JP2001309655A - 過負荷時保護機能付きスイッチング電源装置 - Google Patents

過負荷時保護機能付きスイッチング電源装置

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JP2001309655A
JP2001309655A JP2000118235A JP2000118235A JP2001309655A JP 2001309655 A JP2001309655 A JP 2001309655A JP 2000118235 A JP2000118235 A JP 2000118235A JP 2000118235 A JP2000118235 A JP 2000118235A JP 2001309655 A JP2001309655 A JP 2001309655A
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capacitor
control
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power supply
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JP2000118235A
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Shinichi Hara
真一 原
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力側がショート状態となっても容易な構成
で回路素子を保護して制御用ICの発振を停止できると
共に自動的に再起動ができる過負荷時保護機能付きスイ
ッチング電源装置を得る。 【解決手段】 出力側に、出力電圧低下検出回路27を
備え、入力側に制御用IC4の前段に、コンデンサ電圧
低下検出回路32と、ホトトランジスタ19bと、信号
遅延回路30と、出力電圧低下ラッチ回路31とを備
え、出力電圧Voの低下を検出し、該低下に伴う過電流
状態をホトトランジスタ19bで検出し、検出後所定時
間経過してから制御用IC4への制御IC電源用コンデ
ンサ3の電源を遮断して、制御用IC4の動作を停止さ
せる。また、制御用IC4が動作停止して予め設定され
た一定時間が経過すると自動的に再起動をかける。さら
に、出力端子間に過電流の原因が有る場合は再度、制御
用IC4の電源を遮断して動作を停止し、出力端子間に
過電流の原因が無くなった時は正常に起動するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチング電源装
置の出力過電流による出力電圧低下時における回路部品
の保護及び再起動に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は出力電圧低下時の保護装置の無い
従来の電流共振型スイッチング電源の概略構成図であ
る。
【0003】図8に示す電流共振型スイッチング電源
は、直流電源1と、この直流電源1に一端が接続された
起動抵抗2と、起動抵抗2の他端に一端が接続され、他
端が直流電源1に接続された制御IC電源用コンデンサ
3とを備えている。
【0004】また、スイッチング素子5、6をオンオフ
するための制御信号a1、a2(パルス信号)を送出す
る制御用IC4を備えている。前述のスイッチング素子
6にはコンデンサ8が並列接続されている。
【0005】この制御用IC4は、ホトカプラ7が接続
されている。ホトカプラ7は、発光素子7aとホトトラ
ンジスタ7bとからなり、発光素子7aは出力側に設け
られ、ホトトランジスタ7bは入力側に設けられて制御
用IC4に接続されている。つまり、ホトカプラ7は、
二次側の出力電圧を検出し、この出力電圧のレベルに応
じたフィードバック信号を制御用IC4に伝達してい
る。
【0006】制御用IC4は、起動開始電圧VC1(S
TART)と発振停止電圧VC2(STOP)とを備
え、制御IC電源用コンデンサ3と起動抵抗2との接続
点の電圧VCCを電源として入力し、この電源電圧VC
Cが前述の起動開始電圧VC1(VC1>VC2)に到
達したときに発振を開始し、電源電圧VCCが発振停止
電圧VC2に到達したときに発振を停止する。
【0007】すなわち、制御用IC4は制御IC電源用
コンデンサ3の端子電圧VCCが起動開始電圧VC1以
下になっても発振停止電圧VC2以下になるまでは発振
を継続している。
【0008】また、トランス9は一次巻線9aと補助巻
線9bと出力巻線9c、9dとからなり、出力巻線9
c、9d、補助巻線9bはリーケージインダクタンスを
持たせるために粗結合にされている。
【0009】また、一次巻線9aの一端はスイッチング
素子5とスイッチング素子6との接続点に接続され、他
端が電流共振用コンデンサ10の一端に接続されてい
る。
【0010】この電流共振用コンデンサ10の他端は補
助巻線9bの一端に接続されている。また、補助巻線9
bの一端は、コンデンサ8、スイッチング素子6、ホト
ダイオード7b、制御用IC4、制御IC電源用コンデ
ンサ3、直流電源1の負側に接続されている。
【0011】さらに、補助巻線9bの他端はダイオード
11を介して制御IC電源用コンデンサ3と起動抵抗2
との接続点に接続されている。
【0012】一方、出力巻線9cの一端は整流ダイオー
ド12aのアノードに接続され、出力巻線9cの他端と
巻線9dの一端は接続され、さらに出力端bに接続され
ている。
【0013】出力巻線9dの他端は整流ダイオード12
bのアノードに接続され、整流ダイオード12a、12
bのカソード同士は接続され、この接続点が出力端子a
に接続されている。また、出力端a、bには負荷15が
接続される。
【0014】さらに、整流ダイオード12aのカソード
と、出力トランス9cと出力トランス9dとの接続点と
の間には平滑コンデンサ13が設けられている。
【0015】また、平滑コンデンサ13には、フォトカ
プラ7の発光素子7aを介して出力電圧検出回路14が
並列接続されている。この電圧検出回路14は、図8に
示すように抵抗14a、14b、14c、シャントレギ
ュレータ14d、コンデンサ14eから構成されてい
る。
