JP2006154199A - 帯状光学フィルムの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 連続搬送される接合用テープを用いて接合された帯状光学フィルム基材に、ビードを形成させ塗布するコータを有する塗布装置を用いて、塗布液を塗布する時に、安定した塗布が出来、異物付着による故障を防止した帯状光学フィルムの製造方法の提供。
【解決手段】 連続搬送される接合用テープを用いて接合された帯状光学フィルム基材に、ビードを形成させ塗布するコータを有する塗布装置を用いて、該帯状光学フィルム基材に塗布液を塗設する帯状光学フィルムの製造方法において、該接合用テープは、厚さ10〜100μmの粘着剤が設けられている部分と、両端に幅0.5〜8mmに設けられた粘着剤が設けられていない第1粘着剤無設置部分とを有し、前記帯状光学フィルム基材を該塗布装置に通過させながら塗布することを特徴とする帯状光学フィルムの製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接合用テープを用いて接合された帯状光学フィルム基材を使用した帯状光学フィルムの製造方法に関する。更に詳しくは、連続搬送される帯状光学フィルム基材を巻回搬送ガイドするバックアップロールと、帯状光学フィルム基材に塗布液を、ビードを形成させ塗布するコータと、バックアップロールの外周面に近接して設けられた減圧室とを有する塗布装置を用いた帯状光学フィルムの製造方法に関する。
近年、ノートパソコン、携帯電話、テレビ等に液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELが多く使用使用される様になってきた。これらのフルカラー化、或いはディスプレイの大サイズ化、高機能化及び高精細化等に伴って偏光板保護フィルム、位相差フィルム、プラズマディスプレイパネル用前面フィルター、有機ELパネル用前面フィルム等の光学フィルムに対しても反射防止機能、帯電防止機能、防眩機能等の付与された高機能の光学フィルムが求められている。例えば、視認性向上のために反射防止層を設けたり、又、映り込みを防いだり、ギラツキの少ない表示性能を得るために表面を凹凸にして反射光を散乱させる防眩層を付与した、コンピュータやワープロ等の液晶画像表示装置(LCD)が多く使用されるようになってきた。このLCDは、基本的な構成は、例えば液晶セルの両側に偏光板を設けたものである。ところで、偏光板は、一定方向の偏波面の光だけを通すものである。従って、LCDにおいては、電界による液晶の配向の変化を可視化させる重要な役割を担っている。即ち、偏光板の性能によってLCDの性能が大きく左右される。偏光板は一般的に、偏光子の両側に偏光板保護フィルム2が積層されている構成が知られている。この様な構成の偏光板を液晶セルに対して積層することで、LCDが構成されている。本発明において光学フィルムとは、偏光板保護フィルム、位相差フィルム、プラズマディスプレイパネル用前面フィルター、有機ELパネル用前面フィルム等をいう。
反射防止層や防眩層は用途に応じて様々な種類や性能の改良がなされ、これらの機能を有する種々のフィルムを液晶ディスプレイの前面に配置することで、ディスプレイに視認性向上のために反射防止機能又は防眩機能等を付与する方法が用いられている。これら、前面板として用いられる光学用フィルムには、塗布又は、スパッタリング等で形成した特開2002−182005に記載されている如き反射防止層又は特開2001−183528、特開2003−57402に記載されている如き防眩層が設けられている。防眩層は、表面に反射した像の輪郭をぼかすことによって反射像の視認性を低下させて、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイといった画像表示装置などの使用時に反射像の映り込みが気にならないようにするものである。
近年、表示装置の薄型化のため、使用する光学フィルムの膜厚もますます薄いものが求められており、例えば、防眩層としては、防眩塗料をプラスチックフィルム上に直接、或いは0.1〜1μm程度の下層を介して3〜10μm程度の膜厚の層として形成されている。或いは、大画面化のため、防眩層を有する光学フィルムの幅も広いものが求められている。特に大画面においては平面性に優れた防眩フィルムが求められている。
反射防止機能、帯電防止機能、防眩機能等を付与した光学フィルムの場合、これらの各機能を得るために光学フィルム基材上に各種の塗布液を塗布しているのであるが、塗布膜の厚さにムラがあったり、異物が付着した場合は、例えば、光学フィルム基材の持っている屈折率がその部分だけ異なってしまい、この様な光学フィルムを使用した製品は致命的な欠陥製品となってしまう。この様に、塗膜自体が機能を有し、薄膜で高度な塗布均一性が求められる塗布には均一な塗布膜厚分布を得ることが出来る前計量型塗布方式であるエクストルージョン型コータを用いたエクストルージョン塗布法、スライド型コータを用いたスライド塗布法が使用されている。エクストルージョン塗布法、スライド塗布法では、バックアップロールに保持された帯状光学フィルムにエクストルージョン型コータ、スライド型コータから供給された塗布液がバックアップロール上の帯状光学フィルムとの間でビードを形成して帯状光学フィルム上に塗布されることからビード塗布とも言われている。
帯状光学フィルムの走行方向の塗布膜厚分布は、基本的には塗布速度と塗布液の供給速度によって制御出来るが、塗布幅方向の塗布膜厚分布は、塗布液量を決めるコータのスリット間隙の幅方向精度とバックアップロール上の帯状光学フィルム基材表面とコータ先端部間との間隙(以下、ビードギャップとも言う)精度により、決定されることが知られている。このため、塗布に際しては細心の注意で、コータのスリット間隙、ビードギャップ、コータ先端部の真直度、バックアップロールの真直度を機械的加工により調整した後に塗布を実施している。
又、異物付着対策としては、異物を工程内に持ち込まない様にするため、光学フィルムの製造工程では帯状光学フィルム基材が接触するロールの清掃、工程内のクリーン度も100以下の条件で製造しているのが現状である。塗布ムラ、異物付着は光学フィルムの求められる機能から致命的欠陥となるため、あってはならない欠陥である。
