JPH0380022B2 - - Google Patents
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- JPH0380022B2 JPH0380022B2 JP61051098A JP5109886A JPH0380022B2 JP H0380022 B2 JPH0380022 B2 JP H0380022B2 JP 61051098 A JP61051098 A JP 61051098A JP 5109886 A JP5109886 A JP 5109886A JP H0380022 B2 JPH0380022 B2 JP H0380022B2
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- urine
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Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は採尿器に関する。さらに詳しくは、老
人や失禁者用の採尿器に関する。
人や失禁者用の採尿器に関する。
[従来の技術]
従来より寝たきり老人や失禁者用の看護を便な
らしめるため、人体に常時装着して用いられる採
尿器が病院などで多く使われている。
らしめるため、人体に常時装着して用いられる採
尿器が病院などで多く使われている。
これらの採尿器には、たとえば実公昭59−
33367号公報に示されるごときコンドーム型のも
のや、実開昭60−113019号公報に示されるごとき
漏斗型のものや、実公昭55−49067号公報に示さ
れるごとき袋型のものや、実開昭59−159422号公
報に示されるごとき円筒型のものなどがある。
33367号公報に示されるごときコンドーム型のも
のや、実開昭60−113019号公報に示されるごとき
漏斗型のものや、実公昭55−49067号公報に示さ
れるごとき袋型のものや、実開昭59−159422号公
報に示されるごとき円筒型のものなどがある。
前記コンドーム型のものは第9図に示すよう
に、コンドーム状のゴム筒aの先端に導尿チユー
ブbを接続したもので、前記ゴム筒aをペニスP
に密着して被せその上から適当なベルトcで固定
して使用するものである。
に、コンドーム状のゴム筒aの先端に導尿チユー
ブbを接続したもので、前記ゴム筒aをペニスP
に密着して被せその上から適当なベルトcで固定
して使用するものである。
前記漏斗型のものは第10図に示すように、漏
斗状の受尿体dの先端に導尿チユーブbを接続し
たもので、前記受尿体dの中にペニスPを入れた
状態で適当なバンドeにより腰部に固定して使用
するものである。
斗状の受尿体dの先端に導尿チユーブbを接続し
たもので、前記受尿体dの中にペニスPを入れた
状態で適当なバンドeにより腰部に固定して使用
するものである。
また前記袋型のものは第11図に示すように、
ペニス挿入用開口gが設けられた柔軟な採尿袋本
体fからなり、ペニスPを該開口に挿入した後に
該袋本体fに取り付けた装着用耳hに塗布した粘
着剤により袋本体fを患者の体表に装着して使用
するものである。
ペニス挿入用開口gが設けられた柔軟な採尿袋本
体fからなり、ペニスPを該開口に挿入した後に
該袋本体fに取り付けた装着用耳hに塗布した粘
着剤により袋本体fを患者の体表に装着して使用
するものである。
さらに前記円筒型のものは第12図に示すよう
に、ペニスPを挿入することができる太さの円筒
状部材mと、該円筒状部材にリングにて装着され
る採尿袋nと、前記円筒状部材と一体的に形成さ
れた当て部材とからなりペニスPを円筒状部材に
挿入した状態で当て部材に取り付けたバンドなど
により患者の腰部に固定して使用されるものであ
る。
に、ペニスPを挿入することができる太さの円筒
状部材mと、該円筒状部材にリングにて装着され
る採尿袋nと、前記円筒状部材と一体的に形成さ
れた当て部材とからなりペニスPを円筒状部材に
挿入した状態で当て部材に取り付けたバンドなど
により患者の腰部に固定して使用されるものであ
る。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら前述した技術において、前記コン
ドーム型の採尿器ではゴム筒aが被せられている
ためペニスが皮膚呼吸できず、長時間着用してい
ると皮膚がただれやすいという問題、ベルトcで
長時間固定していると、ペニス内の血管や皮膚が
