JP2014104849A - ヘッドレスト支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートに発生する振動の減衰特性のばらつきを簡易な構成で抑えることができるヘッドレスト支持構造を提供する。
【解決手段】ヘッドレスト支持構造は、ヘッドレストステー16の先端部分161を支持するヘッドレストサポート19と、ヘッドレストサポート19が前後方向に傾動可能に収容される収容室181を有するサポートブラケット18とを備える。収容室181には、サポートブラケット18に対するヘッドレストサポート19の前後方向への傾動に応じて伸縮する板バネ23が設けられている。また、互いに対向するヘッドレストサポート19の外周面192及びサポートブラケット18の内側面182の一方には、他方に向けて突出する凸部193が、上下方向において板バネ23と異なる位置に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヘッドレストをシートバックに弾性支持させるヘッドレスト支持構造に関する。
車両の燃料消費量の低減を図る目的で、エンジンのアイドリング時におけるエンジン回転速度の低速化が進んでいる。その結果、アイドリング時におけるエンジン振動の周波数域が車両用シートの共振周波数を含むようになり、ドライバビリティの低下を招いている。そこで、近年では、シートに加振力が伝達されたときにヘッドレストをシートバックに対して前後方向に相対的に揺動させることにより、シートの前後方向における振動を減衰させるシートの開発が進められている。
特許文献1には、ヘッドレストをシートバックに弾性支持させるヘッドレスト支持構造の一例が開示されている。この支持構造は、シートバックに設けられる筒状のブラケットと、ヘッドレストから突出するヘッドレストステーの先端部分を支持する支持部材とを備えており、この支持部材はブラケットの収容室に前後方向への傾動が可能な状態で収容されている。また、支持部材の外側面とブラケットの内側面との間には、ヘッドレストステーの延びる規定方向において互いに異なる2つの位置にバネがそれぞれ設けられている。そして、シートに加振力が伝達されると、上記規定方向において各バネの間に設定される支点を中心にシートバックに対してヘッドレストが相対的に揺動し、シートの振動が減衰されるようになっている。
特開2011−207335号公報 特開2011−201526号公報
上記の支持構造では、ヘッドレストの揺動中心となる支点の上記規定方向における位置は、上記の一対のバネの特性の個体差、及び各バネの取付け誤差などによって変位し得る。そのため、シートの振動の減衰特性にばらつきが生じやすい。
こうした課題の解決方法としては、例えば特許文献2に記載されるように、支持部材に車両幅方向に突出する支軸を設けるとともに、この支軸を回転自在に支持する支持部をブラケットに設ける方法が挙げられる。この場合、支軸が支持部によって支持されるようにブラケットに支持部材を取り付けることにより、ヘッドレストが支軸を支点として前後方向に揺動するようになる。その結果、支点の上記規定方向における位置のばらつきが抑えられ、シートの振動の減衰特性のばらつきを抑えることができるようになる。しかしながら、支軸及び支持部を設けることにより支持部材及びブラケットの構成の複雑化という新たな課題が生じる。
本発明の目的は、シートに発生する振動の減衰特性のばらつきを簡易な構成で抑えることができるヘッドレスト支持構造を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
ヘッドレスト支持構造は、ヘッドレストから突出する突出部材を支持する支持部材と、シートバックに設けられるとともに、支持部材が前後方向に傾動可能に収容される収容室を有するブラケットと、を備えている。そして、収容室には、ブラケットに対する支持部材の前後方向への傾動に応じて伸縮するバネを設け、互いに対向する支持部材の外側面及びブラケットの内側面の一方には、前後方向に突出する凸部を、前後方向及びヘッドレストの幅方向の双方と直交する規定方向においてバネと異なる位置に設けるようにした。
