンブリ(複数のロータスタックとロータカラーと永久磁石とを結合したもの)を作る際に環状のロータカラーと回転軸との位置合わせができた状態でロータカラーをロータスタックに嵌合できる。そのため、ロータカラーと回転軸との軸芯がずれるのを防止できる。また、ロータスタックとロータカラーとの間に回転軸の径方向に向かう相対的な動きが生じるのを防ぐことができる。その結果、ロータアッセンブリを回転軸に圧入できなくなるのを防ぐことができ、ロータカラーの回転軸の周方向の重量バランスが悪くなるのを防ぐことができる。
回転軸の軸線両方両側の端部にそれぞれ位置する2つのロータスタックには、それぞれロータカラー嵌合用凹部と同じ形状の非嵌合用凹部を形成すさるのが好ましい。このようにすれば、各凹部により回転軸の軸線方向の重量バランスを維持した状態で、ロータスタックの重量を軽くでき、ロータの慣性モーメントを小さくできる。
ロータカラー嵌合用凹部の回転軸と直交する方向の断面の輪郭形状は、回転軸と同心になり且つ同じ径寸法を有する円形とし、一対の嵌合部の回転軸と直交する方向の断面の輪郭形状は、回転軸の軸線を中心にしてロータカラー嵌合用凹部とほぼ同じ径寸法を有する円形とし、一対の嵌合部には、それぞれ軸線方向の外側に向かって開口し且つ回転軸と同心的に配置される円環状凹部をそれぞれ形成するのが好ましい。このようにすれば、2つのロータカラー嵌合用凹部にロータカラーの一対の嵌合部がそれぞれ嵌合されるので、両者をしっかりと嵌合できる。また、ロータアッセンブリを回転軸に圧入する際に、嵌合部の端面が2つのロータスタックに当接するため、ロータスタックが変形するのを防ぐことができる。
ロータカラーは、種々の非磁性体により形成することができる。ロータカラーをアルミ等の非磁性体金属のダイキャスト鋳造品から形成すれば、前述の円環状凹部のような形状も容易に形成でき、表面処理加工の簡単なロータカラーを得ることができる。
本発明のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータのロータカラーを作る金型は、ロータカラーの中心部の径方向に露出する表面に対応する部分に湯口及びオーバーフロー口の少なくとも1つを有しを有し且つロータカラーの中心部の円環状凹部内に露出する表面に突き出しピンを押し当てるものを用いるのが好ましい。ロータカラーの中心部の径方向に露出する表面及び中心部の円環状凹部内に露出する表面は、ロータアッセンブリを組み立ててもロータスタックと接触しない部分である。そのため、湯口跡や突き出しピンを押し当て跡がロータカラーの表面上に残っても、表面処理加工等を施す必要がない。また、ロータカラーの中心部の径方向に露出する表面は、ロータカラーの軸線方向の中心になるので、この部分に対応する部分に湯口を形成すれば、ロータカラー全体にバランスよく溶湯が回り込み、ロータカラーの寸法精度を高めることができる。
本発明によれば、嵌合部がロータカラー嵌合用凹部内に嵌合された状態で、ロータスタックとロータカラーとの間に回転軸の径方向に向かう相対的な動きが生じないので、ロータアッセンブリを作る際に環状のロータカラーと回転軸との位置合わせができた状態でロータカラーをロータスタックに嵌合できる。そのため、ロータカラーと回転軸との軸芯がずれるのを防止できる。また、ロータスタックとロータカラーとの間に回転軸の径方向に向かう相対的な動きが生じるのを防ぐことができる。その結果、ロータアッセンブリを回転軸に圧入できなくなるのを防ぐことができ、ロータカラーの回転軸の周方向の重量バランスが悪くなるのを防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの一実施の形態の一部破断平面図である。図1に示すように本例のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータは、回転軸1と、回転軸1に圧入と接着剤とにより固定されたロータアセンブリ2とを有している。ロータアセンブリ2は、3個のスタックアセンブリ3A〜3Cと2個のロータカラー5A,5Bとを有している。スタックアセンブリ3A〜3Cは、一対のロータスタック7A,7Bと、該一対のロータスタック7A,7Bの間に挟持された永久磁石9とをそれぞれ有している。
