JP2006167804A - レーザ割断方法およびレーザ割断装置 - Google Patents

レーザ割断方法およびレーザ割断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006167804A
JP2006167804A JP2005327566A JP2005327566A JP2006167804A JP 2006167804 A JP2006167804 A JP 2006167804A JP 2005327566 A JP2005327566 A JP 2005327566A JP 2005327566 A JP2005327566 A JP 2005327566A JP 2006167804 A JP2006167804 A JP 2006167804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
cut
condensing
cleaving
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005327566A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006167804A5 (ja
JP4856931B2 (ja
Inventor
Masayuki Nishiwaki
正行 西脇
Junichiro Iri
潤一郎 井利
Genji Inada
源次 稲田
Sadayuki Sugama
定之 須釜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005327566A priority Critical patent/JP4856931B2/ja
Publication of JP2006167804A publication Critical patent/JP2006167804A/ja
Publication of JP2006167804A5 publication Critical patent/JP2006167804A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4856931B2 publication Critical patent/JP4856931B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dicing (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】 レーザ加工によって形成された内部亀裂を起点とする割れを基板表面の割断予定線に確実に誘導するために、内部亀裂の長さを制御する。
【解決手段】 シリコン基板10の内部にレーザ光を集光させて複数の内部亀裂12a〜12cを発生させるが、亀裂の長さは基板の深さ方向の位置によって適切な長さに変えるように、時間的、空間的に集光位置をずらしたレーザ光束を用いる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、被割断部材内部にレーザ光を集光させて、被割断部材表面が複数の領域に分離されるように被割断部材を割断するレーザ割断方法およびレーザ割断装置に関するものである。
従来より、被割断部材内部にレーザ光を集光させて割断することで被割断部材の表面を複数の領域に分離する技術がある。例えば、シリコンウエハ等の半導体基板をチップ状に精密切断する等の場合に、従来、幅数十〜数百μmの円周形状のブレードを高速回転させ、ブレード表面の研磨材が基板を研削することによって切断するブレードダイシング法が知られている。この方法では、切断に伴う発熱や磨耗を低減させるために、切断面には冷却水を噴射する。このとき、切断に伴って発生する基板自体の切屑や研磨材の微粒子、基板と加工テーブルを固定する粘着テープの粘着剤粒子等のゴミが冷却水に混ざって広範囲に飛散する。特に、基板が半導体基板の場合には、その基板表面には微細な機能素子が多数形成されているので、機能素子そのものの信頼性に重大な影響を及ぼすおそれがある。
この問題を解決するためには、切断に冷却水を用いず、ドライな環境で実施できることが望ましい。そこで、基板に吸収性の高い波長のレーザ光を基板表面に集光させて、基板を切断する加工方法が用いられる。しかしこの方法では、基板表面で、切断部の周辺も熱溶融してしまうという問題がある。特に、基板が半導体基板の場合には基板上に設けられたロジック回路等を損傷させる問題がある。また、レーザ加工はレーザ入射側から出射側へ基板を溶融して進行するため、基板表面には溶融物の再凝固物が付着してゴミとなってしまう。従って、ブレードダイシングと同様、ゴミに起因する問題が発生する。
また、基板内部に吸収性の高いレーザ光を集光することによって基板を切断する加工方法として、例えば特許文献1および特許文献2に開示された方法がある。これは、被加工材料である基板に対して透過性の高い特定波長のレーザ光を、基板の内部に集光して形成した内部加工領域を切断の起点とするもので、基板表面に溶融領域を形成しないため、ゴミの少ない切断を可能とするものである。
特開2002−192370号公報 特開2002−205180号公報
しかし、上記の方法では、切断の起点は被割断部材内部の内部加工領域のみに限定されるため、切断の起点から被割断部材表面に到達する亀裂の方向や位置を精密に制御するのは困難である。
また、被割断部材内部に形成された内部加工領域の深さ方向の長さが長過ぎて表面に亀裂が届いてしまった場合には、表面に現れた亀裂により、塵の噴出、あるいは表面に機能素子が形成されている場合にはその機能素子がダメージを受けることになる。
特に、被割断部材がシリコンウエハの場合では、亀裂の進展が結晶方位に影響され易い。そのため、シリコン基板および素子形成の際の工業的誤差等により、割断予定線と結晶方位との間にズレが存在する場合は、上記のレーザ加工方法では、表面に進行する過程で割断予定線を逸脱した亀裂が素子部のロジック回路等を破壊することもあり得る。
これを図15を用いて説明する。表面が(100)面の単結晶シリコンからなるシリコン基板101の内部の所定の深度に特定波長のレーザ光を集光させて改質層102を形成した場合、表面近傍の改質層102の先端102aを起点とする亀裂103aが表面まで達することがある。この場合、レーザ加工による改質層102の先端部102aには高次結晶方位面が形成されているため、実際の亀裂103aは、理想的な亀裂103とはならずに単結晶シリコンのへき開面である(110)面や(111)面に沿った方向に傾いてしまう。図15は、表面が(100)面でへき開面が(111)面である場合を模式的に示したものである。その結果、シリコン基板101の表面における割断予定線Cから大きくずれた位置で基板表面が分断されることになる。また、改質層102が基板内部深く形成された場合には、先端102aと基板表面との距離が長すぎて、基板の割断・分離ができない場合もある。
特に、インクジェットノズル等の吐出口が形成された液体吐出ヘッドの素子基板では、吐出口の下にインク等液体を供給するための開口構造が存在するため、亀裂がそれらに進展し、基板を破壊するという問題がある。そしてこの傾向は、内部の改質層に対して基板の厚さが大きい場合に、より顕著となる。
本発明は、上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、レーザ光を基板内部に集光させて内部加工領域を形成しながらも、その内部加工領域(特に内部加工領域として亀裂や加工痕)が基板表面に達することのないレーザ割断方法およびレーザ割断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のレーザ割断方法は、被割断部材表面から被割断部材内部の所定の深度の集光点にレーザ光を集光させて内部加工領域を形成し、前記被割断部材表面が複数の領域に分離されるように当該被割断部材を割断するレーザ割断方法であって、前記集光点に複数のレーザ光束を集光させて照射パルス列を生成し、該照射パルス列の合成時間幅を変化させることで、前記内部加工領域の大きさを変化させることを特徴とする。
