JP2006163506A - プリント受付装置及びプリント受付方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 複数の記憶媒体からプリント処理を行う場合に、複数の記憶媒体から画像データを取得し、手間を掛けずにオーダデータを生成する。
【解決手段】 複数の記憶媒体Ｍを媒体ドライブＤにセットすることにより、受付処理手段２５の画像データ取得ルーチンが、夫々の記憶媒体Ｍから画像データを取得し、次に、受付処理手段２５のオーダルーチンが、複数の記憶媒体Ｍから取得した画像データをディスプレイ１１のオーダ画面に表示してプリント枚数を取得し、この後、プリント実行手段２７がプリント処理を実現する。
【選択図】 図１７

Description

本発明は、記憶媒体に記憶した画像データを取得し、その画像データのプリント処理に必要なオーダデータを生成するプリント受付装置、及び、プリント受付方法に関し、詳しくは、複数の記憶媒体からプリントすべき画像データを取得することが可能な受付処理方法に関する。

デジタルカメラで撮影された画像データの受け付けを行うものとして、注文処理を複数の記録媒体にわたって連続的に行うことが可能に構成されたものが存在する（例えば、特許文献１参照）。この特許文献１では、デジタルカメラで撮影された画像データを保存したスマートメディア（登録商標）、コンパクトフラッシュ（登録商標）、ＣＤ−ＲＯＭ等を受付装置にセットした後に、サービス選択画面においてプリント対象とする画像データと、プリントサイズと、プリント枚数とを指定して注文情報（本発明のオーダデータ）を受け付ける処理を行う。この受け付けの後に、異なる記憶媒体に対する注文情報を受け付ける場合には、記憶媒体を入れ換えた後に、前述した処理と同様にサービス選択画面を表示してプリント対象とする画像データと、プリントサイズと、プリント枚数を指定し、この後プリント処理が実行されることになる。

特開２００３‐１２１９４６号公報 （段落番号〔００２７〕〜〔００３９〕、図６）

プリント受付装置として、ＤＰ店の店頭や、コンビニエンスストアの店頭に備えられ、セルフサービスでユーザが操作する従来からのプリント装置を例に挙げると、記憶媒体をセットした後に、画面に表示される画像データ毎にプリント枚数とプリントの可否等の情報を入力してオーダをセット（オーダデータを生成）した後に、プリント処理を実行するものが存在する。しかし、同じデジタルカメラで使用された複数の記憶媒体からプリントを行う場合や、ユーザのデジタルカメラで使用された記憶媒体の他に、友人のデジタルカメラで使用された記憶媒体からプリントを行う場合には、記憶媒体をセットする毎にユーザがオーダの情報を入力し、プリント処理を実行しなくてはならず手間が掛かり、処理時間も掛かるものであった。

このように手間が掛かる不都合は、特許文献１に示された受付処理のように、記憶媒体毎にオーダデータを生成し、これらのオーダデータを生成した後にプリント処理を実行するものでは、１つの記憶媒体毎にオーダを設定しプリント処理を実行する必要のあるものと比較すると、処理時間は多少は短縮されるものである。しかしながら、複数の記憶媒体に記憶された画像データを同じサイズで、同じ枚数プリントする場合にも、この特許文献１に記載された受付処理では、複数の記憶媒体からプリント処理を行う場合には、オーダデータの入力時に記憶媒体を入れ換える必要があるため、記憶媒体の入れ換えとオーダデータの入力を交互に繰り返す必要があり、操作が煩雑になり手間が掛かる点において改善の余地がある。

本発明の目的は、複数の記憶媒体からプリント処理を行う場合に、手間を掛けずにオーダデータを生成し得るプリント受付装置、プリント受付方法を構成する点にある。

本発明の特徴は、記憶媒体に記憶した画像データを取得し、その画像データのプリント処理に必要なオーダデータを生成するプリント受付装置において、
前記記憶媒体に記憶した画像データを取得する画像データ取得部と、情報を表示する表示部とを備えると共に、
前記画像データ取得部で複数の記憶媒体から画像データを取得する処理の後、前記表示部に、前記画像データ取得部で取得した画像データと、これらの画像データのプリント処理に必要なオーダデータの入力部とが形成されたオーダ画面を表示し、このオーダ画面に入力された情報に基づいて前記オーダデータを生成する受付処理手段を備えた点にある。

