JP2006154246A - 電子楽器及び楽音パラメータ制御プログラム - Google Patents

電子楽器及び楽音パラメータ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】楽音パラメータの具体的特性を意識することなく、演奏コントローラへの楽音パラメータの割当てを容易に設定し、所望の楽音パラメータ制御を実現する。
【解決手段】この電子楽器のテンプレート記憶部M1には、演奏コントローラ15の夫々に対応して複数の楽音パラメータ割当てテンプレートTMが記憶されており、各テンプレートTMは、対応するコントローラに割り当て可能な複数のパラメータ情報から成り特徴情報を有する。或る演奏コントローラに対応してテンプレート特徴情報をユーザに提示し所望テンプレートが選択されると(M2)、そのパラメータ情報を該演奏コントローラに対する楽音パラメータ設定値DAとして設定し、レジスタRG1〜nに保持させる(M3)。該演奏コントローラ操作によるユーザ操作値DBと設定値DAに応じてパラメータ制御値DCを生成し(M5)、制御値DCに応じて所望の楽音信号を生成する(M7)。
【選択図】図3

Description

この発明は、楽音を制御するための複数の楽音パラメータの演奏コントローラへの割当てを可変に設定することができる電子楽器に関する。
従来より、電子楽器には、ホイールやぺダル等の演奏コントローラを設けて、鍵盤演奏による楽音について、音量制御や音色制御、或いは、種々の効果付与等の制御を行うことができる。近年、電子楽器の機能の多様化に伴い、様々な楽音制御を行うことが可能となり、楽音を制御するための楽音パラメータの種類も増えてきたのに伴い、1つの演奏コントローラにより複数の楽音パラメータを可変に設定することができる機能が電子楽器に備えられるようになった。
1つの演奏コントローラにより複数の楽音パラメータを可変設定する場合に、設定可能な楽音パラメータの数が増えるてくると、コントローラに対するパラメータ設定状態が複雑になり、演奏者にとってはコントローラとパラメータの対応関係が分かりにくくなる。また、演奏コントローラに楽音パラメータを割り当てる場合、演奏コントローラの操作をどの楽音パラメータにどの程度反映させるべきかは、ユーザが楽音パラメータの意味を十分に理解した上で決める必要があり、試行錯誤して決めることが多いのが実情である。
このような状況に対して、例えば、特許文献1には、或る演奏コントローラについて設定された楽音パラメータを一括してコピーし別の演奏コントローラに割り当てることによって、演奏コントローラの設定を変更することができる電子楽器が提案されている。しかしながら、この方法で既存の演奏コントローラ設定をコピーして所望の楽音パラメータ制御を実現しようとしても、ユーザは、コピー元の演奏コントローラ設定での振る舞いを知った上でないと、どの演奏コントローラ設定からコピーしてくればよいか分からない。
特開平7−199937号公報
この発明は、このような事情に鑑み、楽音を制御するための複数の楽音パラメータの具体的特性を意識することなく、演奏コントローラへの複数の楽音パラメータの割当てを容易に設定することができ、演奏コントローラにより所望の楽音パラメータ制御を実現することができる電子楽器を提供することを目的とする。
この発明の1つの特徴に従うと、ユーザ操作に応じて操作値(DB)を出力する演奏コントローラ(15)と、この演奏コントローラ(15)に割り当て可能な複数の楽音パラメータ制御機能を表わすパラメータ情報(CP)で構成され特徴情報(FT)が付与された楽音パラメータ割当てテンプレート(TM:TM1〜TMm)を複数(m)個記憶する記憶手段(M1)と、複数の楽音パラメータ制御値(DC)に応じて楽音信号を生成する楽音生成手段(M7)と、記憶手段に記憶された複数個の楽音パラメータ割当てテンプレート(TM)の特徴情報(FT)を表示して所望の楽音パラメータ割当てテンプレート(TM)の選択を受け付ける(S2〜S4)表示及び受付手段(M2)と、この表示及び受付手段(M2)により選択が受け付けられた楽音パラメータ割当てテンプレート(TM)を構成する複数のパラメータ情報(CP)に基づいて演奏コントローラ(15)の操作に関係する複数の楽音パラメータ設定値(DA)を設定する(S5)パラメータ処理手段(M3)と、このパラメータ処理手段(M3)により設定された楽音パラメータ設定値(DA)と演奏コントローラ(15)の操作値(DB)に応じて楽音パラメータ制御値(DC)を生成するパラメータ生成手段(M5)とを具備する電子楽器(コンピュータ)〔請求項1〕が提供され、上述した演奏コントローラ(15)、記憶手段(M1)及び楽音生成手段(M7)を具備するコンピュータ(電子楽器)を、上述した表示及び受付手段(M2)、パラメータ処理手段(M3)並びにパラメータ生成手段(M5)として機能させるための楽音パラメータ制御プログラム〔請求項4〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の対応する参照記号等を表わす。