バネの個体差やバネの取付け誤差に拘わらず、突出部材を介してヘッドレストを支持する支持部材が凸部を支点として前後方向に傾動することとなる。そのため、ヘッドレストがシートバックに対して相対的に前後方向に揺動する際のヘッドレストの揺動中心の位置ずれが生じにくくなる。そのため、シートに発生する振動の減衰特性のばらつきを簡易な構成で抑えることができるようになる。
なお、凸部は、バネよりも規定方向においてヘッドレストから離れた位置に設けてもよいが、バネよりも規定方向においてヘッドレストに近い位置に設けることが好ましい。この構成を採用することにより、凸部をバネよりも規定方向においてヘッドレストから離れた位置に設ける構成と比較して、ヘッドレストの揺動中心である凸部がヘッドレストに近づく分、ヘッドレストの前後方向への揺動に対して支持部材の前後方向への変位量が大きくなる。これにより、凸部をバネよりもヘッドレストから離れた位置に設ける構成と比較して、許容される支持部材の前後方向への変位量が小さくなっても、ヘッドレストの前後方向への揺動範囲が狭くなりにくくなる。その結果、振動の減衰特性の低下を抑制することができるようになる。
ところで、上記のヘッドレスト支持構造にあっては、突出部材の前後方向における一方側にバネを配置し、突出部材の前後方向における他方側に凸部を配置するようにしてもよい。そして、突出部材の前後方向における一方側で互いに対向する支持部材の外側面とブラケットの内側面との間であって且つ規定方向において凸部を挟んだバネの反対側に、その隙間を埋める隙詰体を設けることが好ましい。これにより、規定方向における凸部とバネとの間に隙詰体が位置する場合と比較して、支持部材が凸部を中心に前後方向における一方側に傾動する際におけるバネの伸縮が隙詰体によって制限されにくくなり、結果として、ヘッドレストの揺動範囲が広くなる。そのため、伝達された加振力に起因するシートの振動の減衰効率を高めることができるようになる。
さらに、突出部材の前後方向における他方側で互いに対向する支持部材の外側面とブラケットの内側面との間であって且つ規定方向において凸部よりもバネに近い位置に、その隙間を埋める他の隙詰体を設けることが好ましい。これにより、前後方向における他方側からヘッドレストへの衝撃に対して、同ヘッドレストの支持剛性を高くすることができるようになる。
ここで、シートの共振周波数を低く設定するためには、ヘッドレストの支持剛性を低くするだけではなく、剛体として見なすことのできるシートバックに対して変位可能なヘッドレストの重量を重くすることが好ましい。そこで、ヘッドレストの重量を重くするために、クッション材内に同クッション材よりも硬質の錘が埋設されたヘッドレストを採用するようにしてもよい。このようにヘッドレストの支持剛性を低くしつつヘッドレストを重くすることにより、シートの共振周波数をより低くすることができるようになる。
なお、上記のヘッドレスト支持構造にあっては、バネを、ヘッドレストを後方に付勢できるように配置することが好ましい。この構成によれば、シートに着座する乗員の頭部がヘッドレストにその前方から衝突しても、バネが収縮しないため、同乗員の頭部の前後方向の揺れを抑えることができるようになる。
ヘッドレスト支持構造の一実施形態についてその分解斜視構造を示す分解斜視図。 ヘッドレストサポート及びサポートブラケットの側部断面構造を示す断面図。 ヘッドレストが前方に変位したときの同ヘッドレストサポート及びその周辺の側部断面構造を示す断面図。 ヘッドレストの変位とその変位に要する荷重との関係を示すグラフ。 (a)は車両のシートの側部構造を模式的に示す側面図、(b)はシートの前後方向への振動に対するバネ−マスモデルを示す模式図。 第1の比較例のヘッドレスト支持構造を示す模式図。 一実施形態のヘッドレスト支持構造を示す模式図。 別の実施形態のヘッドレスト支持構造において、ヘッドレストサポート及びサポートブラケットの側部断面構造を示す断面図。 別の実施形態のヘッドレスト支持構造において、ヘッドレストサポート及びサポートブラケットの側部断面構造を示す断面図。 別の実施形態のヘッドレスト支持構造についてその分解斜視構造を示す分解斜視図。 別の実施形態のヘッドレスト支持構造についてその分解斜視構造を示す分解斜視図。