破壊されやすくなるという問題、寝た姿勢での着
用中に寝がえりなどをうつと、導尿チユーブbと
の接続部gがねじれて接続部gが痛みやすいとい
う問題、ペニスPが勃起していない状態ではゴム
筒aを被せにくく、病人のなかには着用できない
者が多いという問題およびコンドーム型の採尿器
の製造は主としてデツピングにより行なわれる
が、この方法は機械化しにくく、またたとえ機械
化したとしても製品の加工に時間がかかり、コス
トダウンを図ることが困難であるといつた種々の
問題がある。
ドーム型の採尿器ではゴム筒aが被せられている
ためペニスが皮膚呼吸できず、長時間着用してい
ると皮膚がただれやすいという問題、ベルトcで
長時間固定していると、ペニス内の血管や皮膚が
破壊されやすくなるという問題、寝た姿勢での着
用中に寝がえりなどをうつと、導尿チユーブbと
の接続部gがねじれて接続部gが痛みやすいとい
う問題、ペニスPが勃起していない状態ではゴム
筒aを被せにくく、病人のなかには着用できない
者が多いという問題およびコンドーム型の採尿器
の製造は主としてデツピングにより行なわれる
が、この方法は機械化しにくく、またたとえ機械
化したとしても製品の加工に時間がかかり、コス
トダウンを図ることが困難であるといつた種々の
問題がある。
また前記漏斗型のものでは、コンドーム型の問
題はほぼ解消されるものの、加工に時間がかかる
ため量産性に乏しく従つて製造コストが高くつく
という問題や、再使用などでどうしても不潔にな
りがちであるという問題がある。
題はほぼ解消されるものの、加工に時間がかかる
ため量産性に乏しく従つて製造コストが高くつく
という問題や、再使用などでどうしても不潔にな
りがちであるという問題がある。
また前記袋型のものでは、人体に接着して使用
しようとすると、大人のばあい陰毛が邪魔して接
着することができず従つて使用対象が極めて限ら
れたものとなるという問題や、逆流防止機能が一
応備つているものの立姿勢での使用時しか機能せ
ず、寝たきりの状態にある患者に対してはペニス
挿入部分から尿が漏れてしまうという問題があ
る。
しようとすると、大人のばあい陰毛が邪魔して接
着することができず従つて使用対象が極めて限ら
れたものとなるという問題や、逆流防止機能が一
応備つているものの立姿勢での使用時しか機能せ
ず、寝たきりの状態にある患者に対してはペニス
挿入部分から尿が漏れてしまうという問題があ
る。
さらに前記円筒型のものでは、老人で長期療養
中の患者のペニスは萎縮しているばあいが多く、
このばあいペニスは円筒状部材の中におさまつて
しまい尿が漏れてしまうという問題がある。この
問題は前記円筒状部材の導尿チユーブ側端面に逆
流防止弁をつけても充分には解消することができ
ず、たとえばペニスが上を向いた状態(寝たとき
の状態)で使用するときにはどうしても尿が漏れ
てしまう。
中の患者のペニスは萎縮しているばあいが多く、
このばあいペニスは円筒状部材の中におさまつて
しまい尿が漏れてしまうという問題がある。この
問題は前記円筒状部材の導尿チユーブ側端面に逆
流防止弁をつけても充分には解消することができ
ず、たとえばペニスが上を向いた状態(寝たとき
の状態)で使用するときにはどうしても尿が漏れ
てしまう。
以上の種々の問題を解消するべく、本発明者は
先に漏斗型の採尿器を提案した(実願昭60−
55282号)。この採尿器は、第13図に示されるよ
うに、ペニスPが導入される短筒部rと該短筒部
に装着される漏斗状の採尿ピースsとのあいだに
薄膜で作られた逆流防止用遮蔽膜tを設けたもの
であつて、ペニスを傷つけることがない、尿が漏
れることがないなどの利点を有し、前記コンドー
ム型、漏斗型、袋型および円筒型のもつ欠点がほ
ぼ完全に解消するものである。
先に漏斗型の採尿器を提案した(実願昭60−
55282号)。この採尿器は、第13図に示されるよ
うに、ペニスPが導入される短筒部rと該短筒部
に装着される漏斗状の採尿ピースsとのあいだに
薄膜で作られた逆流防止用遮蔽膜tを設けたもの
であつて、ペニスを傷つけることがない、尿が漏
れることがないなどの利点を有し、前記コンドー
ム型、漏斗型、袋型および円筒型のもつ欠点がほ
ぼ完全に解消するものである。
しかしながら、長期療養中のなかにはペニスが
極端に萎縮(1cmもしくはそれ以下に萎縮)して
いる者があり、このような患者に対しては先に提
案した採尿器をもつてしても採尿器として有効に
機能することができないという問題があつた。
極端に萎縮(1cmもしくはそれ以下に萎縮)して
いる者があり、このような患者に対しては先に提
