JP2006161901A - 取着体およびビス固定部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ビスとの係合力を十分に確保して、被取着物を確実に取着することができる取着体を提供する。
【解決手段】 取着体としての配線用ボックス5は、内部空間5bを囲む周壁5cと、その周壁5cの内面側に位置するボス部6、6とを備える。ここにおいて、ボス部6は、配線器具2を取り付けるためのビス4が挿入される挿入孔6aを有する。そして、挿入孔6aの周面には、その挿入孔6aの奥側ほど、挿入孔6aの軸心から離れる傾斜面6bが設けられている。また、ボス部6内には、ビス固定部材7が収容される。このビス固定部材7は、弾性変形可能な金属線材8からなる。そして、その金属線材8は、ビス軸部4aと係合する係合部8aを有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、配線器具等の被取着物が、ビスを用いて取着される取着体、および、その取着体に設けられて、ビスを固定するためのビス固定部材に関するものである。
従来、建物の壁表側から、被取着物としての配線器具を固定するには、取付け用のビスを、前記配線器具が取着された器具枠に挿通するとともに、壁内に隠蔽もしくは埋設された、取着体としての配線用ボックスの一対のボス部内に収容されたナット、または、そのボックスに取り付けられた、取着体としてのボックスカバーの一対のボス部内に収容されたナットに、前記ビスをねじ込んでいた。
しかし、前記ビスによるねじ込み作業は、ビスをドライバーで回転させて締め込んでいかなければならず、大変面倒でかつ時間のかかるものであった。
そこで、前記ナットの替わりに、板状のビス固定部材を用いた配線用ボックス(スイッチボックス)が考案された(例えば、特許文献1参照)。このビス固定部材には、ビス挿通孔が明けられており、そのビス挿通孔の周囲に、放射状に切れ目が入れられることで、多数の切り起こし爪が形成されていた。そして、ビスを、ドライバーで回転させることなく、ビス挿通孔に押し込むことで、ビスの山が、切り起こし爪の先端部分に係合し、こうして、配線器具を配線用ボックスに固定することができた。
実開昭52−64393号公報
ところで、前記従来の、取着体としての配線用ボックスにおいては、ビス固定部材の切り起こし爪は、板状であるために、ビスの螺旋螺子部に対して十分な嵌合ができなかった。すなわち、切り起こし爪は、ビスによって押し下げられて変形はするものの、板状であるために、ビス螺子部の螺旋に合わせるように、螺旋状に変形することができず、ビス螺子部との係合力が不十分であった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ビスとの係合力を十分に確保して、被取着物を確実に取着することができる、取着体およびビス固定部材を提供することにある。
この発明に係る取着体およびビス固定部材は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る取着体は、配線器具等の被取着物が、ビスを用いて取着される取着体であって、少なくとも一方に開放部を有する内部空間を形成するようにその内部空間を囲む周壁と、前記周壁の内面側に位置するボス部とを備える。ここにおいて、前記ボス部は、前記ビスが前記開放部側から挿入される挿入孔を有する。そして、前記挿入孔の周面には、その挿入孔の奥側ほど、その挿入孔の軸心から離れる傾斜面が設けられている。また、前記ボス部内には、前記挿入孔に挿入された前記ビスを固定するためのビス固定部材が収容される。このビス固定部材は、弾性変形可能な線材を備える。そして、その線材は、前記挿入孔に挿入された前記ビスのビス軸部と係合する係合部を有する。そこで、前記挿入孔への前記ビス軸部の挿入に対しては、前記係合部は、前記ビス軸部の螺子凸条に押されて外方に変形することで、前記ビス軸部の挿入方向への移動を許容するとともに、前記線材の弾性による復帰力により、前記ビス軸部の螺子凹条内に嵌まり込むようにして前記ビス軸部と係合し、前記挿入孔からの前記ビス軸部の抜けに対しては、前記ビス軸部と係合した前記係合部が、前記ビス軸部の抜け方向へ移動しようとして、前記傾斜面に押されることにより、前記ビス軸部を押圧して、前記ビス軸部の、前記抜け方向への移動を阻止する。
