JP2006168801A - 包装材料 - Google Patents
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Abstract
【課題】
粘着性の収容物を容易に取り出すことができ、且つ密封を保てる包装材料を提供することを課題とする。
【解決手段】
収容物を収容する基材シートを備え、該基材シートは、周縁部に剥離可能に溶着しうる溶着部を有しており、該基材シートの溶着部に囲まれた内側領域には、該基材シートの溶着部同士を溶着させた際に、収容物を収容する空間を形成する非溶着部が形成され、且つ該非溶着部には、収容物と基材シートとの付着を防止するための離型剤が塗布されたフィルムが表面に積層されてなる包装材料を提供する。
【選択図】 図1
粘着性の収容物を容易に取り出すことができ、且つ密封を保てる包装材料を提供することを課題とする。
【解決手段】
収容物を収容する基材シートを備え、該基材シートは、周縁部に剥離可能に溶着しうる溶着部を有しており、該基材シートの溶着部に囲まれた内側領域には、該基材シートの溶着部同士を溶着させた際に、収容物を収容する空間を形成する非溶着部が形成され、且つ該非溶着部には、収容物と基材シートとの付着を防止するための離型剤が塗布されたフィルムが表面に積層されてなる包装材料を提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、粘着性の収容物を収容する包装材料に関する。
化粧品や医薬品等の有効成分を粘着性のシートに成形したものを収納する包装体として、ポリエチレン等の安価な合成樹脂製フィルムの周縁部を溶着して袋状に形成し、該内部に粘着性のシートを収納した包装体が知られている。
ところで、従来のこれらの包装体は、ポリエチレンや塩化ビニル等の汎用合成樹脂製フィルムを用いて形成されているので、使い捨て包装体として安価に提供できるものの、内容物、即ち、前記粘着性のシートが合成樹脂製フィルムの内壁面に付着してしまい取り出しが困難となるということがしばしば起こり、無理に該粘着性のシートを取り出そうとすると該粘着性のシートが破れてしまうという問題を有している。
前記問題を解決するために、粘着性のシートが接する合成樹脂製フィルム面にシリコーン樹脂をコーティングした包装材料が種々開発されている(例えば、特許文献1)。
シリコーン樹脂を合成樹脂製のフィルムにコーティングする方法としては、シリコーン樹脂溶液をコートローラー等を用いて合成樹脂製フィルム上に塗布し、乾燥させる方法が用いられている。
シリコーン樹脂を合成樹脂製のフィルムにコーティングする方法としては、シリコーン樹脂溶液をコートローラー等を用いて合成樹脂製フィルム上に塗布し、乾燥させる方法が用いられている。
しかし、該方法では、シリコーン樹脂溶液を用いているため、コーティングしたい部分以外の、例えば、包装体を形成するための溶着部分にまで該シリコーン樹脂溶液が広がってしまい、溶着強度が著しく低下し、包装体の密封を保てないという問題を有している。
そのため、粘着性の収容物を容易に取り出すことができ、且つ密封を保てる包装材料が要望されている。
本発明は、上記問題点及び要望に鑑み、粘着性の収容物を容易に取り出すことができ、且つ密封を保てる包装材料を提供することを課題とする。
本発明の発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、シリコーン樹脂溶液にかえて離型剤を塗布したフィルムを基材となるシートに積層させることで上記問題を解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、収容物を収容する基材シートを備え、該基材シートは、周縁部に剥離可能に溶着しうる溶着部を有しており、該基材シートの溶着部に囲まれた内側領域には、該基材シートの溶着部同士を溶着させた際に、収容物を収容する空間を形成する非溶着部が形成され、且つ該非溶着部には、収容物と基材シートとの付着を防止するための離型剤が塗布されたフィルムが表面に積層されてなる包装材料を提供する。
離型剤が塗布されたフィルムを基材シートに積層するため、離型剤を直接基材シートに塗布した際の溶着部への離型剤の付着がなく、溶着部が清浄に保たれ、溶着強度の低下を防ぐことができ、包装体の密閉が保たれる。
本発明の包装材料は、離型剤が塗布されたフィルムを基材シート表面に積層させることで、溶着強度の低下を防ぐことができ、包装体の密閉を保つことができる。