一対のロータスタック7A,7Bは、回転軸1に対する取付位置が異なるだけで、いずれも同じ形状を有している。図2(A)及び(B)に示すように、1つのロータスタック(7A,7B)は、回転軸1に固定された円環状の固定部7aと、固定部7aの縁部から回転軸1の軸線方向に延びるように立ち上がる筒状の小歯形成部7bとを有している。これにより、固定部7aと小歯形成部7bとに囲まれた部分には凹部7cが形成されることになる。小歯形成部7bは、電機子と対向する外周部に回転軸1の軸線方向に延びて周方向に並ぶ複数の小歯7dを備えている。1つのスタックアセンブリ(3A〜3C)は、図1のスタックアセンブリ3Aに符号を付して説明すると、ロータスタック7Aの凹部7cとロータスタック7Bの凹部7cとが回転軸1の軸線方向の反対側を向き、一対のロータスタック7A,7Bの各固定部7aが接着剤により接合された円環状の永久磁石9を介して対向するように配置されている。ロータスタック7A,7Bの一方のロータスタック7Aの複数の小歯7dと他方のロータスタック7Bの複数の小歯7dとは1/2ピッチずつずれている。また、一方のロータスタック7Aの複数の小歯7dと他方のロータスタック7Bの複数の小歯7dには、永久磁石9によって異なる極性の磁極が現れる。
また、3個のスタックアセンブリ3A〜3Cは、隣り合う2つのスタックアセンブリ(3A,3B)(3B,3C)が小歯形成部7bの間に隙間が形成されるように凹部7cが対向させられて配置されている。本例では、相手方のロータスタックに向かって開口するように相互に対向する4つの凹部7cが後述するロータカラー5A,5Bの1つを嵌合するロータカラー嵌合用凹部8Aを構成しており、回転軸の軸線両方両側の端部にそれぞれ位置する2つの凹部7cが非嵌合用凹部8Bを構成している。前述したように一対のロータスタック7A,7Bは、いずれも同じ形状を有しているので、ロータカラー嵌合用凹部8A及び非嵌合用凹部8Bの回転軸1と直交する方向の断面の輪郭形状は、回転軸1と同心になり且つ同じ径寸法を有する円形である。そして、隣り合う2つのスタックアセンブリ(3A,3B)(3B,3C)の軸線方向に対向する2つのロータスタック(7B,7A)の複数の小歯7dが1/2ピッチずつずれるように、3個のスタックアセンブリ3A〜3Cは配置されている。具体的には、スタックアセンブリ3Aのロータスタック7Bの複数の小歯7dとスタックアセンブリ3Bのロータスタック7Aの複数の小歯7dとが1/2ピッチずつずれている。また、スタックアセンブリ3Bのロータスタック7Bの複数の小歯7dとスタックアセンブリ3Cのロータスタック7Aの複数の小歯7dとが1/2ピッチずつずれている。
ロータカラー5A,5Bは、アルミ等の非磁性体金属からなり、隣り合う2つのスタックアセンブリ(3A,3B)(3B,3C)の間に間隙を形成するように2つのスタックアセンブリ(3A,3B)(3B,3C)の間に挟まれた状態で配置されている。図3(A)及び(B)に示すように、1つのロータカラー(5A,5B)は、回転軸の径方向に延びる中心部5aと、中心部5aに対して軸線方向両側に位置する一対の嵌合部5bとを有している。中心部5aは、回転軸1を僅かな隙間を隔てて囲む円環状を有している。一対の嵌合部5bは、外側筒状部5cと内側筒状部5dとをそれぞれ有している。一対の嵌合部5bの外側筒状部5cは、円筒形状を有しており、軸線方向に対向する2つのロータスタック7B,7Aのそれぞれの固定部7a及び小歯形成部7bに当接している。内側筒状部5dも円筒形状を有しており、2つのロータスタック7B,7Aのそれぞれの固定部7aに端部が当接して回転軸1を僅かな隙間を隔てて囲むように配置されている。このような構成により、一対の嵌合部5bの外側筒状部5cと内側筒状部5dとの間には、それぞれ軸線方向の外側に向かって開口し且つ回転軸1と同心的に配置される円環状凹部5eがそれぞれ形成されることになる。一対の嵌合部5bの回転軸1と直交する方向の断面の輪郭形状(外側筒状部5cの輪郭形状)は、回転軸1の軸線を中心にしてロータカラー嵌合用凹部8Aとほぼ同じ径寸法を有する円形を有している。このため、ロータカラー嵌合用凹部8Aの形状と嵌合部5bの形状とは、嵌合部5bがロータカラー嵌合用凹部8A内に嵌合された状態で、ロータスタック7B,7Aと1つのロータカラー(5A,5B)との間に回転軸1の径方向に向かう相対的な動きが生じないように定められる。