また、この電子楽器のパラメータ処理手段(M3)は、楽音パラメータ設定値を修正する修正手段(S7)と、修正された楽音パラメータ設定値を含む複数の楽音パラメータ設定値(CP)と新たな特徴情報(FT)とから構成される新たな楽音パラメータ割当てテンプレート(TM)を記憶手段(M1)に追加的に記憶させる追加記憶手段(S10)とを備える〔請求項2〕ように構成することができる。
さらに、この電子楽器の表示及び受付手段(M2)は、予め定められた優先順位に従って複数の楽音パラメータ割当てテンプレート(TM)の特徴情報(FT)を表示する(S3)〔請求項3〕ように構成することができる。
この発明による電子楽器では、ユーザ操作に応じて操作値(DB)を出力する各演奏コントローラ(15)に割り当てられる複数の楽音パラメータ制御機能(CP)を特徴情報(FT)と共にテンプレート化し、これをパラメータ割当てテンプレート(TM:TM1〜TMm)として複数(m)用意しておき、表示及び受付手段(M2)によって、ユーザに演奏コントローラ毎に特徴情報(FT)を提示し所望のテンプレートを選択させる。ユーザが或る演奏コントローラについて或るパラメータ割当てテンプレート(TM)を選択すると、パラメータ処理手段(M3)は、選択されたテンプレート(TM)により当該演奏コントローラに対応付けられた各楽音パラメータ制御機能(CP)を、パラメータ生成手段(M5)内の対応する各パラメータレジスタ(又はテーブル)(RG1〜RGn)に、楽音パラメータ設定値(DA)として設定する。そして、パラメータ生成手段(M5)は、当該演奏コントローラが出力する操作値(DB)と、当該演奏コントローラの操作に関係するパラメータレジスタ(又はテーブル)(RG1〜RGn)の楽音パラメータ設定値(DA)に応じて、当該演奏コントローラ(15)に対応付けられている楽音パラメータの制御値(DC)を生成し、楽音信号生成手段(M7)は、この楽音パラメータ制御値(DC)に従って所望の楽音パラメータ制御がなされた楽音信号を生成する。
この発明によると、このように、予め各演奏コントローラに割り当てられる複数の楽音パラメータ制御機能を特徴情報(FT)と共にテンプレート化した複数個のパラメータ割当てテンプレート(TM)を用意するようにしたので、ユーザは、各テンプレートの特徴を表わす特徴情報(FT)を元にして所望のテンプレートを選択し、各演奏コントローラの操作に対応する所望の楽音パラメータ制御態様を容易に設定することができる。
例えば、ビブラートの制御を演奏コントローラ群(15)中のモジュレーションホイールに割り当てる場合、フルートのビブラートを模擬してピッチよりも音量に対して大きく変調がかかるようにしたパラメータ情報(CP)に特徴情報(FT)として「フルート系ビブラート」の文字列を付与したテンプレート(TM1)や、弦楽器などのビブラートを模擬して音量よりもピッチに大きく変調がかかるようにしたパラメータ情報(CP)に特徴情報(FT)として「擦弦楽器系ビブラート」の文字列を付与したテンプレート(TM2)を用意しておけば、ユーザは特徴情報(FT)の「フルート系ビブラート」や「擦弦楽器系ビブラート」により、設定すべき楽音パラメータ値を簡単に選択することができるので、煩雑な楽音パラメータの具体的な制御内容を意識する必要がなくなる。
この発明による電子楽器では、また、演奏コントローラに対応してパラメータレジスタ(或いはテーブル)(RG1〜RGn)に保持される各楽音パラメータ設定値(DA)は、ユーザによる編集が可能であり、編集結果に任意の特徴情報(FT)を付けて新たなパラメータ割当てテンプレートとして記憶手段(M1)に保存し既存のパラメータ割当てテンプレート群に追加することができるので、ユーザは、自身で作成したテンプレートの特徴情報(FT)を視認してこのテンプレートを呼び出し、自身で編集したお気に入りの楽音パラメータ設定を容易に行うことができる。
さらに、この発明による電子楽器では、ユーザにパラメータ割当てテンプレート(TM)を選択させるために特徴情報(FT)を提示する際に、所定の優先順位にしたがって順に提示する(S3)ようにしているので、テンプレートの選択が一層容易になる。
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例による電子楽器のハードウエア構成ブロック図を示す。この電子楽器は、音楽情報処理機能を有する一種のコンピュータであり、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、外部記憶装置4、鍵盤、コントローラ及びパネル検出回路5〜7、表示回路8、音源回路9、効果回路10、MIDIインターフェース(I/F)11、通信インターフェース(I/F)12などを備え、これらの要素1〜12はバス13を介して互いに接続される。