以下、車両に搭載されるシートのヘッドレスト支持構造に具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。なお、本実施形態では、ヘッドレストに対してシートに着座した人の頭部が位置する側を「前方」とし、その逆方向を「後方」とする。また、シートの幅方向でもある車両幅方向及び前後方向の双方に直交する規定方向を「上下方向」という。
図1に示すように、シート11の背もたれとなるシートバック12は、前後方向への揺動が可能な状態でヘッドレスト13を弾性支持している。このヘッドレスト13は衝撃吸収用のクッション材14を備え、このクッション材14内には、クッション材14よりも硬質な材料(例えば、鉄などの金属)で形成される錘15が埋設されている。また、ヘッドレスト13には、突出部材の一例としての一対のヘッドレストステー16が設けられている。これら各ヘッドレストステー16の先端部分161は、車両幅方向に沿って並置され、ヘッドレスト13からシートバック12に向けて突出している。
シートバック12内にはシートバック12の骨格をなすシートバックフレーム17が設けられ、このシートバックフレーム17の上部には、車両幅方向に間隔をおいて2つのサポートブラケット18が設けられている。これら各サポートブラケット18は、金属により四角筒状に形成され、溶接などにより、シートバックフレーム17に固定されている。
図1及び図2に示すように、サポートブラケット18の内部空間は、ヘッドレスト13に対向する側及びその反対側(即ち、上下両側)に開口する収容室181となっており、収容室181には、合成樹脂で形成される支持部材としてのヘッドレストサポート19が上部開口から挿入される。そして、ヘッドレストステー16の先端部分161をヘッドレストサポート19内に挿入することで、ヘッドレスト13がシートバックフレーム17に弾性支持される。
ヘッドレストサポート19の下端部分は、先細りとなるように形成されている。また、ヘッドレストサポート19には上下方向に貫通するステー孔191が形成されており、このステー孔191には、その上部開口からヘッドレストステー16の先端部分161が挿入される。なお、本実施形態では、ヘッドレストステー16の先端部分161はステー孔191を貫通している。
ヘッドレストサポート19の外周面192における上部前方には、前方に突出する山形の凸部193が車両幅方向に延びるように設けられている。すなわち、凸部193は、互いに対向するヘッドレストサポート19の外周面192からサポートブラケット18の内周面182に向けて突出している。そして、凸部193の先端がサポートブラケット18の内周面182に当接している。
また、ヘッドレストサポート19の下部前方には、互いに対向するヘッドレストサポート19の外周面192及びサポートブラケット18の内周面182の間の隙間を埋める他の隙詰体としての第1のビード21が設けられている。この第1のビード21は、ヘッドレストサポート19と同じ合成樹脂で形成され、凸部193とほぼ同じ高さ(即ち、前後方向における長さ)とされている。なお、こうした第1のビード21は、ヘッドレストサポート19と一体成形するようにしてもよいし、別体に形成して後でヘッドレストサポート19に接着などで固定するようにしてもよい。
また、ヘッドレストステー16の後方であって且つ凸部193よりも上方となる位置には、互いに対向するヘッドレストサポート19の外周面192及びサポートブラケット18の内周面182の間の隙間を埋める隙詰体としての第2のビード22が設けられている。こうした第2のビード22は、第1のビード21と同様に、ヘッドレストサポート19と同じ合成樹脂で形成されている。なお、こうした第2のビード22は、ヘッドレストサポート19と一体成形するようにしてもよいし、別体に形成して後でヘッドレストサポート19に接着などで固定するようにしてもよい。
