JP2006167181A - 排便袋およびその使用方法 - Google Patents

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Masahiko Fujii
昌彦 藤井
Hidetada Sasaki
英忠 佐々木
Masaharu Komoda
正治 菰田
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Abstract

【課題】従来の排便袋は、排便時に装着するものであり、使用者が便意を感じたときに介護者によって装着するために、装着が間に合わないことがあるという問題がある。しかも、使用者は、この排便袋を取り付けた状態では、通常の脚を閉じた姿勢をとることができず、寝たきりの人には使用することができないという問題がある。また、寝た状態で使用すると、排泄された便によって肛門の周りおよび会陰部等を汚してしまい、それがただれ、床ずれ、炎症等の原因となるという問題がある。
【解決手段】切り込みを有する略ハート形であって、中程に孔を設けた可撓性を有する膜体製の接着部の前記孔の周囲に、薄膜体製の可撓性を有する袋体の開口を連続させて一体に構成した排便袋である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、寝たきり老人や介護の必要な人等の排便時に用いる排便袋およびその使用方法に関する。
従来の排便袋は、蛇腹状の袋の開口部に粘着テープを接着させ、この袋の上部に通気用孔を設けた構造をしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−116897
しかしながら、上述した従来の技術においては、排便時に装着するものであり、使用者が便意を感じたときに介護者によって装着するために、装着が間に合わないことがあるという問題がある。
しかも、使用者は、この排便袋を取り付けた状態では、通常の脚を閉じた姿勢をとることができず、寝たきりの人には使用することができないという問題がある。
また、寝た状態で使用すると、排泄された便によって肛門の周りおよび会陰部等を汚してしまい、それがただれ、床ずれ、炎症等の原因となるという深刻な問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、予め使用者の肛門から直腸内に装着しておき、排便によって便と共に肛門外に排出することができるようにした手段を提供することを目的とする。
そこで本発明は、切り込みを有する略ハート形であって、中程に孔を設けた可撓性を有する膜体製の接着部の前記孔の周囲に、薄膜体製の可撓性を有する袋体の開口を連続させて一体に構成した排便袋である。
さらに、この排便袋を、患者の肛門に孔を合わせその周囲に接着部を接着させ、袋体を肛門から裏返すようにして直腸内に納め、排便と共に肛門から排出させて用いることを特徴とする。
本発明は、大便を収納する袋体を患者の直腸内に納めてしまうために、排便まで患者は脚を閉じた通常の寝ている姿勢をとることができる効果を有する。
また、患者は便意を催して排便を行うと、この排泄に際し、袋体の露出表面は直腸内で裏返されているために汚染されることがなく、直腸から排出されても介護者は衛生上安全でしかも悪臭になやむことのない状態で後処理を行うことができる効果を有する。
さらに、袋体内に排泄された大便は、接着部が肛門の周囲に密着していることによって外に漏れることがないために、特に、会陰部から尿管内に便が侵入するようなことがなく衛生上極めて安全である。
さらに、本発明の排便袋はおしめと併用することができることにより、小便をおしめによって対応し、大便はおしめ内には排出されないために大便がおしめ内でひろがって付着するようなことがなく皮膚のただれ、発疹、炎症等の発症をなくすことができると共に払拭等の処理の必要がなく、極めて容易な処理作業となる効果を有する。
また、この排便袋は使用後、直ちに外さなくてもよく、介護者は手のあいた時に処理することができ、しかも場合によっては、その状態で次の排便にも対応することが可能であるために夜間においては極めて負担の少ないものとなる。
特に、排便が不随意に行われてしまうような患者に対して用いることによって、排便から常に衛生的な状態を得ることができるという効果が得られる。
さらに、接着部に接着面を形成しておくことにより、使用終了後は、接着部を肛門の周囲から剥がし、その接着面を折って互いに接着することによって大便を密封することができると共に臭いも封じ込めることができる効果を有する。
以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例を接着部側から見た状態の説明図、図2は袋体側から見た状態の説明図、図3は直腸内へ挿入する状態を示す説明図、図4は使用状態を示す説明図、図5は排出された状態の説明図である。
図において、1は高分子ポリマーやゴム製等の可撓性に富む膜状体製の接着部であり、切り込み2を有する略ハート形であって、中程に半径2.5cm程度の孔3があけてある。
この孔3の周囲は患者の肛門の周囲を囲み、切り込み2は会陰部や陰嚢の左右に位置し、切り込み2の反対側の端部4は仙骨に届く程度の大きさの外形であって直径が略10cm程度となっている。