CPU1は、所定の制御プログラムに従い、タイマによるクロックを利用して楽音パラメータ制御処理を含む種々の音楽情報処理を実行する。RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられる。例えば、各種楽音パラメータの設定値を格納するパラメータレジスタ又はテーブルの記憶領域がRAM2上に確保され、これらの楽音パラメータには、ピッチ制御値、フィルタカットオフ制御値、アンプリチュード制御値、LFOスピード制御値、LFOピッチ変調デプス、LFOフィルタ変調デプス、LFOアンプリチュード変調デプスなどがある。また、ROM3には、これらの処理を実行するために、楽音パラメータ制御プログラムを含む各種制御プログラムや標準的な楽音パラメータ割当てテンプレート(TM)やテンプレート優先順位テーブル等が予め記憶される。
外部記憶装置4は、ハードディスク(HD)等の内蔵記憶媒体の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、スマートメディア(登録商標)等の小型メモリカード、等々、種々の可搬性の外部記録媒体を含み、任意の外部記憶装置4に任意のデータを記憶することができる。例えば、HDには新たな楽音パラメータ制御プログラムやユーザが作成した楽音パラメータ割当てテンプレート(TM)やテンプレート優先順位テーブル等を記憶しておき、楽音パラメータ制御処理に利用することができる。また、任意の記憶媒体に記憶された任意の演奏データを読み出してこの電子楽器で自動演奏することもできる。
鍵盤検出回路5は、この電子楽器の主演奏操作子である鍵盤14の操作内容を検出し、コントローラ検出回路6は、鍵盤に対して補助的な演奏操作子(補助演奏操作子)である演奏コントローラ15の操作内容を検出し、パネル検出回路7は、キースイッチやマウス等のパネル設定用操作子(パネル操作子)16の操作内容を検出し、それぞれ、検出内容に対応する情報をシステム本体に導入する。
ここで、演奏コントローラ15は、例えば、ホイールやぺダル等で構成され、そのユーザ操作によって、鍵盤14の演奏操作による楽音に音量制御や音色制御、種々の効果付与制御を施すことができ、単に「コントローラ」とも呼ばれる。具体例を挙げると、ホイールコントローラ(ピッチベンド、モジュレーション)、フットスイッチ、フットペダル、ブレスコントローラ、リボンコントローラ、汎用ノブ、汎用スライダーなどがあり、矢印線aで示すように、鍵盤演奏におけるアフタータッチも含まれる。また、パネル操作子16は、楽音パラメータ割当てテンプレート選択・編集・修正用の各種操作子を備える。
表示回路8は、各種画面を表示するディスプレイ17や各種インジケータを備え、これらの表示内容をCPU1からの指令に従って制御し、各操作子14〜16の操作に対する表示援助を行い、例えば、楽音パラメータ制御処理の際には、楽音パラメータ割当てテンプレート(TM)選択時の音色波形を表示させたり、テンプレートの特徴情報や制御割当て情報等を修正・入力するための画面をディスプレイ17上に表示させることができる。
音源回路9及び効果付与DSPを有する効果回路(ソフトウエアを含む)10は、楽音信号生成部(M7)を構成し、鍵盤14からの鍵盤演奏情報やコントローラ15の操作状態に対応する楽音パラメータ制御情報に応じて音量制御や音色制御、種々の効果付与などの楽音パラメータ制御がなされた楽音信号を生成する。また、この楽音信号生成部9,10は、記憶手段3,4からの演奏データに基づき同様の楽音信号を生成することができる。楽音信号生成部9,10に後置されたサウンドシステム18は、D/A変換部やアンプ、スピーカを備え、楽音パラメータ制御がなされた楽音信号に基づく楽音を発生する。
また、MIDII/F11には他のMIDI音楽機器30が接続され、他の音楽機器30との間で、演奏データを含むMIDI演奏データを授受し、この電子楽器で利用することができる。また、通信I/F12には、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)などの通信ネットワーク40が接続され、外部のサーバコンピュータ50等から制御プログラムや各種データ等を受信し外部記憶装置4に保存することができる。なお、必ずしも、外部のMIDI機器30やサーバコンピュータ50などと接続する必要はなく、MIDI I/F11や通信I/F12はなくてもよい。
〔楽音パラメータ割当てテンプレート〕
この発明の一実施例による電子楽器においては、各演奏コントローラに割り当てられる複数の楽音パラメータ制御機能を夫々表わす複数のパラメータ制御割当て情報がテンプレート化された楽音パラメータ割当てテンプレートを演奏コントローラ毎に複数セット用意しておく。図2は、この発明の一実施例による電子楽器において使用される楽音パラメータ割当てテンプレートを説明するための図である。
