JP3488714B2 - 自動写真撮影装置 - Google Patents
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Description
いて被写体の写真を撮影する自動写真撮影装置に関し、
特に、撮影時に様々な背景を選択することができる自動
写真撮影装置に関する。
れたカメラなどの撮影手段により被写体の画像を撮影
し、当該画像を写真としてユーザに提供する自動写真撮
影装置が知られている。
影用カメラを収容する筐体に、ズームやフィルタリング
などの撮影オプションの選択を可能にするための操作パ
ネルや、撮影された被写体画像を表示し、あるいは更
に、撮影された被写体画像に所定の画像や利用者による
描画を追加できるタッチパネル式表示装置を備え付け、
あるいは、種々の照明効果の異なる写真撮影を可能にす
るため、撮影ブース内にスポットライトやフラッシュな
どの照明機器を配置するなどにより、高いアミューズメ
ント性が付与される傾向にあり、比較的若い利用者層を
中心に広く利用されている。
は絵画として表現されたスクリーンを背景として使用
し、或いは、特定色のカラーカーテンを背景として利用
することにより、撮影像にクロマキー処理を施し、背景
のオブジェをデジタル的に合成するなどにより、種々の
シチュエーションを模した写真撮影を行う自動写真撮影
装置の開発が行われている。
合、事後的に簡単に好きなオブジェを背景に付加したり
変更することができるが、デジタル的に描画されたオブ
ジェはどうしても安っぽいものとなってしまい、またク
ロマキー処理に際して被写体の背景と同色の部分が抜け
てしまったり、髪の毛などのマスク処理がうまく行えな
いなどクロマキー処理に付随する問題もあり、満足のい
くものではなかった。
を背景として写真撮影する場合であっても、所詮スクリ
ーン上の表現では本来そのオブジェが持っている質感ま
でもを再現することはできず、出来あがった写真も質感
のない、現実感の薄いものとなってしまい、やはり安っ
ぽいものとなってしまっていた。
質感のある、リアルな高級感のある写真の撮影が可能な
自動写真撮影装置の開発が望まれていた。
鑑みてなされたものであり、利用者を撮影する撮影装置
と、該撮影装置の撮影視野内に配置可能な複数の背景部
材を備える自動写真撮影装置であって、前記複数の背景
部材のうちの少なくとも二つは、少なくとも表面部がそ
れぞれの背景部材により表現される撮影オブジェに対応
するそれぞれ異なる素材で形成されたものであることを
特徴とする自動写真撮影装置である。
面部が、背景部材で表現しようとする撮影オブジェに対
応する素材で形成されており、従って背景部材は撮影オ
ブジェが有する質感や素材感をそのまま呈しており、こ
のような背景部材を背景等として写真撮影することによ
り、質感のあるリアルな写真を得ることができる。
に対して十分に大きなものであり、勿論、背景部材の表
面部だけではなく、その全体が撮影オブジェの素材で形
成されていてもよい。
理石、レンガ、タイル、コンクリート、モルタル、アク
リル等の樹脂といった、そもそもスクリーンとすること
ができないものから、キルティング等の印刷ではその質
感が表現できないようなものまで、様々なものとするこ
とができる。
材のうちの少なくとも二つは、少なくとも表面部がそれ
ぞれ異なる素材で形成されていることから、利用者は異
なる素材の背景部材を、好みに応じて選択することがで
きる。
置と、該撮影装置の撮影視野内に配置可能な複数の背景
部材を備える自動写真撮影装置であって、前記複数の背
景部材のうちの少なくとも二つの外観に、それぞれの背
景部材により表現される撮影オブジェのそれぞれ異なる
質感を与えるために、該少なくとも二つの背景部材の表
面部にそれぞれ異なる凹凸が形成されていることを特徴
とする自動写真撮影装置とすることもできる。
