JP2007098022A - 男性用吸収体製品の装着具及び装着ユニットならびに男性用体液処理用品 - Google Patents

男性用吸収体製品の装着具及び装着ユニットならびに男性用体液処理用品 Download PDF

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Abstract

【課題】寝たきりの状態や車椅子に座った状態にあるお年寄りや障害者に対して、ペニスを差し込んで使用する袋状の吸収体製品を、液漏れなく安全確実に装着し、容易に交換できるようにすること。
【解決手段】装着ユニット27は、着用者のぺニスPが貫通するように取り付けられる挿入孔21を備えた装着具20と、装着具20に連結されて装着具を着用者の下腹部に取り付ける腰帯28及び股下に回されて装着具に結合される固定帯29からなる装着帯25とを有する。吸収体製品1の挿入部にペニスを挿入し、挿入部を装着具の挿入孔の近傍の結合部24に固定すれば、吸収体製品を安定して着用者に装着でき、交換も容易である。
【選択図】図9

Description

本発明は、吸収体が設けられた袋体内にペニスを挿入して使用する男性用の吸収体製品を着用する際に有用な装着具及び装着ユニット、ならびに前記吸収体製品と前記装着ユニットの結合からなる男性用体液処理用品に関するものである。
本発明によれば、着用者の体位が様々に変わっても、前記吸収体製品の着用が簡単かつ確実であるとともに好適な装着状態を維持でき、しかも吸収体製品の交換も簡単であるために寝たきりの人や車椅子利用者にも容易に適用することができる。
従来の吸収体物品、例えばおむつ、大人用おむつ、女性用生理用品、女性用失禁用品等は、ナプキン形状であれ、テープ型形状であれ、あるいはパンツ型形状を持つものであれ、共通している構造は、液透過性トップシートと、液不透過性のバックシートとの間に、SAPとパルプを混合した吸収体を介在させるという基本構造を持っている。
これらの吸収体製品のうち、男性用体液処理用品は、男性である着用者の体液排出はペニスを通じてを行うことが前提となるので、かかる人体の構造上の特徴に適した構造を有していることが必要とされる。このような男性用体液処理用品としては、下記特許文献1、2に示すように、吸収体を備えた袋部にペニス挿入口が形成された吸収体物品が知られている。
特開平11−172502号公報 特開2004−65857号公報
前述した従来の男性用体液処理用品は、立って歩き回るだけの健康状態にある人が自分で装着して使用することを前提としたものであって、袋部の挿入口からペニスを挿入し、下着の前身頃内で適正な位置に配置してやるだけで直ちに使用に供することができるので、特に男性用体液処理用品を身体に確実に固定するための治具等は必要としなかった。しかしながら、これを寝たきりの状態や車椅子に座った状態にあるお年寄りや障害者に用いようとすると、液漏れしない安全確実な装着が困難になり、また頻繁な交換が介助者の負担になるという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、寝たきりの状態や車椅子に座った状態にあるお年寄りや障害者に対して、ペニスを差し込んで使用する袋状の吸収体製品を、寝たきりの状態や車椅子に座った状態のままで液漏れなく安全確実に装着し、また容易に交換することができるようにすることを目的としている。
請求項1に記載された装着具は、体液の吸収体を有する袋体にペニスを挿入する挿入部が設けられた吸収体製品を着用者に装着するために用いられる装着具において、
前記着用者に対して着脱可能に取り付けるために前記着用者のぺニスが貫通する挿入孔と、前記吸収体製品の前記挿入部が着脱可能に取り付けられる結合部とを備えた基体を有することを特徴としている。
請求項2に記載された装着具は、請求項1記載の装着具において、
前記基体は環状であり、前記結合部は、前記基体の前記挿入孔と前記吸収体製品の前記挿入部とを連通させるように前記挿入孔の近傍に設けられた結合手段としての面ファスナーと係止構造の少なくともいずれか一方であることを特徴としている。
請求項3に記載された装着具は、請求項2記載の装着具において、前記基体には、前記挿入孔に挿入された前記着用者のぺニスの外周面に密着する可撓性を備えた周状のシール片が設けられたことを特徴としている。
請求項4に記載された装着具は、請求項2記載の装着具において、
前記結合手段としての面ファスナーは、前記吸収体製品の前記袋体の内側に貼着することにより前記基体を前記挿入部に挿入した状態に保持し、
前記結合手段としての係止構造は、前記吸収体製品の前記挿入部が係止することにより前記基体を前記挿入部に挿入した状態に保持することを特徴としている。
なお、基体側に係止構造を設ける場合は、吸収体製品の挿入部に結束用の紐体等を設け、係止構造に袋体の挿入部を引っ掛けて引き縛ることで袋体を装着具に結合してもよいし、又は挿入部の周囲に弾性体を設け、弾性体を引き伸ばして基体を挿入部を引っ掛け、弾性体を縮退させることにより袋体を装着具に結合してもよい。
請求項5に記載された装着具は、請求項2記載の装着具において、前記基体には、前記挿入孔の周縁に前記着用者の身体に接触するシール部が設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載された装着ユニットは、
体液の吸収体を有する袋体にペニスを挿入する挿入部が設けられた吸収体製品を着用者に装着するために用いられる装着ユニットにおいて、
前記着用者に対して着脱可能に取り付けるために前記着用者のぺニスが貫通する挿入孔と、前記吸収体製品の前記挿入部が着脱可能に取り付けられる結合部とを備えた基体を有する装着具と、
前記装着具に端部が結合されて前記装着具を装着する前記着用者の下半身に巻装され、前記着用者が装着した前記装着具を保持する装着帯と、
を有することを特徴としている。
請求項7に記載された装着ユニットは、請求項6記載の装着ユニットにおいて、
前記装着具には、前記基体と一体に設けられて外方に延設されたウイングが設けられており、前記装着帯の端部は前記ウイングに設けられた連結部において前記装着具に連結されていることを特徴としている。
請求項8に記載された装着ユニットは、請求項7記載の装着ユニットにおいて、
前記ウイングは、少なくとも左右一対で設けられており、左右一対で設けられた前記ウイングは前記着用者の鼠蹊部と干渉しないように各々水平方向よりも上方に傾斜して配置されていることを特徴としている。
請求項9に記載された装着ユニットは、請求項7記載の装着ユニットにおいて、
前記ウイングには孔部が形成されていることを特徴としている。
請求項10に記載された装着ユニットは、請求項7記載の装着ユニットにおいて、
前記ウイングには、前記着用者の身体に接触する裏面に前記着用者の肌の蒸れを防止するための凹凸が設けられていることを特徴としている。
請求項11に記載された装着ユニットは、請求項7記載の装着ユニットにおいて、
前記装着帯は、前記着用者の腰に巻装するとともに、その両端が前記装着具の前記ウイングに前記連結部を介して連結されている腰帯であることを特徴としている。
請求項12に記載された装着ユニットは、請求項7記載の装着ユニットにおいて、