また、ヘッドレストステー16の下部後方には、ヘッドレストサポート19に支持される金属製の板バネ23が設けられている。すなわち、板バネ23は、上下方向において凸部193を挟んで第2のビード22の反対側であって且つ第1のビード21と同一位置に配置されている。こうした板バネ23は、下端を固定端とするとともに上端を自由端とする片持ちバネとされている。そして、この板バネ23は、ヘッドレストサポート19に対してヘッドレスト13が後方に傾動するように付勢力を付与している。これにより、凸部193の先端がサポートブラケット18の内周面182に押し当てられている。
図2及び図3に示すように、こうしたヘッドレストサポート19は、凸部193の先端を支点Sとして、サポートブラケット18に対して前後方向に傾動可能となっている。図3における反時計回り方向のヘッドレストサポート19の傾動に際しては、板バネ23の撓みによる反力が発生される。こうしたヘッドレストサポート19の傾動範囲は、その前方下部に設けられた第1のビード21がサポートブラケット18の前方の内周面182と当接する位置から、ヘッドレストサポート19の後側の外周面192における板バネ23の下側の部位のストッパー部194がサポートブラケット18の後方の内周面182と当接する位置までとされている。
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態のヘッドレスト支持構造の作用について説明する。
ヘッドレスト13が前方に変位すると、ヘッドレストステー16の先端部分161が挿入されたヘッドレストサポート19は、サポートブラケット18に対して、凸部193の先端を支点Sとして、図3における反時計回り方向に傾動する。この傾動に際しては、サポートブラケット18の後方の内周面182に押し付けられて板バネ23が撓むことで、ヘッドレスト13の変位に対する抗力が発生される。
ヘッドレスト13の前方への変位量がある程度に達すると、ストッパー部194がサポートブラケット18の後方の内周面182に当接して、それ以上のヘッドレストサポート19の傾動が係止される。そのため、それ以上のヘッドレスト13の前方への変位は、ヘッドレストステー16などの弾性変形により行われることになる。
ここで、第2のビード22を上下方向において凸部193と板バネ23との間の位置に配置する第1の比較例の支持構造について説明する。この第1の比較例では、ヘッドレスト13の前方への変位に伴ってヘッドレストサポート19が傾動するに際し、その傾動が第2のビード22によって制限されることとなる。その結果、ヘッドレストサポート19の傾動範囲が狭くなり、ヘッドレストサポート19の下部後方のストッパー部194がサポートブラケット18の内周面182に当接する前にヘッドレストサポート19のこれ以上の傾動が規制される。
これに対し、本実施形態では、第2のビード22が凸部193よりも上側に配置されているため、第2のビード22に制限されることなくヘッドレストサポート19が図3における反時計回り方向に傾動するようになる。すなわち、ストッパー部194がサポートブラケット18の内周面182に当接する位置までは、ヘッドレストサポート19の傾動が許容される。したがって、第1の比較例の場合と比較して、第2のビード22の配置位置を変更することでヘッドレスト13の揺動範囲が拡大される。
その一方で、ヘッドレスト13の後方への変位に際しては、サポートブラケット18の前方の内周面182への第1のビード21の当接により、サポートブラケット18に対するヘッドレストサポート19の傾動が当初より規制されている。そのため、ヘッドレスト13の後方への変位は、最初からヘッドレストステー16などの弾性変形により行われることになる。
したがって、ヘッドレスト13の前後方向の変位量とその変位に必要な荷重との関係は、図4に示す通りとなる。すなわち、変位量が「0(零)」の初期位置、即ち外力を受けていないときのヘッドレスト13の初期位置から前方に対しては、ヘッドレスト13の支持剛性が小さくなる領域が設定されている。ただし、一定量を超える前方への変位、及び初期位置から後方への変位に対しては、ヘッドレスト13の支持剛性が大きくなる。すなわち、本実施形態のシート11では、シートバックフレーム17に対するヘッドレスト13の微小な揺動(振動)が許容されている。そのため、車体からシート11に加振力が伝達され、この加振力に起因する前後方向への振動がシート11で発生する際には、ヘッドレスト13が凸部193の先端を支点Sとしてシートバック12に対して前後方向に揺動することにより、シート11の振動が減衰される。
