JP2930614B2 - 男性用排尿器 - Google Patents

男性用排尿器

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、男性の尿失禁患者や、寝たきりで動けない
男性の排尿を処理するための排尿器に関する。
〔従来の技術〕
尿失禁者や寝たきりで動けない患者は自己の意志で排
尿を制御できないから、なんらかの方法で排尿に対処し
なければならない。従来行われている方法の第1は、尿
道を通して膀胱内までカテーテルを導き、カテーテルの
外端を排尿容器に結合する方法である。この方法の欠点
は、長期間カテーテルを挿入しておくと痛みを引き起こ
したり、膀胱内に感染を起こしやすく、また使用者の動
きを著しく制限される点である。方法の第2は、使用者
の陰茎より大きな鞘状の部分を陰茎にかぶせ、ベルトを
用いて体に固定するものであるが、装着に手間がかか
り、かつ嵩ばるために着衣の上からでも目立つという欠
点がある。方法の第3は、おむつを着用する方法である
が、おむつは嵩ばる上動きが制約されるため、動ける尿
失禁者に対しては非常に具合が悪く、また寝たきりの人
が使用する場合には蒸れによる皮膚かぶれ及び介護者に
よるおむつの交換の問題がある。
第4の方法は、コンドーム型の排尿器を使用する方法
であり、これは通常イクスターナルカテーテルと呼ばれ
るもので、コンドームの先が細い管状になっており、コ
ンドームを陰茎にかぶせ、コンドームの先の管を排尿袋
に結合するものである。この方法は、装着が非常に簡単
であること、嵩ばらないため外観上目立たず、動きに制
約がないこと、膀胱内までカテーテルを挿入するような
ものではないから感染の心配がないこと、使用時にも装
着感が少ないことなど、前三者に比べ種々の利点を持っ
ている。このコンドーム型排尿器の問題点は以下の4点
である。
(1)陰茎が蒸れる。
(2)コンドーム先端が排尿後陰圧になってつぶれ、排
尿路をふさぐ。
(3)コンドーム先端がよじれ、流れを阻害する。
(4)コンドームが陰茎よりずれやすい。
これらの問題のうち、(2)〜(4)についてはそれ
ぞれ種々の解決策が提案され実用化されているが、
(1)については一番大きな問題点であるにもかかわら
ず未だ有効な解決方法は見出されていない。すなわち従
来のコンドーム型の排尿器は、陰茎との密着性、液密性
の観点からすべてラテックス製であり、陰茎に装着する
と通気性がないために蒸れ、不快感やかゆみを覚え、ひ
どい場合にはかぶれ、陰茎固定のために両面テープやコ
ンドーム内壁に塗った粘着剤を使用するものでは蒸れて
汗をかき、その汗で粘着剤が剥がれやすくなり、コンド
ームが外れるというトラブルが発生する可能性もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、長時間装着していても陰茎が蒸れる
ことのないような男性用排尿器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明の男性用排尿器に
おいては、陰茎上に適合する筒体に形成し、陰茎の少な
くても茎部を覆う筒体の部分を熱可塑性エラストマーよ
りなる不織布で形成し、筒体の先端に排尿管を接続し得
るようにしたものである。
本発明において使用される不織布の熱可塑性エラスト
マーとしてはポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ
ウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、塩化ビニ
ル系などを用いることができ、不織布は、これらの樹脂
より糸を作りながら同時にシート化して行く直接紡糸法
で、いわゆるスパンボンド法、フラッシュ紡糸法、メル
トブローン法及びそれらを組み合わせた方法で製造する
ことができる。特に好ましい不織布はポリウレタン系の
もので、例えば鍾紡社製の商品名「エスパンシオーネ」
がある。
〔作用〕
本発明においては、陰茎の特に発汗しやすい茎部は筒
体の熱可塑性エラストマーよりなる不織布で形成された
部分で覆われ、熱可塑性エラストマーよりなる不織布の
持つ良好な通気性により茎部の蒸れは抑制され、また熱
可塑性エラストマーよりなる不織布の有する伸縮性によ
り筒体は陰茎上に密着保持される。
〔実施例〕 次に本発明の実施例を図面について説明する。
第1図a、b〜第4図a、bはそれぞれ本発明の異な
る実施例の装着状態における側面図、縦断面図で、同時
部分には同符号を付してある。
第1図a、bにおいて、1は筒体で全体が不織布で形
成され、陰茎2の外径に適合するように、陰茎茎部3を
覆う部分4はほぼ円筒状に、陰茎亀頭5を覆う先端部分
6は徐々に狭められドーム状に形成され、その先端には
