JP2006172203A - ドキュメント検査方法及びドキュメント出力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 PPML等のバリアブルデータについて、ドキュメントを抽出してプリフライトチェックをすることを目的とする。更に、一括してフォーマットも含むプリフライトチェックをすることを目的とする。
【解決手段】 ユーザによりPPML等のバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを検査する場合に、1ページのバリアブルデータドキュメントから背景として共通ドキュメントと各ページに特有の複数の前景ドキュメントを含む複数のドキュメントを抽出し、抽出されたドキュメントの各々の内容が印刷可能か否か、及び複数の前景ドキュメントの重なって印刷されるか否かを検査し、検査結果をユーザに報知する。
【選択図】 図7

Description

本発明はバリアブルデータフォーマットで記述されたデータをチェックするドキュメント検査方法、例えば、PPML (Personalized Print Markup Language)のような言語で記述された印刷用ドキュメントの検査方法及びその検査方法を実現するドキュメント出力システムに関し、特に、ワークフローとしての利便性を高める技術に関するものである。
マルチメディアコンテンツをバリアブルデータフォーマットで記述可能な言語としては、XML(eXtensible Murkup Language)が知られている。PPMLは、XMLベースのデジタルプリンティングシステムのための言語として、又バリアブルプリントを実現するためのアーキテクチャとして、PODiから提唱されたオープンな言語である。
ユーザから印刷要求として、例えばPPMLデータのようなバリアブルデータを受け付けた場合に、従来、その内容を検査する仕組みがなかったために、入稿されたデータをそのまま信用して印刷するしか方法はなかった。ユーザに多少PPMLデータの知識があったとしても、ユーザがPPMLデータの中からPDFデータやPSデータ等を抽出して、抽出したPDFデータあるいはPSデータをひとつずつプリフライトチェックツールに入力して検査することが必要となる。
一方、ユーザからバリアブルデータフォーマットでないPDFやPSあるいはSVG形式のデータによる入稿を受け付け、それを印刷するサービスでは、オペレータが印刷システムを用いて入稿されたドキュメントについてプリフライトチェックを行い、印刷に問題がないと判断された場合に印刷を行なう(特許文献1)。
ここで、プリフライトチェックとは、実際に印刷を開始した後に必要なリソースがないことなどにより作業が中断されることを防止するために、実際の印刷を実行する前にドキュメントの内容について行うチェックであり、従来のチェック対象の項目としては、ドキュメントに含まれるフォントの種類とフォントのエンベッドの有無、あるいはカラープロファイルの名前、イメージデータの解像度といった、主として当該ドキュメントの印刷に必要なリソースに関する項目が含まれている。
特開2003-036162公報
しかしながら、PPMLデータのようなバリアブルデータを受け付けた場合に、ユーザやオペレータがPPMLデータの中からPDFデータやPSデータ等を抽出して、抽出したPDFデータあるいはPSデータをひとつずつプリフライトチェックツールに入力して検査するのは、ユーザやオペレータの専門知識を必要としワークフローとしての利便性が低下してしまう。
更に、上記方法により抽出したPDFデータあるいはPSデータをひとつずつプリフライトチェックツールに入力して検査することで、PDFデータやPSデータそのものの中身はチェックできるが、バリアブルデータとしておのおののPDFデータやPSデータを配置することによって生じるエラー(例えばドキュメントの重なりなど)に関しては、チェックすることができない。
本発明は、上記問題点を解決するために、PPML等のバリアブルデータについて、ドキュメントを抽出してプリフライトチェックをすることを目的とする。更に、一括してフォーマットも含むプリフライトチェックをすることを目的とする。

具体的には、PPML等のバリアブルデータに含まれているPDFやPSデータの単体のデータとしてのチェックを行うとともに、それらのデータを配置したときにお互いに重なり合った場合などに生じるエラーもチェックすることにより、バリアブルデータの出力を行う前にオペレータが事前にエラー情報を得ることにが可能となり、バリアブルデータの出力のワークフローとしての効率を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のドキュメント検査方法は、ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを検査するドキュメント検査方法であって、コンピュータにより、1ページのバリアブルデータドキュメントから複数のドキュメントを抽出し、前記抽出されたドキュメントの各々の内容が出力可能か否かを検査し、検査結果をユーザに報知することを特徴とする。
ここで、前記抽出された複数のドキュメントは、背景としての共通ドキュメントと各ページに特有の前景ドキュメントを含む。また、1ページに前記前景ドキュメントが複数あって、前記複数の前景ドキュメントの重なって出力されるか否かを更に検査する。また、前記検査は印刷出力が可能であるか否かの検査である。また、前記言語はPPML(Personalized Print Markup Language)である。
又、本発明のドキュメント出力システムは、ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムであって、1ページのバリアブルデータドキュメントから複数のドキュメントを抽出する抽出手段と、前記抽出されたドキュメントの各々の内容が出力可能か否かを検査する第1の検査手段と、検査結果をユーザに報知する報知手段とを有することを特徴とする。
ここで、前記抽出された複数のドキュメントは、背景としての共通ドキュメントと各ページに特有の前景ドキュメントを含む。また、1ページに前記前景ドキュメントが複数あって、前記複数の前景ドキュメントの重なって出力されるか否かを検査する第2の検査手段を有する。また、前記ドキュメントの出力は印刷出力である。また、前記言語はPPML(Personalized Print Markup Language)である。
又、本発明のプログラムは、ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを検査するドキュメント検査方法を実現するコンピュータ実行可能なプログラムであって、1ページのバリアブルデータドキュメントから複数のドキュメントを抽出するステップと、前記抽出されたドキュメントの各々の内容が出力可能か否かを検査するステップと、検査結果を出力するステップとを有することを特徴とする。
ここで、前記抽出された複数のドキュメントは、背景としての共通ドキュメントと各ページに特有の前景ドキュメントを含む。また、1ページに前記前景ドキュメントが複数あって、前記複数の前景ドキュメントの重なって出力されるか否かを検査するステップを更に有する。また、前記ドキュメントの出力は印刷出力である。また、前記言語はPPML(Personalized Print Markup Language)である。
又、上記プログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶する記憶媒体を提供する。