前記装着帯は、前記着用者の腰に巻装される腰帯と、前記腰帯に一端が結合されて他端が前記装着具の前記ウイングに前記連結部を介して連結される固定帯であることを特徴としている。
請求項13に記載された男性用体液処理用品は、
体液の吸収体を有する袋体に着用者のペニスを挿入する挿入部が設けられた吸収体製品と、
前記着用者に対して着脱可能に取り付けるために前記着用者のぺニスが貫通する挿入孔と、前記吸収体製品の前記挿入部が着脱可能に取り付けられる結合部とを備えた基体を有する装着具と、
前記装着具に端部が結合されて前記装着具を装着する前記着用者の下半身に巻装され、前記着用者が装着した前記装着具を保持する装着帯と、
を有することを特徴としている。
請求項1に記載された本発明に係る装着具によれば、着用者の身体(ペニス)に基体を確実に取り付けることができるので、吸収体製品の挿入部からペニスを挿入して該挿入部を基体の結合部に結合すれば、吸収体製品の着用者の身体に対する取付けが確実に行え、使用中の脱落やずれが生じにくいので液漏れをうまく防止できる。また、着用者が寝たきりの状態や車椅子に座った状態であっても、吸収体製品の着脱は着用者の身体自体に対して直接行うのではなく、身体に取付けた基体に対して行うので、作業がしやすく、取付け状態も確実で安定している。
請求項2に記載された装着具によれば、環状の基体はぺニスに対する装着が確実で外れにくく、挿入孔の近傍に設けられた結合手段(面ファスナー又は係止構造の少なくともいずれか一方)によって吸収体製品と挿入部を漏れなく連通させることができる。
請求項3に記載された装着具によれば、基体の挿入孔の内部に設けられたシール片が挿入したぺニスの外周面に接触して漏れ防止の弁として機能するので、液漏れの危険性がさらに低くなる。
請求項4に記載された装着具によれば、基体と吸収体製品は、基体側に設けられた面ファスナー又は係止構造(又はその両方)により確実に結合されるので、一旦装着した吸収体製品は脱落しにくく、液漏れしにくい。
請求項5に記載された装着具によれば、基体の挿入孔の周縁に設けたシール部が、装着時には着用者の身体に当接・接触するので、挿入口に挿入されたぺニスの根本を全周にわたってシールし、液漏れを防止する。
請求項6に記載された本発明に係る装着ユニットによれば、着用者の身体(ペニス)に装着具の基体を確実に取り付け、さらにこの装着具を装着帯によって着用者の腰廻りに確実に保持させることができるので、吸収体製品の挿入部からペニスを挿入して該挿入部を基体の結合部に結合すれば、吸収体製品の着用者の身体に対する取付けが一層確実に行え、使用中の脱落や液漏れは一層生じにくい。また、着用者が寝たきりの状態であっても、吸収体製品の着脱は着用者の身体自体に対して直接行うのではなく、身体に取付けて装着帯で保持された装着具の基体に対して行うので、作業がしやすく、取付け状態も確実で安定している。また、着用者が寝たきりの状態であっても、装着帯を腰に巻装する操作が容易に行えるように構成することもできる。
請求項7に記載された装着ユニットによれば、装着具に設けられたウイングの連結部に装着帯が連結されており、装着帯と装着具を連結させる操作が容易であり、装着帯による装着具の保持も安定する。
請求項8に記載された装着ユニットによれば、左右一対のウイングが各々水平方向よりも上方に傾斜して配置されているので、ウイングが前記着用者の鼠蹊部と干渉せず、着用者の着用感が向上し、使用時の装着のずれ・液漏れも防止される。
請求項9に記載された装着ユニットによれば、ウイングに孔部が形成されているので、着用者の肌の蒸れが防止され、又は孔部が設けられたウイングの位置によっては着用者の睾丸を逃がして着用時に睾丸に無用な圧力が加わらないようにできるので、装着感が一層向上する。
請求項10に記載された装着ユニットによれば、着用者の身体に接触するウイングの裏面に凹凸が設けられているので、着用者の肌の蒸れが防止されて装着感が一層向上する。
請求項11に記載された装着ユニットによれば、着用者の腰に巻装された腰帯の両端を装着具のウイングを直接連結しているので、簡素な構成で装着具を直接確実に所定位置に保持させることができる。
請求項12に記載された装着ユニットによれば、着用者の腰に腰帯を巻装し、腰帯に設けた固定帯を装着具に連結して吊り下げるように保持するので、装着具を安定かつ確実に所定位置に保持させることができる。
請求項13に記載された本発明に係る男性用体液処理用品によれば、
着用者の身体(ペニス)に装着具の基体を確実に取り付け、さらにこの装着具を装着帯によって着用者の腰廻りに確実に保持させることができるので、吸収体製品の挿入部からペニスを挿入して該挿入部を基体の結合部に結合すれば、吸収体製品の着用者の身体に対する取付けが一層確実に行え、使用中の脱落や液漏れは一層生じにくい。また、着用者が寝たきりの状態であっても、吸収体製品の着脱は着用者の身体自体に対して直接行うのではなく、身体に取付けて装着帯で保持された装着具の基体に対して行うので、作業がしやすく、取付け状態も確実で安定している。
次に、本願発明における最良の実施形態(以下本例とも呼ぶ)を説明する。
本例は、内部に吸収体が収納された袋体を有し、その袋体に設けられた挿入孔からペニスを挿入して尿等の処理に供される男性用の吸収体製品を好適な状態で着用者に装着するための使用補助具に関係する。具体的には、この袋状の吸収体製品を、液漏れしない装着確実な状態かつ容易に交換しうるような状態でぺニスに取付けられるようにぺニスに装着される装着具に関し、さらにこの装着具及び着用者の下半身に装着する装着帯からなる装着ユニットと、この装着ユニットと前記吸収体製品を含めた男性用体液処理用品とに関するものである。
以下、吸収体製品、装着具、装着ユニット及び男性用体液処理用品、装着具の変形例、装着ユニットを構成する装着帯の変形例等につき、各項目ごとにそれぞれ図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に開示する装着具、装着帯等の説明においては、変形例が多様であり、構造が同一でないものについてすべて異なる参照符号を付すことによる煩雑を回避するため、原則として発明を構成する要素として同等の機能を有する部分については同一の参照符号を付し、必要に応じてアルファベットの添え字を付して必要な区別を行うものとする。
(1)吸収体製品の構造例(図1〜図4)
図1〜図4に示す本例の吸収体製品1(以下、本製品1とも呼ぶ)は、男性の着用者が下腹部に身につけ、内部に尿等の体液の吸収体3を設けた袋体2の開口(スリット)である挿入部4からペニスを挿入して使用する衛生用品である。
本製品1は、不織布に樹脂製フィルムを圧着して構成した薄い防漏性シート材料からなる袋体2を有している。この袋体2は、前記防漏性シート材料の不織布を外側として使用し、図1及び図2に示すように前面側(着用者側)及び背面側から見て全体として図中上方を尖端として左右に張り出した矢羽根形状(略逆V字形)となるように、かつ全体としては内部空間を有する袋状となるように、その外周縁に沿って圧着して袋状に形成したものである。
この袋体2は、中央部の空間がペニス格納部5とされており、その前面側(着用者側)に形成された縦に長いスリットがペニスの挿入部4である。図示の挿入部4は縦に長い楕円形であるが、後述するように縦長の矩形でもよいし、縦長の三角形でもよい。また、場合によっては横長であってもよい。
