JP2006160890A - リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体を用いた固体高分子電解質膜及びその用途、並びにリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体の製造方法 - Google Patents
リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体を用いた固体高分子電解質膜及びその用途、並びにリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 脂肪酸ビニル単位を含む不飽和アルコール系共重合体をリン酸エステル化したビニル系重合体からなるか、係るリン酸エステル化ビニル系重合体と他の導電性樹脂及び/又は非導電性樹脂とを含む固体高分子電解質膜は導電性、耐水性及び耐溶剤性のバランスに優れている。
【選択図】 なし
Description
本発明のリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体の製造方法は、不飽和アルコール系共重合体と、リン酸源化合物と、過酸化水素水とを反応させるものである。
(1) 不飽和アルコール系共重合体
不飽和アルコール系共重合体は少なくとも不飽和アルコール単位及び脂肪酸ビニル単位を含む。不飽和アルコール単位としては、ビニルアルコール単位、アリルアルコール単位等が挙げられるが、製造コストの観点からビニルアルコール単位が好ましい。なおビニルアルコールは、単量体としては存在しないが、不飽和アルコール系共重合体の構成単位としては存在する。ビニルアルコール単位を得るには、酢酸ビニル単位を含む不飽和アルコール系共重合体を調製し、鹸化すればよい。
上記不飽和アルコール系共重合体に、リン酸源化合物及び過酸化水素水を反応させることにより、上記不飽和アルコール系共重合体をリン酸エステル化する。リン酸源化合物としては無水リン酸(P2O5)が好ましい。不飽和アルコール系共重合体の水酸基1当量に対するP2O5の配合割合は、所望のリン酸エステル化度に応じて適宜設定すればよいが、全ての水酸基をリン酸エステル化するには水酸基1当量に対し0.5モル以上とするのが好ましい。この配合割合の上限は1モル以下とするのが好ましい。
かくして得られるリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体は、例えば上記式(1)により表される不飽和アルコール系共重合体を原料とし、その水酸基を全てリン酸エステル化した場合、下記一般式(3):
本発明の第一の固体高分子電解質膜は、上記不飽和アルコール系共重合体をリン酸エステル化したビニル系共重合体からなる。本発明の第二の固体高分子電解質膜は、(a) 第一の固体高分子電解質膜と同じリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体と、(b) 他の導電性樹脂及び/又は非導電性樹脂とを含む均一組成物からなる。
第一の固体高分子電解質膜は、リン酸エステル化した不飽和アルコール系共重合体及び溶媒を含むポリマー溶液を調製し、これを水平に設置した基材(ガラス板、ポリオレフィンフィルム等)上に流延し、溶媒を蒸発させた後、50〜140℃に加熱することにより得られる。溶媒としてはDMF、THF、低級アルコール類等が挙げられる。ポリマー溶液の樹脂固形分濃度は5〜30質量%になるようにするのが好ましい。キャスト膜の厚さは通常20〜500μm、好ましくは20〜200μm程度とする。製膜したキャスト膜に対してさらに延伸を施すことにより機械的強度を増すこともできる。延伸は加熱を伴うのが好ましい。
第二の固体高分子電解質膜は、(a) リン酸エステル化した不飽和アルコール系共重合体と、(b) 他の導電性樹脂及び/又は非導電性樹脂とを含む均一組成物からなる。
(A) 他の導電性樹脂
他の導電性樹脂は、酸性基を含有する不飽和単量体を重合してなるものであるのが好ましい。更に他の導電性樹脂は、必要に応じて各々酸性基を含有しない不飽和単量体やオリゴマーを共重合成分として含んでもよい。以下酸性基を含有する不飽和単量体、酸性基を含有しない不飽和単量体及びオリゴマーについて説明する。
