JP2006157375A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
アンテナ装置の設置に係る汎用性を向上させること。
【解決手段】
磁心11と、磁心11に巻回される被覆電線12とを備えるラゲージアンテナ10において、被覆電線12がその巻き始め側12a及び巻き終わり側12bに所定の長さの導出部12cを残して磁心11の長手方向の一方側11cから他方側11dに巻回されると共に、磁心11の長手方向の略中央部11kにて導出部12cが束ねられ、束ねられた導出部12cの端末12dにコネクタ12eが設けられる構成としたこと。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アンテナ装置に関するものである。
公知のアンテナ装置として、後述の特許文献1に記載のものがある。このアンテナ装置について、図11を参照して説明する。
アンテナ装置1は、車両のドアミラーに設けられている。アンテナ装置1は、ドアミラーのベース部材2の背面側(図11中矢示参照)に取り付けられている。さらに、ベース部材2の背面側には、アンテナ装置1を挟みこむように、ハウジング3が取り付けられている。ベース部材の手前側(図11中矢示参照)には、ミラー(図示なし)が設けられる。
アンテナ装置1は、2つのループアンテナ4,5を備えている。ループアンテナ4は、磁心4aに導線が巻回されて成り、ループアンテナ5におけるループ面の中心に配置されている。ループアンテナ4の磁心4aには、制御装置(図示なし)に接続される2本の信号線4bが、導線とともに巻回されている。
特公平6−38562号公報(第1図参照)
ところで、上述のアンテナ装置1においては、2本の信号線4bの両方が、ループアンテナ4の磁心4aにおける室内側(図11中矢示参照)から外部に導出されている。つまり、磁心4aに対する信号線4bの巻き始め側と巻き終わり側の両方が、磁心4aの室内側から外部に導出されている。
この構造においては、仮に、信号線4aに接続される制御装置(接続対象物)に対してアンテナ装置1が室内側に設置される場合には、アンテナ装置1が室外側(図11中矢示参照)に配置される場合に比べて、アンテナ装置1と制御装置とを接続する信号線4bの配策構造が大きく異なったものとなる。例えば、磁心4aの室内側から導出された信号線4bを磁心4a(アンテナ装置1)の室外側へと配策することになるので、信号線4bの長さが余分に必要となる。また、信号線4bを屈曲させる箇所が増えることにより、信号線4bの配策構造が複雑化する可能性がある。
このように、アンテナ装置1を設置する場合、自身に信号線を介して接続される接続対象物との位置関係によっては不都合が生じることとなり、その設置に係る汎用性の観点から考えると、改善の余地があった。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、アンテナ装置の設置に係る汎用性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、磁心と、該磁心に巻回される被覆電線とを備えるアンテナ装置において、前記被覆電線がその巻き始め側及び巻き終わり側に所定の長さの導出部を残して前記磁心の長手方向の一方側から他方側に巻回されると共に、前記磁心の長手方向の略中央部にて前記導出部が束ねられ、束ねられた該導出部の端末にコネクタが設けられる構成としたことである。
好ましくは、請求項2に記載の様に、前記被覆電線が巻回された前記磁心を収容すると共に、前記被覆電線の導出部が挿通される通路と、該通路に設けられる凹部とを備えるケースと、前記凹部と係合する凸部が設けられ、前記ケースに嵌合されるカバーとをアンテナ装置が備え、前記カバーが前記ケースに嵌合される時に、前記通路に挿通された前記被覆電線の導出部が、前記凹部と前記凸部との間に挟み込まれると良い。
好ましくは、請求項3に記載の様に、前記被覆電線が巻回された前記磁心を収容すると共に、前記被覆電線の導出部が挿通される通路と、該通路に設けられる凸部とを備えるケースと、前記凸部と係合する凹部が設けられ、前記ケースに嵌合されるカバーとをアンテナ装置が備え、前記カバーが前記ケースに嵌合される時に、前記通路に挿通された前記被覆電線の導出部が、前記凹部と前記凸部との間に挟み込まれると良い。
好ましくは、請求項4に記載の様に、前記磁心は、磁性体と、該磁性体を保持する保持体とを備え、該保持体には、前記被覆電線の巻き始め側及び巻き終わり側を前記保持体に対して係止する係止部が予め一体に設けられると良い。
好ましくは、請求項5に記載の様に、前記保持体には、前記被覆電線の導出部を束ねる結束部が予め一体に設けられると良い。
好ましくは、請求項6に記載の様に、前記係止部は爪状を呈し、前記被覆電線の巻き始め側及び巻き終わり側は、前記係止部に引っ掛けられることで、前記保持体に対して係止されると良い。