このペニス格納部5の両側は、ペニス格納部5にそれぞれ連通する第1吸収部6とされており、また袋体2の背面側には、ペニス格納部5の両側において、第1吸収部6及びペニス格納部5に連通する別空間である第2吸収部7が内側への折り返し部8を介してそれぞれ形成されている。なお、使用時にこの折り返し部分8が伸張すれば袋体2の内部空間は拡大される。
これら第1及び第2吸収部6,7内には、体液を吸収するための高分子吸収体シート3がそれぞれ設けられている。さらに、第1吸収部6、第2吸収部7、ペニス格納部5の間には、これらの各部の間で体液の移動を容易にするための液体ガイド層9が設けられており、ペニス格納部5に一時に大量の体液が排出された場合には、この液体ガイド層9を介して体液は左右の第1吸収部6及び第2吸収部7に分散して案内され、各部の高分子吸収体シート3に吸収されるため、排出された体液がペニス格納部5に滞留することがない。
図1及び図4に示すように、袋体2の前面側において、前記挿入部4の近傍には、下部が一体となった可撓性材料からなる2本の帯状の結束バンド10が設けられている。結束バンド10は、着用者が着用時に挿入部4から挿入したペニスPに巻き付けて使用する。結束バンド10には、袋体2の表面の不織布に接合し易い薄いフック層11が設けられ、着用時に結束バンド10をペニスPに巻き付けた後に袋体2の正面側に接合できる。従って、男性の着用者がペニスPを袋体2の挿入部4から内部に挿入し、2本の結束バンド10,10を互いに反対方向からペニスPにかけ回してペニスPを結束し、これら各結束バンド10のフック層11を袋体2の正面側に接合すれば、着用者のぺニスPに対して本製品1を確実に取り付けることができる。
但し、本例では、後述するようにこの吸収体製品単独で着用者に装着するのではなく、着用者のぺニスに挿入して装着するリング状乃至短筒状の装着具を介して吸収体製品を装着するので、必ずしも装着のために上記結束バンド10が必須であるとはいえない。
なお、図2に示すように、袋体2の背面側の中央上部には、粘着層12が設けられている。粘着層12は図示しない剥離シートに覆われており、着用時に該剥離シートを剥がせば、着用者の下着の前身頃の内面側に袋体2を貼り付けて本製品1の着装を確実にすることができる。
(2)装着具の構造例(図5及び図6)
本例の装着具20は、前記吸収体製品1を着用者に簡易かつ確実に装着するために用いられる治具であって、環状又は先方が小径の円錐台形で中央の挿入孔21が前後に貫通した短筒状の基体22を必須とし、さらに装着を確実にする装着帯を取り付けるために該基体22の両側部に突出して一体に設けられた左右一対のウイング23を有することが好ましい。なお、ここでウイングとは、図示のような翼状の張り出し片を意味することはもちろん、後述するように必ずしも翼状のものだけでなく、要するに基体22の両側部に突出して一体に張り出すような平板状の部分であればよい。装着具20の材質としてはは、着用者の肌に直接接することから、柔らかくクッション性がありかつ摩擦によりある程度の位置保持性が得られる材質、例えばポリエチレン、ウレタン、ゴム等の発泡体や弾性材料が採用できる。
基体22は、ペニスPを挿入孔21に挿入・貫通させてペニスPに装着固定し、このペニスPの先端が挿入された前記吸収体製品1を取り付けるための部材である。基体22の挿入孔21に着用者MのペニスPが挿入されると、挿入孔21の先方の直径が小さくなっていることから、挿入孔21の内周面がペニスPの外周面に密着してペニスPに対して基体22はずれにくくなり、装着具20はしっかりとペニスPに装着される。また、基体22には吸収体製品1を確実かつ着脱可能に取り付けるための結合部が設けられている。この結合部は、例えば図6中に示す結合部24のように、基体22の先端の外周(又は内周)に設けられた粘着面、面ファスナー等の結合手段でもよいし、後述するように機械的な係止部のような結合手段でもよい。また基体22側に設けないで吸収体製品1の挿入部4の周辺に設けることとしても良い。
従って、この装着具20を着用者Mの身体(ぺニスP)に取付け、吸収体製品1を結合部を介して装着具20に取り付けることで、吸収体製品1を着用者Mの身体側にしっかりと装着することができる。
前述したウイング23は、後述する着用者Mの下半身(腰等)に巻装される装着帯(25)に固定される部分であり、これによって装着具20はさらに確実に着用者Mの身体に取り付けられる。すなわち、図5及び図6中には現れないが、ウイング23の端部又は後述する装着帯(25)の端部には面ファスナー等の連結部(26)を設けておくことにより、装着具20のウイング23と装着帯(25)とは必要に応じて結合したり分離したりできる。このウイング23は、着用者Mの鼠蹊部と干渉しないように各々水平方向よりもやや上方に傾斜した形状になっているため、着用者Mの着用感はよく、また体位の変化や脚部の運動等によって装着具20が外れないように配慮されている。
(3)装着ユニットの構造例(図7及び図8)
図7及び図8は、装着具と装着バンドから構成される本例の装着ユニットを着用者Mが実際に着用した状態を示す。
この装着ユニット27は、(2)で説明した前記装着具20と、着用者Mの下半身に巻装されて前記装着具20に連結される保持用の装着帯25とにより構成される。本例の装着帯25は、着用者Mの腰に巻装される腰帯28を有しており、この腰帯28の両端が装着具20の前記ウイング23に前記連結部26(例えば面ファスナー等)を介して連結される。そして、この腰帯28には、腰の左右両側に相当する2箇所に、それぞれ固定帯29の一端部が固定されており、各固定帯29の他端部は着用者Mの股下を経て前方に引き回され装着具20の前記ウイング23に前記連結部26(例えば面ファスナー等)を介して連結されるようになっている。この装着帯25によれば、装着具20単独に対して吸収体製品1を装着した場合に比べ、ぺニスPに装着された装着具20を確実に保持できることから、吸収体製品1の装着状態が安定し不意に吸収体製品1が外れたり装着状態の不良により液漏れを起こしたりする危険性が減少する。なお、固定帯29は、着用者Mが通常の下着を付けた場合の該下着の裾のラインにほぼ相当する位置に配されるので、着用者Mにとっては着用時に違和感が少ない。
(4)男性用体液処理用品の構造例(図9〜図16)
図9及び図10は、(3)で説明した装着ユニット27を着用者Mが装着し、着用者Mのぺニスを挿入した袋状の吸収体製品1を該装着ユニット27の基体22に結合した状態を示すものである。
特に、図9は(1)で説明した形状・構造の吸収体製品1を使用した例であり、図10は他の構造の吸収体製品1’を使用した例を示すものである。これらの図では、袋体からペニスが露出しているように見えるが、これは構造の説明のための便宜であり、実際にはペニスは袋体の内部に格納されている。このように、本例の装着具20又は装着ユニット27に適用可能な吸収体製品は、必ずしも(1)で説明したようなものに限られるものではなく、要するに袋状の本体内に十分な吸収容量を有する吸収体があって、この袋状の本体にぺニスPを差し込んで使用するタイプのものであればよい。
