JP2006168601A5 - - Google Patents

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車両用空調装置
本発明は、車両に設けられる空調装置に関する。
従来、車両の運転席及び助手席の前方に設けられたインストルメントパネルの下方には、車室内の空気を調整するための車両用空調装置が配置されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。インストルメントパネルには、フロントガラスの曇りを除去するためのデフロスタ用の吹出口が設けられている。
このような車両用空調装置は、インストルメントパネルの下方で互いに間隔をおいて配置された一対の送風源を備える。各送風源は、それぞれ車両の外気又は内気を吸引し、吸引した空気をそれぞれの下方へ吐出するように作動する。両送風源の下方には、各送風源から吐出された空気の温度を調節するための例えば加熱器、蒸発器等から成る温度調節手段が配置されている。各送風源から温度調節手段に案内された空気は、温度調整手段から両送風源の上方を経て吹出口に向けて伸びるダクトによりデフロスタ用の吹出口に案内される。ダクトによって吹出口に案内され、該吹出口から吹出された空気により、フロントガラスの曇りを除去することができる。
特開2004−182224号(第4−5頁、図3) 実開昭63−89812(第4−9頁、図1)
しかしながら、ダクトが両送風源の上方を経て吹出口に伸びていることから、空調装置全体の車両上下方向の高さ寸法がダクトの太さ分大きくなる。このため、インストルメントパネルの下方の空間が該空間内に配置された空調装置で車両の上下方向に広く占有されてしまい、運転席及び助手席に座る乗員の足元の空間が狭くなる。
そこで、本発明の目的は、乗員の足元の空間を広げることができる車両用空調装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、インストルメントパネルの下方に配置され、下方へ向けて空気を吐出する送風源と、該送風源から吐出された空気をデフロスタ用の吹出口へ供給するためのデフロスタ用供給口と、前記デフロスタ用供給口から前記デフロスタ用の吹出口に前記空気を案内するダクトとを備え、前記デフロスタ用供給口は、車両前後方向に対して略並行な方向に開口していることを特徴とする。
上記の構成では、デフロスタ用供給口が車両前後方向に対して略並行な方向に開口しているので、デフロスタ用供給口を車両前後方向に対して斜めに開口させた場合と比べて、ダクトを車両上方向へ配置せずに済み、その分、空調装置全体の車両上下方向の高さ寸法を小さくすることができる。これにより、インストルメントパネルの下方の空間における空調装置の配置のための空間を車両上下方向上方へ狭めることができるので、運転席及び助手席に座る乗員の足元の空間を確実に広げることができる。
本発明によれば、デフロスタ用供給口が車両前後方向に対して略並行な方向に開口しているので、空調装置全体の車両上下方向の高さを従来に比べて低くすることができ、これにより、運転席及び助手席に座る乗員の足元の空間を確実に広げることができる。
以下、本発明を図示の実施例に沿って説明する。
本発明に係る車両用空調装置10は、図1及び図2に示すように、車両の運転席及び助手席の前方に設けられたインストルメントパネル11(図2参照。)の下方に配置されたケース本体12と、該ケース本体内に配置された一対のファン13と、ケース本体12内で各ファン13の下方に配置された温度調整手段14とを備える。インストルメントパネル11には、フロントガラスGの曇りを除去するためのデフロスタ用の吹出口11aが形成されている。
ケース本体12の上部には、各ファン13を収容するための円筒状の一対のファン収容部15がケース本体12に一体に形成されている。各ファン収容部15は、互いに間隔をおき且つそれぞれの軸線を一致させて車幅方向に沿うように配置されている。
各ファン13は、図2に示す例では、それぞれ従来よく知られた円筒状のブロアファンで構成されており、それぞれの軸線を互いに一致させて車幅方向に沿うように各ファン収容部15内に収容されている。
両ファン収容部15の間には、図3に示すように、各ファン13をそれぞれ作動させるための駆動源である一対のモータ17がそれぞれの回転軸16を外側へ向けて配置されており、各回転軸16には、それぞれファン13が固定されている。各モータ17は、図示の例では、各ファン収容部15間にそれらと一体に形成された円筒状のモータ収容部18内に収容されている。モータ収容部18の外径は、各ファン収容部15の外径より小さくなるように設定されている。各モータ17は、図示の例では、その駆動がそれぞれ独立に制御されており、車両に設けられた図示しない風量調節レバーの操作により設定された風量に応じた回転速度で各ファン13を回転させるように駆動する。