又、従来の光学フィルムの製造では、帯状光学フィルム基材に塗布液を塗布する時には、帯状光学フィルム基材のロスを少なくするために、帯状光学フィルム基材同士を接合用テープで接合し、できるだけ長い光学フィルム基材を使用し一度に連続塗布する方法が採用されているのが一般的である。接合用テープによる問題点として、例えば、1)接合箇所の接合用テープの厚さに伴う塗布故障、2)接合用テープの粘着剤のはみ出しによる故障が挙げられる。
接合箇所の接合用テープの厚さに伴う塗布故障としては、例えば、次の如き故障が発生することが知られている。1)接合部で塗布の乱れが発生し塗布故障となる。2)塗布膜厚の厚い部分が発生し、未乾燥の部分が発生し、搬送ロールに転写しその後搬送されてくる塗布面にダメージを与え品質を低下させる。3)発生した塗布膜厚の厚い部分を乾かすために乾燥能力を上げると正常部分が過乾燥となり、ひび割れ等の塗布膜面の故障が発生する場合がある。この様な危険を避けるため、コータを塗布位置から一旦離し、接合部の塗布は中止し、接合部が通過した後に塗布を再開する様することが一般的に行われている。又、特開2003−245594には、帯状支持体(帯状光学フィルム基材)同士を突き合わせ、表裏に接合用テープを貼着し接合する際、表裏の接合用テープの端末の位置を互いに変えることで接合用テープ貼着に伴う帯状支持体(帯状光学フィルム基材)の接合部の厚さの変化を少なくして塗布故障をなくす技術が知られている。
接合用テープの粘着剤のはみ出しによる塗布時の故障としては、例えば、次の如き故障が発生することが知られている。帯状光学フィルム基材同士のバックアップロール側の突き合わせ部に沿って貼着された接合用テープの両端からはみ出した粘着剤がバックアップロールに貼着することで、貼着した箇所のバックアップロール上の帯状光学フィルム基材表面と同時重層用コータ先端部間とのビードギャップが変化してしまうため塗布ムラ故障が発生する原因の一つになる。又、帯状光学フィルム基材同士の突き合わせ部からも接合用テープの粘着剤がはみ出し、塗布工程の搬送ロールに貼着し、帯状光学フィルム基材及び帯状光学フィルムに転写し異物付着の故障の原因の一つになる。
又、帯状光学フィルム基材同士の塗布面側の突き合わせ部の幅方向に沿って貼着された接合用テープの場合でも同様に、両端からはみ出した粘着剤が塗布工程の搬送ロールに貼着し、帯状光学フィルム基材及び帯状光学フィルムに転写し異物付着の故障の原因の一つになる。帯状光学フィルム基材同士の突き合わせ部からはみ出した粘着剤がバックアップロールに貼着し、貼着した箇所のバックアップロールの直径が局所的に大きくなることでビードギャップが変化してしまうことによる塗布ムラ故障が発生する原因の一つになる。これら、バックアップロール及び搬送ロールに貼着した粘着剤は速やかに除去しないと故障が拡大するため、一定の量を塗布した後、バックアップロール及び搬送ロールを払拭することで対応しているのが現状である。
これらの、接合用テープの粘着剤のはみ出しに対して検討が行われ、例えば、接合用テープ基材の両端に粘着剤を塗工しない領域を設け、且つ、塗工する粘着剤の厚さ分だけ接合用テープ基材を削り取り、削り取り取った箇所に粘着剤を塗工することで、粘着剤の塗工面と接合用テープ基材面を同一面にし、帯状光学フィルム同士の突き合わせ部に貼着した時に粘着剤に掛かる押圧を減少すことで粘着剤のはみ出しを防止した接合用テープが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
しかしながら、特許文献1に記載の接合用テープは、粘着剤のはみ出しには確かに効果はあるが、次の欠点が挙げられる。1)接合用テープ基材と粘着剤が同一面となっているため接合部に貼着した時、接合用テープの裏面は同一の高さとなる。このため、接合部が搬送ロールを通過する時、帯状光学フィルム基材の搬送張力に伴う押圧が帯状光学フィルム基材の端部に掛かり搬送ロールにより擦られ削り取られ微粉となり、工程内を飛散し、異物となり付着してしまう。2)接合用テープ基材と粘着剤が同一面となっているため接合部に貼着した時、必要とする接合力が得られず帯状光学フィルム基材の接合部からの外れが発生する危険がある。3)接合用テープ基材の粘着剤を塗工する箇所を塗工する粘着剤の厚さ分だけ接合用テープ基材を削り取る加工をしなければならず、広幅の接合用テープ基材を使用する場合は複数条の研削加工を行うことになり、一条毎に深さを合わせる精度が要求され工数増加に伴いコストが上がることが予測される。4)粘着剤の幅方向の厚さの精度が一定していない場合は、場所によって、粘着剤が少なくて接着が出来ない部分が出来るため、精度の高い塗布装置が必要になり、塗布装置に費用が掛かる。同時に精度が高い塗布技術が必要となる。5)粘着剤の塗布量が多い場合、帯状光学フィルム基材同士の突き合わせ部に貼着した時に粘着剤に掛かる押圧力が大きくなり、突き合わせ部からはみ出す危険がある。
この様な状況から、連続搬送される帯状光学フィルム基材同士を突き合わせ方式で接合用テープを用いて接合された帯状光学フィルム基材を巻回搬送ガイドするバックアップロールと、バックアップロールに近接し、帯状光学フィルム基材に塗布液をビードを形成させ塗布するコータと、ビードの上流側のバックアップロールの外周面に近接して設けられた減圧室とを有する塗布装置を用いて、接合用テープを用いて接合された帯状光学フィルム基材を使用し塗布する時に、バックアップロールへの粘着剤の貼着を防止し、ビードギャツプを変動することなしに安定した塗布が出来、搬送ロールへの粘着剤の貼着を防止し、異物付着による故障を防止した、帯状光学フィルムの製造方法の開発が望まれている。
特開2002−322440号公報
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、その目的は、連続搬送される接合用テープを用いて接合された帯状光学フィルム基材を巻回搬送ガイドするバックアップロールと、ビードを形成させ塗布するコータと、バックアップロールの外周面に近接して設けられた減圧室とを有する塗布装置を用いて、塗布液を帯状光学フィルム基材に塗布し帯状光学フィルムを製造する時に、安定した塗布が出来、異物付着による故障を防止した、帯状光学フィルムの製造方法を提供することである。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成された。
(請求項1)