ここで、上述したような構造の場合、ぺニスPが差し込まれる吸収体製品の挿入部の近傍を、ぺニスPが貫通している装着具20の挿入孔21の近傍に結合し、液漏れを防止することが必要である。そのためには、吸収体製品の挿入部と装着具の結合部が隙間なく一体となるような構造を有している必要がある。
図11〜図16は、上述のような液漏れ構造を備えた装着具と吸収体製品との結合部の構造を示す図であり、これらの図を参照して係る構造について説明する。
図11は、前記装着具20の基体22の先端外周に、結合部として、面ファスナー24a(第1の結合手段)を設けた例である。ここで、面ファスナーとは、微小な係止部材(係止鉤等)が所定の面積の基材上に多数植設された面接合手段であり、不織布等又はループ構造を有する対象物に対してワンタッチで結合・離脱することができる。この例によれば、同図(a),(b),(c)に示すように吸収体製品1aの挿入部4に基体22を挿入し、面ファスナー24aを前記吸収体製品1aの袋体の内側に貼着することにより、前記基体22を前記挿入部4に挿入した状態に保持し、吸収体製品1aを装着具20にしっかりと結合することができる。面ファスナー24aは基体22の先端外周に全周にわたって設けられているので、同図(d)の断面図に示すように基体22と吸収体製品1aとの間は実質的に密着しているので、この間から液漏れが生じるおそれは少ない。
図12は、図11に示した例において、吸収体製品1’の袋体の外面において、挿入部4の両側の位置にも別途面ファスナー24bを設けた例である。同図(a),(b),(c)に示すように前記基体22を前記挿入部4に挿入した状態で挿入部4の両側の袋体を挿入部4側に折り返して袋体に結合することで、同図(d)の断面図に示すように基体22と吸収体製品1bとを密着させた状態で吸収体製品1bを装着具20に結合することができる。
図13は、前記装着具20の基体22の先端に、結合部として、外方突出形状のフランジ部からなる係止構造35(結合手段)を設けたものであり、吸収体製品1cの挿入部4には、結束用の紐体50を付属させて設けておく。同図(a),(b),(c)に示すように、基体22を挿入部4内に挿入し、紐体50を引き縛って結び、係止構造35に袋体の挿入部4を引っ掛けて吸収体製品1cを装着具20に結合することができる。
図14は、図13と同様の係止構造を有する前記装着具20において、吸収体製品1dの挿入部4には結束用の巾着状の紐体51を設けたものである。同図(a),(b),(c)に示すように、基体22を挿入部4内に挿入し、巾着状の紐体51を引き縛ることにより、係止構造35に袋体の挿入部4を引っ掛けて吸収体製品1dをワンタッチの操作で装着具20に結合することができる。
図15は、図13と同様の係止構造を有する前記装着具20において、吸収体製品1eの挿入部4の周囲に弾性材料からなる弾性帯52を設けたものである。同図(a),(b),(c)に示すように、弾性帯52を引き伸ばして吸収体製品1eの挿入部4に基体22を挿入し、弾性帯52から手を離せば弾性帯52が縮退して吸収体製品1eを装着具20にワンタッチの操作で結合することができる。
図16は、前記装着具20の基体22の先端に、結合部として、外方に突出した周状で後方に反り返った鉤爪部を有する係止構造35xを設けたものであり、これに対し、吸収体製品1fの挿入部4の周囲には、円筒形の口部33の先端の内側に、装着具20のものとは反対方向に向いた鉤爪部を有する係止構造35yが設けられている。同図(a)に示すように、装着具20の基体22を吸収体製品1fの口部33の挿入部4内に挿入すれば、同図(b)に示すように、両係止構造35x,35yの鉤爪部が互いに係合し、吸収体製品1fはワンタッチの操作で装着具20に確実に結合することができる。
なお、面ファスナーと係止構造を両方とも設けることとすれば、吸収体製品と装着具の結合はより確実になり、液漏れのおそれはさらに低減する。
(5)装着具20の変形例(図17〜図26)
前記装着具20の形状・構造上の種々の変形例を図17〜図26を参照して説明する。
図17は、種々の構造のウイング23を有する装着具20の変形例を示す。
図17(a)に示す装着具20aは、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20と同一構造であるが、その一対のウイング23,23の前面側(及び必要に応じて後面側)には装着帯25を着脱可能に結合するための面ファスナー又は粘着面等の連結部26を設けたものであり、前面側の連結部26を図面上明示したものである。
図17(b)に示す装着具20bは、(a)と同一構造において各ウイング23に孔部30を形成して枠状にし、着用者Mが装着した際の肌の蒸れを防止したものである。
図17(c)に示す装着具20cは、(a)と同一構造において各ウイング23に多数の細かい孔部30aを形成し、着用者Mが装着した際の肌の蒸れを防止したものである。
図17(d)に示す装着具20dは、(a)と略同一構造であるがウイング23aは斜め上に傾斜せず水平に伸びており、装着帯25を結合した場合に装着帯25の長手方向とウイング23aを含めた装着具20の長手方向が一致するために、装着帯25が弛みにくい構造である。
図17(e)に示す装着具20eは、挿入孔21の構造は(a)と略同一であるがウイング23bが3枚であり、斜め上方向きの2枚に加えて真下向きの1枚が設けられた例である。この装着具20eは、斜め上方向きの2枚のウイング23bに結合される1本の腰帯28と、着用者Mの股下を通って真下向きの1枚のウイング23bに結合される1本の固定帯29とからなる装着帯25等を以て保持することができる。
図17(f)は(e)においてウイング23cの長さを短くして全体としてコンパクトな構成としたものである。
図18は、種々の構造のウイング23又は挿入孔21を有する装着具20の変形例を示す。
図18(a)に示す装着具20gは、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20と挿入孔21は同一構造であるが、上下に伸びる一対のウイング23d,23eを有し、下側のウイング23eが孔部30bにより枠状に形成された例である。この孔部30bは、着用者Mの睾丸を逃がして着用時に睾丸に無用な圧力が加わらないようにする機能を有し、蒸れ防止の効果とともに装着感を一層向上させる。この装着具20gは、装着帯25の腰帯28の1箇所において上側のウイング23dの連結部26に結合され、着用者Mの股下を通る1本の固定帯29が下向きのウイング23eの連結部26に結合される。
図18(b)に示す装着具20hは、図17(e)の装着具20eと略同一構造において下向きのウイング23gに孔部30cを形成して枠状にし、着用者Mが装着した際には睾丸を逃がして着用時に睾丸に無用な圧力が加わるのを防止するとともに、肌の蒸れを防止したものである。
図18(c)に示す装着具20jは、円筒形ではなく中央に挿入孔21がある環状の鍔体を基体22aとしている。基体22aは外方に張り出して周状に連続するウイング23hとなり、ここに面ファスナー等の連結部26が4箇所に設けられており、装着帯25の腰帯28の両端が上の2つに結合され、装着帯25の2本の固定帯29の各端部が下方の2つに結合される。
