JP2006166519A - スイッチング直流電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流電圧検出用の起動抵抗による電力消費を最小限にとどめ、かつヒステリシスを有する電源電圧検出回路を備えたスイッチング直流電源装置を提供する。
【解決手段】交流電圧整流用のブリッジダイオードD1の直流正極側に接続される起動抵抗R1と、起動抵抗R1の他端に起動制御トランジスタQ1を介して接続されるコンデンサC1と、コンデンサC1に充電される電圧値より起動電圧と停止電圧を検出する起動電圧検出回路と、この起動電圧検出回路が当該起動電圧を検出すると、動作を開始してスイッチングトランジスタQ5をPWM制御して負荷に直流電圧を供給するPWM制御回路IC1とを有し、起動電圧検出回路が起動電圧を検出すると、起動抵抗R1に流れる電流を停止してコンデンサC1への充電を停止し、起動電圧検出回路が停止電圧を検出すると、トランジスタQ1を介して起動抵抗R1に電流を流してコンデンサC1に充電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用交流電圧から直流電源として用いられるスイッチング直流電源装置であって、特に待機時電力を削減するスイッチング直流電源装置に関するものである。
従来スイッチング電源のスイッチングトランジスタのオンオフ制御を行うICにおいては、その起動電圧を供給するために、商用交流電源、もしくはその商用交流電源を整流ダイオードで整流した電圧を起動抵抗を介して供給するのが一般的である。起動抵抗を介するのは、商用交流電源電圧が100Vから230Vという高い電圧に対し、ICの耐圧は30V以下という低い電圧であるからである。
この電圧は前記起動抵抗を介し、制御ICの電源電圧入力端子とICの接地端子間に接続されたコンデンサをその時定数で充電するが、このICが動作前の状態でもIC自身の消費電流はゼロではなくIC内部の抵抗等により消費される。ICの起動時間はこの時定数とICの起動前消費電流により決定される。
この電圧がICの起動電圧以上になったときにICは動作を開始する。ICが動作を開始するとスイッチングトランジスタのオンオフを開始するのでスイッチングトランスの両端に矩形波電圧が発生し、補助巻線にも同様の波形がその巻線比で発生する。この電圧は整流ダイオードとコンデンサにより整流されICの電源電圧入力端子に接続される。
この起動開始時には起動前のICの消費電流よりも増加するため、起動抵抗からの電流供給では不足するため、ICが起動しスイッチングトランスの補助巻線から電力供給が開始されるまでの間はICの電源電圧入力端子と接地端子間のコンデンサの充電電圧により補われる。
制御回路が動作した後、補助巻線電圧を利用して起動抵抗を遮断することで定常動作時における起動抵抗による待機時電力消費の削減が行われている。
この時、電源の制御回路ICにおいてはスイッチングトランジスタを保護するために所定の動作電圧であることを検出する起動開始電圧検出回路が必要となる。これはスイッチングトランジスタのゲート電圧が閾値以上にないとスイッチングトランジスタのオン抵抗が高くなり、スイッチングトランジスタの発熱量が増えることからスイッチングトランジスタが破壊する恐れがあるためである。また電源電圧低下時においても同スイッチングトランジスタを保護するために停止電圧検出回路が必要となり、複雑で高価なICが必要となっていた。
交流電源がオンされると補助電源回路に交流電源の整流出力が起動抵抗を通じて起動電圧が供給され、これによりPWM制御回路が動作を開始すると、スイッチング素子がオン・オフ動作を行いトランスの所定の巻き線に誘起される誘起電圧が発生する。この誘起電圧による電圧が所定の時間後に、遮断電圧を出力し起動抵抗からの補助電源回路への起動電圧の供給を遮断し、起動時間を長くすることなく、定常状態における起動抵抗による電力損失を低減させる技術が開示されている(特許文献1)。