本例では、ロータカラー5A,5Bは、図4(A)及び(B)に示すような金型Dを用いてアルミの溶湯を圧入するダイキャスト鋳造により形成した。この金型Dは、2つ割れの第1及び第2の金型半部D1,D2から構成されている。この金型Dでは、第1及び第2の金型半部D1,D2が合わさって湯道D3及びオーバーフロー用通路D6が形成されている。そして、ロータカラー5A,5Bの中心部5aの径方向に露出する表面部分(隣り合う2つのスタックアセンブリの小歯形成部7bの間の隙間に露出する部分)5f,5hに対応する部分に位置する湯道D3及びオーバーフロー用通路D6の金型内の端部に湯口D4及びオーバーフロー口D7がそれぞれ形成されている。また、ロータカラー5A,5Bの中心部5aの円環状凹部5eに露出する表面部分5gに第2の金型半部D2内に配置された突き出しピン(鋳造品を金型から突き出すピン)D5を押し当てるように金型Dは形成されている。表面部分5f,5h,5gは、ロータスタック7B,7Aと接触することがない(図1のロータカラー5B参照)。そのため、このような金型を用いれば、湯口跡、オーバーフロー跡や突き出しピンを押し当て跡がロータカラーの表面上に残っても、表面処理加工等を施す必要がない。
本例のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータは、次のように組み立てた。まず、組立用治具内にスタックアセンブリ3Aのロータスタック7A,永久磁石9及びロータスタック7Bと、ロータカラー5Aと、スタックアセンブリ3Bのロータスタック7A,永久磁石9及びロータスタック7Bと、ロータカラー5Bと、スタックアセンブリ3Cのロータスタック7A,永久磁石9及びロータスタック7Bとを各部材の接合部分に接着剤を塗布した状態で積み重ねた。これにより、組立用治具内でスタックアセンブリ3A〜3Cのそれぞれのロータスタック7A,7Bの複数の小歯7dのピッチずれが調整された状態で、各部材が接合されたロータアッセンブリ2が作られる。次に、このロータアッセンブリ2を回転軸1にプレス等を用いて圧入して組み立てが完了した。
本例のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータによれば、嵌合部5bがロータカラー嵌合用凹部内8Aに嵌合された状態で、ロータスタック7B,7Aと1つのロータカラー(5A,5B)との間に回転軸1の径方向に向かう相対的な動きが生じないので、ロータアッセンブリ2を作る際に環状のロータカラー(5A,5B)と回転軸1との位置合わせができた状態で、ロータカラー(5A,5B)を2つのロータスタック7B,7Aに嵌合できる。そのため、ロータカラー(5A,5B)と回転軸1との軸芯がずれるのを防止できる。また、ロータスタック7B,7Aと1つのロータカラー(5A,5B)との間に回転軸1の径方向に向かう相対的な動きが生じるのを防ぐことができる。その結果、ロータアッセンブリ2を回転軸1に圧入できなくなるのを防ぐことができ、ロータカラー(5A,5B)の回転軸1の周方向の重量バランスが悪くなるのを防ぐことができる。
上記例では、3個のスタックアセンブリ3A〜3Cと2個のロータカラー5A,5Bとを有するハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの例を示したが、スタックアセンブリ及びロータカラーの数は任意である。例えば、図5に示す実施の形態のように、2個のスタックアセンブリ103A,103Bと1個のロータカラー105とからなるロータアッセンブリ102を用いてロータを構成することもできる。このロータは、図1に示すロータからスタックアセンブリ3Cとロータカラー5Bを取り除いたものと基本的に同じ構造を有している。