ただし、ヘッドレスト13の後方への変位に対しては、高い支持剛性を示すため、車両が追突を受けたときなどには、乗員の頭部をヘッドレスト13で確実に受け止められる。
ここで、図5(a)に示すシート11の前後方向への振動を、図5(b)に示す2自由度のバネ−マスモデルを用いて説明する。図5において、「m1」はレール及びシートバックフレーム17からなるシート骨格の等価質量を示し、「m2」はヘッドレスト13の等価質量を示している。また、「k1」はシート骨格の等価剛性を示し、「k2」はヘッドレスト支持構造の等価剛性をそれぞれ示している。
シート骨格に対するヘッドレスト13の支持剛性が十分に小さければ、ヘッドレスト13が、シート11のダイナミックダンパのマス系として機能し、シート11の共振周波数が低下される。このときの共振周波数の低下効果は、ヘッドレスト13の等価質量m2を増加させたり、ヘッドレスト支持構造の等価剛性k2を低減させたりするほど大きくなる。
この点、本実施形態のヘッドレスト13内には錘15が内蔵されている。これにより、ヘッドレスト13の重量が大きくなり、ヘッドレスト13の等価質量m2を増加させることができる。その結果、シート11の共振周波数が低下される。
また、板バネ23が上部に配置されるとともに凸部193が下部に配置される第2の比較例の支持構造では、凸部193がヘッドレスト13から離れた位置に配置されることとなる。この場合、凸部193の先端を支点Sとするヘッドレスト13の前後方向への揺動範囲を一定とすると、ヘッドレストサポート19の下部後方に設けられるストッパー部194の前後方向への変位の許容幅が狭くなる。言い換えると、本実施形態では、第2の比較例の場合と比較して、ストッパー部194の前後方向への変位の許容幅が広くなる。
次に、図6及び図7を参照して、ヘッドレスト13をシートバック12に取り付ける際の作用について説明する。なお、図6は第3の比較例の支持構造の模式図であり、図7は本実施形態の支持構造の模式図である。
図6に示すように、第3の比較例の支持構造は、凸部193の代わりに第1のバネ51を設け、板バネ23の代わりに第2のバネ52を設けた構成である。この場合、上下方向における各バネ51,52の間に設定される支点S1を中心に、ヘッドレストサポート19が傾動することとなる。
ここで、ヘッドレスト支持構造は、図6及び図7にて実線で示す基準位置から変位許容量ΔM分だけヘッドレスト13が前方に位置することを許容しているものとする。この場合、設計上のヘッドレスト13の前後方向への揺動幅は変位許容量ΔMとなる。しかし、各部品の公差などの関係上、ヘッドレスト13の前後方向への実際の揺動幅は変位許容量ΔMよりも狭くなる。ヘッドレスト支持構造による振動の減衰性能の低下を抑制するためには、ヘッドレスト13の揺動幅を極力広くすることが好ましい。
第3の比較例では、支点S1からヘッドレスト13の上端までの上下方向に沿った距離が第1の距離L11とされ、支点S1からヘッドレストサポート19の下端までの上下方向に沿った距離が第2の距離L12とされる。この場合、ヘッドレスト13が基準位置から変位許容量ΔMだけ前方に変位すると、ヘッドレストサポート19の下端の図6にて実線で示す基準位置から後方への変位量である第1変位量ΔM11は、以下に示す関係式(式1)で示される。
ΔM11=ΔM×(L12/L11) ・・・(式1)
一方、図7に示すように、本実施形態では、支点Sからヘッドレスト13の上端までの上下方向に沿った距離は上記第1の距離L11よりも短い第1の距離L21とされ、支点Sからヘッドレストサポート19の下端までの上下方向に沿った距離は上記第2の距離L12よりも長い第2の距離L22とされる。この場合、ヘッドレスト13が基準位置から変位許容量ΔMだけ前方に変位すると、ヘッドレストサポート19の下端の図7にて実線で示す基準位置から後方への変位量である第2変位量ΔM12は、以下に示す関係式(式2)で示される。