以下、本発明の包装材料について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の包装材料の平面図であり、図2は,図1のa−a’で切断した断面図である。
図1、図2に示すように、本発明の包装材料は、収容物を収容する基材シート(1)を備え、該基材シート(1)は、周縁部に剥離可能に溶着しうる溶着部(10)を有しており、該基材シートの溶着部(10)に囲まれた内側領域には、該基材シートの溶着部同士を溶着させた際に、収容物を収容する空間を形成する非溶着部(20)が形成され、且つ該非溶着部(20)には、収容物と基材シート(1)との付着を防止するための離型剤(50)が塗布されたフィルム(30)が表面に積層されてなるものである。
図1は、本発明の包装材料の平面図であり、図2は,図1のa−a’で切断した断面図である。
図1、図2に示すように、本発明の包装材料は、収容物を収容する基材シート(1)を備え、該基材シート(1)は、周縁部に剥離可能に溶着しうる溶着部(10)を有しており、該基材シートの溶着部(10)に囲まれた内側領域には、該基材シートの溶着部同士を溶着させた際に、収容物を収容する空間を形成する非溶着部(20)が形成され、且つ該非溶着部(20)には、収容物と基材シート(1)との付着を防止するための離型剤(50)が塗布されたフィルム(30)が表面に積層されてなるものである。
前記基材シート(1)としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、その他等の公知の樹脂のシート等を用いることができる。
また、本発明において、前記シート等は、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも用いることができる。該基材シートの厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して用いることができる。
また、本発明において、前記シート等は、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも用いることができる。該基材シートの厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して用いることができる。
また、基材シート(1)としては、熱で溶着できる材質のもの、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等を好ましく用いることができる。尚、これらの材質のものは、中に入れる物品の性質、性状等によって単体或いは複数の材質のものを積層した積層体からなるシートを用いてもよい。
前記積層体の層構成としては、外側(最外層)から内側(最内層)に向かって、例えば、ポリエチレン層/アルミニウム層/ポリエチレン層、ポリエステル層/アルミニウム層/オレフィン系イージーピール層、等の層構成を有する積層体を挙げることができる。
また、図1に示すように、前記基材シート(1)の周縁部には、溶着部(10)が設けられている。該溶着部(10)は、基材シート(1)の溶着部同士を重ね合わせて溶着して、包装材料を密封するためのものである。
該溶着部は、3〜10mmの幅であることが好ましい。
溶着部の幅が3mm未満になると、例えば、基材シートを袋状に形成させた際に袋の気密性が悪くなったり、容易に開封したりする等の虞がある。また、溶着部の幅が10mmを超えると内容物の保管スペースが少なくなる虞がある。
該溶着部は、3〜10mmの幅であることが好ましい。
溶着部の幅が3mm未満になると、例えば、基材シートを袋状に形成させた際に袋の気密性が悪くなったり、容易に開封したりする等の虞がある。また、溶着部の幅が10mmを超えると内容物の保管スペースが少なくなる虞がある。
基材シート(1)の溶着部(10)に囲まれた内側領域には、該基材シート(1)の溶着部(10)同士を溶着させた際に、収容物を収容する空間を形成する非溶着部(20)が形成される。
該非溶着部(20)の大きさは、収容する収容物の大きさにより適宜調整することができる。
該非溶着部(20)の大きさは、収容する収容物の大きさにより適宜調整することができる。
前記非溶着部(20)には、収容物と基材シート(1)との付着を防止するための離型剤が塗布されたフィルム(30)が表面に積層されている。