連続搬送される帯状光学フィルム基材を巻回搬送ガイドするバックアップロールと、該バックアップロールに近接し前記帯状光学フィルム基材に、ビードを形成させ塗布するコータと、前記ビードの上流側の前記バックアップロールの外周面に近接して設けられた減圧室とを有する塗布装置を用いて、前記帯状光学フィルム基材に塗布液を塗設し帯状光学フィルムを製造する帯状光学フィルムの製造方法において、該帯状光学フィルム基材は少なくとも2つの帯状光学フィルム基材A及び帯状光学フィルム基材Bを突き合わせ方式で接合用テープを用いて接合されており、該接合用テープは、接合用テープ基材に厚さ10〜100μmの粘着剤が設けられている部分と、該接合用テープ基材の両端に幅0.5〜8mmに設けられた粘着剤が設けられていない第1粘着剤無設置部分とを有し、前記接合用テープで接合された該帯状光学フィルム基材A及び該帯状光学フィルム基材Bを該塗布装置に通過させながら塗布することを特徴とする帯状光学フィルムの製造方法。
(請求項2)
前記接合用テープで接合された、帯状光学フィルム基材A及び該帯状光学フィルム基材Bの接合部は塗布液を塗布しないことを特徴とする請求項1に記載の帯状光学フィルムの製造方法。
(請求項3)
前記接合用テープは、接合用テープ基材の中央部に幅2〜10mmの第2粘着剤無設置部分を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の帯状光学フィルムの製造方法。
(請求項4)
前記帯状光学フィルム基材A及び帯状光学フィルム基材Bは、バックアップロール側に接合用テープを貼着し接合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の帯状光学フィルムの製造方法。
(請求項5)
前記帯状光学フィルム基材A及び帯状光学フィルム基材Bは、塗布面側に接合用テープを貼着し接合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の帯状光学フィルムの製造方法。
連続搬送される接合用テープを用いて接合された帯状光学フィルム基材を巻回搬送ガイドするバックアップロールと、ビードを形成させ塗布するコータと、バックアップロールの外周面に近接して設けられた減圧室とを有する塗布装置を用いて、塗布液を帯状光学フィルム基材に塗布し帯状光学フィルムを製造する時に、安定した塗布が出来、異物付着による故障を防止した、帯状光学フィルムの製造方法を提供することが出来、良品率の向上、生産効率の向上が可能となった。
本発明に係る実施の形態を図1〜図7を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1はスライド型コータを使用しビードを形成し塗布するスライド塗布方式の概略図である。図1の(a)はバックロールで塗布反対面を保持された接合用テープを用いて接合された帯状光学フィルム基材の保持部へ、スライド型コータを使用しビードを形成して塗布するスライド塗布方式の模式図である。図1の(b)は図1で示されるスライド型コータの拡大概略図である。
図中、1はスライド型コータを示し、2はバックアップロールを示し、3は上流から下流に向かって(図中の矢印方向)連続搬送される接合用テープを用いて接合され帯状光学フィルム基材(以下、単に帯状光学フィルム基材とも言う)を示す。通常、帯状光学フィルム基材は生産効率を考慮して、1本の長さが1000〜2000mの帯状光学フィルム基材を接合用テープで接合し、長尺として使用している。
101はスライド型コータ1を構成しているバーを示す。バーの数は固定されているのではなく、塗布する塗布液の数に応じて増減することが可能である。例えば、塗布液が1種類の場合は2本のバーでスライド型コータを構成することになる。本図は4本のバー101a〜101dでスライド型コータ1を構成している場合を示している。バックアップロールとはスライド型コータ1と帯状光学フィルム基材3を挟んで帯状光学フィルム基材3の塗布反対面側に設置された搬送ロールを指し、その円筒度がスライド型コータ1と同様に塗布幅手間隙精度に影響大のため、直径が150mm以上と大径の金属で構成されている。
102はバー101により作られた塗布液の流出口であるスリットを示す。スリットの数はスライド型コータを構成している各バーの数により変わるが、通常は1〜20である。本図に示されるスライド型コータ1は4本のバー101a〜101dで構成され、4本のバー101a〜101dの間に作られた3つのスリット102a〜102cを有する同時重層用のスライド型コータを示す。103はスリット102から吐出された塗布液が流下するスライド面を示し、各バー101a〜101dの各スライド面103a〜103cを有している。
104はスライド型コータ1を構成している各バー101a〜101dにより構成されたスライド面103上を流下する塗布液の幅方向の広がりを規制するためにスライド面103の両端に設けられた塗布幅規制プレートを示す。
塗布液供給系4の調製釜401a〜401cで調製された塗布液を各送液ポンプ402a〜402cにより各供給管403a〜403cを通して、各バー101a〜101dの間に作られた塗布液供給流路部108a〜108cを通り、各ポケット部107a〜107cに供給され、各スリット102a〜102cから吐出された塗布液は、スリット102aから吐出された塗布液の上に、スリット102bから吐出された塗布液が乗り、この上にスリット102cから吐出された塗布液が乗った状態で塗布幅規制プレート104により塗布幅が規制された各スライド面103a〜103cを流下し、リップ部105を介してビード5を形成し、バックロール2により塗布反対面を保持され搬送される帯状光学フィルム基材3の保持部に塗布される。
一般的に本図に示されるスライド型コータを使用して塗布を行うには次の段階を経て行われる。1)最下部のスリットから塗布補助液を吐出させ、流量を決定する。2)中間のスリットから画像形成用の塗布液を吐出させ、流量を決定する。3)最上部のスリットから非画像形成用の塗布液を吐出させ、流量を決定する。4)3)の段階が終了した時点で、各スリットから塗布液を吐出させた状態で、スライド型コータ及び減圧室を待機位置から塗布位置に移動させ、ビードギャップを決め、ビード形成が安定した後にバックロール上の帯状光学フィルム基材上に塗布液を塗布する。又、帯状光学フィルム基材の接合部が通過する時は、接合部が接合用テープにより厚くなっているため、ビードギャップが通常部分と異なり、ビードに影響を与え塗布膜厚が安定にならなくなるため、接合部が通過する直前にスライド型コータを一旦離し、接合部が通過した後、再び塗布点W1に戻しビードギャップを決め塗布を再開しているのが一般的に行われている方法である。