前述したように、この電子楽器の演奏コントローラ15には、例えば、鍵盤演奏におけるアフタータッチ、ピッチベンドホイール、モジュレーションホイール、フットスイッチ、フットペダル、ブレスコントローラ、リボンコントローラ、汎用ノブ、汎用スライダーなどがあり、各演奏コントローラに対して、例えば、ピッチ制御値、フィルタカットオフ制御値、アンプリチュード制御値、LFOスピード制御値、LFOピッチ変調デプス値、LFOフィルタ変調デプス値、LFOアンプリチュード変調デプス値などの複数の楽音パラメータ制御機能を割り当てることができる。
このため、ROM3又は外部記憶装置(HD)4には、演奏コントローラ15の夫々に対して、図2に示されるように、予め複数の楽音パラメータ制御機能(CP)の割当てをテンプレート化した楽音パラメータ割当てテンプレート(単に「テンプレート」ともいう)TMが複数セット用意される。なお、個々のテンプレートを構成する複数のパラメータ制御割当て情報(単に「パラメータ情報」ともいう)CPの組合せを「セット」と呼び、この意味で個々のテンプレートも「セット」と呼ばれる。各セットには、当該テンプレートの特徴を表わす特徴情報FTが付与されており、ユーザは、この特徴情報FTを元にして所望のテンプレートを選択することにより、容易に各演奏コントローラに所望の楽音パラメータ制御機能(CP)を割り当てることができる。
図2は、コントローラ15中のモジュレーションホイールに割り当てられる楽音パラメータ制御機能をテンプレート化したモジュレーションホイール用テンプレートの例を表わしており、当該モジュレーションホイールには複数mのテンプレートTM1〜TMmが用意される。各テンプレートTM1〜TMmには、セット番号及び特徴情報(ニックネーム等)FTを含む識別情報IDが付与されている。ここで、識別情報ID中のセット番号は、各テンプレートに付けられたユニークな識別記号であり、多数のテンプレートTMのデータ管理に用いられる。なお、標準的なテンプレートのセット番号は予め定められた記号が付与されており、外部記憶装置(HD)4に追加されるテンプレートのセット番号は所定の規則に従って自動的に付与される。また、特徴情報FTは、このテンプレートの特徴を表わす文字列などの情報であり、テンプレート選択の際にディスプレイ17に表示してユーザによるテンプレート選択操作を容易にすることができる。
図示の例では、第1セットのテンプレートTM1には、セット番号=“M01”、特徴情報FT=“フルート系ビブラート”が識別情報IDとして付与されており、以下、当該コントローラ即ちモジュレーションホイールの操作量と各楽音パラメータの制御量とを関係付ける(パラメータ制御の効き具合を設定する)パラメータ制御割当て情報CPが記述される。このようなパラメータ制御割当て情報CPには、モジュレーションホイールの場合、図示のように、フルートのビブラートを模擬するのに適した変調を与えるピッチ制御値、フィルタカットオフ制御値、アンプリチュード制御値、LFOスピード制御値、LFOピッチ変調デプス値、LFOフィルタ変調デプス値、LFOアンプリチュード変調デプス値がある。なお、図示の場合、各パラメータ制御割当て情報CPの値は、最小値=“0”から最大値“127”までの範囲(レンジ)の値を採ることができる。
また、第2のテンプレートTM2には、図示しないが、セット番号=“M02”、特徴情報FT=“擦弦楽器系ビブラート”が識別情報IDとして付与されており、擦弦楽器(バイオリンなど)のビブラートを模擬するのに適した変調を与える同様の各種制御割当て情報CPが記述される。第3以下のテンプレートについても、同様に他の音色系ビブラートを模擬するのに適した各種制御割当て情報CPが識別情報付きで記述される。
例えば、ビブラートの制御をモジュレーションホイールに割り当てることがよくあるので、この電子楽器では、この割当てをそのまま採用することができる。この場合、フルート音色のビブラート制御の際には、ピッチよりも音量(アンプリチュード)に対して大きく変調がかかり、擦弦楽器などの音色では音量よりもピッチに大きく変調がかかるという特徴がある。従って、モジュレーションホイールに対して、図示のように、ピッチよりも音量に大きく変調がかかるセット番号“M01”のテンプレートTM1に文字列「フルート系ビブラート」の愛称を特徴情報FTとして付与し、音量よりもピッチに大きく変調がかかるセット番号“M02”のテンプレートTM2に文字列「擦弦楽器系ビブラート」の愛称を特徴情報FTとして付与しておくと(図示せず)、ユーザは、具体的な楽音パラメータ制御値を意識することなく、特徴情報FTの愛称「フルート系ビブラート」、「擦弦楽器系ビブラート」から所望テンプレートを選択することができる。
なお、図2のように、各演奏コントローラに割り当てられる楽音パラメータ制御機能をテンプレートとして記憶する際に付与される特徴情報FTには、上述の「フルート系ビブラート」や「擦弦楽器系ビブラート」のような名前やタイトルといった文字列による愛称を用いてもよいが、ユーザが容易に識別できるものであれば、図形や他のキャラクタなどを用いても構わない。