この接着部1の表面には接着材を取り付けて接着面5を形成し、流通時には剥離紙6によって覆っておき、使用時にその剥離紙6をはがして肛門に孔3を合わせてその周囲に接着面5を密着させる。その際、上記の如く切り込み2を会陰部や陰嚢に合わせた位置で取り付けられることになる。
7は袋体であり、合成樹脂、ゴム、合成ゴム等の可撓性に富む薄膜体製であり、直径5cm程度、伸ばさない状態で20cm程度、伸びた状態で25〜7cm程度になるものであり、350ml〜400ml程度が収納できる大きさである。
この袋体7の開口端の接続部8を上記接着部1の孔3の表裏どちらか一方の周囲に密着させることによって両者を一体にして排便袋が構成される。なお、上記の説明は排便袋の製造順序で説明したものではなく、製造にあたっては例えば、接着部1と袋体7の開口の接続部を一体にしてから接着部1の表面に接着面5を形成することになる。
また、上記説明では接着部と袋体を別工程で製造し、後工程で一体にしているが、最初から一体構造として製造してもよいもので、連続部はラッパ状に徐々に広がる形状でもよく、これらは上記の後工程による一体の構成の概念に含まれるものとする。また、接着部と袋体との材質は異なっても同一でもどちらでもよい。
つぎに、上記排便袋の使用について説明する。
まず、接着部1の接着面5の剥離紙6を剥がして接着面5を露出させる。この状態で孔3を肛門に合わせて接着面5を肛門の周囲に接着させることによって袋体7を肛門に装着することができる。この際、切り込み2を会陰部や陰嚢に沿って合わせ、端部4は仙骨付近に位置した状態で接着される。
つぎに、必要に応じて袋体7の内側面に座薬を入れるか塗布するかもしくは肛門内に座薬を注入し、この袋体7を図3に示す如く、肛門から直腸内に介護者が指等で挿入することによって袋体を裏返した状態にして直腸内に納める。なお、この直腸内に納めることに抵抗がある患者や挿入できない患者については、そのまま外に出ている状態でもよい。
このようにして直腸内に袋体を挿入してしまうために図4に示す如く、患者が脚を閉じても接着部1はまったく抵抗なく任意の個所、一般的には中央の切り込み2と端部4を結ぶ線上付近で折れ曲がるために通常の寝ている姿勢をとることができる。
そこで、患者は便意を催して排便を行うと、その排便に伴って袋体7は肛門から押し出され、それによって袋体7は裏返しが戻りながら大便を中に納めた状態で肛門外に排出される。十分に排便が完了する状態まで待って、終了を確認した状態で介護者が接着部1を肛門の周囲から剥がすことによって排便された大便は肛門の周りや背中にひろがることがなくきれいに処理することができる。
肛門から外した排便袋は、図5に示す如く、接着部1の接着面5を折って互いに接着することにより、袋体7を封止することができ、これによって袋体7内に大便を密封することができ、しかも臭いも封じ込める。
この排泄に際し、袋体7の露出表面は直腸内で裏返されているために汚染されることがなく、肛門からの排出によって露出されることになり、介護者は衛生上安全でしかも悪臭になやむことのない状態で後処理を行うことができる。
また、袋体7内に排泄された大便は、接着部1の接着面5が肛門の周囲に密着していることによって外に漏れることがなく、特に、会陰部から尿管内に便が侵入するようなこともなく衛生上極めて安全である。
なお、この排便袋は大便の排便のみに対して有効であるために、小便に対しては対応できない。しかし、この排便袋はおしめと併用することができる。つまり、この排便袋を肛門から直腸内に挿入した状態でおしめをすることができ、これによって小便をおしめによって対応し、大便はおしめ内には排出されないために大便がおしめ内でひろがって付着するようなことがなく皮膚のただれ、発疹、炎症等の発症をなくすことができると共に払拭等の処理の必要がなく、極めて容易な処理作業となる。
また、この排便袋は使用後、直ちに外さなくてもよく、介護者は手のあいた時に処理することができ、しかも場合によっては、その状態で次の排便にも対応することが可能であるために夜間においては極めて負担の少ないものとなる。
特に、排便が不随意に行われてしまうような患者に対して用いることによって、排便から常に衛生的な状態を得ることができることになる。
接着部側から見た状態の説明図 袋体側から見た状態の説明図 直腸内へ挿入する状態の説明図 使用状態を示す説明図 排出された状態の説明図
符号の説明
1 接着部
2 切り込み
3 孔
4 端部
5 接着面
6 剥離紙
7 袋体
8 接続部

Claims (4)

  1. 切り込みを有する略ハート形であって、中程に孔を設けた可撓性を有する膜体製の接着部の前記孔の周囲に、薄膜体製の可撓性を有する袋体の開口を連続させて一体に構成したことを特徴とする排便袋。
  2. 請求項1において、接着部の表面に接着材を取り付けて接着面を形成したことを特徴とする排便袋。
  3. 請求項1において、袋体の内側面に座薬を塗布したことを特徴とする
    排便袋。
  4. 請求項1の排便袋を、患者の肛門に孔を合わせその周囲に接着部を接着させて取付け、袋体を肛門から裏返すようにして直腸内に納め、排便と共に肛門から排出させることを特徴とする使用方法。
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