6は塗布の安定化のためスライド型コータ1の下部に設けられた減圧室を示し、601は吸引管を示し、602は排液管を示す。塗布開始時の減圧室の減圧度は、定常状態の塗布時の減圧度に対して、ビードの安定形成、塗布幅の全幅へのビードの短時間の形成、塗布開始時のロス低減を考慮し、50〜600Paとすることが好ましい。
7は帯状光学フィルム基材3に塗布された塗布層を示す。W1は帯状光学フィルム基材3にスライド型コータ1により塗布液を塗布する塗布点を示し、通常バックロールの中心を通る水平軸より上方0〜20度の位置が好ましい。
スライド型コータ1は、開始塗布開始時は塗布点W1に向けて待機位置(不図示)より移動し、塗布終了後には待機位置(不図示)に戻る様に移動可能に載置台(不図示)に載せられている。
図2は図1のXで示される部分の拡大概略図である。図2の(a)は接合のない部分に塗布を行っている状態を示す図1のXで示される部分の拡大概略図である。図2の(b)は繋ぎの部分に塗布を行った状態を示す図1のXで示される部分の拡大概略図である。
図中、3aは帯状光学フィルム基材Aを示し、3bは帯状光学フィルム基材Bを示す。帯状光学フィルム基材3は、帯状光学フィルム基材Aと帯状光学フィルム基材Bとを接合用テープ8により突き合わせ方式で接合されている。Tは接合のない部分に塗布を行っている時のバックアップロール2の上の帯状光学フィルム基材A3aの表面と、同時重層用コータの先端部リップ部とのビードギャップの距離を示す。ビード5aの安定性は、ビードギャツプの距離Tと、塗布液の粘度と、塗布液の流量と、減圧度とにより影響されるため、これらの条件に異常が発生した場合、ビード5aが不安定になる。この結果、塗布ムラとなり塗布層7に影響を与える結果となる。このため、ビード塗布方式の場合はビードギャツプの距離Tは安定塗布を行うための重要な管理項目となっている。通常、ビード塗布の場合のビードギャツプの距離の変動は30〜400μmが限度とされており、帯状光学フィルム基材3は張力5〜50N/mで搬送されている。
帯状光学フィルム基材3の接合用テープ8により突き合わせ方式で接合されている接合部は、接合用テープ8の厚さ分だけ厚くなっている。このため、接合部ではビードギャツプの距離T′が接合がない部分に塗布を行っている時のビードギャツプの距離Tに対して接合用テープ8の厚さ分だけ狭くなる。これにより、接合のない部分に形成されたビード5aは安定性を失い崩れたビード5bとなり、塗布層7が乱れ塗布ムラが発生する結果となる。このため、接合部が来た時はスライド型コータ1を支持体から離し、接合部が通過した後に、再度塗布を行っている場合もある。
図3は図2に示す突き合わせ方式で接合用テープにより接合した帯状光学フィルム基材の接合部の一例を示す概略平面図である。
図中、3cは繋ぎ部を示す。3a1は接合される側の帯状光学フィルム基材A3aの後端部を示す。3b1は新たに接合する帯状光学フィルム基材B3bの先端部を示す。接合部3cは、後端部3a1と先端部3b1との幅方向の両端が直線で平行となるように突き合わせで合わせ、突き合わせ線3c1に沿って貼着した接合用テープ8により接合されている。
(a)に示される突き合わせ方式では、帯状光学フィルム基材A3aの後端部3a1が両端に対して直角になるように切断された端部と、帯状光学フィルム基材B3bの先端部3b1が両端に対して直角になるように切断された端部とが突き合わせで接合されている場合を示している。
(b)に示される突き合わせ方式では、帯状光学フィルム基材A3aの後端部3a1が両端に対して傾斜を持って切断された端部と、帯状光学フィルム基材B3bの先端部3b1が両端に対して傾斜を持って切断された端部とが突き合わせで接合されている場合を示している。θ1は帯状光学フィルム基材A3aの後端部3a1の傾斜角度を示し、傾斜角度θ1は、接合用テープの貼着作業性、接合用テープの使用量を考慮し45〜85°が好ましい。尚、突き合わせ線3c1の形状は、接合用テープ8が突き合わせ線3c1に沿って貼着出来るのであれば特に限定はなく、例えば階段状、鋸刃状、直線、曲線であってもかまわない。本図では直線の場合を示している。
図4は本発明に係わる接合用テープを粘着剤側から見た概略図である。図4の(a)は本発明に係わる接合用テープの粘着剤側から見た拡大概略平面図である。図4の(b)は図4の(a)に示すA−A′に沿った拡大概略断面である。
図中、8aは接合用テープ8の両端に設けられた粘着剤8bの第1粘着剤無設置部分を示し、8cは接合用テープ8の接合用テープ基材を示す。Eは第1粘着剤無設置部分8aの幅を示す。幅Eは0.5〜8mmが好ましい。幅Eが0.5mm未満の場合は、第1粘着剤無設置部分から粘着剤がはみ出し、はみ出した粘着剤がバックアップロールへ転写することで、塗布時にビードが乱れ塗布ムラが発生したり、帯状光学フィルム基材に再転写したりし故障の原因となる。又、搬送ロールに付着することで帯状光学フィルム基材及び塗布終了後の光学フィルムに再転写し異物付着の故障を発生させるため好ましくない。
幅Eが8mmを越える場合は、接合用テープの第1粘着剤無設置部分がめくれ易くなり、めくれた第1粘着剤無設置部分が塗布工程で引っ掛かり、接合用テープがはがれ、帯状光学フィルム基材の接合部が破断する危険があるため好ましくない。又、第1粘着剤無設置部分がめくれ上がることで、粘着剤がはみ出し、はみ出した粘着剤がバックアップロールへ転写することで、塗布時にビードが乱れ塗布ムラが発生したり、帯状光学フィルム基材に再転写したりし故障の原因となる。又、搬送ロールに付着することで帯状光学フィルム基材及び塗布終了後の光学フィルムに再転写し異物付着の故障を発生させるため好ましくない。
Gは粘着剤8cの厚さを示す。厚さGは、10〜100μmが好ましい。厚さGが10μm未満の場合は、接着力が弱くなり接合部が破断する危険があるため好ましくない。厚さGが100μmを越える場合は、粘着剤がはみ出し、はみ出した粘着剤がバックアップロールへ転写することで、塗布時にビードが乱れ塗布ムラが発生したり、帯状光学フィルム基材に再転写したりし故障の原因となる。又、搬送ロールに付着することで帯状光学フィルム基材及び塗布終了後の光学フィルムに再転写し異物付着の故障を発生させるため好ましくない。尚、粘着剤8cの厚さは、粘着剤込みの接合用テープの厚さから接合用テープ基材の厚さを差し引いた計算値を示し、各厚さはマイクロゲージにより測定して求めた。
接合用テープ基材8cの厚さFは、接合用テープの搬送安定性、貼着時の位置、平面性の安定性、接合部の搬送性等を考慮し、10μmから200μmまでが好ましい。より好ましくは、25μmから100μmである。又、テープの幅は特に限定されないが、10mmから100mmが好ましい。
図5は本発明に係わるの他の接合用テープを粘着剤側から見た概略図である。図5の(a)は本発明に係わる他の接合用テープの粘着剤側から見た拡大概略平面図である。図5の(b)は図4の(a)に示すB−B′に沿った拡大概略断面である。
図中、8′aは接合用テープ8′の両端に設けられた粘着剤8′cの第1粘着剤無設置部分を示し、Hは幅を示す。幅Hは図4に示される接合用テープ8の第1粘着剤無設置部分と同じである。
8′bは接合用テープの中央に設けられた粘着剤8′cの第2粘着剤無設置部分を示し、Iは幅を示す。幅Iは、接合精度、接合装置精度、接合強度等を考慮し、2〜10mmが好ましい。
Jは粘着剤8′cの厚さを示す。厚さJは図4に示される接合用テープ8の粘着剤8bの厚さと同じである。
8′eは接合用テープ基材を示し、接合用テープ基材8′eの厚さKは図4に示される接合用テープ8の接合用テープ基材8cの厚さと同じである。
本発明に係る接合用テープに使用する粘着剤としては接合する帯状光学フィルムの種類により異なるため特定することは出来ないが、一般に使用されている粘着剤の中から接合する帯状光学フィルムの種類に合わせ適宜選択することが可能である。粘着剤としては、例えば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、溶剤型粘着剤、水系粘着剤、ホットメルト系粘着剤等が挙げられる。
本発明に係る接合用テープの接合用テープ基材としては、着色加工、半透明加工、或いは各種の蒸着処理を施したポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド、ポリプロピレン(PP)等のプラスチックフィルム、アルミ等の金属箔、各種紙、或いはこれらの積層体が主に用いられている。これらの素材の中で、本発明に好適に用いることが出来るものは、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド等のプラスチックフィルム、各種紙及びこれらの積層体である。積層体として用いる際は、上記接合用テープ基材を接着剤塗布面に用いることが好ましい。更に、この中で好適に用いることが出来るポリエチレンテレフタレート(PET)である。
本図に示す接合用テープの製造方法としては、粘着技術 新高分子文庫 83〜87ページに記載されている一般的な方法で製造することが可能である。例えば、図4に示す塗工幅に彫刻したグラビアコータを用いた方法が好ましい方法として挙げられる。又、接合用テープ基材の全面に粘着剤を塗工した後、不要部分を掻き取る方法もある。
図6は図2のYで示される部分の拡大概略図である。図6の(a)は従来の接合用テープを使用した図2のYで示される部分の拡大概略図である。図6の(b)は図4に示される本発明に係わる接合用テープを使用した図2のYで示される部分の拡大概略図である。
図6の(a)について説明する。図中、9は接合用テープを示し、9aは粘着剤を示す。粘着剤9aは、帯状光学フィルム基材A3aと帯状光学フィルム基材B3bとの突き合わせ部に貼着した時、粘着剤9aが帯状光学フィルム基材3の搬送張力による押圧により接合用テープ9の接合用テープ基材9bの帯状光学フィルム3側の端部9b1(9b2)から押し出されない様に、接合用テープ基材9bに溝を付けて塗工され、接合用テープ基材9bの面と粘着剤9aとの面が同一面になるような形態となっている。このため、接合用テープ基材9bは帯状光学フィルム基材3の搬送張力による押圧によりバックアップロール2に全面が押し付けられる状態となるため、接合用テープ基材基材9bのバックアップロール2側の端部9b3(9b4)がバックアップロール2、搬送ロールにより擦られることで削られ、製造工程内に飛散し、異物付着故障の原因の一つになる欠点を有している。
図6の(b)について説明する。粘着剤8bは、帯状光学フィルム基材A3aと帯状光学フィルム基材B3bとの突き合わせ部に貼着した時、粘着剤8bが帯状光学フィルム基材3の搬送張力5〜50N/mによる押圧により接合用テープ8の接合用テープ基材8cの帯状光学フィルム基材3側の端部8c1(8c2)から押し出されない様に、図4に示す様に第1粘着剤無設置部分8aの幅と、粘着剤8bの厚さとを規定している。又、第1粘着剤無設置部分8aにより、粘着剤8bの厚さ分だけ帯状光学フィルム基材3の間に間隙部を有する状態となるため、バックアップロール2側の接合用テープ基材8cの第1粘着剤無設置部分8aの端部8c3(8c4)は、帯状光学フィルム3の搬送張力5〜50N/mによる押圧が接合用テープ8に掛けられた時、間隙部が緩衝部として作用するので直接に押圧力を受けることがなくな。この結果、バックアップロール2、搬送ロールにより擦られることがないため、図6の(a)に示した接合用テープの場合と異なり異物の飛散がなくなり、安定した製造が可能となる。尚、本図はバックアップロール2側から接合用テープを貼着し、帯状光学フィルム基材A3aと帯状光学フィルム基材B3bとを突き合わせ方式で接合した場合を示しているが、塗布面側から接合用テープを貼着した場合は、バックアップロールによる擦れはなくなるが、搬送ロールによる擦れがあり、次の様な結果となる。
図6の(a)に使用した接合用テープの場合、接合用テープ基材基材9bのバックアップロール2側の端部9b3(9b4)が搬送ロールにより擦られることで削られ、製造工程内に飛散し、異物付着故障の原因の一つになる欠点を有している。図6の(b)に使用した接合用テープの場合、搬送ロールによる擦れに対し図6の(b)に示した効果と同じ効果を示す。
図7は他の形態の接合用テープを使用した時の図2のYで示される部分の拡大概略図である。図7の(a)は従来の他の形態の接合用テープを使用した時の図2のYで示される部分の拡大概略図である。図7の(b)は図5に示される本発明に係わる接合用テープを使用した図2のYで示される部分の拡大概略図である。