本発明のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの一実施の形態の一部破断平面図である。 (A)及び(B)は、図1に示すハイブリッド型ステッピングモータ用ロータのロータスタックの正面図及び一部破断平面図である。 (A)及び(B)は、図1に示すハイブリッド型ステッピングモータ用ロータのロータカラーの正面図及び一部破断平面図である。 (A)及び(B)は、図1に示すハイブリッド型ステッピングモータ用ロータのロータカラーの製造方法を説明するために用いる図である。 本発明のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの他の実施の形態の一部破断平面図である。
符号の説明
1 回転軸
3A〜3C スタックアセンブリ
5A,5B ロータカラー
5a 中心部
5b 嵌合部
7A,7B 一対のロータスタック
7a 固定部
7b 小歯形成部
7c 凹部
7d 小歯
8A ロータカラー嵌合用凹部
8B 非嵌合用凹部
9 永久磁石

Claims (5)

  1. 外周部に周方向に並ぶ複数の小歯を有する一対のロータスタックと、前記一対のロータスタックの間に挟持されて前記一対のロータスタックが有する前記複数の小歯に異なる極性の磁極が現れるように着磁された永久磁石とを備えて、回転軸に対して軸線方向に並ぶように取り付けられてなる複数のスタックアッセンブリと、
    非磁性体により構成されて、隣り合う2つの前記スタックアセンブリの間に間隙を形成するように前記2つのスタックアセンブリの間に挟まれた状態で配置される1以上のロータカラーとを備えているハイブリッド型ステッピングモータ用ロータであって、
    前記ロータカラーを間に介して前記軸線方向に対向する2つの前記ロータスタックには、それぞれ前記回転軸の周囲を囲むように形成されて相手方の前記ロータスタックに向かって開口するロータカラー嵌合用凹部が形成され、
    前記ロータカラーは、前記回転軸の径方向に延びる中心部と、前記中心部に対して前記軸線方向両側に位置し且つ対応する前記ロータスタックに形成された前記ロータカラー嵌合用凹部内に嵌合される一対の嵌合部とを有し、
    前記ロータカラー嵌合用凹部の形状と前記嵌合部の形状とは、前記嵌合部が前記ロータカラー嵌合用凹部内に嵌合された状態で、前記ロータスタックと前記ロータカラーとの間に前記回転軸の径方向に向かう相対的な動きが生じないように定められていることを特徴とするハイブリッド型ステッピングモータ用ロータ。
  2. 前記回転軸の軸線方向両側の端部にそれぞれ位置する2つの前記ロータスタックには、それぞれ前記ロータカラー嵌合用凹部と同じ形状の非嵌合用凹部が形成されている請求項1に記載のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータ。
  3. 前記ロータカラー嵌合用凹部の前記回転軸と直交する方向の断面の輪郭形状は、前記回転軸と同心になる円形であり、
    前記一対の嵌合部の前記回転軸と直交する方向の断面の輪郭形状は、前記回転軸の軸線を中心にして前記ロータカラー嵌合用凹部とほぼ同じ径寸法を有する円形であり、
    前記一対の嵌合部には、それぞれ軸線方向の外側に向かって開口し且つ前記回転軸と同心的に配置される円環状凹部がそれぞれ形成されている請求項1または2に記載のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータ。
  4. 前記ロータカラーは、非磁性体金属のダイキャスト鋳造品からなることを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータ。
  5. 請求項4に記載のハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの製造方法において、
    前記ロータカラーの前記中心部の前記径方向に露出する表面に対応する部分に湯口及びオーバーフロー口の少なくとも1つを有し且つ前記ロータカラーの前記中心部の前記円環状凹部内に露出する表面に突き出しピンを押し当てる金型を用いたダイキャスト鋳造により前記ロータカラーを形成することを特徴とするハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの製造方法。
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