ΔM12=ΔM×(L22/L21) ・・・(式2)
ヘッドレスト支持構造を構成するヘッドレストサポート19及びサポートブラケット18には、製造上、公差が存在する。そのため、ヘッドレストサポート19の外径が設計値よりも大きかったり、サポートブラケット18の内径が設計値よりも小さかったりすると、ヘッドレストサポート19の外周面192とサポートブラケット18の内周面182との間の隙間が狭くなる。この場合、ヘッドレストサポート19の下端の後方への変位は、ヘッドレストサポート19やサポートブラケット18の公差によって制限される。
例えば、ヘッドレストサポート19の下端の後方への変位が規定量ΔM3(<ΔM11,ΔM12)だけ制限されたものとする。この場合、第3の比較例では、ヘッドレストサポート19の下端の後方への実際の第1変位量は、関係式(式1)を用いて算出した第1変位量ΔM11から規定量ΔM3を差し引いた値となる。また、本実施形態では、ヘッドレストサポート19の下端の後方への実際の第2変位量は、関係式(式2)を用いて算出した第2変位量ΔM12から規定量ΔM3を差し引いた値となり、実際の第1の変位量よりも大きい値となる。
その結果、本実施形態の支持構造では、定常状態でのヘッドレスト13の前後方向位置が、第3の比較例の支持構造と比較して後方に位置するようになる。すなわち、ヘッドレスト13の前後方向への実際の揺動幅は、第3の比較例の支持構造と比較して広くなる。したがって、本実施形態の支持構造では、第3の比較例の支持構造と比較して、実際の揺動幅が狭くなりにくいため、振動の減衰効率が下がりにくい。
なお、こうした点は、上記の第2の比較例と本実施形態との比較でも同様のことがいえる。すなわち、凸部193をヘッドレスト13に近い位置に配置することにより、ヘッドレスト13の前後方向への実際の揺動幅が広くなり、振動の減衰効率が高くなる。
以上説明したように、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)バネの個体差やバネの取付け誤差に拘わらず、ヘッドレストステー16を介してヘッドレスト13を支持するヘッドレストサポート19が凸部193の先端を支点Sとして前後方向に傾動することとなる。そのため、ヘッドレスト13がシートバック12に対して相対的に前後方向に揺動する際のヘッドレスト13の揺動中心の上下方向における位置ずれが生じにくくなる。そのため、シート11に発生する振動の減衰特性のばらつきを簡易な構成で抑えることができるようになる。
(2)また、凸部193の先端を支点Sとしてヘッドレスト13を前後方向に揺動させることにより、揺動の中心からヘッドレストサポート19の下端までの距離を、第3の比較例や第2の比較例の支持構造の場合よりも長くすることができる。その結果、第3の比較例や第2の比較例と比較して、ヘッドレスト13の前後方向への実際の揺動幅が狭くなりにくく、振動の減衰効率を高くすることができるようになる。
また、ヘッドレスト13の前後方向への揺動幅を一定以上確保するために要求されるヘッドレストサポート19及びサポートブラケット18の公差を、第2の比較例や第3の比較例の場合と比較して大きくしてもよくなる。そのため、ヘッドレストサポート19及びサポートブラケット18を製造し易くすることができる。
(3)第2のビード22を、上下方向において凸部193を挟んで板バネ23の反対側に配置することにより、上記第1の比較例の支持構造の場合と比較して、ヘッドレストサポート19が凸部193の先端を支点Sとして前方に傾動する際における板バネ23の伸縮が第2のビード22によって制限されにくくなる。その結果、ヘッドレスト13の前後方向への揺動範囲を拡大させることができる。したがって、シート11に加振力が伝達された場合には、加振力に起因するシート11の振動の減衰効率を高めることができるようになる。
(4)また、第1のビード21を収容室181の下部前方に設けるとともに、第2のビード22を凸部193よりも上側に配置することにより、ヘッドレスト13の後方への変位が規制される。そのため、本実施形態のシート11が搭載される車両が追突を受けたときなどには、乗員の頭部をヘッドレスト13で確実に受け止めることができるようになる。