また、ROM3や外部記憶装置4などの記憶手段に記憶されているテンプレートに対して、所定の優先順位を付けた優先順位テーブルが、対応する記憶手段3,4に格納される。このテンプレート優先順位テーブルには、例えば、電子楽器の製造段階で予め製造者によりその時の演奏音色に応じて決められた優先順位が書き込まれたものを利用することができる。一例を挙げると、演奏する音色としてフルート波形が選ばれていた場合、その波形に対応付けられたテンプレート優先順位テーブルには、「フルート系ビブラート」は優先度が高く、「擦弦楽器系ビブラート」は優先度が低く記憶されているものとする。もちろん、これは一例に過ぎず、ユーザがテンプレート優先順位テーブルを定義するなど、他の方法でもかまわない。そして、テンプレート選択時には、このテーブルの優先順位に従い、そのときに指定されている音色に対応するテンプレートの特徴情報FT(愛称や図形等)を優先的に表示することができる。
〔テンプレートを用いた楽音パラメータ制御〕
この発明の一実施例による電子楽器では、演奏コントローラの夫々に対して楽音パラメータ割当てテンプレートを複数セット用意しておき、ユーザにより指定される任意セットのテンプレートを用いて、各演奏コントローラに割り当てられた複数の楽音パラメータを実際に制御するのに適用される設定値を決定し、これらの設定値を各演奏コントローラの操作値に応じて変更した制御値によって、所望の楽音パラメータ制御を行うことができる。図3は、この発明の一実施例によるテンプレートを用いた楽音パラメータ制御の概要を表わす概念図である。
ここで、図3によりこの電子楽器の機能の概要を説明しておく。この電子楽器では、演奏コントローラ15の夫々に対応して、複数の楽音パラメータ割当てテンプレートTMがテンプレート記憶部M1に記憶されており、各テンプレートは、対応する演奏コントローラに割り当て可能な複数の楽音パラメータ制御機能を表わすパラメータ情報CPのセットから成り特徴情報FTを有する。テンプレート選択及び編集部M2は、或る演奏コントローラに対応する複数のテンプレートTMの特徴情報FTをユーザに提示し、ユーザにより所望のテンプレートが選択されると、パラメータ設定及び修正部M3は、選択されたテンプレートのパラメータ情報CPを当該演奏コントローラに対応する楽音パラメータ設定値DAとして設定し、パラメータ生成部M5のパラメータレジスタRG1〜RGnに保持させる。そして、パラメータ生成部M5は、当該演奏コントローラから出力されるユーザ操作値DBと各設定値DAに応じてパラメータ制御値DCを生成し、楽音生成部M7は、これらの制御値DCに応じて所望の楽音パラメータ制御がなされた楽音信号を生成する。
以下、図3に従ってこの電子楽器の楽音パラメータ制御機能について詳しく説明する。この電子楽器では、CPU1の楽音パラメータ制御プログラム実行によって、テンプレート記憶部M1、テンプレート選択及び編集部M2、パラメータ設定及び修正部M3、コントローラ操作検出部M4、楽音パラメータ生成部M5、鍵盤操作検出部M6並びに楽音信号生成部M7から成る機能手段が形成され、所望の楽音パラメータ制御が実現される。
テンプレート記憶部M1は、ROM3や外部記憶装置4などの記憶手段を含み、演奏コントローラ15の夫々に対応して複数セットのテンプレートを記憶し、テンプレート選択及び編集部M2からのテンプレート選択指示に対応するテンプレートを読み出してパラメータ設定及び修正部M3に出力する。
テンプレート選択及び編集部M2は、パネル操作子16、パネル検出回路7、ディスプレイ17、表示回路8などの入出力ユーザインターフェースを含み、各演奏コントローラに対するユーザのテンプレート選択指定操作に応じて、対応するテンプレートTMの読出しをテンプレート記憶部M1に指示し、当該各演奏コントローラに対し当該テンプレートの内容CPをパラメータ設定値とすべき旨をパラメータ設定及び修正部M3に指示する。
パラメータ設定及び修正部M3は、テンプレート選択及び編集部M2からのパラメータ設定指示に応じて、テンプレート記憶部M1から出力される各演奏コントローラのテンプレートTMの内容である複数のパラメータ制御割当て情報CPを各演奏コントローラに対するパラメータ設定情報DAとして楽音パラメータ生成部M5に出力する。テンプレート選択及び編集部M2並びにパラメータ設定及び修正部M3は、また、テンプレート選択時の表示に優先順位を付けたり、テンプレートの内容を修正したり、新たなテンプレートを追加するなどの編集・修正機能を有する。
コントローラ操作検出部M4は、演奏コントローラ15やコントローラ検出回路6を含み、ユーザによる各演奏コントローラの操作に応じて、対応するコントローラの操作内容(操作値)を表わすコントローラ操作情報DBを楽音パラメータ生成部M5に出力する。