酸性基を含有する不飽和単量体は、分子内に少なくとも1つの酸性基と、少なくとも1つのエチレン性不飽和結合を有する化合物である。酸性基としてはリン系酸残基(例えばホスホン酸基、リン酸基等)、スルホン酸基、カルボン酸基、及びアルコール性水酸基からなる群から選ばれた少なくとも一種が好ましい。エチレン性不飽和結合を有する骨格としては、ビニル骨格、(メタ)アクリレート骨格、(メタ)アリルエステル骨格等を挙げることができる。
リン系酸残基含有(メタ)アクリルアミド誘導体としては、下記式(4):
リン酸基を含有する不飽和単量体の例示化合物としては、下記一般式(13):
スルホン酸基を含有する不飽和単量体としては、上記ターシャリーブチルアクリルアミドスルホン酸、アリルスルホン酸(allyl sulfonic acid)、メタアリルスルホン酸(methallyl sulfonic acid)、ビニルスルホン酸、p-スチレンスルホン酸、(メタ)アクリル酸ブチル-4-スルホン酸、(メタ)アクリロオキシベンゼンスルホン酸等が挙げられる。
カルボン酸基を含有する不飽和単量体の例示化合物としては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、マレイン酸無水物等が挙げられる。
アルコール性水酸基を含有する不飽和単量体としては、グリセロールジメタクリレート[例えば商品名「ブレンマーGMR」、「同GMR-R」、「同GMR-H」(日本油脂(株)製)等]、グリセロールメタクリレートアクリレート[例えば商品名「ブレンマーGAM」、「同GAM-R」(日本油脂(株)製)等]等のグリセロールジ(メタ)アクリレート;1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテルアクリレート[例えば商品名「NK オリゴ EA-5521」(新中村化学工業(株)製)等];1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテルアクリレート[例えば商品名「NK オリゴ EA-5520」(新中村化学工業(株)製)等];ビスフェノールA型エポキシアクリレート[例えば商品名「NK オリゴ EA-1020」(新中村化学工業(株)製)等];ヘキサメチレンジオールジ(メタ)アクリレート;2-ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の2-ヒドロキシ(メタ)アクリレート類等が挙げられる。
各々酸性基を含有しない不飽和単量体及びオリゴマーとしては、(A-1)に記載した以外の、常温で気体でない、分子内に1個以上のエチレン性不飽和結合を有する不飽和単量体及びオリゴマーはすべて対象になるが、中でも(メタ)アクリロニトリル、共役ジエン系液状オリゴマー又はその水素化物、アルキルアミノ基含有不飽和単量体、(メタ)アクリレート酸エステル類、スチレン類(例えば置換及び無置換のスチレン類等)、ビニル類(例えば塩化ビニル、酢酸ビニル等)、分子内に複数個のエチレン性不飽和結合を含有する単量体、フッ素基含有不飽和単量体、及びビニル芳香族−共役ジエン系共重合体からなる群から選ばれた少なくとも一種が好ましい。
共役ジエン系液状オリゴマーとしては、分子内に少なくとも2個のエチレン性不飽和結合を有するものが好ましく、ブタジエンオリゴマー、イソプレンオリゴマー及びこれらの誘導体からなる群から選ばれた少なくとも一種がより好ましい。共役ジエン系液状オリゴマーは、下記一般式(19):
アルキルアミノ基を含有する不飽和単量体としては上記N,N-ジアルキル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリルアミド、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等を挙げることができる。
(メタ)アクリル酸エステル類としてメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、アルキル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
分子内に複数個のエチレン性不飽和結合を含有する単量体として、例えばジイソシアネートとグリセロールジ(メタ)アクリレートとを反応させてなるウレタンアクリレート[例えば商品名「NK オリゴ U-4HA」(新中村化学工業(株)製)等]、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン等が挙げられる。
フッ素基含有不飽和単量体として、例えばパーフロロオクチルエチル(メタ)アクリレート等のハイドロフルオロアルキル基含有(メタ)アクリル酸エステル類;パーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリル酸エステル類;パーフルオロブチルエチレン、パーフルオロヘキシルエチレン、パーフルオロオクチルエチレン、パーフルオロデシルエチレン等のパーフルオロアルキル基含有ビニル類;ハイドロフルオロアルキル基含有ビニル類等が挙げられる。
ビニル芳香族−共役ジエン系共重合体は、少なくともビニル芳香族単位及び共役ジエン単位を有する共重合体からなる。ビニル芳香族成分としてはスチレンが好ましい。共役ジエン成分としてはイソプレンが好ましい。ビニル芳香族−共役ジエン系共重合体中のビニル芳香族成分及び共役ジエン成分の割合は特に制限されず、固体高分子電解質膜に要求される靭性、可撓性、機械的強度等の物性に応じて適宜設定すればよい。
非導電性樹脂としては、メラミン樹脂(例えばトリメトキシメチルメラミン樹脂等)、ビニル系親水性高分子(例えばポリビニルアルコール等)、ポリ(メタ)アクリロニトリル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル類、ポリアクリルアミド類、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリアセタール、水溶性ウレタン樹脂、セルロース及びその変性物、ポリスチレン類、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、上記共役ジエン系液状オリゴマー又はその水素化物の重合体、上記アルキルアミノ基含有不飽和単量体の重合体、上記フッ素基含有不飽和単量体の重合体、及び上記ビニル芳香族−共役ジエン系共重合体からなる群から選ばれた少なくとも一種を添加するのが好ましい。これらのような非導電性樹脂を添加することにより、固体高分子電解質膜の造膜性、耐水性、耐薬品性、可撓性等が一層向上する。上記の他の導電性樹脂及び非導電性樹脂を併用してもよい。
リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体と他の樹脂(他の導電性樹脂及び/又は非導電性樹脂)の配合割合は特に制限されず、所望の物性に応じて適宜設定すればよいが、固形分重量ベースの比率[(リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体)/(他の樹脂)]が99/1〜1/99の範囲であるのが好ましく、一般的に95/5〜40/60の範囲であるのがより好ましく、リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体が主成分となる95/5〜60/40の範囲であるのが特に好ましい。また他の樹脂の中で、導電性樹脂と非導電性樹脂の質量比は、導電性にプラス効果をもたらす導電性樹脂が支配的になるように、導電性樹脂/非導電性樹脂=100/0〜50/50の範囲とするのが好ましい。なおリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体を、上記酸性基含有不飽和単量体成分及び上記共役ジエン系液状オリゴマー成分を含む固体高分子電解質膜の分散剤として用いる場合、固形分重量ベースの比率[(リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体)/(他の樹脂)]は1/99以上であれば十分な効果が得られる。
第二の固体高分子電解質膜は、(i) リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体、上記他の樹脂(他の導電性樹脂及び/又は非導電性樹脂)及び溶媒を含むポリマー溶液を調製し、これを流延し、加熱処理して溶媒を揮発させるキャスト法か、(ii) リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体と、上記他の樹脂(他の導電性樹脂及び/又は非導電性樹脂)を構成させる不飽和単量体とを含む混合物を、光、放射線又は熱により処理する重合法により製造できる。
キャスト法の場合、他の樹脂として市販品を用いることができる。また必要に応じて他の樹脂を構成できる上記のような不飽和単量体を溶液重合等の公知の方法で重合することにより他の樹脂を調製してもよい。溶媒はリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体及び他の樹脂に応じて適宜選択すればよいが、DMF、THF、低級アルコール類等が挙げられる。ポリマー溶液の樹脂固形分濃度、加熱温度及び膜厚は、第一の固体高分子電解質膜の場合と同じでよい。また第一の固体高分子電解質膜の場合と同様に、製膜したキャスト膜に対してさらに延伸を施すことにより機械的強度を増すこともできる。延伸は加熱を伴うのが好ましい。
以下光重合により第二の固体高分子電解質膜を製造する方法を説明する。光重合による膜の製造方法は、リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体と、上記他の樹脂を構成させる不飽和単量体とを含む混合物及び光増感剤を含有する組成物(以下特段の断りがない限り「不飽和組成物」と呼ぶ)を、これが付着しない材料(フッ素系重合体等)により被覆された板に流延し、紫外線透過性板で覆った後、紫外線を照射するものである。不飽和組成物を、補強材に含浸させるか塗布した後、補強材を紫外線透過性の支持基板に挟み、紫外線を照射して不飽和組成物を光重合させることにより、複合膜化してもよい。使用できる重合開始剤及びその使用量、支持基板の材質、紫外線照射強度、補強材等は、例えば特開2003-86021号に記載されているものと同じでよい。
本発明の固体高分子電解質膜は10-4〜10-2S・cm-1の優れたプロトン伝導性を有し、係るプロトン伝導性は温度依存性が小さいので、燃料電池用電解質膜として好適である。
還流冷却管、粉末投入口及び温度計を接続した自動合成反応装置(内容積1L、ユニケミカル(株)製)に、375 gのTHFを入れ、173 gの酢酸ビニル単位含有ポリビニルアルコール(商品名「クラレLMポリマーLM-20」、鹸化率:38〜42モル%、水酸基当量:約173、株式会社クラレ製)を加え、溶解した。攪拌回転数を2,120 rpmに保持し、反応温度を30〜58℃の範囲に保持しながら、18 gの7質量%過酸化水素水(過酸化水素及び水の合計:0.94モル)及び78 gのP2O5(0.55モル)を、各々ほぼ6分の1ずつ6回に分けて、ほぼ等間隔で6時間かけて投入した。水及びP2O5を全て投入後、30℃の温度条件及び2,120 rpmの攪拌条件で4時間熟成反応を行った。
過酸化水素水の代わりに水を用いた以外実施例1と同様にして、ポリマーAを調製した。得られた粗ポリマーAを実施例1と同様にして精製した後、42.6質量%の濃度のTHF溶液を調製したところ、ガードナー法により測定した色相値は3であった。
実施例1で調製した精製ポリマーA含有THF溶液(42.6質量%)15 gと、4.08 gのトリエタノールアミンと、5.0 gの水と、30 gのメタノールとを混合し、室温で30分間攪拌してポリマーAをトリエタノールアミン塩化した。得られた溶液のpHは5.4であり、固形分は21.5質量%(自動天秤により120℃の温度で測定。以下同じ。)であった。得られたポリマーAのトリエタノールアミン塩(以下特段の断りがない限り「ポリマーAA」と呼ぶ)の溶液に、6.45 gのトリメトキシメチルメラミン樹脂を添加し、ポリマー溶液を調製した。得られたポリマー溶液を、ポリプロピレンフィルム製容器(底面;10 cm×10 cm)に流延し、これを空気流通式乾燥器に入れ、常温から50℃まで昇温して24時間乾燥した。生成した皮膜をスパチュラで剥離し、これを高温空気流通式乾燥器により130℃で10分間熱処理することにより厚さ100μmの固体高分子電解質膜を作製した。
(2) 耐メタノール性:縦1cm×横4cmの帯状サンプルを切り出し、縦× 横の面積を測定し、これを基準とした。これを室温のメタノールに浸漬し、30分後に取り出し、縦横の長さをそれぞれ測定し、かかる縦×横の面積を算出し、膨潤率を求めた。
(3) 耐熱水性:縦1cm×横4cmの帯状サンプルを切り出し、縦×横の面積を測定し、これを基準とした。これを80℃の熱水に浸漬し、2時間後に取り出し、縦横の長さをそれぞれ測定し、かかる縦×横の面積を算出し、膨潤率を求めた。
(4) 表面固有抵抗:表面固有抵抗測定器(東亜電波工業(株)製 SME-8310)により、23℃/RH 67%の条件で測定した。
(5) プロトン導電率:複素インピーダンス法を用いて測定した。3cm×1cmの矩形状サンプルを切り出し、開放系インピーダンスセルに設置した。このセルを恒温恒湿器内に設置し、相対湿度:90%、測定温度範囲:35〜80℃でのインピーダンス測定を行った。得られたデータを平面複素インピーダンス解析し、その結果をcole-cole プロット図形処理をして得られたサンプルの抵抗値から導電率を求めた。
(2) リン酸エステル化した酢酸ビニル単位含有ポリビニルアルコールのトリエタノールアミン塩。
(3) スミテックスレジンM-3、住友化学工業(株)製。
ポリビニルアルコール(商品名「ポバールR-1130」、株式会社クラレ製)を用いて、特開平6-112010号の実施例に記載の方法に従って、リン酸エステル化ポリビニルアルコール(以下特段の断りがない限りは「ポリマーVAP」と呼ぶ)を調製した。実施例1と同様にして、ポリマーVAPの酸価を測定したところ530 mg/gであった(リン酸エステル化されたポバールR-1130の理論酸価:903)。ポリマーVAPを水に溶解して10質量%(固形分濃度)のポリマー水溶液を調製した。得られたポリマー水溶液を用いて、実施例1と同様にしてフィルムを作製した。しかし得られたフィルムは吸湿性が強く、常温/常湿で膜の状態を保持するのが困難であった。従って物性測定は不能であった。
(1) 酢酸ビニル単位含有ポリビニルアルコールのリン酸エステル化
THFの代わりに、溶媒として375 gのN,N-ジメチルアクリルアミド(DMAA)を用いた以外実施例1と同様にして、ポリマーAを調製した。得られた反応生成液を金網(100メッシュ)で濾過して、微量のゲル化物等の不純物を除去した。濾過後の溶液から少量を抜き出し、実施例1と同様にして固形分を測定した結果、38.5質量%であった。実施例1と同様にして、ポリマーAの酸価を測定した結果、380 mg/gであった(理論酸価:442.7 mg/g)。
還流冷却管、粉末投入口及び温度計を接続した自動合成反応装置(内容積500 mL、ユニケミカル(株)製)中で、120.6 gのDMFに、122.3 g(1.72モル)のアクリルアミド、及び1.0 gのハイドロキノンモノメチルエーテルを溶解させ、60℃まで昇温した。内温が60℃に到達したことを確認後、粉末投入口から、134.0 g(0.94モル)の無水リン酸を3時間30分の間に5回に分けて投入した。無水リン酸を添加する間、300〜400 rpmで攪拌しながら内温を60〜95℃の範囲で保持した。無水リン酸を全て投入後、80℃で2時間熟成反応を行った。
上記(2)と同じ反応容器に207 g(1モル)のターシャリーブチルアクリルアミドスルホン酸(TBAS:三菱レイヨン(株)製)及び1.0 gのハイドロキノンモノメチルエーテルを入れ、200 gのDMFに溶解し、70℃まで昇温した。内温が70℃に到達したことを確認後、粉末投入口から、78 g(0.55モル)の無水リン酸を2時間の間に2回に分けて投入した。無水リン酸を添加する間、300〜400 rpmで攪拌しながら内温を70〜95℃の範囲で保持した。無水リン酸を全て投入後、70〜95℃で1時間熟成反応を行った。
上記(2)と同じ反応容器に342 g(1.5モル)のグリセロールジメタクリレート[商品名「ブレンマーGMR-H、水酸基当量:239(分析値)、日本油脂(株)製」を入れ、60℃まで昇温した。内温が60℃に到達したことを確認後、117 g(0.825モル)の無水リン酸を、粉末投入口からほぼ6分の1ずつ6回に分けて、ほぼ等間隔で6時間かけて投入した。無水リン酸を添加する間、420 rpmで攪拌しながら内温を70〜90℃の範囲で保持した。無水リン酸を全て投入後、80℃で2時間熟成反応させた。
各々上記のようにして調製したポリマーAのDMAA溶液、モノマーNP、モノマーSNP及びモノマーGDM、並びにアクリロニトリル(AN)及び末端アクリル変性液状ブタジエンオリゴマー(NISSO-PB TE-2000、日本曹達(株)製)を混合し、表4に示す配合割合の組成物を調製した。得られた組成物に、重合開始剤として[イルガキュア651(2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オン、チバ・スペシャリティーケミカルズ社製) +イルガキュア500(1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾフェノン) +過酸化ベンゾイル(BPO)= 4.6 wt% + 2.4 wt% + 0.3 wt%](対組成物)を添加した。
(1) アクリルアミドジホスホン酸の調製
還流冷却管、粉末投入口及び温度計を接続した自動合成反応装置(内容積500 mL、ユニケミカル(株)製)に、71 g(1モル)のアクリルアミド、及び1.0 gのハイドロキノンモノメチルエーテルを入れ、198 gのジメチルアセトアミドに溶解し、60℃まで昇温した。内温が60℃に到達したことを確認後、粉末投入口から、156 g(1.1モル)の無水リン酸を3時間30分の間に5回に分けて投入した。無水リン酸を添加する間、300〜400 rpmで攪拌しながら内温を60〜95℃の範囲で保持した。無水リン酸を全て投入後、80℃で2時間熟成反応を行った。
各々実施例3と同様にして調製したポリマーAのDMAA溶液、モノマーNP、モノマーSNP及びモノマーGDM、並びに上記(1)で調製したモノマーN2P、AN及び末端アクリル変性液状ブタジエンオリゴマーを混合し、表4に示す配合割合の組成物を調製した。得られた組成物に、重合開始剤として[イルガキュア651 +イルガキュア500 +BPO = 4.6 wt% + 2.4 wt% + 0.3 wt%](対組成物)を添加した。重合開始剤を添加した組成物を用いて、実施例3と同様にして、厚さ97μmの固体高分子電解質膜を作製した。得られた膜は透明であり、均一性に優れていた。
各々実施例3と同様にして調製したポリマーAのDMAA溶液、モノマーNP、モノマーSNP及びモノマーGDM、並びにAN及び末端アクリル変性液状ブタジエンオリゴマーを混合し、表4に示す配合割合の組成物を調製した。得られた組成物に、重合開始剤として[イルガキュア651 +イルガキュア500 +BPO = 6.2 wt% + 3.0 wt% + 049 wt%](対組成物)を添加した。重合開始剤を添加した組成物を用いて、実施例3と同様にして、厚さ104μmの固体高分子電解質膜を作製した。得られた膜は透明度であり、均一性に優れていた。
(2) 主成分:アクリルアミドホスホン酸。
(3) 主成分:アクリルアミドジホスホン酸。
(4) ホスホン酸基含有ターシャリーブチルアクリルアミドスルホン酸。
(5) リン酸エステル化グリセロールジメタクリレート。
(6) N,N-ジメチルアクリルアミド。
(7) アクリロニトリル。
(8) NISSO-PB TE-2000、日本曹達(株)製。
ポリマーAを添加しなかった以外実施例3と同様にして、固体高分子電解質膜を作製した。しかし得られた膜は白濁しており、実施例3に比べて均一性に劣っていた。
Claims (13)
- 少なくとも不飽和アルコール単位及び脂肪酸ビニル単位を含む不飽和アルコール系共重合体と、リン酸源化合物と、水又は過酸化水素水とを反応させてなるリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体からなり、プロトン導電性を有することを特徴とする固体高分子電解質膜。
- (a) 少なくとも不飽和アルコール単位及び脂肪酸ビニル単位を含む不飽和アルコール系共重合体と、リン酸源化合物と、水又は過酸化水素水とを反応させてなるリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体と、(b) 他の導電性樹脂及び/又は非導電性樹脂とを含む均一組成物からなり、プロトン導電性を有することを特徴とする固体高分子電解質膜。
- 請求項1又は2に記載の固体高分子電解質膜において、前記リン酸源化合物は無水リン酸であることを特徴とする固体高分子電解質膜。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の固体高分子電解質膜において、前記不飽和アルコール単位はビニルアルコール単位であり、前記脂肪酸ビニル単位は酢酸ビニル単位であることを特徴とする固体高分子電解質膜。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の固体高分子電解質膜において、前記リン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体はアンモニウム塩、アミン塩又は金属塩を形成していることを特徴とする固体高分子電解質膜。
- 請求項2〜5のいずれかに記載の固体高分子電解質膜において、前記非導電性樹脂は、メラミン樹脂、ビニル系親水性高分子、ポリ(メタ)アクリロニトリル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル類、ポリアクリルアミド類、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリアセタール、水溶性ウレタン樹脂、セルロース及びその変性物、ポリスチレン類、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、共役ジエン系液状オリゴマー又はその水素化物の重合体、アルキルアミノ基含有不飽和単量体の重合体、フッ素基含有不飽和単量体の重合体、及びビニル芳香族−共役ジエン系共重合体からなる群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする固体高分子電解質膜。
- 請求項2〜6のいずれかに記載の固体高分子電解質膜において、前記導電性樹脂は、リン系酸残基含有(メタ)アクリルアミド誘導体、リン酸基含有不飽和単量体、スルホン酸基含有不飽和単量体、カルボン酸基含有不飽和単量体、並びにアルコール性水酸基含有不飽和単量体及びそのリン酸エステル化物からなる群から選ばれた少なくとも一種の酸性基含有不飽和単量体を重合してなることを特徴とする固体高分子電解質膜。
- 請求項7に記載の固体高分子電解質膜において、前記リン系酸残基含有(メタ)アクリルアミド誘導体はアクリルアミドホスホン酸、アクリルアミドジホスホン酸及びホスホン酸基含有ターシャリーブチルアクリルアミドスルホン酸からなる群から選ばれた少なくとも一種であり、前記アルコール性水酸基含有不飽和単量体のリン酸エステル化物はリン酸エステル化グリセロールジ(メタ)アクリレートであることを特徴とする固体高分子電解質膜。
- 請求項7又は8に記載の固体高分子電解質膜において、前記導電性樹脂は、(メタ)アクリロニトリル、共役ジエン系液状オリゴマー又はその水素化物、アルキルアミノ基含有不飽和単量体、(メタ)アクリレート酸エステル類、スチレン類、ビニル類、分子内に複数個のエチレン性不飽和結合を含有する単量体、フッ素基含有不飽和単量体、及びビニル芳香族−共役ジエン系共重合体からなる群から選ばれた少なくとも一種を共重合成分として含むことを特徴とする固体高分子電解質膜。
- 請求項9に記載の固体高分子電解質膜において、前記共役ジエン系液状オリゴマーは分子内に少なくとも2個のエチレン性不飽和結合を有するブタジエンオリゴマーであり、前記アルキルアミノ基含有不飽和単量体はN,N-ジメチルアクリルアミドであることを特徴とする固体高分子電解質膜。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の固体高分子電解質膜を用いたことを特徴とする燃料電池。
- 少なくとも不飽和アルコール単位及び脂肪酸ビニル単位を含む不飽和アルコール系共重合体と、リン酸源化合物と、過酸化水素水とを反応させることを特徴とするリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体の製造方法。
- 請求項12に記載のリン酸エステル化不飽和アルコール系共重合体の製造方法において、前記リン酸源化合物として無水リン酸を用いることを特徴とする方法。
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