(5)ヘッドレスト13内に錘15を内蔵させることにより、ヘッドレスト13を重くすることができる。これにより、シート11の共振周波数を低くすることができ、シート11の振動減衰効果を向上させることができるようになる。
(6)また、本実施形態では、板バネ23は、ヘッドレスト13を後方に付勢している。そのため、前方からヘッドレスト13に対して衝撃が加わった際に、板バネ23が収縮しないため、ヘッドレスト13の後方への変位が規制される。そのため、本実施形態のシート11が搭載される車両が追突を受けたときなどには、乗員の頭部をヘッドレスト13で確実に受け止めることができるようになる。
さらには、ヘッドレスト13に対してその後方から衝撃が加わった際に、ヘッドレスト13が板バネ23からの付勢力に抗して前方に変位することにより、その衝撃を緩和させることができるようになる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・ヘッドレスト13のクッション材14内に錘15を埋設しなくてもよい。
・第1のビード21を上下方向において板バネ23よりも下方に設けてもよい。また、第1のビード21を、上下方向において凸部193よりも板バネ23よりも近い位置であれば、板バネ23よりも上方に設けてもよい。
・第1のビード21の高さを凸部193の高さよりも低くしてもよい。この場合、上記実施形態と比較して、ヘッドレスト13の揺動範囲を拡大させることができる。
その一方で、第1のビード21の高さを凸部193の高さよりも高くしてもよい。
・第1のビード21を、板バネ23よりも剛性の高い材料であれば、ヘッドレストサポート19を形成する材料とは異なる材料で形成してもよい。
・第2のビード22が凸部193よりも上側に配置されているのであれば、第1のビード21を省略してもよい。この構成であっても、第2のビード22によって、ヘッドレスト13の後方への変位を規制することができる。
・また、板バネ23をヘッドレストステー16の下部前方に配置し、第1のビード21をヘッドレストステー16の下部後方に配置してもよい。この場合、凸部193をヘッドレストステー16の上部後方に配置し、第2のビード22を上部前方に配置することが好ましい。
・図8に示すように、板バネ23をヘッドレストステー16の上部前方に配置し、凸部193をヘッドレストステー16の下部後方に配置してもよい。この場合、第1のビード21をヘッドレストステー16の上部後方に配置し、第2のビード22をヘッドレストステー16の下部前方に配置することが好ましい。この場合、第2のビード22を上下方向において凸部193よりも下方に配置することがさらに好ましい。
・第2のビード22を、上下方向において凸部193と同一位置に設けてもよいし、上下方向における凸部193と板バネ23との間に設けてもよい。
・第2のビード22は、板バネ23よりも剛性の高い材料であれば、ヘッドレストサポート19を形成する材料とは異なる材料で形成されたものであってもよい。
・第1のビード21が設けられているのであれば、第2のビード22を省略してもよい。この構成であっても、第1のビード21によって、ヘッドレスト13の後方への変位を規制することができる。
・図9に示すように、凸部193は、互いに対向するヘッドレストサポート19の外周面192及びサポートブラケット18の内周面182のうち内周面182から外周面192に向けて突出する構成であってもよい。この場合であっても、ヘッドレストサポート19は、凸部193の先端を支点Sとして前後方向に傾動することとなる。
・また、図9に示すように、バネは、ヘッドレストサポート19の一部を外側に湾曲させることにより構成されたアーチ状のバネ23Aであってもよい。
また、バネは、コイルスプリングであってもよい。さらに、バネを、ヘッドレストサポート19ではなく、サポートブラケット18に支持させるようにしてもよい。