に、背景部材により表現しようとする撮影オブジェが有
する質感や素材感を表現する凹凸が設けられており、こ
のような背景部材を背景として、写真撮影することによ
り、質感のあるリアルな写真を得ることができる。
部にそれぞれ異なる質感や素材感を表現する凹凸が形成
されていることから、利用者は異なる質感や素材感の背
景部材を好みに応じて選択することができる。
る色彩や模様を有していてもよく、背景部材表面部の凹
凸と相俟って、撮影オブジェをより一層リアルなものと
することができる。
や模様に加えて、絵柄としての色彩や模様を有していて
もよく、かかる態様によれば、利用者は好みに応じた絵
柄の選択をすることが可能となる。
とすることができ、この場合、撮影オブジェとして、質
感のある壁を表現することが可能となる。
の板状の部材を貼り合わせたものであってもよい。この
ような態様にあっては、背景部材の表裏がそれぞれ異な
る素材や、凹凸となり、一枚の背景部材で二種類の背景
を得ることができる。
の孔を有するようにしてもよい。この場合、利用者は背
景部材の前に位置して写真を取るだけではなく、背景部
材の後ろに回りこんで、孔を通して写真を撮ったり、孔
から顔や手を出して写真を撮るなど、遊びにとんだ写真
撮影が可能となる。この場合、背景部材の少なくとも一
つを、格子とすることもできる。
に対向して隣接する、被写体を収容するスペースを備え
る撮影ブースを有しており、背景部材が該撮影ブース内
の収容位置と、撮影視野内に入る位置との間で移動可能
とされている。これにより、撮影ブース内にいる利用者
が好みの背景部材を撮影視野内に入る位置に移動させ、
撮影を行うことができる。
背景部材を他の背景部材と交換するために所定の時間中
断するようなものであってもよい。このような態様によ
れば、交換の前後で異なる雰囲気の写真撮影を行うこと
ができ、様々な背景部材を使った写真を得ることができ
る。
撮影ブースが、前記撮影装置から遠位の角部近傍に柱を
有し、前記背景部材を該柱に回動自在に取り付けられて
いる。これにより、背景部材の交換が回動により容易に
行い得るという特に好ましい効果が発揮される。このよ
うな回動は、前記背景部材が、前記撮影ブースの一方の
側面に平行に配置される収容位置と、前記撮影ブースの
前記撮影装置からの遠位の端面に平行に配置される展開
位置との間で行い得るように構成される。これによれ
ば、撮影ブース内のスペースを効率よく利用することが
でき、また利用者の背景部材の選択、配置も極めて容易
なものとなる。
置にある背景部材により、角部が形成されるように構成
し、前記撮影装置が、背景部材同士が作る前記角部を撮
影視野内に含むように、移動可能に構成すれば、前記角
部を含む奥行きのある立体感にあふれた写真撮影が可能
となる。
る背景部材が撮影視野の正面になる正対位置と、背景部
材同士が作る前記角部が撮影視野の正面になる対角位置
との間を結ぶ彎曲した軌道上を移動するように構成する
ことが好ましい。こうすることにより、展開位置にある
背景部材を正面から含んだ写真撮影と、前記角部を正面
から含んだ写真撮影や、それらの間での写真撮影といっ
た様々なアングルでの写真撮影が可能となる。
に、そのような角部を撮影視野内に含む他の撮影装置を
設けてもよい。これにより、撮影装置を移動可能にする
ための機構を省くことができる。
手動により移動させてもよいが、撮影セッションの進行
に伴い自動で移動されるように構成すれば、撮影セッシ
ョン中、利用者は撮影装置を移動させることに気を配る
必要がなくなり、写真撮影自体を純粋に楽しむことが可
能となる。
の図面を参照して説明する。
撮影装置の外観斜視図を、図2は同装置の上面図を示す
ものである。
は、撮影ブース20と、撮影ブース20に隣接して設け
られた筐体40とを備えて構成されている。
の高さのところに設けられた撮影装置41を備えてい
る。撮影装置41は、利用者を撮影するためのCCDカ