この構成により、受付処理手段は、画像データ取得部で複数の記憶媒体から画像データを取得し、このように取得した画像データと、オーダデータの入力部とが形成されたオーダ画面を表示部に表示した状態でオーダデータを取得することになるので、記憶媒体をセットする毎にオーダデータを入力せずに済み、また、オーダデータの入力途中で記憶媒体を入れ換える手間が掛からず、入力時間の短縮も可能となる。その結果、複数の記憶媒体からプリント処理を行う場合に、手間を掛けずにオーダデータを生成し得るプリント受付装置が合理的に構成された。

本発明は、前記受付処理手段として、前記画像データ取得部で画像データを取得する画像データ取得ルーチンと、この画像データ取得ルーチンで取得した画像データのプリント処理に必要なオーダデータを生成するオーダルーチンとで成るプログラムを備えると共に、前記画像データ取得ルーチンは、前記画像データ取得部で先の記憶媒体から画像データを取得する処理を終了した後に、次の記憶媒体から画像データを取得する処理の要否の判断を求める情報を前記表示部に表示し、次の記憶媒体からの画像データを取得する処理の実行の判断をオペレータに求めるように処理形態を設定しても良い。

この構成により、先の記憶媒体から画像データを取得する処理を終了した後に、次の記憶媒体から画像データを取得する処理の要否を表示部に表示するので、複数の記憶媒体から画像データを取得する場合でも、オーダデータを入力する前に、続けて別の記憶媒体から画像データを取得することができ、また、記憶媒体をセットし忘れることがなく、必要な画像データを確実に取得してオーダデータを生成することが可能となる。

本発明は、前記受付処理手段として、前記画像データ取得部で複数の記憶媒体から取得した画像データに対する補正処理を一括して行う画像補正手段を備えても良い。

この構成により、複数の記憶媒体から取得した画像データに対して自動的な色補正等の処理を行う等、複数の画像データに対する補正処理を一括して行うことが可能となり一層手間が掛からないものとなる。

本発明は、前記受付処理手段は、前記画像データ取得部で複数の記憶媒体から画像データを取得した場合には、夫々の画像データの撮影日時情報を取得し、撮影日時の順序で前記画像データを前記オーダ画面に表示するように処理形態を設定しても良い。

この構成により、例えば、旅行やパーティにおいて複数のデジタルカメラで撮影した画像データをプリントする場合に、夫々のデジタルカメラで使用した記憶媒体から画像データを取得した後には、例えば、Ｅｘｉｆデータから画像データの撮影日時を特定し、この撮影日時に基づいた順序で、夫々の画像データをオーダ画面に表示することが可能となり、このようにオーダ画面に表示された画像データを確認しながら入力作業を行える。更に、本発明によると、複数のデジタルカメラで撮影した画像データであっても撮影した順序でプリントを行うことも可能となる。

本発明は、前記画像データ取得部が、種類が異なる前記記憶媒体に対応した媒体ドライブを備えて構成される、又は、種類が異なる前記記憶媒体から画像データの取得が可能な媒体ドライブで構成しても良い。

この構成により、種類が異なる記憶媒体に対応した媒体ドライブで取得した画像データ、又は、種類が異なる記憶媒体から画像データの取得が可能な媒体ドライブを介して複数の記憶媒体から画像データを取得できる。

本発明は、記憶媒体に記憶した画像データを取得し、その画像データのプリント処理に必要なオーダデータを生成するプリント受付方法において、
画像データ取得部で複数の記憶媒体から画像データを取得する処理の後、表示部に前記画像データ取得部で取得した画像データと、これらの画像データのプリント処理に必要なオーダデータの入力部とが形成されたオーダ画面を表示し、このオーダ画面に入力された情報に基づいて前記オーダデータを生成する受付処理を行うように構成しても良い。

