JP2006158502A - 天板に備えられた蓋体のロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓋体の開放位置であっても、係止部を蓋体から外部に向けて突出せず安全性に優れ、かつ挿通孔に物が落ちたり指等が挟まることのない天板に備えられた蓋体のロック装置を提供すること。
【解決手段】 ロック装置は、蓋体4の前部に設けた被係止部4bと、この被係止部4bと係脱可能な天板3側に設けた係止部18と、この係止部18を作動させる天板3側に設けた操作手段16,21とを備え、該操作手段を操作することで、係止部18が天板3の上面前部に穿設された挿通孔6aから上方に突出して被係止部4bと係合する係合位置と、係止部18の上端部18aが前記挿通孔6aと略面一をなして挿通孔6aの略全体を閉塞する係合解除位置とのいずれかをとるようにしている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、天板と、該天板上に載置された複数の機器を各々覆う閉塞位置と該機器の上方が開放される開放位置との間で移動しうる複数の蓋体と、該各蓋体を、蓋体の閉塞位置において同時に開放不能に保持しうるロック装置とを備えた蓋体のロック装置に関する。
従来の机やテーブル等には、天板に載置された機器を覆うようにして、天板上部を閉蓋可能な上蓋が上方に向けて開放可能に設けられており、この上蓋に位置固定可能なロック装置が設けられている。このロック装置は上蓋側に係止部である施錠杆が、天板の前端側に施錠杆と係合可能なラッチ杆とが設けられている。
そして電磁錠の通電状態で施錠杆がラッチ杆と非係合となり、上蓋の開放を行って、天板上の設置されるパソコン等の機器類を使用可能な状態にし、電磁錠の非通電状態で施錠杆がラッチ杆と係合し、上蓋が開放不能となるロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来例の一例として、天板の前端上面部に、蓋に設けられたフック部を有する係合部材を挿通可能な係止穴が形成されており、天板に蓋を閉蓋した際に係合部材が係止穴内に挿通され、自動的に蓋が閉位置にロックされ、ソレノイドに電流を流すと、係合部材が移動して係止穴から離脱し、蓋は上方に開放可能となる机の電動ロック機構も公知である(例えば、特許文献2参照)。
実用新案登録2555572号公報(段落0015〜段落0017、第6図) 実開平5−87176号公報(段落0015〜段落0017、図3、図4)
しかしながら、特許文献1および特許文献2にあっては、施錠杆や係合部材が蓋体より突出した状態になっているため、蓋体を天板に閉蓋位置または天板から蓋体を開放位置に移動する際に利用者の指や服等に施錠杆や係合部材が引っ掛かる等の恐れがあり安全性の面で問題があった。
また、特に特許文献2にあっては、天板に係合部材が挿通可能な係止穴が形成されているので、蓋体が天板から開放された位置では外部に係止穴が大きく露出された状態となり、例えば係止穴にゴミ等が入るために清潔感にかけ、また物が落ちたり挟まったりした場合、あるいは悪戯によりを何かで係止穴が埋められたような場合に、係合部材を係止穴に係合させることが困難となる不具合があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、蓋体の開放位置であっても、係止部を蓋体から外部に向けて突出せず安全性に優れ、かつ挿通孔に物が落ちたり指等が挟まることのない天板に備えられた蓋体のロック装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置は、天板と、該天板上に載置された機器を覆う閉塞位置と該機器の上方が開放される開放位置との間で移動しうる蓋体と、該蓋体を、蓋体の閉塞位置において開放不能に保持しうるロック装置とを備える机において、前記ロック装置は、前記蓋体の前部に設けた被係止部と、前記被係止部と係脱可能な天板側に設けた係止部と、該係止部を作動させる天板側に設けた操作手段とを備え、該操作手段を操作することで、前記係止部が前記天板の上面前部に穿設された挿通孔から上方に突出して前記被係止部と係合する係合位置と、前記係止部の上端部が前記挿通孔と略面一をなして挿通孔の略全体を閉塞する係合解除位置とのいずれかをとるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、係止部の係合解除位置で、係止部の上端部が天板の上面と略面一をなして挿通孔の略全体を閉塞するようにしたので、係止部が天板から突出することがなく安全性に優れ、挿通孔に物が落ちたり指が挟まったりすることが極力避けられる。