メラ42と、CCDカメラ42により撮影した影像をリ
アルタイムで表示するとともに、種々の情報の表示およ
び入力を行うためのタッチパネル式モニタ43が設けら
れている。
より彎曲した案内44に沿って、正面の位置から、撮影
ブース20奥の角部を撮影視野に含む側方の位置へと矢
印Aで示す方向に移動するように構成されている。
の利用者に正面より適切な照明を照射するための複数の
正面ライト45がほぼその全面にわたり設けられてお
り、また、音楽や利用者に対する案内を再生するための
スピーカ46、利用料金を受け入れるためのコイン投入
口47も設けられている。
真シールを排出する写真シール排出口48が設けられて
いる。
に応じて、撮影装置41の移動や、CCDカメラ42、
ライト45、スピーカ46などの制御を行う制御手段6
0(図4参照)を備えている。
られ、撮影ブース20の天井面21、筐体の対向面であ
る背面22、及び両側面23と、筐体40により囲まれ
る空間に撮影スペースが形成されている。撮影ブースの
両側面23には利用者が出入りするための開口24が設
置され、該開口24には、遮光性のカーテン25が設け
られている。
方角部にも、ブース内の利用者に上方及び背面より適切
な照明を照射するためのそれぞれ上部ライト26及び背
面ライト27が設けられている。
の他方の後方角部には、鉛直に設けられた支柱28が設
けられ、該支柱28には複数の、本実施形態にあっては
5枚の背景部材29がその一側縁にて回動自在に固定さ
れている。背景部材29は、撮影の際に背景としての撮
影オブジェを表現するためのものであり、複数の背景部
材29は、それぞれ異なる撮影オブジェを表現すること
ができる。
Bで示されるように側面23に平行に配置される収容位
置30から、背面22に平行に配置される展開位置31
に移動させることにより、当該背景部材29が表現する
撮影オブジェを背景とした写真撮影を行うことができ
る。
子状の部材であり、素材感のあるものであるが、以下本
明細書にあっては、板状であるか、格子状であるかを区
別することなく、背景板と呼ぶこととする。
背景板29が表現しようとする撮影オブジェに対応する
素材で形成されたもの、若しくはその外観に、背景板2
9が表現しようとする撮影オブジェに対応する素材の質
感を付与すべく素材特有の凹凸が形成されたものであ
る。
った、鉄という素材そのものでできたものでもよいし、
例えば木や樹脂製の板の表面に鉄の薄い板を貼り付けた
ものでもよい。更には、そのような板の表面に鉄の質感
を表す凹凸と色や模様を付したもの若しくはそのような
凹凸を成形や型押しし、着色、模様付けした樹脂フィル
ムやクロスを貼り付けたものでもよい。
概ね背面全面を覆う大きさを有し、CCDカメラ42の
撮影視野または画角に対して十分な大きさを有するもの
である。
り、新たに展開位置31に移動された背景板29は、そ
の前に展開位置31に移動された背景板29を覆い隠す
ことになる。写真撮影は従って、直近に展開位置31に
移動された背景板29が表現する撮影オブジェを背景と
して行われる。
若しくは背景板に付与する質感に対応する素材として
は、木、銅や鉄などの金属、大理石、レンガ、タイル、
コンクリート、モルタル、アクリル等の樹脂といった、
スクリーンやカーテンにして巻いておくことができない
ものや、キルティングのように印刷ではその質感がでに
くいものとすることができる。
のうちの一枚は木製の格子、一枚は手や顔が出し入れで
きる程度の4つの孔のあいた半透明のアクリル製の板、
残り3枚は夫々板地の表面に異なる質感を与える凹凸及
び色、模様を付与したものであり、様々な素材からなる
壁、即ちレンガの壁、打ちっぱなしのコンクリートの
壁、タイルの壁を背景の撮影オブジェとして表現するも
のである。
板地の背景板29を示している。背景板29は、図3