また、本発明のレーザ割断装置は、被割断部材表面から所定の深さの集光点にレーザ光を集光させて内部加工領域を形成することで、前記被割断部材表面をレーザ光によって複数の領域に分離するためのレーザ割断装置であって、前記被割断部材表面を照射するレーザ光束を複数のレーザ光束で形成する光学系を有し、該光学系により前記集光点に複数のレーザ光束を集光させて生成した照射パルス列の合成時間幅を変化させることで、前記内部加工領域の大きさを変化させることを特徴とする。
本発明によれば、レーザ光を被割断部材内部に集光させて内部加工領域(例えば亀裂)を形成する際に、被割断部材の表面からの深さ方向の位置に応じて内部加工領域の大きさを変化させることができるので、表面に達するような内部加工領域を形成することを避けることができる。そのため、ブレードダイシングや従来の基板表面から切り込むレーザ加工のように非割断部材表面を汚染するおそれがない。
また、表面近傍では小さい内部加工領域を形成することができ、このような小さい内部加工領域を多数形成することで割断時の亀裂の連結が確実となり、割断予定線からはずれた亀裂伝搬の形成を避けることができる。
図1(a)に示すように、被割断部材としての実施例として、表面に複数の半導体素子部であるロジック素子部10aが形成されたシリコン基板10を用い、そのロジック素子10aを個々の素子チップに分離する割断方法について説明する。
図2に示すようにシリコン基板10の内部の所定の深度の集光点にレーザ光を集光させ、シリコン基板10のロジック回路等が形成された基板表面11に到達しない内部加工領域(例えば、溶融、亀裂、結晶構造が変化した状態等をいう。)を形成する。シリコン基板10を用いた場合には、内部加工領域として視認できるとして代表的な現象は亀裂である。このようにして、シリコン基板10の内部に内部亀裂12(12a〜12c)を形成し、各集光点を割断予定線Cに沿って走査(相対移動)させることで、割断予定線Cに沿ってバンド状の亀裂群を形成する。
このような亀裂群の形成後またはその前に、割断予定線C(C1、C2)に沿って基板表面11に凹部を形成する。具体的には、ケガキ等による線状加工部である表面加工痕11aを形成する表面加工を行う。
表面加工痕11aの形成とレーザ光による亀裂群の内部加工後に、割断のための外力を作用させると、表面加工痕11aに応力が集中して内部亀裂12cと連結するため、基板表面11に発生する実際の割断線が割断予定線Cからずれることがない。
図1(a)、(b)に示す厚さ625μmのシリコン基板10は、図1(c)に示すように、表面が(100)面に形成されたシリコンウエハ1の表面に、厚さ1μm程度の酸化膜2が形成されている。その上には、インク等液体吐出用の構造、およびそれらを駆動するロジック素子、配線等を内蔵したエポキシ樹脂製の構造物であるノズル層3が配置され、それらは、各ロジック素子部10aを構成している。
このように液体吐出用の構造等を内蔵したノズル層3の直下に、開口部である液体供給口(インク供給口)4をシリコンウエハ1の異方性エッチングにより形成する。ノズル層3は、製造工程の終盤でシリコンウエハ1を各素子チップに割断できるように、互いに割断予定線Cを挟んで配置される。割断予定線Cはシリコンウエハ1の結晶方位に沿って形成され、隣接するノズル層3の間隔Sは最小で400μm程度である。
図3ははシリコン基板10を個々の素子チップとなるロジック素子部10aに分離する割断プロセスを説明するフローチャートである。このフローチャートに示されたプロセスは、順にテープマウント工程、ウエハ補正工程、表面線状加工工程(表面加工工程)、内部亀裂形成工程(内部加工領域形成工程)、割断工程、リペア工程、ピックアップ工程の7工程からなる。
以下に各工程を順に説明する。
〔テープマウント工程〕
図4に示すように、シリコン基板10は、まず、割断までの工程で素子が分離するのを防止するためのテープマウントを行う。テープマウントは、ダイシングフレームMが貼り付けられた、粘着性を有するダイシングテープTをシリコン基板10の裏面に貼り付けることによりなる。
ダイシングテープとしては、紫外線硬化型あるいは感圧型粘着剤が塗工された粘着テープや、自己粘着層を有する粘着テープを用いる。
〔ウエハ補正(ソリ矯正)工程〕
上述のようにシリコン基板10の表面に形成される樹脂層であるノズル層3は硬化時に熱収縮を起こすため、シリコン基板10の全体が図5(a)に示すように変形している。このように変形した状態で、後述のレーザ照射を行うと基板表面11で局部的に入射角度が異なり、精度よく加工することができない。従って、予めこの変形を矯正しておく必要がある。そこで、図5(b)に示すように、ダイシングテープTの側からシリコン基板10を吸着ステージDにて吸引することで、シリコン基板10を平坦化し変形を矯正する。
〔表面凹部加工工程〕
続いてシリコン基板10の各ロジック素子部10aの割断を精度よく行うために、割断予定線Cに亀裂の伝播を誘導する凹部である表面加工痕11aを基板表面11に形成する。すなわち、割断予定線Cに沿って表面加工痕11aを形成することで、後の工程で外力により割断を行なう際に、表面加工痕11aに応力集中が起こり、割れが表面加工痕11aへ誘導される。または表面加工痕11aが起点となり、割れが内部に進行する。従って、ロジック回路等を破壊するような不必要な割れを生じることがない。
表面加工痕11aの形成は図6に示すように、割断予定線Cに沿って超硬刃、ダイヤモンド刃等の工具40を用いたスクライバーにてケガキを入れればよい。表面加工痕11aは、幅2μm以上、深さ1μm以上が好ましい。ただし、内部亀裂12を加工するレーザ光Lの光路を妨げない大きさにする必要がある。加工深さは、割断時に表面加工痕11aと亀裂12間において応力集中を起こす深さが適している。その加工深さであれば、図6に示すようにシリコン基板10の表面層である酸化膜2の厚さより小さくてもよいし、酸化膜2の厚さと同じか若しくはそれ以上の深さとなっても問題はない。
また、表面加工痕11aは少なくともロジック素子部10aを有する基板表面11に対しては必須であるが、シリコン基板10の表側表面と裏側表面の双方に形成してもよい。
また、工具40を用いたケガキ加工にて表面加工痕11aを形成する場合、本実施例のように後述の内部亀裂形成前に表面加工痕を形成することで、加工負荷による不必要な割れを回避することができる。逆に、表面加工痕を先に形成する場合には、加工痕自体が後工程でのレーザ照射時の加工位置を示す基準(線)とすることができ、レーザ照射の作業効率を向上することができる。
なお、表面加工痕11aは、レーザ光Lによる内部亀裂形成工程の後に形成してもよい。この場合は内部亀裂形成時にレーザ光のケラレの影響(表面加工痕ができた表面の凹部斜面が照射されたレーザ光を反射して基板内部へ到達するレーザ光量が減少する現象)が無いため、より効率良く内部亀裂形成を行うことができる。
〔内部亀裂形成工程〕
図7(a)に示す加工装置50を用いて図2に示した内部亀裂12を形成する。この加工装置50は、光源光学系と、集光光学系52と、自動ステージ機構53と、を備えている。ここで、光源光学系は、光源51、ビーム拡大系51a、ミラー51b等を有する。また、集光光学系52は、顕微鏡対物レンズ52a、ミラー52b、自動焦点機構52c等を有する。また、自動ステージ機構53は、Xステージ53a、Yステージ53b、微動調整ステージ53c等を有する。その他、ワークWであるシリコン基板10のオリエンテーションフラット10b(図1(a)参照)によるアライメントを行う図示しないアライメント光学系も備えている。
光源51としては、パルスYAGレーザの基本波(1064nm)を使用する。パルス幅は15ns〜1000ns前後で、周波数は10KHz〜100KHzである。このレーザの励起源は半導体レーザであり、レーザのパワーは半導体レーザへの注入電流で変化させることができる。この注入電流の電流量、周波数を変化させることでパルス幅を変えることが可能である。
レーザ光の選定は、シリコン基板の分光透過率より決定される。そのため、集光点にて強電界が形成可能でシリコン透過性がある波長域の光であれば、いずれでもかまわない。