案した採尿器をもつてしても採尿器として有効に
機能することができないという問題があつた。
本発明は叙上の事情に鑑み、前記従来例の有す
るいずれの欠点も解消された採尿器を提供するこ
とを目的とする。すなわち本発明の採尿器はあら
ゆる患者に対して用いることができ、着用時の違
和感やペニスを損傷するような不都合がなく、寝
たきり老人や病人などの世話に便利なように寝た
ままでも採尿することができ、なおかつ尿が外部
に漏れることなく衛生的に使用することができる
採尿器を提供することを目的とする。
るいずれの欠点も解消された採尿器を提供するこ
とを目的とする。すなわち本発明の採尿器はあら
ゆる患者に対して用いることができ、着用時の違
和感やペニスを損傷するような不都合がなく、寝
たきり老人や病人などの世話に便利なように寝た
ままでも採尿することができ、なおかつ尿が外部
に漏れることなく衛生的に使用することができる
採尿器を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明の採尿器は、ペニス挿入用開口部が片方
の面に設けられてなる袋状の採尿袋と、前記開口
部より小さな孔が穿設せられた薄膜状ゴム状弾性
体からなる逆流防止用遮蔽膜と、前記開口部に対
応する孔を有する柔軟な薄板状のフランジとから
なり、前記遮蔽膜とフランジとがこの順序で前記
採尿袋にそれぞれの孔が採尿袋の開口部に対応す
るように固着されており、前記フランジがその孔
の周辺部のみで採尿袋に固着されており、かつ前
記採尿袋のペニス挿入用開口部と反対側の面に適
宜の数のダーツが設けられてなることを特徴とし
ている。
の面に設けられてなる袋状の採尿袋と、前記開口
部より小さな孔が穿設せられた薄膜状ゴム状弾性
体からなる逆流防止用遮蔽膜と、前記開口部に対
応する孔を有する柔軟な薄板状のフランジとから
なり、前記遮蔽膜とフランジとがこの順序で前記
採尿袋にそれぞれの孔が採尿袋の開口部に対応す
るように固着されており、前記フランジがその孔
の周辺部のみで採尿袋に固着されており、かつ前
記採尿袋のペニス挿入用開口部と反対側の面に適
宜の数のダーツが設けられてなることを特徴とし
ている。
[作用]
本発明の採尿器において、採尿器は後述するイ
ンナーベルトの前当て部の切り込み部を利用し
て、フランジと採尿袋のあいだに前当て部をはさ
みこむようにして装着し、その後前当て部をペニ
スが遮蔽膜の孔を通つて採尿器内に納まるように
インナーベルト本体側に折りたたみ、適宜の固定
手段により固定される。このばあいペニスの採尿
器への装着は、容易かつソフトに行なわれる。
ンナーベルトの前当て部の切り込み部を利用し
て、フランジと採尿袋のあいだに前当て部をはさ
みこむようにして装着し、その後前当て部をペニ
スが遮蔽膜の孔を通つて採尿器内に納まるように
インナーベルト本体側に折りたたみ、適宜の固定
手段により固定される。このばあいペニスの採尿
器への装着は、容易かつソフトに行なわれる。
採尿に際しては、ペニスから出た尿は採尿袋内
で一時的に溜つたり、はね返つたりすることがあ
るが、遮蔽膜により人体側への逆流が防止され
る。
で一時的に溜つたり、はね返つたりすることがあ
るが、遮蔽膜により人体側への逆流が防止され
る。
[実施例]
つぎに図面に基づき本発明の採尿器を説明す
る。
る。
第1図は本発明の採尿器の一実施例の斜視図、
第2図は第1図のX−X線拡大端面図、第3図は
第1図のY−Y線端面図、第4図は第1図に示す
採尿器の分解斜視図、第5図は第1図に示す採尿
器を専用のインナーベルトに装着するときの様子
を示す説明図、第6図は採尿器をインナーベルト
に装着した状態をあらわす説明図、第7図は寝た
状態の患者が本発明の採尿器および専用のおむつ
カバーを装着した状態を示す説明図、第8図は立
姿勢の患者が本発明の採尿器を装着した状態を示
す説明図、第9〜13図は従来の採尿器の説明図
である。
第2図は第1図のX−X線拡大端面図、第3図は
第1図のY−Y線端面図、第4図は第1図に示す
採尿器の分解斜視図、第5図は第1図に示す採尿
器を専用のインナーベルトに装着するときの様子
を示す説明図、第6図は採尿器をインナーベルト
に装着した状態をあらわす説明図、第7図は寝た
状態の患者が本発明の採尿器および専用のおむつ
カバーを装着した状態を示す説明図、第8図は立
姿勢の患者が本発明の採尿器を装着した状態を示
す説明図、第9〜13図は従来の採尿器の説明図
である。
第1図において、Aは本実施例の採尿器で、採