(b)に示すように各々がその表側34に異なる素材の
背景オブジェ、例えばレンガ壁とコンクリート壁を与え
るように、異なる質感、即ち異なる凹凸、色、模様を与
えられた二枚の板部材32、33を、その裏側同士貼り
合わせたものである。従って、背景板29は、その表側
(展開位置で撮影装置に対向する側)だけでなく、裏側
にも意図された撮影オブジェの質感を与える凹凸や、
色、模様を有するものである。
30の少なくとも一部を撮影視野に含むときに、収容位
置30にある背景板の撮影ブース内に露出された裏面も
背景となる撮影オブジェを表現することができる。
るいずれか二枚については、一枚の背景板の表とそれに
続く背景板の裏が同じ素材の壁を撮影オブジェとして表
現するように構成されており、展開位置にある当該背景
板とその次の背景板とで、同じ素材の壁からなる角部を
撮影オブジェとして表現することが可能となる。
柄を有していてもよく、また表現される素材感も選択を
可能とするべく背景板のうちの少なくとも二つが異なれ
ば、すべてが異なる必要はなく、与える質感や、色、模
様は同じ素材のものだが、絵柄が異なるようなものでも
よい。
影装置10のシステム構成を説明する。
る制御手段60は、自動写真撮影装置10の全体の制御
を行うパーソナルコンピュータであり、バス81により
相互に接続されるCPU82、ROM83、RAM8
4、及び、ハードディスク86、CD−ROM87や、
後述の外部機器に接続されるインターフェース(I/
F)85を備えて構成されている。
の動作、処理等を制御するものであり、ROM83は、
パーソナルコンピュータを制御するための基本的なプロ
グラムを格納し、RAM84は、CPU82の作業用デ
ータや、利用者が行った入力を一時的に格納し、ハード
ディスク86は、CD−ROM87から読み込まれたプ
ログラムや、撮影時や被写体画像の編集時に供される種
々のデータを格納するために使用される。
42、タッチパネル式モニタ43、制御手段60のコン
トロールに従って、撮影装置41の移動や撮影の実行を
行う撮影装置駆動装置61、種々の音響出力をスピーカ
45から出力するための音響制御装置62、筐体40に
備えられた正面ライト44並び撮影ブース20に備えら
れた上部及び背面ライト26、27を制御するためのラ
イティング制御装置63、コイン処理部64、プリンタ
65などの外部機器が接続されており、CPU82とこ
れら各機器との間における信号の授受が可能とされてい
る。
パネル43−1を液晶モニタ43−2のモニタ画面上に
積層して構成されたものであり、利用者が入力ペン若し
くは指先で触れることにより、種々の入力を可能とする
ものである。
に投入された硬貨を検出し、所定の利用料金が支払われ
た場合はCPU82にその旨を通知するものであり、プ
リンタ65は、レイアウトされた撮影画像を例えばA6
サイズの写真シールに印刷して写真排出口48に排出す
るものである。
の撮影セッションにおける動作を図5のフローチャート
に基づき説明する。
4から所定のコイン検出信号をCPU82が受信した場
合にゲームを開始し、タッチパネル式モニタ43などか
らの指定やハードディスク86に記録されたプログラム
に従って撮影セッションの処理が実行される。
択された背景板29での一定枚数の写真撮影、背景板2
9の再選択といった流れで、所定の全枚数を撮り終わる
まで続けられる。
S1で、タッチパネル式モニタ43上に図6に示す背景
板選択指示画面90が表示され、「ボードを選んでね
!」等の背景板の選択を促すメッセージ91が利用者に
与えられる。利用者はこれに従って、複数の背景板から
気に入った背景板を選び、次いで当該背景板を撮影ブー
ス20の背面22に平行な展開位置31まで回動させて
配置することにより、背景板の選択が完了する。
定の時間の間、許容されており、背景板選択指示画面9
0の画面下部には、残り時間92が表示され、利用者に