楽音パラメータ生成M5は、RAM2上の複数のパラメータレジスタRG1〜RGnを含み、パラメータ設定及び修正部M3からの各演奏コントローラのパラメータ設定情報DAの内容CPを対応するパラメータレジスタRG1〜RGnに格納する。そして、各レジスタRG1〜RGnに格納されたパラメータ設定情報DAが表わすパラメータ設定値とコントローラ操作検出部M4からのコントローラ操作情報DBのコントローラ操作値に応じた制御値を有するパラメータ制御情報DCを楽音信号生成部M7に出力する。
例えば、演奏コントローラ15中のモジュレーションホイールに対応して、テンプレート記憶部M1のテンプレートからテンプレートTM1がユーザ操作により選択され(M1)、パラメータ設定及び修正部M3を通じてレジスタRG1〜RGnにテンプレートTM1の各パラメータ制御割当て情報CPの値(α)が設定されている場合、各楽音パラメータ設定値(α)は、モジュレーションホイールのユーザ操作に伴い入力されるコントローラ操作情報DBが表わす操作値(β)に応じた制御値(γ)に変更され、変更された各制御値(γ)を表わすパラメータ制御情報DCが楽音信号生成部M7に出力される。
すなわち、パラメータレジスタの楽音パラメータ設定値、コントローラ操作情報の操作値及びパラメータ制御情報の楽音パラメータ制御値の大きさを、夫々、α、β及びγで表わすと、多くの場合、一般的に次式(1)の関係で表わすことができる:
(制御値γ) = (設定値α)×(操作値β) …(1)
ここで、操作値βは、例えば、演奏コントローラが連続的又は多段階に操作されるホイール、ペダル、スライダー、ノブ等の場合は、操作位置に対応する値を有し、オン/オフ操作されるスイッチの場合には、スイッチオンのときに“1”となりスイッチオフのときには“0”となる。
なお、必ずしも、コントローラの出力やテーブル上の値がそのまま演算に使われるとは限らず、パラメータによって、オフセットが加味されたり、正規化されたりしてもよい。例えば、ピッチベンドホイールのように中心値からのずれを制御する場合は、パラメータ制御割当て情報CPのレンジを前述したように“0”〜“127”とした例では、次式(2)の関係で表わすことができる:
Figure 2006154246
鍵盤操作検出部M6は、鍵盤14や鍵盤検出回路5を含み、ユーザの鍵盤操作による鍵盤演奏情報を楽音信号生成部M7に出力する。なお、鍵盤演奏情報中の含まれるアフタータッチ情報は、矢印aで示すように、コントローラ操作検出部M4にも入力され、コントローラ操作検出部M4からのコントローラ操作情報DBの1つになる。
楽音信号生成部M7は、音源9及び効果回路10を含み、波形読出し、フィルタ、振幅変調、LFOなどの諸機能を有し、鍵盤操作検出部M6からの鍵盤演奏情報に基づく楽音信号に対して、楽音パラメータ生成部M5からのパラメータ制御情報DCに基づいて音量制御や音色制御、種々の効果付与制御を施した楽音信号を生成する。例えば、前述のように、テンプレートTM1の各パラメータ制御割当て情報CPがレジスタRG1〜RGnに設定され、モジュレーションホイールが操作されたときには、ホイール操作に応じた度合いDBで、テンプレートTM1の制御割当て情報CPによる設定値DAに従って、ピッチよりも音量に大きく変調がかかったビブラートのフルート音を表わす楽音信号が生成される。
〔複数の演奏コントローラの場合〕
図3の説明では、1つの演奏コントローラを例示して楽音パラメータ制御の概要について述べたが、複数の演奏コントローラに適用することができる。図4は、この発明の一実施例による楽音パラメータ制御を特に複数の演奏コントローラに適用した場合に好適な構成例を説明するための概念図である。なお、以下においては、図3と共通する部分は図3と同様の内容であるため説明を省略する。
図4において、コントローラ操作検出部M4は、モジュレーションホイール(図4では『ホイールコントローラ』で示される)やブレスコントローラ等の複数(k)の演奏コントローラC1〜Ckの夫々の操作値を検出し、それらの検出値をコントローラ操作情報DBとして楽音パラメータ生成部M5に送る。楽音パラメータ生成部M5は、演奏コントローラ毎にパラメータレジスタ群G1〜Gkをもっており、パラメータレジスタ群Gr1〜Grkのレジスタの設定値と、各群Gr1〜Grkに対応する演奏コントローラC1〜Ckの検出値(DB)を演算し、その演算結果である制御値をパラメータ制御情報DCとして楽音信号生成部M7に送る。ここで、図3における複数のレジスタRG1〜RGnから成るレジスタグループが演奏コントローラ1つ分に割り当てられるとした場合には、これらのレジスタRG1〜RGnの一式がレジスタ群G1〜Gkの夫々に相当する。