光源51から出射したレーザ光Lはビーム拡大系51a等を経て集光光学系52に入射する。集光光学系52の顕微鏡対物レンズ52aは、例えば倍率20 NA(numerical aperture)0.42あるいは倍率50 NA0.55のものを用いる。また、シリコンの屈折率を考慮し、顕微鏡観察にも適用可能なシリコン内部加工に最適な集光レンズを用いることもできる。集光光学系52によってワークWに集光されたレーザ光Lは、図7(b)に示すように、自動ステージ53上のワークWであるシリコン基板10のロジック素子部10aを有する基板表面11から入射する。
このときの光学条件は、基板表面11に表面加工痕11aが存在してもかまわないように設定される。すなわち、表面加工痕11aによるエネルギー損失を考慮してパワーを上げるか、表面加工痕11aを避けて入射するように光束を選定する等の方策をとる。基板表面11から入射した光束はシリコン基板10内を屈折して、内部の所定の深度(a)の集光点Aに集光して内部亀裂12を生じる。この内部亀裂12は、レーザ光の集光点から基板表面に近づく方向及び離れる方向に延在する亀裂であって、集光点の材料を改質(溶解、結晶構造の変化、亀裂を含む。)した内部加工領域に形成されたものである。
実験によれば、図2に示す最上端の内部亀裂12cの亀裂先端は基板表面11より10μm以上離れるように、集光位置や酸化膜2の膜構成、使用するレーザ波長等に応じて加工条件を設定することが望ましい。加工中に不用意に内部亀裂12cと基板表面11との連結が生じたり、レーザ照射条件によっては基板表面11が損傷してしまうことがあるので、これらの発生を防ぐためである。
集光点Aの深さ(a)はシリコン基板10であるワークWあるいは集光光学系52のいずれかを光軸方向に移動させ、集光位置をずらすことで制御できる。シリコン基板10の、波長1064nmに対する、屈折率をnとし、機械的な移動量(シリコン基板10あるいは集光光学系52のいずれかを光軸方向に移動させた時の移動量)をdとした時、集光点Aの光学的な移動量はndである。シリコン基板10の屈折率は波長1.1μm〜1.5μmで3.5近傍であり、実際に実験で測定した屈折率の値とも比較すると、nは3.5に近いものであった。つまり、機械的な移動量が100μmであると、レーザ光Lの集光点は表面より350μmの位置に形成される。
また、屈折率が3.5近傍であるということは反射率が大きいことを示している。一般に垂直入射での反射は((n−1)/(n+1))であるからシリコン基板では30%程度となる。残りのエネルギーが内部に到達するが、シリコン基板の光吸収も存在するので、集光点での最終的なエネルギーはさらに小さくなる。厚さ625μmのシリコン基板にて実測したところ、20%程度の透過率であった。
集光点Aにレーザ光Lが集光すると、部分的にシリコンの結晶状態が変化し、その結果、内部亀裂12が走ることになる。実験結果では、その亀裂長さ(b)(図7B)は2μm〜100μm程度であった。ここで、レーザ光による基板内部の内部加工領域の大きさ、例えば、亀裂長さ(b)は、レーザ光の発振パルス幅を変化させることで、変えることができる。半導体レーザ励起YAGレーザでは、半導体レーザへの注入電流および発振周波数を変化させることで、亀裂長さ(b)を変えることができる。実験結果より、レーザのパルスエネルギーを2μJ〜100μJ、パルス幅を15nsec〜1000nsecの範囲内で変化させたとき、2μm〜100μmの範囲内でその長さを変えた亀裂を形成することが可能である。
ここで、亀裂の長さは、レーザ光の集光点付近の部位の昇温に伴う圧縮応力と、その部位のアモルファス化による体積膨張に伴う引っ張り応力とのバランスで決まるものと考えられる。そこで、亀裂の長さを拡大するためには、圧縮応力を小さくするとともに、体積膨張を拡大することが望ましい。これは、エネルギー一定でパルス幅を長くすることでも実現可能である。しかしながら、単にパルス幅の長いレーザ光を照射しても、パルス幅が長くなれば、それに応じてピークパルスの尖頭値も小さくなってしまう。この場合には、アモルファスへの相転移に必要な一定の閾値以上の電解強度が得られない。そのため、レーザ光の集光点でのアモルファスへの相転移が発生しないので、亀裂の形成ができないことになる。例えば、パルス幅17nsec〜1100nsecの範囲での閾値は2μJ〜5μJである。他方、亀裂の形成に必要なピークパルスの尖頭値を確保するとパルス幅の方が短くなり、所望の長さの亀裂を得ることができないことになる。
そこで、亀裂の形成に必要なピークパルスの尖頭値を得ながら、実質的に単一のパルスの幅の長さを選択することができれば、そのパルス長に応じた長さの亀裂を形成することが可能となる。本実施例の擬似パルス法は、上述のように、亀裂の形成に必要なピークパルスの尖頭値を確保したパルスを、その一部が重なるように連続して照射するものである。これにより、短パルスが重畳して、実質的に短パルスのパルス幅より長いパルス幅の単一パルスを得ることができ、この擬似パルスのパルス長を短パルスの数により調整する等により所望の長さの亀裂を形成するものである。
図8(a)に、集光光学系52(図7(a))に入射した1つのレーザ光束を用いて、長短異なるパルス幅を生成したり、集光位置を変化させることの可能な光学系56を示す。この光学系56では、同一パルスのレーザ光束を振幅分割して、複数のパルスを形成することで擬似合成パルスを形成することも可能である。
ビームエクスパンダー51aから出射光束をビーム分割系52eへ入射させる。ビーム分割系52eでは、レーザ光Lは、ビームスプリッターBSで振幅分割され、2つの光束に分岐される。このとき、ビームスプリッターBSは、偏光ビームスプリッターでもかまわない。透過した光束は、そのまま集光光学系52の対物レンズ52aにより集光される。
ビームスプリッターBSで反射した光束は、ミラーM1〜M4介して再度ビームスプリッターBSへ戻されるループ光学系56により、ビームスプリッターBSに至る。ループ光学系56の光路内には、レンズLE1、LE2を配置する。レンズLE1、LE2はアフォーカル光学系57を構成し、レンズLE1へ平行光束を入射すると、レンズLE2から平行光束を出射する。対物レンズ52aとレンズLE1、LE2との関係は、レンズLE1の集光点がレンズLE2と対物レンズ52aとで形成される光学系の物体面位置に対応する。そのため、レンズLE2から射出される光束は、レンズLE1の集光点の空間的な位置に依らず、開口効率が100%となるように配置される。ビームスプリッターBSが偏光ビームスプリッターであれば、ループ光学系56の光路内に波長板を入れて、円偏光にしておく必要がある。
ビームスプリッターBSに戻された光束は、先と同様に振幅分割され、今度は反射光が対物レンズ52aの方へ向かう光路を辿り、他方、透過光は再度ループ光学系56内の光路を辿り、再々度、ビームスプリッターBSに戻って来る。そして、光学系を通過する間の損失などから、ループ光学系56を循環する回数が決定される。
この結果、対物レンズ52aで形成される集光位置は、空間的には一致して例えばP1となるが、時間的にはループ光学系56を通過した回数に応じて遅延して集光位置P1に到達する。この時間的に遅延するパルスを図8(b)に模式的に示す。もともと1つのパルスレーザ光束Lから時間的にずれて集光位置P1に至る複数のパルスからなるパルス列は遅延時間相当のパルス幅を有する合成パルス化された1つの擬似パルスとみなせる。光速度は3×10m/secであるから1mの光路が長くなると、3nsec程度の遅れが生じる。適当な長さの光路を形成することにより、所望のパルス幅の擬似パルスが得られる。
また、アフォーカル光学系57のレンズLE1を光軸方向であるX方向、あるいは光軸とは交差する方向であるY方向へ微動させると、光路内のアフォーカル光学系57の状態が変化する。この変化による対物レンズ52aによる各光束の集光位置は、P1からは空間的にずれた位置であるP2、P3となる。空間的なずれの大きさは、アフォーカル光学系57を通過する回数に応じて増大する。図8(c)に示す亀裂C1〜C3は、レーザ光束がアフォーカル光学系57を通過した回数に応じたものを示している。C1がアフォーカル系57を通過しなかった時の亀裂、C2、C3と順にアフォーカル光学系57を通過した回数の多いレーザ光束の集光によって形成した亀裂をそれぞれ表している。