好ましくは、請求項7に記載の様に、前記結束部は爪状を呈し、前記被覆電線の導出部は、前記結束部に引っ掛けられることで束ねられると良い。
請求項1に記載の発明によれば、被覆電線は、その巻き始め側及び巻き終わり側に所定の長さの導出部を残して磁心に巻回され、導出部は、磁心の長手方向の略中央部にて束ねられる。束ねられた導出部の端末には、コネクタが設けられる。
この構造によれば、コネクタに接続される対象物が、アンテナ装置における磁心の一方側に近い位置及び他方側に近い位置のいずれに設置される場合であっても、導出部の端末に設けられたコネクタを対象物に好適に接続できる。
その結果、コネクタに接続される対象物の位置にかかわらずアンテナ装置を設置でき、アンテナ装置の設置に係る汎用性を向上できる。
請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、カバーがケースに嵌合される時に、被覆電線の導出部は、ケースの通路内にて凹部と凸部との間に挟みこまれることで、凹部及び凸部の形状に沿って折り曲げられる。この場合、被覆電線の導出部のうち、ケースの通路内に配策される部分は、カバーが嵌合される前に比べて見かけ上長くなる。これにより、被覆電線の導出部のうち、ケースの外部に露出する部分が短くなり、被覆電線の導出部の配策構造が簡略化される。
請求項4に記載の発明によれば、磁心の保持体に予め一体に設けられた係止部により、被覆電線の巻き始め側及び巻き終わり側が、保持体に対して係止される。この場合、被覆電線の巻き始め側及び巻き終わり側を保持体に対して固定するための部品が必要なく、アンテナ装置における部品点数が低減される。
請求項5に記載の発明によれば、磁心の保持体に予め一体に設けられた結束部により、被覆電線の導出部が束ねられる。この場合、被覆電線の導出部を束ねるための部品が必要なく、アンテナ装置における部品点数が低減される。
請求項6に記載の発明によれば、被覆電線の巻き始め側及び巻き終わり側は、爪状の係止部に引っ掛けられることで、磁心の保持体に対して係止される。この場合、被覆電線の巻き始め側及び巻き終わり側を保持体に対して簡単に係止でき、アンテナ装置の組み立て性が向上する。
請求項7に記載の発明によれば、被覆電線の導出部は、爪状の結束部に引っ掛けられることで束ねられる。この場合、被覆電線の導出部を簡単に束ねることができ、アンテナ装置の組み立て性が向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。
図1は、本発明に係るラゲージアンテナ10(アンテナ装置)の外観構造を示す図である。図2は、図1におけるII−II線に沿う断面図である。
ラゲージアンテナ10は、スマートエントリーシステムを構築する一部品で、車両のバンパーカバー内のボディパネル9に取り付けられている。ラゲージアンテナ10は、車両に設けられるトランクリッド(図示なし)を、メカニカルキー操作や既存のリモコンキーのボタン操作を行うことなく施解錠するためのものである。
トランクリッドが施錠されている状態で、携帯機を持ったユーザが、トランクリッド近傍に設けられたスイッチ(図示なし)を押すと、ラゲッジアンテナ10を介して、車両から携帯機に電波が発信される。これを受けて、携帯機と車両との間でIDコードが照合され、これらIDコードが一致した場合には、トランクリッドが解錠される構造となっている。
ラゲージアンテナ10は、磁心11と、被覆電線12と、ケース13と、カバー14とを備えている。
磁心11には、被覆電線12が巻回されている。被覆電線12の巻き始め側12a及び巻き終わり側12bは、磁心11から導出されている。磁心11から導出された被覆電線12の巻き始め側12a及び巻き終わり側12bは、導出部12cを成している。ケース13は、被覆電線12が巻回された磁心11を収容している。ケース13には、カバー14が嵌合されている。被覆電線12の導出部12cは、ケース13の内部を経由して、ケース13の外部に導出されている。被覆電線12の導出部12cの端末12dには、コネクタ12eが取り付けられている。コネクタ12eは、トランクリッドの施解錠を司る制御装置(図示なし、対象物)に接続される。以下、これら磁心11、被覆電線12、ケース13、及びカバー14の詳しい構造について、図3乃至図9を参照して説明する。
図3は、磁心11の構造を示す上面図、図4は、被覆電線12が巻回された磁心11の構造を示す上面図、図5は、被覆電線12が巻回された磁心11の構造を示す正面図(図4におけるV方向矢視図)である。
磁心11は、リボン11a(磁性体)と、ボビン11b(保持体)とを備えている。リボン11aは、ボビン11bに巻回されている。