本発明の請求項2に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置は、請求項1に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置であって、前記係止部の上下方向中間部に略縦長の長孔を設け、該長孔に天板側に設けた固定ピンを摺動可能に挿通させ、前記係止部の下端部を前記操作手段に回動可能に軸支させ、該操作手段の略水平方向の左右移動により、前記係合位置と係合解除位置間で前記係止部を移動制御させたことを特徴としている。
この特徴によれば、係止部が支点を介して円弧運動するものと比較して、係止部の水平方向における左右の移動量を少なくすることができるため、挿通孔の幅を狭く設計でき、係止部の係合解除位置で、係止部の上端部が挿通孔の略全面を閉塞することが可能となる。
本発明の請求項3に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置は、請求項1または2に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置であって、前記操作手段は電動アクチュエータを備えた施解錠の切替操作によって制御されることを特徴としている。
この特徴によれば、電動アクチュエータを備えた施解錠によって操作手段を作動するので、施解錠をマニュアル操作でも、遠隔操作でも対応可能に構成できる。
本発明の請求項4に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の天板に備えられた蓋体のロック装置であって、前記操作手段が、複数の係止部を同時に作動する操作バーで構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、天板上に複数の蓋体が存在していても操作バーの作動によりロック装置の作動を同時に行うことができる。
本発明の請求項5に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置は、請求項4に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置であって、前記操作バーを、前記係止部を作動させる複数作動バーと、該複数の作動バーを相互に連結する連動バーとで構成したことを特徴としている。
この特徴によれば、作動バーと連動バーとを組み合わせ連結することで、天板上の蓋体の数に合わせて係止部を容易に増設することができる。
本発明の請求項6に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の天板に備えられた蓋体のロック装置であって、前記挿通孔を前記天板に着脱可能な閉塞板に形成させたことを特徴としている。
この特徴によれば、係止部の作動空間と挿通孔を別々に形成でき天板の加工が容易であると共に、閉塞板を取り外すことでロック装置の一部である係止部およびその近傍のメンテナンスを容易に行うことができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の実施例における天板にロック装置を備えた机の一部蓋体が開放された正面全体像を示す斜視図であり、図2は、机の全ての蓋体が閉じられた背面全体像を示す斜視図であり、図3は、図2のB−B線を示す側断面図であり、図4は、ロック装置の構造を示す分解組立斜視図であり、図5(a)は、図1のA−A線を示す要部拡大断面図でありロック装置の係合解除位置が示され、図5(b)は、図5(a)のC−C線を示す要部拡大平面図であり、図6(a)は、ロック装置の係合解除位置から係合位置までの移動の中途過程を示す要部拡大断面図であり、図6(b)は、ロック装置の係合位置を示す要部拡大断面図である。
本発明における机は、主としてノート型パソコン等の機器を常設させる学校内の専門教室に設置されるもので、教室の不使用時に机の天板上に設置される機器に蓋体を閉蓋させ、この蓋体を天板にロックさせることで、機器の盗難防止および外部からの破損防止を目的として利用されている。