レンズLE1をX方向に動かしたときの亀裂C1〜C3を表したものが図8(c)の上2つの図であり、同じくY方向に動かしたときの亀裂C1〜C3を表したものが図8(c)の下2つの図である。
図8(d)には、レンズLE1を、X方向とY方向とを同時に組み合わせて動かしたときの亀裂C1〜C3の様子を示す。例えば、図8(c)の上から下へ順にX1、X2、Y1、Y2と表記する。すると、図8(d)の上から下へ順にX1の変位とY2の変位の合成変位、X2の変位とY2の変位の合成変位、X2の変位とY1の変位の合成変位、X1の変位とY1の変位の合成変位の様子を示す。
これらの集光点列は、形成される亀裂長さを実験で確認し、基板の割断に最適な大きさと位置の亀裂を形成するように空間的、時間的なずれを生じさせるように、ループ光学系56を設計することで得ることができる。また、基板の端部のように、割断場所に応じて1つのシリコン基板の中で亀裂の状態を変えることは、基板表面の割断予定線からはずれない、あるいはゴミ等を生じない、より好ましい割断を行うことができる。
なお、パルス幅を拡大するために、複数のレーザ光源を用いて擬似的に長いパルス幅のレーザ光束を生成したものを用いてもよい。また、1つのレーザを光学素子にて分割することで複数生成してもよい。また、時間的、空間的に集光点をずらすことができる光学系を用いてもよい。
次に内部加工領域を形成するレーザ光の基板表面への照射位置を基板表面に沿って相対移動させ、内部加工領域を基板表面に沿った方向に形成する。具体的には、シリコン基板10の内部の一点から内部亀裂12を形成し、集光点Aを割断予定線Cに沿って相対移動させることで割断予定線Cの直下の内部加工を行う。なお、図1(a)に示すように、シリコン基板10の割断予定線Cには、オリエンテーションフラット10bを基準にして互いに直交する2方向の割断予定線C1、C2がある。
シリコン基板10であるワークWは、XY方向に移動可能な自動ステージ53に載置され、ワークWを乗せた自動ステージ側または集光光学系側に光軸方向(深さ方向)に移動可能なZステージ(自動焦点機構)52cを設け、集光光学系52とワークWの間隔を可変とする。
XY方向の移動速度はレーザ発振周波数と亀裂形状などを考えて決定され、通常周波数10KHz〜100KHzでは移動速度は10mm/sec〜100mm/secが目安となっている。移動速度が100mm/sec以上であると、内部加工は移動方向に対してとびとびになり、同じ割断予定線上の隣接する亀裂の間隔が著しく広くなる等、後の割断に影響を与える。
また、集光光学系52は、ワーク照射点と共役になるように観察用カメラ52fを有し、一方シリコン基板10の反射率は30%程度あるため、これを無視しては観察用カメラ52fの素子が損傷してしまう。そのため、レーザの出力に応じたフィルターを配置している。観察用の照明は、ケーラー照明が形成できるように集光に使用している顕微鏡対物レンズ52aの入射瞳の位置に光源を形成できるようにリレーレンズを用いる。また、照明もフィルターを通して行い、照明用光学素子の損傷を極力排除するものである。
上記の観察光学系以外にもAF光学系(不図示)を導入し、ワークWとの間隔を測定する。AF光学系は、観察用カメラ52fで得られた画像のコントラストを求めその値から、ピントや傾きを計測するものである。実際にはこのコントラストを測定するためにワークWまでの距離を微小送りしながら計測し、最良位置を決定する。なお、AF動作はシリコン基板10であるワークWの平行度など見て動作するか否かを判定する。このAF動作に関する情報は、上述のレーザの発振条件を設定変更する際のデータとなる。
なお、1つの集光点で形成される亀裂長さは2μm〜100μmであり、対象となるシリコン基板の厚みは625μmであるので、このシリコン基板を割断するためには複数回の内部加工を行うことが必要となる。また、1つのポイントでの内部加工の順番は基板表面から遠い側(奥側)よりはじめて、表面に近づけてゆく。その際、図9に示すように、加工位置情報を用いてレーザの発振条件を設定し、表面近傍は形成される亀裂長さを短くするとともにその密度を上げて加工するとよい。これにより、基板を割断するときに表面近傍の亀裂が容易に相互連絡するので、より精密な割断を行うことが可能となる。さらに、基板近傍を除く内部の亀裂長さ(内部加工領域の大きさ)は、厚さ方向(深さ方向)に長い(大きい)単一の亀裂を形成するように形成することで、より効率のよい割断を行うことも可能となる。
内部亀裂を形成する内部加工時には、基板表面の近傍で形成される内部亀裂が表面加工痕を有する基板表面へ到達するような加工は行わないものとする。また、集光点近くの既存の内部亀裂が、レーザ照射による熱などの影響で成長し、基板表面へ到達するような加工条件は選択しないものとする。そのために、表面近傍での亀裂形成ではパルス幅を長くし、同時にパルスエネルギーを亀裂形成閾値に近い大きさに下げて設定にする。光学系としては、表面近傍での加工はNAの大きなものが好ましく、表面より50μmまではNAを0.55以上に上げる。
しかし、基板内部においてはその限りではなく、図2(図9)に示すように、内部亀裂12a〜12cが深さ方向(基板の厚み方向或いは基板の表面に交差する方向)に分断されていてもよいし、あるいは連結していてもよい。
また、基板表面11に最も近い内部亀裂12cは、シリコン基板の基板表面11から10μm〜100μmの深さで、しかも表面加工痕11aと連通しない位置に設けられる。
次に、各亀裂群の加工順序を説明する。
第1の方法は、図10(a)、(b)、(c)に示すように、複数あるいは全ての割断予定線Cに対して、表面よりある高さの亀裂群、例えば実質的に同じ深度の内部亀裂12aの亀裂群の形成を終了した後、深度の異なる内部亀裂12bの亀裂群を加工する。各深度ごとの亀裂群の形成がシリコン基板10の内部で段階的に行われるため、隣接する割断予定線Cによる影響を低減できる。
第2の方法は、図10(d)に示すように、1つの割断予定線Cの直下において、深度の異なる内部亀裂12a、12b、12cの亀裂群をそれぞれ形成した後、他の割断予定線Cの同様の亀裂群を加工する。この方法は、シリコン基板10の平面性に対する焦点位置の補正が必要な場合、加工開始点におけるAF動作回数を減らすことができる。
また、第1の方法には、図10(a)に示すように、集光点を割断予定線に沿って片方向に移動させる場合と、図10(c)に示すように集光点を割断予定線に沿って往復移動させる場合とがある。後者は、移動距離の全長が短くなるため、加工時間を短縮することができる。
本実施例では後者の方を選択しているが、対象物の状態(シリコン基板の平行度、うねり)などから総合的に判断して決定するものである。
〔割断工程〕
各割断予定線Cごとに表面加工痕11aおよび複数の内部亀裂12a、12b、12cを形成したシリコン基板10は、少なくとも表面加工痕11aと表面直下の内部亀裂12cとは連結していない。従って、レーザ加工後のシリコン基板10の個々のロジック素子部10aは割断されていない。この状態のシリコン基板10を素子チップに割断する手順は以下のように行う。
図11(a)に示すように、表面加工痕11aと内部亀裂12(12a、12b、12c)とを形成した後のシリコン基板10を、ダイシングテープTにマウントしたまま、シリコン基板10の裏面が上となるように、割断装置のゴムシート60上に置く。このゴムシート60は、シリコーンゴムあるいはフッ素ゴムなどの弾力性のある材料でできている。なお、シリコン基板10の基板表面11がゴムシート60に接することで表面側に汚れが付着することを避けるために、内部亀裂形成後のシリコン基板10の表面側にバックグラインドなどに用いられる市販の保護テープRを貼付してもよい。
割断は、ステンレスのローラー61でダイシングテープTを介してシリコン基板10を圧迫することでなされる。まず、シリコン基板10の割断予定線Cの1つ、好ましくは第一割断方向がローラー軸と略平行になるようにシリコン基板10をゴムシート60上に置く。ローラー61を転がしながらシリコン基板10を圧迫すると、ローラー61の直下のゴムシート60は沈み込むように変形する。シリコン基板10は、ゴムシート60側すなわち表面側に伸び方向の応力が作用する。この応力は、基板表面11の最も弱い個所、すなわち割断予定線C1上の表面加工痕11aを広げるように作用する。