リボン11aは、薄帯状のアモルファス合金から成る。リボン11aの材質は、薄帯状のアモルファス合金に限定されず、薄帯状の磁性材料であれば良い。ボビン11b(保持体)は、ガラス繊維強化の樹脂材料(例えば、PPS、液晶ポリマー樹脂)からなり、リボン11aを保持している。ボビン11bの材質は、絶縁体であれば良いが、ある程度の強度及び柔軟性を有する樹脂材料を用いることが好ましい。
ボビン11bは、大まかには、細長の薄板形状を呈している。ボビン11bにおいて、その長手方向(図3示左右方向)の一方側11c及び他方側11dには、係止部11e,11fがそれぞれ一体に設けられている。係止部11e,11fは、ボビン11bの厚み方向(図3於紙面直交方向)に延在する爪状を呈している。ボビン11bにて、その長手方向の略中央部11kには、結束部11g,11hが一体に設けられている。結束部11g,11hは、係止部11e,11fと同様に、ボビン11bの厚み方向(図3於紙面直交方向)に延在する爪状を呈している。
被覆電線12は、銅線をより合わせた心線と、この心線を同軸に被覆する絶縁体の被覆材とで形成された汎用のものである。
図4及び図5に示す様に、被覆電線12は、ボビン11bに対し、一方側11cから巻き始められると共に他方側11dにて巻き終わる。被覆電線12の巻き始め側12a及び巻き終わり側12bは、ボビン11bに予め一体に設けられた係止部11e,11fにより、ボビン11bに対してそれぞれ係止される。この場合、被覆電線12の巻き始め側12a及び巻き終わり側12bは、爪状の係止部11e,11fに引っ掛けられることで、ボビン11bに対して係止される。
ボビン11bに対して係止された被覆電線12の巻き始め側12a及び巻き終わり側12bの残り、すなわち被覆電線12の導出部12cは、ボビン11bに予め一体に設けられた結束部11g,11hにより、ボビン11bの長手方向の略中央部11kにて束ねられる。この場合、被覆電線12の導出部12cは、爪状の結束部11g,11hに引っ掛けられることで束ねられる。束ねられた被覆電線12の導出部12cの端末12dには、コネクタ12eが設けられている。コネクタ12eは、上述した制御装置に接続される。
本実施形態において、被覆電線12の導出部12cを束ねる結束部11g,11hは、ボビン11bの長手方向の略中央部11kに設けられている。したがって、被覆電線12にコネクタ12eを介して接続される制御装置が、ラゲージアンテナ10における磁心11の一方側11cに近い位置及び他方側11dに近い位置のいずれに設置される場合であっても、磁心11と制御装置との間において、被覆電線12の導出部12cの配策には、不都合が生じない。その結果、磁心11から導出された被覆電線12の導出部12cを、コネクタ12eを介して、制御装置に好適に接続できる。
図6は、ケース13の構造を示す上面図、図7は、ケース13の構造を示す正面図(図6におけるVII方向矢視図)である。なお、図7においては、部分的に断面が描かれている。
ケース13は、樹脂材料からなり、大まかには、細長の箱状を呈している。ケース13は、保持部13aと、通路13bとを備えている。
保持部13aは、ケース13の長手方向(図6及び図7示左右方向)に延在し、ケース13の厚み方向(図7示上下方向)に関して凹状を成している。保持部13aは、被覆電線12が巻回された磁心11(図4及び図5参照)を保持する。保持部13aの幅方向(図6示上下方向)の寸法は、被覆電線12が巻回された磁心11の厚み方向(図5示上下方向)の寸法に対応して設定されている。被覆電線12が巻回された磁心11は、そのボビン11bがケース13の保持部13aに圧入されることで、ケース13に対して保持される構造となっている。
通路13bは、大まかにはケース13の長手方向に延在し、ケース13の厚み方向に関して凹状を成している。通路13bには、磁心11から導出された被覆電線12の導出部12cが挿通される。通路13bには、凹部13cが設けられている。凹部13cは、通路13bにおいて、ケース13の長手方向の各側に2箇所ずつ、計4箇所に設けられている(図7においては2箇所にのみ符番を付す)。凹部13cは、ケース13の厚み方向に関して凹状を成している。凹部13cは、通路13bの延在する方向に沿って設けられている。
また、ケース13は、支持部13dと、爪部13eとをさらに備えている。支持部13dは、ケース13の長手方向の各側にて、通路13bに連続して設けられている。支持部13dは、被覆電線12の導出部12c端末12dに設けられたコネクタ12eを支持する。爪部13eは、ケース13の長手方向の各側にて、保持部13aの近傍に設けられている。この爪部13eの作用については、後述する。
図8は、カバー14の構造を示す上面図、図9は、図8におけるIX−IX線に沿う断面図である。
カバー14は、樹脂材料からなり、大まかには、細長の板状を呈している。カバー14は、ベース14aと、凸部14bと、嵌合部14cとを備えている。
