JP2006170028A - ガバナ装置のガバナレバー調整機構 - Google Patents

ガバナ装置のガバナレバー調整機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2006170028A
JP2006170028A JP2004361978A JP2004361978A JP2006170028A JP 2006170028 A JP2006170028 A JP 2006170028A JP 2004361978 A JP2004361978 A JP 2004361978A JP 2004361978 A JP2004361978 A JP 2004361978A JP 2006170028 A JP2006170028 A JP 2006170028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
governor
tension
tension lever
governor lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004361978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4495582B2 (ja
Inventor
Masaki Nanko
政樹 南光
Satoru Hattori
哲 服部
Akio Ikeda
明夫 池田
Yoshiaki Shibata
義明 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2004361978A priority Critical patent/JP4495582B2/ja
Publication of JP2006170028A publication Critical patent/JP2006170028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4495582B2 publication Critical patent/JP4495582B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

【課題】 従来のように、燃料噴射量を調節するガバナ装置において、各レバー間の隙間にシムを詰めた構成をとる場合には、レバー間にシムを保持した状態で軸の挿入によるケースへの組み付けが必要となり、組み立てに高い技術を必要とする。そこで、ガバナレバーを挿着したテンションレバーを有するガバナ装置の調整機構において、組み立てが容易であり、ガバナレバー全体でのがたつきの抑制し、ハンチング抑制を行うガバナ装置の調整機構を構成することを課題とする。
【解決手段】 ガバナレバー7を挿着したテンションレバー3を有するガバナ装置の調整機構において、テンションレバー3とガバナレバー7との間に当接部材5bを配設し、テンションレバー3に挿嵌されたガバナレバー7の支軸5の一端部に付勢力を有する当接部材5bを装着してテンションレバー3とガバナレバー7との間隔を調節する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ガバナ装置のガバナレバーの調整機構に関するものである。より詳しくは、ディーゼルエンジンのメカニカルガバナにおいてガバナレバーのサイドギャップを調整する機構に関するものである。
従来、燃料噴射ポンプに接続して燃料噴射量を調節するガバナ機構は知られている。メカニカルガバナはエンジン回転領域に応じて燃料噴射量の調節を機械的に行うものであり、レバーの回動制限により燃料噴射量の制御が行われるものが知られている。メカニカルガバナ装置においては、内部構造が複雑となるため、内装される部材のハンチングなどを防止するために部材を高い精度で組み付ける必要がある。
例えば、テンションレバーとガバナレバーとアングライヒレバーとを有する逆アングライヒガバナ機構においては、ガバナ機能安定化(無負荷状態での振動抑制など)のために、アングライヒレバーとテンションレバーとの隙間を小さくする必要があり、テンションレバーに装着される各レバー間の隙間にシムを詰めた構成をとっている。
この他に、ガバナ装置におけるハンチングを防止すべく、ガバナレバーに受け部材を介して燃料噴射ポンプのリンクに接続するものがある。これは、ガバナレバーの一端と面接続する受け部材によりガタツキを吸収する構成となっている(特許文献1を参照)。
実開平6−1745号公報
しかし、従来のように各レバー間の隙間にシムを詰めた構成をとる場合には、レバー間にシムを保持した状態で軸の挿入によるケースへの組み付けが必要となり、組み立てに高い技術を必要とするともに、多くの労力を必要とする。