この結果、図11(b)に示すように、表面加工痕11aを起点として亀裂が発生する。この亀裂は基板内部のレーザ照射による内部亀裂12a、12b、12cを連結することで基板裏面へ進行して、基板裏面に至り、割断予定線C1に沿ってシリコン基板10が割断される。亀裂の進行はシリコン基板10の結晶方位に沿って起こるが、割断は表面加工痕11aとの連結により行われるため、基板表面11上の割断予定線C1から大きくずれることはない。ローラー61の進行に伴い、第一割断方向の割断予定線C1に沿ってシリコン基板10は順次割断が終了する。ローラー61の進行は、シリコン基板10の端部から他方の端部へ向けて行う方法や、シリコン基板10の中央付近をローラー61の圧迫の開始点としてシリコン基板10の端部へ向けて行う方法などいずれでもよい。
次に、シリコン基板10を90°回転し、第二割断方向の割断予定線C2とローラー61の軸とが略平行となるようにする。第1割断方向と同様にローラー61でシリコン基板10を圧迫し、第二割断方向にて表面加工痕11aを起点とする亀裂を生じさせ、裏面へ到達させる。
以上の工程により、シリコン基板10は個々の素子チップに分離される。
図11(a)、(b)に示した割断工程は、硬質のローラーによるゴムシートの変形に伴う応力をシリコン基板の表面に作用させるものであるが、ロジック素子やノズル層が破壊されてはいけない。そのため、ローラーによるシリコン基板の圧迫荷重やゴムシートの厚み、ゴム硬度を選ぶことが必要である。また、併せて適切なダイシングテープや表面の保護テープの材質、厚さを選定することも必要である。
割断予定線に沿って作用する外力により、表面加工痕と内部亀裂を有するシリコン基板を割断する方法は以下の2つの方法のいずれかでもよい。
第1の方法は、図12に示すように、シリコン基板10のロジック素子部10a間の割断予定線Cに曲げ応力を与え、割断予定線Cに沿って素子を分離する。割断されるロジック素子部10aの表面側をコレット62aで、裏面側をピン63で挟持した状態で、1〜10μm程度、上方に押し上げる。このとき、隣接するロジック素子部10aが上方に押し上げられないように、他のコレット62bにより隣接するロジック素子部10aの一部が抑えられる。この結果、割断予定線C上の表面加工痕11aが広がるような応力が作用し、表面加工痕11aを起点とする亀裂が生じ、内部亀裂12と連結して、シリコン基板10の裏面まで到達する。
第2の方法は、図13に示すように、割断予定線Cに沿って、シリコン基板10の表面側に直接機械的な衝撃を与える方法である。表面加工痕11aと内部亀裂12の形成後のシリコン基板10はシングルポイントボンダーに搬送され、基板表面11、好ましくは表面加工痕11aの近傍を微小で硬い工具64で連続的な打撃を与えることで、表面加工痕11aを起点に割れを形成する。
また、レーザ加工後の基板へ新たに熱衝撃を与えて割断することも考えられる。
〔リペア工程〕
割断工程にて表面加工痕11aと内部亀裂12による亀裂が新たな亀裂で連結されるとともに、更に亀裂は裏面側へも到達し、シリコン基板10は各素子チップに分離される。
しかし、偶発的に完全分離が成されていない場合は再割断する必要がある。再割断の方法としては例えば図14(a)、(b)に示した機構を用いて割断が成されていないロジック素子部10aのみ個別に応力を加え完全に割断する。
〔ピックアップ工程〕
割断工程およびリペア工程にて分離された素子チップ10aであるロジック素子部は、図14(a)、(b)に示すように吸着コレット65およびピックアップピン66によって搬出され、個別に収納される。この際,エキスパンダーなどにより素子の間隙を広げてピックアップすることは、ピックアップの作業をより容易に行うことができる。また、ピックアップの際に発生する微小な粉塵を吸引除去することは素子チップ10aの信頼性向上にとって有効である。
なお、上述の実施例においては、空間的に異なる亀裂長さを形成するために、レーザはシリコン基板に対して透過である波長をもつパルス幅の異なる複数のレーザを用いることができる。あるいは、シリコン基板に対して透過である波長をもつパルス列の中の少なくとも1つが同じようにシリコン基板を透過する波長を持った連続発振レーザを組み合わせたレーザシステムを用いることができる。また、1つのレーザを用いて複数の光束を生成するため、分割手段として振幅、波面および偏光などを利用することもできる。
以上のような本実施例によれば、レーザ光を被割断部材内部に集光させて内部加工領域(例えば亀裂)を形成する際に、被割断部材の表面からの深さ方向の位置に応じて内部加工領域の大きさを変化させることができる。そのため、表面に達するような内部加工領域を形成することを避けることができ、ブレードダイシングや従来の基板表面から切り込むレーザ加工のように非割断部材表面を汚染するおそれがない。
また、表面近傍では小さい内部加工領域を形成することができ、このような小さい内部加工領域を多数形成することで割断時の亀裂の連結が確実となり、割断予定線からはずれた亀裂伝搬の形成を避けることができる。
一実施の形態によるシリコン基板を説明するもので、(a)はその斜視図、(b)は(a)の一部分を拡大して示す部分拡大斜視図、(c)は(b)の断面を示す部分断面図である。 実施例を説明する模式図である。 実施例による割断プロセスを示すフローチャートである。 テープマウント工程を説明する図である。 ウエハ補正工程を説明する図である。 表面加工痕を形成する表面凹部加工を説明する図である。 内部亀裂形成工程を説明するもので、(a)はレーザ光を照射する加工装置を示す模式図、(b)は内部亀裂が発生するメカニズムを示す図である。 同一パルスを振幅分割し、分割光束の集光を説明する図である。 基板深さ方向(厚み方向)における亀裂を説明する図である。 各深度の亀裂群を形成するときのレーザ走査方法を説明する図である。 ローラーによる割断工程を説明する図である。 コレットによる割断工程を説明する図である。 工具による打撃を与えることで割断する場合を説明する図である。 リペア工程を説明する図である。 一従来例による基板割断方法を説明する図である。
符号の説明
1 シリコンウエハ
2 酸化膜
2a 溝
3 ノズル層
4 液体供給口
10 シリコン基板
10a ロジック素子部
11 基板表面
11a 表面加工痕
12、12a、12b、12c 内部亀裂

Claims (11)

  1. 被割断部材表面から被割断部材内部の所定の深度の集光点にレーザ光を集光させて内部加工領域を形成し、前記被割断部材表面が複数の領域に分離されるように当該被割断部材を割断するレーザ割断方法であって、
    前記集光点に複数のレーザ光束を集光させて照射パルス列を生成し、該照射パルス列の合成時間幅を変化させることで、前記内部加工領域の大きさを変化させることを特徴とするレーザ割断方法。
  2. 被割断部材表面から被割断部材内部の所定の深度の集光点にレーザ光を集光させて内部加工領域を形成し、前記被割断部材表面が複数の領域に分離されるように当該被割断部材を割断するレーザ割断方法であって、
    前記集光点に複数のレーザ光束を集光させて照射パルス列を生成し、該照射パルス列の合成時間幅の変化と各レーザ光束の集光位置の変位との組み合わせを用いることで、前記内部加工領域の大きさを変化させることを特徴とするレーザ割断方法。
  3. 内部加工領域の被割断部材の表面からの深さ方向の大きさを、被割断部材表面に近い位置にある内部加工領域よりも遠い位置にある内部加工領域の方を大きくすることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ割断方法。
  4. 被割断部材内部に内部加工領域を形成する前に、被割断部材を割断する際に応力を集中させるための凹部を被割断部材表面に形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレーザ割断方法。