該基材シート表面に積層されるフィルム(30)としては、例えば、表面にシリコーン樹脂系離型剤が塗布されたポリプロピレン等の材質からなるフィルムを挙げることができる。該フィルム(30)の厚みとしては、12〜100μmであり、30〜40μmが好ましい。
フィルム(30)の厚みが12μm未満であれば、基材フィルムに積層させ、貼り合わせる際に、伸びによる破れが生じる虞がある。
また、フィルム(30)の厚みが、100μmを超えると基材フィルムに積層させた後、原反として巻き取る際に巻皺が生じる虞がある。
該基材シート表面に積層されるフィルム(30)としては、例えば、表面にシリコーン樹脂系離型剤が塗布されたポリプロピレン等の材質からなるフィルムを挙げることができる。該フィルム(30)の厚みとしては、12〜100μmであり、30〜40μmが好ましい。
フィルム(30)の厚みが12μm未満であれば、基材フィルムに積層させ、貼り合わせる際に、伸びによる破れが生じる虞がある。
また、フィルム(30)の厚みが、100μmを超えると基材フィルムに積層させた後、原反として巻き取る際に巻皺が生じる虞がある。
前記フィルム(30)に塗布される離型剤としては、シリコーン樹脂系やフッ素樹脂系の離型剤を挙げることができる。該シリコーン樹脂系やフッ素樹脂系の離型剤を塗布することで収容物の付着を防止でき、収容物を容易に取り出すことができる。
なお、離型剤とは、物体と物体とが接触する場合において、物体の表面を改質し、接触表面の摩擦や接着を少なくするものをいう。
前記シリコーン樹脂系の離型剤及び前記フッ素樹脂系の離型剤としては、公知のものを適宜用いることができる。
該フィルム(30)に前記シリコーン樹脂系やフッ素樹脂系の離型剤を塗布する方法としては、例えば、該離型剤をオフセット印刷やオフセットグラビアコーター等の印刷方法、又は周知の塗工方法を用いる。該塗工方法でフィルム(30)上に離型剤を0.1〜20μmの厚みに印刷、又は塗装し、離型層を形成する。
なお、離型剤とは、物体と物体とが接触する場合において、物体の表面を改質し、接触表面の摩擦や接着を少なくするものをいう。
前記シリコーン樹脂系の離型剤及び前記フッ素樹脂系の離型剤としては、公知のものを適宜用いることができる。
該フィルム(30)に前記シリコーン樹脂系やフッ素樹脂系の離型剤を塗布する方法としては、例えば、該離型剤をオフセット印刷やオフセットグラビアコーター等の印刷方法、又は周知の塗工方法を用いる。該塗工方法でフィルム(30)上に離型剤を0.1〜20μmの厚みに印刷、又は塗装し、離型層を形成する。
前記フィルム(30)と前記離型剤との好ましい組み合わせとしては、例えば、ポリプロピレンフィルムとシリコーン樹脂系離型剤を挙げることができる。
離型剤が塗布されたフィルム(30)を基材シート(1)の非溶着部(20)内の所定の位置に積層するには、例えば、実開平07−12367号公報記載の装置を用いることができる。
また、前記フィルム(30)を基材シート(1)の所定の位置に積層するには、公知の接着剤、例えば、ポリウレタン系接着剤が用いられてもよいし、また、基材シート(1)とフィルム(30)とを熱溶着することで積層させてもよい。
尚、離型剤が塗布されたフィルム(30)は、非溶着部(20)の全域に積層させてもよく、収容物が基材シートと当接する部分にのみ積層させることもでき、収容物の形状に合わせて該フィルム(30)の形状を適宜調整することができる。収容物の形状に合わせてフィルム(30)の形状を適宜調整することで、収容物が基材シートと当接しない箇所にまでフィルム(30)を設ける必要がなく、コストの低減及び生産効率が向上する。
また、前記フィルム(30)を基材シート(1)の所定の位置に積層するには、公知の接着剤、例えば、ポリウレタン系接着剤が用いられてもよいし、また、基材シート(1)とフィルム(30)とを熱溶着することで積層させてもよい。
尚、離型剤が塗布されたフィルム(30)は、非溶着部(20)の全域に積層させてもよく、収容物が基材シートと当接する部分にのみ積層させることもでき、収容物の形状に合わせて該フィルム(30)の形状を適宜調整することができる。収容物の形状に合わせてフィルム(30)の形状を適宜調整することで、収容物が基材シートと当接しない箇所にまでフィルム(30)を設ける必要がなく、コストの低減及び生産効率が向上する。
次に、本発明の包装材料に収容物を収容する方法について説明する。
まず、1枚の包装材料を使用して収容物を収容する方法について図3(a)、(b)を用いて説明する。
図3(a)は、本発明に係る包装材料に収容物を置いた際の斜視図であり、図3(b)は、本発明に係る包装材料の一の使用態様を示す斜視図である。
図3(a)に示すように略矩形状の包装材料を用い、該包装材料において、離型剤が塗布されたフィルム(30)上の所定の位置に収容物(40)(例えば、粘着性のシート等)を置く。次に図3(b)該包装材料の長辺を略中央部分より折り曲げ、各溶着部(10)を合わせて該溶着部(10)を熱溶着することで収容物を包装することができる。
まず、1枚の包装材料を使用して収容物を収容する方法について図3(a)、(b)を用いて説明する。
図3(a)は、本発明に係る包装材料に収容物を置いた際の斜視図であり、図3(b)は、本発明に係る包装材料の一の使用態様を示す斜視図である。
図3(a)に示すように略矩形状の包装材料を用い、該包装材料において、離型剤が塗布されたフィルム(30)上の所定の位置に収容物(40)(例えば、粘着性のシート等)を置く。次に図3(b)該包装材料の長辺を略中央部分より折り曲げ、各溶着部(10)を合わせて該溶着部(10)を熱溶着することで収容物を包装することができる。
前記溶着部(10)を溶着する場合のシール強度は、昜開封性であることが好ましい。 昜開封性のシール強度としては、1〜10N/15mmの範囲であり、好ましくは3〜7N/15mmである。
シール強度が1N/15mm未満の場合には、僅かな外力が加わっただけでもシールが破れることがあり、かつシールの確実性が損なわれる虞がある。
また、10N/15mmを超えると易開封性が損なわれる虞がある。
尚、本明細書において前記シール強度とは、JIS Z 0238により測定される強さを意味するものとする。
シール強度が1N/15mm未満の場合には、僅かな外力が加わっただけでもシールが破れることがあり、かつシールの確実性が損なわれる虞がある。
また、10N/15mmを超えると易開封性が損なわれる虞がある。
尚、本明細書において前記シール強度とは、JIS Z 0238により測定される強さを意味するものとする。
該溶着の方法としては、例えば、溶着部分のシール強度を弱める薬剤を予め塗布して溶着する方法又は温度、時間等を調整して溶着する方法及び溶着部分に別体のヒートシールフィルムを挟み込み溶着する方法があり、適宜選択することができる。
該溶着の手段としては、熱溶着、超音波溶着、高周波溶着等を用いることができる。中でも熱溶着により溶着する方法が最も容易であり好ましい。
該溶着の手段としては、熱溶着、超音波溶着、高周波溶着等を用いることができる。中でも熱溶着により溶着する方法が最も容易であり好ましい。
このように1枚の包装材料で収容物(例えば、粘着性のシート等)を包み込むように包装しても、該収容物が包装材料と当接する箇所には、離型剤が塗布されたフィルムが設けられているため、収容物と基材シートとが直接当接することがない。
次に、2枚の包装材料を使用して収容物を収容する方法について図4(a)、(b)を用いて説明する。
図4(a)は、本発明に係る包装材料に収容物を置いた際の斜視図であり、図4(b)は、本発明に係る包装材料の他の使用態様を示す斜視図である。
図4(a)に示すように、略矩形状の包装材料を用い、該包装材料において、離型剤が塗布されたフィルム(30)上の所定の位置に収容物(40)(例えば、粘着性のシート等)を置く。
次に、図4(b)に示すように、前記収容物(40)を載せた包装材料の上に他の同形の包装材料を被せて周縁部を溶着することで、収容物を包装することができる。
なお、溶着部を溶着する場合のシール強度及び溶着の方法は、前記記載のものと同様の方法等が用いられる。
図4(a)は、本発明に係る包装材料に収容物を置いた際の斜視図であり、図4(b)は、本発明に係る包装材料の他の使用態様を示す斜視図である。
図4(a)に示すように、略矩形状の包装材料を用い、該包装材料において、離型剤が塗布されたフィルム(30)上の所定の位置に収容物(40)(例えば、粘着性のシート等)を置く。
次に、図4(b)に示すように、前記収容物(40)を載せた包装材料の上に他の同形の包装材料を被せて周縁部を溶着することで、収容物を包装することができる。
なお、溶着部を溶着する場合のシール強度及び溶着の方法は、前記記載のものと同様の方法等が用いられる。
このように2枚の包装材料で収容物(例えば、粘着性のシート等)を包装しても、該収容物が包装材料と当接する箇所には、離型剤が塗布されたフィルムが設けられているため、基材シートと直接当接することがない。
次に、本発明の包装材料で包装した包装物からの収容物の取り出し方法について説明する。
まず、包装物の周縁部に設けてある溶着部を剥がし、該包装物を開封する。
包装物の周縁部に設けてある溶着部は、剥離可能に溶着してあるため、容易に開封することができる。
該包装物を開封すると、離型剤が塗布されたフィルム上に収容物(例えば、粘着性にシート)が置かれた状態になっている。
該収容物は、離型剤が塗布されたフィルムで覆われており、開封することで一方のフィルム上に付着している。
このように一方のフィルム上に付着している収容物を直接手で摘み剥がし取ることもできるし或いはピンセット等の器具を用いて剥がし取り、患部に貼り付ける等することができる。該フィルムには、離型剤が塗布されているため、収容物を容易に剥がし取ることができ、剥がしている最中に収容物が基材フィルムに張り付き破損することがない。
また、一方のフィルム上に付着している収容物を直接患部に貼り付け、その後該フィルムを剥がすこともできる。
このようにすれば、収容物を手や器具を用いて剥がし取ることがないので、衛生的である。
まず、包装物の周縁部に設けてある溶着部を剥がし、該包装物を開封する。
包装物の周縁部に設けてある溶着部は、剥離可能に溶着してあるため、容易に開封することができる。
該包装物を開封すると、離型剤が塗布されたフィルム上に収容物(例えば、粘着性にシート)が置かれた状態になっている。
該収容物は、離型剤が塗布されたフィルムで覆われており、開封することで一方のフィルム上に付着している。
このように一方のフィルム上に付着している収容物を直接手で摘み剥がし取ることもできるし或いはピンセット等の器具を用いて剥がし取り、患部に貼り付ける等することができる。該フィルムには、離型剤が塗布されているため、収容物を容易に剥がし取ることができ、剥がしている最中に収容物が基材フィルムに張り付き破損することがない。
また、一方のフィルム上に付着している収容物を直接患部に貼り付け、その後該フィルムを剥がすこともできる。
このようにすれば、収容物を手や器具を用いて剥がし取ることがないので、衛生的である。
本発明の包装材料で包装する収容物としては、例えば、化粧品や医薬品等の有効成分を粘着性のシートに成形したもの等を挙げることができる。
1 基材シート
10 溶着部
20 非溶着部
30 フィルム
40 収容物
50 離型剤
10 溶着部
20 非溶着部
30 フィルム
40 収容物
50 離型剤
Claims (2)
- 収容物を収容する基材シートを備え、
該基材シートは、周縁部に剥離可能に溶着しうる溶着部を有しており、
該基材シートの溶着部に囲まれた内側領域には、該基材シートの溶着部同士を溶着させた際に、収容物を収容する空間を形成する非溶着部が形成され、且つ該非溶着部には、収容物と基材シートとの付着を防止するための離型剤が塗布されたフィルムが表面に積層されてなることを特徴とする包装材料。 - 前記離型剤が、シリコーン樹脂系又はフッ素樹脂系である請求項1記載の包装材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004365557A JP2006168801A (ja) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | 包装材料 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014061938A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-10 | Takako Enomoto | 攪拌機能を有する納豆容器 |
-
2004
- 2004-12-17 JP JP2004365557A patent/JP2006168801A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014061938A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-10 | Takako Enomoto | 攪拌機能を有する納豆容器 |
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Legal Events
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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