特開2004−187333号公報
昨今の待機時電力の削減と省エネ機器への低コスト化への要求はかなり厳しく、近年の待機時電力の削減要求を鑑みた場合には無視できなくなってきているという課題を有している。
本発明は、前記従来の問題を解決するもので、直流電圧検出用の起動抵抗による電力消費を最小限にとどめ、かつヒステリシスを有する電源電圧検出回路を備えたスイッチング直流電源装置を提供することを課題とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のスイッチング直流電源装置は、
交流電圧整流用のブリッジダイオードの直流正極側に接続される起動抵抗と、
当該起動抵抗の他端に起動制御トランジスタを介して接続されるコンデンサと、
当該コンデンサに充電される電圧値より起動電圧と停止電圧を検出する起動電圧検出回路と、
前記起動電圧検出回路が前記起動電圧を検出すると、動作を開始してスイッチングトランジスタをPWM制御して負荷に直流電圧を供給するPWM制御回路と、を有し
前記起動電圧検出回路が前記起動電圧を検出すると、前記起動抵抗に流れる電流を停止して前記コンデンサへの充電を停止し、
前記起動電圧検出回路が前記停止電圧を検出すると、前記起動制御トランジスタを介して前記起動抵抗に電流を流して前記コンデンサに充電することを特徴としたものである。
また、本発明のスイッチング直流電源装置は、
交流電圧整流用のブリッジダイオードの直流正極側に接続される起動抵抗と、
この起動抵抗の他端に第1のトランジスタを介して接続されるコンデンサと、
このコンデンサに充電される電圧値が所定の値以上のときに動作を開始して前記ブリッジダイオードの直流出力をスイッチングするスイッチングトランジスタに出力を供給するPWM制御回路と、
前記起動抵抗より高抵抗の前記第1のトランジスタにゲートバイアス電位を供給するゲートバイアス抵抗と、
前記第1のトランジスタのゲートと前記バイアス抵抗にドレインが接続される第4のトランジスタと、
前記第4のトランジスタのゲートにドレインを接続する第3のトランジスタと、
前記第3のトランジスタのゲートにコレクタを接続する第2のトランジスタと、
を有し、
前記第2のトランジスタは、前記コンデンサの充電電圧をバイアスとして所定の電圧値になるとオンし、第2のトランジスタがオンすると前記第3のトランジスタがオフし、第3のトランジスタがオフすると第4のトランジスタがオンして前記第1のトランジスタのゲートバイアスを下げて前記第1のトランジスタをオフし、前記起動抵抗の電流を停止することを特徴としたものである。
本発明のスイッチング直流電源装置によれば、スイッチング制御回路の電源電圧を検出しながらも起動抵抗による待機時消費電力を削減することが可能となり、簡素で安価なスイッチング直流電源装置を提供することができる。
以下に、本発明の直流電源装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
図1に、本発明のスイッチング直流電源装置の回路図を示す。商用交流電源の双極につながり全波整流を行うブリッジダイオードD1と、その正極と負極間につながるコンデンサC2が接続される。ブリッジダイオードD1の正極には起動抵抗R1と、起動抵抗R1の他端にドレインが接続された起動制御トランジスタQ1のゲートにつながるゲートバイアス抵抗R2と、スイッチングトランスT1の1次巻き線L1がつながる。また、ブリッジダイオードD1の正極には、スイッチングトランスT1が接続され、スイッチングトランスT1の1次巻き線L1の他端にはスイッチングトランジスタQ5のドレインが接続され、トランジスタQ5のソースをブリッジダイオードD1の負極に接続している。
また、トランジスタQ5のゲートは制御ICであるIC1に接続され、そのオン時間が制御される。前述のトランジスタQ1のゲートには電圧制御用のツェナーダイオードD4がブリッジダイオードD1の負極間に接続される。ツェナーダイオードD4は、起動制御用トランジスタQ1の保護用である。そして制御用IC1の起動電圧を検知する検出回路をトランジスタQ2、Q3、Q4にて構成している。