そして、特許文献1に記載された技術においても、ガバナレバーの一端で振動を吸収するものであり、ガバナレバー全体でのガタツキの抑制を行うことはできない。
請求項1に記載のごとく、ガバナレバーを装着するとともに、ケーシングに傾動自在に枢支されたテンションレバーを有し、該テンションレバーが回動軸心方向に対して位置決めされたガバナ装置のガバナレバー調節機構において、テンションレバーとガバナレバーとの間に当接部材を配設して、テンションレバーとガバナレバーとの間隔を調節する。
請求項2に記載のごとく、ガバナレバーのテンションレバーに向いた面に当接部材を配設して、テンションレバーとガバナレバーとの間隔を調節する。なお、当接部材としては、バネやスリーブなどを用いることができる。バネにおいては、その弾性変形により衝撃を受けた場合においても破損しにくく一定の付勢力を発生させやすい。スリーブにおいては、安価かつ簡便に装着することができ、テンションレバーもしくはガバナレバーに付勢力を与えることなく一定の間隔を維持できる。
請求項3に記載のごとく、テンションレバーのガバナレバーに向いた面に当接部材を配設して、テンションレバーとガバナレバーとの間隔を調節する。
請求項4に記載のごとく、ガバナレバーを装着するとともに、ケーシングに傾動自在に枢支されたテンションレバーを有し、該テンションレバーが回動軸心方向に対して位置決めされたガバナ装置のガバナレバー調節機構において、テンションレバーの傾動方向と直交する面に当接部材を配設し、該当接部材をガバナレバーの外側面に当接させて、テンションレバーとガバナレバーとの間隔を調節する。
請求項5に記載のごとく、傾動自在に枢支したテンションレバーを有し、該テンションレバーが回動軸心方向に対して位置決めされ、該テンションレバーがガバナレバーを取り付けピンの挿嵌により傾動自在に枢支するガバナ装置のガバナレバー調節機構において、テンションレバーの回動軸に当接部材を挿嵌し、該当接部材によりガバナレバーの傾動軸心方向への移動を制限して、ガバナレバーとテンションレバーとの間隔を調節する。
請求項6に記載のごとく、傾動自在に枢支したテンションレバーを有し、該テンションレバーが回動軸心方向に対して位置決めされ、該テンションレバーがガバナレバーを取り付けピンの挿嵌により傾動自在に枢支するガバナ装置のガバナレバー調節機構において、テンションレバーの回動軸に当接部材を挿嵌し、該当接部材を前記止めピンの一端に当接させて、ガバナレバーとテンションレバーとの間隔を調節する。
請求項1に記載のごとく、ガバナ装置のガバナレバー調整機構を構成するので、簡便な構成でガバナレバーの調整機構を構成してガバナ装置におけるハンチングを抑制できる。
請求項2に記載のごとく、ガバナ装置のガバナレバー調整機構を構成するので、簡便な構成でガバナレバーの調整機構を構成してガバナ装置におけるハンチングを抑制できる。
請求項3に記載のごとく、ガバナ装置のガバナレバー調整機構を構成するので、簡便な構成でガバナレバーの調整機構を構成してガバナ装置におけるハンチングを抑制でき、調整機構のガバナレバーよりの張り出しがない状態で利用できるので、従来の構成を流用し易く、実現に掛かるコストを低減できる。
請求項4に記載のごとく、ガバナ装置のガバナレバー調整機構を構成するので、簡便な構成でガバナレバーの調整機構を構成してガバナ装置におけるハンチングを抑制でき、ガバナレバーの外側に当接部材の調節機構を設けて、テンションレバーとガバナレバーとの間隔の調整を容易に行うことができる。
請求項5に記載のごとく、ガバナ装置のガバナレバー調整機構を構成するので、簡便な構成でガバナレバーの調整機構を構成してガバナ装置におけるハンチングを抑制でき、ガバナレバーを被装するケースに対して、調整を行いやすく、高い調整精度を得ることができる。
請求項6に記載のごとく、ガバナ装置のガバナレバー調整機構を構成するので、組み立てやすく、簡便な構成の調整機構を構成できる。また、取り付けピンに当接して調整を行うので、ガバナレバーの回動に影響を与えにくい構成にできる。
ガバナ装置において、位置決めされているテンションレバーに対して、ガバナレバー位置を規制することにより、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構を構成する。
ガバナ装置1の全体構成について、図を用いて説明する。
図1はガバナ装置の構成を示す側面一部断面図であり、図2はガバナ装置の後面一部断面図である。
燃料噴射ポンプによる燃料噴射量は、主にスプリングレバー軸12の回動量により制御される。ガバナ装置1はスプリングレバー軸12と燃料噴射ポンプとの間に介在して、燃料噴射量をエンジンの回転数等に応じて調節する。
