JP2006154194A - 自動写真撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 背景として使用されるカーテン背景手段のの細かい模様や風合いが鮮明に写し出された写真や、カメラが利用者に対して近付いたり、遠ざかったりしながら撮影したかのような組み合わせの写真の撮影を可能とする自動写真撮影装置を提供する。
【解決手段】 被写体を収容するスペースを有する撮影ブース30と、撮影ブース30内の被写体を撮影するための少なくとも一の撮影手段と、撮影手段の撮影視野内への展開と収納を可能とされたカーテン43a、bを有し、撮影手段からの距離が小さい近位置と撮影手段からの距離が大きい遠位置との間で移動可能とされた背景手段とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影ブース内において被写体の写真を撮影する自動写真撮影装置に関し、特に、撮影手段から背景手段までの距離を変更することが可能とされた自動写真撮影装置に関する。
従来より、撮影ブース内に向けて設置されたCCDカメラなどの撮影手段により被写体の画像を撮影し、当該画像を写真としてユーザに提供する自動写真撮影装置が知られている。
このような自動写真撮影装置には、撮影ブースの背面部に、撮影視野内への展開と収納が可能とされた、様々な配色、模様や色彩が施され、或いは、素材などが異なる複数のたカーテンや板状の背景部材などの背景手段を複数準備設置することで、多様な背景を使用した写真撮影を行うことが可能とされているものがある。
しかしながら、利用者の全身写真の撮影を可能にするためには、カメラと利用者の立ち位置の間にある程度の距離を確保する必要があり、撮影の際の背景として使用するカーテン背景手段は、必然的にその場合の立ち位置よりもカメラから離れた位置に配置されることになる。
このため、カーテン背景手段に細かい模様が施されていたり、背景手段カーテンに独特の風合いの素材が使用されている場合であっても、撮影された写真からは、その模様や風合いが識別できない場合があった。
また近年では、一連の写真撮影(撮影セッション)をプログラム制御で自動的に進行させながら、写真撮影毎に、利用者に対して立ち位置やポーズなどを指示するナレーションを再生することで、スタジオでカメラマンによる写真撮影が行われているような雰囲気を演出するようにされた自動写真撮影装置も知られている。
このような自動写真撮影装置では、利用者を撮影ブースの後方に移動させて行う全身写真の撮影と、利用者を撮影ブースの前方に移動させて行うアップ写真の撮影を組み合わせて撮影セッションを進行させるなど、利用者に飽きが来ないための工夫がなされているが、全身写真の場合は利用者と背景手段カーテンの距離が常に近くなり、逆に、アップ写真の場合は利用者と背景手段カーテンの距離が常に遠くなるなどの制約があるために、撮影される写真に一層のバリエーションを持たせることができなかった。。
特開2000−267179号公報 特開2003−177462号公報
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、背景手段背景として使用されるカーテンに施された細かい模様やカーテンの風合いなどを鮮明に識別することが可能な写真を撮影できる自動写真撮影装置を提供することをその課題とする。
また本発明は、背景手段として使用するカーテンなどの枚数を増加させることなく、写真撮影の際の背景の雰囲気をより多様に変化させることができる自動写真撮影装置を提供することをもその課題とする。
また本発明は、カーテンの本数を増加させることなく、写真撮影の際の背景の雰囲気をより多様に変化させることができる自動写真撮影装置を提供することをもその課題とする。
また本発明は、カーテン背景手段と利用者との距離を変えることなく、利用者の全身写真、および、アップ写真の撮影を可能とし、これにより、カメラが利用者に対して近付いたり、遠ざかったりしながら撮影したかのような組み合わせの写真を撮影できる自動写真撮影装置を提供することをもその課題とする。
本発明は、上記の問題点を解決したものであり、被写体を収容するスペースを有する撮影ブースと、前記撮影ブース内の被写体を撮影するための少なくとも一の撮影手段と、前記撮影手段の撮影視野内への展開と収納を可能とされたカーテンを有し、前記撮影手段からの距離が小さい近位置と前記撮影手段からの距離が大きい遠位置との間で移動可能とされた背景手段とを備えることを特徴とする自動写真撮影装置である。
即ち、本発明における撮影自動写真撮影装置で手段は、背景手段が、撮影視野内への展開と収納が可能とされたカーテンを有する背景手段が、撮影手段からの距離が小さい近位置と、当該近位置よりも撮影手段からの距離が大きい遠位置との間で移動可能とされているために、利用者を撮影ブースの後方に位置させて行う全身写真の撮影と、利用者を撮影ブースの前方に位置させて行うアップ写真の撮影を、ともに、背景手段を遠位置とした状態で行うことができることに加えて、利用者を撮影ブースの前方に移動させて行うアップ写真の撮影を、背景手段を近位置とした状態で行うことも可能となり、撮影のバリエーションを従来より高めることができる。
また、背景手段を近位置とした状態での撮影が可能となるために、従来の装置で撮影された写真では識別できなかったような、背景手段に施されたカーテンの細かい模様や質感が鮮明に映し出された写真の撮影が可能となる。
更には、利用者を撮影ブースの後方に位置させ、背景手段を遠位置とした状態での全身写真の撮影と、利用者を撮影ブースの前方に位置させ、背景手段を近位置とした状態でのアップ写真の撮影とを組み合わせて行うことで、カメラマンによる撮影のように、カメラが利用者に近付いたり、遠ざかったりしながら撮影したかのような組み合わせの写真を得ることが可能となる。
また、本発明の背景手段は、近位置から遠位置に向けて延びる軌道上に設置されたものとすることが可能であり、これにより、近位置と遠位置の間での背景手段の移動を円滑に行うことが可能となる。
また、本発明の自動写真撮影装置は、背景手段を軌道上において駆動するための駆動手段と、撮影手段による写真撮影に同期して駆動手段を制御する制御手段とを更に備えるものとすることも可能である。
また、本発明の背景手段は、撮影視野内への展開と収納を可能とされたカーテンを有するものとすることが可能であり、これにより、背景の切替を容易に行うことが可能となる。
また、上記背景手段が備えるカーテンは、撮影ブースの天井部にロール状に巻かれて収納されるものとし、カーテンの撮影視野内への展開と、撮影視野内からの収納が、カーテンを支持する支持部材を回転駆動することにより行われるものとすることも可能である。
また、本発明の背景手段を、例えば、模様、色彩、素材などがそれぞれ異なる複数のカーテンを備えるものとすることにより、背景の多様性を一層高めることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動写真撮影装置1の内部構造を示す一部切り欠き側面説明図であり、図2、3は、それぞれ同装置1の筐体10の正面図、及び、背面図であり、図4は、同装置1が備える本発明の背景手段である背景ユニット40の底面図である。
図1に示されるように、自動写真撮影装置1は、筐体10と、撮影ブース30より構成されており、筐体10には、撮影ブース30内に位置する利用者の写真画像を撮影するための第1、第2のCCDカメラ11、12、撮影した画像を印刷して写真プリントを利用者に提供するプリンタ72、及び、後述のパーソナルコンピュータ60などが設けられている。
また、図1中の13、14は液晶モニタ、及び、ハーフミラーであり、ハーフミラー14は、液晶ディスプレイ13上の画像を表示窓15方向に反射するとともに、表示窓15からの利用者の像を第1のCCDカメラ11方向に透過させる働きを有し、表示窓15からの液晶ディスプレイ13上の画像の鑑賞と、表示窓15正面に位置する利用者の第1のCCDカメラ11からの撮影とを可能とするものである。
また、筐体10の正面には、フラッシュライト16、17、及び、フラッシュライトを拡散させるための拡散窓18、19が設けられ、後述の撮影セッションにおける必要な照明が行われるようにされている。
また、図2に示されるように、筐体10正面には、上述の表示窓15、第2のCCDカメラ12、拡散窓18、19の他、第1、第2のCCDカメラ11、12によるリアルタイムの撮影画像を表示するモニタ20、21、各種操作を入力するためのカーソルキーや決定ボタンなどからなる操作パネル22、コイン投入を受け入れるコイン投入口23、及び、効果音や利用者に対するインストラクションなどを再生するためのスピーカ24が設けられている。
また、図3に示されるように、筺体10の背面には、CCDカメラ11、12により撮影した画像に対する編集の操作を行うためのタッチパネル式モニタ25と、2本のタッチペン28a、28bが設けられている。
タッチパネル式モニタ25は、透明なタッチパネル26を液晶ディスプレイ27上に積層したものであり、液晶ディスプレイ27上におけるタッチペン28a、28bの操作位置を検知することにより、液晶ディスプレイ27上に表示される画像に対する編集入力を可能とするものである(図6参照)。
また、タッチパネル式モニタ25のやや上方両側に、編集入力の操作を行っている利用者に向けて効果音やインストラクションを出力するためのスピーカ29が設けられている。
撮影ブース30は、遮光性の板乃至シートで形成された天井部31、背面部32を備え、更に、撮影ブース30の筐体10から背面部32に至る両側面には不図示の側壁、及び、出入り口が設けられ、これら筐体10、天井部31、背面部32、及び、両側壁に囲われた空間に、利用者を収容する撮影スペースが形成されている。
また、撮影ブース30の天井部31には、筐体10に近い側(前方)から遠い側(後方)に向けて延びる軌道33が撮影ブース30の幅方向に2本平行に設置されており、この軌道33上には、軌道33に沿って前後に移動可能とされた背景ユニット40が載置されている。
この背景ユニット40は、4本の車輪41が不図示のモータにより駆動されて軌道33上を自走するようになっており、図1において実線で示される背景ユニット40の位置(遠位置)と破線で示される背景ユニット40の位置(近位置)との間の任意の位置に移動させることが可能となっている。
また、背景ユニット40には、中心軸材上にロール状に巻かれた2本のカーテン43a、bが、それぞれの中心軸材を横梁部材42a、bに軸支されて収容されており、これらのカーテン43a、bは、それぞれの中心軸材をモータ44a、bにより回転させることで、CCDカメラ11、12の撮影視野内に展開させ、或いは、撮影視野範囲外に収納することが可能となっている。
また、ロール状に巻かれたカーテン43a、bの僅かに下方位置には、撮影ブース30の左側壁側において、発光素子45a、b、受光素子46a、bよりなる2組の左側光センサーが取り付けられており、また、撮影ブース30の右側壁側において、発光素子47a、b、受光素子48a、bよりなる2組の右側光センサーが取り付けられている。
なお、図4中の49a、bは、カーテン43a、bの揺れを規制して鉛直下方に垂下させるためのガイドである。
図5(a)、(b)は、展開状態にあるカーテン43a、bの形状、及び、これに施された模様とともに、展開状態にあるカーテン43a、bに対する、左側光センサー、及び、右側光センサーの設置位置P1、P2を示している。なお、カーテン43a、bの素材としては、例えば、レーヨン、アクリル、ポリエステルなどの通常のカーテン素材を使用することができ、また、メッシュやキルティングなど、独特の素材感を有する生地のカーテンを使用することができる。
図示されるように、カーテン43a、bは、それぞれ、展開された状態でCCDカメラ11、12の撮影視野、又は、画角に対して十分な大きさの矩形形状を有しており、また、その左側上方部の左側光センサーの設置位置P1に対応する部分には、切り欠き部(光が通過できるようにした部分)50が形成されている。
従って、カーテン43a、bが展開した状態では、P1の位置に設置された発光素子45a、bから受光素子46a、bへの光が、当該切り欠き部50を通過できるようになっている一方、カーテン43a、bが巻き取られている途中では、発光素子45a、bからの光はカーテンの素材により遮断され、カーテン43a、bの下端が左側光センサーの設置位置P1よりも高い位置まで巻き取られると、上記光が再び受光素子46a、bに通過できるようになる。
これに対して、P2の位置に設置された右側光センサーの発光素子47a、bからの光は、カーテン43a、bの下端がP2よりも下方に位置している間は常に遮断され、これよりも上方まで巻き取られている場合にのみ、受光素子48a、bに受光されるようになっている。
従って、左側光センサー、及び、右側光センサーの双方において受光が検知される場合には、カーテン43a、bの収納が完了した状態にあり、左側光センサーにおいて受光が検知される一方で、右側光センサーにおいて受光が検知されない場合には、カーテンの展開が完了した状態にあるとの判断を行うことが可能となる。
図6は、自動写真撮影装置1のシステム構成を示す説明図である。
パーソナルコンピュータ60は、バス61により相互に接続されるCPU62、ROM63、RAM64、インターフェース(I/F)65を備えている。インターフェース65にはハードディスク66、CD−ROMドライブ67とともに、後述の各種外部機器が接続されている。
ハードディスク66には、自動写真撮影装置1の全体の動作、処理等を制御するためのプログラムや、液晶ディスプレイ13、27、スピーカ24、29から映像、音響を再生するための映像データ、及び、音響データの他、撮影セッションにおいて撮影された画像データ、編集セッションにおいて使用される各種の編集用画像、演出画像などが記憶される。
ROM63は、パーソナルコンピュータを制御するための基本的なプログラムを格納している。
RAM64は、編集対象の画像や、利用者が入力した編集の内容などの作業データを一時的に記憶するものである。
インターフェース65には、更にCCDカメラ11、12、液晶ディスプレイ13、操作パネル22、タッチパネル式モニタ25、タッチペン28a、28b、背景ユニット40を自走させるためのモータや、カーテン43a、bの展開、収納を行うためのモータ44a、bの動作を制御するためのモータ制御装置68、フラッシュライト16、17などの照明を制御する照明制御装置69、スピーカ24、29に接続された音響制御装置70、コイン処理部71、プリンタ72などの外部機器が接続されており、CPU62とこれら各機器との間における信号の授受が可能とされている。
図7は、自動写真撮影装置1の全体の動作を説明するフローチャートである。
コイン処理部71から所定金額のコイン検知信号をCPU62が受信した場合、CPU62は、「撮影を始めるよ。撮影の後は、右のブースで落書きだよ」のようなプレイ説明をディスプレイ13に表示させ(ステップS1)、撮影セッションを開始させる。
撮影セッションに入ると、ディスプレイ13上には、図8(a)に示すような撮影モード選択画面80が表示されて利用者による撮影モード選択の受付が行われる(ステップS2)。
撮影モード選択画面80には、図示されるように、利用者がマニュアルで背景のセッティングを指定しながら撮影を行う「マニュアルモード」と、プログラム制御で自動的に背景のセッティングや写真撮影が進行する「オートモード」の選択肢が表示されている。この撮影モード選択画面80では、選択状態の選択肢が反転表示で示されており、操作パネル22のカーソルボタンを用いていずれかの選択肢を選択状態とし、操作パネル22の決定ボタンを押すなどによりその選択を確定できるようになっている。
ステップS2において「オートモード」が選択された場合には、モータ制御装置68は、ハードディスク66に記録されたプログラムに従って、背景ユニット40を近位置と遠位置の間の所定の位置に移動させるとともに、背景ユニット40の位置に応じた利用者の立ち位置を指示するインストラクションをスピーカー24から出力させ、同時に、予め定められたカーテン43a、44bを撮影視野内に展開させることで背景のセッティングを行う(ステップS3)。
この間、CCDカメラ11、12により撮影されたスルーの映像が、液晶モニタ20、21に表示されており、利用者は、この映像により自身のポーズを確認することができる。
CPU62は、左側光センサー、及び、右側光センサーからの信号により、背景のセッティングの完了を検知すると、「3、2、1」のようなカウントダウン音声をスピーカ24から出力させた後に、フラッシュライト16、17を発光させるとともにCCDカメラ11、12による写真撮影を実行し、撮影された画像をハードディスク66に記録する(ステップS4)。
「オートモード」における撮影セッションでは、所定回数、例えば、7回の写真撮影が実行されるようになっており、ステップS5において、CPU62が所定回数の写真撮影が実行済みであると判断した場合には、撮影セッションは終了し、実行済みでなければ、次回の撮影のために、処理はステップS3に戻されて、前回とは異なる態様での背景のセッティングが行われる。
ステップS2において、「マニュアルモード」の選択肢が選択された場合には、CPU62は、ディスプレイ13上に背景指定画面81を表示させて、利用者による背景指定の受付を行う(ステップS6)。
図8(b)は、背景指定画面81の一例であり、画面上段にはカーテン43a、bのいずれかを選択するためのアイコン82a、bが表示され、その下段には、背景ユニットを配置させるべき位置の選択肢のアイコン83a〜cが表示されている。なお、下段に表示される「前」のアイコン83aは、近位置に、「後ろ」のアイコン83bは、遠位置に、「真ん中」のアイコン83cは、近位置と遠位置の中央付近の位置にそれぞれ対応付けられている。
この背景指定画面81では、当初、上段のアイコン82a、bがアクティブとなっており、操作パネル22上のカーソルボタンを操作することで、選択状態を表す太枠の表示がアイコン82a、b間で移行し、操作パネル22の決定ボタンを操作することで選択が確定するようになっている。
また、上段のアイコン82a、bの選択が確定すると、続いて、下段のアイコン83a〜cがアクティブとなり、同様に、カーソルボタンの操作により選択状態を表す太枠の表示をアイコン83a〜c間で移行させて選択を行い、決定ボタンによりその選択を確定させることができる。
上記による背景指定が完了すると、モータ制御装置68は、背景ユニット40を自走させるためのモータを駆動して、背景ユニット40をアイコン83a〜cの選択により指定された位置に移動させるとともに、モータ44a、bを駆動して、アイコン82a、bの選択により指定されたカーテン43a、bを撮影視野内に展開させることにより、背景のセッティングを行う(ステップS7)。
この間、利用者は、モニタ20、21により自身の写りを確認しながら背景ユニット40の位置に応じて立ち位置を決めることができ、その後、CPU62は、上記と同様の態様で写真撮影を実行する(ステップS8)。
「マニュアルモード」の撮影セッションにおいても、所定回数、例えば、7回の写真撮影が可能になっており、ステップS9において、CPU62が所定回数の写真撮影が実行済みであると判断した場合には、撮影セッションは終了し、実行済みでなければ、次回の撮影のために、処理はステップS6に戻される。
図9(a)〜(c)は、上記のような撮影セッションにおいて撮影された写真画像の一例を示す説明図であり、図9(a)、(b)は、背景ユニットを遠位置に配置し、利用者の立ち位置をそれぞれ前方(筐体10に近い位置)、及び、後方(筐体10から遠い位置)として撮影した画像であり、図9(c)は、背景ユニットを近位置に配置し、利用者の立ち位置を前方として撮影した画像である。
ここで、図9(a)と図9(b)のような写真の組み合わせは、従来の自動写真撮影装置においても撮影することができたものであり、図9(c)のような構図の写真、或いは、図9(a)と図9(c)や、図9(b)と図9(c)のような写真の組み合わせは、本発明の自動写真撮影装置により初めて撮影することが可能となったものである。
そして、カーテン43a、bとして、細かい模様が施されたカーテンを使用した場合や、メッシュやキルティングなど、独特の素材感の生地を用いたカーテンを使用した場合には、図9(c)のように背景ユニットを近位置(或いは、なるべく前方)に配置して撮影を行うことにより、カーテンの細かい模様や素材の質感を鮮明に識別できる写真画像を得ることが可能となる。
また、図9(a)と図9(c)の対比から明らかなように、写真中の人物の構図を変えることなく、背景のカーテンが遠くにある状態と、近くにある状態の写真を撮り分けて、背景の雰囲気を変化させることが可能であり、従って、使用するカーテンの本数を増加させることなく、撮影される背景の種類を増加させることが可能となる。
また、図9(b)と図9(c)の対比から明らかなように、写真中の背景の構図を変えることなく、人物の構図のみを全身写真にしたり、アップ写真にしたりすることが可能であり、これにより、カメラが人物に近付いたり、遠ざかったりしながら撮影したかのような組み合わせの写真を得ることが可能となっている。
撮影セッションが終了すると、液晶ディスプレイ13上に「次はらくがきだよ」のような利用者を筐体10の背面側に誘導するためのメッセージを表示させた後、編集入力の受付(ステップS10)、及び、レイアウトの受付(ステップS11)のステップを順次実行する。
編集入力の受付のステップ(ステップS10)では、撮影セッションにおいて撮影された画像をタッチパネル式モニタ25に表示させつつ、タッチペン28a、bによる操作に応じて、上記画像に対する線画描画、スタンプ画像の貼付、フレーム処理などの編集を行いうるようにされており、レイアウト受付のステップ(ステップS11)では、撮影され、或いは更に、ステップS10における編集が加えられた画像、及び、推奨レイアウトがタッチパネル式モニタ25上に表示され、利用者が印刷を希望する画像、及び、レイアウトをタッチペンタッチペン28a、bにより選択することにより、画像印刷のレイアウトを設定できるようにされている。
レイアウトの設定の終了後、選択された画像、及び、レイアウトのデータは、CPU62によりプリンタ72に送信されて写真プリントの印刷(ステップS12)が実行され、印刷された写真プリントが不図示の写真排出口から利用者に提供される。
以上、本発明の一実施形態に係る自動写真撮影装置を例に本発明の説明を行ったが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲において、種々の改変が可能である。

例えば、上記実施形態においては、背景ユニットとして、撮影手段の撮影視野内への展開と収納が可能とされたカーテンを使用する場合を説明したが、このようなカーテンに代えて、板状の背景部材を使用することで、背景の質感をカーテンを使用する場合とは大幅に変えることが可能である。
この場合、背景ユニット40から柱状の部材を撮影ブース内に垂下させ、当該柱状の部材に、例えば、蝶番などを介して上記板状の背景部材を1枚、或いは、複数枚、回転可能に取り付けることが可能であり、この場合には、背景ユニット40の自走により、撮影手段から板状の背景部材までの距離を変更させることができることに加えて、板状の背景部材を柱状の部材の周りに回転させることで、撮影手段から見た板状の背景部材の角度を変えたり、複数の板状の背景部材間で、背景として使用する板状の背景部材を変更したりするなども行い得るようになるため、より多様な態様の背景を楽しむことができる。
また、上記実施形態では、背景ユニットが背景ユニットに搭載されるモータにより軌道上を自走する場合を説明したが、背景ユニット外に設けたモータなどの駆動手段により、背景ユニットを前後に牽引するようにすることも可能であり、或いは、背景ユニットに持ち手や引き紐を取り付けるなどにより、利用者が手動で背景ユニットを移動させるようにすることも可能である。
また、上記実施形態においては、背景ユニットに2本のカーテンが収容されている場合を説明したが、使用するカーテンの本数は任意であり、背景ユニットに1本、或いは、3本以上のカーテンを収容するものとすることが可能であり、或いは更に、背景ユニットに収容されるカーテンに加えて、近位置よりも前方、或いは、遠位置よりも後方などの適宜の位置に撮影ブースに固定されたカーテンなどの追加的な背景手段を設けることも可能である。
本発明の一実施形態に係る自動写真撮影装置の内部構造を示す一部切り欠き側面説明図。 本発明の一実施形態に係る自動写真撮影装置が備える筐体の正面図。 本発明の一実施形態に係る自動写真撮影装置が備える筐体の背面図。 本発明の一実施形態に係る自動写真撮影装置が備える背景ユニットの底面図。 展開状態にあるカーテン43a、bの形状と、左側光センサー、及び、右側光センサーの設置位置P1、P2の関係を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る自動写真撮影装置のシステム構成を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る自動写真撮影装置の動作を説明するフローチャートである。 (a)は、撮影モード選択画面の一例を示す説明図。(b)は、図8(b)は、背景指定画面の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る自動写真撮影装置により撮影される例示的な撮影画像を示す説明図。
符号の説明
1 自動写真撮影装置
10 筐体
11、12 カメラ
13 液晶ディスプレイ
14 ハーフミラー
15 表示窓
16、17 フラッシュライト
18、19 拡散窓
20、21 モニタ
22 操作パネル
23 コイン投入口
24 スピーカ
25 タッチパネル式モニタ
26 タッチパネル
27 液晶ディスプレイ
28a、b タッチペン
29 スピーカ
30 撮影ブース
31 天井部
32 背面部
33 軌道
40 背景ユニット
41 車輪
42 横梁部材
43a、b カーテン
44a、b モータ
45a、b、47a、b 発光素子
46a、b、48a、b 受光素子
49 ガイド
50 切り欠き部
60 パーソナルコンピュータ
61 バス
62 CPU
63 ROM
64 RAM
65 インターフェース
66 ハードディスク
67 CD−ROMドライブ
68 モータ制御装置
69 照明制御装置
70 音響制御装置
71 コイン処理部
72 プリンタ
80 撮影モード選択画面
81 カーテン選択画面

Claims (7)

  1. 被写体を収容するスペースを有する撮影ブースと、前記撮影ブース内の被写体を撮影するための少なくとも一の撮影手段と、前記撮影手段からの距離が小さい近位置と前記撮影手段からの距離が大きい遠位置との間で移動可能とされた背景手段とを備えることを特徴とする自動写真撮影装置。
  2. 前記背景手段が、前記近位置から前記遠位置に向けて延びる軌道上に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動写真撮影装置。
  3. 前記背景手段を前記軌道上において駆動するための駆動手段と、前記撮影手段による写真撮影に同期して前記駆動手段を制御する制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動写真撮影装置。
  4. 前記背景手段は、前記撮影手段の撮影視野内への展開と収納を可能とされたカーテンを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動写真撮影装置。
  5. 前記カーテンは、前記撮影ブースの天井部にロール状に巻かれて収納されることを特徴とする請求項4に記載の自動写真撮影装置。
  6. 前記カーテンの撮影視野内への展開と、撮影視野内からの収納が、前記カーテンを支持する中心軸材を回転駆動することにより行われることを特徴とする請求項5に記載の自動写真撮影装置。
  7. 前記背景手段は、前記カーテンを複数備えることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の自動写真撮影装置。
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