テンプレート記憶部M1に保持されるテンブレートは、図4の例では、「フルート系」(図4では『テンプレートグループ「フルート」』で示される)や「ピアノ系」、「擦弦楽器系」、等々というように、音色に対応したテンプレート群Gt1,Gt2,…にグループ分けされており、テンプレート群Gt1,Gt2,…の何れかを選択可能とし、選択されたテンプレート群を楽器全体に対して適用することができるようにしている。ここで、各テンプレートグループGt1,Gt2,…に属するテンプレートの各々は演奏コントローラ1つ分の設定情報を表わしており、各テンプレートグループGt1,Gt2,…は、複数の演奏コントローラ分の設定情報を含んでいる。従って、この電子楽器で演奏しようとする音色に対応してテンプレート群Gt1,Gt2,…の何れかを選択することにより、当該テンプレート群に属する演奏コントローラ毎の設定情報は、パラメータ設定及び修正部M3を通じて、楽音パラメータ生成部M5の対応するパラメータレジスタ群のレジスタに設定されるので、演奏音色に対応するパラメータ設定を適切に行うことができる。
例えば、「フルート系」テンプレート群Gt1の場合、図示の『ホイールコントローラ用一式』は、図2の「フルート系ビブラート」のテンプレートTMと同じものであり、『ブレスコントローラ用一式』(図示せず。図4で『ホイールコントローラ用一式』の下のテンプレート)は、アンプリチュード制御が大きな値になっている。従って、例えば、所定の音色「フルート系」のテンプレート群Gt1を選択し、これを楽器全体に適用すると、ホイールコントローラでビブラートが制御できるだけでなく、ブレスコントローラで音量が制御することができる。つまり、ユーザがこの「フルート系」テンプレート群Gt1を選択すれば、楽器がもつ複数のコントローラを一括してフルートに適した設定にすることができる。
また、「ピアノ系」テンプレート群Gt2の場合は、実際のピアノにはホイールコントローラやブレスコントローラはないので、それらコントローラが効かないように、設定値をすべて“0”にしておくことができる。
テンプレート記憶部M1から選択されたテンプレート群のテンプレートのパラメータ制御情報DAが表わす設定値(α)と、コントローラ操作部M4から出力されるコントローラ操作情報DBが表わす操作値(β)と、楽音パラメータ生成部M5により生成されるパラメータ制御情報DCが表わす制御値(γ)との関係を示すと、以下のとおりである。すなわち、n個あるパラメータ制御値γ1〜γnのうちi番目の制御値をγiとし、k個ある演奏コントローラC1〜Ckのうちj番目の演奏コントローラCjの操作値をβjとし、i番目のパラメータ制御値γiに対するj番目の演奏コントローラCjの寄与を表わす設定値をαijとすると、制御値γiは、次式(3)の関係で表わすことができる:
Figure 2006154246
なお、各テンプレートには、i番目のパラメータ制御値γiに対するj番目のコントローラCjの寄与を表わす設定値αijがテーブルとして記述されている。
〔テンプレート及びパラメータ設定手順〕
この発明の一実施例においては、楽音パラメータ制御プログラムに含まれるテンプレート及びパラメータ設定サブプログラムによって、テンプレート選択及び編集部並びにパラメータ設定及び修正部を通じて、テンプレートの内容を楽音パラメータに設定し、また、テンプレート選択時の優先順位付け、テンプレート内容の修正、テンプレートの追加などを含むテンプレート及びパラメータ設定処理を行うことができる。図5は、この発明の一実施例による電子楽器において実行されるテンプレート及びパラメータ設定手順の一例を表わすフローチャートである。
まず、このフローがスタートすると、まず、最初のステップS1で、パネル操作子16中のテンプレート選択スイッチが操作されたか否かを判定する。ここで、テンプレート選択操作があったときは(S1→YES)、ステップS2で、生成すべき楽音音色の指定操作に応じて、当該音色に対応する波形をディスプレイ17に表示し、この波形に関連付けて記憶されているテンプレート優先順位を取得する。続くステップS3で、この優先順位に従ってテンプレート識別情報(特徴情報)FTを順にディスプレイ17上に列挙して、ステップS4にてテンプレート決定のユーザ操作を待つ。そして、当該決定操作があると、パラメータ設定指示が生じ、ステップS5にて、決定されたテンプレートTMに記録されている楽音パラメータの設定内容CPを楽音パラメータ生成部M5にパラメータ設定値DAとして反映させた後、ステップS1に戻る。
一方、テンプレート選択操作がないときには(S1→NO)、ステップS6に進んで、パネル操作子16中のパラメータ設定修正操作スイッチが操作されたか否かを判定する。ここで、パラメータ設定修正があったときは(S6→YES)、ステップS7にて、楽音パラメータ生成部M5に現在設定されている楽音パラメータDAを、ディスプレイ17上に呼び出し、ユーザ操作による修正内容に応じて修正した後、ステップS1に戻る。