そこで、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1に示されるように机1は、主に一対の脚柱2,2’と、脚柱2,2’の上端に支持固定された天板3と、一対の脚柱2,2’間に設けられた幕板2aと、天板3上面の長さ方向に沿って並列された3つの蓋体4と、から構成されている。これら3つの蓋体4により天板3が3つに区画されており、各区画毎に機器30を載置可能になっている。
以下、本実施例の説明において、机1の正面側を前方をとし、机1の背面側を後方とし、一方の脚柱2側を左方とし、他方の脚柱2’側を右方として説明する。なお、3つの蓋体4の構造は同一構造であるので、本実施例では適宜、一つの蓋体4の構造について以下に説明し、他の蓋体4,4の説明は割愛する。
そこで蓋体4について説明すると、蓋体4は上面を構成する蓋材4eと、蓋材4eの下面前端を支持する前面板4aと、蓋材4eの下面の左右に設けられた側面フレーム4d,4dと、前面板4aの背面側に設けられた後述する断面略逆L字型の被係止部としての係合片4bと、から構成されている。この蓋体4の側面フレーム4d,4dの後端部は、天板3上部後方に一対で立設された支持フレーム3b,3bにそれぞれ回転軸5で軸支されており、蓋体4はこの回転軸5を中心に旋回可能な構成となっている。
天板3の前端部には後で詳述する閉塞板6が各区画毎に設けられており、この閉塞板6の略中央位置に挿通孔6aが穿設され、蓋板4の係合片4bの下端面の中央位置には挿通孔6aより若干大きい係合孔4cが形成されており、蓋体4の閉塞時に挿通孔6aと係合孔4cとの位置が略同位置で重なる(図5参照)ようになっている。
天板3の前端部の下面には鍵ユニット22が設けられており、右側正面から施解錠ランプ22b、全旋錠ランプ22a、および蓋体4を開放不能にロックする電動アクチュエータを備えた施解錠(以下「施解錠」という)21が設けられている。天板3上面の後方位置からは、背面フレーム3cがやや斜め前方に向けて立設されており、背面フレーム3cによって蓋体4の閉塞時であっても、蓋体4の後方側が外部に開放されないようになっている。
図2に示されるように、蓋体4を閉塞させた状態では、機器30の外周が天板3,蓋材4e,前面板4a,背面フレーム3c,側面フレーム4d,4dに囲繞されることで機器30が外部から遮蔽され、蓋体4を上方に開放しない限り、機器30を取り出せないようになっている。さらに、蓋材4eの上面が天板3の上面に対して略水平になるように、前面板4aの背面に設けられた係合片4bを天板に支持させることで、各蓋体4の蓋材4eを天板3の代用として使用することが可能になっている。また、左方位置の蓋体4に対応する背面フレーム3cの左側端部には、施解錠ランプ3eおよび全施錠ランプ3dが設けられている。
次いで、図3に示されるように、蓋体4は回転軸5を中心に開放位置または閉塞位置に旋回移動可能になっている。この蓋体4の閉塞位置において、前面板4a背面にネジ等で固定された係合片4bが鍵ユニット22により開放不能に保持されている。
施解錠21には、旋錠信号および解錠信号等の各種信号の送受信を行う信号ケーブルと、電力を供給する給電ケーブルと、を含む通信ケーブル26が、脚柱2’内部に設けられた中継装置25に各々接続され、施解錠21に隣接して設けられた全旋錠ランプ22aおよび施解錠ランプ22bにも、通信ケーブル26を介して中継装置25に各々接続されている(図1参照)。
背面フレーム3cに設けられた全旋錠ランプ3dおよび施解錠ランプ3eにおいても、通信ケーブル26を介して中継装置25に各々接続されている(図2、3参照)。この中継装置25は、本実施例においては特に図示しないが、教室内に設けられた中央制御装置に通信ケーブル26を介して接続され、中継装置25と旋錠信号および解錠信号等の各種信号の送受信を相互に行えるようになっている。なお、ここでいう全旋錠ランプ3d,22aとは、図1に示した3つの蓋体4を連ねて配置された机1が複数配備されている場合に、全部の蓋体4の施錠状態を報知するランプであるが、本実施例においては、一つの机に3つの蓋体4が配置された例で説明するので、その3つの蓋体4の施錠状態を報知するランプとして取り扱う。
机1の正面側に設けられた全旋錠ランプ22aと施解錠ランプ22bと(図1参照)、机1の背面側に設けられた全旋錠ランプ3dと施解錠ランプ3eと(図2参照)、の点灯および消灯の制御について簡単に説明すると、全旋錠ランプ22a,3dは緑LED、施解錠ランプ22b,3eは赤LEDが用いられており、全ての蓋体4の開放時には、机の上の複数の蓋体4の施解錠状態を報知する施解錠ランプ22b,3eは点灯状態(3つの蓋体はすべて開錠状態にある。)で、全旋錠ランプ22a,3dは、本実施例では一個の机だけで説明してあるので消灯状態(3つの蓋体はすべて開錠状態にある。)となる。
また、全ての蓋体4の閉塞状態時にロック装置14で、全ての蓋体4を開放不能にロックさせた場合には、全旋錠ランプ22a,3dが点灯状態で、施解錠ランプ22b,3eが消灯状態となる。また、一部または全ての蓋体4がロックされない場合や、一部の蓋体4を開放した状態で他の蓋体4がロックされた場合等においては、全旋錠ランプ22a,3dが消灯状態で、施解錠ランプ22b,3eが点滅状態となる。つまり、ロック装置14の制御に何らかの不具合が発生した場合には、施解錠ランプ22b,3eが点滅されエラー報知される構成になっている。
このように机1の正面側からは全旋錠ランプ22aの点灯・消灯、施解錠ランプ22bの点灯・消灯・点滅によって各蓋体4の状態を一目で簡便に視認させることができ、背面側からも全旋錠ランプ3dの点灯・消灯、施解錠ランプ3eの点灯・消灯・点滅によって各蓋体4の施解錠状態を一目で簡便に視認することができる。
次に、ロック装置14について詳細に説明すると、図4に示されるようにロック装置14は、主に蓋体4の前部に設けられた係合片4b(本実施例では3つ)と、薄板状の閉塞板6(本実施例では3枚)と、係止部に相当するカマ錠18(本実施例では3つ)と、カマ錠18を移動制御する作動バー16(本実施例では3枚)と、隣り合う作動バー16,16同士を連結する連動バー17(本実施例では2枚)とからなり、施解錠21の切替操作により作動バー16が制御される。
天板3の前端部の左右方向には、上下に貫通する開口3aが所定間隔で3箇所形成されており、これら開口3aを閉蓋するように各閉塞板6がネジ29で天板3に取り付けられている。各閉塞板6には左右方向に矩形の挿通孔6aがそれぞれ形成され、各係合片4bには挿通孔6aに対応する位置にそれぞれ係合孔4cが形成されている。
各連動バー17の両端部には、各作動バー16の端部に形成されたネジ孔16cを介してビス28で連結固定させて一本の操作バー15が構成されている。連動バー17を増やして作動バー16を連結させれば、天板3上の蓋体4の数に合わせて適宜カマ錠18を容易に増設させることが可能である。
各作動バー16の中央位置には、カマ錠18が軸ピン16bで回動可能に固定されており、カマ錠18の上下方向の中間部に略縦方向に長い長孔形の摺動孔18cが形成されている。この摺動孔18cには、開口3aから前方に突設された固定ピン3a’が摺動可能に内挿されている。これにより、作動バー16の水平方向移動に対して、固定ピン3a’を中心とするカマ錠18の回動が左右方向に少なく上下方向に大きい旋回運動となる。
施解錠21は、鍵の受け口である鍵口21cと、鍵の手動回転および電気制御回転で回転制御される電動アクチュエータ21bと、この電動アクチュエータ21bの後端に後方向きに延設された偏心ピン21aとから構成され、この偏心ピン21aの先端部が右側の作動バー16の右側端部に形成された上下向きの長孔16aに内挿されている。
なお、施解錠21の電動アクチュエータ21bの回動は鍵の手動回転で行うようになっているが、前述の図3に示された施解錠21に接続された通信ケーブル26および中継装置25を介して、外部からの施解錠信号および給電により電動アクチュエータ21bを回動制御させて、施解錠21の作動を遠隔操作で行うことも可能となっている。
次いで、カマ錠18と係合片4bとの係合および係合解除の関係について、図5および図6を用いて具体的に説明する。まず図5(a)に示されるように、カマ錠18の上部には鈎状の鈎部18bが形成され、中央部に固定ピン3a’を内挿した長孔の摺動孔18cが形成され、下部に軸ピン16bが軸着された下端部18eが形成されている。
そして、閉塞板6は天板3の上面と面一になるようにネジ29で天板3に螺合されて取り付けられ、この閉塞板6の挿通孔6a内には鈎部18bの上端部18aが天板3および閉塞板6の上面と面一になる位置で、固定ピン3a’と下端部18を軸支する軸ピン16bによって位置固定されている。この閉塞板6と天板3の上面に係合片4bを載置させることで前述した蓋体4の閉蓋が行われる。
このように、天板3に形成された大径の開口3aを閉塞板6で閉蓋させることで、天板3に挿通孔6aを直に形成させるよりも、カマ錠18の作動空間となる開口3aと挿通孔6aを別々に形成することで、天板の加工が容易となり、また閉塞板6を取り外すことで、開口3aからカマ錠18およびその近傍のメンテナンスを容易に行うことができる。
鍵ユニット22内に設けられた作動バー16の長孔16aには、摺動可能に内挿された偏心ピン21a(図4参照)が長孔16aの中央に位置しており、後述する電動アクチュエータ21bの回動により、この偏心ピン21aは右回り(時計回り)に2点鎖線で示した如く回動可能になっている。
このように、カマ錠18の上端部18aが閉塞板6および天板3の上面と略面一をなした係合片4bとの係合が解除状態にあっては、図5(b)に示されるように挿通孔6aの略全体がカマ錠18の上端部18aで閉塞した状態なので、カマ錠18の鈎部18bを上方に突出させることなく、機器30の通常使用時の安全性が高められ、例えば挿通孔6aに物が落ちたり指が挟まったりすることが極力避けることができる構成となっている。
次いで、カマ錠18と係合片4bとの係合について説明する。施解錠21の電動アクチュエータ21bの回動により偏心ピン21a(図5(a)参照)が右回りに1/4回転すると、図6(a)に示されるように、偏心ピン21aが長孔16aの下方に向けて摺動し、作動バー16が通孔22c内を水平状態で左方に向けて移動され、軸ピン16bで軸支されたカマ錠18の下端部18eも左方に移動されていく。
これにより、カマ錠18の摺動孔18cが固定ピン3a’に対して上方に摺動しながら、この固定ピン3a’を軸としてカマ錠18が右回り(時計回り)に回動され、鈎部18bが挿通孔6aから係合孔4cを介して徐々に回動しながら上方に移動する。
さらに、電動アクチュエータ21bの回動により偏心ピン21aが右回りに1/4回転すると、図6(b)に示されるように、偏心ピン21aが長孔16aの中央位置に向けて摺動し、作動バー16も偏心ピン21aの回動により、水平状態で更に左方に向けて移動され、軸ピン16bで軸支されたカマ錠18の下端部18eも左方に移動されていく。
すると、摺動孔18cが固定ピン3a’に対して、さらに上方に摺動されながら、カマ錠18が固定ピン3a’を軸として右回りに回動されていき、軸ピン16bの位置が固定ピン3a’に対して垂直方向にほぼ重なる位置になると、鈎部18bが係合孔4cを介して係合片4bに係合されてカマ錠18と係合片4bとが係合状態となり、蓋体4が開放不能にロックされる。
このように、カマ錠18の中間位置の摺動孔18c内に固定ピン3a’を摺動可能に挿通させることで、カマ錠18の水平方向における左右の移動量を少なくすることができるため、閉塞板6の挿通孔6aの左右幅を狭く抑えることができ、カマ錠18の上端部18aで僅かな隙間を残して挿通孔6aの略全体が閉塞可能となる。
なお、カマ錠18と係合片4bの係合状態から、電動アクチュエータ21bの回動により偏心ピン21aが右回りに1/2回転すると、作動バー16が水平状態で右方に向けて移動し、係合片4bからカマ錠18が解除されて、前述した図5(a)に示された偏心ピン21aの位置と同位置に戻り、天板3および閉塞板6の上面と、カマ錠18の上端部18aが面一となって、カマ錠18と係合片4bの係合が解除状態となり、蓋体4が開放可能となる。つまり、施解錠21の電動アクチュエータ21bの回動が右回りに1/2回動される毎に、カマ錠18と係合片4bの係合状態と係合解除状態との切替えが繰り返し行われる構成になっている。
なお、他の2本の作動バー16にそれぞれ設けられたカマ錠18と係合片4bにおいても特に図示しないが、各作動バー16が連動バー17に連結され一本の操作バー15を構成しているので(図4参照)、施解錠21の偏心ピン21aの回動による施解錠切替によって、他の2本の作動バー16も同様に連動され、カマ錠18と係合片4bとの係合および係合解除が行われる。
このことから、天板3上に複数の蓋体4が存在していても、施解錠21の切替操作によって操作手段である操作バー15が水平状態で左方または右方に移動され、ロック装置14に設けられた複数のカマ錠18と係合片4bとの係合位置または係合解除位置を同時に切り替えられる。
以上実施例においては、蓋体4が開放位置にあっては、従来のように係止部であるカマ錠18が蓋体4から外部に向けて突出せず、カマ錠18の上端部18aで天板3側に形成された挿通孔6aを略閉塞した状態となることから、挿通孔6aに物が落ちたり指が挟まったりすることがなく、安全で悪戯がされにくい構造となっている。
そして、蓋体4の閉塞位置において、施解錠21の回動でカマ錠18を天板3前端の上面から上部に突設させて係合片4bに係合させることで、蓋体4を開放不能状態にすることができ、蓋体4を天板とした通常の机として使用可能となる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、天板3の開口3aに閉塞板6を取り付けているが、閉塞板6を使用せず天板3に直に挿通孔を形成させても良い。
また、上記実施例では、複数の作動バー16と連動バー17の連結により構成された操作バー15を用いているが、例えば一本の板状バーに複数のカマ錠18を設けるようにしても良い。
更に、上記実施例では、電気制御可能な施解錠21が用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、電気制御をともなわない従来公知のマニュアル錠を用いても良い。
本発明の実施例における天板にロック装置を備えた机の一部蓋体が開放された正面全体像を示す斜視図である。 机の全ての蓋体が閉じられた背面全体像を示す斜視図である。 図2のB−B線を示す側断面図である。 ロック装置の構造を示す分解組立斜視図である。 (a)は、図1のA−A線を示す要部拡大断面図でありロック装置の係合解除位置が示され、(b)は、(a)のC−C線を示す要部拡大平面図である。 (a)は、ロック装置の係合解除位置から係合位置までの移動の中途過程を示す要部拡大断面図であり、(b)は、ロック装置の係合位置を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 机
2、2’ 脚柱
3 天板
3a 開口
3a’ 固定ピン
3b 支持フレーム
3c 背面フレーム
3d 全旋錠ランプ
3e 施解錠ランプ
4 蓋体
4a 前面板
4b 係合片(被係止部)
4c 係合孔
4d 側面フレーム
4e 蓋材
5 回転軸
6 閉塞板
6a 挿通孔
6b ネジ孔
14 ロック装置
15 操作バー
16 作動バー
16a 長孔
16b 軸ピン
17 連動バー
18 カマ錠(係止部)
18a 上端部
18b 鈎部
18c 摺動孔
18d 軸孔
18e 下端部
21 電動アクチュエータを備えた施解錠
21a 偏心ピン
21b 電動アクチュエータ
22 鍵ユニット
22a 全旋錠ランプ
22b 施解錠ランプ
22c 通孔
25 中継装置
26 通信ケーブル(信号ケーブルと給電ケーブルを含む)
30 機器

Claims (6)

  1. 天板と、該天板上に載置された機器を覆う閉塞位置と該機器の上方が開放される開放位置との間で移動しうる蓋体と、該蓋体を、蓋体の閉塞位置において開放不能に保持しうるロック装置とを備える机において、前記ロック装置は、前記蓋体の前部に設けた被係止部と、前記被係止部と係脱可能な天板側に設けた係止部と、該係止部を作動させる天板側に設けた操作手段とを備え、該操作手段を操作することで、前記係止部が前記天板の上面前部に穿設された挿通孔から上方に突出して前記被係止部と係合する係合位置と、前記係止部の上端部が前記挿通孔と略面一をなして挿通孔の略全体を閉塞する係合解除位置とのいずれかをとるようにしたことを特徴とする天板に備えられた蓋体のロック装置。
  2. 前記係止部の上下方向中間部に略縦長の長孔を設け、該長孔に天板側に設けた固定ピンを摺動可能に挿通させ、前記係止部の下端部を前記操作手段に回動可能に軸支させ、該操作手段の略水平方向の左右移動により、前記係合位置と係合解除位置間で前記係止部を移動制御させた請求項1に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置。
  3. 前記操作手段は電動アクチュエータを備えた施解錠の切替操作によって制御される請求項1または2に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置。
  4. 前記操作手段が、複数の係止部を同時に作動する操作バーで構成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の天板に備えられた蓋体のロック装置。
  5. 前記操作バーを、前記係止部を作動させる複数作動バーと、該複数の作動バーを相互に連結する連動バーとで構成した請求項4に記載の天板に備えられた蓋体のロック装置。
  6. 前記挿通孔を前記天板に着脱可能な閉塞板に形成させた請求項1乃至5のいずれかに記載の天板に備えられた蓋体のロック装置。
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