これにより、この取着体に配線器具等の被取着物を取り付けるには、この取着体のボス部に設けられた挿入孔に、開放部側からビスを押し込むように押圧する。こうすることで、ビス固定部材における線材の係合部が、ビス軸部に押圧される。それに共なって、係合部が、ビス軸部の螺子凸条に押されて外方に変形して、ビス軸部の、挿入方向への移動が許容されて、このビス軸部は、挿入孔に挿入される。そして、ビスの押し込みを終えると、線材の係合部は、線材の弾性による復帰力により、ビス軸部の螺子凹条内に嵌まり込むようにしてビス軸部と係合し、こうして、ビスが固定され、被取着物は、取着体に取着される。ここにおいて、挿入孔からのビス軸部の抜けに対しては、ビス軸部と係合した係合部が、ビス軸部につられて、その抜け方向へ移動しようとして、挿入孔の周面に設けられた傾斜面に押されることで、この係合部は、ビス軸部を押圧する。そして、この押圧により、ビスの抜けが阻止される。ここで、係合部は、線材によって形成されているため、ビス軸部の螺子凹条の螺旋の方向に容易に傾いて、その螺子凹条内に確実に嵌まり込むことができる。こうして、係合部の、ビス軸部との係合力が十分に確保される。
また、請求項2に記載の発明に係る取着体は、請求項1に記載の取着体において、前記係合部は、前記挿入孔に挿入された前記ビス軸部の外周に沿うように弧状に形成されている。このように、係合部がビス軸部の外周に沿うように弧状に形成されることで、この弧状に形成された係合部の全体が、ビス軸部の螺子凹条内に嵌まり込むことが可能となり、この係合部の、ビス軸部との係合力が一層十分に確保される。
また、請求項3に記載の発明に係る取着体は、請求項2に記載の取着体において、前記係合部は、前記挿入孔に挿入された前記ビス軸部を両側から挟むように一対設けられる。そして、前記線材は、前記一対の係合部の一方の端から、それら係合部から離れる方向に延設される延設部を有するとともに、それら延設部の延設された側が連結されてなる。そこで、前記延設部が前記ボス部内で支持されることで、前記係合部は、前記挿入孔の軸心回りに回らないように保持される。このように、線材の延設部がボス部内で支持されることで、係合部は、挿入孔の軸心回りに回ることはない。したがって、この係合部と係合したビスは、係合部が回ることで緩むようなこともない。
また、請求項4に記載の発明に係る取着体は、請求項2に記載の取着体において、前記係合部は、略リング状に形成されている。こうして、この略リング状に形成された係合部が、ビス軸部の螺子凹条内にほぼ全周に渡って嵌まり込むことが可能となり、この係合部の、ビス軸部との係合力がより一層十分に確保される。
また、請求項5に記載の発明に係る取着体は、請求項4に記載の取着体において、前記線材は、前記係合部の一端から、その係合部から離れる方向に延設される延設部を有する。そこで、前記延設部が前記ボス部内で支持されることで、前記係合部は、前記挿入孔の軸心回りに回らないように保持される。このように、線材の延設部がボス部内で支持されることで、係合部は、挿入孔の軸心回りに回ることはない。したがって、この係合部と係合したビスは、係合部が回ることで緩むようなこともない。
また、請求項6に記載の発明に係る取着体は、請求項5に記載の取着体において、前記ビス固定部材は、前記線材を支持する支持部材を備える。そして、前記線材は、前記支持部材に支持された状態で、前記ボス部内に挿入される。このように、線材が、その線材を支持する支持部材とともに、ボス部内に挿入されることで、ボス部内への線材の挿入が容易となる。
また、請求項7に記載の発明に係る取着体は、請求項4に記載の取着体において、前記線材は、前記係合部の両端間に間隙が設けられるように形成されている。そして、前記ボス部内には、前記間隙に嵌まる突起が設けられており、その突起によって、前記係合部は、前記挿入孔の軸心回りに回らないように保持される。このように、係合部の両端間の間隙に、ボス部内の突起が嵌まることで、係合部は、挿入孔の軸心回りに回ることはない。したがって、この係合部と係合したビスは、係合部が回ることで緩むようなこともない。
また、請求項8に記載の発明に係るビス固定部材は、配線器具等の被取着物が、ビスを用いて取着される取着体の、少なくとも一方に開放部を有する内部空間を形成するようにその内部空間を囲む周壁の、内面側に位置するボス部内に収容され、前記開放部側から前記ボス部の挿入孔に挿入された前記ビスを固定するためのビス固定部材である。このビス固定部材は、弾性変形可能な線材を備える。そして、その線材は、前記挿入孔に挿入された前記ビスのビス軸部と係合する係合部を有する。そこで、前記挿入孔への前記ビス軸部の挿入に対しては、前記係合部は、前記ビス軸部の螺子凸条に押されて外方に変形することで、前記ビス軸部の挿入方向への移動を許容するとともに、前記線材の弾性による復帰力により、前記ビス軸部の螺子凹条内に嵌まり込むようにして前記ビス軸部と係合し、前記挿入孔からの前記ビス軸部の抜けに対しては、前記ビス軸部と係合した前記係合部が、前記ビス軸部の抜け方向へ移動しようとして、前記挿入孔の周面に設けられた、その挿入孔の奥側ほどその挿入孔の軸心から離れる傾斜面に押されることにより、前記ビス軸部を押圧して、前記ビス軸部の、前記抜け方向への移動を阻止する。
これにより、取着体に配線器具等の被取着物を取り付けるには、この取着体のボス部に設けられた挿入孔に、開放部側からビスを押し込むように押圧する。こうすることで、ビス固定部材における線材の係合部が、ビス軸部に押圧される。それに共なって、係合部が、ビス軸部の螺子凸条に押されて外方に変形して、ビス軸部の、挿入方向への移動が許容されて、このビス軸部は、挿入孔に挿入される。そして、ビスの押し込みを終えると、線材の係合部は、線材の弾性による復帰力により、ビス軸部の螺子凹条内に嵌まり込むようにしてビス軸部と係合し、こうして、ビスが固定され、被取着物は、取着体に取着される。ここにおいて、挿入孔からのビス軸部の抜けに対しては、ビス軸部と係合した係合部が、ビス軸部につられて、その抜け方向へ移動しようとして、挿入孔の周面に設けられた傾斜面に押されることで、この係合部は、ビス軸部を押圧する。そして、この押圧により、ビスの抜けが阻止される。ここで、係合部は、線材によって形成されているため、ビス軸部の螺子凹条の螺旋の方向に容易に傾いて、その螺子凹条内に確実に嵌まり込むことができる。こうして、係合部の、ビス軸部との係合力が十分に確保される。
この発明に係る取着体およびビス固定部材によれば、係合部は、ビス軸部の螺子凹条の螺旋の方向に容易に傾いて、その螺子凹条内に確実に嵌まり込むことができるので、ビスとの係合力を十分に確保して、被取着物を確実に取着することができる。
以下、この発明に係る取着体およびビス固定部材を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図6は、本発明の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、建物の壁である。2は、被取着物としての、コンセントとかスイッチ等の配線器具である。3は、その配線器具2を保持する保持材としての保持パネルである。4は、固着具としてのビスである。5は、前記配線器具2がビス4を用いて取着される、取着体としての配線用ボックスである。
ここで、保持パネル3は、枠状に形成されており、その枠内に、配線器具2が取り付けられる。そして、保持パネル3は、その各側、例えば上下の各側に、ビス4が挿通される孔3aが形成されている。
配線用ボックス5は、一方に開放部5aを有する内部空間5bを形成するようにその内部空間5bを囲む周壁5cと、周壁5cの内面側に位置するボス部6、6とを備えている。そして、ボス部6は、ビス4が前記開放部5a側から挿入される挿入孔6aを有する。ここにおいて、挿入孔6aの周面には、その挿入孔6aの奥側ほど、挿入孔6aの軸心から離れる傾斜面6bが設けられている。また、ボス部6内には、前記開放部5a側から挿入孔6aに挿入されたビス4を固定するためのビス固定部材7が収容されている。このビス固定部材7は、弾性変形可能な線材としての金属線材8を備えている。そして、金属線材8は、挿入孔6aに挿入されたビス4のビス軸部4aと係合する係合部8aを有している。
そこで、ボス部6の挿入孔6aへのビス軸部4aの挿入に対しては、金属線材8の係合部8aは、ビス軸部4aの螺子凸条に押されて外方に変形することで、ビス軸部4aの挿入方向Pへの移動を許容するとともに、金属線材8の弾性による復帰力により、ビス軸部4aの螺子凹条内に嵌まり込むようにしてビス軸部4aと係合する。反対に、挿入孔6aからのビス軸部4aの抜けに対しては、ビス軸部4aと係合した係合部8aが、ビス軸部4aの抜け方向Qへ移動しようとして、前記傾斜面6bに押されることにより、ビス軸部4aを押圧して、ビス軸部4aの、前記抜け方向Qへの移動を阻止する。
具体的には、配線用ボックス5は、合成樹脂製であって、前側に前記開放部5aを備えた箱型形状、例えば直方体形状をしている。そこで、ボス部6は、配線用ボックス5の、例えば上下の各側に、周壁5cから内部空間5b側に突出するようにして形成される。そして、このボス部6に、配線用ボックス5の前側(つまり、前記開放部5a側)から後方に向かって、前記挿入孔6aが形成される。また、ボス部6には、周壁5cの外面から挿入孔6aに通ずる連通孔5dが形成されており、この連通孔5dを通ることで、ビス固定部材7は、挿入孔6a側に挿入される。詳細には、この連通孔5dは、周壁5c側が、金属線材8の後述する延設部8bにおける連結片8d側を左右および前後で挟むように、そして、延設部8bにおける係合部8a側を、左右で挟み、前後に空間を形成するように明けられている。また、前記傾斜面6bは、前記連通孔5d側を除き、挿入孔6aの口許の径小部6cから、徐々に径大となるように円錐状に形成されている。そして、この円錐状の傾斜面6bに後方から繋がる、挿入孔6aの後部は、径大部6dとなって後方に開口している。
ビス固定部材7は、前側(つまり、前記開放部5a側)からボス部6の挿入孔6aに挿入されたビス4を固定するためのものであり、前記金属線材8からなる。そして、前記係合部8aは、挿入孔6aに挿入されたビス軸部4aの外周に沿うように弧状に形成されている。詳細には、係合部8aは、挿入孔6aに挿入されたビス軸部4aを両側から挟むように一対設けられている。ここで、金属線材8は、前記一対の係合部8a、8aの一方の端から、それら係合部8a、8aから離れる方向に延設される延設部8b、8bを有するとともに、それら延設部8b、8bの延設された側が連結されている。図示実施の形態においては、延設部8b、8bは、係合部8a、8aから延設される一対の平行な対向片8c、8cと、それら対向片8c、8cを延設された先端側で連結する連結片8dとからなる。こうして、金属線材8は、係合部8aと延設部8bとで、略U字状に形成される。そして、この延設部8bがボス部6内で、連通孔5dを介して支持されることで、係合部8aは、挿入孔6aの軸心回りに回らないように保持される。そして、この延設部8bは、挿入孔6aに対して前記内部空間5b側とは反対側となる外方側(図示実施の形態においては、ボス部6の基端側)に位置することとなる。
次に、以上の構成からなる配線用ボックス5およびビス固定部材7の作用効果について説明する。この配線用ボックス5は、予め、壁1の裏側の柱等に、木ねじ等の固着具により取り付けられている。そこで、この配線用ボックス5に配線器具2を取り付けるには、配線用ボックス5に対応して壁1に明けられた壁孔1a部分における、壁1の表側に、配線器具2を取り付けた保持パネル3を宛がう。その後、ビス4(詳細には、ビス軸部4a)を保持パネル3の孔3aに通し、この配線用ボックス5のボス部6に設けられた挿入孔6aに、前側(すなわち、開放部5a側)からビス4を押し込むように押圧する。こうすることで、ビス固定部材7における金属線材8の係合部8a、8aが、ビス軸部4aに押圧される。それに共なって、係合部8a、8aが、ビス軸部4aの螺子凸条に押されて外方に変形して、ビス軸部4aの、挿入方向Pへの移動が許容され、このビス軸部4aは、一対の係合部8a、8a間に挿通されるようにして、挿入孔6aに挿入される。そして、ビス4の押し込みを終えると、金属線材8の係合部8a、8aは、金属線材8の弾性による復帰力により、ビス軸部4aの螺子凹条内に嵌まり込むようにしてビス軸部4aと係合する。こうして、ビス4が固定され、配線器具2は、保持パネル3とともに配線用ボックス5に取着される。
ここにおいて、挿入孔6aからのビス軸部4aの抜けに対しては、ビス軸部4aと係合した係合部8a、8aが、ビス軸部4aにつられて、その抜け方向Qへ移動しようとして、挿入孔6aの周面に設けられた傾斜面6bに押されることで、この係合部8a、8aは、ビス軸部4aを押圧する。そして、この押圧により、ビス4の抜けが阻止される。ここで、係合部8aは、金属線材8によって形成されているため、ビス軸部4aの螺子凹条の螺旋の方向に容易に傾いて、その螺子凹条内に確実に嵌まり込むことができる(図2参照)。こうして、係合部8aの、ビス軸部4aとの係合力を十分に確保することができ、この配線用ボックス5に配線器具2を確実に取着することができる。なお、図1および図2において、金属線材8の特に係合部8a部分は、実線が、ビス軸部4aの手前側の係合部を示し、破線が、ビス軸部4aの向こう側の係合部を示す。
しかも、係合部8aがビス軸部4aの外周に沿うように弧状に形成されることで、この弧状に形成された係合部8aの全体が、ビス軸部4aの螺子凹条内に嵌まり込むことが可能となる(図2参照)。したがって、この係合部8aの、ビス軸部4aとの係合力が一層十分に確保される。その上、金属線材8における延設部8bがボス部6内で支持されることで、係合部8aは、挿入孔6aの軸心回りに回ることはない。したがって、この係合部8aと係合したビス4は、係合部8aが回ることで緩むようなこともない。
また、上述のように、ビス4を固定するためのビス固定部材7に、金属線材8が用いられており、その金属線材8における、ビス軸部4aと係合する係合部8aが、ビス軸部4aの外周に沿うように弧状に形成されている。このように、金属線材8によって形成される係合部8aを、ビス軸部4aに沿うように弧状に形成することで、金属線材8、ひいてはビス固定部材7の小型化が可能となる。そして、このように、ボス部6内に収容されるビス固定部材7を小型化することができることから、ボス部6を小さくして、この配線用ボックス5の内部空間5bを広く取ることができる。したがって、この内部空間5bに大きな配線器具2や、例えば、三つ並んで配置された配線器具2、2とか、二つが上下等に離れて配置された配線器具2、2とかの複数の配線器具2、2を収容することができたり、あるいは、余裕を持って収容することができる。また、ここにおいて、金属線材8は、係合部8aの他に、延設部8bを有している。そこで、ビス4の位置、すなわち挿入孔6aの位置を変えることができない場合に、この延設部8bを内部空間5b側とは反対側となる外方側(図示実施の形態においては、ボス部6の基端側)に配置することで、延設部8bがある場合であっても、内部空間5bを広く取ることができ、この内部空間5bに大きな配線器具2や複数の配線器具2、2を収容することができたり、あるいは、余裕を持って収容することができる。
ところで、配線用ボックス5に配線器具2を取り付ける際に、配線用ボックス5の挿入孔6aにビス4のビス軸部4aを押し込んだ後、さらに、そのビス4を、その締め付け方向に回動してもよい。このように、ビス4に回動を加えることで、この配線用ボックス5に配線器具2を強固に固定することが可能となる。
反対に、配線用ボックス5から配線器具2を取り外すには、係合部8aが係合したビス4を、その緩み方向に回動する。こうすることで、ビス4は、後退してボス部6(詳細には、挿入孔6a)から取り除かれ、配線器具2は、保持パネル3とともに、配線用ボックス5から取り外される。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、係合部8aは、ビス軸部4aを両側から挟むように一対設けられなくとも、図7ないし図11、あるいは、図12ないし図16に示すように、略リング状に形成されてもよい。この場合には、略リング状に形成された係合部8aが、ビス軸部4aの螺子凹条内にほぼ全周に渡って嵌まり込むことが可能となる。したがって、この係合部8aの、ビス軸部4aとの係合力がより一層十分に確保される。
ここで、図7ないし図11に示す第二の実施の形態においては、金属線材8は、延設部8bを有し、その延設部8bは、係合部8aの一端から、その係合部8aから離れる方向に延設されている。そして、第一の実施の形態と同様に、この延設部8bがボス部6内で支持されることで、係合部8aは、挿入孔6aの軸心回りに回らないように保持される。詳細には、ビス固定部材7は、金属線材8の他に、その金属線材8を支持する支持部材9を備えている。そして、金属線材8は、支持部材9に支持された状態で、その支持部材9とともに、周壁5cの外面から挿入孔6aに通ずるように明けられた連通孔5dを通って、ボス部6内に挿入される。ここで、支持部材9は、板状に形成されており、その前面には、金属線材8が嵌まる窪み9aが形成されている。すなわち、この窪み9aは、金属線材8の係合部8aが嵌まる第1窪み9bと、金属線材8の延設部8bが嵌まる第2窪み9cとからなる。そして、第1窪み9bには、ビス軸部4aが通る通孔9dが明けられている。そして、ボス部6には、その第2窪み9cの前方に位置してその第2窪み9cおよび挿入孔6aに通ずるスリット6eが明けられている。そして、このスリット6eおよび/または第2窪み9cで延設部8bを支持することで、係合部8aは、挿入孔6aの軸心回りに回らないように保持される。そして、このように、金属線材8の延設部8bがボス部6内で支持されることで、係合部8aは、挿入孔6aの軸心回りに回ることはなく、この係合部8aと係合したビス4は、係合部8aが回ることで緩むようなこともない。
図12ないし図16に示す第三の実施の形態においては、金属線材8は、係合部8aからなり、かつ、係合部8aの両端間に間隙8eが設けられるように形成されている。そして、ボス部6内には、前記間隙8eに嵌まる突起6fが設けられており、その突起6fによって、係合部8aは、挿入孔6aの軸心回りに回らないように保持される。そして、このように、係合部8aの両端間の間隙8eに、ボス部6内の突起6fが嵌まることで、係合部8aは、挿入孔6aの軸心回りに回ることはなく、この係合部8aと係合したビス4は、係合部8aが回ることで緩むようなこともない。また、この実施の形態においては、金属線材8は、挿入孔6aの後方からその挿入孔6aに入れられる。そして、周壁5cの外面から挿入孔6aに通ずるように明けられた連通孔5dを通って差し込まれた蓋部材10によって、金属線材8は、挿入孔6aの後方に抜け出ないように支持される。なお、蓋部材10には、ビス軸部4aが通る通孔10aが明けられている。
また、金属線材8の係合部8aは、ビス軸部4aが挿入孔6aに挿入される前においては、挿入孔6aの軸心に垂直な面上にあるが、ビス軸部4aが挿入孔6aに挿入される前から、ビス軸部4aの螺子の螺旋形状に沿うように、あるいはその螺旋形状に近づくように傾斜していても構わない。
また、係合部8aは、ビス軸部4aの外周に沿うように弧状に形成されなくとも、例えば、真直ぐ延びるものであっても構わない。
また、線材は、金属線材8、すなわち金属の線材でなくとも、合成樹脂の線材とか、繊維素材を含む複合材からなる線材等でもよく、その材料は特に限定されない。
また、取着体は、内部空間5bが一方に開放部5aを有する配線用ボックス5等でなくとも、内部空間が一方に開放部を有するとともに他方にも開放する枠状の取着体であってもよい。この枠状の取着体としては、例えば被取着物としての配線器具2が取着されるとともに、配線用ボックスに取り付けられる配線用ボックスカバー等がある。ここで、配線用ボックスカバーとしては、塗代付きのボックスカバーとか板状のボックスカバー等がある。さらに、取着体は、これら配線用ボックス5とか配線用ボックスカバーでなくとも、被取着物がビス4を用いて取着されるものであればどのようなものでもよい。
また、被取着物は、配線器具2でなくとも、例えば、取着体としての配線用ボックス5に取着される配線用ボックスカバーであってもよく、配線器具2に限定されるものではない。
この発明の第一の実施の形態の、縦断面図である。 同じく、図1におけるA部拡大図である。 同じく、図2におけるB−B線による断面図である。 同じく、ビスを挿入する前の図2相当図である。 同じく、図4におけるC−C線による断面図である。 同じく、ビス固定部材の斜視図である。 この発明の第二の実施の形態の、図2相当図である。 同じく、図7におけるD−D線による断面図である。 同じく、ビスを挿入する前の図7相当図である。 同じく、図9におけるE−E線による断面図である。 同じく、ビス固定部材の分解斜視図である。 この発明の第三の実施の形態の、図2相当図である。 同じく、図12におけるF−F線による断面図である。 同じく、ビスを挿入する前の図12相当図である。 同じく、図14におけるG−G線による断面図である。 同じく、ビス固定部材の斜視図である。
符号の説明
2 配線器具(被取着物)
4 ビス
4a ビス軸部
5 配線用ボックス(取着体)
5a 開放部
5b 内部空間
5c 周壁
6 ボス部
6a 挿入孔
6b 傾斜面
6f 突起
7 ビス固定部材
8 金属線材(線材)
8a 係合部
8b 延設部
9 支持部材
P 挿入方向
Q 抜け方向

Claims (8)

  1. 配線器具等の被取着物が、ビスを用いて取着される取着体であって、
    少なくとも一方に開放部を有する内部空間を形成するようにその内部空間を囲む周壁と、前記周壁の内面側に位置するボス部とを備え、
    前記ボス部は、前記ビスが前記開放部側から挿入される挿入孔を有し、
    前記挿入孔の周面には、その挿入孔の奥側ほど、その挿入孔の軸心から離れる傾斜面が設けられ、また、
    前記ボス部内には、前記挿入孔に挿入された前記ビスを固定するためのビス固定部材が収容され、
    前記ビス固定部材は、弾性変形可能な線材を備え、その線材は、前記挿入孔に挿入された前記ビスのビス軸部と係合する係合部を有し、
    前記挿入孔への前記ビス軸部の挿入に対しては、前記係合部は、前記ビス軸部の螺子凸条に押されて外方に変形することで、前記ビス軸部の挿入方向への移動を許容するとともに、前記線材の弾性による復帰力により、前記ビス軸部の螺子凹条内に嵌まり込むようにして前記ビス軸部と係合し、前記挿入孔からの前記ビス軸部の抜けに対しては、前記ビス軸部と係合した前記係合部が、前記ビス軸部の抜け方向へ移動しようとして、前記傾斜面に押されることにより、前記ビス軸部を押圧して、前記ビス軸部の、前記抜け方向への移動を阻止することを特徴とする取着体。
  2. 前記係合部は、前記挿入孔に挿入された前記ビス軸部の外周に沿うように弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の取着体。
  3. 前記係合部は、前記挿入孔に挿入された前記ビス軸部を両側から挟むように一対設けられ、
    前記線材は、前記一対の係合部の一方の端から、それら係合部から離れる方向に延設される延設部を有するとともに、それら延設部の延設された側が連結されてなり、
    前記延設部が前記ボス部内で支持されることで、前記係合部は、前記挿入孔の軸心回りに回らないように保持されることを特徴とする請求項2に記載の取着体。
  4. 前記係合部は、略リング状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の取着体。
  5. 前記線材は、前記係合部の一端から、その係合部から離れる方向に延設される延設部を有し、
    前記延設部が前記ボス部内で支持されることで、前記係合部は、前記挿入孔の軸心回りに回らないように保持されることを特徴とする請求項4に記載の取着体。
  6. 前記ビス固定部材は、前記線材を支持する支持部材を備え、前記線材は、前記支持部材に支持された状態で、前記ボス部内に挿入されることを特徴とする請求項5に記載の取着体。
  7. 前記線材は、前記係合部の両端間に間隙が設けられるように形成されており、
    前記ボス部内には、前記間隙に嵌まる突起が設けられており、
    前記突起によって、前記係合部は、前記挿入孔の軸心回りに回らないように保持されることを特徴とする請求項4に記載の取着体。
  8. 配線器具等の被取着物が、ビスを用いて取着される取着体の、少なくとも一方に開放部を有する内部空間を形成するようにその内部空間を囲む周壁の、内面側に位置するボス部内に収容され、前記開放部側から前記ボス部の挿入孔に挿入された前記ビスを固定するためのビス固定部材であって、
    弾性変形可能な線材を備え、その線材は、前記挿入孔に挿入された前記ビスのビス軸部と係合する係合部を有し、
    前記挿入孔への前記ビス軸部の挿入に対しては、前記係合部は、前記ビス軸部の螺子凸条に押されて外方に変形することで、前記ビス軸部の挿入方向への移動を許容するとともに、前記線材の弾性による復帰力により、前記ビス軸部の螺子凹条内に嵌まり込むようにして前記ビス軸部と係合し、前記挿入孔からの前記ビス軸部の抜けに対しては、前記ビス軸部と係合した前記係合部が、前記ビス軸部の抜け方向へ移動しようとして、前記挿入孔の周面に設けられた、その挿入孔の奥側ほどその挿入孔の軸心から離れる傾斜面に押されることにより、前記ビス軸部を押圧して、前記ビス軸部の、前記抜け方向への移動を阻止することを特徴とするビス固定部材。
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