図7の(a)の場合について説明する。図中、10は従来の接合用テープを示す。10aは接合用テープ10の両端に設けられた粘着剤10bが塗布されていない第1粘着剤無設置部分を示す。10b1は、帯状光学フィルム基材3の搬送張力5〜50N/mによる押圧により帯状光学フィルム基材A3aと、帯状光学フィルム基材B3bとの突き合わせ方式の接合部から漏れ出た粘着剤を示す。10b2は、帯状光学フィルム基材3の搬送張力5〜50N/mによる押圧により第1粘着剤無設置部分から漏れ出た粘着剤を示す。10c1(10c2)は第1粘着剤無設置部分の帯状光学フィルム側の接合用テープ10の接合用テープ基材10cの端部を示す。10c3(10c4)は第1粘着剤無設置部分の接合用テープ10の接合用テープ基材10cのバックアップロール側の接合用テープ基材10c端部を示す。本図に示す様に、従来の接合用テープ10の場合は、図6の(b)に示す接合用テープと形態は同じであるが、粘着剤10bの厚さに対して、第1粘着剤無設置部分10aの幅とのバランスが取れていないため、漏出した粘着剤10b2による、バックアップロール2への転写に伴い、バックアップロール2の直径が大きくなり、転写した部分のビードギャツプが異なることに伴い塗布膜厚のバラツキが周期的に発生する。又、漏出した粘着剤10b1により、搬送ロールへの転写、帯状光学フィルム裏面への転写が発生し製品のロスが多くなり生産効率の低下が生じる原因となる。
図7の(b)の場合について説明する。8′c1は、帯状光学フィルム基材3の搬送張力5〜50N/mによる押圧により粘着剤8′cが押されて第2粘着剤無設置部分8′b側に出た粘着剤を示す。8′c2は、帯状光学フィルム3の搬送張力5〜50N/mによる押圧により粘着剤8′cが押されて第1粘着剤無設置部分8′a側に出た粘着剤を示す。他の符号は図5の(a)と同義である。本図に示す様に第2粘着剤無設置部分8′bを設けることで、図4の(a)に示す本発明に係わる接合用テープよりも更に使用する粘着剤に対する厚さ、第1粘着剤無設置部分の幅の許容範囲が広がり使用出来る接合用テープが広がった。尚、本図はバックアップロール2側から接合用テープを貼着し、帯状光学フィルム基材A3aと帯状光学フィルム基材B3bとを接合した場合を示しているが、塗布面側から接合用テープを貼着した場合、次の様な結果となる。
図7の(a)に使用した接合用テープの場合、漏出した粘着剤10b1がバックアップロールによる転写し、塗布膜厚のバラツキの原因になるし、漏出した粘着剤10b2は、帯状光学フィルム基材及び帯状光学フィルムの裏面、搬送ロールに転写子し、異物付着の故障の原因になる。図7の(b)に使用した接合用テープの場合、バックアップロール側に貼着した場合と同じ結果となる。
本発明に係る帯状光学フィルム基材としては特に限定はなく、例えば、セルロースエステル系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリカーボネート系フィルム、ポリアリレート系フィルム、ポリスルホン(ポリエーテルスルホンも含む)系フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロファン、セルロースジアセテートフィルム、セルローストリアセテート、セルロースアセテートブチレートフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニルアルコールフィルム、シンジオタクティックポリスチレン系フィルム,ポリカーボネートフィルム、シクロオレフィンポリマーフィルム(アートン(JSR社製)、ゼオネックス、ゼオネア(以上、日本ゼオン社製))、ポリメチルペンテンフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、ポリエーテルケトンイミドフィルム、ポリアミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ナイロンフィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム、アクリルフィルム等を挙げられる。これらのフィルムは、溶融流延製膜で製造されたフィルムであっても、溶液流延製膜で製造されたフィルムであってもよい。
本発明に係る塗布液としては、特に限定はなく、例えば、プラズマディスプレイ、有機EL、液晶ディスプレイ用に使用する光学フィルム用の防眩層、反射防止層に使用する塗布液等が挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明の具体的な効果を示すが、本発明の態様はこれに限定されるものではない。
実施例1
以下に示す方法に従って、ハードコート層を有する帯状光学フィルムを作製した。
(ハードコート層用塗布液の準備)
以下に示すハードコート層用塗布液を調製した。
ハードコート層塗布液の組成
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 60質量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20質量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20質量部
イルガキュア184(チバスペシャルティケミカルズ(株)製) 2質量部
イソプロピルアルコール 50質量部
酢酸エチル 50質量部
メチルエチルケトン 50質量部
(接合用テープの準備)
図4の(a)に示される接合用テープを粘着剤の厚さ、第1粘着剤無設置部分の幅を表−1に示す様に変えた接合用テープを準備し、No.1−a〜1−pとした。尚、接合用テープ基材としては、厚さ30μm、幅1000mmのポリエチレンを使用し、細幅に裁断した接合用テープの粘着剤の塗布幅が50mmとなるように塗布し乾燥した後、表−1に示す第1粘着剤無設置部分を残るような細幅に裁断して使用した。粘着剤としてはゴム系粘着剤を使用した。
Figure 2006154199
〈帯状光学フィルムの作製〉
幅500mm、厚さ175μm、長さ500mのセルローストリアセテート樹脂フィルムの帯状光学フィルム基材を、準備した接合用テープNo.1−a〜1−pを使用し、図3の(a)に示す様な突き合わせ接合方法により2箇所接合し1,500mの帯状光学フィルム基材を作製しNo.1−1〜1−16とした。接合用テープはバックアップロール側に、押圧は約5Nで貼着した。