この構成により、画像データ取得部で複数の記憶媒体から取得した画像データと、オーダデータの入力部とが形成されたオーダ画面を表示部に表示した状態でオーダデータを取得することになるので、記憶媒体をセットする毎にオーダデータを入力せずに済み、手間が掛からず、入力時間の短縮も可能となる。その結果、複数の記憶媒体からプリント処理を行う場合に、手間を掛けずにオーダデータを生成し得るプリント受付方法が合理的に構成された。

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１に示すように、汎用コンピュータで成る受付装置Ａ（受付処理手段の一例）と、銀塩式の印画紙Ｐに画像データをプリントする写真プリント装置Ｂとを通信ケーブル１で接続して写真プリントシステムが構成されている。

前記受付装置Ａは、コンピュータ本体１０と、表示部としてのディスプレイ１１と、ポインティングデバイスとして機能するキーボード１２とマウス１３とを備えると共に、引換証１５をプリントする引換証プリンタ１４と、記憶媒体Ｍのデータを読み出す媒体ドライブＤ（画像データ取得部の一例）とを備えている。尚、前記コンピュータ本体１０にも記憶媒体Ｍのデータを読み出す媒体ドライブＤ（画像データ取得部の一例）を備えている。

前記コンピュータ本体１０は、図面には示していないがマイクロプロセッサ、半導体メモリ、ハードディスク等の基本的なハードウエアを備えると共に、このハードウエアを用いてアイコン等の情報を前記ディスプレイ１１に表示し、このように表示される情報をポインティングデバイス等で選択することにより所望の処理を実現するＧＵＩ（Graphical User Interface）型のＯＳがインストールされている。また、このコンピュータ本体１０には、前記媒体ドライブＤにセットされた記憶媒体Ｍに記憶されている画像データを取得し、このように取得した画像データをディスプレイ１１に表示して確認を行いながらプリントサイズやプリント枚数等のオーダ情報を生成するプログラム（詳細は後述する）がインストールされている。

前記コンピュータ本体１０から分離した構造の前記媒体ドライブＤは、ＳＤカード（登録商標）、コンパクトフラッシュ（登録商標）、メモリースティック（登録商標）等各種の半導体型の記憶媒体Ｍ、及び、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、ＭＯ等のディスク型の記憶媒体Ｍに対応したドライブを備え、これらのドライブから記憶媒体に記憶された画像データを読み出せるように構成されている。尚、前記コンピュータ本体の媒体ドライブＤは、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ等のディスク型の記憶媒体Ｍから画像データを読み出すことが可能であり、これによって記憶媒体Ｍから画像データを取得するよう処理形態を設定することも可能である。

前記写真プリント装置Ｂは、図面に示さないが、暗箱構造の筐体５の内部に露光ユニットと、現像処理ユニットと、乾燥処理ユニットとを内蔵しており、前記通信ケーブル１を介して前記受付装置Ａから画像データとオーダデータとが伝送された場合には、オーダデータに基づいて、このオーダデータで設定されたプリントサイズの印画紙Ｐに対して、オーダデータで設定された枚数となるように画像データのプリントを実現するプリント処理系を備えている。

この写真プリント装置では、前記露光ユニットにおいて、印画紙マガジンに収容したロール状の印画紙Ｐをプリントサイズに切断して、レーザービーム等によって画像データを照射して潜像を形成した後、その印画紙Ｐを前記現像処理ユニットに搬送し、このユニット内の現像処理槽内で搬送することによって現像処理を行い、この後、前記乾燥処理ユニットで乾燥し、筐体５の外部に送り出し、ベルトコンベア６からソータ７に送り、このソータ７の複数のトレーに対してオーダ単位で集積するように処理のシーケンスが設定されている。