・バネとして引っ張りバネを採用する際には、ヘッドレストステー16の前側にバネ及び凸部193を配置してもよいし、ヘッドレストステー16の後側にバネ及び凸部193を配置してもよい。
・図10に示すように、ヘッドレストサポート19Aは、直方体状をなすものであってもよい。この場合、ヘッドレストサポート19Aの車両幅方向における両側には、ヘッドレストステー16の先端部分161が挿入されるステー孔191がそれぞれ形成されている。すなわち、2つのヘッドレストステー16が1つのヘッドレストサポート19Aによって支持されることとなる。この場合、このヘッドレストサポート19Aが、「支持部材」に相当する。
また、このようなヘッドレストサポート19Aを採用する支持構造では、このヘッドレストサポート19Aを収容可能な大きな収容室181Aを有する一つのサポートブラケット18Aを採用することが好ましい。
また、図11に示すように、ヘッドレスト13から突出する突出部材は、シートバック12に向けて突出する一枚の板材16Aであってもよい。この場合、ヘッドレストサポート19Bには車両幅方向に延びる開口を有する挿入孔60を設け、この挿入孔60内に、その上部開口から板材16Aを挿入させることが好ましい。この場合、ヘッドレストサポート19Bが、「支持部材」に相当する。
こうした構成を採用することにより、上記実施形態の場合と比較して、一対のヘッドレストステー16の製造誤差などに起因した支持構造における共振周波数の低減効果の変動を抑えることができる。
12…シートバック、13…ヘッドレスト、14…クッション材、15…錘、16…突出部材の一例としてのヘッドレストステー、16A…突出部材の一例としての板材、18,18A…サポートブラケット、181,181A…収容室、182…内周面、19,19A,19B…支持部材としてのヘッドレストサポート、192…外周面、193…凸部、21…他の隙詰体としての第1のビード、22…隙詰体としての第2のビード、23…板バネ、23A…バネ。

Claims (6)

  1. ヘッドレストから突出する突出部材を支持する支持部材と、
    シートバックに設けられるとともに、前記支持部材が前後方向に傾動可能に収容される収容室を有するブラケットと、を備え、
    前記収容室には、前記ブラケットに対する前記支持部材の前後方向への傾動に応じて伸縮するバネが設けられ、
    互いに対向する前記支持部材の外側面及び前記ブラケットの内側面の一方には、前後方向に突出する凸部が、前後方向及び前記ヘッドレストの幅方向の双方と直交する規定方向において前記バネと異なる位置に設けられてなる
    ヘッドレスト支持構造。
  2. 前記凸部は、前記バネよりも前記規定方向において前記ヘッドレストに近い位置に設けられてなる
    請求項1に記載のヘッドレスト支持構造。
  3. 前記突出部材の前後方向における一方側には前記バネが配置され、前後方向における他方側には前記凸部が配置されており、
    前記突出部材の前後方向における一方側で互いに対向する前記支持部材の外側面と前記ブラケットの内側面との間であって且つ前記規定方向において前記凸部を挟んだ前記バネの反対側には、その隙間を埋める隙詰体が設けられてなる
    請求項1又は請求項2に記載のヘッドレスト支持構造。
  4. 前記突出部材の前後方向における他方側で互いに対向する前記支持部材の外側面と前記ブラケットの内側面との間であって且つ前記規定方向において前記凸部よりも前記バネに近い位置には、その隙間を埋める他の隙詰体が設けられてなる
    請求項3に記載のヘッドレスト支持構造。
  5. 前記ヘッドレストのクッション材内には、同クッション材よりも硬質の錘が埋設されてなる
    請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載のヘッドレスト支持構造。
  6. 前記バネは、前記ヘッドレストを後方に付勢する
    請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載のヘッドレスト支持構造。
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