JP2006170023A - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 燃料通路を形成する内周面に弁座14を有する弁ボディ12と、弁座14に着座および離座するニードル30と、弁座14の下流側に配置され、燃料通路から供給される燃料を噴射する噴孔21と、ニードル30に協働して着座方向および離座方向に移動する可動コア50、可動コア50を磁気吸引する固定コア54、可動コア50を固定コア54に磁気吸引するための電磁力を発生するコイル60、および可動コアを着座方向に付勢するスプリング58を有する電磁駆動部とを備え、電磁力の消失によりスプリング58の付勢力でニードル30を弁座14に着座させる燃料噴射弁2において、噴孔21の周縁全周をニードル30にシートする。
【選択図】 図2
Description
噴孔を、複数の中間噴孔に囲まれる領域との比較において、前記領域の外側に配置するようにすることもできる。
燃料通路は、シート部より下流側で、かつ噴孔よりも上流側に形成される開口部を有しており、
開口部を、弁部材の弁座に着座時に、噴孔の下流側の圧力により閉塞する閉弁補助部材を備えていることを特徴としている。
図1は、本実施形態の燃料噴射弁の構成を示す断面図である。図2は、図1中の弁部材および噴孔周りを示す部分断面図である。なお、図1および図2は閉弁状態を示し、コイルへ通電を停止した状態を示している。
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
第3の実施形態では、第1の実施形態で説明したニードル30で噴孔21の周縁全周をシートする構成において、図4に示すように、ニードル130の噴孔21と対向する位置に溝部36を追加するように構成する。図4は、本実施形態に係わる弁部材および噴孔周りを示す部分断面図である。図5は、図4中の弁部材の筒内圧等の圧力を受ける受圧面を示す模式図である。
第4の実施形態では、第3の実施形態で説明したニードル130で噴孔21の周縁を全周シートする構成に代えて、図6に示すように、噴孔121の上流側で噴孔121と連通する中間噴孔22の周縁をニードル30で全周シートするようにする。図6は、本実施形態に係わる弁部材および噴孔周りを示す部分断面図である。
第5の実施形態では、図7に示すように、ニードル230の弁座114に着座する当接部131より下流側でかつ噴孔21よりも上流側に形成される開口部122を、噴孔21の下流側で生じている筒内圧力により閉塞可能にする閉弁補助部材23、24を設けるように構成している。図7は、本実施形態の燃料噴射弁の構成を示す断面図である。図8は、図7中の弁部材および噴孔周りを示す模式的部分断面図である。図9は、本実施形態の燃料噴射弁における燃料噴射のための開閉過程を示す模式図であって、弁部材の閉弁時における作動状態を示す模式的部分断面図である。なお、図7および図8は燃料噴射のための開閉過程において閉弁状態を示すものである。
ニードル230の当接部131より下流側でかつ噴孔21よりも上流側に形成される燃料通路中の開口部122を、ニードル230の閉弁時に、噴孔21の下流側の筒内圧力等の圧力を利用し閉弁補助部材23、24によって閉じるようにする。したがって、筒内圧力等のニードル230を開弁させる力を、ニードル230の当接部つまりシート部131側に受けにくい構造とすることが可能である。
第6、第7、および第8の実施形態では、第5の実施形態で説明した閉弁補助部材の他の実施例を説明する。
第9の実施形態では、第3の実施形態で説明したニードル130において、図13に示すように、ニードル330に内外を貫通する燃料孔330aを設ける。図13は、本実施形態に係わる弁部材および噴孔周りを示す部分断面図である。図14は、図13中の弁部材にける筒内圧等の圧力を受ける受圧面を示す模式図である。なお、図15は、燃料圧力とこれを受ける受圧面との関係を表すグラフである。
第10の実施形態では、第9の実施形態で説明したニードル330で噴孔21の周縁を全周シートする構成に代えて、図17に示すように、噴孔121の上流側で噴孔121と連通する中間噴孔22の周縁をニードル330で全周シートするようにする。図17は、本実施形態に係わる弁部材および噴孔周りを示す部分断面図である。
以上説明した本実施形態において、直噴エンジン用の燃料噴射弁2として説明したが、直噴エンジンのように気筒内の燃焼室に燃料を直接噴射供給するものに限らず、吸気管等に噴射することで燃焼室に間接的に噴射供給するものであってもよい。噴孔21に受ける筒内圧力等の圧力に対して、ニードルの閉弁状態を維持したいものに適用して好適である。
12 弁ボディ
13 円錐面
14 弁座
16 弁ハウジング
21 噴孔
30 ニードル(弁部材)
31 当接部
40 筒部材
50 可動コア
54 固定コア
58 スプリング(付勢部材、付勢力手段)
60 コイル
Claims (11)
- 燃料通路を形成する内周面に弁座を有する弁ボディと、
前記弁座に着座および離座する弁部材と、
前記弁座の下流側に配置され、前記燃料通路から供給される燃料を噴射する噴孔と、