尿袋1、逆流防止用遮蔽膜(以下、単に遮蔽膜と
いう)2およびフランジ3から構成されている。
尿袋1、逆流防止用遮蔽膜(以下、単に遮蔽膜と
いう)2およびフランジ3から構成されている。
採尿袋1はペニスからの排尿を受け入れる部分
であり、その片方の面にペニス挿入用開口部4
(第4図)が設けられている。また採尿袋1は一
端が漏斗状に狭窄せられており、この狭窄部に取
り付けられた接続用パーツ7を介して一般に用い
られている導尿チユーブ30に接続される。接続
用パーツ7は先端がたけのこ状になつており、導
尿チユーブ30に差し込んだ後、寝がえりなどで
容易に抜けないようになつている。
であり、その片方の面にペニス挿入用開口部4
(第4図)が設けられている。また採尿袋1は一
端が漏斗状に狭窄せられており、この狭窄部に取
り付けられた接続用パーツ7を介して一般に用い
られている導尿チユーブ30に接続される。接続
用パーツ7は先端がたけのこ状になつており、導
尿チユーブ30に差し込んだ後、寝がえりなどで
容易に抜けないようになつている。
採尿袋1のペニス挿入用開口部4(第4図)と
反対側の面には、採尿袋1を使用するに際し、ペ
ニスを挿入しやすいように袋を膨らませるための
適宜の数のダーツ8(第3図)が設けられてい
る。
反対側の面には、採尿袋1を使用するに際し、ペ
ニスを挿入しやすいように袋を膨らませるための
適宜の数のダーツ8(第3図)が設けられてい
る。
採尿袋1は、エチレン−ビニルアセテート共重
合体(EVA)、軟質塩化ビニル樹脂(PVC)、ポ
リエチレン(PE)などの軟質の合成樹脂材料の
フイルムまたはシート状のものから形成されたも
ので、柔軟性を備え、かつ看護上(ペニスの挿入
状態を確認する)透明に作ることが好ましい。
合体(EVA)、軟質塩化ビニル樹脂(PVC)、ポ
リエチレン(PE)などの軟質の合成樹脂材料の
フイルムまたはシート状のものから形成されたも
ので、柔軟性を備え、かつ看護上(ペニスの挿入
状態を確認する)透明に作ることが好ましい。
前記遮蔽膜2は、第2図および第4図に示され
るように中央に前記開口部4より径の小さなペニ
ス挿入用の孔9が、また周縁部にフランジ3と採
尿袋1の溶着用の孔6が穿設されている。遮蔽膜
2は第2図に示されているように厚肉の部分と薄
肉の部分とがあり、採尿袋1に固着される部分、
すなわちペニス挿入用開口部4より外側の部分は
厚肉に、これ以外の部分は薄肉に作られている。
るように中央に前記開口部4より径の小さなペニ
ス挿入用の孔9が、また周縁部にフランジ3と採
尿袋1の溶着用の孔6が穿設されている。遮蔽膜
2は第2図に示されているように厚肉の部分と薄
肉の部分とがあり、採尿袋1に固着される部分、
すなわちペニス挿入用開口部4より外側の部分は
厚肉に、これ以外の部分は薄肉に作られている。
この遮蔽膜2は排尿時に尿の逆流を防止する重
要な働きを奏するものでその機能に合せてつぎの
ような構成とするのが好ましい。厚肉部は、前記
採尿袋1に固着するための溶着用の孔6を穿設す
るので強度上ある程度の厚さをもたせる必要があ
り、具体的にはその膜厚を0.5〜1.5mm、好ましく
は約1mmの厚さとするのがよい。これに対し薄肉
部は前記挿入孔9にペニスを挿入するときに、該
挿入孔9の内周がペニスの外周に軽くフイツトす
るように適度に伸びながら、なおかつ尿の逆流を
阻止するだけの抵抗力をもつように、膜厚を0.05
〜0.2mm、好ましくは0.05〜0.1mm以下の厚さとす
るのがよい。
要な働きを奏するものでその機能に合せてつぎの
ような構成とするのが好ましい。厚肉部は、前記
採尿袋1に固着するための溶着用の孔6を穿設す
るので強度上ある程度の厚さをもたせる必要があ
り、具体的にはその膜厚を0.5〜1.5mm、好ましく
は約1mmの厚さとするのがよい。これに対し薄肉
部は前記挿入孔9にペニスを挿入するときに、該
挿入孔9の内周がペニスの外周に軽くフイツトす
るように適度に伸びながら、なおかつ尿の逆流を
阻止するだけの抵抗力をもつように、膜厚を0.05
〜0.2mm、好ましくは0.05〜0.1mm以下の厚さとす
るのがよい。
遮蔽膜2の材料としては、薄肉化が可能で、か
つペニスを挿入するとき挿入孔9の内周がペニス
が外周にフイツトするように適度に伸びるととも
に柔かく接触することが要求されるので、反発弾
性の大きいゴム状弾性体が用いられ、たとえば天
然ゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、シリコ
ーンゴムなどが用いられる。こうして、薄膜状ゴ