図18(d)に示す装着具20kは、図18(c)に示した装着具20jと略同一構造であるが、基体22b全体の直径がより大きく挿入孔21aが小さいタイプであり、着用者Mのサイズに合せて選択することができる。
図18(e)に示す装着具20mは、挿入孔21の構造は図17(a)と略同一であるがウイング23kが4枚であり、斜め上方向きの2枚に加えて斜め下方向きの2枚が設けられた例である。この装着具20mは、斜め上方向きの2枚のウイング23kに両端が結合される1本の腰帯28と、着用者Mの股下を通って斜め下向きの2本のウイング23kに結合される2本の固定帯29とからなる装着帯25等で保持することができる。
図18(f)に示す装着具20nは、図18(e)において斜め下方向きの2枚のウイング23kを下向きのウイング23mにしたものであり、その間に着用者Mの睾丸を逃がすための半円形の切欠31が設けられている。装着帯25の構造は図18(e)の場合と略同様である。
図19は、装着具20(又は20a)の挿入孔21付近の形状・構造の変形例を示す。
図19(a)及び(b)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20と同一構造であり、前述したように前後に貫通した挿入孔21は前方(身体から離れる方向)に向かうに従って内径が小さくなっている。
図19(c)に示す装着具20は、円錐台形ではなく直円筒形であり、挿入孔21の内径が一定であるのでぺニスPを挿入する際に抵抗が少なく装着が容易である。
図19(d)に示す装着具20は、図19(b)とは逆に挿入孔21の内径が前方に行くに従って拡大する例であり、ぺニスPの根本でぺニスPに掛止して取り付けられる。
図19(e)に示す装着具20は、挿入孔21の内面が内に向けて滑らかに凸とされ、前方の開口には係止構造35としてのフランジが形成された例であり、吸収体製品1の挿入部4をこのフランジに掛けて取り付けることが可能である。
図19(f)は図18(c)、(d)に示すような装着具20j,20kの挿入孔21,21a付近の形状・構造を示すものであり、中央に設けられた円形の挿入孔21,21aにおいてペニスPに係止する。
図20は、円筒形または円錐台形の基体22において挿入孔21の付近に設けられた結合部としての係止構造35の構造例を示す。これら係止構造35は、その形状により機械的に吸収体製品1の挿入部4を引っ掛け、又は前述したように吸収体製品側の紐体等と協働して吸収体製品に結合される部分である。
図20(a)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20において、基体22の先端の外側に水平なフランジ状の係止構造35aを設けたものである。
図20(b)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20において、図16で示したような身体側に向いた反しを備えて係止を一層確実にしたフランジ状の係止構造35bを設けたものである。
図20(c)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20において、基体22の先端の外側に2段構造で面取りしたフランジ状の係止構造35cを設けて装着の確実性と脱離の容易性を実現したものである。
図20(d)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20において、基体22の先端の外側に凹溝状の係止構造35dを設けて装着の確実性を実現したものである。ここで、挿入孔21の内面には凹溝状の係止構造に対応した凸条が形成されるので、装着時のペニスPの固定が一層確実になる。
図20(e)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20において、基体22の先端を外側に向けて湾曲させた凸状の係止構造35eを設けて装着の確実性と脱離の容易性を実現したものである。
図20(f)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20において、基体22の先端の外側に1段の凹溝状の係止構造35fを設けて装着の確実性を実現したものである。
図20(g)は、(f)の係止構造35fを2段にした係止構造35gを設けて装着の確実性を一層高めたものである。
図21は、円筒形または円錐台形の基体22において挿入孔21の付近に身体側への液漏れ防止用の各種構造を設けた例を示す。
図21(a)、(b)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20(又は20a)であり、装着時にはペニスPが挿入孔21内にぴったりと嵌るので吸収体製品1から漏れた尿が挿入孔21から身体側に入り込むことはないが、(c)以降に図示する構成を付加すればなおよい。
図21(c)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20(又は20a)において、挿入孔21の内周面に、挿入孔21に挿入されたぺニスPの外周面に密着する可撓性を備えた周状のシール片37を複数段(図示では4段)設けた例を示す。シール片37は斜め前方に向けられており、ペニスPの挿入が容易であるとともに、装着後は尿が逆流してもペニスPの外周面に密着する逆止弁となって挿入孔21内に尿が入るのを効果的に防止する。
図21(d)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20(又は20a)において、挿入孔21の身体側の開口において、その内周面に、挿入孔21に挿入されたぺニスPに密着する可撓性を備えた1枚の周状のシール片37aを設けた例を示す。シール片37aは、装着後は尿が逆流してもペニスPの外周面に密着する逆止弁となって挿入孔21内に尿が入るのを効果的に防止する。
図21(e)は、(d)のシール片37aを斜め前方に向けた構造のシール片37bとし、ペニスPの挿入を容易にするとともに、装着後は尿が逆流してもペニスPの外周面に密着する逆止弁となって挿入孔21内に尿が入るのを効果的に防止する。
図21(f)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20(又は20a)において、基体22の後面(身体側)に、挿入孔21の周縁において着用者Mの身体に接触する断面角型で環状のシール部39を突出して設けたものである。装着後は、尿が逆流して挿入孔21に入ったとしても、挿入孔21の身体側の開口においてシールされるので、身体側に液漏れすることがない。
図21(g)は、(f)のシール部39のシール幅を大きくして液漏れ防止機能を一層固めたシール部39aを設けたものである。
図21(h)は、断面半円形のシール部39bを設けて着用者Mの身体に対する当たりを和らげて装着感を向上させたものである。
図22は、装着具20(又は20a)の基体22に設けられたウイング23の後側(身体側)に、身体表面との接触面積を減らして蒸れを防止するための凹凸41を設けた例を示す。