前記弁部材に協働して着座方向および離座方向に移動する可動コア、前記可動コアを磁気吸引する固定コア、前記可動コアを前記固定コアに磁気吸引するための電磁力を発生するコイル、および前記可動コアを着座方向に付勢する付勢部材を有する電磁駆動部とを備え、
前記電磁力の消失により前記付勢部材の付勢力で前記弁部材を前記弁座に着座させる燃料噴射弁において、
前記噴孔の周縁全周を前記弁部材にシートすることを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記弁部材は、前記噴孔と対向する位置に溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
- 燃料通路を形成する内周面に弁座を有する弁ボディと、
前記弁座に着座および離座する弁部材と、
前記弁座の下流側に配置され、前記燃料通路から供給される燃料を噴射する噴孔と、
前記弁部材に協働して着座方向および離座方向に移動する可動コア、前記可動コアを磁気吸引する固定コア、前記可動コアを前記固定コアに磁気吸引するための電磁力を発生するコイル、および前記可動コアを着座方向に付勢する付勢部材を有する電磁駆動部とを備え、
前記電磁力の消失により前記付勢部材の付勢力で前記弁部材を前記弁座に着座させる燃料噴射弁において、
前記噴孔の上流側には、前記噴孔に連通する中間噴孔が設けられており、
前記中間噴孔の周縁全周を前記弁部材にシートすることを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記弁部材は、前記中間噴孔と対向する位置に溝部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射弁。
- 前記中間噴孔と前記噴孔との間には燃料溜め室が設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の燃料噴射弁。
- 前記中間噴孔および前記噴孔は複数個有しており、
前記噴孔は、前記複数の中間噴孔に囲まれる領域との比較において、前記領域の外側に配置されていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。 - 前記弁部材は、前記弁座側に向かって開口し、内外を貫通する燃料孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 燃料通路を形成する内周面に弁座を有する弁ボディと、
前記弁座に着座および離座する弁部材と、
前記弁座の下流側に配置され、前記燃料通路から供給される燃料を噴射する噴孔と、
前記弁部材に協働して着座方向および離座方向に移動する可動コア、前記可動コアを磁気吸引する固定コア、前記可動コアを前記固定コアに磁気吸引するための電磁力を発生するコイル、および前記可動コアを着座方向に付勢する付勢部材を有する電磁駆動部とを備え、
前記電磁力の消失により前記付勢部材の付勢力で前記弁部材を前記弁座に着座させる燃料噴射弁において、
前記弁部材は、前記弁座に着座するシート部を有し、
前記燃料通路は、前記シート部より下流側で、かつ前記噴孔よりも上流側に形成される開口部を有しており、
前記開口部を、前記弁部材の前記弁座に着座時に、前記噴孔の下流側の圧力により閉塞する閉弁補助部材を備えていることを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記閉弁補助部材は、前記開口部を閉塞および開放する弾性体を有することを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
- 前記閉弁補助部材は、前記開口部からの燃料の流通および遮断をする第2の弁部材を有していることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の燃料噴射弁。
- 前記噴孔は、弁ボディの先端側に配置される、略薄板状部材に形成れていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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JP2014009629A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Mazda Motor Corp | 直噴エンジンの燃料噴射弁 |
JP2015092084A (ja) * | 2015-02-09 | 2015-05-14 | 株式会社デンソー | 燃料噴射弁 |
JP2015514183A (ja) * | 2012-04-05 | 2015-05-18 | デルファイ・インターナショナル・オペレーションズ・ルクセンブルク・エス・アー・エール・エル | チェックバルブ組立体 |
CN106968857A (zh) * | 2017-04-14 | 2017-07-21 | 无锡职业技术学院 | 汽油机喷油器喷嘴 |
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