即ち、起動制御トランジスタQ1のソース電圧であるVccを検出電圧として、Vccの電圧が上昇し、ツェナーダイオードD3がオンすると、トランジスタQ4がオンし、Q4のコレクタ電圧が下がって、トランジスタQ3がオフとなり、トランジスタQ3のドレインにQ2のゲートが接続されているので、Q2のゲート電圧が上昇してトランジスタQ2をオンする。そして、起動制御トランジスタQ1のゲートがトランジスタQ2のドレインに接続されているのでトランジスタQ1のゲート電圧が下がり、起動制御トランジスタQ1をオフする。
トランジスタQ4がオンすると制御IC1が起動してスイッチングトランジスタQ5のオン・オフを制御する(以後PWM制御という。)。
起動制御トランジスタQ1のソースは、コンデンサC1と、スイッチングトランスT1の補助巻線L3の一端に接続した整流ダイオードD2のカソードに接続している。コンデンサC1の他端とスイッチングトランスT1の補助巻き線L3の他端もブリッジダイオードD1の負極に接続されている。
商用交流電源に本スイッチング電源装置が接続されると、ブリッジダイオードD1により整流された電圧がコンデンサC2を充電する。この電圧は、起動制御トランジスタQ1がオンするゲート電圧の閾値を超えるまでトランジスタQ1のドレインの電圧に等しい。
起動制御トランジスタQ1のゲート電圧が閾値を超えると起動制御用トランジスタQ1はオンし、起動抵抗R1とコンデンサC1の時定数をもってC1に充電を開始する。
コンデンサC1の電位であるVcc(トランジスタQ1のソース電圧)が上昇し、ツェナーダイオードD3がオンすると、トランジスタQ4がオンし、前述したようにトランジスタQ3がオフ、トランジスタQ2がオフしてトランジスタQ1がオフする。そして、制御IC1が起動し、トランジスタQ5のPWM動作を制御する。そして、トランジスタQ1がオフ後は、スイッチングトランスT1の補助巻き線L3からの電圧を帰還してコンデンサC1を充電し、スイッチングトランジスタQ5のPWM制御動作を行う。
そして、スイッチングトランスT1の1次巻き線L1間には矩形波が発生し、スイッチングトランスT1の巻線比に応じて、2次巻き線L2間にも矩形波の電圧が発生する。それに伴い上述したように補助巻線L3間にも電圧が発生し、発生した矩形波はダイオードD2により整流され、電源制御IC1起動時にスイッチングトランジスタの駆動電圧出力によって電源制御IC1の消費電流の増加により放電したコンデンサC1を充電し始める。
その後は、PWM動作を行い、直流電圧が負荷に供給されることになる。
以上の動作から電源制御IC1が後述する動作可能電圧を検出する検出手段によって、トランジスタQ2のゲートに電圧を発生し、トランジスタQ2はオンし、起動抵抗R1につながる起動制御トランジスタQ1をオフする。このことで起動抵抗R1での電力消費を低減することができる。
なお、トランジスタQ1のゲートにつながる抵抗R2は、トランジスタQ1にMOS−FETを用いるのでゲートへの電流は必要がないため、起動抵抗よりもはるかに高抵抗を選択できる。
次に、起動電圧を検出する前述の起動電圧検出手段について、以下に説明する。
トランジスタQ1のソースに抵抗R6が接続され、その他端に抵抗R5を介してトランジスタQ2のゲートとトランジスタQ3のドレインに接続する。トランジスタQ2とトランジスタQ3のソースは、ともにブリッジダイオードD1の負極に接続され、トランジスタQ2のドレインは、トランジスタQ1のゲートに接続される。
トランジスタQ3のゲートは抵抗R4を介してトランジスタQ1のソースに接続されるとともに、トランジスタQ4のコレクタに接続されている。トランジスタQ4のベースはツェナダイオードD3のアノード側に接続され、カソード側は抵抗R6と抵抗R5の間に接続されている。さらにトランジスタQ4のベースは抵抗R3を介してブリッジダイオードD1の負極に接続されている。