又、本発明のドキュメント出力システムは、ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムであって、前記バリアブルデータドキュメントを作成するクライアントコンピュータと、該クライアントコンピュータから送信される前記バリアブルデータドキュメントを保持するサーバコンピュータと、前記クライアントコンピュータの出力指示に従って、前記サーバコンピュータに保持された前記バリアブルデータドキュメントを出力する出力コンピュータとを含み、前記コンピュータの少なくとも1つが、上記プログラムを実行することを特徴とする。ここで、前記サーバコンピュータは、Webサーバコンピュータ、ファイルサーバコンピュータ、プリントサーバコンピュータを含む。
又、本発明のクライアントコンピュータは、ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムにおいて、前記バリアブルデータドキュメントを作成するクライアントコンピュータであって、上記プログラムを実行することを特徴とするクライアントコンピュータ。
又、本発明のサーバコンピュータは、ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムにおいて、前記バリアブルデータドキュメントを作成するクライアントコンピュータから送信される前記バリアブルデータドキュメントを保持するサーバコンピュータであって、上記プログラムを実行することを特徴とする。ここで、Webサーバコンピュータ、ファイルサーバコンピュータ、プリントサーバコンピュータを含む。
又、本発明の出力コンピュータは、ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムにおいて、前記バリアブルデータドキュメントを作成するクライアントコンピュータの出力指示に従って、前記クライアントコンピュータから送信されてサーバコンピュータに保持された前記バリアブルデータドキュメントを出力する出力コンピュータであって、上記プログラムを実行することを特徴とする。
又、本発明のドキュメント検査方法は、各ページに可変に流し込まれる複数のドキュメントへのリンクを含むデータを検査するドキュメント検査方法であって、前記データのリンクに基づき複数のドキュメントを抽出し、前記抽出した複数のドキュメントの重なりをチェックし、前記チェック結果をユーザに報知することを特徴とする。
又、複数ページに共通して用いられる背景ドキュメントへのリンクと各ページに可変に流し込まれる前景ドキュメントへのリンクとを含むデータを検査するドキュメント検査方法であって、前記データのリンクに基づき背景ドキュメント及び前景ドキュメントを抽出し、前記抽出した背景ドキュメント及び前景ドキュメントをチェックし、前記背景ドキュメントのチェック結果及び前記前景ドキュメントのチェック結果をユーザに報知することを特徴とする。
又、本発明のドキュメント検査装置は、各ページに可変に流し込まれる複数のドキュメントへのリンクを含むデータを検査するドキュメント検査装置であって、前記データのリンクに基づき複数のドキュメントを抽出する手段と、前記抽出した複数のドキュメントの重なりをチェックする手段と、前記チェック結果をユーザに報知する手段とを有することを特徴とする。
又、複数ページに共通して用いられる背景ドキュメントへのリンクと各ページに可変に流し込まれる前景ドキュメントへのリンクとを含むデータを検査するドキュメント検査装置であって、前記データのリンクに基づき背景ドキュメント及び前景ドキュメントを抽出する手段と、前記抽出した背景ドキュメント及び前景ドキュメントをチェックする手段と、前記背景ドキュメントのチェック結果及び前記前景ドキュメントのチェック結果をユーザに報知する手段とを有することを特徴とする。
又、本発明のコンピュータ読み取り可能なプログラムは、各ページに可変に流し込まれる複数のドキュメントへのリンクを含むデータを検査するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、前記データのリンクに基づき複数のドキュメントを抽出し、前記抽出した複数のドキュメントの重なりをチェックし、前記チェック結果をユーザに報知することを特徴とする。
又、複数ページに共通して用いられる背景ドキュメントへのリンクと各ページに可変に流し込まれる前景ドキュメントへのリンクとを含むデータを検査するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、前記データのリンクに基づき背景ドキュメント及び前景ドキュメントを抽出し、前記抽出した背景ドキュメント及び前景ドキュメントをチェックし、前記背景ドキュメントのチェック結果及び前記前景ドキュメントのチェック結果をユーザに報知することを特徴とする。
本発明により、PPML等のバリアブルデータについて、ドキュメントを抽出してプリフライトチェックをすることができる。更に、一括してフォーマットも含むプリフライトチェックをするこができる。
具体的には、PPML等のバリアブルデータに含まれているPDFやPSデータの単体のデータとしてのチェックを行うとともに、それらのデータを配置したときにお互いに重なり合った場合などに生じるエラーもチェックすることにより、バリアブルデータの出力を行う前にオペレータが事前にエラー情報を得ることにが可能となり、バリアブルデータの出力のワークフローとしての効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態例を図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態では、ドキュメント出力システムとしてドキュメント印刷システムを例に説明する。しかしながら、本発明の特徴はバリアブルデータドキュメントを出力する場合の検査に係るものであり、印刷に限らず表示などの出力においても適用可能であり、本発明はこれらも含むものである。
<本実施形態のドキュメント印刷システムの構成例>
図1は、本実施形態に係るドキュメント印刷システムのシステム構成例を示す図である。
本システムは、複数台のパーソナルコンピュータ(以下、クライアントパソコンという)X,Yと、1台のファイルサーバFSと、1台のWebサーバWSと、1台のプリントサーバPSと、少なくとも1台のプリンタAが、ネットワークNにより接続された構成となっている。そして、携帯情報端末のようなモバイル端末Mが、IrDA、RS-232Cやセントロニクスなどを通してネットワークに接続することなく、直接プリンタAにつながっている。なお、クライアントパソコンX,Yの代わりに、ワードプロセッサ、ワークステーション、携帯情報端末等の情報処理装置を接続することも可能である。また、クライアントパソコンX,YおよびファイルサーバFSは、複数種のフォントにかかるフォントデータ群やWebのデータや画像データ等が格納されている。
本システムでは、図6に示すように、モバイル端末MあるいはクライアントパソコンXまたはYからプリンタAに対して印刷したいWebのURLやPDFデータ等のドキュメント存在場所、及び印刷部数等の印刷要求を出し、プリンタAからWebサーバWSにファイル要求を出し、WebサーバWSは必要な文書データやフォントデータ等をファイルサーバFSより集めて、プリントサーバPSに転送し、プリントサーバPSはその転送されたデータを展開しプリンタAに送ることによって印刷する。
尚、図1には、ネットワークNがLANのように示されているが、インターネットなどを介してクライアントパソコンXまたはYと各サーバやプリンタAが遠距離で接続された構成の場合に、例えば印刷拠点ではプリンタAを印刷拠点パソコンZを介して接続してもよい。この場合、以下で示す印刷拠点でのプリフライトチェックはこの印刷拠点パソコンZで行われる。又、印刷拠点にファイルサーバFSやプリントサーバPSがある場合は、これらサーバが印刷拠点でのプリフライトチェックを行なってよい。更に、プリンタAがパソコン機能を有する場合は、プリンタA自身がプリフライトチェックを行ってもよい。