図22(a)、(b)は、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20(又は20a)において、ウイング23の後側(身体側)に、縦方向に沿って凹溝及び凸条を交互に設けて凹凸41としたものの断面図及び正面図(凹凸41を図上透視して示す)であり、身体表面との接触面積を減らして蒸れを防止することが出来る。
図22(c)に示すように、縦横の凹溝及び凸条から構成されるで格子状の凹凸41aでもよいし、図22(d)に示すように、略半円形状の凸部を設けることで凹凸41bとしても良い。
次に、図23〜図26を参照して、他の装着具20の構成について説明する。
図23及び図24に示す装着具20xは、図5及び図6に示し(2)で説明した装着具20(又は20a)において基体22の先端下側に略U字状の切欠部55を設けたものである。図25に示す装着具20yは、同じく基体22の先端左右両側に略U字状の切欠部56がそれぞれ設けられている。これらの装着具20x,20yによれば、装着時にぺニスPの挿入がし易く、介護者が装着具20x、yの挿入孔21からぺニスPを引っ張り出しやすくなる。さらに、この装着具20xは、図26に示すように、後述する装着帯25によって着用されるが、この図からも分かるように、着用者MのぺニスPは切欠部55によって案内保持されるので、仰臥位での使用(装着具20xの場合)や、横臥位での使用(装着具20yの場合)において、ぺニスPの向きが自然な方向(下や横)に向くようになる。また、ぺニスPの向きを固定することにより、排尿時の液の流れを吸収体製品の吸収体の方へと誘導しやすくなる。
(6)装着帯25の変形例(図27〜図39)
装着具20及び装着帯25からなる装着ユニット27の種々の形態を図27〜図39を参照して説明する。図27から図33及び図35から図37の各図において、それぞれ(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を身体の側面側から示すものである。なお、これらの装着帯25は、全体を弾性材料で構成してもよいが、少なくとも長さ方向の一部分を弾性材料で構成すれば、着用者Mの胴体に確実にフィットさせることができる。
図27は、図17(a)に示す装着具20aを使用した例であり、装着帯25は、着用者Mの腰に巻装されるとともに、その両端が装着具20の左右一対のウイング23に連結部26を介して連結された腰帯28からなる。なお、ここで装着帯25と装着具20を連結する連結部とは、装着帯25が連結される装着具20のウイング23の端部と、装着具20のウイング23に設けられた面ファスナー等の連結手段である連結部26と、ウイング23に連結される装着帯25の端部と、ウイング23に連結される装着帯25の端部に設けられる面ファスナー等の連結手段のいずれをも意味するものである。
図28は、図17(f)に示す装着具20fを使用する場合であり、装着帯25aは、着用者Mの腰に巻装されるとともに、その両端が装着具20fの左右一対のウイング23cに連結部26を介して連結される腰帯28と、腰帯28の背面側中央に取り付けられて股下にかけ回され、下向きのウイング23cに連結部26を介して連結された1本の固定帯29からなる。
図29は、図17(f)に示す装着具20fを使用する場合であり、装着帯25bは、着用者Mの腰に巻装されるとともに、その両端が装着具20fの左右一対のウイング23cに連結部26を介して連結された腰帯28と、腰帯28の両側面にそれぞれ取り付けられて各先端が一体とされた2本の固定帯29aからなり、この2本の固定帯29aの1つの先端は、股下にかけ回されて下向きのウイング23cに連結部26を介して連結される。本例によれば、1本の固定帯29をそのまま股下にかけ回す図28の装着帯25aとは異なり、2本の固定帯29aが2股状になっているので肛門に当たることがなく、排便時の障害にならない。また、2本の固定帯29aは下着の裾のラインと一致した位置に来るので、着用者Mにとって着用時の違和感がない。
図30は、図17(a)に示す装着具20aを使用する場合であり、装着帯25cは、着用者Mの腰に巻装されるとともに、その両端が装着具20aの左右一対のウイング23に連結部26を介して連結された腰帯28と、腰帯28の両側面にそれぞれ直交して取り付けられて股下にかけ回され、左右一対のウイング23に連結部26を介して連結された2本の固定帯29,29からなる。本例も、2本の固定帯29,29が肛門の左右に配される状態となるので、排便時の障害にならない。
図31は、図17(a)に示す装着具20aを使用する場合であり、装着帯25dは、着用者Mの腰にウエストサイズに合わせて巻装されて長さ調節可能な固定手段43a、43bで固定される腰帯28aと、腰帯28aの両側面にそれぞれ直交して取り付けられて両太腿の付け根付近の外側に沿ってかけ回され、左右一対のウイング23に連結部26を介して連結された2本の固定帯29b,29bからなる。本例も、2本の固定帯29b,29bが太腿の前側に配される状態となるので、排便時の障害にならない。また、腰帯28aを身体に装着したまま、2本の固定帯29b,29bのみを装着具20aから外すだけで装着具20aをペニスPから直ちに取り外すことができる。
図32は、図17(a)に示す装着具20aを使用する場合であり、装着帯25eは、着用者Mの腰にウエストサイズに合わせて巻装されて長さ調節可能な固定手段43a,43bで固定される腰帯28bと、腰帯28bと一体で腰帯28bと平行に延設された2本の固定帯29c,29cからなり、この2本の固定帯29cは、両太腿の付け根付近の外側に沿ってかけ回され、左右一対のウイング23に連結部26を介して連結される。本例も、2本の固定帯29cが太腿の前側に配される状態となるので、排便時の障害にならない。また、腰帯28bを身体に装着したまま、2本の固定帯29c,29cのみを装着具20aから外すだけで装着具20aをペニスPから直ちに取り外すことができる。
図33は、図17(a)に示す装着具20aを使用する場合であり、装着帯25fは、着用者Mの腰にウエストサイズに合わせて巻装されて長さ調節可能な固定手段43a,43bで固定される幅広の腰帯28cと、腰帯28cに平行に取り付けられて延設された2本の固定帯29d,29dからなり、この2本の固定帯29dは、両太腿の付け根付近の外側前面に沿ってかけ回され、左右一対のウイング23に連結部26を介して連結される。本例も、2本の固定帯29dが太腿の前側に配される状態となるので、排便時の障害にならない。また、腰帯28cを身体に装着したまま、2本の固定帯29d,29dのみを装着具20aから外すだけで装着具20aをペニスPから直ちに取り外すことができる。また、腰帯28cが幅広なので長く着用しても着用者Mの肌に圧迫によるダメージを与えることが少ない。
図34は、図33に示した装着帯25fの変形例である装着帯25gを外側(着用者Mの身体に接しない表側)から見た図であり、腰帯28dの一端の外側には、装着時に手を入れるためのポケット45が設けられており、介助者が着用者Mの腰にこの腰帯28dを巻く際には、介助者は一方の手Hをポケットに入れておき、ベッド上に寝ている着用者Mの腰を他方の手で若干持ち上げ、その隙間に一方の手Hを差し込んで反対側から出せば容易に腰帯28dを着用者Mの腰の背側にかけ回すことができ、装着が容易である。なお、図中47は幅広の腰帯28dが装着時に捩れないようにするための形状安定用補強材である。