商用交流電源に本スイッチング電源装置が接続され、抵抗R2を介して接続されたトランジスタQ1のゲート電圧がトランジスタQ1がオンする閾値より高くなるとトランジスタQ1がオンし、起動抵抗R1とコンデンサC1の時定数をもって充電を開始する。即ち、起動抵抗R1とコンデンサC1の時定数に応じた充電カーブによりコンデンサC1の端子電圧が上昇していく。この時トランジスタQ4は、コンデンサC1の端子電圧が上昇してトランジスタQ3がオンし、抵抗R6を介してツェナーダイオードD3に電流が流れトランジスタQ4のベースが所定の電圧になるまで、オフの状態となる。即ち、トランジスタQ4は、エミッタ−ベース間にバイアス電圧が印加されないためオフの状態となっており、トランジスタQ3のゲート電圧とコンデンサC1の両端電圧が等しくなっているので、Q3はオンし、Q2はオフとなり、トランジスタQ1はオン状態である。
コンデンサC1の両端電圧がさらに上昇し、ダイオードD3のツェナ電圧以上となるとトランジスタQ4のベース−エミッタ電圧以上になり、トランジスタQ4はオンする。トランジスタQ4がオンするとトランジスタQ3のゲートは閾値以下となり、トランジスタQ3はオフする。トランジスタQ3がオフするとトランジスタQ3のドレインは、抵抗R5とR6によりプルアップされているのでトランジスタQ2はオンする。また、トランジスタQ2はゲートバイアス抵抗R2によりプルアップされているためオンとなりトランジスタQ1のゲートが閾値電圧以下になり、トランジスタQ1はオフし起動抵抗R1に電流が流れなくなり抵抗R2を介してトランジスタQ2へ電流が流れる。
以上の動作により、例えば制御IC1の動作電源電圧を20VとしAC240V時に起動抵抗R1を200kΩとし、ゲートバイアス抵抗R2を40MΩとすると、起動時においてはR1に電流が流れるため、起動抵抗R1で消費される電力は、以下のようになる。
(240V×1.41−20V)2/200kΩ=0.5W
起動後においてはR1に電流は流れず、高抵抗であるトランジスタQ1のゲートバイアス抵抗R2に電流が流れるため、バイアス抵抗R2で消費される電力は、以下のようになる。
(240V×1.41−20V)2/40MΩ=0.0025W
の電力の消費となり約0.5Wの入力電力削減となる。
商用交流電源が低下または負荷変動などによりコンデンサC1の両端電圧が低下して、ダイオードD3のツェナ電圧より低くなると、トランジスタQ4のベース−エミッタ間電圧が低下し、トランジスタQ4がオフとなる。トランジスタQ3のゲート電圧が閾値以上であるとトランジスタQ3はオンとなり、トランジスタQ2のゲート電圧が閾値以下となりトランジスタQ2がオフとなりトランジスタQ1のゲート電圧が閾値以上に上昇しトランジスタQ1はオンとなる。
Q1がオンした後において、起動時における電流経路は図2に示すとおり、トランジスタQ3がオンしているため抵抗R5を流れる電流Ir5とダイオードD3を流れる電流Ir3の両方が抵抗R6に流れるため、抵抗R6の両端電圧は、R6×(Ir5+Ir3)となる。
即ち、起動時には、Vcc電圧は、ツェナーダイオードD3に電流が流れ出すのに必要な電圧である起動電圧まで上昇することが要求される。ツェナーダイオードD3に電流が流れていないときのVccを停止電圧とすると、起動電圧は、ツェナーダイオードD3に電流が流れ出すのに必要な電圧で停止電圧より高い電圧が供給される必要がある。
起動後においては前述で説明したとおりトランジスタQ3がオフとなっているためツェナーダイオードD3を流れる電流Ir3のみが抵抗R6に流れ、抵抗R6の両端電圧は、R6×Ir3となる。
そして、制御IC1の検出電圧となるVccは、
(R6の両端電圧)+(D3ツェナ電圧)+(Q4のVBE)
となる。
R6の両端電圧が大きいときのVccの電圧である起動電圧のほうが、電流Ir3が零のときのVccの電圧である停止電圧より高くなる。
例えばR6=33kΩ、R5=68kΩ、R3=33kΩ、D3は6.8Vのツェナダイオードとした場合において、Q4がオンする条件(起動を検出する条件)は、D3の両端電圧が6.8V、Q4のVBEが約0.6V以上となる。R3が33kΩよりIr3=0.018mAとなり、ツェナーダイオードD3がオンする起動時の起動電圧は、
33KΩ(Ir5+0.018mA)+6.8V+0.6V
となる。
一方、停止電圧は、Ir3が零のときのVccの電圧をいい、以下に停止電圧を計算する。
Q4がオンするまでQ3はオンしているので、この時のR5の両端電圧は
6.8V+0.6V=7.2V、R5は68kΩであることからIr5=7.2V/68KΩ=0.1056mAとなる。そしてIr3が零のときは、Q3がオンするので、停止電圧は、抵抗R6とR5の両端の電圧を加算した値となるので、(33KΩ+68KΩ)×0.1056mA=10.68Vとなる。
この10.68Vの電圧(ツェナーダイオードD3に電流が流れないときのVccの電圧)を第1の停止電圧とする。
Q4がオンしている場合においてはQ3がオフしているので、この時のR5の両端電圧は0V、Ir3はR3が33kΩであることから
Ir3=0.6V/33KΩ=0.018mA
となっていることからR6の両端電圧は0.6VでVccが
0.6V+6.8V+0.6V=8V
以下となるまでQ4がオンし、8V以下となるとQ4がオフすることから停止電圧となる。
この8Vの電圧を第2の停止電圧とする。第2の停止電圧以下になると、他の電源遮断手段(図示せず)によりスイッチング直流電源装置の動作を遮断する電圧である。
従って、起動電圧の計算でIr5=0.1056mAを代入して、33KΩ(0.1056mA+0.018mA)+6.8V+0.6V=11.48Vとなる。
以上の例より、起動前における起動電圧は、11.48V、第1の停止電圧は、10.68Vとなり、起動電圧の方が0.8V高くなる。
起動後における起動電圧は、11.48V、第2の停止電圧は、8Vとなり、起動電圧の方が3.48V高くなる。
起動電圧に達すると、制御IC1は、動作し始め、PWM動作を開始するが、負荷変動などによりVccの電圧が低下しても一旦スイッチング直流電源装置が起動するとこの第2の停止電圧まで低下しない限り、PWM動作を継続する。そして、スイッチング直流電源装置が停止状態から起動状態になるには、起動電圧(前述の具体例では、11.48V)までVccの電圧が上昇しないと、起動しないという、ヒステリシスを有して安定な駆動を行う。
以上、説明したように、電源電圧検出回路により所望の検出電圧を設定して、制御IC起動時においてスイッチングトランジスタQ5への駆動電圧出力することによって制御ICの消費電流が増加することから電源電圧Vccの低下が発生し、
制御IC1が停止してしまうという誤動作を防ぐことが可能となる。また制御IC1停止時においてスイッチングトランジスタQ5への駆動出力停止等によって制御IC1の消費電流が軽減することによって電源電圧Vccが上昇することによる制御IC1が再起動する誤動作を防ぐことが可能となる。
即ち直流電源装置が駆動出力停止すると、起動電圧以上にならないと、再起動せず、一旦起動すると第2の停止電圧までVccが低下しない限り、制御IC1が停止しないので、誤動作を防止することができる。
本発明にかかるスイッチング直流電源装置は、待機時消費電力の削減を行うことが出来かつスイッチング動作制御回路への適切な直流電源の供給を制御することが出来る。
本発明の実施例1におけるスイッチング直流電源装置の主要部の回路図 本発明の実施例1におけるスイッチング直流電源装置の起動電圧検出回路を説明するための図
符号の説明
AC 交流電源
D1 第一のダイオード(交流電圧整流用のブリッジダイオード)
D2 第二のダイオード
D3 第三のダイオード
D4 第三のダイオード
D101 第四のダイオード
C1 第一のコンデンサ
C2 第二のコンデンサ(交流電圧整流用のコンデンサ)
C3 第三のコンデンサ
C101 第四のコンデンサ
R1 起動抵抗
R2 バイアス抵抗
R3、R4、R5、R6 抵抗
Q1 起動制御トランジスタ(第1のトランジスタ)
Q2 第4のトランジスタ
Q3 第3のトランジスタ
Q4 第2のトランジスタ
Q5 スイッチングトランジスタ(第5のトランジスタ)
T1 スイッチングトランス
L1 一次巻線
L2 二次巻線
L3 補助巻線
IC1 制御IC

Claims (4)

  1. スイッチング直流電源装置であって、
    交流電圧整流用のブリッジダイオードの直流正極側に接続される起動抵抗と、
    当該起動抵抗の他端に起動制御トランジスタを介して接続されるコンデンサと、
    当該コンデンサに充電される電圧値より起動電圧と停止電圧を検出する起動電圧検出回路と、
    前記起動電圧検出回路が前記起動電圧を検出すると、動作を開始してスイッチングトランジスタをPWM制御して負荷に直流電圧を供給するPWM制御回路と、を有し
    前記起動電圧検出回路が前記起動電圧を検出すると、前記起動抵抗に流れる電流を停止して前記コンデンサへの充電を停止し、
    前記起動電圧検出回路が前記停止電圧を検出すると、前記起動制御トランジスタを介して前記起動抵抗に電流を流して前記コンデンサに充電することを特徴とするスイッチング直流電源装置。
  2. 前記起動電圧検出回路は、前記コンデンサの充電電圧にて前記起動電圧を検出するとツェナーダイオードに電流を流して当該ツェナーダイオード電流に基づくバイアス電圧によりオンする第2のトランジスタと、
    当該起動電圧値に達するまではオン状態で第2のトランジスタがオンするとオフする第3のトランジスタと、
    第3のトランジスタがオフするとオンする第4のトランジスタと、
    を有し、
    前記第4のトランジスタがオンすると前記起動制御トランジスタのゲートバイアスを制御して該起動制御トランジスタをオフし、前記起動抵抗に流れる電流を遮断することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング直流電源装置。
  3. 前記停止電圧は、前記コンデンサの端子電圧が下がり前記ツェナーダイオードの電流が停止する際の電圧であることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング直流電源装置。
  4. スイッチング直流電源装置であって、
    交流電圧整流用のブリッジダイオードの直流正極側に接続される起動抵抗と、
    この起動抵抗の他端に第1のトランジスタを介して接続されるコンデンサと、
    このコンデンサに充電される電圧値が所定の値以上のときに動作を開始して前記ブリッジダイオードの直流出力をスイッチングするスイッチングトランジスタに出力を供給するPWM制御回路と、
    前記起動抵抗より高抵抗の前記第1のトランジスタにゲートバイアス電位を供給するゲートバイアス抵抗と、
    前記第1のトランジスタのゲートと前記バイアス抵抗にドレインが接続される第4のトランジスタと、
    前記第4のトランジスタのゲートにドレインを接続する第3のトランジスタと、
    前記第3のトランジスタのゲートにコレクタを接続する第2のトランジスタと、
    を有し、
    前記第2のトランジスタは、前記コンデンサの充電電圧をバイアスとして所定の電圧値になるとオンし、第2のトランジスタがオンすると前記第3のトランジスタがオフし、第3のトランジスタがオフすると第4のトランジスタがオンして前記第1のトランジスタのゲートバイアスを下げて前記第1のトランジスタをオフし、前記起動抵抗の電流を停止することを特徴とする直流電源装置。
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