ム状弾性体で遮蔽膜2を作製しているので、該遮
蔽膜2は水不透過であり柔軟性と弾力性に富み、
種々の大きさのペニスに対し、すき間なくかつソ
フトにフイツトすることができるとともに確実な
遮蔽効果をうることがてきる。
つペニスを挿入するとき挿入孔9の内周がペニス
が外周にフイツトするように適度に伸びるととも
に柔かく接触することが要求されるので、反発弾
性の大きいゴム状弾性体が用いられ、たとえば天
然ゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、シリコ
ーンゴムなどが用いられる。こうして、薄膜状ゴ
ム状弾性体で遮蔽膜2を作製しているので、該遮
蔽膜2は水不透過であり柔軟性と弾力性に富み、
種々の大きさのペニスに対し、すき間なくかつソ
フトにフイツトすることができるとともに確実な
遮蔽効果をうることがてきる。
前記挿入孔9は適度に伸び縮みするが、種々の
大きさのペニスを挿入しやすくするため、たとえ
ば直径が15〜20mm、好ましくは約18mmとするのが
よい。
大きさのペニスを挿入しやすくするため、たとえ
ば直径が15〜20mm、好ましくは約18mmとするのが
よい。
遮蔽膜2の周縁部にはフランジ3を採尿袋1に
溶着するための溶着用孔6が設けてありこの孔6
を介してフランジ3と採尿袋1を固着することが
できるが、その数、形状および大きさにとくに限
定はなく適宜選定すればよい。もちろんフランジ
3と採尿袋1は、前記溶着用孔6のごときものを
介することなく、遮蔽膜2の外側で直接に固着す
るようにすることもできる。
溶着するための溶着用孔6が設けてありこの孔6
を介してフランジ3と採尿袋1を固着することが
できるが、その数、形状および大きさにとくに限
定はなく適宜選定すればよい。もちろんフランジ
3と採尿袋1は、前記溶着用孔6のごときものを
介することなく、遮蔽膜2の外側で直接に固着す
るようにすることもできる。
遮蔽膜2は、第4図に示されるごとく採尿袋1
に接着剤などにより固定される。接着剤としては
クロロプレン系、ニトリルゴム系、ポリウレタン
系、アルフアシアノアクリレート系のものを用い
るのが好ましい。
に接着剤などにより固定される。接着剤としては
クロロプレン系、ニトリルゴム系、ポリウレタン
系、アルフアシアノアクリレート系のものを用い
るのが好ましい。
フランジ3は、採尿器AをインナーベルトB
(第5図)に装着する際に接続手段として用いら
れ、中央に孔10を有する薄板状のものである。
材質的には、前記採尿袋1と同様に軟質PVC、
EVA、PEなどの軟質の合成樹脂を用いることが
でき、その厚さは0.5〜2mmであるのが好ましい。
(第5図)に装着する際に接続手段として用いら
れ、中央に孔10を有する薄板状のものである。
材質的には、前記採尿袋1と同様に軟質PVC、
EVA、PEなどの軟質の合成樹脂を用いることが
でき、その厚さは0.5〜2mmであるのが好ましい。
このフランジ3は前述したごとく、遮蔽膜2に
穿設した孔6を介して採尿袋1に溶着してもよい
し、またこういつた孔6を介することなく遮蔽膜
2の外側で採尿袋1と直接溶着してもよい。もち
ろん接着剤を用いて採尿袋1に固着するようにし
てもよい。
穿設した孔6を介して採尿袋1に溶着してもよい
し、またこういつた孔6を介することなく遮蔽膜
2の外側で採尿袋1と直接溶着してもよい。もち
ろん接着剤を用いて採尿袋1に固着するようにし
てもよい。
本発明の採尿器Aは、排尿の都度これを人体に
装着してもよいが、たとえば寝たきり老人や重病
人のばあいは、常時体に装着した状態で使用する
と不意の失禁にも対処でき看護人の手間も省けて
便利である。
装着してもよいが、たとえば寝たきり老人や重病
人のばあいは、常時体に装着した状態で使用する
と不意の失禁にも対処でき看護人の手間も省けて
便利である。
つぎに第5図に基づき、本実施例の採尿器Aの
インナーベルトBへの装着方法を説明する。第5
図において、Bはインナーベルト、20はインナ
ーベルト本体、21は前当て部、22はフランジ
3に穿設された固定用孔5と係合する突出部、2
3,24は前記前当て部をインナーベルトB本体
部に固定するためのマジツクテープ、25はバン
ドである。採尿器AをインナーベルトBに装着す
るには、まず採尿器Aを前当て部21前方の切り
込み部を利用して、フランジ3と採尿袋1のあい
だに前当て部21をはさみこむようにして装着す
る。その後前当て部21をペニスPが遮蔽膜2の
挿入孔9を通つて採尿器A内に納まるように、イ