ベース14aは、板状を呈し、カバー14の構造における基部として機能する。
凸部14bは、ベース14aにおいて、カバー14の長手方向(図8及び図9示左右方向)の各側に2箇所ずつ、計4箇所に設けられている。凸部14bは、カバー14の厚み方向(図9示上下方向)に関して凸状を成している。
嵌合部14cは、ベース14aにおいて、長手方向の両側に設けられている。嵌合部14cは、カバー14の厚み方向に関してベース14aから延在している。
カバー14は、磁心11を保持したケース13に対し、この磁心11を覆うように嵌合される。カバー14がケース13に嵌合された時には、カバー14の凸部14bが、ケース13の凹部13cに対向し、且つ係合するようになっている。なお、本実施形態においては、カバー14に凸部14b、ケース13に凹部13cが設けられているが、これに限定されない。例えば、カバー14に凹部、ケース13に凸部が設けられ、これら凹部と凸部とが、カバー14のケース13への嵌合時に、互いに対向し、且つ係合する構造であっても良い。
以下、ラゲージアンテナ10の組み立て作業について、図10(a)〜(c)を参照して説明する。図10(a)〜(c)は、カバー14がケース13に嵌合される時の態様を模式的に示す図である。
まず、図10(a)に示す様に、被覆電線12が巻回された磁心11をケース13の保持部13aに圧入すると共に、磁心11から導出された被覆電線12の導出部12cをケース13の通路13bに挿通する。
このとき、磁心11から導出された被覆電線12の導出部12cは、図10(b)に示す様に、ケース13の通路13bに設けられた凹部13c上に配置され、まっすぐに伸びた状態となっている。
この状態で、ケース13に対し、カバー14を同図中の矢示A方向に移動させると、図10(c)に示す様に、カバー14がケース13に嵌合され、ケース13の通路13b内にて、カバー14の凸部14bとケース13の凹部13cとが互いに係合する。これにともなって、カバー14の凸部14bとケース13の凹部13cとの間に被覆電線12の導出部12cが挟み込まれ、これら部位の形状に沿って被覆電線12の導出部12cが折り曲げられる。なお、被覆電線12の導出部12cの端末12dに取り付けられたコネクタ12eは、カバー14がケース13に嵌合される時に、ケース13の支持部13dに取り付けられる。
被覆電線12の導出部12cのうち、ケース13の通路13b内に配策される部分は、ケース13の凹部13cとカバー14の凸部14bとによって折り曲げられたことで、カバー14がケース13に嵌合される前に比べて、見かけ上長くなる。これにより、カバー14がケース13に嵌合された状態のラゲージアンテナ10において、被覆電線12の導出部12cのうち、ケース13の外部に露出する部分を短くできる。
したがって、被覆電線12の導出部12cの長さを好適に設定しておくことで、ラゲージアンテナ10においては、被覆電線12の導出部12cのうち、ケース13の外部に露出する部分の長さを最小限のものとできる。その結果、ラゲージアンテナ10の周囲にある部材との干渉から被覆電線12の導出部12cを保護するための部材(例えば、保護チューブ)が必要なく、ラゲージアンテナ10における部品点数が低減される。
以上説明した様に、本発明のラゲージアンテナ10によれば、被覆電線12は、その巻き始め側12a及び巻き終わり側12bに所定の長さの導出部12cを残して磁心11に巻回され、導出部12cは、磁心11の長手方向の略中央部12kにて束ねられる。束ねられた導出部12cの端末12dには、コネクタ12eが設けられる。
この構造によれば、コネクタ12eに接続される制御装置が、ラゲージアンテナ10における磁心11の一方側11cに近い位置及び他方側11dに近い位置のいずれに設置される場合であっても、導出部12cの端末12dに設けられたコネクタ12eを制御装置に好適に接続できる。
その結果、コネクタ12eに接続される制御装置の位置にかかわらずラゲージアンテナ10を設置でき、ラゲージアンテナ10の設置に係る汎用性を向上できる。
また、本発明によれば、カバー14がケース13に嵌合される時に、被覆電線12の導出部12cは、ケース13の通路13b内にて凹部13cと凸部14bとの間に挟みこまれることで、これら部位(凹部13c及び凸部14b)の形状に沿って折り曲げられる。この場合、被覆電線12の導出部12cのうち、ケース13の通路13b内に配策される部分は、カバー14が嵌合される前に比べて見かけ上長くなる。これにより、被覆電線12の導出部12cのうち、ケース13の外部に露出する部分が短くなり、被覆電線12の導出部12cの配策構造が簡略化される。
また、本発明によれば、磁心11において、ボビン11bに予め一体に設けられた係止部11e,11fにより、被覆電線12の巻き始め側12a及び巻き終わり側12bが、ボビン11bに対して係止される。この場合、被覆電線12の巻き始め側12a及び巻き終わり側12bをボビン11bに対して固定するための部品が必要なく、ラゲージアンテナ10における部品点数が低減される。
また、本発明によれば、磁心11において、ボビン11bに予め一体に設けられた結束部11g,11hにより、被覆電線12の導出部12cが束ねられる。この場合、被覆電線12の導出部12cを束ねるための部品が必要なく、ラゲージアンテナ10における部品点数が低減される。
また、本発明によれば、被覆電線12の巻き始め側12a及び巻き終わり側12bは、爪状の係止部11e,11fに引っ掛けられることで、磁心11のボビン11bに対して係止される。この場合、被覆電線12の巻き始め側12a及び巻き終わり側12bをボビン11bに対して簡単に係止でき、ラゲージアンテナ10の組み立て性が向上する。
また、本発明によれば、被覆電線12の導出部12cは、爪状の結束部11g,11hに引っ掛けられることで束ねられる。この場合、被覆電線12の導出部12cを簡単に束ねることができ、ラゲージアンテナ10の組み立て性が向上する。
図1は、本発明に係るラゲージアンテナ10の外観構造を示す図。 図1におけるII−II線に沿う断面図。 磁心11の構造を示す上面図。 被覆電線12が巻回された磁心11の構造を示す上面図。 被覆電線12が巻回された磁心11の構造を示す正面図(図4におけるV方向矢視図)。 ケース13の構造を示す上面図。 ケース13の構造を示す正面図(図6におけるVII方向矢視図)。 カバー14の構造を示す上面図。 図8におけるIX−IX線に沿う断面図。 カバー14がケース13に嵌合される時の態様を模式的に示す図。 公知のアンテナ装置の構造を示す図。
符号の説明
10 ラゲージアンテナ(アンテナ装置)
11 磁心
11a リボン(磁性体)
11b ボビン(保持体)
11c 一方側
11d 他方側
11e 係止部
11f 係止部
11g 結束部
11h 結束部
11k 略中央部
12 被覆電線
12a 巻き始め側
12b 巻き終わり側
12c 導出部
12d 端末
12e コネクタ
13 ケース
13b 通路
13c 凹部
14 カバー
14b 凸部

Claims (7)

  1. 磁心と、該磁心に巻回される被覆電線とを備えるアンテナ装置において、
    前記被覆電線がその巻き始め側及び巻き終わり側に所定の長さの導出部を残して前記磁心の長手方向の一方側から他方側に巻回されると共に、前記磁心の長手方向の略中央部にて前記導出部が束ねられ、束ねられた該導出部の端末にコネクタが設けられる
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記被覆電線が巻回された前記磁心を収容すると共に、前記被覆電線の導出部が挿通される通路と、該通路に設けられる凹部とを備えるケースと、
    前記凹部と係合する凸部が設けられ、前記ケースに嵌合されるカバーと
    を備え、
    前記カバーが前記ケースに嵌合される時に、前記通路に挿通された前記被覆電線の導出部が、前記凹部と前記凸部との間に挟み込まれることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記被覆電線が巻回された前記磁心を収容すると共に、前記被覆電線の導出部が挿通される通路と、該通路に設けられる凸部とを備えるケースと、
    前記凸部と係合する凹部が設けられ、前記ケースに嵌合されるカバーと
    を備え、
    前記カバーが前記ケースに嵌合される時に、前記通路に挿通された前記被覆電線の導出部が、前記凹部と前記凸部との間に挟み込まれることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記磁心は、磁性体と、該磁性体を保持する保持体とを備え、
    該保持体には、前記被覆電線の巻き始め側及び巻き終わり側を前記保持体に対して係止する係止部が予め一体に設けられることを特徴とする請求項2若しくは請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記保持体には、前記被覆電線の導出部を束ねる結束部が予め一体に設けられることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記係止部は爪状を呈し、前記被覆電線の巻き始め側及び巻き終わり側は、前記係止部に引っ掛けられることで、前記保持体に対して係止されることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記結束部は爪状を呈し、前記被覆電線の導出部は、前記結束部に引っ掛けられることで束ねられることを特徴とする請求項6に記載のアンテナ装置。
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