また、パラメータ設定修正がないときには(S6→NO)、ステップS8に進み、パネル操作子16中のテンプレート追加スイッチが操作されたか否かを判定する。ここで、テンプレート追加操作があったときは(S8→YES)、まず、ステップS9にて、ステップS7で修正された現在の楽音パラメータ設定について識別情報(特徴情報)FTをユーザに入力させる。次いで、ステップS10にて,この現在の楽音パラメータ設定を新たなテンプレートとして外部記憶装置4のテンプレート記憶領域に追加的に記憶した後、ステップS1に戻る。
テンプレート追加操作でもないときは(S8→NO)ステップS11でテンプレート上書き操作がなされたか否かを判定し、上書き操作があったときは(S11→YES)ステップS12で、ステップS7で修正した現在の楽音パラメータ設定内容をステップS5での楽音パラメータ設定に用いたテンプレートに上書きした後、ステップS1に戻る。
以上、図面を参照しつつこの発明の好適な実施の一形態について説明したが、これは単なる一例であり、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
この発明の一実施例による電子楽器のハードウエア構成ブロック図である。 この発明の一実施例による電子楽器で使用される楽音パラメータ割当てテンプレートの一例である。 この発明の一実施例による楽音パラメータ割当てテンプレートを用いた楽音パラメータ制御の概要を表わす概念図である。 この発明の一実施例による楽音パラメータ制御を特に複数の演奏コントローラに適用した場合に好適な構成例を説明するための概念図である。 この発明の一実施例による電子楽器におけるテンプレート及びパラメータ設定手順を表わすフローチャートである。
符号の説明
TM:TM1〜TMm 楽音パラメータ割当てテンプレート(テンプレート)、
CP パラメータ制御割当て情報(パラメータ情報)、
M1 テンプレート記憶部、
M2 テンプレート選択及び編集部、
M3 パラメータ設定及び修正部、
M4 コントローラ操作検出部、
M5 楽音パラメータ生成部、
M6 鍵盤操作検出部、
M7 楽音信号生成部。

Claims (4)

  1. ユーザ操作に応じて操作値を出力する演奏コントローラと、
    この演奏コントローラに割り当て可能な複数の楽音パラメータ制御機能を表わすパラメータ情報で構成され特徴情報が付与された楽音パラメータ割当てテンプレートを複数個記憶する記憶手段と、
    複数の楽音パラメータ制御値に応じて楽音信号を生成する楽音生成手段と、
    上記記憶手段に記憶された複数の楽音パラメータ割当てテンプレートの特徴情報を表示して所望の楽音パラメータ割当てテンプレートの選択を受け付ける表示及び受付手段と、
    この表示及び受付手段により選択が受け付けられた楽音パラメータ割当てテンプレートを構成するパラメータ情報に基づいて上記演奏コントローラの操作に関係する複数の楽音パラメータ設定値を設定するパラメータ処理手段と、
    このパラメータ処理手段により設定された楽音パラメータ設定値と上記演奏コントローラの操作値に応じて上記楽音パラメータ制御値を生成するパラメータ生成手段と
    を具備することを特徴とする電子楽器。
  2. 前記パラメータ処理手段は、
    前記楽音パラメータ設定値を修正する修正手段と、
    修正された楽音パラメータ設定値を含む複数の楽音パラメータ設定値と新たな特徴情報とから構成される新たな楽音パラメータ割当てテンプレートを前記記憶手段に追加的に記憶させる追加記憶手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
  3. 前記表示及び受付手段は、予め定められた優先順位に従って複数の楽音パラメータ割当てテンプレートの特徴情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子楽器。
  4. ユーザ操作に応じて操作値を出力する演奏コントローラ、この演奏コントローラに割り当て可能な複数の楽音パラメータ制御機能を表わすパラメータ情報で構成され特徴情報が付与された楽音パラメータ割当てテンプレートを複数個記憶する記憶手段、及び、複数の楽音パラメータ制御値に応じて楽音信号を生成する楽音生成手段を具備するコンピュータを、
    上記記憶手段に記憶された複数の楽音パラメータ割当てテンプレートの特徴情報を表示して所望の楽音パラメータ割当てテンプレートの選択を受け付ける表示及び受付手段、
    この表示及び受付手段により選択が受け付けられた楽音パラメータ割当てテンプレートを構成するパラメータ情報に基づいて上記演奏コントローラの操作に関係する複数の楽音パラメータ設定値を設定するパラメータ処理手段、並びに、
    このパラメータ処理手段により設定された楽音パラメータ設定値と上記演奏コントローラの操作値に応じて上記楽音パラメータ制御値を生成するパラメータ生成手段
    として機能させるための楽音パラメータ制御プログラム。
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