ンナーベルト本体20側に折りたたみ、前記マジ
ツクテープ23,24どうしを係合させるととも
に突出部22と固定用孔5とを係合させて採尿器
AをインナーベルトBに装着する。
インナーベルトBへの装着方法を説明する。第5
図において、Bはインナーベルト、20はインナ
ーベルト本体、21は前当て部、22はフランジ
3に穿設された固定用孔5と係合する突出部、2
3,24は前記前当て部をインナーベルトB本体
部に固定するためのマジツクテープ、25はバン
ドである。採尿器AをインナーベルトBに装着す
るには、まず採尿器Aを前当て部21前方の切り
込み部を利用して、フランジ3と採尿袋1のあい
だに前当て部21をはさみこむようにして装着す
る。その後前当て部21をペニスPが遮蔽膜2の
挿入孔9を通つて採尿器A内に納まるように、イ
ンナーベルト本体20側に折りたたみ、前記マジ
ツクテープ23,24どうしを係合させるととも
に突出部22と固定用孔5とを係合させて採尿器
AをインナーベルトBに装着する。
前記前当て部21とインナーベルト本体20と
の係合は、前述したマジツクテープ以外にも簡易
かつ確実にあればどのような方法を用いてもよ
く、たとえばホツク、ボタンなどで行なうことも
できる。
の係合は、前述したマジツクテープ以外にも簡易
かつ確実にあればどのような方法を用いてもよ
く、たとえばホツク、ボタンなどで行なうことも
できる。
また、突出部22の数は、接続の確実性、簡易
性を考慮して決めればよいが、概ね2〜4個が目
安である。突出部22の形状は、係合後に容易に
離脱しないようやや先太としておくのがよい。
性を考慮して決めればよいが、概ね2〜4個が目
安である。突出部22の形状は、係合後に容易に
離脱しないようやや先太としておくのがよい。
またフランジ3とインナーベルトBとの固定
は、前記突出部22と固定用孔5との係合による
ことなく、たとえばホツク、ボタンなどの他の方
法を用いることもできる。
は、前記突出部22と固定用孔5との係合による
ことなく、たとえばホツク、ボタンなどの他の方
法を用いることもできる。
第6図は、叙上の方法により採尿器Aをインナ
ーベルトBに装着した状態をあらわす説明図であ
る。採尿器Aは導尿チユーブ30に接続される側
が下方を向くようにインナーベルトBに装着され
る。
ーベルトBに装着した状態をあらわす説明図であ
る。採尿器Aは導尿チユーブ30に接続される側
が下方を向くようにインナーベルトBに装着され
る。
つぎに第7図に基づき、本実施例の採尿器の実
際の使用方法を説明する。患者がベツト上に寝た
ままの状態で使用するばあいは、インナーベルト
Bにより患者の体に装着された採尿器Aと床に置
かれた採尿ボルト26とを導尿チユーブ30で接
続する。この状態で排尿を始めると尿は採尿袋1
で集められて、導尿チユーブ30を通つて採尿ボ
ルト26に排出される。このときペニスPから出
た尿は採尿袋内で一時的に溜つたり、はね返つた
りすることがあるが、遮蔽膜2により人体側へは
逆流しないようになつているので、尿を外部に漏
らすことなく完全に採尿することができる。
際の使用方法を説明する。患者がベツト上に寝た
ままの状態で使用するばあいは、インナーベルト
Bにより患者の体に装着された採尿器Aと床に置
かれた採尿ボルト26とを導尿チユーブ30で接
続する。この状態で排尿を始めると尿は採尿袋1
で集められて、導尿チユーブ30を通つて採尿ボ
ルト26に排出される。このときペニスPから出
た尿は採尿袋内で一時的に溜つたり、はね返つた
りすることがあるが、遮蔽膜2により人体側へは
逆流しないようになつているので、尿を外部に漏
らすことなく完全に採尿することができる。
第7図において25は大便採取用のおむつカバ
ーであり、本発明の採尿器Aと併せて使用するこ
とで、尿と大便を別々に取ることが患者の看護を
さらに便ならしめ、介護時間および費用を大きく
軽減することができる。
ーであり、本発明の採尿器Aと併せて使用するこ
とで、尿と大便を別々に取ることが患者の看護を
さらに便ならしめ、介護時間および費用を大きく
軽減することができる。
本発明の採尿器は、尿の排出経路がほぼ密閉さ
れているため、使用姿勢に自由度があり、たとえ
ば歩行中の人や車椅子を使用する人にも使用する
ことができる。そのばあい第8図に示すように貯
尿袋24を足などに取りつけ、導尿パイプ30で
接続しておけば不意の失禁にも対処することがで
きる。
れているため、使用姿勢に自由度があり、たとえ
ば歩行中の人や車椅子を使用する人にも使用する