この各モータ17の駆動により、各ファン13は、従来よく知られたインテークダクト22を経て車外からの外気及び車室内からの内気を各ファン収容部15の側壁15aに形成された取入口19から各ファン収容部15内に取り入れ、取り入れた空気を各ファン収容部15の下部に形成された吐出口25からケース本体12内の下方へ吐出するように作動する。各ファン13及び各ファン収容部15は、送風源を構成している。
ケース本体12は、図2に示すように、各吐出口25から吐出された空気を温度調整手段14に案内すべく各ファン収容部15から温度調整手段14に伸びる第一の管路部26と、温度調整手段14からデフロスタ用吹出口11aに伸びる第二の管路部27とを有する。第二の管路部27は、温度調整手段14を経た空気をデフロスタ用吹出口11aに案内するダクト27を構成している。
第一の管路部26は、図2に示すように、縦断面がL字状をなしており、上端が各ファン収容部15の各吐出口25に開放し、下端が車両後方(図2で見て右方向である。)へ開放する縦部分26aと、該縦部分の下端に連なり車両後方へ伸び、後端が車両上方へ開放する横部分26bとを有する。横部分26b内には、温度調整手段14が配置されている。
横部分26b内に収容された温度調節手段14は、図示の例では、各ファン収容部15から吐出された空気から水分を蒸発させることにより該空気を冷却する蒸発器31と、該蒸発器で冷却された空気を加熱する加熱器32とを備える。蒸発器31及び加熱器32は、図示の例では、それぞれ互いに間隔をおいて横部分26bを横切るように配置されている。蒸発器31と加熱器32との間には、蒸発器31により冷却された空気の加熱器32による加熱の割合を調節するための従来よく知られたエアミックスドア33が回動可能に設けられている。
第二の管路部27すなわちダクト27内には、第一の管路部26の横部分26bに連通し、温度調整手段14を経た空気を運転席及び助手席の乗員の胸部、足元及びフロントガラスGにそれぞれ供給するための分配室29が形成されている。
ダクト27の分配室29を規定する周壁には、空気を乗員の胸部、足元及びフロントガラスGのそれぞれに供給するためのベント用供給口34、フット用供給口35及びデフロスタ用供給口36が形成されている。ベント用供給口34、フット用供給口35及びデフロスタ用供給口36には、それぞれ該各供給口を開閉するためのベントドア34a、フットドア35a及びデフロスタドア36aが回動可能に設けられている。各ドア34a,35a,36aは、従来よく知られているように、車室内に設けられた図示しないモード切替レバーの操作位置に応じて、各供給口34,35,36を開閉する。
また、ダクト27は、デフロスタ用吹出口11aに伸びるデフロスタ風路部分30を有する。デフロスタ風路部分30は、各ファン収容部15の間でモータ収容部18の下方を該モータ収容部の車両後方からその前方へ向けてデフロスタ用吹出口11aに伸びており、全体に曲線状をなしている。
本発明に係る車両用空調装置10では、各ファン収容部15の各吐出口25から吐出された空気は、第一の管路部26の縦部分26a内を経て横部分26b内に案内され、該横部分内に配置された温度調整手段14により冷却及び加熱される。その後、温度調整手段14を経た空気は、ダクト27の分配室29内に案内され、前記モード切替レバーの操作位置に応じて、ベント用供給口34、フット用供給口35及びデフロスタ用供給口36を経て車室内に供給される。前記モード切替レバーの操作により例えばデフロスタ用吹出口11aが選択されると、温度調整手段14を経た空気は、デフロスタドア36aが開放位置に回動することによりデフロスタ用供給口36を経てデフロスタ風路部分30内に案内され、該デフロスタ風路部分を経てデフロスタ用吹出口11aからフロントガラスGへ向けて吹き出される。
この温度調整手段14を経た空気をデフロスタ用吹出口11aに案内するダクト27のデフロスタ風路部分30は、前記したように、各ファン13が収容された各ファン収容部15の間でモータ収容部18の下方を経てデフロスタ用吹出口11aに伸びていることから、従来のようにダクトが両ファン13の上方を経てデフロスタ用吹出口11aに伸びている場合に比べて、ダクトが両ファン13の上方に配置されていない分、空調装置10全体の車両上下方向の高さ寸法を小さくすることができる。これにより、インストルメントパネル11の下方の空間における空調装置10の配置のための空間を車両上下方向上方へ狭めることができるので、運転席及び助手席に座る乗員の足元の空間を確実に広げることができる。