<本実施形態のパソコン及びサーバの構成例>
図2は、上記クライアントパソコンX,Y、ファイルサーバFS、WebサーバWS、印刷拠点パソコンZ、及びプリントサーバPSの概略構成例を示すブロック図である。
図2において、101はCPU、すなわち中央処理装置であり、装置全体の制御及び演算処理等を行う。102はROMすなわち読み出し専用メモリであり、システム起動プログラム、基本I/Oプログラム、及び文字コードをビットパターンに変換するための文字パターンデータ(フォントデータ)等を記憶している。103はRAMすなわちランダムアクセスメモリであり、CPU101の演算に使用するデータや演算結果、表示のために文字コードから変換された文字パターンデータ列や図形データ、イメージデータ等を一時記憶する。
104はKBC、すなわちキーボード制御部であり、105はKB、すなわちキーボードよりキー入力データ(文字コードや制御コード)を受け取り、CPU101へ伝達する。106はCRTC、すなわちディスプレイ制御部であり、RAM103に格納された文字パターンデータ列を読み出し、CRT107に転送する。107はCRT、すなわちディスプレイ装置であり、CRTC106より文字パターンデータ列、図形データ、イメージデータを受け取り、表示画面に表示する。
108はDKC、すなわちディスク制御部であり、外部記憶装置109に対するアクセス制御を行う。109はFD、すなわちフロッピーディスク装置、あるいはHD、すなわちハードディスク装置、あるいはCD−ROM等の外部記憶装置である。HDには、文字パターンデータ(フォントデータ)やフォントデータを読み出してビットマップデータに変換する文字展開処理プログラム、図形データを処理する図形展開処理プログラム、イメージデータを処理するイメージデータ処理プログラム等を記憶している。
本実施形態にかかる図7乃至図10の処理等を行うアプリケーションプログラム及び関連データは、フロッピーディスク装置あるいはCD−ROM等の外部記憶装置109からRAM103にロードされて、CPU101により使用される。
110はNTC、すなわちネットワーク制御部であり、NT、すなわちネットワーク装置111の動作を制御する。112はシステムバスであり、上述の構成要素間のデータ転送を行う。
(本実施形態のRAMのメモリマップ例)
図3は、本実施形態にかかるドキュメントチェック処理を行う際のRAM103のメモリマップ例を示した図である。図3には、本実施形態に特徴的な情報のみが図示されており、他の情報の図示は省かれている。
基本I/Oプログラム31は、ROM102内のシステム起動プログラムによりRAM103に読み込まれ、オペレーティングシステム(OS)は基本I/Oプログラム31が実行されてハードディスク装置から読み込まれる。また、外部記憶装置109としてのフロッピーディスク装置、あるいはCD−ROMからアプリケーションプログラム33、及び関連データ34を一旦、ハードディスク装置へインストールした状態で電源がONされたときに、ハードディスク装置からRAM103にロードすることにより、実行することが可能となる。なお、ハードディスク装置へインストールせずに、直接フロッピーディスク装置、或いはCD−ROMからRAM103にロードして実行することも可能である。なお、ファイルサーバFSでは、後述のプリンタ情報テーブルが関連データの領域に形成されている。ワークエリア35は、CPU101の処理中のデータの一時保存領域として使用される。
本実施形態では、アプリケーション33として、図7乃至図10に示すような、プリフライトチェック・プログラム331と、プリフライトチェック・プログラム331を構成するPPMLで記述されたデータを解釈して、背景ドキュメントや前景ドキュメントを抽出するPPML解釈モジュール331a、背景ドキュメントや前景ドキュメントのプリフライトチェックをするドキュメントテェック・モジュール331b、前景ドキュメントの重なりなどをチェックするフォーマットチェック・モジュール331c、その他のチェックモジュール331dが記憶されている。
又、関連データ34としては、入力あるいは受信されたPPMLデータ34aが記憶されている。又、ワークエリア35には、PPML解釈モジュール331aで解釈されて抽出された、背景ドキュメントの印刷条件などの情報35a、前景ドキュメント1の印刷条件や印刷配置などの情報35b、...、前景ドキュメントnの印刷条件や印刷配置などの情報35c、プリフライトチェック結果35d、チェック結果や警告などを表示する画面の表示データ35eなどが保持される。
<本実施形態のプリンタの概略構成例>
図4は、プリンタAの概略を示すブロック図である。なお、プリンタAは、レーザビームプリンタ、バブルジェットプリンタ、或いは熱転写プリンタ等のいずれのタイプでもよい。
プリンタAは、図4に示したように、CPU211,ROM212,RAM213,システムバス214、プリンタコントローラ(PRTC)215、プリンタエンジン(PRT)216、ディスクコントローラ(DKC)217、ハードディスク装置(HD)218、ネットワークコントローラ(NTC)219、及びネットワーク装置(NT)220を有している。なお、DKC217およびHD218はプリンタの種類によっては存在しない場合もある。
CPU211は、装置全体を制御する中央処理装置であり、RAM213をワークエリア等として利用しながら、ROM212に格納されたプログラムに従がって、印刷に必要な各種の処理を実行する。システムバス214は、上記各構成要素間でデータ、制御信号を授受するための通路となっている。なお、ROM212には、文字パターンデータ(フォントデータ)等が格納されている。そしてRAM213またはHD218には、WebサーバWSへ要求した文書データやイメージデータあるいはフォントデータ等がWebサーバWSからダウンロードされ、格納される場合と、プリントサーバPSからイメージに展開された出力データがダウンロードされる場合がある。
CPU211は、WebサーバWSあるいはプリントサーバPSから供給された文書データ、イメージデータあるいはフォントデータを、ROM212内にあるプログラムに従がって文字パターンデータや画像データ(ビットマップデータ)を生成して、プリンタコントローラ215内の印刷バッファに展開する。プリンタコントローラ215は、ビットマップデータに基づいて生成した印刷コントロール信号をプリンタエンジン216に出力する。
ネットワークコントローラ219は、ネットワークNを介してクライアントパソコンX,YやファイルサーバFSやプリントサーバPSとの間でデータ送受信を行う際のネットワーク装置(NT)220の動作を制御している。
尚、プリンタAで本実施形態のプリフライトチェックをする場合は、RAM213のアプリケーション領域に、プリント制御プログラムと共に図3のプリフライトチェック・プログラムがロードされて実行される。
<本実施形態のドキュメント印刷システムの動作例>
次に、図5を用いて、本実施形態のPPMLプリフライトチェックがバリアブルデータ印刷処理のワークフロー上でどのように使用されるかを説明する。
図5の(a)から(c)で示しているクライアントX, Y、サーバFS, PS、印刷拠点Z(A)について、それぞれワークフロー上どのような作業を行うかを簡単に説明する。
クライアント上では依頼者が印刷したいバリアブルデータの作成作業を行い、データ作成が終了したらデータをWeb入稿システム等が存在すればそれを利用してサーバへアップロードする。あるいは、ドキュメントを直接印刷拠点へ持ち込むようなことを行う。
サーバ上では、クライアントから入稿されたデータを取り込み、適宜データサイズ等や印刷部数等によって課金処理を行ったり、クライアントの要求をジョブ情報として印刷拠点に渡したり、印刷拠点側のステータスをチェックしてクライアント側にそのステータスを連絡したりするような作業を行う。