図35は、図18(d)に示す装着具20kにおいて、装着具と装着帯の結合部26が1箇所とされた場合の例であり、装着帯25hは、着用者Mの腰にウエストサイズに合わせて巻装されて長さ調節可能な固定手段43a,43bで固定される腰帯28aと、巻装状態において着用者Mの前面側に来る腰帯28aの部位に直交して取り付けた1本の短い固定帯29eからなる。装着時、ペニスPに取り付けられた円盤状の装着具20kは、腰帯28aから固定帯29eを介して安定的に吊り下げ保持された状態となる。
図36は、図18(d)に示す装着具20kにおいて、装着具と装着帯の結合部が2箇所とされた場合の例であり、装着帯25jは、着用者Mの腰にウエストサイズに合わせて巻装されて長さ調節可能な固定手段43a,43bで固定される腰帯28aと、巻装状態において着用者Mの前面側に来る腰帯28aの部位に直交して取り付けた1本の短い固定帯29eと、これとは反対側に同様に設けられた1本の長い固定帯29からなる。装着時、ペニスPに取り付けられた円盤状の装着具20kは、腰帯28aから短い固定帯29eを介して安定的に吊り下げ保持された状態になるとともに、長い固定帯29によって上方へのずれも規制された安定した状態に保持される。
図37は、図18(d)に示す装着具20kにおいて、装着具と装着帯の結合部が2箇所とされた場合の例であり、装着帯25kは、着用者Mの腰にウエストサイズに合わせて巻装されて長さ調節可能な固定手段43a,43bで固定される腰帯28aと、巻装状態において着用者Mの前面側に来る腰帯28aの部位に直交して取り付けた1本の短い固定帯29eと、腰帯28aの両側面にそれぞれ取り付けられて各先端が一体とされた2本の固定帯29aからなる。装着時、短い固定帯29eは装着具20kの上側に結合され、2本の固定帯29aの1つの先端は股下にかけ回されて装着具20kの下側に結合される。本例によれば、図36に示す例と同様、装着具20kは上下から位置を規制されて安定保持され、また2本の固定帯29aは2股状になっているので肛門に当たることがなく、排便時の障害にならない。また、2本の固定帯29aは下着の裾のラインと一致した位置に来るので、着用者Mにとって着用時の違和感がない。
図38は、図17(a)に示す装着具20aを使用する場合であり、装着帯25mは、着用者Mの腰にウエストサイズに合わせて巻装されて長さ調節可能な固定手段43a,43bで固定される腰帯28aと、腰帯28aの両側面にそれぞれ直交して取り付けられて股下にかけ回される2本の固定帯29,29からなる。装着時、2本の固定帯29は、股下にかけ回されて各端部を腰帯28aに固定手段43で固定され、その各中途部分において装着具20aの左右一対のウイング23の結合部26に結合される。本例によれば、2本の固定帯29は肛門に当たることがなく、排便時の障害にならない。
図39は、図17(a)に示す装着具20aを使用する場合であり、装着帯25nは、着用者Mの腰にウエストサイズに合わせて巻装されて長さ調節可能な固定手段43a,43bで固定される腰帯28aと、腰帯28aの両側面にそれぞれ角度を以って取り付けられ、中途部分で交差して股下にかけ回される2本の固定帯29,29からなる。装着時、2本の固定帯29は、股下にかけ回されて各端部を腰帯28に固定手段43で固定され、その各中途部分において装着具20の左右一対のウイング23の結合部26に結合される。本例によれば、2本の固定帯29は肛門に当たることがなく、排便時の障害にならない。
なお、以上の説明では、装着具20の挿入孔21は円形であったが、装着具及びその挿入孔の形状は上述のもののみに限定されるものではなく、例えば、図40に示す装着具60aは逆三角形の外形の基体62aを有し、挿入孔61aの形状も逆三角形であり、左右一対のウイング63aはそれぞれ斜め上方外側に向けて開いている。また、図41に示す装着具60bは逆台形(四角形)の外形の基体62bを有し、挿入孔61bの形状も逆台形(四角形)であり、左右一対のウイング63bはそれぞれ斜め上方外側に向けて開いている。このように、三角形、四角形といった角を有する挿入孔の形状であっても、漏れ対策に配慮すれば問題はない。
また、以上の実施形態では、装着具と装着帯は部品として別体に構成され、これを互いに連結部で連結して装着ユニットとして使用していたが、装着具と装着帯が予め一体のものとして製造された装着ユニットも当然本発明の範囲に含まれる。
以上説明したように、本例に係る男性用吸収体製品1の装着具20及び装着ユニット27ならびに男性用体液処理用品によれば、着用者Mの身体(ペニスP)に装着具20の基体22を確実に取り付け、さらにこの装着具20を装着帯25によって着用者Mの腰廻りに確実かつ安定して保持させることができるので、吸収体製品1の挿入部からペニスPを挿入して該挿入部を基体22の結合部に結合すれば、吸収体製品1の着用者Mの身体に対する取付けが一層確実に行え、使用中の脱落や液漏れが生じにくい。また、吸収体製品1の着脱は着用者Mの身体自体に対して直接行うのではなく、身体に取付けて装着帯25で保持された装着具20の基体22に対して行うので、作業がしやすく、特に寝たきりの状態又は車椅子に座った状態にある着用者M及び交換に当たる介護者の双方にとって負担が軽く、比較的頻繁な交換が必要とされる尿処理用の吸収体製品の装着に適している。
本発明の実施形態に係る男性用の吸収体製品1の正面図である。 本発明の実施形態に係る男性用の吸収体製品1の背面図である。 図1のA−A切断線における断面図である。 図3のB−B切断線における断面図である。 本発明の実施形態に係る装着具20の正面図、上面図、左側面図、正面図におけるX−X切断線及びY−Y切断線における各断面図である。 本発明の実施形態に係る装着具20の斜視図である。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27を着用者が装着した状態を前方から示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27を着用者が装着した状態を後方から示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る男性用体液処理用品(吸収体製品が図1に示すものである場合)を着用者が装着した状態を前方から示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る男性用体液処理用品1’(吸収体製品が図1に示すもの以外のものである場合)を着用者が装着した状態を前方から示す斜視図である。 面ファスナーによる液漏れ構造を備えた装着具20と吸収体製品1aとの結合部の構造例を示す図である。 面ファスナーによる液漏れ構造を備えた装着具20と吸収体製品1bとの結合部の他の構造例を示す図である。 装着具の係止構造と吸収体製品の紐体による液漏れ構造を備えた装着具20と吸収体製品1cの結合部の構造例を示す図である。 装着具の係止構造と吸収体製品の巾着様紐体による液漏れ構造を備えた装着具20と吸収体製品1dの結合部の構造例を示す図である。 装着具の係止構造と吸収体製品の弾性体による液漏れ構造を備えた装着具20と吸収体製品1eの結合部の構造例を示す図である。 