ことができる。そのばあい第8図に示すように貯
尿袋24を足などに取りつけ、導尿パイプ30で
接続しておけば不意の失禁にも対処することがで
きる。
[発明の効果]
本発明の採尿器は寝たきり老人や失禁者用の採
尿器として用いるとき、つぎのような効果を奏す
ることができる。
尿器として用いるとき、つぎのような効果を奏す
ることができる。
極端にペニスの萎縮している患者などあらゆ
る患者に対して有効に用いることができる。
る患者に対して有効に用いることができる。
着用時にペニスを圧迫することがないので、
違和感を感じたり、ペニスを傷つけたりするこ
とがなくなる。
違和感を感じたり、ペニスを傷つけたりするこ
とがなくなる。
逆流防止用遮蔽膜の働きにより尿の排出経路
がほぼ密閉されており、外部に漏れることがほ
ぼ完全に防止される。そのため寝たままの姿勢
であつても使用することができ、使用者の体が
汚れないので非常に衛生的である。
がほぼ密閉されており、外部に漏れることがほ
ぼ完全に防止される。そのため寝たままの姿勢
であつても使用することができ、使用者の体が
汚れないので非常に衛生的である。
ペニスを強く密着する部分がないので勃起し
ていないペニスにも楽に装着することができ、
従来着用が困難であつた病人などでも使用する
ことができる。
ていないペニスにも楽に装着することができ、
従来着用が困難であつた病人などでも使用する
ことができる。
使用姿勢の自由度が高いので立つた姿勢や車
椅子に座つた姿勢などでも使用することがで
き、しかも常時人体に装着しておくことができ
るので使用する際に手間がかからず、使用者に
とつても看護人にとつても非常に便利である。
椅子に座つた姿勢などでも使用することがで
き、しかも常時人体に装着しておくことができ
るので使用する際に手間がかからず、使用者に
とつても看護人にとつても非常に便利である。
逆流防止用遮蔽膜が採尿袋と一体に形成され
ているため、使用時毎に装着するわずらわしさ
がなく、看護人の手間をはぶくことができる。
ているため、使用時毎に装着するわずらわしさ
がなく、看護人の手間をはぶくことができる。
本発明の採尿器をペニスにはめ込むばあい
に、採尿器を固定するインナーベルトをはずす
必要がない。
に、採尿器を固定するインナーベルトをはずす
必要がない。
採尿袋は単純な袋からなつており、量産が可
能であり、それによりコストダウンを図ること
ができる。またコストダウンにより、安価でデ
イスポーザブルな採尿器を提供することがで
き、常に清潔な状態で採尿を行なうことができ
る。
能であり、それによりコストダウンを図ること
ができる。またコストダウンにより、安価でデ
イスポーザブルな採尿器を提供することがで
き、常に清潔な状態で採尿を行なうことができ
る。
第1図は本発明の採尿器の一実施例の斜視図、
第2図は第1図のX−X線拡大端面図、第3図は
第1図のY−Y線端面図、第4図は第1図に示す
採尿器の分解斜視図、第5図は第1図に示す採尿
器を専用のインナーベルトに装着するときの様子
を示す説明図、第6図は採尿器をインナーベルト
に装着した状態をあらわす説明図、第7図は寝た
状態の患者が本発明の採尿器および専用のおむつ
カバーを装着した状態を示す説明図、第8図は立
姿勢の患者が本発明の採尿器を装着した状態を示
す説明図、第9〜13図は従来の採尿器の説明図
である。 (図面の主要符号)、A:採尿器、1:採尿袋、
2:逆流防止用遮蔽膜、3:フランジ。
第2図は第1図のX−X線拡大端面図、第3図は
第1図のY−Y線端面図、第4図は第1図に示す
採尿器の分解斜視図、第5図は第1図に示す採尿
器を専用のインナーベルトに装着するときの様子
を示す説明図、第6図は採尿器をインナーベルト
に装着した状態をあらわす説明図、第7図は寝た
状態の患者が本発明の採尿器および専用のおむつ
カバーを装着した状態を示す説明図、第8図は立
姿勢の患者が本発明の採尿器を装着した状態を示
す説明図、第9〜13図は従来の採尿器の説明図
である。 (図面の主要符号)、A:採尿器、1:採尿袋、
2:逆流防止用遮蔽膜、3:フランジ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ペニス挿入用開口部が片方の面に設けられて
なる袋状の採尿袋と、前記開口部より小さな孔が
穿設せられた薄膜状ゴム状弾性体からなる逆流防
止用遮蔽膜と、前記開口部に対応する孔を有する
柔軟な薄板状のフランジとからなり、前記遮蔽膜
とフランジとがこの順序で前記採尿袋にそれぞれ
の孔が採尿袋の開口部に対応するよう固着されて
おり、前記フランジがその孔の周辺部のみで採尿
袋に固着されており、かつ前記採尿袋のペニス挿
入用開口部と反対側の面に適宜の数のダーツが設
けられてなることを特徴とする採尿器。 2 前記逆流防止用遮蔽膜が周縁部に適宜の数の
孔を有しており、前記フランジが該孔を介して前
記採尿袋に固着されてなる特許請求の範囲第1項
記載の採尿器。 3 前記遮蔽膜が中心部の薄肉部とその外側の厚
肉部とからなる特許請求の範囲第1項または第2
項記載の採尿器。 4 前記フランジが、周縁部に適宜の数の固定用
孔が穿設せられてなる特許請求の範囲第1項記載
の採尿器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5109886A JPS62207455A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 採尿器 |
US07/270,380 US4838883A (en) | 1986-03-07 | 1988-11-08 | Urine-collecting device |
US07/298,309 US4886510A (en) | 1986-03-07 | 1989-01-18 | Urine-collecting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5109886A JPS62207455A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 採尿器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62207455A JPS62207455A (ja) | 1987-09-11 |
JPH0380022B2 true JPH0380022B2 (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=12877334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5109886A Granted JPS62207455A (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 採尿器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62207455A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0318826U (ja) * | 1989-07-05 | 1991-02-25 | ||
JP2007098022A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Japan Absorbent Technology Institute | 男性用吸収体製品の装着具及び装着ユニットならびに男性用体液処理用品 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816126B2 (ja) * | 1975-12-04 | 1983-03-29 | オ−バルキキコウギヨウ カブシキガイシヤ | ウズリユウリヨウケイ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816126U (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-01 | 岡 静枝 | 男性用排尿袋 |
JPS58179114U (ja) * | 1982-05-27 | 1983-11-30 | 寺内 隆吾 | 男性用採尿器受尿部 |
-
1986
- 1986-03-07 JP JP5109886A patent/JPS62207455A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816126B2 (ja) * | 1975-12-04 | 1983-03-29 | オ−バルキキコウギヨウ カブシキガイシヤ | ウズリユウリヨウケイ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62207455A (ja) | 1987-09-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |