JP2006169756A - 床スラブにおける段差形成方法 - Google Patents

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Yoshihiro Murayama
好弘 村山
Hideyuki Nishida
英之 西田
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Abstract

【課題】本発明は、床スラブにおける段差形成方法に関し、現場打ちコンクリートのコンクリート使用量を減らし、工期短縮とコストダウンを図ることが課題である。
【解決手段】梁間に架設されるプレキャスト板10,10aの上に現場打ちのコンクリート11が打設されて段差が形成される床スラブの段差形成方法において、前記プレキャスト板10,10aを前記梁1,1間の上下方向において傾斜させて架設した床スラブの段差形成方法とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、建物の床スラブにおける段差形成方法に関するものである。
従来、床スラブにおいて段差部を形成する場合には、図3(A)に示すように、例えば、梁間にプレストレスを付与した穴あきプレキャスト板(スパンクリートともいう)やオムニア板等のハーフプレキャスト板(以下、ハーフPC板とも言う)10を架設して、その上に鉄筋を配筋し現場打ちでコンクリート11aを打設し、更に、段差部分では、その段差形成に必要な段差用コンクリート11bを打設して形成する方法がある。また、同図(B)に示すように、フルプレキャスト板(フルPC板ともいう)10aを梁間に仮設して、その上に段差形成用のコンクリート11bを打設して形成する方法がある。
また、図4に示すように、ハーフプレキャスト板10を段差状にして且つ離隔させて配置し、接合部分の下部に支保工12及び型枠13を設けて鉄筋を配筋し、コンクリート11を現場打ちする方法(特許文献1参照)がある。
更に、図5に示すように、穴10bを有する穴あきハーフPC板10を使用して、その穴10bの部分の端部において上部開口させ、鉄筋14をその穴内に配筋して現場打ちでコンクリート11を打設する方法や、図6に示すように、オムニア板における三角形状のトラス筋15を有するハーフプレキャスト板10により接合部に特殊な連結筋16を配設して現場打ちコンクリート11を打設する方法(参考文献2,3参照)等が知られている。
特開平10−245922号公報 特開平10−317564号公報 特開2004−176299号公報
しかし、従来の床スラブにおける段差形成方法では、梁間に架設されたハーフプレキャスト板若しくはフルプレキャスト板の上において段差を付けると、段差上部の階高が十分にとれなくなるという課題がある。また、プレキャスト板10,10aを離隔させて型枠13及び支保工12を設置して段差部を形成するのは、型枠等の準備及び施工が必要でコストが嵩み工期も長期化する。
更に、図5乃至図6に示すように、接合部分に特殊な配筋を施すのは、パネルの溝加工も必要となり、コストが更に嵩むことになるという課題がある。
本発明に係る床スラブにおける段差形成方法は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る床スラブにおける段差形成方法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、梁間に架設されるプレキャスト板の上に現場打ちのコンクリートが打設されて段差が形成される床スラブの段差形成方法において、前記プレキャスト板を前記梁間の上下方向において傾斜させて架設したことである。
前記ハーフPC板若しくはフルPC板を傾斜させて架設し、段差部を形成するようにしたので、打設するコンクリートの量を、従来例よりも節約することができる。また、PC板が傾斜しているので、段差上部の階高を高く維持できる。更に、このPC板は梁間に架設されるので、支保工が不要である。段差部においても、特殊な打継ぎ補強筋の配筋は不要である。
本発明の床スラブにおける段差形成方法によれば、ハーフPC板若しくはフルPC板の上に打設するコンクリートの打設量が低減される。型枠や支保工が不要であって、工期が短縮され、コストも低減される。また、段差部において、特殊な打継ぎ補強筋が不要であって、コストダウンが図れる。
本発明に係る床スラブにおける段差形成方法は、図1乃至図2に示すように、梁1,1間に架設されるハーフプレキャスト板10若しくはフルPC板10aの上に現場打ちのコンクリート11が打設されて段差が形成される床スラブの段差形成方法において、前記プレキャスト板10,10aを前記梁1,1間の上下方向において傾斜させて架設するものである。
前記PC板10,10aの傾斜状態は、図2(A),(D)に示すように、例えば、左側の梁1において、前記PC板10,10aの左端部を載せる架設部を、通常の水平状態から上方に上げる。この上げ具合は、自由に設定できるものであり、例えば、50mm〜250mm程度である。
前記梁1が、RC造若しくはSRC造の場合には、予め現場で設置する型枠において、若しくは、工場で梁を形成するプレキャスト梁の場合にはその工場における型枠において、前記架設部を上に上げるようにして設定することができる。また、梁1が鉄骨のS造の場合には、別体の適宜な受け部材を当該梁1の上に溶接等の方法で固着して、PC板10,10aを適宜な角度で傾斜させるようにする。
前記PC板10,10aを傾斜させて架設した後、鉄筋の床配筋を行い、型枠をセットして、PC板10,10a上にコンクリート11を打設する。これには、段差部2が右寄りにある場合には、図2(A)に示すように、PC板10における場所打ちコンクリート11aの上に、または、同図(D)に示すように、PC板10aの上に、段差上部のコンクリート11bを打つ。この段差上部用の型枠も、簡易に構築できる。
段差下部は、場所打ちコンクリート11aの上面または前記PC板10aの露出した上面に、段差下部のコンクリート11cを打つ。このような構造により、前記コンクリート11aのコンクリート打設量は、従来に比べて大きく減量させることができる。
また、図2(B),(E)に示すように、段差部2が中央付近にある場合にも上記と同様に行い、コンクリート11b,11cの打設量は、従来の打設量とほぼ同じである。
更に、段差部2が、図2(C),(F)に示すように、段差部2が左寄りの場合には、PC板10,10aの傾斜を、右上がりにする。そして、段差上部のコンクリート11dを打設する。コンクリート11dの打設量は、従来とほぼ同じである。
これらの段差形成方法により、前記PC板10,10aが梁間に傾斜して架設されるので、階高が高くなり、その部分に、配管スペース等を設けることができる。また、段差用の現場打ちコンクリート11b,11cを減量させることができるものである。
本発明に係る床スラブにおける段差形成方法を示す説明図である。 同本発明の床スラブにおける段差形成方法における架設の具体例を示す説明図(A),(B),(C),(D),(E),(F)である。 従来例に係る床スラブの段差形成方法を示す説明図(A),(B)である。 同従来例に係る床スラブの段差形成方法を示す説明図である。 同従来例に係る床スラブの段差形成方法を示す説明図である。 同従来例に係る床スラブの段差形成方法を示す説明図である。
符号の説明
1 梁、
2 段差、
10 ハーフPC板、 10a フルPC板、
10b 穴、
11,11a 現場打ちのコンクリート
11b,11d 段差上部のコンクリート、
11c 段差下部のコンクリート、
12 支保工、
13 型枠、
14 鉄筋、
15 トラス筋、
16 連結筋。

Claims (1)

  1. 梁間に架設されるプレキャスト板の上に現場打ちのコンクリートが打設されて段差が形成される床スラブの段差形成方法において、
    前記プレキャスト板を前記梁間の上下方向において傾斜させて架設したこと、
    を特徴とする床スラブにおける段差形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5296254B1 (ja) * 2012-10-31 2013-09-25 東日本旅客鉄道株式会社 ホーム柵用プレキャストコンクリートスラブ構造及びその製造方法
CN115434466A (zh) * 2022-10-21 2022-12-06 中建八局浙江建设有限公司 具有高度差的楼板的连接结构及其施工方法

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