背景板選択のために許容される残り時間が告知される。
で広げる必要はなく、展開途中の状態のままとすること
もできる。この状態では、例えば格子や孔のあいた背景
板の後ろに回りこんでの撮影や、孔から手や顔を出して
の撮影など、様々な遊びのある撮影が可能となる。
と、ステップS2に進み、CCDカメラ42による撮影
が開始される。CCDカメラ42からのスルーの画像が
タッチパネル式モニタ43に表示されるので、利用者は
これを見ながら立ち位置やポーズを確認しつつ撮影する
ことができる。
装置駆動装置61により、撮影装置41を彎曲した案内
44に沿って、展開位置にある背景板が撮影視野の正面
になる正対位置と、展開された背景板と収容された背景
板とが作る角部が撮影視野の正面になる対角位置との間
で移動させながら、一定の間隔で所定の回数、例えば7
回行われる。
置62からの音声や、タッチパネル式モニタ43上の画
像により、利用者に対してポーズや表情などを指示する
音声インストラクションや、撮影タイミングを知らせる
ための告知が行われる。
1に配置して、これを背景として正面から撮影する場合
を説明するための図であり、(a)はそのときの上面
図、(b)は撮影される画像を示している。図7(a)
中、71はCCDカメラ42の撮影視野を示し、72は
利用者を示し、73は選択された背景板を示している。
選択された背景板73は完全に展開位置31に開かれて
おり、利用者72はその前に立ち、撮影装置41は正対
位置から利用者を撮影している。図7(b)に示すよう
に、このとき撮影される画像は、展開位置31に配置さ
れた背景板73が表現する壁74を背景とするもので、
背景板72が壁の質感を備えるものであることから、質
感のあるリアルな画像を撮ることができる。
0と展開位置31の中間に配置し、その後ろに利用者7
2が回りこみ撮影する場合を説明するための図であり、
(a)はそのときの上面図、(b)は撮影される画像を
示している。選択した背景板73は格子であり、利用者
72はその後ろに立っている。撮影装置41は正対位置
から利用者72を撮影している。図7(b)に示すよう
に、このとき撮影される画像は、背景板72越しの画像
であり、格子75に質感のある、リアルな画像であるこ
とに加え、格子75越しの面白い画像とすることができ
る。
顔が出せるような孔があいたものである場合にも、同様
に利用者72が後ろに回りこみ、孔から顔を出すなどし
て、遊びのある撮影を行うことができる。
配置し、展開された背景板73と収容された背景板76
とが作る角部77を背景として撮影する場合を説明する
ための図であり、(a)はそのときの上面図、(b)は
撮影される画像を示している。利用者は角部77の前に
立ち、撮影装置41は、正対位置から対角位置に移動
し、対角位置から斜めに利用者72を撮影する。図9
(b)に示すように、このとき撮影される画像は、展開
位置にある背景板73と収容位置にある次の背景板76
が表現する直交する壁78を背景とするもので、背景板
72、73が壁の質感を備えるものであることから、質
感のあるリアルな画像を撮ることができことに加えて、
撮影視野71に直角の角部77を含むことから、画像に
パースがつき、いままでにない立体感のある画像を得る
ことができる。
表側と、収容位置にある背景板76の撮影ブース内に露
出する裏側とは、撮影オブジェとして同じ素材の壁を与
えるものである場合には、あたかも同一素材の壁で作ら
れた室内の一角で撮影したような画像が得られる。
れると、いったん撮影を中断し、音響制御装置62から
の音声や、タッチパネル式モニタ43上の表示画面によ
り、利用者に背景板の再選択が可能であることを告知
し、ステップS1に戻る。図10にタッチパネル式モニ
タ43上に表示される背景板変更指示画面93を示す。
「ボードを選びなおせます!」等の背景板の変更を促す
メッセージ94が表示され、利用者はこれに従って、複