〈塗布・乾燥〉
準備した各帯状光学フィルム基材No.1−1〜1−16上に準備したハードコート層用塗布液を塗布速度20m/min、塗布幅460mmで図1に示すスライドコータを使用して塗布し、次いで80℃に設定された乾燥部で乾燥した後、紫外線を150mJ/cm2照射して塗布層を硬化させ、厚さ5μmのハードコート層(屈折率1.5)を形成した帯状光学フィルムを作製し試料No.101〜116とした。塗布を行う時のスライドコータとバックアップロール上の帯状光学フィルムとの間隙(ビードギャップ)は100μmとした。又、塗布・乾燥時の帯状光学フィルムの搬送張力は50N/mとした。
(評価)
得られた試料No.101〜116に付き、塗布ムラの有無、バックアップロールへの粘着剤の付着の有無を目視観察し、以下に示す評価ランクで評価した結果を表2に示す。
塗布ムラの評価ランク
○:塗布ムラが殆どなく製品化レベル
△:塗布ムラが弱く確認されるが製品化許容レベル
×:塗布ムラが強く確認され、製品とすることが不可のレベル
バックアップロールへ付着の評価ランク
○:付着がない
△:塗布に影響を与えない程度のわずかな付着が認められる
×:付着が認められる
Figure 2006154199
試料No.108は塗布ムラ、バックアップロールへの付着が認められなかったが、第1粘着剤無塗工部分が搬送途中でめくれ上がり、搬送工程で引っ掛かり接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。試料No.109は、塗布ムラ、バックアップロールへの付着が認められなかったが、接着力が不足し搬送途中で接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。試料No.116は塗布ムラ、バックアップロールへの付着が認められなかったが、乾燥工程で接着力が弱くなり接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。本発明の有効性が確認された。
実施例2
以下に示す方法に従って、ハードコート層を有する帯状光学フィルムを作製した。
(ハードコート層用塗布液の準備)
実施例1と同じ組成物のハードコート層用塗布液を使用した。
(接合用テープの準備)
実施例1と同じ接合用テープを準備した。
〈帯状光学フィルム基材の準備〉
実施例1で使用した帯状光学フィルム基材と同じ帯状光学フィルム基材を使用し、突き合わせ接合方法により接合する時に、接合用テープを塗布面側に貼着した他は全て実施例1と同じ条件で帯状光学フィルム基材を作製しNo.2−1〜2−16とした。
〈塗布・乾燥〉
準備した各帯状光学フィルム基材No.2−1〜2−16上に、準備したハードコート層用塗布液を図1に示すスライドコータを使用して塗布し実施例1と同じ条件で塗布し、同じ条件で乾燥しハードコート層(屈折率1.5)を形成した帯状光学フィルムを作製し試料No.201〜216とした。
(評価)
得られた試料No.201〜216に付き、バックアップロールへの粘着剤の付着、異物付着の有無、搬送ロールへの粘着剤の付着の有無を目視観察し、以下に示す評価ランクで評価した結果を表3に示す。尚、バックアップロールへの粘着剤の付着、塗布ムラの評価ランクは実施例1と同じとした。
異物付着の評価ランク
○:異物付着が殆どなく製品化レベル
△:異物付着が弱く確認されるが製品化許容レベル
×:異物付着が強く確認され、製品とすることが不可のレベル
搬送ロールへ付着の評価ランク
○:付着がない
△:塗布に影響を与えない程度のわずかな付着が認められる
×:付着が認められる
Figure 2006154199
試料No.208はバックアップロール、搬送ロールへの付着、塗布ムラ、異物付着は認められなかったが、第1粘着剤無塗工部分が搬送途中でめくれ上がり、搬送工程で引っ掛かり接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。試料No.209は、バックアップロール、搬送ロールへの付着、塗布ムラ、異物付着は認められなかったが、接着力が不足し搬送途中で接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。試料No.216はバックアップロール、搬送ロールへの付着、塗布ムラ、異物付着は認められなかったが、乾燥工程で接着力が弱くなり接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。本発明の有効性が確認された。
実施例3
以下に示す方法に従って、ハードコート層を有する帯状光学フィルムを作製した。
(ハードコート層用塗布液の準備)
実施例1と同じ組成物のハードコート層用塗布液を使用した。
(接合用テープの準備)
図5の(a)に示される接合用テープの第1粘着剤無設置部分、第2粘着剤無設置部分の幅及び粘着剤の厚さを表−4に示す様に変えた接合用テープを準備し、No.3−a〜3−tとした。尚、接合用テープ基材としては、厚さ30μm、幅1000mmのポリエチレンテレフタレートを使用し、粘着剤を塗布し、乾燥した後、表−4に示す第1粘着剤無設置部分を残るような幅60mmに裁断して使用した。尚、各接合用テープNo.3−a〜3−tの2条の粘着剤の各条の塗布幅は表−4に示す様に第1粘着剤無設置部分、第2粘着剤無設置部分の幅を接合用テープの幅60mmから差し引いた幅の半分とした。粘着剤としてはアクリル系粘着剤を使用した。
Figure 2006154199
〈帯状光学フィルム基材の準備〉
幅500mm、厚さ175μm、長さ500mのセルローストリアセテート樹脂フィルムの帯状光学フィルム基材を準備した接合用テープNo.3−a〜3−tを使用し、図3の(b)に示す様な傾斜した突き合わせ接合方法により2箇所接合し1500mの帯状光学フィルム基材を作製し3−1〜3−20とした。各接合用テープはバックアップロール側に、押圧は約5Nで貼着した。尚、突き合わせ角度は55°とした。
〈塗布・乾燥〉
準備した各帯状光学フィルム基材No.3−1〜3−20上に、準備したハードコート層用塗布液を図1に示すスライドコータを使用して塗布し実施例1と同じ条件で塗布し、ハードコート層(屈折率1.5)を形成した帯状光学フィルムを作製し試料301〜320とした。
(評価)
得られた試料No.301〜320に付き、塗布ムラの有無、バックアップロールへの粘着剤の付着の有無を目視観察し、実施例1と同じ評価ランクで評価した結果を表5に示す。
Figure 2006154199
試料No.306、315は、塗布ムラ、バックアップロールへの付着が認められなかったが、接着力が不足し搬送途中で接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。試料No.314は塗布ムラ、バックアップロールへの付着が認められなかったが、第1粘着剤無塗工部分が搬送途中でめくれ上がり、搬送工程で引っ掛かり接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。試料No.320は塗布ムラ、バックアップロールへの付着が認められなかったが、乾燥工程で接着力が弱くなり接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。本発明の有効性が確認された。
実施例4
以下に示す方法に従って、ハードコート層を有する帯状光学フィルムを作製した。
(ハードコート層用塗布液の準備)
実施例1と同じ組成物のハードコート層用塗布液を使用した。
(接合用テープの準備)
実施例3と同じ接合用テープを準備した。
〈帯状光学フィルム基材の準備〉
実施例3と同じ帯状光学フィルム基材と同じ帯状光学フィルム基材を使用し、突き合わせ接合方法により接合する時に、接合用テープを塗布面側に貼着した他は全て実施例3と同じ条件で帯状光学フィルム基材を作製しNo.4−1〜4−20とした。
〈塗布・乾燥〉
準備した各帯状光学フィルム基材No.4−1〜4−20上に、準備したハードコート層用塗布液を図1に示すスライドコータを使用して塗布し実施例1と同じ条件で塗布し、同じ条件で乾燥しハードコート層(屈折率1.5)を形成した帯状光学フィルムを作製し試料No.401〜420とした。
(評価)
得られた試料401〜418に付き、バックアップロールへの粘着剤の付着、異物付着の有無、搬送ロールへの粘着剤の付着の有無を目視観察し、バックアップロールへの粘着剤の付着、塗布ムラの評価ランクは実施例1と同じ評価ランクとし、異物付着の有無、搬送ロールへの粘着剤の付着の評価ランクは実施例2と同じ評価ランクで評価した結果を表6に示す。
Figure 2006154199
試料No.406、415は、バックアップロール、搬送ロールへの付着、塗布ムラ、異物付着が認められなかったが、接着力が不足し搬送途中で接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。試料No.414は塗布ムラ、バックアップロールへの付着が認められなかったが、第1粘着剤無塗工部分が搬送途中でめくれ上がり、搬送工程で引っ掛かり接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。試料No.420は塗布ムラ、バックアップロールへの付着が認められなかったが、乾燥工程で接着力が弱くなり接合部が破断する事故が発生し実用化は不可と判断した。本発明の有効性が確認された。
スライド型コータを使用しビードを形成し塗布するスライド塗布方式の概略図である。 図1のXで示される部分の拡大概略図である。 図2に示す突き合わせ方式で接合用テープにより接合した帯状光学フィルム基材の接合部の一例を示す概略平面図である。 本発明に係わる接合用テープを粘着剤側から見た概略図である。 本発明の他の接合用テープを粘着剤側から見た概略図である。 図2のYで示される部分の拡大概略図である。 他の形態の接合用テープを使用した時の図2のYで示される部分の拡大概略図である。
符号の説明
1 スライド型コータ
2 バックアップロール
3 帯状光学フィルム基材
3a 帯状光学フィルム基材A
3b 帯状光学フィルム基材B
3c 接合部
3c1 突き合わせ線
4 塗布液供給系
5、5a、5b ビード
6 減圧室
7 塗布層
8、8′、10接合用テープ
8a、8′a、10a 第1粘着剤無設置部分
8b、8′c、8′c1、8′c2、9a、10b、10b1、10b2 粘着剤
8′b 第2粘着剤無設置部分
8c、8′e、9b、10c 接合用テープ基材
8c3、8c4、9b1〜9b4、10c1、10c2 端部
T、T′ 距離
E、H、I 幅
F、G、J、K 厚さ

Claims (5)

  1. 連続搬送される帯状光学フィルム基材を巻回搬送ガイドするバックアップロールと、該バックアップロールに近接し前記帯状光学フィルム基材に、ビードを形成させ塗布するコータと、前記ビードの上流側の前記バックアップロールの外周面に近接して設けられた減圧室とを有する塗布装置を用いて、前記帯状光学フィルム基材に塗布液を塗設し帯状光学フィルムを製造する帯状光学フィルムの製造方法において、該帯状光学フィルム基材は少なくとも2つの帯状光学フィルム基材A及び帯状光学フィルム基材Bを突き合わせ方式で接合用テープを用いて接合されており、該接合用テープは、接合用テープ基材に厚さ10〜100μmの粘着剤が設けられている部分と、該接合用テープ基材の両端に幅0.5〜8mmに設けられた粘着剤が設けられていない第1粘着剤無設置部分とを有し、前記接合用テープで接合された該帯状光学フィルム基材A及び該帯状光学フィルム基材Bを該塗布装置に通過させながら塗布することを特徴とする帯状光学フィルムの製造方法。
  2. 前記接合用テープで接合された、帯状光学フィルム基材A及び該帯状光学フィルム基材Bの接合部は塗布液を塗布しないことを特徴とする請求項1に記載の帯状光学フィルムの製造方法。
  3. 前記接合用テープは、接合用テープ基材の中央部に幅2〜10mmの第2粘着剤無設置部分を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の帯状光学フィルムの製造方法。
  4. 前記帯状光学フィルム基材A及び帯状光学フィルム基材Bは、バックアップロール側に接合用テープを貼着し接合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の帯状光学フィルムの製造方法。
  5. 前記帯状光学フィルム基材A及び帯状光学フィルム基材Bは、塗布面側に接合用テープを貼着し接合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の帯状光学フィルムの製造方法。
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