ガバナ装置1は、ガバナウェイト8、スライドスリーブ9、ガバナレバーアッセンブリ20をケーシング2内に収納して構成されている。ガバナレバーアッセンブリ20は、テンションレバー3と、アングライヒレバー6と、ガバナレバー7とにより構成されている。テンションレバー3はケーシング2内に左右方向に配設された第一回動軸4に略中央部を枢支されている。テンションレバー3は三又形状に構成されており、端部はそれぞれ前方、下方、上方の3方向に延出している。テンションレバー3の前端にはスプリング10を介してスプリングレバー11が接続されており、上端は当接部14となっており、下部にはアングライヒレバー6とガバナレバー7とが装着されている。
ガバナレバー7の上端にはコントロールレバー13の後端が接続されており、このコントロールレバー13により燃料の噴射量の制御を行う。
アングライヒレバー6およびガバナレバー7は、アングライヒ軸5によりテンションレバー3に対して傾動自在に装着されている。アングライヒ軸5はガバナレバー7およびアングライヒレバー6の取り付けピンであり、第一回動軸4と平行に配設され、アングライヒレバー6およびガバナレバー7が前後方向に傾動可能に構成されている。
また、アングライヒレバー6とガバナレバー7とは、それぞれ下端部において連結スプリング7bにより接続されており、アングライヒレバー6とガバナレバー7のそれぞれの下端部が近接する方向に付勢されている。
図1において、スプリングレバー軸12が、紙面に対して時計回りに、回動されると、スプリングレバー11に接続したスプリング10を介してテンションレバー3が反時計方回り方向に回動し、ガバナレバー7がコントロールレバー13を後方に移動させる。これにより、エンジンに供給する燃料量を増大させる。
エンジン回転数が増大すると、遠心力によりガバナウェイト8がスライドスリーブ9を後方へと押し出し、アングライヒレバー6を時計回り方向に押す。これにより、テンションレバー3が時計回り方向に付勢されて、スプリングレバー11の位置を変えることなく時計回り方向に傾く。そして、ガバナレバー7を介して、コントロールレバー13が前方に移動し、エンジンへの燃料供給量が減少する。
次に、ガバナレバーアッセンブリ20の構成についてより詳しく説明する。
図3はガバナレバーの全体側面図であり、図4はガバナレバーの後面一部断面図であり、図5はガバナレバーの組み立て構成を示す側面図であり、図6は同じく組み立て構成を示す斜視図である。
ガバナレバーアッセンブリ20はテンションレバー3にアングライヒレバー6を組み付け、このアングライヒレバー6の上にガバナレバー7を組み付けることにより構成される。すなわち、ガバナレバーアッセンブリ20は内側より、テンションレバー3、アングライヒレバー6、ガバナレバー7の順に構成される。
テンションレバー3の中央部には左右方向(図3において紙面方向)にスリーブ3cが配設されており、テンションレバー3のスリーブ3cが第一回動軸4が挿嵌される。テンションレバー3の下端にはアングライヒ軸保持部21が装着されており、テンションレバー3とアングライヒ軸保持部21とは固定ピン22により接続される。アングライヒ軸保持部21は上端部においてアングライヒ軸5を挿嵌して保持する構成となっている。テンションレバー3に装着されるアングライヒレバー6は、アングライヒ軸保持部21の外側に装着されることとなる。そして、アングライヒ軸5がテンションレバー3、アングライヒ軸保持部21、アングライヒレバー6、ガバナレバー7を挿通する構成となっている。
アングライヒ軸5は、図4に示すごとく、一端が中途部より径の大きい円盤状に構成されている。このアングライヒ軸5をガバナレバー7の外側より挿入して、アングライヒレバー6、アングライヒ軸保持部21とともにテンションレバー3に装着する。アングライヒ軸5の円盤状部分の近傍には、第一回動軸4に挿嵌された抜け止め4cが配設されている。抜け止め4cは、スリーブより外側に張り出した部位を設けた形状となっており、この抜け止め4cの張り出し部がアングライヒ軸5のテンションレバー3よりの抜けを防止する。第一回動軸4において、テンションレバー3に対して、抜け止め4cの反対側にはスペーサ4bが挿嵌されている。これにより、第一回動軸4においてテンションレバー3が位置決めされ、ケーシング2より一定の距離で保持される。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構について説明する。
図7はギャップ調整機構の構成を示す模式図である。
ケーシング2内において、テンションレバー3は抜け止め4cおよびスペーサ4bにより位置決めされている。そこで、アングライヒレバー6とガバナレバー7のギャップ調整を行うためには、テンションレバー3とガバナレバー7との間(A)に調整機構を設けるか、ケーシング2側(B)よりテンションレバー3側に向けた調整機構を設ける方法をとる。これにより、テンションレバー3に対してガバナレバー7等を位置を調整し、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構を構成する。