数の背景板から気に入った背景板を選び、次いで当該背
景板が撮影ブースの背面22に平行な展開位置まで回動
させて配置することにより、背景板の変更を行うことが
できる。
下部に残り時間95が表示され、利用者に対して、背景
板の選択のために許容される時間が告知される。
促す一定の時間の間、CCDカメラ内のバッファに蓄積
された撮影された画像をRAM84に一括して転送す
る。
2に進み、新たに選択された背景板での撮影が開始され
る。以降、所定の全撮影枚数を撮り終えるまで、背景板
の変更指示と、一定回数の撮影が繰り返される。
することにより、利用者により多くの背景で撮る楽しみ
を与えることができるとともに、背景板の変更のために
確保した時間の間に、撮影された画像をRAM84に一
括転送することにより、画像を撮影毎に転送するのに比
べて、テンポよく撮影を行うことが可能となる。
せ、所定の全撮影枚数を取り終えるまで、撮影が続けら
れる(ステップS3)。
ッションは終了する。この段階では、撮影された全ての
画像はRAM84に蓄えられており、これらの画像に対
し以降の画像編集受付、画像提供などの処理を実行する
ものとすることができる。
た複数の画像から利用者が選択する画像に対して明度、
色彩などの変更、他の画像との結合、らくがき、あるい
は、印刷用レイアウトの設定など、より多様で魅力的な
写真作成を可能とするための従来公知の画像編集を受け
付けるものとすることができる。
記画像変種受付ステップで受け付けた編集を加えたデー
タに基づいて写真シールを作成し、これを写真シール排
出口48から提供するものとすることができ、或いは、
撮影画像に上記画像変種受付ステップで受け付けた編集
を加えたデータを図示されない通信機構を使用して、利
用者が所有する携帯電話やPDAなどに直接、或いは、
インターネットなどを介して提供するものとして構成す
ることができる。
しようとする撮影オブジェの素材そのもので形成されて
いるか、若しくはその表面に撮影オブジェの質感を与え
る凹凸がリアルに形成されているので、そのような背景
板を用いて撮影された写真画像も、質感の高い、リアル
で高級感の有るものとすることができる。
できることから、遊びのある面白い構図での写真撮影が
可能となる。
背景とした写真撮影が可能となり、立体感のある写真画
像を得ることが出来る。
造、動作等は、あくまで例として記載したものであり、
本発明はこれら実施形態により限定されるものではな
い。
の背景板が収容位置と展開位置との間で回動自在に設け
られている場合を例として記載したが、背景板の数は5
枚に限られるものではなく、また、任意の背景板を選択
的に使用できる限りは、その収容や、使用のための移動
の態様は任意のものであってよく、例えば撮影ブース外
に背景板を収容し、使用者のタッチパネル式モニタを介
した選択入力に基づき、自動的に選択された背景板が撮
影視野内に配置されるようにすることもできる。
択のバリエーションを変更するために、その全部が、ま
たは一部が、事後的に交換可能なものとすることもでき
る。
質感を有する限り任意の撮影オブジェを表現するものと
することができ、その大きさも撮影視野全体に亙るもの
ではなく、例えば撮影視野の下半分として、背景スクリ
ーンと組み合せて使うようにしてもよい。
自動で正対位置と対角位置の間を移動しながら撮影する
例を説明したが、使用者が操作スイッチ等を操作するこ
とにより、または手動で撮影装置の位置を移動させるよ
うに構成することも可能である。
く、CCDカメラを複数用意し、そのうちの一つが2枚
の背景板が作る角部を撮影視野に含むようにしてもよ
い。
は、複数の背景部材のうちの少なくとも二つが、少なく
とも表面部がそれぞれの背景部材が表現する撮影オブジ
ェに対応するそれぞれ異なる素材で形成されたものであ
ることから、または複数の背景部材のうちの少なくとも