  5. 被割断部材内部に内部加工領域を形成した後に、基板を割断する際に応力を集中させるための凹部を被割断部材表面に形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレーザ割断方法。
  6. 被割断部材に外力を与えることによって内部加工領域と被割断部材表面の凹部とに至る亀裂が形成されることを特徴とする請求項4または5に記載のレーザ割断方法。
  7. 内部加工領域を形成するレーザ光の被割断部材への照射位置を被割断部材表面に沿って相対移動させ、前記内部加工領域を前記被割断部材表面に沿った方向に形成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のレーザ割断方法。
  8. 被割断部材表面から所定の深さの集光点にレーザ光を集光させて内部加工領域を形成することで、前記被割断部材表面をレーザ光によって複数の領域に分離するためのレーザ割断装置であって、
    前記被割断部材表面を照射するレーザ光束を複数のレーザ光束で形成する光学系を有し、該光学系により前記集光点に複数のレーザ光束を集光させて生成した照射パルス列の合成時間幅を変化させることで、前記内部加工領域の大きさを変化させることを特徴とするレーザ割断装置。
  9. 被割断部材表面から所定の深さの集光点にレーザ光を集光させて内部加工領域を形成することで、前記被割断部材表面をレーザ光によって複数の領域に分離するためのレーザ割断装置であって、
    前記被割断部材表面を照射するレーザ光束を複数のレーザ光束で形成する光学系を有し、該光学系により前記集光点に複数のレーザ光束を集光させて生成した照射パルス列の合成時間幅の変化と各レーザ光束の集光位置の変位との組み合わせを用いることで、前記内部加工領域の大きさを変化させることを特徴とするレーザ割断装置。
  10. レーザ光を被割断部材表面へパルス照射する光学系がレーザ光の一部をループ状に分岐して循環させるループ光学系を有し、該ループ状光学系を経由したレーザ光のパルスが集光点に至る時間と、前記ループ状光学系を経由しないレーザ光のパルスが集光点に至る時間と、の間にずれを生じさせることで照射パルス列の合成時間幅を変化させることを特徴とする請求項8または9に記載のレーザ割断装置。
  11. レーザ光の一部をループ状に分岐して循環させるループ光学系を経由したレーザ光の集光位置を、前記ループ光学系を経由しないレーザ光の集光位置とずらすことを特徴とする請求項10に記載のレーザ割断装置。
JP2005327566A 2004-11-19 2005-11-11 レーザ割断方法およびレーザ割断装置 Expired - Fee Related JP4856931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005327566A JP4856931B2 (ja) 2004-11-19 2005-11-11 レーザ割断方法およびレーザ割断装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004335398 2004-11-19
JP2004335398 2004-11-19
JP2005327566A JP4856931B2 (ja) 2004-11-19 2005-11-11 レーザ割断方法およびレーザ割断装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006167804A true JP2006167804A (ja) 2006-06-29
JP2006167804A5 JP2006167804A5 (ja) 2008-12-25
JP4856931B2 JP4856931B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=36669096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005327566A Expired - Fee Related JP4856931B2 (ja) 2004-11-19 2005-11-11 レーザ割断方法およびレーザ割断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4856931B2 (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080401A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Eo Technics Co Ltd ポリゴンミラーを用いた対象物多重加工方法
JP2008296254A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2010003817A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Tokyo Seimitsu Co Ltd レーザーダイシング方法及びレーザーダイシング装置
WO2010090111A1 (ja) * 2009-02-09 2010-08-12 浜松ホトニクス株式会社 加工対象物切断方法
WO2011030802A1 (ja) 2009-09-10 2011-03-17 アイシン精機株式会社 レーザ加工方法及びレーザ加工装置
WO2011093113A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
WO2012014722A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 基板加工方法
WO2012014717A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 半導体デバイスの製造方法
WO2012014709A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
WO2012014721A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
WO2012014724A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 基板加工方法
WO2012014720A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
JP2013128088A (ja) * 2011-11-18 2013-06-27 Hamamatsu Photonics Kk レーザ加工方法及びレーザ加工装置
KR101370114B1 (ko) 2009-12-23 2014-03-04 인텔 코포레이션 효율적인 웨이퍼 레이아웃을 위한 오프셋 필드 그리드
US8755107B2 (en) 2010-01-27 2014-06-17 Hamamatsu Photonics K.K. Laser processing system
WO2014156828A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
JP2015020188A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社デンソー レーザ加工装置
JP2016002569A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 株式会社ディスコ レーザー加工装置
JP2018523291A (ja) * 2015-06-01 2018-08-16 エバナ テクノロジーズ ユーエービー 半導体加工対象物のスクライブ方法
WO2020090894A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP2020069530A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