このため、サイドギャップ調整機構を簡便かつ容易に構成できるとともに、耐久性の高いものを構成できる。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構の第1例について説明する。
図8はサイドギャップ調整機構の第1例を示す後面一部断面図である。
第1例においては、当接体として弦巻バネ5bを用いる。アングライヒ軸5に弦巻バネ5bを装着して、テンションレバー3とガバナレバー7との間を広げる方向に付勢力を発生させている。弦巻バネ5bの一端はテンションレバー3に当接しており、他端はガバナレバー7に当接している。これにより、ガバナレバー7に付勢力を与える。
アングライヒ軸保持部21およびアングライヒレバー6には、アングライヒ軸5に装着する弦巻バネ5bとの干渉を避けるべく、弦巻バネ5bの径よりも大きな径の孔が設けられている。
アングライヒ軸5に装着する弦巻バネ5bによりテンションレバー3をガバナレバー7に向けて付勢する。そして、テンションレバー3とガバナレバー7とによりアングライヒレバー6が挟まれる構成となり、サイドギャップが調整され、ハンチングを防止できる。
テンションレバー3とガバナレバー7との隙間を調整する当接体として、弾性体を用いることにより、ガバナレバー7に一定の付勢力を与え、安定した調整を行うことができる。さらに、急激な衝撃に対しても弾性変形により破損しにくい。このため、安価で耐久性の高いサイドギャップ調整機構を構成できる。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構の第2例について説明する。
図9はサイドギャップ調整機構の第2例を示す後面一部断面図である。
第2例においては、ガバナレバー7にアジャストボルト25を装着して、テンションレバー3を反対側のガバナレバー7に寄せる構成となっている。アングライヒ軸保持部21およびアングライヒレバー6には、アジャストボルト25との干渉を避けるべ、アジャストボルト25の径よりも大きな径の孔が設けられている。
これにより、テンションレバー3とガバナレバー7との距離を確実に設定でき、サイドギャップが調整され、ハンチングを防止できる。また、アジャストボルト25の調整部がガバナレバー7の外側に位置するので、サイドギャップ調整を行いやすい。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構の第3例について説明する。
図10はサイドギャップ調整機構の第3例を示す後面一部断面図である。
第3例においては、固定ピン22にキャップ22bを装着して、テンションレバー3を反対側のガバナレバー7に寄せる構成となっている。ガバナレバー7の内側にはキャップ22bが当接して、テンションレバー3が、キャップ22b挿着側とは反対側のガバナレバー7に向けて寄せられる。これにより、テンションレバー3とガバナレバー7との距離を確実に設定でき、サイドギャップが調整され、ハンチングを防止できる。
なお、固定ピン22の先端に装着可能であり、テンションレバー3とガバナレバー7との間隙を調節可能なものであれば、キャップ22b以外のものも用いることができる。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構の第4例について説明する。
図11はサイドギャップ調整機構の第4例を示す後面一部断面図である。
第4例においては、固定ピン22ピンにスリーブ22cを装着して、テンションレバー3を反対側のガバナレバー7に寄せる構成となっている。ガバナレバー7の内側にはスリーブ22cが当接して、テンションレバー3が、スリーブ22c挿着側とは反対側のガバナレバー7に向けて寄せられる。これにより、テンションレバー3とガバナレバー7との距離を確実に設定でき、サイドギャップが調整され、ハンチングを防止できる。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構の第5例について説明する。
図12はサイドギャップ調整機構の第5例を示す後面一部断面図である。
第5例においては、テンションレバー3にステー30を取り付けて、テンションレバー3とアングライヒ軸5の先端部との距離を調整する。アングライヒ軸5を挿入方向に向けて外側より押さえることにより、ステー30の先端部とテンションレバー3の側面との距離を設定でき、この距離内にアングライヒレバー6およびガバナレバー7を位置させることができる。これにより、サイドギャップ調整が行われる。
ステー30はテンションレバー3の後面にボルト30bにより固定される。ステー30の固定部には左右方向に長い長孔30cが設けられており、この長孔30cに挿嵌したボルト30bがテンションレバー3に固定される。ステー30の他端は前方に延出されるとともに、平面視湾曲した形状に構成されており、湾曲部の凸部をアングライヒ軸5当接された構成となっている。