そして印刷拠点の作業としては、サーバ経由あるいは直接クライアントユーザが持ち込んだデータからクライアントの要求に応じて印刷処理を行う。クライアントの要求としては、出力用紙サイズであったり、出力部数であったり、フィニッシングの指定であったり、どのような用紙を使って印刷するか等である。これらの要求は、サーバ経由であればクライアントが印刷したいデータをアップロードする際にサーバへ通知しているので、サーバからジョブ情報として受け取る。クライアントが直接印刷したいデータを持ち込む場合には、データを持ち込む際にそれらの要求項目を書面等で伝えてもらうことになる。そしてそれらの要求に応じて印刷処理を行う。
次に、これらのワークフローの中で、本実施形態となるPPMLのプリフライトチェックをどのように扱うかを説明する。
図5の(a)では、クライアントでPPMLのプリフライトチェック331X, 331Yを行う場合であり、クライアントが自分のシステムの中でPPMLのプリフライトチェックを行う場合であり、クライアントが作成したPPMLデータに対して、印刷拠点に印刷依頼を行う前にクライアント自らチェックを行い、データをサーバへアップロードあるいは印刷拠点へ持ち込む前にチェックでエラーが見つかった項目に対して修正処理を行う場合である。
図5の(b)では、サーバ上でPPMLのプリフライトチェック331FS
, 331PSを行う場合であり、クライアント自身はPPMLのプリフライトチェックモジュールは持たないが、サーバにPPMLのデータをアップロードした後にサーバ上でPPMLのデータの確認を行う。したがってサーバ側では、アップロードされたPPMLデータについてユーザの要求に応じてPPMLデータのプリフライトチェック作業を行う。そしてそこで行った作業で得られたエラー情報をクライアントに返す。クライアントはその結果に基づいて、アップロードしたデータをそのまま印刷作業させるのか、あるいはいったんクライアント側でPPMLデータの編集をやり直して、再度アップロードをやり直す等の作業を行う。
図5の(c)では、印刷拠点側でPPMLデータのプリフライトチェック331Z(A)の作業を行う場合であり、印刷拠点のオペレータがサーバより入稿があったPPMLデータあるいはクライアントが持ち込んだPPMLデータに対して、プリフライトチェック作業を行い、その結果をクライアントに通知し、クライアントの意向によりオペレータが訂正可能なものはオペレータで訂正を行い、クライアント側で訂正すべきものはクライアント側で訂正し、再度サーバにアップロードするか、印刷拠点に再度持ち込む作業を行うことになる。
上記のようにクライアントX, Y、サーバFS, PS、印刷拠点Z(A)にプリフライトチェックがある場合に、それぞれの場所で行う場合にそれぞれ目的が異なってくる。したがって、プリフライトチェックを行う場合には、図5の(a),(b),(c)のどれかだけ行うというのではなく、複数の場所で行うことが望ましく、複数の場所で行うほどチェックの精度が高くなる。
図6には、上記図5の(a),(b),(c)でのプリフライトチェックのタイミングが、全体のドキュメント出力処理のやり取りの中に示されている。
(プリフライトチェック・プログラムの手順例)
次に、図7乃至図10のPPMLデータのプリフライトチェックのフローチャートを用いて本実施形態の処理手順例を説明する。
このフローチャートにおける処理は、図5の(a)の場合にはクライアントのPC上で、図5の(b)の場合にはサーバ上で、図5の(c)の場合には、印刷拠点のオペレータのPC(又はプリンタA)上で実行されることになる。
まず、ステップS601では、対象とするPPMLデータの読み込みを行う。ステップS602においては、PPMLデータの内容を解釈する。ここでの作業としては、PPMLデータに格納されているPDFデータあるいはその他のPostScrpt, TiFF, JPEG等のドキュメントの抽出作業を行い、それらの抽出したデータのうち、再利用に用いるデータとそうでないデータおよびどのページの何処にどのデータを使うか等の情報を保存する。ステップS602の詳細手順は、図8に示す。そして、ステップS603で1ページ目からデータをチェックするためのパラメータとしてNの値を1とする。
ステップS604では、Nページ目のデータをチェックするために、ステップS602で保持した情報を元にして、Nページ目のデータを取り出す。取り出すデータとしては、背景用として再利用されるデータを取り出す。そして、ステップS605で取り出した背景用のデータがすでにチェック済みかどうかを調べる。背景用データは再利用データとして登録されている場合が多いので、すでに現在のページの背景データのチェックを行う前に、現在のページより前のページで同一の背景データのチェックを行っている場合がある。そのような場合に、同一のデータに対して複数回チェックする必要がないので、ステップS609へ進む。現在のページよりも前のページでチェックをしておらず、初めてチェックするデータについてはステップS606へ進む。
ステップS606では、背景のドキュメントについてのプリフライトチェックを行う。プリフライトチェック処理の詳細については、ここでは詳述しないが、フォントのエンベッドの有無、RGB等カラーデータのチェック、図形における細線警告、イメージにおいては表示用解像度の有無チェック等がある。このプリフライトチェックには、例えば、文書情報である、チェック対象のドキュメントのタイトル、サブタイトル、作成者、キーワード、とじ方、作成日時、変更日時、ファイルサイズ、セキュリティ、またドキュメントがPDFであればそのバージョン(そのほかの形式であってもそのバージョン)、ページサイズ、用紙の向きなどが使用される。又、カラー情報である、チェック対象のドキュメントで使用されているカラープロファイル名と、オペレータ等により予め指定されたそのプロファイルについての記述(レンダリングインテント)、当該カラープロファイルのカラースペースが使用される。又、フォント情報である、チェック対象のドキュメントで使用されているフォント名、種類等のほか、埋め込みの有無、使用されているページ番号などが使用される。更に、イメージ情報である、チェック対象のドキュメントに埋め込まれたイメージファイルの名称のほか、そのイメージのカラースペース、解像度等の情報が使用される。ステップS606の詳細手順は、図9に示す。そして、これらのチェックを行った後、ステップS607へ進む。
ステップS607においては、ステップS606で行ったプリフライとチェックでチェックされた内容にエラーがあるかどうかを調べ、エラーが存在する場合にはステップS608へ進み、エラーがない場合にはステップS610へ進む。ステップS608においては、ステップS607において見つかったエラーリストを現在のページまでに作成されたエラーリストに追加する。エラーリストはページ単位に作成しておく。エラーリストとしては、ページ番号と使用ドキュメントデータIDおよびそのPDFデータの配置位置、そしてそのドキュメントのエラーの種類が格納される。
ステップS609においては、対象となる背景データが現在のページをチェックする前のページのどこかで使用しているので、ここではそのときのエラー情報を読み出して、エラーリストとして現在の対象ページのところに追加する。そしてそのとき同一の背景データを使用していることがわかるようにエラーリストに同一のIDを付加しておく。
ステップS610においては、対象となる背景データが同一ページ内に存在するかどうかをチェックする。まだ存在する場合にはステップS604へ戻って、その背景データのチェックを行い、対象となる背景データが存在しない場合にはステップS611へ進む。
そして、ステップS611からS616においては、前景用データ(背景データの中に差し込まれるバリアブルデータ)のチェックを行う。ステップS611においては、対象とする前景用データが、それまでのページにおいてチェックをしたかどうかを調べる。すでにチェックを行っていればステップS615へ進み、まだチェックをしていなければステップS612へ進む。
ステップS612においては、対象となる前景用のデータのプリフライトチェックを行う。プリフライトチェック処理の詳細については、ここでは詳述しないが、ステップS606での背景データと同様に、フォントのエンベッドの有無、RGB等カラーデータのチェック、図形における細線警告、イメージにおいては表示用解像度の有無チェック等がある。そしてこれらのチェックを行った後、ステップS613へ進む。ステップS612の詳細手順は、ステップS606同様に図9に示す。
ステップS613においては、ステップS612で行ったプリフライとチェックでチェックされた内容にエラーがあるかどうかを調べ、エラーが存在する場合にはステップS614へ進み、エラーがない場合にはステップS616へ進む。ステップS614においては、ステップS612において見つかったエラーリストを現在のページまでに作成されたエラーリストに追加する。エラーリストはページ単位に作成しておく。エラーリストとしては、ページ番号と使用ドキュメントデータIDおよびそのPDFデータの配置位置、そしてそのドキュメントのエラーの種類が格納される。
ステップS615においては、対象となる前景データが現在のページをチェックする前のページのどこかで使用しているので、ここではそのときのエラー情報を読み出して、エラーリストとして現在の対象ページのところに追加する。そしてそのとき同一の前景データを使用していることがわかるようにエラーリストに同一のIDを付加しておく。
ステップS616おいては、対象となる前景データが同一ページ内に存在するかどうかをチェックする。まだ存在する場合にはステップS611に戻って、その前景データのチェックを行い、対象となる前景データが存在しない場合にはステップS617へ進む。
ステップS617においては、前景データ同士の重なり合いをチェックする。前景データ同士が重なっていたりした場合には、バリアブルデータ出力が一部不正になる恐れがある。したがって、各前景データのページ内での開始位置とその領域をチェックし、お互いに重なっている部分がないかどうかのチェックを行う。また、PPMLデータで指定した配置位置およびその領域の値とドキュメント自体が持つ領域の値が異なる場合には、ドキュメントが正しくレイアウトされたい恐れがあるのでこれについてもエラーとして処理する。ステップS617の詳細手順は、図10に示す。
そして、ステップS618において、重なりが存在する場合、あるいはPPMLの指定した領域とドキュメントの持つ領域が異なる場合にはエラーと判断し、ステップS619へ進み、そうでない場合にはステップS620へ進む。ステップS619においては、前景データ同士の重なりが存在した場合であり、バリアブル印刷の出力に不正な出力が出る恐れがあるので、どの前掲データとどの前景データが重なっているか、またその重なりはページ内の何処に発生するか等の情報をエラーリストに追加する。
ステップS620においては、全てのページにおいてチェック処理が終了していればステップS622へ進み、まだチェックすべきページが存在すればステップS621へ進む。ステップS621においては、Nの値を1つ増やし、ステップS604へ戻って新たな対象ページのチェック処理を行う。
ステップS622では、ステップS608、ステップS614、ステップS619で格納したエラーリストを表示あるいはファイル出力、又はファイル送信して処理を終了する。
(PPMLデータ解釈:S602の手順例)
図8は、図7のPPMLデータ解釈(S602)の詳細な手順例を示すフローチャートである。
まず、ステップS701でPPMLデータからドキュメントデータを抽出する。次に、ステップS702で抽出されたドキュメントデータが、複数ページに共通に使用可能な背景のデータか、このページに特有の前景のデータかを判定する。
背景データの場合は、ステップS703で背景ドキュメントの出力条件(ドキュメント・プリフライとチェックで使用される情報)を抽出して、一時記憶する。一方、前景データの場合は、ステップS704で前景ドキュメントの出力条件(ドキュメント・プリフライとチェックで使用される情報)を抽出してページに対応付けて記憶すると共に、ステップS705で前景ドキュメントの出力位置を抽出してページに対応付けて記憶する。
ステップS706では、このページが含む全てのドキュメントの処理が終了したか否かを判定し、他の残ったドキュメントが有ればステップS701に戻って処理を繰り返す。
(PPMLデータのフォーマットの例)
PPMLのフォーマットについて、図12を用いて詳細に説明する。
まずPPMLのデータの内容としては、背景データの中にページ単位に差し替えができるようなバリアブルデータを持つ構造になっている。
図12の例では、まず背景データへのポインタ121があり、そのポインタ121の先に背景データのドキュメント122がリンクされている。この背景データのドキュメント122の形式は、PDFであってもPSであってもSVG等のドキュメントであってもよい。また背景ドキュメントを内部データとしてリンクさせて背景ドキュメントをPPMLの中に1つのデータとして抱え込んでいてもよいし、背景ドキュメントを外部データとしてリンクさせて背景ドキュメントがPPMLデータと別ファイルして保存されていてもよい。
そして背景データの次に、バリアブルデータ(前景データ)を配置すべき位置情報123が格納されている。この情報123としては、背景データの中にバリアブルデータ(前景データ)を差し込むべき位置としての(X,Y)情報が格納されている。差し込むべきバリアブルデータ(前景データ)は複数定義できる。図12の例では、2つのバリアブルデータ(前景データ)が差し込む例になっている。
そして1ページ目のバリアブルデータ(前景データ)の1番目のバリアブルデータドキュメント1(前景ドキュメント)へのポインタ124を持ち、そのポインタ124の先にバリアブルデータ(前景データ)のドキュメント125がリンクされている。このバリアブルデータ(前景データ)のドキュメント形式は背景データと同様、PDFであってもよいし、PSであってもよいし、SVG等のドキュメントであってもよい。また内部データとしてPPMLの中に抱え込んでいてもよいし、外部データとして別ファイルで保存されていてもよい。
つぎに1ページ目のバリアブルデータ(前景データ)の2番目のバリアブルデータドキュメント2(前景ドキュメント)のポインタ126を持つ。そのポインタ126の先にバリアブルデータ(前景データ)のドキュメント127がリンクされている。この例では、背景データに対して2つのバリアブルデータ(前景データ)が差し込まれることになる。
そして同様な形式で2ページ目のデータを持ち、バリアブルデータドキュメント(前景ドキュメント)3とバリアブルデータドキュメント(前景ドキュメント)4を背景データに差し込むような構造になっている。
(ドキュメントのプリフライトテスト:S606/S612の手順例)
図9は、図7のドキュメントのプリフライトチェック(S606,S612)の詳細な手順例を示すフローチャートである。
まず、ステップS710においては、図7のステップS602で格納したドキュメントの出力条件データに基づいて、フォント関連のデータと、色関連のデータと、イメージに関するデータとに処理を分岐させる。すなわち、保存したデータの内容を先頭から判定し、データがフォント関連のデータである場合にはステップS711へ進み、色関連のデータである場合にはステップS713へ進み、イメージ関連のデータである場合にはSステップ715へ進む。これらの判別は、たとえばファイルの保存時にデータの種別ごとにレコードを作成し、種別を示す識別子を付することなどで行える。尚、分岐はこの3つに限らず、プリフライトチェックの種類に対応して分岐する。
ステップS711およびS712は、フォントに関しての出力環境を含めたチェックを行なう処理である。ステップS711は、フォント関係の詳細チェックをする場合である。例えば、プリンタドライバの設定に基づいて、ドライバの設定が「PCのフォントを使う」設定になっている場合には、PC環境ファイルからフォント情報を、メモリの一定の領域にフォント環境情報として読み込む。またドライバの設定が「プリンタのフォントを使う」設定になっている場合には、プリンタ環境ファイルからフォント情報を、メモリの一定の領域にフォント環境情報として読み込む。そして、ドキュメントで使用されているフォントデータの部分(フォント情報)をドキュメントのフォント情報として読み込む。読みまれるデータは、フォントの書体名、その書体に対するフォントのエンベッドの有無等である。なお、フォントのエンベッドとはフォントデータをドキュメントに含めることで、エンベッドされていれば環境を問わずにドキュメント作成時に指定したフォントを使用できる。
ステップS712においては、ステップS711で読み込んだ、PCやプリンタのフォント環境情報と、ドキュメントのフォント情報との照合を行なう。フォントがドキュメントにエンベッドされている場合にはエンベッドされたフォントが利用されてドキュメントが出力されるために、フォント環境情報に当該フォントが含まれていなくても問題は起こらない。しかし、エンベッドされていない場合には、ドキュメントで指定されているフォントがフォント環境情報に含まれていない場合には、当該フォントは他のフォントにより代替えされてしまう。従ってその場合にはプリンタドライバ内に格納されている代替えテーブルを参照し、ドキュメントで利用されているフォントのうち、どのフォントがどのフォントに代替えされるかを示すデータを出力する。代替えテーブルを参照しても代替えフォントが指定されていない場合には、当該フォントのインストールあるいは代替えフォントの指定をオペレータに要求する旨のデータを出力する。出力されたデータは、プリフライトチェック中に一時的に作成されるフォント情報照合ファイルとして格納する。なお、ここでいう代替えテーブルは、パーソナルコンピュータやプリンタに実装されていないフォントがドキュメントで用いられている場合に、そのフォントを実装されているフォントに置換するための対応関係をしめすテーブルである。このように、ドキュメントで使用する資源(この例ではフォント)が、そのドキュメントにエンベッドされておらず、なおかつ、印刷環境において提供されていない場合、すなわちドキュメントにおいて指定された資源が利用できない場合には、その旨の警告情報が作成されて出力される。
ステップS713は、色関係に対する詳細チェックを行なう場合である。図6のズテップS602で格納されたプリンタ環境ファイルに含まれる色関係の情報としては、カラープリンタであるか否か、カラープリンタの場合にはCMYKのデータが扱えるか等の情報がある。また、PC環境ファイルに含まれる色関係の情報としては、PC環境にあるカラープロファイルの名称がある。ステップS713では、それら情報をカラー環境情報としてメモリに読み込む。そして、ドキュメントの内容についての色関連データの部分をドキュメントのカラー情報として読み込む。読み込むデータとしては、ソースカラープロファイル名と、そのカラープロファイルデータのエンベッドの有無等がある。
ステップS714においては、ステップS713で読み込んだカラー環境情報と、ドキュメントのカラー情報との照合を行なう。まず出力機(使用するプリンタ)がモノクロプリンタである場合には、カラーデータが出力できない旨を出力する。またCYMKのデータが扱えないプリンタである場合にはRGBの出力に変換される旨を出力する。また入力プロファイルがエンベッドされていない場合には、ドキュメントのカラー情報に含まれているプロファイル名が、PC上の環境調査で格納されたプロファイルリストに存在するかどうか(すなわちカラー環境情報に含まれているか否か)をチェックし、存在しない場合には、当該プロファイルが存在しない旨を知らせるチェック結果を出力する。これらの出力は、プリフライトチェック中に一時的に作成されるカラー情報照合ファイルとして格納する。
ステップS715は、イメージ関係に対する詳細チェックを行なう場合である。図6のステップS602で格納されたプリンタ環境ファイルに含まれるイメージ関係の情報としては、プリンタの解像度情報がある。また、PC環境ファイルに含まれるイメージ関連のデータ特にない。ステップS715では、それら情報をイメージ環境情報としてメモリに読み込む。そして、ドキュメントの内容についてのプリフライトチェック結果ファイルに含まれるイメージに関連するデータの部分を、ドキュメントのイメージ情報としてメモリ読み込む。ドキュメントのイメージ情報としては、ドキュメントに含まれる各イメージそれぞれの解像度等がある。
ステップS716においては、ステップS715で読み込んだイメージ環境情報と、ドキュメントのイメージ情報との照合を行なう。ここでは、各イメージデータの解像度が出力機の解像度に比べて1/5程度以下に小さい場合にエラーとして出力する。つまりプリンタの解像度が600DPIのときにイメージの解像度が120DPI以下の場合には、当該イメージの名称とそのイメージデータの解像度が小さい旨のチェック結果を出力する。このチェック出力をプリフライトチェック中に一時的に作成されるイメージ情報照合ファイルとして格納する。このように、ドキュメントで使用する資源(この例ではプリントエンジン)が印刷環境において提供されている場合であっても、資源に関する属性(この例では解像度)が要求に合致しない場合には、警告のための情報が作成されて出力される。
ステップS717では、そのページにあるドキュメントのプリフライトチェックを終えたか判定し、終えていなければステップS710にもどる。終えていればステップS718に進む。ステップS718においては、ドキュメントのプリフライトチェック結果ファイルの内容と、出力結果を集めた警告情報とを記憶する。

(フォーマットのプリフライトチェック:S617の手順例)
図10は、図7の前景ドキュメントの重なりなどのフォーマットのプリフライトチェック(S617)の詳細な手順例を示すフローチャートである。
まず、ステップS801で変数Xを1とし、ステップS802で図6のS602で格納した前景ドキュメントXの配置情報を読み出す。ステップS803では変数YをX+1とし、ステップS804で前景ドキュメントYの配置情報を読み出す。
ステップS805で、前景ドキュメントXの配置情報と前景ドキュメントYの配置情報とに基づいて、前景ドキュメントXとYに重なりが無いか否かをチェックする。重なりが有れば、ステップS806からS807に進んで、重なり結果を前景ドキュメントXに対応して記憶する。重なりが無ければ、ステップS806からS809に進む。
ステップS809では変数Yをプラス1して、ステップS810で変数Yがこのページの前景ドキュメントの総数αを越えたか否かを判定し、越えていなければステップS804に戻って重なりチェックを繰り返す。変数Yがこのページの前景ドキュメントの総数αを越えた場合は、ステップS811で変数Xをプラス1して、ステップS812で変数Xがこのページの前景ドキュメントの総数αを越えたか否かを判定し、越えていなければステップS802に戻って重なりチェックを繰り返す。変数Xがこのページの前景ドキュメントの総数αを越えた場合は、このページの全ての前景ドキュメントについて重なりか有るか否かをチェックしたので、処理を終了する。
<重なりチェックの方法>
上記図12の例では、1ページの中で1つの背景に対して2つのバリアブルデータ(前景データ)が差し込まれるが、この2つのデータ(前景データ)がお互いに重なっていないかというチェックを行う。その方法の一例を以下に示す。
各ドキュメントの中には幅および高さ情報が格納されている。したがって、それぞれのドキュメントの幅および高さ情報を取得してきて、それぞれの配置位置とその幅および高さの情報からお互いに重なりがないかどうかのチェックを行う。
具体的にバリアブルデータ(前景データ)1への配置位置を(X1,Y1)バリアブルデータ(前景データ)2の配置位置を(X2,Y2)だとして、バリアブルドキュメント(前景ドキュメント)1の幅をVX1、高さをVY1とすると、以下の条件のいづれかに当てはまるときに重なっていると判定する。
(1) X1<X2、Y1<Y2のとき
X1+VX1>X2、かつY1+VY1>Y2
(2) X1<X2、Y1>Y2のとき
X1+VX1>X2、かつY2+VY2>Y1
(3) X1>X2、Y1<Y2のとき
X2+VX2>X1、かつY1+VY1>Y2
(4) X1>X2、Y1>Y2のとき
X2+VX2>X1、かつY2+VY2>Y1
<本実施形態のプリフライトチェック結果の表示例>
図11は、図6のステップS608、S614、S619において生成されたプリフライトチェック結果からエラーを集めた警告情報を表示する画面の例である。図11は、ユーザインターフェース画面の「ワーニング情報」タブを選択することで表示される。なお、他の「文書情報」「カラー情報」「フォント情報」「イメージ情報」「フォーマット情報」についての図示及び説明は省く。
図11では、まず、(1)背景ドキュメントに指定されたフォントがプリントサーバには存在しないこと、そしてフォントをインストールするかあるいは代替えフォントを指定するか、フォントを変更するか、いずれかの対応をとるようにオペレータに対するメッセージを表示している。これに対してオペレータは、編集ボタン901を押してフォントを入れ替えることができる。あるいは、オペレーティングシステムなどにより提供された機能を用いて、フォントをインストールしたり、代替フォントを指定するなどの対応をすることができる。
次に、(2)前景ドキュメントに指定された解像度でプリント可能なプリンタが存在しないこと、そしてプリンタで可能な解像度でプリントするか、可能な解像度に変更するか、他のプリントサービスシステムにプリント先を切り替えるか、いずれかの対応をとるようにオペレータに対するメッセージを表示している。
次に、(3)7ページの前景ドキュメントに重なる部分があること、そしてそのままプリントするか、前景ドキュメントの配置を変更するか、いずれかの対応をとるようにオペレータに対するメッセージを表示している。
次に、(4)9ページの前景ドキュメントに重なる部分があること、そしてそのままプリントするか、サーバ側の調整にまかせるか、前景ドキュメントの配置を変更するか、いずれかの対応をとるようにオペレータに対するメッセージを表示している。
このほか、オペレータはプレビューボタン902を押して出力されるドキュメントのプレビュー画像を表示したり、ファイル出力ボタン903を押して、プリフライトチェック中に一時的に作成されたプリフライトチェック結果ファイル、フォント情報照合ファイル、カラー情報照合ファイル、イメージ情報照合ファイル、ドキュメント重なり照合ファイルを、全てあるいは選択的に一時的ではない保存用のファイルとして保存できる。もちろん、これら一時ファイルの構成は本実施形態に例示した構成に限らず、それらにより保存される内容が保たれるものであれば、どのように構成しても良い。
図11の表示の後のオペレータの対処の一例として、置換機能について具体的に説明する。文書で指定されたフォントが出力環境(コンピュータやプリンタ)に存在しない場合、図11の警告画面を表示させ、図11の編集ボタン901がユーザにより押されると、(1)Serpentine-Boldを他の書体に置き換えますか?という画面を表示させ、出力環境に存在する選択可能書体一覧(たとえば1.Arial、2.Century、3.Courier、4.Dutch、5.Swiss)を表示させ、出力環境に存在しない文書で指定されたフォント(Serpentine-Bold)を、表示された出力環境に存在する選択可能一覧からユーザにより指定されたフォント(たとえば1.Arial)に置き換える処理を行なう。
ここではその他の対処について説明はしないが、クライアントパソコンX, Y、各サーバWS, FS, PS、印刷拠点パソコンZ、プリンタA、のそれぞれの処理機能に従って、種々の対応処置が可能である。
尚、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、プリンタなど)から構成されるシステムあるいは統合装置に適用しても、ひとつの機器からなる装置に適用してもよい。
又、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。又、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本実施形態のドキュメント印刷システムのシステム構成例を示す図である。 パソコン及びサーバの概略構成例を示す図である。 本実施形態の処理を実行する際のパソコン及びサーバ内のRAM上のメモリマップ例を示す図である。 プリンタの概略構成例を示す図である。 ワークフロー上で本実施形態のプリフライトチェックが実行される例を示す図である。 本実施形態のドキュメント印刷システムでのデータの流れの例を示す図である。 本実施形態のバリアブルデータのプリフライトチェックの全体の流れを示すフローチャートである。 図7のS602の詳細な手順例を示すフローチャートである。 図7のS606又はS612の詳細な手順例を示すフローチャートである。 図7のS617の詳細な手順例を示すフローチャートである。 本実施形態のパソコン及びサーバでのプリフライトチェック結果の表示例を示す図である。 PPMLデータの例を示す図である。

Claims (28)

  1. ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを検査するドキュメント検査方法であって、
    コンピュータにより、
    1ページのバリアブルデータドキュメントから複数のドキュメントを抽出し、
    前記抽出されたドキュメントの各々の内容を検査し、
    検査結果をユーザに報知することを特徴とするドキュメント検査方法。
  2. 前記抽出された複数のドキュメントは、背景としての共通ドキュメントと各ページに特有の前景ドキュメントを含むことを特徴とする請求項1記載のドキュメント検査方法。
  3. 1ページに前記前景ドキュメントが複数あって、前記複数の前景ドキュメントの重なって出力されるか否かを更に検査することを特徴とする請求項2記載のドキュメント検査方法。
  4. 前記検査は印刷出力が可能であるか否かの検査であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のドキュメント検査方法。
  5. 前記言語はPPML(Personalized Print Markup Language)であることを特徴とする請求項4記載のドキュメント検査方法。
  6. ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムであって、
    1ページのバリアブルデータドキュメントから複数のドキュメントを抽出する抽出手段と、
    前記抽出されたドキュメントの各々の内容を検査する第1の検査手段と、
    検査結果をユーザに報知する報知手段とを有することを特徴とするドキュメント出力システム。
  7. 前記抽出された複数のドキュメントは、背景としての共通ドキュメントと各ページに特有の前景ドキュメントを含むことを特徴とする請求項6記載のドキュメント出力システム。
  8. 1ページに前記前景ドキュメントが複数あって、前記複数の前景ドキュメントの重なって出力されるか否かを検査する第2の検査手段を有することを特徴とする請求項7記載のドキュメント出力システム。
  9. 前記ドキュメントの出力は印刷出力であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1つに記載のドキュメント出力システム。
  10. 前記言語はPPML(Personalized Print Markup Language)であることを特徴とする請求項9記載のドキュメント出力システム。
  11. ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを検査するドキュメント検査方法を実現するコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    1ページのバリアブルデータドキュメントから複数のドキュメントを抽出するステップと、
    前記抽出されたドキュメントの各々の内容を検査するステップと、
    検査結果を出力するステップとを有することを特徴とするプログラム。
  12. 前記抽出された複数のドキュメントは、背景としての共通ドキュメントと各ページに特有の前景ドキュメントを含むことを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  13. 1ページに前記前景ドキュメントが複数あって、前記複数の前景ドキュメントの重なって出力されるか否かを検査するステップを更に有することを特徴とする請求項12記載のプログラム。
  14. 前記ドキュメントの出力は印刷出力であることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1つに記載のプログラム。
  15. 前記言語はPPML(Personalized Print Markup Language)であることを特徴とする請求項14記載のプログラム。
  16. 請求項11乃至15のいずれか1つに記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶する記憶媒体。
  17. ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムであって、
    前記バリアブルデータドキュメントを作成するクライアントコンピュータと、
    該クライアントコンピュータから送信される前記バリアブルデータドキュメントを保持するサーバコンピュータと、
    前記クライアントコンピュータの出力指示に従って、前記サーバコンピュータに保持された前記バリアブルデータドキュメントを出力する出力コンピュータとを含み、
    前記コンピュータの少なくとも1つが、請求項11乃至15のいずれか1つに記載のプログラムを実行することを特徴とするドキュメント出力システム。
  18. 前記サーバコンピュータは、Webサーバコンピュータ、ファイルサーバコンピュータ、プリントサーバコンピュータを含むことを特徴とする請求項17記載のドキュメント出力システム。
  19. ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムにおいて、前記バリアブルデータドキュメントを作成するクライアントコンピュータであって、
    請求項11乃至15のいずれか1つに記載のプログラムを実行することを特徴とするクライアントコンピュータ。
  20. ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムにおいて、前記バリアブルデータドキュメントを作成するクライアントコンピュータから送信される前記バリアブルデータドキュメントを保持するサーバコンピュータであって、
    請求項11乃至15のいずれか1つに記載のプログラムを実行することを特徴とするサーバコンピュータ。
  21. Webサーバコンピュータ、ファイルサーバコンピュータ、プリントサーバコンピュータを含むことを特徴とする請求項20記載のサーバコンピュータ。
  22. ユーザによりバリアブルにドキュメントの定義が可能な言語で記述されたバリアブルデータドキュメントを出力するドキュメント出力システムにおいて、前記バリアブルデータドキュメントを作成するクライアントコンピュータの出力指示に従って、前記クライアントコンピュータから送信されてサーバコンピュータに保持された前記バリアブルデータドキュメントを出力する出力コンピュータであって、
    請求項11乃至15のいずれか1つに記載のプログラムを実行することを特徴とする出力コンピュータ。
  23. 各ページに可変に流し込まれる複数のドキュメントへのリンクを含むデータを検査するドキュメント検査方法であって、
    前記データのリンクに基づき複数のドキュメントを抽出し、
    前記抽出した複数のドキュメントの重なりをチェックし、
    前記チェック結果をユーザに報知することを特徴とするドキュメント検査方法。
  24. 複数ページに共通して用いられる背景ドキュメントへのリンクと各ページに可変に流し込まれる前景ドキュメントへのリンクとを含むデータを検査するドキュメント検査方法であって、
    前記データのリンクに基づき背景ドキュメント及び前景ドキュメントを抽出し、
    前記抽出した背景ドキュメント及び前景ドキュメントをチェックし、
    前記背景ドキュメントのチェック結果及び前記前景ドキュメントのチェック結果をユーザに報知することを特徴とするドキュメント検査方法。
  25. 各ページに可変に流し込まれる複数のドキュメントへのリンクを含むデータを検査するドキュメント検査装置であって、
    前記データのリンクに基づき複数のドキュメントを抽出する手段と、
    前記抽出した複数のドキュメントの重なりをチェックする手段と、
    前記チェック結果をユーザに報知する手段とを有することを特徴とするドキュメント検査装置。
  26. 複数ページに共通して用いられる背景ドキュメントへのリンクと各ページに可変に流し込まれる前景ドキュメントへのリンクとを含むデータを検査するドキュメント検査装置であって、
    前記データのリンクに基づき背景ドキュメント及び前景ドキュメントを抽出する手段と、
    前記抽出した背景ドキュメント及び前景ドキュメントをチェックする手段と、
    前記背景ドキュメントのチェック結果及び前記前景ドキュメントのチェック結果をユーザに報知する手段とを有することを特徴とするドキュメント検査装置。
  27. 各ページに可変に流し込まれる複数のドキュメントへのリンクを含むデータを検査するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    前記データのリンクに基づき複数のドキュメントを抽出し、
    前記抽出した複数のドキュメントの重なりをチェックし、
    前記チェック結果をユーザに報知することを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  28. 複数ページに共通して用いられる背景ドキュメントへのリンクと各ページに可変に流し込まれる前景ドキュメントへのリンクとを含むデータを検査するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    前記データのリンクに基づき背景ドキュメント及び前景ドキュメントを抽出し、
    前記抽出した背景ドキュメント及び前景ドキュメントをチェックし、
    前記背景ドキュメントのチェック結果及び前記前景ドキュメントのチェック結果をユーザに報知することを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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