二つの外観に、それぞれの背景部材が表現する撮影オブ
ジェのそれぞれ異なる質感を与えるために、該少なくと
も二つの背景部材の表面部にそれぞれ異なる凹凸が形成
されていることから、質感のあるリアルな写真画像を提
供することができる、という効果を奏する。
外観斜視図。
上面図。
撮影ブース内に設けられた背景板を示す斜視図。
システム構成を示す説明図。
動作を説明するフローチャート。
Claims (13)
- 【請求項1】 被写体を収容する撮影ブースと、前記被
写体を撮影する撮影装置とを備える自動写真撮影装置で
あって、 前記撮影ブース内には、前記撮影装置から遠位の角部近
傍に配置された柱と、該柱に回動自在に取り付けられた
前記撮影装置の撮影視野内に配置可能な複数の背景部材
とが設けられており、 前記背景部材が該撮影ブース内の収容位置と、撮影視野
内に入る位置との間で移動可能であることを特徴とする
自動写真撮影装置。 - 【請求項2】 前記複数の背景部材のうちの少なくとも
二つは、少なくとも表面部がそれぞれの背景部材により
表現される撮影オブジェに対応するそれぞれ異なる素材
で形成されたものであることを特徴とする請求項1に記
載の自動写真撮影装置。 - 【請求項3】 前記複数の背景部材のうちの少なくとも
二つの外観に、それぞれの背景部材により表現される撮
影オブジェのそれぞれ異なる質感を与えるために、該少
なくとも二つの背景部材の表面部にそれぞれ異なる凹凸
が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自
動写真撮影装置。 - 【請求項4】 前記背景部材の少なくとも一つが、板状
の部材であることを特徴とする請求項1から3のいずれ
か一項に記載の自動写真撮影装置。 - 【請求項5】 前記背景部材の少なくとも一つが、複数
の孔を有することを特徴とする請求項1から4のいずれ
か一項に記載の自動写真撮影装置。 - 【請求項6】 前記背景部材の少なくとも一つが、格子
状の部材であることを特徴とする請求項5に記載の自動
写真撮影装置。 - 【請求項7】 前記撮影ブースが前記撮影装置に対向し
て隣接することを特徴とする請求項1から6のいずれか
一項に記載の自動写真撮影装置。 - 【請求項8】 前記背景部材が、前記撮影ブースの一方
の側面に平行に配置される収容位置と、前記撮影ブース
の前記撮影装置からの遠位の端面に平行に配置される展
開位置との間で回動自在に前記支柱に固定されているこ
とを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の
自動写真撮影装置。 - 【請求項9】 展開位置にある背景部材と、収容位置に
ある背景部材により、角部が形成され、前記撮影装置
が、前記角部を撮影視野内に含むように、移動可能に構
成されていることを特徴とする請求項8に記載の自動写
真撮影装置。 - 【請求項10】 前記撮影装置が、展開位置にある背景
部材が撮影視野の正面になる正対位置と、背景部材同士
が作る前記角部が撮影視野の正面になる対角位置との間
を結ぶ彎曲した軌道上を移動することを特徴とする請求
項9に記載の自動写真撮影装置。 - 【請求項11】 前記撮影装置が、撮影装置駆動手段に
より移動されることを特徴とする請求項9に記載の自動
写真撮影装置。 - 【請求項12】 撮影が、一定の回数を行った後、使用
した背景部材を他の背景部材と交換するために所定の時
間中断することを特徴とする請求項1から11のいずれ
か一項に記載の自動写真撮影装置。 - 【請求項13】 撮影した画像に対する編集、撮影した
画像のレイアウト、及び、撮影した画像の印刷のいずれ
か一以上の機能を備えることを特徴とする請求項1から
12のいずれか一項に記載の自動写真撮影装置。
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