【0016】上記のように構成された従来の電流共振型
スイッチング電源の動作を以下に説明する。
【0017】直流電源1の投入に伴って、起動抵抗2を
介して制御IC電源用コンデンサ3に充電され、制御I
C電源用コンデンサ3の端子電圧VCCが増加する。制
御用IC4はこの電圧Vccが所定の起動開始電圧Vc
1に到達すると、発振を開始してスイッチング素子5、
6をオンオフし、一次巻線9a、共振用コンデンサ10
により、出力を2次側出力巻線9c、9dに得る。
【0018】この出力は、整流ダイオード12a、12
b、平滑コンデンサ13によって整流平滑され出力端子
a、bを介して負荷15に出力電流Ioが供給される。
【0019】このとき、出力電圧検出回路14は、2次
出力電圧Voを検出し出力電圧が設定電圧より高いとき
はフォトカプラ7の発光素子7aに電流を多く流し、出
力電圧が設定電圧より低いときはフォトカプラ7の発光
素子7aの電流を少なく流す様制御する。
【0020】一方、1次側に設けられた制御用IC4
は、フォトカプラ7のフォトトランジスタ7bに流れる
電流により発振周波数を制御し、電流が小さくなると発
振周波数を下げた制御信号a1、a2をスイッチング素
子5、6に送出し、2次出力電圧を高くする。また、電
流が大きくなると発振周波数を高くし、2次出力電圧を
下げて、2次側の出力電圧Voを設定電圧になるように
制御する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の共振型のスイッチング電源におけるトラン
スの巻線は、リーケージインダクタンスを持たせるため
に粗結合にされているので、何らかの原因によって出力
電圧Voがほぼ零に低下しても、トランスのリーケージ
インダクタンス等によって補助巻線9bの端子間電圧V
1が出力電圧Voに比例して下がらない。
【0022】つまり、二次側の出力電圧Voが低下して
も、制御IC電源用コンデンサ3の電圧VCCがその出
力電圧Voに比例して低下しないことになる。
【0023】例えば、図9に示すように定格電力を出力
しているときに、2次側に何らかの原因でショートが発
生すると、出力電圧Vo−出力電流Ioの関係は図9の
(a)に示すように、出力電圧Voの低下に伴って出力
電流Ioは増加する。
【0024】一方、制御IC電源用コンデンサ3の端子
電圧Vccは、2次側出力電圧Voに比例して低下せ
ず、図9の(b)に示すように2次側出力電圧Voが零
電圧となっても制御用IC4の発振停止電圧Vc2以下
にならないため、制御IC4は動作し続ける。
【0025】このため、出力電圧Voが低下しているに
もかかわらず図9(a)に示す様に2次側に大電流Io
が流れ続ける。
【0026】従って、出力電流Io(実効値)が大きく
なりトランスの出力巻線9c,9d又は整流ダイオード
12a,12bの発熱や焼損等を招くという課題があっ
た。
【0027】この課題を防止するために出力端子a、b
間に、出力電圧Voを監視する出力電圧低下検出回路を
設けるなどが考えられるが、出力短絡時には出力電圧低
下検出回路の電源電圧がなくなるため、別の補助電源回
路を用意する必要があった。
【0028】さらに、一次側を流れている電流、例えば
スイッチング素子5,6を流れる電流を検出する過電流
保護回路を設けても、2次側の出力電流と比例せず、定
電力特性となるため出力電圧が下がるにしたがい出力電
流は大きく伸びてしまい、図2の出力電流と出力電圧特
性のように定常時の出力電流の数倍といった電流が流れ
続けるという課題があった。
【0029】また、過電流検出後に制御IC4の動作を
停止してラッチする方法が有るが、出力端子間の過電流
要因を取り除いても自動的に再起動しないため、直流電
源1を一旦切断し制御IC4の電源電圧+Vccを放電
し、制御IC4のラッチを解除した後に直流電源1を再
投入する必要があるという課題があった。
【0030】本発明は以上の課題を解決するためになさ
れたもので、出力側がショート状態となっても容易な構
成で回路素子を保護して制御用ICの発振を停止できる
と共に自動的に再起動ができる過負荷時保護機能付きス
イッチング電源装置を得ることを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、所
定の出力信号を送出し出すための起動開始電圧と該起動
開始電圧より低い前記出力信号を停止させるための停止
電圧とを有するスイッチング電源用の制御ICを用い
て、変圧手段に直流を間欠的に供給させて出力電圧を一
定に保つと共に、前記変圧手段で得た電力をコンデンサ
に充電して前記制御ICの起動用電圧とするスイッチン
グ電源装置において、前記出力電圧のレベルを検知し、
該検知レベルが定格レベルの間は通常動作状態として前
記起動用のコンデンサの電圧を制御ICに供給し続け、
前記検知レベルが低下したときは過負荷状態とし、一定
時間経過後に前記制御ICへの前記コンデンサからの電
力の供給を、前記起動用のコンデンサの電圧が前記停止
電圧以下になるまで停止続けながら前記コンデンサの電
力を放電する動作制御部を有することを要旨とするスイ
ッチング電源装置を提供できる。
【0032】また、請求項2は、前記動作制御部は、前
記過負荷状態の検出に伴って、前記制御ICへの前記起
動用のコンデンサからの電力の供給を停止したのち、前
記制御ICへの前記起動用のコンデンサの電圧が前記制
御ICの発振停止電圧以下になった事を検出したとき
は、前記制御ICへの前記起動用のコンデンサの電力を
再度供給して前記制御ICに再起動をかけることを特徴
とする手段を有することを要旨とするスイッチング電源
装置を提供できる。
【0033】すなわち、過電流により出力電圧が低下し
た時は過電流状態を検出し、過電流状態が連続しない様
に制御用ICの電源を遮断して、制御用ICの動作を停
止する。そして、動作停止して予め設定された一定時間
(発振停止電圧以下の所定の電圧になるまでの時間)が
経過すると自動的に再起動をかける。
【0034】また、出力端子間に過電流の原因が有る場
合は再度制御用ICの電源を遮断し動作が停止される。
【0035】請求項3は、前記動作制御部は、前記出力
電圧が定格出力の間は発光を継続し、前記出力電圧が出
力低下とする検出電圧以下の間は前記発光を停止するフ
ォトカプラを有して、前記過負荷状態を検出する出力電
圧低下検出回路と、前記制御ICの前記起動用のコンデ
ンサの前記放電により、該コンデンサの電圧が前記制御
ICの発振停止電圧以下になった事を確認するコンデン
サ電圧低下検出回路と、前記過負荷状態を検出した時よ
り一定時間後に、前記制御ICに対する前記起動用のコ
ンデンサの電力の供給を停止続けるための信号遅延回路
と、前記起動用のコンデンサの電圧が前記発振停止電圧
以下になり、かつ前記停止が一定時間経過したとき、前
記起動用のコンデンサからの前記放電を停止させて前記
制御ICを再起動する出力電圧低下ラッチ回路とを有す
ることを要旨とするスイッチング電源装置を提供でき
る。
【0036】請求項3の実施態様においては、動作制御
部内の出力電圧低下検出回路に備えられたフォトカプラ
が出力側の出力電圧が定格出力の間は発光を継続し、出
力側の出力電圧が出力低下の検出電圧以下の間は発光を
停止する。
【0037】また、動作制御部はこの出力電圧低下検出
回路に信号遅延回路を接続しており、この信号遅延回路
は、前述の出力電圧低下検出回路のフォトカプラが過負
荷状態を検出した時より、当該信号遅延回路のコンデン
サ21を充電し続ける。
【0038】また、動作制御部はこの信号遅延回路に出
力電圧低下ラッチ回路を接続しており、この出力電圧低
下ラッチ回路は、信号遅延回路における充電が一定時間
経過し、その充電電圧が所定電圧以上の間は、制御IC
への電源供給を停止(出力をLレベルにしてトランジス
タスイッチをオフ)させる。このとき、起動用コンデン
サからは制御用ICの電源である電力がトランジスタス
イッチのベース抵抗24と比較器23を通して放電され
ている。
【0039】このとき、コンデンサ電圧低下検出回路
が、起動用コンデンサの電圧が制御ICの発振停止電圧
以下になったことを確認すると、信号遅延回路における
充電電力を放電させて、出力電圧低下ラッチ回路によっ
て前述の起動用コンデンサからの放電を停止させる(出
力電圧低下ラッチ回路の出力をHレベル、トランジスタ
スイッチオン)。つまり、起動用のコンデンサからの電
力が制御ICの電源として再度供給されるから、制御I
Cは再起動する。
【0040】すなわち、動作制御部は、過負荷状態を検
出したときより、一定時間後に制御ICへの電源となる
起動用のコンデンサの電力を放電させて制御ICの電源
の供給をオフし、起動用のコンデンサの電圧が制御IC
の発振停止電圧以下になったことを確認すると、前述の
放電を停止させて充電を開始させて制御ICへの起動用
のコンデンサの電力である制御ICの供給をオンして制
御ICを再起動させている。
【0041】請求項4は、前記コンデンサ電圧低下検出
回路は、前記コンデンサ電圧が低下して、予め設定され
ている基準電圧に到達したとき、前記コンデンサ電圧の
低下をさらに所定期間継続させるヒステリシス特性を有
することを要旨とするスイッチング電源装置を提供でき
る。
【0042】また、請求項5は、前記ヒステリシス特性
は、前記信号遅延回路の放電期間に相当することを要旨
とするスイッチング電源装置を提供できる。
【0043】つまり、請求項4、5においては、ヒステ
リシス特席をコンデンサ電圧低下検出回路に設けている
ので、回路動作を安定化したスイッチング電源を提供で
きる。
【0044】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は本実施の
形態1のスイッチング電源の概略構成図である。図1に
おいては図8と同一のものについては説明を省略する。
【0045】このスイッチング電源は、出力電圧Voの
低下を検出し、該低下に伴う過電流状態を検出し、この
過電流状態が連続しない様に制御用IC4の電源を遮断
して、制御用IC4の動作を停止させる。
【0046】また、制御用IC4が動作停止して予め設
定された一定時間が経過すると自動的に再起動をかけ
る。
【0047】さらに、出力端子間に過電流の原因が有る
場合は再度、制御用IC4の電源を遮断して動作を停止
し、出力端子間に過電流の原因が無くなった時は正常に
起動するようにしたものである。
【0048】このため、本実施の形態1のスイッチング
電源は、図1に示すように、制御用IC4の前段に制御
IC動作制御部16aを備える。この制御IC動作制御
部16aは、制御用IC4の電源となる制御IC電源用
コンデンサ3の電圧VCCの低下を検出するコンデンサ
電圧低下検出回路32と、このコンデンサ電圧低下検出
回路32の後段に設けられた信号遅延回路30と、信号
遅延回路30の後段に設けられ、トランジスタスイッチ
26をオンオフするための出力電圧低下ラッチ回路31
と、起動抵抗2と制御IC電源用コンデンサ3との接続
点g1にコレクタをエミッタを制御用IC4の電源端子
に接続し、ベースに出力電圧低下ラッチ回路31からの
出力信号を入力するトランジスタスイッチ26とを備え
ている。
【0049】コンデンサ電圧低下検出回路32は、抵抗
34と抵抗35とを直列接続して制御IC電源用コンデ
ンサ3に対して並列接続され、この分圧点g2を電圧比
較器17のプラス入力に接続している。また、抵抗36
とツェナーダイオード18とを直列接続して制御IC電
源用コンデンサ3に対して並列接続し、この接続点g3
を電圧比較器17のマイナス入力に接続している。
【0050】また、コンデンサ電圧検出回路32の電圧
比較器17の出力には、抵抗37と、後述する出力電圧
低下検出回路27に設けられた発光素子19aの発光量
をモニタするホトトランジスタ19b(エミッタは直流
電源1の負端子)が接続されている。
【0051】さらに、電圧比較器17(オープンコレク
タタイプ)のプラス入力と出力間には抵抗40とダイオ
ード41とが直列接続され、出力がLOWレベルとなっ
たときに、さらにプラス入力の電圧を低くする(ヒシテ
ィリシス特性)。
【0052】つまり、コンデンサ電圧低下検出回路32
は、出力側の出力電圧Voが定格電圧を維持し、フォト
カプラ19のホトトランジスタ19bがオンで、制御I
C電源用コンデンサ3の電圧V3が高い場合(電圧比較
器17のマイナス入力の電圧V18<プラス入力の電圧
Vg2)は、電圧比較器17の出力がHIGHレベルで
あるが、ホトトランジスタ19bがオンであるため出力
が強制的にLOWレベルになる。
【0053】また、出力電圧Voが低下し、フォトカプ
ラ19のホトトランジスタ19bがオフで、制御IC電
源用コンデンサ3の電圧V3が低くなり電圧比較器17
のマイナス入力の電圧V18(ツェナー電圧V18とも
いう)よりプラス入力の電圧Vg2が低くなったとき
は、出力がLOWレベルになる。
【0054】また、信号遅延回路30は、抵抗20とコ
ンデンサ21とを直列接続して制御IC電源用コンデン
サ3に対して並列接続され、この接続点g4を後述する
出力電圧ラッチ回路31の電圧比較器23のマイナス入
力に接続している。
【0055】つまり、信号遅延回路30は、制御IC電
源用コンデンサ3の電圧V3を抵抗20を介して充電
し、フォトカプラ19のホトトランジスタ19bがオン
時(出力電圧Voは定格出力)に、放電を行い出力電圧
低下ラッチ回路31の電圧比較器23のマイナス入力の
電圧Vg4をローレベルに維持し、また、フォトカプラ
19のホトトランジスタ19bがオフ時(出力電圧の低
下検出電圧以下)に、充電を開始して出力電圧低下ラッ
チ回路31の電圧比較器23のマイナス入力の電圧Vg
4を次第に上昇させる。
【0056】すなわち、信号遅延回路30は、出力電圧
Voが低下(出力電流Ioが増大)したときは、ゆっく
りと電圧比較器23のマイナス入力が上昇するようにし
ている。
【0057】出力電圧低下ラッチ回路31は、抵抗38
とツェナーダイオード22とを直列接続して制御IC電
源用コンデンサ3に対して並列接続され、この接続点g
5を電圧比較器23のプラス入力に接続し、電圧比較器
23の出力をトランジスタスイッチ26のベースに接続
している。
【0058】つまり、出力電圧低下ラッチ回路31は、
出力電圧Voが低下(出力電流Ioが増大)しても制御
IC電源用コンデンサ3の電圧が電圧V22以上に維持
されている間は、コンデンサ21が充電によってマイナ
ス入力の電圧(Vg4)がプラス入力の電圧(V22)
より高いので、その期間は、出力をLOWレベルに維持
(ラッチ)してスイッチングトランジスタ26をオフに
して制御用ICの発振を停止させる。
【0059】また、出力電圧Voが定格出力でホトトラ
ンジスタ19bがオン状態でコンデンサ21が放電状態
(制御IC電源用コンデンサ3は高い電圧)でマイナス
入力の電圧がプラス入力の電圧(V22)より低い期間
は、出力をHIGHレベルに維持してスイッチングトラ
ンジスタ26をオンにして制御用IC4を動作させて発
振を継続させる。このスイッチングトランジスタ26に
はパスコン33が接続されている。
【0060】さらに、出力側においては、出力電圧検出
回路14の後段に出力電圧低下検出回路27を備える。
【0061】この出力電圧低下検出回路27は、抵抗2
9とツェナーダイオード28とホトカプラ19の発光素
子19aとを直列接続してなる。
【0062】すなわち、出力電圧Voが定格出力の間
は、発光素子19aがオン状態となり、出力電圧Voが
出力電圧低下検出電圧以下の間は発光素子19aがオフ
状態となる。
【0063】上記のように構成されたスイッチング電源
の動作を図2及び図3のタイミングチャートを用いて以
下に説明する。
【0064】(起動時と正常時の動作)直流電源1の投
入に伴って、起動抵抗2を介して制御IC電源用コンデ
ンサ3、コンデンサ21が充電されると共に、トランジ
スタスイッチ26は図2の(c)に示すようにオン状態
となる。
【0065】このとき、制御IC電源用コンデンサ3の
電圧V3は図2の(e)に示すように、次第に増加し、
出力側の発光素子19aはオフ状態であるから、ホトト
ランジスタ19bも、図2の(a2)に示すようにオフ
状態となる。
【0066】また、コンデンサ電圧低下検出回路32
は、比較器17のプラス入力の電圧がマイナス入力の電
圧(V18)よりも低いため、電圧比較器17の出力は
図3の(d)に示すようにLOWレベルになり、信号遅
延回路30のコンデンサ21は放電され、出力電圧低下
ラッチ回路の比較器23の基準電圧V22よりコンデン
サ21の電圧が低くなる。
【0067】すると、比較器23の出力は図3の(f)
の様にHighレベルとなり、コンデンサ3は充電を開
始し、トランジスタスイッチ26は導通する。
【0068】そして、図2の(e)に示すように制御I
C電源用コンデンサ3の電圧V3が上昇して行くと、こ
れに伴って、トランジスタスイッチ26からの出力電圧
VCCが上昇し、時間の経過に伴って図2の(d)に示
すように、制御用IC4の起動開始電圧VC1(発振停
止電圧VC2<VC1)に到達する。
【0069】また、制御IC電源用コンデンサ3の電圧
V3が上昇してコンデンサ電圧低下検出回路32の電圧
比較器17は、マイナス入力の電圧V18より、プラス
入力の電圧Vg2が上昇すると、図3の(d)に示すよ
うに出力をHIGHレベルに維持する。
【0070】これによって、出力電圧低下ラッチ回路3
1のマイナス入力(信号遅延回路30のコンデンサ21
の電圧)の電圧Vg4は、図3の(e)に示すようにな
り、電圧比較器23の出力は図3の(f)に示すように
HIGHレベルとなる。
【0071】そして、図2の(d)、(e)に示すよう
に、コンデンサ3の電圧(V3)及びVCCが制御用I
C4の起動開始電圧VC1に到達すると、制御用IC4
は、発振を開始してスイッチング素子5,6をオンオフ
し、一次巻線9a、共振用コンデンサ10により、出力
を2次側出力巻線9c、9dに得る。
【0072】この出力は、整流ダイオード12a、12
b、平滑コンデンサ13によって整流平滑され出力端子
a、bを介して負荷15に出力電流Ioが供給される。
【0073】このとき、出力電圧検出回路14は、2次
出力電圧Voを検出し出力電圧が設定電圧より高いとき
はフォトカプラ7の発光素子7aに電流を多く流し、出
力電圧が設定電圧より低いときはフォトカプラ7の発光
素子7の電流を少なく流す様制御する。
【0074】一方、1次側に設けられた制御IC4は、
フォトカプラ7のフォトトランジスタ7bに流れる電流
により発振周波数を制御し、電流が小さくなると発振周
波数を下げた制御信号a1、a2をスイッチング素子
5、6に送出し、2次出力電圧を高くする。また、電流
が大きくなると発振周波数を高くし、2次出力電圧を下
げて、2次側の出力電圧Voを設定電圧になるように制
御する。
【0075】同時に、出力電圧低下検出回路27は、出
力電圧Voが定格出力のレベルになると、発光素子19
aをオン状態にさせる。
【0076】このため、図2の(a2)に示すように入
力側のコンデンサ電圧低下検出回路32のホトダイオー
ド19bがオン状態となり、図3の(d)に示すよう
に、コンデンサ電圧低下検出回路32の電圧比較器17
の出力を強制的にLOWレベルにする。このときの、制
御IC電源用コンデンサ3の電圧V3及びVCCは高い
電圧のままである。
【0077】また、信号遅延回路30のコンデンサ21
はホトトランジスタ19aのオンによって直流電源1の
負側に保持されるので、図3の(e)に示すように出力
電圧低下ラッチ回路31の電圧比較器23のマイナス入
力の電圧(Vg4)はLOWレベルになる。
【0078】このため、出力電圧低下ラッチ回路31の
出力が図3の(f)に示すように、HIGHレベルを継
続して図2の(c)に示すようにトランジスタスイッチ
26がオン状態を正常時においては継続する。
【0079】(過電流時の動作)そして、何らかの理由
で過負荷状態になると、図2の(a1)に示すように出
力電圧Voが低下しだし、さらに過負荷状態となると
(例えば、ショート状態)、出力電圧低下検出電圧以下
となり、図2の(a2)に示すように、出力電圧低下検
出回路27のフォトカプラ19の発光素子19aがオフ
になる。
【0080】また、出力電流Ioは、図2の(b)に示
すように、出力電圧Voが低下するに伴って上昇し、出
力電圧Voが低下すると定格電流を越えて過電流とな
る。
【0081】この時、制御IC電源用コンデンサ3の電
圧V3は大きく低下しないため、コンデンサ電圧低下比
較器17の出力は図3の(d)に示すように、起動時と
同じくオフであり、且つフォトトランジスタがオフとな
るため、信号遅延回路30のコンデンサ21は図3の
(e)に示すように充電を開始し、出力電圧ラッチ回路
31の比較器23のマイナス入力の電圧Vg4を次第に
上昇させる。
【0082】これは、共振型のトランス9の特性も一つ
の要因である。つまり、トランス9のリーケージインダ
クタンス等によって補助巻線9bの端子間電圧が出力電
圧Voに比例して下がらないことによる。
【0083】このため、図2の(d)、(e)に示すよ
うに、出力電圧Voの低下に伴って制御IC電源用コン
デンサ3の電圧V3、Vccが一旦上昇する。
【0084】このとき、制御IC電源用コンデンサ3の
電圧V3は急激に下降しないし、かつコンデンサ電圧低
下検出回路32の電圧比較器17はヒステリシスを有し
ていると共に、ホトトランジスタ19bがオフであるか
ら、図3の(d)に示すように、起動時と同様にHIG
Hレベル(電圧比較器17の出力に変化なし)となる。
【0085】また、信号遅延回路30のコンデンサ21
は過電流となってホトトランジスタ19bがオフ状態に
なると、図2の(e)に示すように充電を開始して、出
力電圧低下ラッチ回路31のマイナス入力の電圧Vg4
を次第に上昇させる。
【0086】しかし、電圧比較器23のブラス入力の基
準電圧V22は、信号遅延回路30のコンデンサ21の
満充電電圧V21の60%程度の電圧に設定してあるか
ら、図3の(e)に示すように、電圧比較器23のマイ
ナス入力の電圧Vg4がコンデンサ21の電圧が電圧V
22に到達するまでは、電圧比較器23の出力はHIG
Hレベルである。
【0087】すなわち、図2の(d)、(e)に示すよ
うに、出力電圧Voが低下してもVcc及び制御IC電
源用コンデンサ3の電圧V3は、制御用IC4の発振停
止電圧VC2以上を保つことになる。
【0088】そして、図3の(e)に示すように、信号
遅延回路30のコンデンサ21の電圧が上昇して出力電
圧低下ラッチ回路31の電圧比較器23のマイナス入力
の電圧Vg4がプラス入力の電圧V22以上になると、
出力電圧低下ラッチ回路31の電圧比較器23の出力
は、図3の(f)に示すように、LOWレベルとなり、
図2の(c)に示すように、トランジスタスイッチ26
をオフ状態(コンデンサ3は放電)にして 図2の
(d)に示すように制御用IC4へのVCCを停止させ
て、図2の(b)に示すように出力側における出力電流
Ioの出力を停止させている。
【0089】すなわち、出力電圧低下検出してから、信
号遅延回路30のコンデンサ21が例えば60%となる
時間まで、トランジスタスイッチ26をオン状態を継続
させ、コンデンサ電圧が低下しコンデンサ電圧低下検出
回路32の電圧比較器17のマイナス入力電圧Vg2が
V18以下となり比較器17の出力がLOWとなるま
で、トランジスタ26はオフを保持する。
【0090】コンデンサ3の電圧V3は図2の(e)に
示すように、制御ICの発振停止電圧VC2を経由して
さらに低下していく。
【0091】そして、制御IC電源用コンデンサ3の電
圧V3に比例した電圧Vg2が図2の(e)及び図3の
(c)に示すように、コンデンサ電圧低下検出回路32
の電圧比較器17のマイナス入力の電圧V18に到達す
ると、出力電圧低下検出回路27の発光素子19aがオ
フで、コンデンサ電圧低下検出回路32のホトトランジ
スタ19bはオフであっても、図3の(d)に示すよう
に、コンデンサ電圧低下検出回路32の電圧比較器17
の出力は、LOWレベルに反転し、信号遅延回路30の
コンデンサ21の電圧V21を放電させる。この放電時
間を維持するために、電圧比較器17には抵抗40とダ
イオード41とによるヒステリシス回路を設けている。
【0092】この抵抗40とダイオード41とを備える
ことによって、以下に説明する動作を行う(図3の拡大
部を参照)。
【0093】ホトトランジスタ19bがオフ時に、起動
抵抗2と制御IC電源用コンデンサ3との接続点の電圧
である電圧V3に比例する電圧Vg2が図3の(c)に
示すように低下してV18を横切ると、出力電圧比較器
17の出力は図3の(d)に示すように、LOWレベル
に反転する。
【0094】この出力がLOWレベルになった時点で、
図3の(d)に示すように、追加したヒステリシス回路
(抵抗40、ダイオード41)により、制御IC電源用
コンデンサ3の電圧V3に比例する電圧Vg2は少し下
がる。この下がった電圧分がヒステリシス電圧となる。
【0095】また、コンデンサ電圧低下検出回路32の
電圧比較器17の出力がLOWに反転した時点から、図
3の(e)に示すように、信号遅延回路30のコンデン
サ21の放電が始まり、電圧比較器23のマイナス入力
の電圧Vg4が瞬時に出力電圧低下ラッチ回路31のツ
ェナー電圧V22より低下する。
【0096】このマイナス入力の電圧Vg4が低下する
と、電圧比較器23の出力は反転してHIGHレベルに
なる。
【0097】電圧比較器23の出力がHIGHレベルに
なることで、図3の(c)に示すように、抵抗24によ
る制御IC電源用コンデンサ3の放電が停止して、制御
IC電源用コンデンサ3の電圧V3が次第に上昇する。
これに伴って、図3の(e)に示すようにコンデンサ2
1が充電を開始して次第に電圧比較器23のマイナス入
力の電圧Vg4を上昇させる。
【0098】そして、制御IC電源用コンデンサ3の電
圧V3に比例する電圧Vg2がV18を越えると、今度
もヒステリシス作用が働き、図3の(c)に示すよう
に、電圧V3に比例する電圧Vg2を少し持ち上げる
と、制御IC電源用コンデンサ3の電圧V3に比例する
電圧Vg2とツエナー18の電圧V18が逆転するの
で、電圧比較器17の出力は図3の(d)に示すように
LOWレベルからHIGHレベルに反転する。
【0099】このため、図2の(e)に示すように、出
力電圧低下ラッチ回路31のマイナス入力の電圧Vg4
は急激に低下し、電圧比較器23の出力をHIGHレベ
ルにする。つまり、図2及び図3に示すように、過負荷
時において、トランジスタスイッチ26のオフ後に制御
IC電源用コンデンサ3の電圧V3がコンデンサ電圧低
下検出回路32の電圧低下判定電圧(V18)に到達す
る時間ti経過までの間、トランジスタスイッチ26の
オフがラッチされ、時間ti後に再びトランジスタスイ
ッチ26がオン状態(再起動)にされることになる。
【0100】この再起動時の動作は、図3の拡大部に示
すように、コンデンサ電圧低下検出回路32の電圧比較
器17の抵抗40、ダイオード41によって、電圧比較
器17のマイナス入力の電圧V18以下にプラス入力が
引き下げられ、電圧比較器17の出力がLOWレベルに
なる。このとき、直流電源1が抵抗24を介してトラン
ジスタスイッチ26のベースに出力されているから、出
力電圧低下ラッチ回路31の出力は、図3の(f)に示
すように、コンデンサ電圧低下検出回路32の電圧比較
器17の出力が一瞬オフになった後に直ぐにHIGHレ
ベルになることになり、トランジスタスイッチ26を再
度オン状態にする。
【0101】そして、コンデンサ電圧低下検出回路30
の電圧比較器17のプラス入力の電圧Vg2は、直ぐに
上昇して図3の(d)に示すように、直ちに出力がHI
GHレベルになる。
【0102】また、過負荷時において、電圧比較器17
の出力がLOWレベルになると、信号遅延回路30のコ
ンデンサ21は図3の(e)に示すように放電後、直流
電源1の電力を充電し、出力電圧低下ラッチ回路31の
マイナス入力の電圧Vg4が次第に上昇する。
【0103】この電圧Vg4がプラス入力の電圧V22
以下の間は、電圧比較器23の出力は、図3の(f)に
示すようにHIGHレベルを継続する。
【0104】そして、図2の(d)、(e)に示すよう
に、VCCが制御用IC4の起動電圧VC1に到達する
と、制御用IC4が発振を開始して再度、スイッチング
素子5、6をオンオフさせる。
【0105】このとき、依然として出力側がショート状
態となっているときは、図2の(a1)に示すように、
出力電圧Voは零となり、図2の(b)に示すように、
出力電流Ioが最大となる。
【0106】このとき、トランスのリーケージインダク
タンスによって補助巻線9b、制御IC電源用コンデン
サ3等によってVccは図2の(d)、(e)に示すよ
うに完全には低下しない。
【0107】しかし、信号遅延回路30のコンデンサ2
1の充電電圧が出力電圧低下ラッチ回路31の電圧比較
器23のプラス入力の電圧V22に到達すると、電圧比
較器23の出力はLOWレベルになる。
【0108】このため、図2の(c)、(d)に示すよ
うに、トランジスタスイッチ26がオフ状態にされて、
制御用IC4へのVCCの供給が停止される。
【0109】すなわち、再起動してもショート状態が解
消されていない場合は、制御用IC4のVCCの供給を
停止して、制御用IC4、トランス、ダイオード等を保
護している。
【0110】一方、上記説明のように前述のトランジス
タスイッチ26をオフしたとしても、制御IC電源用コ
ンデンサ3の電圧V3は図2の(e)に示すように急激
には下がらないで、制御用IC4の発振停止電圧VC2
を経由してさらに低下していく。
【0111】そして、制御IC電源用コンデンサ3の電
圧V3が図2の(e)及び電圧V3に比例する電圧Vg
2が図3の(c)に示すように、コンデンサ電圧低下検
出回路32の電圧比較器17のマイナス入力の電圧V1
8に到達すると、出力電圧低下検出回路27の発光素子
19aはオフで、コンデンサ電圧低下検出回路32のホ
トトランジスタ19bはオフであっても、図3の(d)
に示すように、コンデンサ電圧低下検出回路32の電圧
比較器17の出力は、LOWレベルに反転する。
【0112】すなわち、再起動しても、コンデンサ電圧
低下検出回路32のホトトランジスタ19bがオン状態
にならない場合は、信号遅延回路30のコンデンサ21
は充電され電圧比較器23のマイナス入力の電圧Vg4
を上昇させる。そして電圧比較器23のプラス入力の電
圧V22を超えると出力電圧低下ラッチ回路31の比較
器23の出力はLOWレベルになりトランジスタスイッ
チ26をオフ状態にし制御用IC4の動作を停止すると
共に、抵抗24により制御IC電源用コンデンサ3の電
圧V3を放電し、電圧V3に比例する電圧Vg2がコン
デンサ電圧低下検出回路32の電圧低下判定電圧V18
に到達すると電圧比較器17の出力がLOWレベルとな
りコンデンサ21を急激に放電し、コンデンサ電圧低下
検出回路32の電圧低下判定電圧V18に到達するまで
の時間(Ti)後に再起動するようにしている。
【0113】つまり、ショート状態が解消されない場合
は、制御IC電源用コンデンサ3の電圧V3に比例する
電圧Vg2がコンデンサ電圧低下とする電圧V18に到
達するまで、VCCの供給を停止させ、所定時間(t
i)後に再起動することによって、制御IC電源用コン
デンサ3の電圧を常に所定レベル以上(ほぼV18)に
維持して、ショート状態が解消されたときに直ちに正常
に動作するようにしている。
【0114】このような再起動動作を図2、図3に示す
ようにショート状態(過負荷状態)が解消されるまで行
う。
【0115】(再起動から正常時の動作)前述の動作を
繰り返し行っているときに、ショート状態が解消された
場合は、図2の(a1)に示すように、直ちに出力側に
は定格の出力電圧Voが得られる。これによって、出力
電圧低下検出回路27の発光素子19aがオン状態にな
り、図2の(a2)に示すように、入力側のコンデンサ
電圧低下検出回路32のホトトランジスタ19bがオン
状態になる。
【0116】このため、図3の(d)、(e)に示すよ
うに、コンデンサ電圧低下検出回路32の出力がLOW
レベルになって、信号遅延回路30のコンデンサ21が
放電し、出力電圧低下ラッチ回路31の電圧比較器23
のマイナス入力が低下して出力をHIGHレベルに維持
してトランジスタスイッチ26をオン状態にする。
【0117】これによって、上記説明のように、コンデ
ンサ3の電圧V3及びVCCが制御用IC4の起動開始
電圧VC1に到達すると、制御用IC4が発振してスイ
ッチング素子5、6をオンオフさせる。
【0118】そして、一次巻線9a、共振用コンデンサ
10により、出力を2次側出力巻線9c、9dに得る。
この出力は、整流ダイオード12a、12b、平滑コン
デンサ13によって整流平滑され出力端子a、bを介し
て負荷15に出力電流Ioが供給される。
【0119】<実施の形態2>図4は他の実施の形態の
スイッチング電源の概略構成図であり、低コスト化を図
るため制御IC動作制御部のトランジスタスイッチ26
を使用しない場合の回路例を示したものである。本実施
の形態では、制御IC動作制御部16bのみを強調して
説明し、図1と同様なものについては、説明を省略す
る。
【0120】本実施の形態の制御IC動作制御部16b
は、ホトトランジスタ19bを電圧比較器17の出力に
備えないで、電圧比較器17のプラス入力に接続する。
【0121】また、抵抗33とダイオード45とフォト
カプラ7のホトトランジスタ7bとを直列接続した直列
回路を備え、この直列回路のホトトランジスタ7bとダ
イオード45の接続点を制御用IC4の制御信号として
いる。
【0122】すなわち、電圧比較器23のラッチ動作
時、制御用IC4の電源電圧+Vccを放電するために
放電抵抗33を接続し、制御用IC4の動作停止のため
に、電圧比較回路23の出力レベルLOWを利用して、
制御用IC4の出力電圧制御端子をLOWにして動作停
止を行う。
【0123】なお、上記実施の形態では、電圧比較回路
をコンパレータを用いて説明したが図5に示すように、
トランジスタで構成してもよい。
【0124】例えば、図5に示すように、制御IC動作
制御部16bは、制御用IC4の起動用のコンデンサ3
に対して、抵抗50と抵抗52と抵抗53とからなる直
列回路を並列接続し、トランジスタ17aのエミッタに
抵抗54の一方を接続し、抵抗54の他方をコンデンサ
3に接続する。
【0125】また、抵抗50と抵抗52との接続点とト
ランジスタ17aのエミッタ間にダイオード41のカソ
ードがエミッタに接続されるように設けて、ヒステリシ
スをトランジスタ17aが有するようにする。
【0126】また、トランジスタ17aのエミッタには
ツェナーダイオード18を接続する。
【0127】さらに、ホトトランジスタ19bと抵抗5
5と抵抗56とを直列接続してコンデンサ3に並列接続
している。また、抵抗55と抵抗56の接続点はトラン
ジスタ17aのコレクタに接続する。
【0128】さらに、コンデンサ3に上記説明の信号遅
延回路30を並列接続している。またトランジスタ57
のベースをトランジスタ17aのコレクタと抵抗55と
抵抗56の接続点に接続し、トランジスタ57のコレク
タを抵抗58を介して信号遅延回路30の接続点g4に
接続する。
【0129】また、ツェナーダイオード22と抵抗59
とを直列接続して信号遅延回路30のコンデンサ21に
並列接続する。
【0130】さらに、スイッチング素子26のベースに
トランジスタ23aのコレクタを接続している。このト
ランジスタ23aのベースはツェナーダイオード22と
抵抗59の接続点に接続されている。
【0131】このように構成しても実施の形態1と同様
な動作を行う。すなわち、コンデンサ3の電圧レベルで
トランジスタ17aがオンオフし、二次側の出力電圧が
低下(過負荷)でトランジスタ57がオフしてコンデン
サ21に対して充電が行われ、充電電圧がツェナーダイ
オード22の電圧を越えたときにトランジスタ23aが
オン状態となってスイッチ26をオフにする。つまり、
制御IC4へのVCCの供給が停止されることになる。
【0132】さらに、本発明は図1に示す電流共振型ス
イッチング電源として説明したが、これに限定されるも
のではなく、図6に示すRCC型スイッチング電源方式
や図7に示すFCC型電源方式あるいは共振型電源方式
等でリーケージインダクタンスの大きなトランスを使用
したスイッチング電源においても、制御用ICの前段に
実施の形態と同様な制御IC動作制御部16を備えて、
過負荷時にトランジスタスイッチ26を強制的にオフ
し、その後に過負荷状態が解消されたかを自動的に判断
し、過負荷状態が解消されたときに自動的に再起動する
ようにしてもよい。
【0133】図6、図7においては、1個のスイッチン
グ素子6とダイオード60とコンデンサ61とを直列接
続して直流電源1に並列接続している。また、抵抗62
をコンデンサ61に並列接続し、二次側は二次巻線9C
のみとした構成である。
【0134】また、図7においては、二次巻線9cの一
端にダイオード12aのアノードを接続し、このダイー
ド12aのカソードと二次巻線9cの他方に転流用のダ
イオード12bを接続し、両方のダイオードの接続点に
チョークコイル63を接続した構成である。
【0135】このような構成においても、一次側に制御
用IC動作制御部を設けることによって、過負荷状態に
なると制御用IC4に対してコンデンサ3の電力が一定
時間停止される。
【0136】また、コンデンサ3の電圧に比例した電圧
Vg2が第1の基準電圧V18以下になると、自動的に
再起動なされる。
【0137】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、共振型の
トランスを間欠制御するための制御用ICを用いたスイ
ッチング電源であっても、過負荷状態になると少なくと
もリーケージインダクタンスを考慮した時間経過後に制
御用ICへのコンデンサ電圧(電源)が停止される。つ
まり、定格出力以下を光で検出して強制的にスイッチを
オフさせないで、リーケージインダクタンスを考慮した
時間経過後にオフさせている。
【0138】従って、過負荷時には、リーケージインダ
クタンスの影響が考慮されて、制御用ICへの電源供給
が停止されるので、トランス及び制御用IC、出力側の
ダイオード等をその特性に従って保護できる。
【0139】そして、コンデンサ電圧の供給を停止して
も、直ぐにコンデンサ、補助巻線の電圧は低下しない場
合であっても、停止はコンデンサ電圧が制御用ICの発
振停止電圧に到達するまでの期間、継続して停止され
る。
【0140】従って、発振停止電圧に到達する期間に、
制御用ICが発振することが無いので二次側に出力が発
生しない。このため、例えばショート時においては、過
負荷検出から一定期間、完全にスイッチ動作をオフでき
るので、ショート時の過電流によるスイッチング電源の
加熱や破損を防止することができるという効果が得られ
ている。
【0141】また、コンデンサ電圧に比例する電圧(V
g2)が所定以下(V18以下)になると、自動的に再
起動なされるので再起動するまでの時間が短時間で済む
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1のスイッチング電源の概略構成
図である。
【図2】本実施の形態1のスイッチング電源の動作を説
明するタイミングチャートである。
【図3】本実施の形態1のスイッチング電源の動作を説
明するタイミングチャートである。
【図4】実施の形態2の概略構成図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の概略構成図である。
【図6】本実施の形態の制御部をRCC型方式に適用し
た概略構成図である。
【図7】本実施の形態の制御部をFCC型方式に適用し
た概略構成図である。
【図8】出力電圧低下時の保護装置の無い従来の電流共
振型スイッチング電源の概略構成図である
【図9】課題を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2 起動抵抗 3 制御IC用電源用コンデンサ 4 制御IC 5,6 スイッチング素子 16a 制御IC動作制御部 30 信号遅延回路 31 出力電圧低下ラッチ回路 1 コンデンサ電圧低下検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の出力信号を送出し出すための起動
    開始電圧と該起動開始電圧より低い前記出力信号を停止
    させるための停止電圧とを有するスイッチング電源用の
    制御ICを用いて、変圧手段に直流を間欠的に供給させ
    て出力電圧を一定に保つと共に、前記変圧手段で得た電
    力をコンデンサに充電して前記制御ICの起動用電圧と
    するスイッチング電源装置において、 前記出力電圧のレベルを検知し、該検知レベルが定格レ
    ベルの間は通常動作状態として前記起動用のコンデンサ
    の電圧を制御ICに供給し続け、前記検知レベルが低下
    したときは過負荷状態とし、一定時間経過後に前記制御
    ICへの前記コンデンサからの電力の供給を、前記起動
    用のコンデンサの電圧が前記停止電圧以下になるまで停
    止続けながら前記コンデンサの電力を放電する動作制御
    部を有することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記動作制御部は、 前記過負荷状態の検出に伴って、前記制御ICへの前記
    起動用のコンデンサからの電力の供給を停止したのち、
    前記制御ICへの前記起動用のコンデンサの電圧が前記
    制御ICの発振停止電圧以下になった事を検出したとき
    は、前記制御ICへの前記起動用のコンデンサの電力を
    再度供給して前記制御ICに再起動をかけることを特徴
    とする手段を有する請求項1のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 前記動作制御部は、 前記出力電圧が定格出力の間は発光を継続し、前記出力
    電圧が出力低下とする検出電圧以下の間は前記発光を停
    止するフォトカプラを有して、前記過負荷状態を検出す
    る出力電圧低下検出回路と、 前記制御ICの前記起動用のコンデンサの前記放電によ
    り、該コンデンサの電圧が前記制御ICの発振停止電圧
    以下になった事を確認するコンデンサ電圧低下検出回路
    と、 前記過負荷状態を検出した時より一定時間後に、前記制
    御ICに対する前記起動用のコンデンサの電力の供給を
    停止続けるための信号遅延回路と、 前記起動用のコンデンサの電圧が前記発振停止電圧以下
    になり、かつ前記停止が一定時間経過したとき、前記起
    動用のコンデンサからの前記放電を停止させて前記制御
    ICを再起動する出力電圧低下ラッチ回路とを有する事
    を特徴とする請求項1又は請求項2のスイッチング電源
    装置。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサ電圧低下検出回路は、 前記コンデンサ電圧が低下して、予め設定されている基
    準電圧に到達したとき、前記コンデンサ電圧の低下をさ
    らに所定期間継続させるヒステリシス特性を有すること
    を特徴とする請求項3記載の過負荷時保護機能付きスイ
    ッチング電源装置。
  5. 【請求項5】 前記ヒステリシス特性は、前記信号遅延
    回路の放電期間に相当することを特徴とする請求項4記
    載の過負荷時保護機能付きスイッチング電源装置。
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