前記受付装置Ａで記憶媒体Ｍを介して受け付けた画像データを写真プリント装置Ｂに伝送してプリント処理を行うことは、従来から行われていることであり、本発明では、前記媒体ドライブＤで複数の記憶媒体Ｍから取得した画像データを１つのオーダデータで管理可能なデータとして受け付け、この画像データとオーダデータとを前記写真プリント装置Ｂに伝送してプリント処理を行える点に特徴を有するものである。

この処理に必要な構成を図２のように示すことが可能である。つまり、前記コンピュータ本体１０は前記マイクロプロセッサ（ＣＰＵ）を備えると共に、このマイクロプロセッサ（ＣＰＵ）に対して情報の入出力を行う入出力インタフェース２１（Ｉ／Ｏ）を備えている。この入出力インタフェース２１に対して前記ディスプレイ１１、キーボード１２、マウス１３、引換証プリンタ１４夫々に対する情報の入出力系を形成し、前記媒体ドライブＤと通信インタフェース２２に対する情報の入出力系を形成し、ハードディスクＨＤに対する情報の入出力系を形成している。また、前記通信インタフェース２２は前記通信ケーブル１を介して前記写真プリント装置Ｂと接続されている。

前記コンピュータ本体１０には前記マイクロプロセッサＣＰＵのデータバスに対して半導体体メモリ２３、オペレーティングシステム２４、受付処理手段２５、画像補正手段２６、プリント実行手段２７、引換証プリント実行手段２８夫々が接続している。

前記オペレーティングシステム２４、受付処理手段２５、画像補正手段２６、プリント実行手段２７、引換証プリント実行手段２８夫々は、半導体メモリ（例えば、ＲＡＭ）に展開されたプログラムで構成されるものを想定しているが、ロジック等のハードウエアと組み合わせて構成しても良い。また、このコンピュータ本体１０では、制御を実現するために前記データバスの他にコントロールバスやアドレスバス等を必要とするものであるが、複雑化を避けるために図面にはコントロールバスやアドレスバス、あるいは、インタフェース類を示していない。

前記受付処理手段２５は、画像データ取得ルーチンとオーダルーチンとの処理を実行するプログラムを備えている。この受付処理手段２５による処理、及び、プリント実行手段２７による処理順序を図３のフローチャートのように示すことが可能である。この処理の順序は、受付装置Ａで画像データを受け付けてプリント処理を行う際の処理形態であり、前記受付処理手段２５を構成する画像データ取得ルーチン（＃１００ステップ）と、オーダルーチン（＃２００ステップ）とが実行され、前記プリント実行手段２７を構成するプリント実行ルーチン（＃３００ステップ）が実行される。また、これら画像データ取得ルーチン（＃１００ステップ）、オーダルーチン（＃２００ステップ）、プリント実行ルーチン（＃３００ステップ）は夫々ともサブルーチンとしてセットされ、その処理は以下のように行われる。

前記画像データ取得ルーチン（＃１００ステップ）の処理を図４のフローチャートのように示すことが可能である。つまり、図７に示すように、前記ディスプレイ１１に記憶媒体Ｍ（メディア）のセットを求めるメッセージとイラストが表示された第１案内画面１００をディスプレイ１１に表示し（＃１０１ステップ）、記憶媒体Ｍ（メディア）がセットされた場合には、図８に示す第２案内画面１１０をディスプレイ１１に表示した状態において、記憶媒体Ｍに記憶されている全ての画像データを取得し、そのサムネイル画像を第２案内画面１１０の画像モニタ部１１１に表示し、かつ、前記ハードディスクＨＤに保存する（＃１０２、＃１０３ステップ）。

この処理では、複数のドライブに対して記憶媒体Ｍがセットされた場合には、夫々の記憶媒体Ｍの画像データを取得する処理を自動的に行い、取得した画像データのサムネイル画像を画像モニタ部１１１に表示することにより、取得している画像データを確認できるように処理形態が設定されている。

次に、記憶媒体Ｍ（メディア）に記憶されている全ての画像データの取得を終了した場合には、その時点で、図９に示すように、続けて画像データを取得する処理の要否を確認する第３案内画面１２０をディスプレイ１１に表示する（＃１０４ステップ）。この表示の後に記憶媒体Ｍが新たにセットされた場合には、前述した＃１０２からの処理を行うことにより、新たにセットされた記憶媒体Ｍに記憶されている全ての画像データを取得し、また、この第３案内画面１２０において取得を終了する判断が行われた場合には、次の処理に移行する。

つまり、記憶媒体Ｍから全ての画像データの取得を終えた場合に、第２案内画面１１０の表示を終了して図９に示す第３案内画面１２０を表示するものであるが、この第３案内画面１２０を表示している状態で、何れかのドライブに対して新たに記憶媒体Ｍをセットした場合には、再度、第２画面１１０を表示した状態で、新たにセットされた記憶媒体Ｍの画像データを取得する処理が行われる。また、前記画像モニタ部１１１にサムネイル画像を表示する場合には、複数のサムネイルが高速で切り換わる形態や、高速でスクロールする形態での表示を想定しているが、取得を終了した時点で、第３案内画面１２０に切換わるため取得した画像データの確認を行い難い面もあり、この確認を可能にするために第２案内画面１１０に確認ボタン等を表示し、この確認ボタンを操作するまで、この第２案内画面１１０の表示を継続するよう表示形態を設定しても良い。

また、全ての記憶媒体Ｍの画像データが取得され、図９の第３案内画面１２０に示す終了ボタン１２１が操作された場合には、画像データの取得を終了し、既に取得した全ての画像データにオーダ番号を付与する。この後に、媒体ドライブＤの何れかのドライブに記憶媒体Ｍがセットされた状況にある場合には、図１０に示す第４案内画面１３０をディスプレイ１１に表示して、記憶媒体Ｍの取り外しを促す処理が行われる（＃１０５〜＃１０７ステップ）。

尚、画面に表示された終了ボタン１２１を操作する場合には、マウス１３やキーボード１２の操作によってカーソルをボタン１２１の位置に重ね合わせ、マウス１３のボタンを操作することや、キーボード１２のリーターンキーを操作することを意味するものであり、以下に説明する処理においても、ボタンを操作する場合には共通する操作を必要とする。

前記オーダルーチン（＃２００ステップ）では、複数の記憶媒体Ｍ（メディア）からの画像データを取得した場合にのみ、図１１に示す処理指定画面１４０をディスプレイ１１に表示する（＃２０１ステップ）。また、複数の記憶媒体Ｍ（メディア）からの画像データを取得した場合において、前記処理指定画面１４０において「メディア毎に順序を設定」ボタン１４１が操作された場合には、記憶媒体Ｍがドライブにセットされた順序で、その記憶媒体Ｍに記憶された順序に画像データの表示順序（プリント順序とすることも可能）を設定する。また、「撮影日時順」ボタン１４２が操作された場合には、Ｅｘｉｆ（Exchangeable Image File Format）に従って画像データ毎に記憶された撮影日時情報に基づいて、夫々の画像データの撮影順序を設定し、撮影順序に従う形態でソートして画像データの表示順序（プリント順序となる）を設定する。

次に、図１２に示すプリントサイズ選択画面１５０をディスプレイ１１に表示し、このプリントサイズ選択画面１５０に表示された複数のサイズボタン１５１のうちの１つを、オペレータが選択することになる（＃２０２ステップ）。また、オペレータが求めるプリントサイズがプリントサイズ選択画面１５０に表示されていない場合には、スクロールボタン１５２を操作することで、画面に表示されていないプリントサイズボタン１５１が新たに表示されることになる。尚、夫々のサイズボタン１５１にはプリントサイズを示す数値と、プリントの単価と、プリントの基本料金とが表示され、何れかのサイズボタン１５１を操作することで次の画面に切り換わり、戻るボタン１５３を操作することにより、直前の画面に戻ることも可能である。

前述したようにサイズボタン１５１が操作された場合には、図１３に示すオーダ画面１６０をディスプレイ１１に表示し、このオーダ画面１６０の画像表示部１６１に画像データを表示する（＃２０３ステップ）。この画像表示部１６１に画像データを表示する場合において、前述したように複数の記憶媒体Ｍから画像データを取得している場合には、前述した順序で夫々の画像データを画像表示部１６１に整列させて表示する。

このオーダ画面１６０では、図１４に示すように前記画像表示部１６１の下部位置にプリント枚数の増減ボタン１６２と枚数表示部１６３とが表示され、この増減ボタン１６２を操作することにより、その画像データのプリント枚数の増減を行え、プリント枚数を枚数表示部１６３で確認できる。また、画面の下部にはオーダ画面１６０に表示される全ての画像データのプリント枚数を同時に増減する全体増減ボタン１６４と、画像データの補正を実現する補正ボタン１６５と、プリントの総枚数及びプリント料金を表示するインフォメーション部１６６と、直前の処理に戻るための戻るボタン１６７と、設定を確定するＯＫボタン１６８とが表示され、更に、画像データをスクロールするスクロールボタン１６９が表示されている。

このオーダ画面１６０の表示に基づいて、画面に表示された画像データを確認してプリントの可否やプリントの枚数の設定を行い、このような操作によりプリント枚数データが取得される（＃２０４ステップ）。

また、前記補正ボタン１６５を操作した場合には、図面には示さないが、新たに補正画面が表示され、前記画像補正手段３６による補正処理が実行されるのであるが、この補正画面においてプリント対象として全体を選択した場合には、オーダの対象としている全ての画像データを一括した補正が可能となり、特定の画像データを選択している場合には、その画像データに対する補正を行える（＃２０５、＃２０６ステップ）。

そして、このオーダ画面１６０における設定が終了した場合には（ＯＫボタン１６８が操作された場合には）、設定が終了し、オーダデータがハードディスクＨＤに保存され、前記引換証プリンタ１４でオーダ番号と、プリントの仕上がり日時とを含む情報が引換証１５にプリントされる（＃２０７、＃２０８ステップ）。尚、このようにプリントされた引換証１５は、顧客に手渡される。

前記プリント実行ルーチン（＃３００ステップ）の処理を図６のフローチャートのように示すことが可能である。つまり、図１５に示すプリント実行画面１７０をディスプレイ１１に表示し、プリント対象に設定された画像データからビットマップ構造のインデックスプリントのプリントデータを生成し、プリント対象に設定された画像データからプリントサイズに対応したビットマップ構造のプリントデータを生成する（＃３０１〜＃３０３ステップ）。

次に、プリントデータとオーダデータとオーダ番号とを、前記通信ケーブル１を介して写真プリント装置Ｂに伝送する（＃３０４ステップ）。このようにデータを伝送することにより、写真プリント装置Ｂではインデックスプリントと写真プリントとの処理を開始し、この処理を終了した場合には、写真プリント装置Ｂがプリント処理を終了した情報が受付装置Ａに伝送され、この情報が伝送された場合には、受付装置Ａが図１６に示すプリント完了画面１８０をディスプレイ１１に表示する処理が行われる（＃３０５、＃３０６ステップ）。

このようにプリントが終了した後には、顧客が引換証１５を提示することにより、この引換証１５のオーダ番号に基づいて、インデックスプリントと写真プリントとを識別し、料金と引換えにより顧客がインデックスプリントと写真プリントとを受け取ることが可能になる。

また、複数の記憶媒体Ｍ（メディア）から画像データを取得してプリント処理を行う際の処理の流れを図１７のように示すことが可能である。つまり、媒体ドライブＤに複数の記憶媒体Ｍをセットすることにより、受付処理手段２５のオーダルーチンが夫々の記憶媒体Ｍから画像データを取得し（ハードディスクＨＤに保存し）、この取得した画像データをサムネイル形態でディスプレイ１１に表示することにより、取得した画像データを確認できるようにしている。

この取得の後には、顧客が撮影順序でのプリントを必要とする場合には、前記画像データ取得ルーチンにおいて画像データの撮影日時情報に基づいてソートし、プリントサイズを設定する。この後に、ディスプレイ１１にオーダ画面１６０を表示し、その画面に対して先に取得した画像データのサムネイル画像を表示して、複数の画像データのプリント枚数を設定することによりオーダデータが生成される。また、このようにオーダ画面１６０でプリント枚数を設定する際に、補正を行う場合には、画像補正手段２６が画像データの補正処理を行う。

このオーダ画面１６０においてプリント枚数の設定が終了した場合には、プリント実行手段２７が、インデックスプリントに用いるプリントデータと、各画像データのプリントに用いるプリントデータとを生成し、オーダデータと共に写真プリント装置Ｂに伝送することにより、インデックスプリントと設定したサイズのプリントとを実現する。

このように、本発明によると、同じデジタルカメラで用いた複数の記憶媒体Ｍ（メディア）から写真をプリントする場合、あるいは、団体旅行等において複数のデジタルカメラで使用された記憶媒体Ｍから写真をプリントする場合には、複数の記憶媒体Ｍから画像データを取得した後、単一のオーダデータを生成してプリント処理を行えるものにして、処理時間の短縮を実現している。特に、本発明の受付装置Ａでは画像データを取得する際には、複数の記憶媒体Ｍを任意のタイミングでセットするだけで自動的に取得され、この取得の際には、取得中の画像データをディスプレイ１１に表示することによって内容の確認を行える。そして、プリントする場合には、撮影日時に従ってソートする形態でプリントすることができるので、団体旅行等において複数のデジタルカメラで撮影した画像データをプリントする場合にも、時間軸に沿ったプリントが可能となり、仕上がったプリントを容易に鑑賞できるのである。

〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い（この別実施形態では前記実施の形態と同じ機能を有するものには、実施の形態と共通の番号、符号を付している）。

（イ）図１８に示すように、受付専用の受付装置Ａ（受付処理手段の一例）と、インクジェット式の写真プリント装置Ｂとを通信ケーブル１で接続して写真プリントシステムを構成しても良い。この写真プリントシステムにおいても受付装置Ａでは、前記実施形態において説明したものと同様の制御系を備えると共に、前記実施の形態において説明したフローチャートと同様のステップでの処理を行うように構成されている。

この写真プリントシステムでは、受付装置Ａとして、本体３０に対して媒体ドライブＤを備え、液晶型のディスプレイ３１にタッチパネルを備えており、顧客が自ら操作を行い写真プリントの受け付けを行えるようにしている。また、前記写真プリント装置は筐体４０の内部にプリントペーパを収容し、このプリントペーパにインクジェット型のプリントヘッドで画像データのプリントを行い、プリントサイズに切断した後に、筐体４０の上面４１に排出するように構成されている。

（ロ）複数の記憶媒体Ｍから画像データを取得する際に、複数のドライブに記憶媒体Ｍをセットした際に、図１９に示す入力設定画面１９０をディスプレイ１１に表示し、この画面１９０にドライブ表示部１９１と選択表示部１９２とを形成し、ドライブ表示部１９１に表示された複数のドライブのうち画像データを取得する順序を設定する場合には、ドライブ表示部１９１に表示されたドライブをカーソルによって選択し、設定ボタン１９３を操作することにより、選択された順序が選択表示部１７２に表示され、ＯＫボタン１９５を操作することにより設定が完了する。尚、設定をキャンセルする場合には、キャンセルボタン１９４を操作する。

このように構成することにより、種類が異なる記憶媒体Ｍから画像データを取得する場合にも、ドライブ毎に取得する順序を設定して画像データを取得することが可能となり、例えば、ドライブ毎で取得した順序でプリントすることも容易に行える。

（ハ）１つのオーダの中で複数のプリントサイズを設定できるようにオーダルーチンを設定する。

（ニ）本発明の写真プリント装置として同じ種類の記憶媒体に対応した媒体ドライブを複数備える。このように、同じ種類の媒体ドライブを複数備えることにより、例えば、同じデジタルカメラで複数の記憶メディアに亘って撮影した画像データをプリントする際における操作の手間を一層軽減することが可能となる。

受付装置とプリント装置とが一体化されたシステムに本発明の受付装置を備えることや受付方法を採用して良い。

写真プリントシステムの斜視図 処理系のブロック回路図 プリント処理のフローチャート 画像データ取得ルーチンのフローチャート オーダルーチンのフローチャート プリント実行ルーチンのフローチャート 第１案内画面を示す図 第２案内画面を示す図 第３案内画面を示す図 第４案内画面を示す図 処理指定画面を示す図 プリントサイズ選択画面を示す図 オーダ画面を示す図 画像表示部を示す拡大図 入力設定画面を示す図 プリント完了画面を示す図 プリント処理時のデータの流れを示す模式図 別実施の形態（イ）の写真プリントシステムの斜視図 別実施の形態（ロ）の入力設定画面

符号の説明

１１ 表示部：ディスプレイ
２５ 受付処理手段
２６ 画像補正手段
１６０ オーダ画面
Ｄ 画像データ取得部：媒体ドライブ
Ｍ 記憶媒体

Claims (6)

1. 記憶媒体に記憶した画像データを取得し、その画像データのプリント処理に必要なオーダデータを生成するプリント受付装置であって、
   前記記憶媒体に記憶した画像データを取得する画像データ取得部と、情報を表示する表示部とを備えると共に、
   前記画像データ取得部で複数の記憶媒体から画像データを取得する処理の後、前記表示部に、前記画像データ取得部で取得した画像データと、これらの画像データのプリント処理に必要なオーダデータの入力部とが形成されたオーダ画面を表示し、このオーダ画面に入力された情報に基づいて前記オーダデータを生成する受付処理手段を備えているプリント受付装置。
2. 前記受付処理手段は、前記画像データ取得部で画像データを取得する画像データ取得ルーチンと、この画像データ取得ルーチンで取得した画像データのプリント処理に必要なオーダデータを生成するオーダルーチンとで成るプログラムを備えると共に、
   前記画像データ取得ルーチンは、前記画像データ取得部で先の記憶媒体から画像データを取得する処理を終了した後に、次の記憶媒体から画像データを取得する処理の要否の判断を求める情報を前記表示部に表示し、次の記憶媒体からの画像データを取得する処理の実行の判断をオペレータに求めるように処理形態が設定されている請求項１記載のプリント受付装置。
3. 前記受付処理手段は、前記画像データ取得部で複数の記憶媒体から取得した画像データに対する補正処理を一括して行う画像補正手段を備えている請求項１又は２記載のプリント受付装置。
4. 前記受付処理手段は、前記画像データ取得部で複数の記憶媒体から画像データを取得した場合には、夫々の画像データの撮影日時情報を取得し、撮影日時の順序で前記画像データを前記オーダ画面に表示するように処理形態が設定されている請求項１〜３のいずれか１項に記載のプリント受付装置。
5. 前記画像データ取得部が、種類が異なる前記記憶媒体に対応した媒体ドライブを備えて構成される、又は、種類が異なる前記記憶媒体から画像データの取得が可能な媒体ドライブで構成されている請求項１又は２記載のプリント受付装置。
6. 記憶媒体に記憶した画像データを取得し、その画像データのプリント処理に必要なオーダデータを生成するプリント受付方法であって、
   画像データ取得部で複数の記憶媒体から画像データを取得する処理の後、表示部に前記画像データ取得部で取得した画像データと、これらの画像データのプリント処理に必要なオーダデータの入力部とが形成されたオーダ画面を表示し、このオーダ画面に入力された情報に基づいて前記オーダデータを生成する受付処理を行うプリント受付方法。
   

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