JP2006153753A - エンコーダ - Google Patents

エンコーダ Download PDF

Info

Publication number
JP2006153753A
JP2006153753A JP2004347343A JP2004347343A JP2006153753A JP 2006153753 A JP2006153753 A JP 2006153753A JP 2004347343 A JP2004347343 A JP 2004347343A JP 2004347343 A JP2004347343 A JP 2004347343A JP 2006153753 A JP2006153753 A JP 2006153753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encoder
signal
signal component
detection
removal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004347343A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Fujita
浩正 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2004347343A priority Critical patent/JP2006153753A/ja
Priority to US11/290,237 priority patent/US7256712B2/en
Publication of JP2006153753A publication Critical patent/JP2006153753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/12Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
    • G01D5/244Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing characteristics of pulses or pulse trains; generating pulses or pulse trains
    • G01D5/24471Error correction
    • G01D5/2448Correction of gain, threshold, offset or phase control

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optical Transform (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】エンコーダ信号に寄与しないDC信号成分がAC信号と比較して大きくなってしまうエンコーダであっても、レンジ内での信号処理を行ってエンコーダ信号を生成することが可能であり、所望の変位検出精度を実現することのできる信号処理技術を搭載したエンコーダを提供すること。
【解決手段】所定周期のパターンが形成されたエンコーダスケール11と、上記エンコーダスケール11の移動に伴う周期的な変位を検出する1つ以上の検出手段12とにより構成されるエンコーダにおいて、上記各々の検出手段の出力信号のうち、上記エンコーダスケール11の相対変位に依存しないDC信号成分の全部もしくはこれに比例した信号成分を差し引くための信号除去手段13を有することを特徴とするエンコーダ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンコーダに関する。
エンコーダとは、位相の異なる複数の周期信号を発生する装置である。これらの周期信号は、サイクルを計数するための処理回路に供給して、進行方向、位置、変位、変位速度などを測定することができる。
従来、エンコーダとしては、例えば特許文献1に開示されている技術が知られている。ここでは、従来技術によるエンコーダと、本発明によるエンコーダとの技術的差異を明確にするために、説明の便宜上、上記特許文献1に開示されているエンコーダの構成を簡略化して示した図である図9を用いて、従来技術によるエンコーダを説明する。以下、図9を用いて従来のエンコーダの構成及び信号の処理過程を説明する。
まず、光源101には、その印加電流を決定する抵抗102が直列に接続されている。また、上記光源101に対して相対的に移動し、周期的な光学パターンを有するスケール103が設けられている。上記光源101からの光は、上記スケール103に照射され、上記スケール103からの反射光、回折光、散乱光、透過光などの光の強度変化を検出するための光検出器104A,104Bに入射される。なお、上記光検出器104Aと104Bとは、その出力の位相が互いに180度異なるような配置となっている。
上記光検出器104A,104Bは、上述のようにして入射してきた光により、光電流を発生する。上記光検出器104A及び104Bの発生した光電流は、それぞれ抵抗105Aと演算増幅器106A、および抵抗105Bと演算増幅器106Bとからなる電流/電圧変換手段に入力され、それぞれ電圧信号VPA’,VPAB’に変換される。