開口7が設けられ、そこには図示していない排尿管が接
続できるようになっている。
不織布としては例えばポリウレタン系の商品名「エス
パンシオーネ」(鍾紡社製)の、目付け50g/m2、伸度径
440%、緯490%、厚み190μmのものを使用することが
できる。筒体1は、不織布シートから高周波ウェルダ
ー、超音波ウェルダー等により融着して筒状に形成して
もよいし、熱プレスにより一体成形してもよい。なお不
織布の耐水性を高めるため撥水加工を施すこともでき
る。
第2図a、bの実施例では、筒体1は第1図のものと
同様に陰茎に相応する形状を持っているが、その陰茎茎
部3を覆う部分4は不織布で形成され、亀頭5を覆う先
端部分6は不織布ではなくラテックスで形成され、この
先端部分6はラテックスの持つ良好な弾性と耐水性とに
より、亀頭5を確実に把持して筒体1がずれないように
するとともに排尿の逆流防止および排尿の漏れを防止し
ている。
不織布としては第1図のものと同様のものを用いるこ
とができ、ラテックスとしては天然ゴム、合成ゴム、ポ
リウレタン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などを用い
ることができる。
第3図a、bに示す実施例では、筒体1の陰茎茎部3
を覆う部分4は第2図のものと同様に不織布で形成さ
れ、この部分4の先端はさらに延びて亀頭5の一部をも
覆っている。筒体1の先端部分は第2図のものと同様に
ラテックスで形成され、亀頭5の根部付近で部分4の上
に重ねて部分4と接合されている。又、亀頭5の根部付
近のみ全体をウレタン液にて被覆することもできる。先
端部分6は亀頭5の根部に対向する部分8において内方
に若干凹ませ内径を小さくすることにより、亀頭5の根
部に対し適度の圧迫力を加えるようにして筒体1のずれ
と排尿の逆流、漏れを防止している。この構造では陰茎
茎部のみならず亀頭も不織布と接触することになるから
装着感が良好である。
筒体の不織布およびラテックスについては第2図のも
のと同様のものを使用することができる。
第4図a、bに示す実施例では、筒体1は、陰茎茎部
3と亀頭5の両者を覆い得る長さを持ち不織布から形成
される部分9と、亀頭5のみを覆うようにラテックスで
形成され部分9とは別体の先端部分10とから構成されて
いる。装着に当たっては、まず筒体1の部分9を陰茎茎
部3上に挿入し、その亀頭5を覆う末端部分11も陰茎茎
部3上にまくり上げておく。次いで亀頭5とその包皮12
との間に筒体1の先端部分10を挿入し、包皮12の上に部
分9のまくり上げてあった末端部分11を引き下ろし、こ
の末端部分11で先端部分10を包皮12と亀頭5との間に挟
着固定する。先端部分10は開口13を有し、ここに排尿管
を接続することができる。筒体1の両部分9、10の不織
布、ラテックスについては第2図のものと同様のものを
使用することができる。
この構造によれば、筒体1の先端部分10はラテックス
自身の持つ良好な弾性と、その上に重ねられる部分9の
弾性とにより亀頭5に確実に把持され、ずれ、排尿の逆
流、漏れを防止することができ、また陰茎茎部3上に挿
入されている筒体の部分9は外すことく、排尿で汚れ勝
ちの先端部分10のみを亀頭から外して洗浄ないし交換す
ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、陰茎上に嵌める筒体を熱可塑性エラ
ストマーよりなる不織布で形成するものであるから、熱
可塑性エラストマーよりなる不織布の有する優れた通気
性により長時間装着しても陰茎が蒸れることはなく、し
たがって不快感、かゆみを覚えず、かぶれその他種々の
トラブルも発生せず、また不織布が本来持つソフトな触
感により装着感も極めてよく、さらに熱可塑性エラスト
マーよりなる不織布の優れた伸縮性を用いることにより
陰茎上に確実に固定され、使用中外れるというような事
故も皆無とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a、b〜第4図a、bはそれぞれ本発明の異なる
実施例の側面図、縦断面図である。 1…筒体 4…筒体の部分 6…筒体の先端部分 7…開口 9…筒体の部分 10…筒体の先端部分 13…開口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰茎上に適合する筒体に形成し、陰茎の少
    なくとも茎部を覆う筒体の部分を熱可塑性エラストマー
    よりなる不織布で形成し、筒体の先端に排尿管を接続し
    得るようにしたことを特徴とする男性用排尿器。
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