ステー30はテンションレバー3の回動軸と平行な面に取り付けられ、他のレバーに干渉することなく、アングライヒピン5の頭部に当接して、テンションレバー3とアングライヒピン5の頭部との間隔を調整するので、他のレバー構成に影響を与えることなく、組み立て容易なサイドギャップ調整機構を構成する。また、このようにサイドギャップ調整機構を構成するので、サイドギャップの調節を容易に行うことができる。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構の第6例について説明する。
図13はサイドギャップ調整機構の第6例を示す後面一部断面図である。
第6例においては、前述の第5例におけるステー30を板バネ31とする。板バネ31は一端をテンションレバー3の後面にボルト30bにより固定される。板バネ31の他端は前方に延出されるとともに、平面視湾曲した形状に構成されており、湾曲部の凸部をアングライヒ軸5当接された構成となっている。
このようにサイドギャップ調整機構を構成するので、板バネ31の付勢力により、板バネ31の調整を行うことなく、テンションレバー3とガバナレバー7との距離を確実に設定でき、サイドギャップが調整され、ハンチングを防止できる。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構の第7例について説明する。
図14はサイドギャップ調整機構の第7例を示す前面一部断面図である。
第7例においては、第一回動軸4に装着される部材を用いる。スリーブ34の外側にはねじ溝が構成されており、このスリーブ34にボルト34b・34bが装着される。このボルト34b・34bはスリーブ34において装着位置を調節可能に構成されており、内側のボルト34bがアングライヒ軸5に当接する構成となっている。これにより、アングライヒ軸5の位置決めを行い、サイドギャップの調整を行うことができる。
これにより、テンションレバー3とガバナレバー7との距離を確実に設定でき、サイドギャップが調整され、ハンチングを防止できる。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構の第8例について説明する。
図15はサイドギャップ調整機構の第8例を示す前面一部断面図である。
第8例においては、第一回動軸4に装着される抜け止め4cを用いる。抜け止め4cの内側には、シム35が装着されており、このシム35がアングライヒ軸5に当接する構成となっている。これにより、アングライヒ軸5の位置決めを行い、サイドギャップの調整を行うことができる。これにより、簡便に、サイドギャップが調整され、ハンチングを防止できる。
次に、ガバナレバーのサイドギャップ調整機構の第9例について説明する。
図16はサイドギャップ調整機構の第9例を示す前面一部断面図である。
第9例においては、第一回動軸4に装着される抜け止め36bにバネ36dで付勢される当接体36cを装着して用いる。抜け止め36bの内側には、バネ36が装着されており、このバネ36dが抜け止め36bに挿嵌した当接体36cを内側(テンションレバー3側)に付勢する。そして、当接体36cがアングライヒ軸5に当接する構成となっている。これにより、確実にサイドギャップの調整を行うことができる。そして、アングライヒ軸5を付勢する機構の耐久性を向上できる。
ガバナ装置の構成を示す側面一部断面図。 ガバナ装置の後面一部断面図。 ガバナレバーの全体側面図。 ガバナレバーの後面一部断面図。 ガバナレバーの組み立て構成を示す側面図。 同じく組み立て構成を示す斜視図。 ギャップ調整機構の構成を示す模式図。 サイドギャップ調整機構の第1例を示す後面一部断面図。 サイドギャップ調整機構の第2例を示す後面一部断面図。 サイドギャップ調整機構の第3例を示す後面一部断面図。 サイドギャップ調整機構の第4例を示す後面一部断面図。 サイドギャップ調整機構の第5例を示す後面一部断面図。 サイドギャップ調整機構の第6例を示す後面一部断面図。 サイドギャップ調整機構の第7例を示す前面一部断面図。 サイドギャップ調整機構の第8例を示す前面一部断面図。 サイドギャップ調整機構の第9例を示す前面一部断面図。
符号の説明
1 ガバナ装置
2 ケーシング
3 テンションレバー
4 第一回動軸
5 アングライヒ軸
5b 弦巻バネ
6 アングライヒレバー
7 ガバナレバー
8 ガバナウェイト
9 ガバナスリーブ
21 アングライヒ軸保持部

Claims (6)

  1. ガバナレバーを装着するとともに、ケーシングに傾動自在に枢支されたテンションレバーを有し、該テンションレバーが回動軸心方向に対して位置決めされたガバナ装置のガバナレバー調節機構において、
    テンションレバーとガバナレバーとの間に当接部材を配設して、テンションレバーとガバナレバーとの間隔を調節することを特徴とするガバナ装置のガバナレバー調節機構。
  2. ガバナレバーのテンションレバーに向いた面に当接部材を配設して、テンションレバーとガバナレバーとの間隔を調節することを特徴とする請求項1に記載のガバナ装置のガバナレバー調節機構。
  3. テンションレバーのガバナレバーに向いた面に当接部材を配設して、テンションレバーとガバナレバーとの間隔を調節することを特徴とする請求項1に記載のガバナ装置のガバナレバー調節機構。
  4. ガバナレバーを装着するとともに、ケーシングに傾動自在に枢支されたテンションレバーを有し、該テンションレバーが回動軸心方向に対して位置決めされたガバナ装置のガバナレバー調節機構において、
    テンションレバーの傾動方向と直交する面に当接部材を配設し、該当接部材をガバナレバーの外側面に当接させて、テンションレバーとガバナレバーとの間隔を調節することを特徴とするガバナ装置のガバナレバー調節機構。
  5. 傾動自在に枢支したテンションレバーを有し、該テンションレバーが回動軸心方向に対して位置決めされ、該テンションレバーがガバナレバーを取り付けピンの挿嵌により傾動自在に枢支するガバナ装置のガバナレバー調節機構において、
    テンションレバーの回動軸に当接部材を挿嵌し、該当接部材によりガバナレバーの傾動軸心方向への移動を制限して、ガバナレバーとテンションレバーとの間隔を調節することを特徴とするガバナ装置のガバナレバー調節機構。
  6. 傾動自在に枢支したテンションレバーを有し、該テンションレバーが回動軸心方向に対して位置決めされ、該テンションレバーがガバナレバーを取り付けピンの挿嵌により傾動自在に枢支するガバナ装置のガバナレバー調節機構において、
    テンションレバーの回動軸に当接部材を挿嵌し、該当接部材を前記取り付けピンの一端に当接させて、ガバナレバーとテンションレバーとの間隔を調節することを特徴とするガバナ装置のガバナレバー調節機構。
JP2004361978A 2004-12-14 2004-12-14 ガバナ装置のガバナレバー調整機構 Expired - Fee Related JP4495582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004361978A JP4495582B2 (ja) 2004-12-14 2004-12-14 ガバナ装置のガバナレバー調整機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004361978A JP4495582B2 (ja) 2004-12-14 2004-12-14 ガバナ装置のガバナレバー調整機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006170028A true JP2006170028A (ja) 2006-06-29
JP4495582B2 JP4495582B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=36671055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004361978A Expired - Fee Related JP4495582B2 (ja) 2004-12-14 2004-12-14 ガバナ装置のガバナレバー調整機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4495582B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236511A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kubota Corp エンジンのメカニカルガバナ
CN110043373A (zh) * 2019-06-05 2019-07-23 常州子润昂柯机械制造有限公司 用于单缸柴油机的调速杠杆

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH061745U (ja) * 1992-06-05 1994-01-14 株式会社クボタ ディーゼルエンジンのガバナの停止操作力軽減装置
JP2704632B2 (ja) * 1988-07-12 1998-01-26 ヤンマーディーゼル株式会社 内燃機関のガバナ
JP2003003866A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Yanmar Co Ltd ディーゼル機関用メカニカルガバナ装置
JP2004204750A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Yanmar Co Ltd 燃料噴射ポンプのガバナ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2704632B2 (ja) * 1988-07-12 1998-01-26 ヤンマーディーゼル株式会社 内燃機関のガバナ
JPH061745U (ja) * 1992-06-05 1994-01-14 株式会社クボタ ディーゼルエンジンのガバナの停止操作力軽減装置
JP2003003866A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Yanmar Co Ltd ディーゼル機関用メカニカルガバナ装置
JP2004204750A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Yanmar Co Ltd 燃料噴射ポンプのガバナ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236511A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kubota Corp エンジンのメカニカルガバナ
CN110043373A (zh) * 2019-06-05 2019-07-23 常州子润昂柯机械制造有限公司 用于单缸柴油机的调速杠杆

Also Published As

Publication number Publication date
JP4495582B2 (ja) 2010-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101146936B1 (ko) 스티어링 기어의 랙 바 지지 장치
JP2009068644A (ja) スプリング装置およびアクセルペダル装置
FR2867742A1 (fr) Support de tableau de bord
US6325402B1 (en) Handlebars support structure for a motorcycle
JP4495582B2 (ja) ガバナ装置のガバナレバー調整機構
JP4295771B2 (ja) 直噴エンジン用のシリンダヘッド
EP2245332B1 (fr) Dispositif de support et de fixation d'un équipement sur un carter de nacelle ou de moteur d'avion
JP2010071341A (ja) 振子式動吸振装置
WO2012023339A1 (ja) クラッチカバー組立体
JPH0712188A (ja) オートテンショナ
JP4865675B2 (ja) 動弁装置及び支持部材
KR101300043B1 (ko) 전자식 가속페달의 히스테리시스 모듈
EP2035688B1 (fr) Dispositif pour amortir le bruit et les vibrations dues aux injecteurs dans un moteur de vehicule
JPH10292850A (ja) エンジンマウント装置
WO2018163595A1 (ja) エンジン支持構造
EP1872010B1 (fr) Dispositif de fixation pour le montage d'un porte-injecteur sur un moteur a combustion interne et moteur a combustion interne comprenant un tel dispositif
JP2006518441A (ja) 回転デバイス
JP2014104849A (ja) ヘッドレスト支持構造
JP3786176B2 (ja) キャリッジ支持装置および記録装置
JP2008115746A (ja) バルブ特性可変機構位置調節装置及びシム固定方法
JP2007223392A (ja) 車両用パワートレインの支持構造
JP4566887B2 (ja) 燃料噴射ポンプのガバナ装置
US7673603B2 (en) Valve timing control device and engine device and vehicle including the same
JP4564949B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃料供給装置
JP2590092Y2 (ja) ユニットインジェクター調節機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100406

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4495582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees