JP2006170614A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 空気調和機のエアフィルタ清掃において、エアフィルタの両面を適切に清掃する。
【解決手段】 空気吸入口5の内側にエアフィルタ4が配置されている室内機筐体を備える空気調和機において、室内機筐体内に、エアフィルタ4を清掃する清掃部11と、清掃時にエアフィルタ4と清掃部11を相対的に移動させる清掃用駆動手段(モータ12)とが含まれており、清掃用駆動手段を制御する制御手段は、当該空気調和機の運転積算時間に応じてフィルタ駆動手段を動作させる自動清掃モードと、使用者によって任意的に設定される清掃指示信号によって上記運転積算時間に関わらずフィルタ駆動手段を動作させる手動清掃モードとを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気調和機の室内機に設けられているエアフィルタを自動的に清掃する技術に関し、さらに詳しく言えば、エアフィルタの清掃を適切に行い、その清掃制御の最適化を図るようにした空気調和機に関するものである。
空気調和機(エアコン)の室内機の空気吸入口側には、吸い込む空気に含まれている埃やゴミなどを除去するためのエアフィルタが設けられているが、エアコンの運転が長時間に渡ると、エアフィルタが埃などで目詰まりし、空気調和機の能力低下などにより空調に支障をきたし、また、エアフィルタに付着した埃などにより菌類が繁殖したり、不快な臭いを発生することにもなるため、エアフィルタを適宜清掃する必要がある。
エアフィルタを清掃するにあたって、多くの場合、エアフィルタを室内機から外して埃を落としたり、あるいは水で洗浄するようにしているが、壁掛け式の場合、室内機は高所に設置されているために、例えば脚立などを用いなければならず、煩わしいだけでなく、転倒するなどの危険性もある。
そこで、室内機からエアフィルタを外すことなく、自動的に清掃する技術が提案されている。その一例として、筒状あるいは輪状としたエンドレスのエアフィルタを回転させて使用するものがある(下記の特許文献1,2参照)。
特許文献1のエアフィルタ掃除装置は、掃除用モータによって1対のローラと筒状のエアフィルタを回転させるとともに、下側のローラに対向したブラシによってエアフィルタの表面の埃をかき落として除去し、このかき落とした埃を塵受け皿で受ける。また、このエアフィルタ掃除装置は、エアコンの運転スイッチが投入されると、通常の空調コントロールに先だって一定時間だけ作動される。
特許文献2のエアフィルタ清掃装置は、エアフィルタの汚れを検知すると、フィルタ駆動モータによって輪状のエアフィルタを走行させ、空気を吹出ノズルから吹き出してエアフィルタの埃を空気とともに吹き飛ばして吸塵ノズルで吸引して集塵パックに収容する。
また、このフィルタ清掃装置では、室内のファンモータがオフしたとき、あるいはファンモータの運転積算時間が所定の設定値に達したとき、もしくはファンモータの強弱運転時間をファンモータの運転積算時間に加味し、この運転積算時間が所定の設定値に達したときに、エアフィルタを1回転あるいは数回転させて清掃を行う。
特開昭60―64139号公報(第2〜3頁、第2図) 特開昭63―130116号公報(第3〜4頁、第2図)
しかしながら、上述した従来技術では、吸入空気を妨げないようにするためにエアフィルタ以外の清掃手段をローラあるいは回転軸に対向させる必要があり、また、エアフィルタがエンドレスとされていることからも、エアフィルタ以外の清掃手段のブラシあるいは吹出ノズルおよび吸塵ノズルをエアフィルタの表面側に配置することになり、エアフィルタの裏面の清掃が行われないという問題点がある。
特に、特許文献1にあっては、ブラシによりエアフィルタの表面の埃が裏側に飛び出した状態となるため、エアフィルタの裏面に清掃残りが生じるばかりでなく、その裏側に飛散した埃が塵受け皿に収容されずに室内機に留まることになりかねない。また、清掃動作が運転スイッチの操作ごとに行われるため、必要以上の清掃が行われることになり、この非効率な清掃は省エネルギの観点から好ましくない。
特許文献2にあっても、特許文献1と同様に、エアフィルタの裏側に清掃残りが生じ、また、裏側に吹き飛ばされた埃が吸塵ノズルで吸引されず、その埃が集塵パック収容されずに室内機に留まるおそれがある。
なお、特許文献1および特許文献2のいずれも、室内機に吸入される空気が2重のエアフィルタを通ることから、ファンモータによる吸引力を大きくする必要があるだけでなく、フィルタ清掃装置がどうしても大きくなり、これが室内機の小型化を困難なものとしている。特に、特許文献1のように、ゴミ取りに摩擦・振動手段や静電吸着手段を用いると、エアフィルタ掃除装置がさらに大型化になってしまう。
本発明は、上記課題の他に、その目的としてエアフィルタの効率的で適切な清掃、清掃制御の最適化、また、その清掃手段の小型化を実現することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、筐体内に、空気吸入口と、空気吹出口と、送風ファンと、上記空気吸入口と送風ファンの間に配置されたエアフィルタと、上記エアフィルタを清掃する清掃部と、上記エアフィルタと上記清掃部を相対的に移動させる駆動モータを含む清掃用駆動手段と、上記送風ファンおよび上記清掃用駆動手段を制御する制御手段と、を備えた空気調和機において、上記制御手段は、当該空気調和機の運転積算時間に応じて上記清掃用駆動手段を動作させる自動清掃モードと、使用者によって任意的に設定される清掃指示信号によって上記運転積算時間に関わらず上記清掃用駆動手段を動作させる手動清掃モードとを備えていることを特徴としている。
上記請求項1に記載の発明には、請求項2に記載のように、上記制御手段は、上記自動清掃モードおよび上記手動清掃モードのいずれの場合においても、上記送風ファンの運転を停止した状態で、上記清掃用駆動手段を動作させる態様が含まれる。
上記請求項1に記載の発明には、請求項3に記載のように、上記制御手段は、当該空気調和機の運転時に上記手動清掃モードが選択された場合には、当該空気調和機の運転を中断してフィルタ清掃を実行する態様が含まれる。
上記請求項1に記載の発明には、請求項4に記載のように、上記制御手段は、リモコンから上記手動清掃モードを開始する清掃指示信号が入力された時点で、当該空気調和機が運転中の場合は、その運転を中断して上記フィルタ駆動手段を動作させて上記エアフィルタを清掃したのち当該空気調和機の運転を再開し、当該空気調和機が運転停止中の場合は、上記フィルタ駆動手段を動作させて上記エアフィルタを清掃したのち当該空気調和機を運転停止状態に戻す態様が含まれる。
上記請求項1に記載の発明には、請求項5に記載のように、上記制御手段は、上記自動清掃モードを実行する目安となる上記運転積算時間の経過後にリモコンから停止信号を受けた場合は、送風を停止して清掃動作を行ったのち当該空気調和機の運転を停止する態様が含まれる。
また、本発明は、室内機の上面から前面にかけて配置された空気吸入口および上記室内機の前面下部側に配置された空気吹き出し口を有し、上記空気吸入口と上記空気吹き出し口とを結ぶ空気通路内に熱交換器および室内ファンを配置してなる空気調和機において、上記空気吸入口の内面に沿って往復動自在に配置された板状をなすエアフィルタと、上記エアフィルタを往復的に駆動するフィルタ駆動手段と、上記エアフィルタの移動状態判定および位置検出を行うためのフィルタ位置検出手段と、上記エアフィルタの一部分を両面から挟む形に覆うダストボックスおよび同ダストボックス内で上記エアフィルタの両面に当接する複数のブラシを備えたフィルタ清掃手段と、上記フィルタ駆動手段を制御する制御手段とを含み、上記制御手段は、当該空気調和機の運転積算時間に応じてエアフィルタ清掃の要否を判断して自動的に上記フィルタ駆動手段を動作させる自動清掃モードと、使用者によって任意的に設定される清掃指示信号によって上記運転積算時間に関わらず上記フィルタ駆動手段を動作させる手動清掃モードとを備え、上記フィルタ駆動手段による上記エアフィルタの移動に伴って、上記フィルタ清掃手段により、上記エアフィルタの両面に付着しているゴミが上記ダストボックス内にかき落とされることを特徴としている。
本発明において、上記フィルタ清掃手段は、上記空気吸入口の下縁側において上記室内機から取り出し可能に配置されているとともに、上記空気吸入口の下縁側には、上記エアフィルタによって開かれる常閉型の開閉パネルが設けられていることが好ましい。
また、上記フィルタ駆動手段は、ステッピングモータと同ステッピングモータの回転により上記エアフィルタを往復動する駆動ギヤとを含み、上記フィルタ位置検出手段は、上記ダストボックスの下流側に配置されたリミットスイッチからなり、上記リミットスイッチは、上記エアフィルタが上記空気吸入口に対応したセット位置にあるときにオフ状態で、上記エアフィルタの移動に伴ってオン状態となり、上記エアフィルタの清掃動作の往路時には、上記ステッピングモータをパスル数で制御し、上記エアフィルタの復路時には、上記リミットスイッチングのオンで上記ステッピングモータを所定時間制御し、上記リミットスイッチのオフ時点で上記ステッピングモータを停止するようにすることが好ましく、これによれば、エアフィルタの位置が単純なリミットスイッチのオン、オフ状態で検出されることから、エアフィルタの清掃制御が簡潔的で済むとともに、そのハードウェア的コストが安価に済む。
また、上記自動清掃モード時および上記手動清掃モードのいずれの場合においても、当該空気調和機の運転停止状態を確認した後、上記フィルタ駆動手段を動作させることにより、ゴミが吹出し空気とともに室内に排出されることがない。
上記フィルタ清掃手段による清掃開始時において、上記リミットスイッチがオフ状態である場合には、上記ステッピングモータを所定時間制御してエアフィルタを往復可動し、このエアフィルタの往復可動によりスイッチングがオン状態になった後、同エアフィルタの復路時に上記所定時間内に同リミットスイッチがオフ状態になれば、そのエアフィルタが正常な位置に戻ったと判断し、所定時間が経過してもリミットスイッチがオン状態のままであればエアフィルタ装着故障を表示するとよい。これにより、エアフィルタ装着状態が判定、表示されることから、使用者などがフィルタ清掃装置の状態を確認し、それに対する処理を行うことができる。
上記エアフィルタの往復可動による往路清掃において、上記リミットスイッチがオン状態にならない場合には、フィルタ装着エラーを表示するとともに、上記ステッピングモータを所定時間制御して、エアフィルタを可動状態にしてリミットスイッチの状態を監視し、リミットスイッチがオンからオフになった時点でエアフィルタ装着エラー表示を消灯してエアフィルタの清掃を開始可能にするとよい。これによれば、例えばエアフィルタが正常な位置からずれていも、そのエアフィルタの位置が修正され、この修正された後にエアフィルタの清掃が自動的に開始され、その清掃が適切に行われる。
上記エアフィルタの往復可動による清掃が運転積算時間に応じて自動的に行われる場合、当該空気調和機が運転状態であれば、その運転の停止を待ってそのエアフィルタの清掃を行い、上記エアフィルタの往復可動による清掃がリモコンによる手動操作に応じて自動的に行われる場合、当該空気調和機が運転中であれば同運転を停止してそのエアフィルタの清掃を行い、この清掃終了後にその空気調和機の元の状態に戻すとよい。これによれば、エアフィルタ清掃に際して、使用者などが空気調和機の運転を停止せずとも、エアフィルタ清掃が適切に行われ、また、使用者などがエアフィルタ清掃後に元の運転状態に戻す必要もなく、使い勝手の向上が図られる。
上記空気調和機の運転積算時間が所定値以上となったときには、上記エアフィルタの両面からかき落とされたゴミを収容しているダストボックスのメンテナンスの必要性を表示するとよい。これにより、ダストボックスの清掃時期が報知され、使用者などによるダストボックスの清掃が適切に行われ、ひいては当該エアフィルタの清掃が適切に行われる。
本発明によれば、エアフィルタ清掃装置を室内機の空気吸入口の下側内部に設けてなり、空気調和機の運転積算時間に応じてエアフィルタ清掃を判断してエアフィルタ清掃装置を制御し、エアフィルタの両面を自動的に清掃し、あるいはリモコンによってエアフィルタ清掃の設定操作が行われると、エアフィルタ清掃装置を制御してエアエアフィルタの両面を自動的に清掃することから、そのエアフィルタの両面に付着しているゴミをダストボックス内にかき落として、エアフィルタの両面を自動的に清掃することができ、しかもその清掃時期を適切に判定してエアフィルタ清掃を行う清掃制御の適切化が図れるという効果がある。
また、エアフィルタの清掃時に、エアフィルタが室内機から飛び出す構成としたことにより、エアフィルタの清掃状態を確認することができ、その清掃状態によっては、手動の清掃制御を追加することが可能となる。
また、上記エアフィルタが1枚構造(エンドレスなどの二重構造でない)であることからも、エアフィルタ清掃装置の小型化(室内機の小型化)を実現することができ、しかも空気吸引力を大きくする必要がなく、省エネルギ化が図れる。
まず、図1ないし図4を参照して、本発明の空気調和機は、基本的な構成として、室温コントロールに必要な制御を行う室内機側の制御回路1および室外機側の制御回路2を備えている。制御回路1,2には、例えばマイクロコンピュータが用いられる。
室内機側の制御回路1は、当該空気調和機の運転積算時間によりエアフィルタ4の目詰まり状態を判断し、予めリモコン3によって清掃設定が行われているとき、あるいは使用者などによって清掃操作が行われたとき、エアフィルタ4を室内機の空気吸入口5に対して往復動させて、エアフィルタ4に付着している埃などを除去するフィルタ清掃制御を行う。
図2に示すように、室内機の上面から前面側にかけて空気吸入口5が形成されており、空気吸入口5の下縁側には、エアフィルタ4の清掃時にエアフィルタ4の一部分を室内機外に飛び出し可能とする開閉パネル6が設けられている。この室内機は壁掛け型で、下面側に空気吹き出し口7が設けられ、空気吹き出し口7には、空気の吹き出し方向を変えるための上下風向板8aや左右風向板8bが備えられている。
空気吸入口5と空気吹き出し口7とを結ぶ空気通路には、室内機本体の前面側から背面側にかけてラムダ型とした室内熱交換器9a,9b,9cと、クロスフローファンからなる室内ファン10とが配置されている。
エアフィルタ4は、空気吸入口5と室内熱交換器9bとの間の空気通路で室内機本体の内側に沿って配置され、このエアフィルタ4を清掃するフィルタ清掃装置11は空気吸入口5の下部で開閉パネル6の近傍に配置されている。
図3,図4を併せて参照して、フィルタ清掃装置11は、目の細かな柔軟性を有する合成樹脂板からなるエアフィルタ4を室内機本体の内面に沿って往復動させるフィルタ駆動モータ(ステッピングモータ)12よびギヤ13を含むフィルタ駆動手段と、エアフィルタ4の両面に当接するブラシ14,15と、エアフィルタ4の位置を検出するリミットスイッチ16からなるフィルタ位置検出手段と、少なくともエアフィルタ4の一部(横方向全体)を挟む形で覆い、かつ、内部に上記ブラシ14,15を有するダストボックス17とを備えている。なお、エアフィルタ4の一部には、上記ギヤ13と噛合する歯が上下方向に直線状に形成されており、清掃時にはエアフィルタ4が室内機本体の内側に沿って往復動される。
また、開閉パネル6は上端を支点として開閉し、清掃時においてはエアフィルタ4の先端によって押し開かれ、エアフィルタ4が室内機内に収容されたときに閉じられる。リミットスイッチ16は、ダストボックス16の入口(エアフィルタ4の移動方向の下流側)に近い側に配置され、エアフィルタ4が空気吸入口5に対応したセット位置(正常な位置)にあるときにオフ状態で、エアフィルタ4の往復動による清掃時にオン状態となる。ダストボックス17は室内機に対して脱着可能であり、開閉パネル6を開いて適宜室内機内部から取り出すことができる構成となっている。
室内機の他の構成として、本体の前面側にはリモコン3からのリモコン信号を受信する受信部および運転状態やフィルタ清掃装置に関する情報などを表示する本体表示部18が備えられており、本体内部で室内熱交換器9a,9b,9cの下部には同熱交換器から滴下する凝縮水を受けて室外に排出するためのドレンパン19が備えられている。なお、室外機の方には、上記室内熱交換器9a,9b,9cとともに当該冷凍サイクルを構成する四方弁20および圧縮機21と、室外ファン部22とを備えている。
上記室内機の制御回路1は、リモコン3の設定操作に応じて上下風向板部8a,左右風向板8bおよび室内ファン10を制御し、室温と設定温度の差に応じた圧縮機の運転コードなどを室外機側の制御回路2に送信するとともに、制御回路2との間で室温コントロールに必要な信号の授受を行い、また、リモコン3の設定操作などに応じてフィルタ清掃装置11を制御する。
そのために、制御回路1は、リモコン信号を判定する判定部1aおよび当該空気調和機の運転状態を判定する状態判定部1b、図5ないし図14に示すルーチンにしたがってフィルタ清掃装置11を制御するために用いるタイマ(カウンタを含む)部1c、記憶部1d、清掃運転を判定するための積算時間を記憶している運転積算A記憶部1e、ダストボックス17の埃量を判定するための積算時間を記憶している運転積算B記憶部1fおよびリミットスイッチ16の状態をもとしてエアフィルタ4の位置を判定するフィルタ位置判定部1gの機能を備えている。
また、室外機側の制御回路2は、室内機側からの運転モードなどを判別する運転モード判定部2aと、その四方弁20を制御する四方弁制御部2bと、圧縮機21を制御する圧縮機制御部2cとの機能を備えている。
次に、上記構成とした空気調和機の動作を図5ないし図14のフローチャート図を参照して説明する。まず、リモコン3によって所定設定操作が行われると、その設定操作に応じて室内機側の制御回路1および室外機側の制御回路2は室温コントロールに必要な制御を行い、あるいはその室温コントロールなどのための運転を停止する。その運転時において、制御回路1は設定操作の運転モードにしたがって上下風向板部8aおよび左右風向板8bを制御し、室内ファン10を回転制御する。
このとき、リミットスイッチ16がオフ状態であるか否かを判断する(ステップST1)。通常、エアフィルタ4の清掃動作時以外のとき、エアフィルタ4がリミットスイッチ16にかかることかないことから、リミットスイッチ16はオフであるため、ステップST2に進み、タイマ部1cの運転積算Aタイマをスタートさせ運転時間を積算する。なお、その運転積算時間としては、室内ファン10の運転時間を用いてもよい。
そして、運転が停止になったか否かを判断し(ステップST3)、運転が停止していなければ、使用者などがリモコン3のボタンあるいはスライドスイッチを操作してによりオートクリーン動作(自動清掃モード)の設定を行っているか否かを判断する(ステップST4)。なお、運転停止とは、リモコン3による運転停止信号入力時、もしくは切タイマによるタイムアップ時や入タイマ設定信号入力時などの場合をいう。
オートクリーン動作が設定されている場合、運転積算時間が運転積算A記憶部1eの所定値(例えば100時間)に達しているか否かを判断する(ステップST5)。なお、使用者などがリモコン3によってオートクリーン動作を設定していな場合、あるいはその設定がなされていても、運転積算時間が100時間に達していない場合、フィルタ清掃装置11の動作を行なわず(ステップST6)、当該ルーチンを終了する。すなわち、前回のオートクリーン動作からそれほど時間が経過しておらず、エアフィルタ4が目詰まりしていないと判断できるからである。
オートクリーン動作が設定されており、運転積算時間が100時間に達しているときには、オートクリーン動作に必要なイニシャライズ処理を行い(ステップST7)、例えば上下風向板8aや左右風向板8bを所定方向に向けて停止させる。しかる後、フィルタ駆動モータ12の制御を開始し、エアフィルタ4を下降させ、本体表示部18のLED(2色LEDの緑)を点灯させる(ステップST8)。なお、フィルタ駆動モータ12の下降動作は予め設定したパルス数分だけとし、そのパルス数はエアフィルタ4を清掃に必要な最下位置とするに必要な数(例えば8000パルス)である。
フィルタ駆動モータ12の回転開始から数秒(例えば5秒)マスクした後(ステップST9)、リミットスイッチ16がオフからオンになったか否かを判断する(ステップST10)。すなわち、フィルタ駆動モータ12を制御してからエアフィルタ4が確実に降下しているか否かを判断する。
そして、フィルタ駆動モータ12の下降動作が終了したか否かを判断し(ステップST11)、つまりフィルタ駆動モータ12を予め設定したパルス数だけ駆動したかを判断し、フィルタ駆動モータ12の動作を停止する(ステップST12)。このエアフィルタ4の下降により、開閉パネル6が押し開かれ、エアフィルタ4が室内機の前面側に飛び出す。
フィルタ駆動モータ12の動作停止から2秒マスクし(ステップST13)、フィルタ駆動モータ12が安定し、つまりエアフィルタ4が確実に停止した後、リミットスイッチ16がオンであるか否かを判断する(ステップST14)。リミットスイッチ16がオンであれば、フィルタ駆動モータ12の回転制御(下降時と逆回転)を開始し、エアフィルタ4を上昇させる(ステップST15)。
その回転開始後、タイマ部1cの所定時間(例えば30秒)タイマをスタートし(ステップST16)、エアフィルタ4を正常な位置に戻すようにする。なお、タイマの所定時間としては、少なくともエアフィルタ4が確実に正常の位置に戻るまでの時間とし、予め経験的に求めればよい。
続いて、リミットスイッチ16がオンからオフになったか否かを判断し(ステップST17)、リミットスイッチ16がオフに変化すると、エアフィルタ4が正常なセット位置に戻ったと判断してフィルタ駆動モータ12を停止する(ステップST19)。 このエアフィルタ4の上昇動作時には、下降時のようにフィルタ駆動モータ12をパルス数で制御せず、リミットスイッチ16の状態で判断する。これにより、エアフィルタ4が確実に正常なセット位置に戻される。そして、リミットスイッチ16がオフになると、タイマ(運転積算Aタイマや30秒タイマ)をリセットし、当該オートクリーン動作を終了する。
このように、運転積算時間によりエアフィルタ4の目詰まり状態を判断してエアフィルタ清掃を自動的に開始し、エアフィルタ4の往復動によりダストボックス17内を通過する際に、エアフィルタ4の両面がブラシ14,15で擦られることから、エアフィルタ4の表裏両面に付着している埃がダストボックス17内にかき落とされる。また、エアフィルタ4が板状で、上記従来技術のようにエンドレスでないことから、空気吸入力が大きくせずともよく、フィルタ清掃装置11の小型化が可能である。
ところで、エアフィルタ4が正常なセット位置からずれ、例えばエアフィルタ4が下がっていると、上述したオートクリーン動作においてエアフィルタ4の下降が適切に行われない。また、エアフィルタ4が装着されていない場合やフィルタ清掃装置11が故障している場合でも、そのオートクリーン動作に支障を来し、適切な制御が行われない。
そこで、当初のステップST1において、リミットスイッチ16がオンであると判断されると、図6に示すステップST20に進み、エアフィルタ4が正常なセット位置にないとしてフィルタ駆動モータ12を上昇動作とし、タイマ部1cのタ30秒タイマをスタートする(ステップST21)。
そして、リミットスイッチ16がオンからオフになった否かを判断し(ステップST22)、リミットスイッチ16がオフになれば、エアフィルタ4が正常なセット位置に戻ったとしてステップ2に戻り、上述した処理を実行し、オートクリーン動作を行うことになる。
また、リミットスイッチ16がオンであれば、30秒タイマがタイムアップしたか否かを判断する(ステップST23)。この30秒タイマがタイムアップする前にリミットスイッチがオンからオフになれば、ステップST2に戻り、上述した処理を実行する。
上記30秒タイマがタイムアップしても、リミットスイッチ16がオンのままであれば、ステップST23からステップST24に進み、エアフィルタ4が異常であるとしてフィルタ駆動モータ12を停止する。
続いて、2秒マスクし(ステップST25)、フィルタ駆動モータ12を下降動作とし(ステップST26)、この下降動作時においてはフィルタ駆動モータ12を所定パルス数分だけ制御した後に停止する(ステップST27)。なお、その所定パスル数とは、例えば通常エアフィルタ4を下降させる場合よりも小さい値(例えば5000パルス)とするとよい。
上記動作のフィルタ装着の確認回数をカウントするとために、フィルタ装着回数カウンタをインクリントする(+1する)。このフィルタ装着回数カウンタが所定値(例えば3)であるか否かを判断し(ステップ29)、そのフィルタ装着回数が3回になっていなければ、図7に示すステップST30に進み、2秒マスクする。この2秒マスクでフィルタ駆動モータ12が確実に停止した後、再度フィルタ駆動モータ12を上昇動作とし(ステップST31)、30秒タイマをスタートする(ステップST32)。
上記リミットスイッチ16がオンからオフになったか否かを判断し(ステップST33)、リミットスイッチ16がオンのままであれば、30秒タイマがタイムアップしたか否かを判断する(ステップST34)。その30秒タイマがタイムアップする前に、リミットスイッチ16がオフになれば、フィルタ駆動モータ12を停止し(ステップST35)、ステップST2に戻って上述した処理を実行する。すなわち、エアフィルタ4が正常な位置に戻り、当該オートクリーン動作が可能になったからである。
しかし、上記30秒タイマがタイムアップしても、リミットスイッチ16がオンのままであるときには、ステップST34からステップST36に進み、フィルタ駆動モータ12を停止する。しかし後、ステップST25に戻って、上述した処理を繰り返し、再度エアフィルタ4の装着を確認する。
上記エアフィルタ装着確認の処理が繰り返され、ステップST29の処理においてエアフィルタ装着カウンタの値が3であると判断されると、エアフィルタ4の装着状態が異常であると判断してフィルタ装着故障を本体表示部18に表示する(ステップST37)。例えば、本体表示部18のLEDを緑色で0.1秒オン、0.1秒オフの点滅とする一方、フィルタ装着カウンタをリセットする。
続いて、当該空気調和機の運転を停止し(ステップST38)、その運転停止状態を確認し(ステップST39)、3分マスクした後上記フィルタ装着故障表示を消灯し(ステップST40,ST41)、つまり3分間点滅を行い、また各種タイマやカウンタをリセットして当該ルーチンを終了する。
一方、上記ステップST10において、リミットスイッチ16がオフからオンにならないと判断したときには、つまりオートクリーン動作を行うためにエアフィルタ4を下降動作としているにもかかわらず、そのエアフィルタ4が下降していなときには、ステップST10からST42に進み、エアフィルタ4が無いと判断し、フィルタ駆動モータ12を停止する。
そして、フィルタ装着エラーを本体表示部18に表示し(ステップST43)、例えば本体表示部18のLEDを緑色で0.5秒オン、0.5秒オフの点滅とする。すなわち、使用者などがフィルタ装着故障とフィルタ装着エラーの判別を可能とするためである。
続いて、3分マスク中に、リミットスイッチ16がオンになった否かを判断し(ステップST44)、つまりエアフィルタ4の装着を確認する。例えば、使用者などによってエアフィルタ4が装着されなければ、リミットスイッチ16がオンにならないことから、一旦上記エアフィルタ装着エラーを消灯し(ステップST45)、そのリミットスイッチ16がオンであるか否かを判断する(ステップST46)。つまり、使用者などによってエアフィルタ4の装着を待つことになる。
上記ステップST44において、リミットスイッチ16がオンであると判断されたとき、あるいはステップST46においてリミットスイッチ16がオンであると判断されたときには、エアフィルタ4がフィルタ清掃装置11に装着されているが、エアフィルタ4が正常な位置にないとして、フィルタ駆動モータ12を上昇動作とし、フィルタ装着エラーを表示する(ステップST47)。30秒タイマをスタートし(ステップST48)、リミットスイッチ16がオンからオフになったか否かを判断する(ステップST49)。
リミットスイッチ16がオンからオフにならなければ、ステップST49からST50に進み、30秒タイマのタイムアップを判断し、そのタイムアップまでリミットスイッチ16の状態を監視する。そのタイムアップまでの間に、そのリミットスイッチ16がオフになれば、エアフィルタ4が正常の位置になったとしてフィルタ駆動モータ12を停止し、フィルタ装着エラー表示を消灯するとともに、タイマなどをリセットする(ステップST51)。
しかし、そのタイムアップまでの間に、リミットスイッチ16がオフにならなければ、フィルタ駆動モータ12を停止し(ステップST52)、2秒マスク後フィルタ駆動モータ12を所定パルス数だけ下降動作とし(ステップST53,ST54)、しかる後フィルタ駆動モータ12を停止する(ステップST55)。なお、その所定パルス数は、上記ステップST27と同じ値(5000パルス)とする。そして、上述同様にフィルタ装着の確認するために、フィルタ装着カウンタをインクリメントし(+1し)、そのエアフィルタ装着カウンタの値が3であるか否かを判断する(ステップST56,ST57)。
そのエアフィルタ装着カウンタの値が3でなければ、2秒マスク後(ステップST58)、ステップST47に戻って上述した処理を繰り返す。その処理の繰り返しが3回行われエアフィルタ装着カウンタの値が3になると、ステップST57からST59に進み、エアフィルタ装着故障を表示し(例えば本体表示部18のLEDを緑色で0.1秒オン、0.1秒オフの点滅とし)、エアフィルタ装着カウンタをリセットし(ステップST59)、図4に示すステップST40に戻って3分マスクし、3分間エアフィルタ装着故障を表示した後に、その表示を消灯し、当該ルーチンを終了する。
このように、エアフィルタの異常を判定し、オートクリーン動作を停止し、エアフィルタ装着エラーやエアフィルタ装着故障などを表示することから、当該清掃制御が適切なものであり、また使用者などに対しても好ましく、当該制御の最適化が図れる。
なお、図5に示すステップST14において、リミットスイッチ16がオンにならないと判断した場合、エアフィルタ4を下降した後、エアフィルタ4が例えばフィルタ清掃装置11から外れ、リミットスイッチ16がオフである場合、そのステップST14から図8に示すステップST43に進み、上述したフィルタ装着エラーのための処理を繰り返す。
また、図5に示すステップST17において、リミットスイッチ16がオフにならないと判断した場合、つまりエアフィルタ4を上下に往復動して清掃した際の復路時にエアフィルタ4が正常なセット位置に戻らず、しかもステップST16でスタートした30秒タイマのタイムアップ(図9に示すステップST60)までリミットスイッチ16がオフのままである場合、ステップST60から図8に示すステップST52に進み、上述したエアフィルタ装着故障のための処理を繰り返す。
ところで、上述した実施形態ではエアフィルタ4の清掃時期を自動的に判定しているが、使用者などの希望により、リモコン3の操作によりエアフィルタ4を清掃したい場合もある。そこで、使用者などがリモコン3の清掃ボタンなどを操作することにより、リモコン3からの手動フィルタクリーン信号を受信すると、制御回路1は図10ないし図13のルーチンを実行し、フィルタ清掃装置11を作動してエアフィルタ4を清掃する(手動清掃モード)。
まず、当該空気調和機が運転中であるか否かを判断し(ステップST70)、その運転時点でエアフィルタ装着エラー動作中あるいはエアフィルタ装着故障動作中か否かを判断する(ステップST71)。すなわち、エアフィルタ装着エラーあるいはエアフィルタ装着故障の動作中であれば、エアフィルタ4の清掃ができないからである。
それらの動作が行われていなければ、ステップST72に進み、エアコンの運転を停止し、リミットスイッチ16がオフであるか否かを判断する(ステップST73)。なお、上記ステップST70において運転が停止されていると判断したときにはステップST73に進む。
リミットスイッチ16がオフであれば、エアフィルタ4が正常なセット位置にあるとして、フィルタ駆動モータ12を所定パルス数(8000パルス)分だけ下降動作とし(ステップST74)、5秒マスク後リミットスイッチ16がオフからオンになったか否かを判断する(ステップST75,ST76)。
リミットスイッチ16がオンであると、フィルタ駆動モータ12が8000パスル分だけ動作した否か判断する(ステップST77)。その動作が終了したら、フィルタ駆動モータ12を停止し(ステップST78)、3分タイマをスタートし(ステップST79)、リミットスイッチ16がオフであるか否かを判断する。
リミットスイッチ16がオンであれば、3分タイマのタイムアップまでそのリミットスイッチ16を監視し(ステップST81)、その間にリミットスイッチ16がオフになると、エアフィルタ4が取り出されたと判定し(ステップST82)、しかる後リミットスイッチ16がオフからオンになった否かを判断する(ステップST83)。
例えば、使用者などによってエアフィルタ4が取り外され、しかる後エアフィルタ4が再装着され、リミットスイッチ16がオンになると、あるいは上記3分間監視中にリミットスイッチ16がオンのままであると、フィルタ駆動モータ12を上昇動作とし(ステップST84)、30秒タイマをスタートし(ステップST85)、リミットスイッチ16がオンからオフになったか否かを判断する(ステップST86)。
リミットスイッチ16がオフにならなければ、ステップST87に進み、30秒タイマがタイムアップか否かを判断する。このタイムアップ前にリミットスイッチ16がオフになれば、エアフィルタ4が正常な位置に戻ったと判断し、フィルタ駆動モータ12を停止する(ステップST88)。
このように、手動によりエアフィルタクリーン動作(手動清掃モード)が設定された場合でも、エアフィルタ4がダストボックス17内を往復移動することから、オートクリーン動作と同じく、エアフィルタ4の表面および裏面の埃などをダストボックス17内にかき落とすことができる。
続いて、当該ルーチン開始直前に運転が行われていたか否かを判断し(ステップST89)、運転中であった場合、当該動作の開始前にメモリに記憶している運転状態(直前の運転)に戻してルーチンを終了し(ステップST90)、運転中でなかった場合運転停止、つまりリモコン3による運転可能状態とする。
上記ステップST71において、エアフィルタ装着エラーあるいはエアフィルタ装着故障動作中と判断した場合、図11に示すステップST91に進み、エアフィルタクリーン動作を禁止し、エアフィルタ装着エラー表示あるいはエアフィルタ装着故障表示を行う。なお、その表示は上記オートクリーン動作のルーチンにおける表示と同じく本体表示部18に行う。
続いて、当該空気調和機が運転停止状態になったか否かを判断し(ステップST92)、運転停止状態であれば、3分タイマをスタートし(ステップST93)、3分が経過した時点で上記エアフィルタ装着エラー表示あるいはエアフィルタ装着故障表示を消灯し(ステップST94)、当該ルーチンを終了する。
上記ステップST73において、つまり手動によるクリーン動作を開始するまで、エアフィルタ4が正常な位置にあるか否かを判断し、つまりリミットスイッチ16がオンであるため、エアフィルタ4が正常な位置にないと判断すると、ステップST75ないしST108でエアフィルタ装着故障処理を行う。
この場合、図12に示すエアフィルタ装着故障処理のステップST95ないしST104は上述した図6に示すルーチンのステップST20ないしST29と同じ処理であり、ステップST105ないしST109は図6に示すステップST37ないしST41と同じ処理であることから、その説明を省略する。
なお、ステップST97において、リミットスイッチ16がオンからオフになったと判断したときには、ステップST74に進み、当該手動によるクリーン動作を継続する。また、エアフィルタ装着確認を3回まで行うが、ステップST104においてエアフィルタ装着回数が3でなければ、ステップST110に進み、2秒マスク後にステップST95に戻ってエアフィルタ装着の確認処理を繰り返す。
さらに、上記手動によるエアフィルタクリーン動作を開始し、エアフィルタ駆動モータ12を下降動作としても、リミットスイッチ16がオンにならなければ、ステップST76から図13に示すステップST111に進み、エアフィルタ無し判定を行い、エアフィルタ装着エラー表示を行うとともに、エアフィルタ駆動モータ12を停止する。
続いて、当該ルーチン開始直前に運転が行われていたか否かを判断し(ステップST112)、運転中であった場合、当該動作の開始前にメモリに記憶している運転状態(直前の運転)に戻し、当該エアフィルタクリーン動作を禁止し(ステップST113)、図11に示すステップST92に戻る。
これにより、当該空気調和機が運転停止状態になると、3分間エアフィルタ装着エラー表示を行った後、そのエアフィルタ装着エラー表示を消灯して当該ルーチンを終了する。その直前の運転が停止状態であれば、図13に示すステップST112から図11に示すST93に戻り、上述同様の処理を実行する。
さらにまた、上記手動によるエアフィルタクリーン動作において、エアフィルタ4をダストボックス17内で往復可動して正常の位置戻すとき、30秒の間にリミットスイッチ16がオフにならないと、30秒タイマのタイムアップによりステップST87から図12に示すステップST99に進み、エアフィルタ装着故障処理を実行する。
このように、リモコン3の操作によっても、エアフィルタ清掃装置11によるクリーン動作が行えることから、使用者などの使い勝手の向上が図れる。また、例えば先に説明したオートクリーン動作時に、開閉パネル6から飛び出したエアフィルタ4の清掃状態を確認することが可能であるため、そのオートクリーン動作ではもの足りないと判断した場合に当該手動クリーン動作が有効である。
上記エアフィルタ清掃動作により、ダストボックス17内の埃などが増えると、そのダストボックス17内の埃などを捨てる必要がある。そこで、図14に示すルーチンにより、そのダストボックス17の清掃を使用者などに報知する。
まず、当該空気調和機の運転が開始されると、タイマ部1cの運転積算Bタイマをスタートし(ステップST120)、この積算時間が運転積算B記憶部1fの所定時間(例えば2000時間)に達したか否かを判断する(ステップST121)。なお、その運転積算時間としては上述したオートクリーン動作回数および手動によるエアフィルタクリーン動作回数としてもよい。
続いて、上記積算時間が2000時間に達すると、ダストボックス17のメンテナンス表示を本体表示部18に表示する(ステップST122)。例えば、本体表示部18のエアフィルタLEDを赤色で0.1秒オンし、0.1秒オフする点灯表示とする。このメンテナンス表示を行っているときには、手動によるエアフィルタクリーン動作およびオートクリーン動作を禁止する(ステップST123)。
そして、使用者などによって室内機に設けられているリセットボタン(例えば応急運転ボタンと兼用であってもよい)を操作し、室内機制御をリセットすると、ステップST124からST125に進み、上記運転積算Bタイマをリセットし、当該空気調和機の運転(クリーン動作を含む)を可能とする。このように、運転積算時間によりダストボックス17の塵量を判断し、ダストボックス17の清掃時期を使用者などに報知することことから、使い勝手の向上が図れる。
本発明の制御装置を説明する概略的ブロック線図。 本発明の室内機の構成を説明するための模式的な断面図。 図2に示す室内機に設けられるエアフィルタ清掃装置を示す概略的構成図。 図2に示す室内機に設けられるエアフィルタ清掃装置を示す概略的構成図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。 図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フローチャート図。
符号の説明
1 室内機の制御回路
1a 判定部
1b 状態判定部
1c タイマ部
1d 記憶部
1e 運転積算A記憶部
1f 運転積算B記憶部
1g エアフィルタ位置判定部
2 室外機の制御回路
3 リモコン
4 エアフィルタ
5 空気吸入口
6 開閉パネル
7 空気吹出し口
9a,9b,9c 室内熱交換器
11 エアフィルタ清掃装置
12 エアフィルタ駆動モータ
13 ギヤ
14,15 ブラシ
16 リミットスイッチ
17 ダストボックス
18 本体表示部

Claims (5)

  1. 筐体内に、空気吸入口と、空気吹出口と、送風ファンと、上記空気吸入口と送風ファンの間に配置されたエアフィルタと、
    上記エアフィルタを清掃する清掃部と、
    上記エアフィルタと上記清掃部を相対的に移動させる駆動モータを含む清掃用駆動手段と、
    上記送風ファンおよび上記清掃用駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えた空気調和機において、
    上記制御手段は、当該空気調和機の運転積算時間に応じて上記清掃用駆動手段を動作させる自動清掃モードと、使用者によって任意的に設定される清掃指示信号によって上記運転積算時間に関わらず上記清掃用駆動手段を動作させる手動清掃モードとを備えていることを特徴とする空気調和機。
  2. 上記制御手段は、上記自動清掃モードおよび上記手動清掃モードのいずれの場合においても、上記送風ファンの運転を停止した状態で、上記清掃用駆動手段を動作させる請求項1に記載の空気調和機。
  3. 上記制御手段は、当該空気調和機の運転時に上記手動清掃モードが選択された場合には、当該空気調和機の運転を中断してフィルタ清掃を実行する請求項1に記載の空気調和機。
  4. 上記制御手段は、リモコンから上記手動清掃モードを開始する清掃指示信号が入力された時点で、当該空気調和機が運転中の場合は、その運転を中断して上記フィルタ駆動手段を動作させて上記エアフィルタを清掃したのち当該空気調和機の運転を再開し、当該空気調和機が運転停止中の場合は、上記フィルタ駆動手段を動作させて上記エアフィルタを清掃したのち当該空気調和機を運転停止状態に戻す請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 上記制御手段は、上記自動清掃モードを実行する目安となる上記運転積算時間の経過後にリモコンから停止信号を受けた場合は、送風を停止して清掃動作を行ったのち当該空気調和機の運転を停止する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気調和機。
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