WO2020090905A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529693A (ja) * 1990-09-19 1993-02-05 Hitachi Ltd マルチパルスレーザ発生装置、及びその方法、並びにそのマルチパルスレーザを用いた加工方法
JPH0557464A (ja) * 1991-09-02 1993-03-09 Nikon Corp レーザ加工装置
WO2003008168A1 (fr) * 2001-07-16 2003-01-30 Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. Dispositif de rainurage pour substrat constitue de matiere fragile
JP2004087663A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Tokyo Seimitsu Co Ltd ダイシング装置及びチップ製造方法
JP2005138143A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Disco Abrasive Syst Ltd レーザ光線を利用する加工装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529693A (ja) * 1990-09-19 1993-02-05 Hitachi Ltd マルチパルスレーザ発生装置、及びその方法、並びにそのマルチパルスレーザを用いた加工方法
JPH0557464A (ja) * 1991-09-02 1993-03-09 Nikon Corp レーザ加工装置
WO2003008168A1 (fr) * 2001-07-16 2003-01-30 Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. Dispositif de rainurage pour substrat constitue de matiere fragile
JP2004087663A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Tokyo Seimitsu Co Ltd ダイシング装置及びチップ製造方法
JP2005138143A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Disco Abrasive Syst Ltd レーザ光線を利用する加工装置

Cited By (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080401A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Eo Technics Co Ltd ポリゴンミラーを用いた対象物多重加工方法
JP2008296254A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Disco Abrasive Syst Ltd レーザー加工装置
JP2010003817A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Tokyo Seimitsu Co Ltd レーザーダイシング方法及びレーザーダイシング装置
US8865568B2 (en) 2009-02-09 2014-10-21 Hamamatsu Photonics K.K Workpiece cutting method
WO2010090111A1 (ja) * 2009-02-09 2010-08-12 浜松ホトニクス株式会社 加工対象物切断方法
US8728914B2 (en) 2009-02-09 2014-05-20 Hamamatsu Photonics K.K. Workpiece cutting method
CN102307699A (zh) * 2009-02-09 2012-01-04 浜松光子学株式会社 加工对象物的切断方法
CN102307699B (zh) * 2009-02-09 2015-07-15 浜松光子学株式会社 加工对象物的切断方法
JP5632751B2 (ja) * 2009-02-09 2014-11-26 浜松ホトニクス株式会社 加工対象物切断方法
WO2011030802A1 (ja) 2009-09-10 2011-03-17 アイシン精機株式会社 レーザ加工方法及びレーザ加工装置
KR101370114B1 (ko) 2009-12-23 2014-03-04 인텔 코포레이션 효율적인 웨이퍼 레이아웃을 위한 오프셋 필드 그리드
TWI501831B (zh) * 2010-01-27 2015-10-01 Hamamatsu Photonics Kk Laser processing method
US8828891B2 (en) 2010-01-27 2014-09-09 Hamamatsu Photonics K.K. Laser processing method
US8755107B2 (en) 2010-01-27 2014-06-17 Hamamatsu Photonics K.K. Laser processing system
JP2011152561A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Hamamatsu Photonics Kk レーザ加工方法
CN102725096A (zh) * 2010-01-27 2012-10-10 浜松光子学株式会社 激光加工方法
WO2011093113A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
JP5476476B2 (ja) * 2010-07-26 2014-04-23 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
WO2012014721A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
TWI568525B (zh) * 2010-07-26 2017-02-01 Hamamatsu Photonics Kk Laser processing method
JPWO2012014717A1 (ja) * 2010-07-26 2013-09-12 浜松ホトニクス株式会社 半導体デバイスの製造方法
US8541319B2 (en) 2010-07-26 2013-09-24 Hamamatsu Photonics K.K. Laser processing method
JP5389265B2 (ja) * 2010-07-26 2014-01-15 浜松ホトニクス株式会社 基板加工方法
JP5389266B2 (ja) * 2010-07-26 2014-01-15 浜松ホトニクス株式会社 基板加工方法
JP5389264B2 (ja) * 2010-07-26 2014-01-15 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
CN103025478A (zh) * 2010-07-26 2013-04-03 浜松光子学株式会社 基板加工方法
US8673167B2 (en) 2010-07-26 2014-03-18 Hamamatsu Photonics K.K. Laser processing method
CN103025471A (zh) * 2010-07-26 2013-04-03 浜松光子学株式会社 激光加工方法
JP2012024823A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Hamamatsu Photonics Kk レーザ加工方法
US8741777B2 (en) 2010-07-26 2014-06-03 Hamamatsu Photonics K.K. Substrate processing method
WO2012014720A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
WO2012014724A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 基板加工方法
US8828873B2 (en) 2010-07-26 2014-09-09 Hamamatsu Photonics K.K. Method for manufacturing semiconductor device
US8828260B2 (en) 2010-07-26 2014-09-09 Hamamatsu Photonics K.K. Substrate processing method
WO2012014722A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 基板加工方法
WO2012014717A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 半導体デバイスの製造方法
CN103025472A (zh) * 2010-07-26 2013-04-03 浜松光子学株式会社 激光加工方法
WO2012014709A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
US8961806B2 (en) 2010-07-26 2015-02-24 Hamamatsu Photonics K.K. Laser processing method
JP2013128088A (ja) * 2011-11-18 2013-06-27 Hamamatsu Photonics Kk レーザ加工方法及びレーザ加工装置
KR102130746B1 (ko) 2013-03-28 2020-07-06 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 레이저 가공 방법
JP2014188581A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Hamamatsu Photonics Kk レーザ加工方法
WO2014156828A1 (ja) * 2013-03-28 2014-10-02 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工方法
KR20150133717A (ko) * 2013-03-28 2015-11-30 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 레이저 가공 방법
CN105189020A (zh) * 2013-03-28 2015-12-23 浜松光子学株式会社 激光加工方法
US9764421B2 (en) 2013-03-28 2017-09-19 Hamamatsu Photonics K.K. Laser processing method
JP2015020188A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社デンソー レーザ加工装置
JP2016002569A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 株式会社ディスコ レーザー加工装置
JP2018523291A (ja) * 2015-06-01 2018-08-16 エバナ テクノロジーズ ユーエービー 半導体加工対象物のスクライブ方法
JP2020069530A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
WO2020090905A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP2020069531A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
WO2020090894A1 (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP7120904B2 (ja) 2018-10-30 2022-08-17 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP7120903B2 (ja) 2018-10-30 2022-08-17 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法
US11833611B2 (en) 2018-10-30 2023-12-05 Hamamatsu Photonics K.K. Laser machining device
US11897056B2 (en) 2018-10-30 2024-02-13 Hamamatsu Photonics K.K. Laser processing device and laser processing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP4856931B2 (ja) 2012-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4856931B2 (ja) レーザ割断方法およびレーザ割断装置
US8093530B2 (en) Laser cutting apparatus and laser cutting method
US7211526B2 (en) Laser based splitting method, object to be split, and semiconductor element chip
JP2006150385A (ja) レーザ割断方法
JP4995256B2 (ja) 半導体チップの製造方法
JP4791248B2 (ja) レーザー加工装置
US20060258047A1 (en) Method for laser cutting and method of producing function elements
JP2007317935A (ja) 半導体基板、基板割断方法、および素子チップ製造方法
WO2014156688A1 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
WO2010090111A1 (ja) 加工対象物切断方法
JP2004528991A5 (ja)
WO2004082006A1 (ja) レーザ加工方法
JP2004528991A (ja) レーザーによる部分加工
JP4776911B2 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP2006173520A (ja) レーザ割断方法および該方法により割断可能な被割断部材
JP2006145810A (ja) 自動焦点装置、レーザ加工装置およびレーザ割断装置
JP2008012542A (ja) レーザ加工方法
JP5117806B2 (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置
JP4086796B2 (ja) 基板割断方法
JP4054773B2 (ja) シリコン基板割断方法
JP2006147818A (ja) 基板割断方法
JP4509719B2 (ja) レーザ加工方法
JP2006179790A (ja) レーザ割断方法および該方法により割断可能な被割断部材
JP2006114938A (ja) 半導体基板の切断方法
JP2006114937A (ja) 半導体基板の切断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081111

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110914

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees