JP2006160595A - 透光性セラミックス、その製造方法および発光容器 - Google Patents

透光性セラミックス、その製造方法および発光容器 Download PDF

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Abstract

【課題】透光性の高いセラミックスを製造するのに好適な方法を提供する。
【解決手段】平均粒径0.3μm以下の原料粉末、分散媒およびゲル化剤を含むスラリーを注型し、このスラリーをゲル化させることによって成形体を得、この成形体を焼結させる。好ましくは成形体を常圧下で焼結させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、透光性セラミックスおよびその製造方法に関するものである。
高圧放電灯の輝度を向上させるためには、放電管の透光性を向上させることによって、放電管の内部の発光物質の発光が、放電管の外部へと、セラミックスによって吸収されることなく放出されるようにすべきである。この観点から、現在のところ、透光性の高い透光性アルミナによって形成されることが多い。そして、透光性アルミナからなる放電管の肉厚をできるだけ薄くすることによって、放電管の透光性を高くすることが通常である。
このような高圧放電灯用の発光管としては、例えば特許文献1、2、3に記載のものが挙げられる。また、透光性アルミナからなる異形の発光管を、ゲルキャスト法を用いて製造する技術が特許文献4に記載されている。
特開2002−141021号公報 特開2002−164019号公報 特開2002−141022号公報 WO 02/85590
更に、非特許文献1においては、平均粒径0.24μmのα−アルミナ微粉体(純度=99.99%)を用いてスラリーを調整し、スリップキャスティング法により、アルミナ成形体を作製している。このアルミナ成形体を焼結することで、高強度の透光性アルミナ焼結体を作製することに成功している。この焼結段階においては、焼結体中に残存している微細な気孔を取り除くために、焼結体を1523Kの絶対温度で6時間ホットアイソスタティックプレス処理をしている。
「資源と素材」 115(1999) No.6 471〜474頁 「アルミナ焼結体の透光性に及ぼす結晶粒径の影響
特許文献4記載の製造方法では、異形の透光性アルミナが得られるが、更に高い透光性を持つ材料、例えば透光性アルミナが望まれる。また、非特許文献1記載の製造方法では、平均粒径0.24μmという超微粉の高純度アルミナ粉末を焼結しているが、常圧焼結後の焼結体には微細な気孔や欠陥が見られ、常圧焼結体では高い透光性を得ることが難しかった。このために、焼結体をホットアイソスタティックプレス法によって再度加圧焼結させることによって、微細な気孔や欠陥をなくし、粒径を小さくしつつ、かなり高い透光性を実現することに成功している。
このようなホットアイソスタティックプレス法による加圧焼結体では、粒子を微細化して可視光透過率を上昇させることに成功している。しかし、この焼結体を高温用途で長時間使用すると、微細な粒子が徐々に粒成長し、透光性が低下する傾向があり、解決が必要とされている。一方、ホットアイソスタティックプレス焼結を行わない常圧焼結体は、微細な気孔や欠陥が残留するために、透光性の向上に限界があった。
本発明の課題は、透光性の高いセラミックスを製造するのに好適な方法を提供することである。
本発明は、透光性セラミックスを製造する方法であって、平均粒径0.3μm以下の原料粉末、分散媒およびゲル化剤を含むスラリーを注型し、このスラリーをゲル化させることによって成形体を得、この成形体を焼結させることを特徴とする。
また、本発明は、この方法によって得られたことを特徴とする、透光性セラミックスに係るものである。
本発明者は、平均粒径0.3μm以下の超微細な透光性セラミックスは、従来の製法(粉末プレス、押出し法、鋳込み等)では充分な粉末分散性が安定して得られず、焼結後に気孔等の欠陥が内在し、透過率の向上に限界があることを見いだした。この知見に立脚し、平均粒径0.3μm以下の超微細な透光性セラミックスの粉末をゲルキャスト製法を用いて成形することによって、粉末分散性を安定して再現でき、ホットアイソスタティックプレス法などの加圧焼結法を採用しない場合であっても、高い透光性が得られることを見いだし、本発明に到達した。
本発明においては、平均粒径0.3μm以下の原料粉末、分散媒およびゲル化剤を含むスラリーを注型し、このスラリーをゲル化させることによって成形体を得、この成形体を焼結させることによって透光性セラミックスを得る。
透光性セラミックスの原料粉末の平均粒子径は0.3μm以下とする。これは一次粒子径である。この平均粒径の下限は特に限定されない。原料粉末の平均粒子径は以下のようにして決定できる。
SEM(走査型電子顕微鏡)による原料粉末の直接観察
なお、ここでいう平均粒子径とはSEM写真(倍率:X30000。任意の2視野)上における2次凝集粒子を除く1次粒子の(最長軸長+最短軸長)/2の値のn=500平均値のことである。
このような超微細セラミック粉末をゲルキャスト法によって成形することにより、超微細粉末の分散性、分散安定性が向上するために、該成形体を焼結した焼結体における気孔や欠陥がほとんど見られず、焼結体の透光性が著しく向上することを見出した。
これまで、ゲルキャスト法は、異形の発光管などを成形するために使用されてきたが、本発明者は、ゲルキャスト法が特に超微細粉末の成形に適しており、その分散性、分散安定性を向上させ、これまで得られなかったような物性の焼結体を提供可能であることを見いだした。
特に成形体を常圧焼結した場合でも、焼結体中に気孔や欠陥が見られず、焼結体の透光性が著しく向上することを見いだした。即ち、従来はHIP法などの加圧焼結を採用することで、微細な気孔や欠陥が残留しないようにしていたが、本発明によれば、かかる特殊な方法を用いることなく、微細な気孔や欠陥が残留しない焼結体を得ることが可能となる。このような焼結体は、粒子が微細であると共に、低温での加圧焼結でないことから、粒成長の余地を低減しているため、例えば1200℃程度の高温で長時間使用しても粒成長が見られないという、きわめて優れた特性を有する。
本発明の方法によって製造される焼成体の平均粒径は特に限定されないが、0.8μm以上が好ましく、0.9μm以上が更に好ましく、1.0μm以上が一層好ましい。また、この平均粒径は、5.0μm以下が好ましく、3.5μm以下が更に好ましく、3.0μm以下が一層好ましい。
本発明によれば、ゲルキャスト法により、常圧焼結であっても、HIP法で製造したセラミックス以上の四点曲げ強度を有するセラミックスを提供可能であることが判明した。
例えば、(「J.Am.Ceram.Soc.」 86 [1]
12-18 (2003))によれば、HIP法により、709MPa(室温での四点曲げ強度:平均粒径0.55μm)のアルミナを得ている。ところが、本発明では、有機系ゲルキャスト法により、室温での四点曲げ強度731MPaのアルミナが得られている(平均粒径1.7μm)。しかも、このゲルキャスト法によるアルミナの平均粒径は1.7μmであり、上記したHIP法によるアルミナの平均粒径(0.55μm)の3倍以上の大きさである。一般に、粒子の平均粒径が大きくなるほど、セラミックスの強度は低下する。この粒径の作用を計算に入れると、本発明のセラミックスは、HIP法で製造したセラミックスに比べて著しく強度の高いものであるという驚くべき結果が得られた。このように、粒径がHIP法によるセラミックスよりも大きいのにも関わらず、セラミックスの強度が高いのは、有機系ゲルキャストにより微小気孔・欠陥が著しく少なくなっている(例えば気孔率0.1%以下)ためと考えられる。
本発明のセラミックスは、例えば、多結晶アルミナでは室温での四点曲げ強度を500MPa以上とでき、更には600MPa以上である。また、1200℃での四点曲げ強度も著しく高く、例えば300MPa以上とできるものである。
また別の例では原料粒径0.1μm、焼結1500℃×1時間で気孔率が0.05%以下で平均粒径1.0μmを満足しており、常圧焼結では過去に類を見ない微細かつ緻密な組織を実現している。 従って以上のことから高圧放電灯用発光容器として用いた場合には高温でも高強度が確保できるため、特に発光胴部壁肉厚を薄く出来(好ましくは0.25〜0.6mm、より好ましくは0.3〜0.5mm)、ランプとして見た場合の直線透過率や同箇所近傍での耐熱衝撃性が向上する。
本発明の透光性セラミックスで使用できる材料は限定されないが、アルミナ、イットリア、YAG(イットリウム・アルミニウムガーネット)、石英が好ましく、透光性アルミナが特に好ましい。例えば純度99.9%以上(好ましくは99.95%以上)の高純度アルミナ粉末に対して、150〜1000ppmの助剤を添加した原料が好ましい。
このような高純度アルミナ粉末としては、大明化学工業株式会社製の高純度アルミナ粉体「タイミクロン TM−D」「タイミクロン TM−DR」「タイミクロン TM−DA」「タイミクロン TM−DAR」「タイミクロン TM−5D」を例示できる。
前述した助剤としては、酸化マグネシウムが好ましいが、ZrO2, Y2O3,La2O3,
Sc2O3も例示できる。特に酸化マグネシウムの添加は有機分散媒を用いる場合、従来の硝酸塩での添加ではスラリー固化が著しく阻害されることを今回新たに見出したため、酸化物として添加することが好ましい。硝酸塩として添加すると、通常1〜2時間で終了するものが、48時間後も固化しない。また焼結添加剤の粒径は0.3μmを超えると焼結体粒径にバラツキを生じ気孔も増加するので0.3μm以下のものを使用することが望ましい。
ゲルキャスト法は、セラミック粉末、分散媒、及びゲル化剤を含むスラリーを注型した後に、このスラリーを温度条件や架橋剤の添加等によりゲル化させることにより固化して成形体を得る粉体成形体の製造方法である。
ゲルキャスト法は、以下の方法を例示できる。
(1) 無機物粉体とともに、ゲル化剤となるポリビニルアルコール、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等のプレポリマーを分散媒中に分散してスラリーを調製し、注型後、架橋剤により三次元的に架橋してゲル化させることにより、スラリーを固化させる。
(2) 反応性官能基を有する有機分散媒とゲル化剤とを化学結合させることにより、スラリーを固化させる。この方法は、本出願人の特開2001−335371号公報、および特許文献4に記載されている方法である。
(2)の方法においては、2以上の反応性官能基を有する有機分散媒を使用することが好ましい。また、全分散媒のうち60質量%以上が、反応性官能基を有する有機分散媒であることが好ましい。
反応性官能基を有する有機分散媒の20℃における粘度が20cps以下であることが好ましく、ゲル化剤の20℃における粘度が3000cps以下であることが好ましい。具体的には、2以上のエステル基を有する有機分散媒と、イソシアナート基、及び/又はイソチオシアナート基を有するゲル化剤とを化学結合させることによりスラリーを固化することが好ましい。
有機分散媒は、ゲル化剤と化学結合し、スラリーを固化可能な液状物質であること、及び注型が容易な高流動性のスラリーを形成できる液状物質であること、の2条件を満たすことが必要である。
ゲル化剤と化学結合し、スラリーを固化するためには、反応性官能基、即ち水酸基、カルボキシル基、アミノ基のようなゲル化剤と化学結合を形成し得る官能基を分子内に有していることが必要である。
前記有機分散媒は少なくとも1の反応性官能基を有するものであれば足りるが、より充分な固化状態を得るためには、2以上の反応性官能基を有する有機分散媒を使用することが好ましい。
2以上の反応性官能基を有する液状物質としては、例えば多価アルコール(エチレングリコールのようなジオール類、グリセリンのようなトリオール類等)、多塩基酸(ジカルボン酸類等)が考えられる。
尚、分子内の反応性官能基は必ずしも同種の官能基である必要はなく、異なる官能基であってもよい。また、反応性官能基はポリエチレングリコールのように多数あってもよい。
一方、注型が容易な高流動性のスラリーを形成するためには、可能な限り粘性の低い液状物質を使用することが好ましく、特に20℃における粘度が20cps以下の物質を使用することが好ましい。
既述の多価アルコールや多塩基酸は水素結合の形成により粘性が高い場合があるため、たとえスラリーを固化することが可能であっても反応性分散媒として好ましくない場合がある。従って、多塩基酸エステル(例えば、グルタル酸ジメチル等)、多価アルコールの酸エステル(例えば、トリアセチン等)等の2以上のエステル基を有するエステル類を前記有機分散媒として使用することが好ましい。また、多価アルコールや多塩基酸も、スラリーを大きく増粘させない程度の量であれば、強度補強のために使用することは有効である。
エステル類は比較的安定ではあるものの、反応性が高いゲル化剤とであれば充分反応可能であり、粘性も低いため、上記2条件を満たすからである。特に、全体の炭素数が20以下のエステルは低粘性であるため、反応性分散媒として好適に用いることができる。
この実施形態においては、非反応性分散媒を併用できる。この分散媒としては、エーテル、炭化水素、トルエン等が好ましい。
また、非反応性分散媒として有機化合物を用いる場合であっても、ゲル化剤との反応効率を確保する観点からは、全分散媒のうち、反応性分散媒を60質量%以上含有させることが好ましく、85質量%以上含有させることがより好ましい。反応性のゲル化剤の例は、特開2001−335371号公報、特許文献4に記載されている。
具体的には、この反応性のゲル化剤は、分散媒と化学結合し、スラリーを固化可能な物質である。従って、本発明におけるゲル化剤は、分子内に、分散媒と化学反応し得る反応性官能基を有するものであればよく、例えば、モノマー、オリゴマー、架橋剤の添加により三次元的に架橋するプレポリマー(例えば、ポリビニルアルコール、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等)等のいずれであってもよい。
但し、前記反応性ゲル化剤は、スラリーの流動性を確保する観点から、粘性が低いもの、具体的には20℃における粘度が3000cps以下の物質を使用することが好ましい。
一般に平均分子量が大きなプレポリマー及びポリマーは、粘性が高いため、本発明では、これらより分子量が小さいもの、具体的には平均分子量(GPC法による)が2000以下のモノマー又はオリゴマーを使用することが好ましい。尚、ここでの「粘度」とは、ゲル化剤自体の粘度(ゲル化剤が100%の時の粘度)を意味し、市販のゲル化剤希釈溶液(例えば、ゲル化剤の水溶液等)の粘度を意味するものではない。
ゲル化剤の反応性官能基は、反応性分散媒との反応性を考慮して適宜選択することが好ましい。例えば反応性分散媒として比較的反応性が低いエステル類を用いる場合は、反応性が高いイソシアナート基(−N=C=O)、及び/又はイソチオシアナート基(−N=C=S)を有するゲル化剤を選択することが好ましい。
イソシアナート類はジオール類やジアミン類と反応させることが一般的であるが、ジオール類は既述の如く高粘性のものが多く、ジアミン類は反応性が高すぎて注型前にスラリーが固化してしまう場合がある。
このような観点からも、エステルからなる反応性分散媒と、イソシアナート基、及び/又はイソチオシアナート基を有するゲル化剤との反応によりスラリーを固化することが好ましく、より充分な固化状態を得るためには、2以上のエステル基を有する反応性分散媒と、イソシアナート基、及び/又はイソチオシアナート基を有するゲル化剤との反応によりスラリーを固化することが好ましい。また、ジオール類、ジアミン類も、スラリーを大きく増粘させない程度の量であれば、強度補強のために使用することは有効である。
イソシアナート基、及び/又はイソチオシアナート基を有するゲル化剤としては、例えば、MDI(4,4’−ジフェニルメタンジイソシアナート)系イソシアナート(樹脂)、HDI(ヘキサメチレンジイソシアナート)系イソシアネート(樹脂)、TDI(トリレンジイソシアナート)系イソシアナート(樹脂)、IPDI(イソホロンジイソシアナート)系イソシアナート(樹脂)、イソチオシアナート(樹脂)等を挙げることができる。
また、反応性分散媒との相溶性等の化学的特性を考慮して、前述した基本化学構造中に他の官能基を導入することが好ましい。例えば、エステルからなる反応性分散媒と反応させる場合には、エステルとの相溶性を高めて、混合時の均質性を向上させる点から、親水性の官能基を導入することが好ましい。
尚、ゲル化剤分子内に、イソシアナート基又はイソチオシアナート基以外の反応性官能基を含有させてもよく、イソシアナート基とイソチオシアナート基が混在してもよい。さらには、ポリイソシアナートのように、反応性官能基が多数存在してもよい。
成形用スラリーは、以下のようにして製造できる。
(1)分散媒に無機物粉体を分散してスラリーとした後、ゲル化剤を添加する。
(2)分散媒に無機物粉体及びゲル化剤を同時に添加して分散することによりスラリーを製造する。
注型時の作業性を考慮すると20℃におけるスラリーの粘度は30000cps以下であることが好ましく、20000cps以下であることがより好ましい。スラリーの粘度は、既述した反応性分散媒やゲル化剤の粘度の他、粉体の種類、分散剤の量、スラリー濃度(スラリー全体体積に対する粉体体積%)によっても調整することができる。
但し、スラリー濃度が低すぎれば成形体密度が低下し、成形体の強度低下、乾燥・焼成時におけるクラックの発生や収縮率の増加に伴う変形等の問題を生ずる点において好ましくない。従って、通常は、スラリー濃度が25〜75体積%のものが好ましく、乾燥収縮によるクラックを少なくすることを考慮すると、35〜75体積%のものが更に好ましい。
尚、成形用スラリーには種々の添加剤、例えば分散媒とゲル化剤との反応を促進するための触媒、スラリー調製を容易にするための分散剤、消泡剤、界面活性剤、或いは焼結体特性を向上させるための焼結助剤等を加えることが可能である。
また、スラリー中にある程度の水分を含有させることによって、スラリーから成形した成形体の強度を著しく向上させ得ることを発見した。
一般的には、成形体強度を向上させるためには、スラリーに、複数種の官能基(水酸基、アミノ基等)を有する化合物を添加することが好ましいとされている。複数の官能基を有する化合物を重合反応させることによって、成形体の強度向上が可能だからである。しかし、本実施形態においては、複数の官能基を有していない水の添加が成形体の強度向上に寄与するという予想外の事態を示しており、この点で画期的である。
本実施形態においては、スラリー調合前のセラミック粉末中に既に水分が含まれていてよく、および/または、乾燥粉末に水分を添加しても良い。また、スラリー調合時に水分を添加してもよいが、スラリー調合前に既にセラミック粉末中に水分が含まれていている場合の方が、成形体の強度向上の効果が一層高い。
具体的には、スラリーにおいて、原料粉末の量を100重量部としたとき、スラリー中の全水分量を0.03重量部以上とする。この水分量は、スラリー調合前に原料粉末に含有されていた水分量(結晶水と吸着水との双方を含む)と、スラリー調合時に添加する水分の量との合計値である。
この観点からは、スラリー中の水分量は、0.06重量部以上であることが更に好ましく、0.1重量部以上であることが一層好ましい。
スラリー中の水分量の上限は特にない。しかし水分量が多すぎると、硬化速度が早くなりすぎ、成形終了前に硬化が始まり易い。これを避けるという観点からは、スラリー中の水分量は3.0重量部以下であることが好ましい。
好適な実施形態においては、成形体の焼結を還元性雰囲気下で行う。還元性雰囲気は代表的には水素であり、不活性ガスを含んでいて良い。
焼結温度は材料によって決定する。しかし、好適な実施形態においては、焼結時の最高温度を1750℃以下とすることもできる。
焼成温度の下限も特になく、材料によって選択するが、例えば1350℃以上、更には1450℃以上とすることが好ましい。また、焼成体の色調(例えば黒化)に応じ、適宜加湿してよい(露点−10〜+10℃)。
また、好適な実施形態においては、成形体を1000℃以上、1200℃以下の温度で脱脂し、次いで焼結できる。脱脂は大気雰囲気中で行うことが好ましい。この際、炉内が酸欠状態にならないように、適宜大気もしくは酸素を供給してよい。
ゲルキャスト成形体中有機分は、通常成形(粉末プレス用バインダや押出し加工)法によって得られた成形体中の有機分に比べて分解しにくいので、本脱脂工程は有機分の分解促進に有効であり、焼結体の黒化抑制に効果的である。脱脂時間も限定されないが、30時間以上とすることが好ましく、60時間以上とすることが更に好ましい。
また、焼成体色調に応じ(例えば黒化)、1000〜1500℃で大気中アニールしてよい。この際、炉内が酸素欠乏状態にならないように、適宜大気もしくは酸素を供給してよい。
図1は、本発明で製造できる放電管1Aの一例を概略的に示す縦断面図である。図2は、図1の放電管1Aを使用した高圧放電灯を概略的に示す縦断面図である。
放電管1Aは、円管形状の中央発光部2Aと、中央発光部2Aの両側に設けられた一対の管状端部3と、中央発光部2Aと端部3とを連結する一対の連結部4とを備えている。中央発光部2Aの内部空間5と端部3の内部空間6とは連通している。2aは中央発光部2Aの外周面であり、2bは中央発光部2Aの内周面であり、3aは端部3の外周面であり、3bは端部3の内周面である。
図2は、図1の放電管を利用した高圧放電灯の設計例を概略的に示す縦断面図である。放電管1Aの端部3の開口3c付近には導電性部材8が封着用ガラス7で固定されており、導電性部材の端部には電極装置9が取り付けられている。そして、内部空間5、6にイオン化発光物質および始動ガスを充填し、一対の電極部材9の間でアーク放電を生じさせる。
導電性部材の材質としては、モリブデン、タングステン、レニウム、ニオブ、タンタルからなる群より選ばれた一種以上の金属、またはこれらの1種以上の金属とアルミナ、イットリア、石英からなる群より選ばれたセラミックからなる導電性サーメットが好ましい。中でも導電性サーメットは封着するセラミック放電管との熱膨張差が小さくできるため熱応力の発生を押さえることができるため有利である。
封着用ガラスは、アルミナ、イットリア、石英、および希土類酸化物からなる群より選ばれた二種以上のセラミックスの混合物であることが好ましい。
メタルハライド高圧放電灯の場合には、セラミック放電管の内部空間に、アルゴン等の不活性ガスとメタルハライドとを封入し、更に必要に応じて水銀を封入する。
これら高圧放電灯は、自動車用ヘッドランプ、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)、液晶プロジェクターなどの各種の照明装置に適用可能である。
また、本発明の透光性セラミックスは、例えば以下の用途に適用できる。
耐熱衝撃性を必要とする熱サイクル機関における構造体
高温炉等の目視窓
(実験1)
純度99.99%以上、BET表面積9〜15m/g、タップ密度0.9〜1.0g/cmの高純度アルミナ粉末に対して、500ppmの酸化マグネシウム粉末を添加した。この原料粉末をゲルキャスト法によって成形した。
具体的には、この粉末100重量部、分散媒(グルタル酸ジメチル:トリアセチン=90:10重量比)を40重量部、ゲル化剤(4,4‘−ジフェニルメタンジイソシアナート変成物)を4〜5重量部、分散剤(ポリマレイン酸共重合体)を3重量部、反応触媒(トリエチルアミン)を0.1〜0.3重量部混合した。具体的には、20℃で、分散媒に前記原料粉末を添加して分散し、次いでゲル化剤を添加して分散し、最後に反応触媒を添加することによりスラリーを作製した。このスラリーの粘度は300cpsである。
このスラリーを型内に注入し、2時間放置してゲル化させた。ゲル化した成形体を型から取り出し、60〜100℃で乾燥した。次いで成形体を1100℃で2時間脱脂した。焼成は、100%Dry水素中にて、各粒径で最も透過率が高くなるような最高温度条件で実施した。次いで、アニールを大気中1200℃で5時間実施した。
さらに、比較例として、前記の原料粉末を使用し、プレス成形体を用いて焼成体を得た。これら焼成体は0.5mm厚さに鏡面研磨し、日立製U−3400で直線透過率を測定した。測定波長は700nmとした。直線透過率25%以上を良好とした。測定結果を表1に示す。
Figure 2006160595
表1の結果から分かるように、原料平均粒径が0.3μm以下の場合には、直線透過率が30〜40%まで向上し、驚くべく高い透過率を示した。原料平均粒径が0.4、0.5μmの場合に比べても、原料平均粒径を0.3μm以下とすることで、著しく高い透過率が得られた。これに対して、プレス成形法の場合には、原料平均粒径が0.3μm以下となると、焼結体の直線透過率が大きく低下した。
(実験2)
実験1と同様にして焼結体を作製し、得られた試料の直線透過率を測定した。
ただし、原料平均粒径0.2μmのものを用い、成形〜乾燥した成形体について脱脂温度を、表2に示すように変更した。脱脂時の保持時間は2時間とした。焼成は100%Dry水素中にて1700℃×1時間、アニールは大気中1200℃×5時間とした。焼成体を0.5mm厚さに鏡面研磨し、日立製U−3400で直線透過率を測定した。測定波長は700nmとした。測定結果を表2に示す。
Figure 2006160595
このように、脱脂温度を1000〜1200℃とすることによって、直線透過率は最も向上した。なお、原料平均粒径0.3μm、0.1μmのものについても同様の実験を行い、これと同様の結果を得た。
(実験3)
実験1と同様のグリーン体について、焼成温度を変更したこと以外はまったく同様にして試験を行った。原料平均粒径は0.2μmである。焼成時の最高温度でのキープ時間は2時間とした。焼成は100%Dry水素中にてキープ時間1時間、アニールは大気中1200℃×5時間とした。その他評価条件は実験1と同じにした。更に、表3には、焼結体の室温での四点曲げ強度、1200℃での四点曲げ強度、平均粒径を示した。測定方法は以下のとおりである。
焼結体の室温での四点曲げ強度:
JIS R1601に準ずる。
1200℃での四点曲げ強度:
JIS R1604に準ずる。
原料平均粒径:
SEMによる直接観察によって測定する。
焼成体平均粒子径:
インターセプト法で算出する。
Figure 2006160595
この結果、原料平均粒径0.2μmの透光性アルミナの場合には、焼成温度は1520℃以上、1750℃以下とすることが最適であることが判明した。
(実験4)
実験1と同様にして焼結体を作製した。ただし、原料平均粒径0.1μmのものを用い、成形〜乾燥したグリーン体について焼成時の最高温度を、図4に示すように変更した。脱脂時の保持時間は2時間とした。焼成は100%Dry水素中にて保持時間1時間とし、アニールは大気中1200℃×5時間とした。
Figure 2006160595
このように、原料平均粒径0.1μmの透光性アルミナの場合には、焼成温度は1450℃以上、1600℃以下とすることが最適であることが判明した。1500℃で1時間焼成した場合には焼成後の平均粒径が1.0μm、気孔率は0.05%以下となり、微細な結晶粒であって極めて緻密な組織であった。また直線透過率は40%であった。
(実験5)
実験1と同様にして焼結体を作製した。ただし、原料平均粒径0.2μmのものを用い、成形〜乾燥したグリーン体について、1200℃で2時間保持した。焼成は、100%Dry水素中にて1700℃×1時間で行い、アニールは大気中で5時間保持した。アニール温度は、表5に示すように変更した。得られた焼結体を0.5mm厚さに鏡面研磨し、日立製U−3400で直線透過率を測定した。測定波長は700nmとした。
Figure 2006160595
表5から分かるように、アニール温度1000〜1500℃でアニールを行うことで、直線透過率が一層向上することが判明した。原料平均粒径0.1μmの場合も、これと同様の結果が得られた。
(実験6)
また、アルミナ分散媒として有機媒よりも一般的な水分散媒系のゲルキャスト法にて実験1使用の粉末(平均粒径0.2μm)を用い、1100℃脱脂、1650℃焼成、1200℃アニ−ルしたものについて直線透過率を測定した。
Figure 2006160595
表6から分かるように、値自体は顕著な差はないものの、n=20にて比較したところ、有機分散媒系の方がバラツキが小さい。同結果は水分散系がpHに敏感なためスラリー性状に潜在的なバラツキが生じたためと思われる。 また乾燥時のクラック(成形体内外部の乾燥収縮速度差に起因と推定)不良について、同不良による成形歩留が本有機分散媒系のものが98%であったことに対して水分散媒系のものが85%であった。これらの結果より有機分散媒系のゲルキャストがさらに好ましい。
(実験7)
また、有機分散媒系にて平均粒径0.2μmのアルミナを用い、1100℃脱脂、1650℃焼成、焼結添加物である酸化マグネシウムの平均粒径0.1〜0.6μmで変更して評価した。
Figure 2006160595
表7から分かるように、酸化マグネシウムの平均粒径は0.3μm以下が望ましい。
図3には、実験1の原料粒径0.1μmの実施例の電子顕微鏡写真を示す。この焼結体の平均粒径は1.8μmである。図4には、実験1の原料粒径0.2μmの実施例の顕微鏡写真を示す。この焼結体の平均粒径は4.2μmである。焼結体の平均粒径4.2μmと比較的に大きい場合でも高い直線透過率が得られていることは注目に値する。
(実施例8)
実施例1と同様にしてスラリーを作製し、このスラリーを型内に注入し、2時間放置してゲル化させた。ゲル化した成形体を型から取り出し、60〜100℃で乾燥した。成形体の寸法は、直径φ10mm、長さ50mmの丸棒状である。100時間放置後、この成形体の抗折強度(破壊荷重)を測定し、結果を表8に示す。
ただし、原料粉末をスラリー混合前に予熱することによって、原料粉末中の水分量をコントロールした。一般にアルミナ粉末は約450℃で加熱すると、水分量がゼロになる(「理化学辞典」「酸化アルミニウム」)とされている。このため、原料粉末を600℃で予熱することで水分量を0重量部とした。また、これと共に予熱温度を調整することによって、原料粉末中の水分量を、表8に示すように変更した。即ち、表8に示される水分量は、スラリー調合前に原料粉末に含有される水分量(結晶水と吸着水との双方を含む)である。
Figure 2006160595
表8に示すように、原料粉末中の水分量を0.03重量部以上とすることによって、成形体の強度が著しく向上する。
(実施例9)
実施例1と同様にしてスラリーを作製し、このスラリーを型内に注入し、2時間放置してゲル化させた。ゲル化した成形体を型から取り出し、60〜100℃で乾燥した。成形体の寸法は、直径φ10mm、長さ50mmの丸棒状である。100時間放置後、この成形体の抗折強度(破壊荷重)を測定し、結果を表9に示す。即ち、表9に示される水分量は、スラリー調合時に添加する水分量の値である。
ただし、原料粉末を600℃で予熱することで水分量を0重量部とした。そして、原料粉末を分散剤等と混合してスラリーを作製する際に、表9に示す各量の水分をスラリーに添加した。
Figure 2006160595
表9に示すように、スラリー中の水分量を0.03重量部以上とすることによって、成形体の強度が著しく向上する。
(実験10)
また、実験3の結果から高温強度の高いことが判るが、これを基に耐熱衝撃性について以下の試験をした。 定格入力35W用発光管の発光胴部の肉厚を0.2、0.25、0.3、0.5、0.6、0.7、0.8(mm:工並厚み)として、1分ON/1分OFFのスイッチングテストを100回行い、どの程度の過負荷入力に耐えうるかを確認した。以上のように0.25〜0.6mmで工並に対して特に顕著な効果が得られた
Figure 2006160595
本発明の方法で製造可能な発光管1Aの一例を概略的に示す縦断面図である。 図1の発光管1Aを使用して作製した高圧放電灯例を模式的に示す縦断面図である。 本発明例の焼結体のセラミックス組織を示す電子顕微鏡写真である。 本発明例の焼結体のセラミックス組織を示す電子顕微鏡写真である。
符号の説明
1A 発光管: 2A 発光部: 7 封着用ガラス: 9 電極部材

Claims (20)

  1. 透光性セラミックスを製造する方法であって、平均粒径0.3μm以下の原料粉末、分散媒およびゲル化剤を含むスラリーを注型し、このスラリーをゲル化させることによって成形体を得、この成形体を焼結させることを特徴とする、透光性セラミックスの製造方法。
  2. 前記成形体を常圧下で焼結させることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記透光性セラミックスが透光性アルミナであることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記焼結を還元性雰囲気下で行うことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  5. 前記焼結時の最高温度を1750℃以下とすることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  6. 前記成形体を1000℃以上、1200℃以下の温度で脱脂し、次いで焼結することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  7. 前記焼結体をアニール処理することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  8. 前記分散媒が、反応性官能基を有する有機分散媒であり、この有機分散媒と前記ゲル化剤とを化学結合させることにより前記スラリーをゲル化させることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  9. 前記分散媒が、多塩基酸エステルおよび多価アルコールの酸エステル類から選ばれた少なくとも1種類以上を含むことを特徴とする、請求項8記載の方法。
  10. 前記分散媒がグルタル酸ジメチルを含むことを特徴とする、請求項9記載の方法。
  11. 前記ゲル化剤が、分子内にイソシアナート基及び/又はイソチオシアナート基を有することを特徴とする、請求項8〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記スラリーが、ポリマレイン酸共重合体を分散剤として含むことを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  13. 焼結添加剤を前記スラリー中に平均粒径0.3μm以下の酸化物の形で添加することを特徴とする、請求項8〜12のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  14. 前記透光性セラミックスが多結晶アルミナであり、前記焼結添加剤が酸化マグネシウムであることを特徴とする、請求項13記載の方法。
  15. 前記スラリーにおいて、前記原料粉末の量を100重量部としたとき、前記スラリー中の全水分量を0.03重量部以上とすることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  16. 前記原料粉末が水分を含有することを特徴とする、請求項15記載の方法。
  17. 前記透光性多結晶アルミナセラミックスの室温における四点曲げ強度が500MPa以上であることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  18. 前記透光性アルミナセラミックスの1200℃における四点曲げ強度が300MPa以上であることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一つの請求項に記載の方法。
  19. 請求項1〜18のいずれか一つの請求項に記載の方法によって得られたことを特徴とする、透光性セラミックス。
  20. 請求項19記載の透光性セラミックスからなることを特徴とする、発光容器。
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