また、前記したように、ダクト27のデフロスタ風路部分30が各ファン収容部15の間を経ていることから、空調装置10の車両上下方向の高さ寸法を小さくするために、風路を規定する管路を両ファン13の側方に配置する必要はないので、空調装置10全体の幅寸法の増大を招くことはない。
本実施例では、温度調整手段14を経た空気をデフロスタ用吹出口11aに案内するダクト27が、各ファン収容部15の間でモータ収容部18の下方を経てインストルメントパネル11に形成されたデフロスタ用吹出口11aに伸びるデフロスタ風路部分30を有する例を示したが、これに代えて、図4に示すように、ダクト27のデフロスタ風路部分30を、各ファン収容部15の間でモータ収容部18の下方を経る第一の分岐部37と、各ファン収容部15の間でモータ収容部18の上方を経る第二の分岐部38とに分岐することができる。
第二の分岐部38は、図4に示すように、各ファン収容部15からそれらの上方へ突出することなくモータ収容部18の上方を経ており、モータ収容部18よりもデフロスタ風路部分30内を流れる空気流の下流側で第一の分岐部37に合流している。第二の分岐部38の車幅方向の幅寸法は、モータ収容部18を覆う長さを有する。
図4に示す実施例によれば、第一の分岐部37は、両モータ17が収容されたモータ収容部18をその下方から覆っており、第二の分岐部38は、モータ収容部18をその上方から覆っていることから、第一及び第二の両分岐部37,38は、モータ収容部18のカバー機能を果たす。これにより、各モータ17の駆動音が車室内に漏れることを確実に抑制することができる。また、第一及び第二の両分岐部37,38内を流れる空気を各モータ17の駆動により生じる熱で加熱することができる。更に、第一の分岐部37が各ファン収容部15の上方へ突出することなくモータ収容部18の上方を経ていることから、空調装置10全体の車両上下方向の高さ寸法が大きくなることはない。
図4に示す実施例では、デフロスタ風路部分30を、モータ収容部18の下方を経る第一の分岐部37と、モータ収容部18の上方を経る第二の分岐部38とに分岐した例を示したが、第一の分岐部37を不要とすることができる。この場合、第二の分岐部38すなわちデフロスタ風路部分30は、各ファン収容部15を車両上方へ越えることなくモータ収容部18をその上方から覆うことから、このデフロスタ風路部分30に各モータ17からの駆動音を遮蔽するカバー機能を担わせることができる。
本発明に係る車両用空調装置を概略的に示す斜視図である。 図1のI−I線に沿った縦断面図である。 本発明に係る車両用空調装置の一部を切断した平面図である。 本発明に係る車両用空調装置の変形例を概略的に示す縦断面図である。
11a 吹出口(デフロスタ用吹出口)
11 インストルメントパネル
13,15 送風源(ファン、ファン収容部)
14 温度調節手段
27 ダクト(第二の管路部)
10 車両用空調装置
17 駆動源(モータ)
37 第一の分岐部
38 第二の分岐部

Claims (5)

  1. インストルメントパネルの下方に配置され、下方へ向けて空気を吐出する送風源と、
    該送風源から吐出された空気をデフロスタ用の吹出口へ供給するためのデフロスタ用供給口と、
    前記デフロスタ用供給口から前記デフロスタ用の吹出口に前記空気を案内するダクトとを備え、
    前記デフロスタ用供給口は、車両前後方向に対して略並行な方向に開口していることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記デフロスタ用供給口にはデフロスタドアが設けられ、該デフロスタドアは、前記デフロスタ用供給口を閉じたとき、車両上下方向に対して略並行な方向に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記デフロスタドアには、車両上方向にドアの回転軸が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記ダクトは、前記送風源の高さの範囲内で該送風源付近を経て前記デフロスタ用の吹出口に伸びていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
  5. 前記送風源はファンであり、前記ファンには、該ファンを作動させるための駆動源が配置され、
    前記ダクトは、前記ファン付近で前記駆動源の下方を経る第一の分岐部と、前記ファン付近で前記駆動源の上方を経る第二の分岐部とに分岐し、前記両分岐部は、前記駆動源付近を経た後に相互に合流することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
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