装着具の鉤爪部を有する係止構造と吸収体製品の鉤爪部を有する口部による液漏れ構造を備えた装着具20と吸収体製品1fの結合部の構造例を示す図である。 本発明の実施形態に係る装着具20の種々の形態例(a)〜(f)を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る装着具20の種々の形態例(a)〜(f)を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る装着具20の種々の形態例(a)〜(f)を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る装着具20の種々の形態例(a)〜(g)を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る装着具20の種々の形態例(a)〜(h)を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る装着具20の種々の形態例(a)〜(d)を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る装着具20bの正面図、低面図、左側面図である。 本発明の他の実施形態に係る装着具20bの斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る装着具20cの正面図、低面図、左側面図である。 本発明の他の実施形態に係る装着具20bを装着帯25で装着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る装着ユニットの形態例を示す図であり、(a)は装着帯を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 図33に示す装着帯25の変形例を表側から示す図である。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示し、(c)は装着ユニット27を装着した状態を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示すものである。 本発明の実施形態に係る装着ユニット27の形態例を示す図であり、(a)は装着帯25を示し、(b)は装着帯25と装着具20からなる装着ユニット27を示すものである。 本発明の他の実施形態に係る装着具60aの正面図、正面図の(イ)−(イ)切断線における断面図及び斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る装着具60bの正面図、正面図の(イ)−(イ)切断線における断面図及び斜視図である。
符号の説明
1 吸収体製品
20,60 装着具
21,61 装着具の挿入孔
22,62 装着具の基体
23,63 装着具のウイング
24 吸収体製品と装着具の結合部
25 装着帯
26 装着帯と装着具の連結部
27 装着ユニット
28 腰帯
29 固定帯
30 ウイングの孔部
35 結合部としての係止構造
37 シール片
39 シール部
41 凹凸
P ペニス
M 着用者

Claims (13)

  1. 体液の吸収体を有する袋体にペニスを挿入する挿入部が設けられた吸収体製品を着用者に装着するために用いられる装着具において、
    前記着用者に対して着脱可能に取り付けるために前記着用者のぺニスが貫通する挿入孔と、前記吸収体製品の前記挿入部が着脱可能に取り付けられる結合部とを備えた基体を有することを特徴とする装着具。
  2. 前記基体は環状であり、前記結合部は、前記基体の前記挿入孔と前記吸収体製品の前記挿入部とを連通させるように前記挿入孔の近傍に設けられた結合手段としての面ファスナーと係止構造の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1記載の装着具。
  3. 前記基体には、前記挿入孔に挿入された前記着用者のぺニスの外周面に密着する可撓性を備えた周状のシール片が設けられたことを特徴とする請求項2記載の装着具。
  4. 前記結合手段としての面ファスナーは、前記吸収体製品の前記袋体の内側に貼着することにより前記基体を前記挿入部に挿入した状態に保持し、
    前記結合手段としての係止構造は、前記吸収体製品の前記挿入部が係止することにより前記基体を前記挿入部に挿入した状態に保持することを特徴とする請求項2記載の装着具。
  5. 前記基体には、前記挿入孔の周縁に前記着用者の身体に接触するシール部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の装着具。
  6. 体液の吸収体を有する袋体にペニスを挿入する挿入部が設けられた吸収体製品を着用者に装着するために用いられる装着ユニットにおいて、
    前記着用者に対して着脱可能に取り付けるために前記着用者のぺニスが貫通する挿入孔と、前記吸収体製品の前記挿入部が着脱可能に取り付けられる結合部とを備えた基体を有する装着具と、
    前記装着具に端部が結合されて前記装着具を装着する前記着用者の下半身に巻装され、前記着用者が装着した前記装着具を保持する装着帯と、
    を有することを特徴とする装着ユニット。
  7. 前記装着具には、前記基体と一体に設けられて外方に延設されたウイングが設けられており、前記装着帯の端部は前記ウイングに設けられた連結部において前記装着具に連結されていることを特徴とする請求項6記載の装着ユニット。
  8. 前記ウイングは、少なくとも左右一対で設けられており、左右一対で設けられた前記ウイングは前記着用者の鼠蹊部と干渉しないように各々水平方向よりも上方に傾斜して配置されていることを特徴とする請求項7記載の装着ユニット。
  9. 前記ウイングに孔部が形成されていることを特徴とする請求項7記載の装着ユニット。
  10. 前記ウイングには、前記着用者の身体に接触する裏面に前記着用者の肌の蒸れを防止するための凹凸が設けられていることを特徴とする請求項7記載の装着ユニット。
  11. 前記装着帯は、前記着用者の腰に巻装するとともに、その両端が前記装着具の前記ウイングに前記連結部を介して連結されている腰帯であることを特徴とする請求項7記載の装着ユニット。
  12. 前記装着帯は、前記着用者の腰に巻装される腰帯と、前記腰帯に一端が結合されて他端が前記装着具の前記ウイングに前記連結部を介して連結される固定帯であることを特徴とする請求項7記載の装着ユニット。
  13. 体液の吸収体を有する袋体に着用者のペニスを挿入する挿入部が設けられた吸収体製品と、
    前記着用者に対して着脱可能に取り付けるために前記着用者のぺニスが貫通する挿入孔と、前記吸収体製品の前記挿入部が着脱可能に取り付けられる結合部とを備えた基体を有する装着具と、
    前記装着具に端部が結合されて前記装着具を装着する前記着用者の下半身に巻装され、前記着用者が装着した前記装着具を保持する装着帯と、
    を有することを特徴とする男性用体液処理用品。
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