ここで、上記電圧信号VPA’,VPAB’は、減算手段107において、VREF+(VPAB’−VPA’)なる演算が行われる。この演算によって、上記電圧信号VPA’,VPAB’から、一定の強度の光成分であるDC信号成分と上記電圧信号VPA’,VPAB’の両者に等しく重畳されているノイズを除去して、スケール103からの光の強度変化の成分であるAC信号成分のみを信号成分とするノイズの少ない周期信号が得られる。
なお、図中、参照番号108は、基準電圧VREFを発生する電源であり、演算増幅器106A,106Bや減算手段107に供給され、周期信号の基準としている。
従来技術によるエンコーダでは、上述のような信号処理を行い、複数の周期信号を得て、エンコーダ信号としていた。
特開平6−26817号公報
上述した図9に示す従来技術によるエンコーダでは、上記AC信号成分と上記DC信号成分との双方の信号成分を、上記光検出器104Aと104Bとにそれぞれ対応する電流/電圧変換手段に供給して電流信号を電圧信号に変換する。その後、位相が180度異なる上記電流/電圧変換手段にて変換された電圧信号同士を、上記減算手段107にて引き算することにより、略等しく含まれる上記DC信号成分を無くしていた。
また、ノイズの少ない所定の電圧変化量を有するエンコーダ信号を得るためには、上記電流/電圧変換手段において十分大きな電圧信号として、上記減算手段107での増幅はなるべく行わないことが望ましくなる。
ここで、小型化を考慮したエンコーダの構成を考える。この場合、たとえば、光源101には、従来レーザー等の点光源を用いることにより、エンコーダ信号に寄与しない成分であるDC信号成分を小さくしていたのだが、装置を小型化するためには、レーザー等の点光源を使用することができなくなる。そのために、装置の小型化に伴い、例えば上記スケール103からの反射光、回折光、散乱光、透過光などの光の強度変化の変化度合いが小さくなったり、パッケージでの反射光などから、エンコーダ信号に寄与しない上記DC信号成分が大きくなってしまう。このために、電流/電圧変換手段等による信号変換時において、エンコーダ信号に寄与する上記AC信号成分を十分大きな電圧信号として後段へ伝えることができなかったり、レンジ内では取り扱うことができなくなったりし、所望のエンコーダ信号を得ることができなくなることが生じる。このような問題を、エンコーダの構成を複雑にすることなく、つまりシンプルな構成を維持したままで解決する技術が望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、エンコーダ信号に寄与しないDC信号成分がAC信号と比較して大きくなってしまうエンコーダ、例えばシンプルな構成を採る小型のエンコーダ、であっても、レンジ内での信号処理を行ってエンコーダ信号を生成することが可能であり、所望の変位検出精度を実現することのできる信号処理技術を搭載したエンコーダを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様によるエンコーダは、所定周期のパターンが形成されたエンコーダスケールと、上記エンコーダスケールの移動に伴う周期的な変位を検出する1つ以上の検出手段とにより構成されるエンコーダにおいて、上記各々の検出手段の出力信号のうち、上記エンコーダスケールの相対変位に依存しないDC信号成分の全部もしくはこれに比例した信号成分を差し引くための信号除去手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、エンコーダ信号に寄与しないDC信号成分がAC信号と比較して大きくなってしまうエンコーダ、例えばシンプルな構成を採る小型のエンコーダ、であっても、信号処理回路におけるレンジ内での信号処理を行ってエンコーダ信号を生成することが可能であり、所望の変位検出精度を実現することのできる信号処理技術を搭載したエンコーダを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るエンコーダの構成を示した図である。以下、図1を用いて本発明の第1実施形態に係るエンコーダの構成を説明する。
本実施形態に係るエンコーダは、所定周期のパターンが形成されたエンコーダスケール11と、エンコーダヘッド15とにより構成されている。また、上記エンコーダスケール11と上記エンコーダヘッド15とが、相対変位するよう構成されている。
また、上記エンコーダヘッド15は、以下に示す働きをする検出手段12、除去手段13及びエンコーダ信号処理手段14とにより構成されている。
上記検出手段12は、光学的、磁気的、あるいは静電的手法により、上記エンコーダスケール11と上記エンコーダヘッド15との相対変化に伴う相対変位信号を検出する。また、上記除去手段13は、上記検出手段12が出力した出力信号を、上記スケール11と上記エンコーダヘッド15との相対変位に依存しないDC信号成分と、上記スケール11と上記エンコーダヘッド15との相対変位に依存するAC信号成分とに分けたとき、上記検出手段12の出力信号から上記DC信号成分の全部もしくはこれに比例した信号成分を除去する。さらに、上記エンコーダ信号処理手段14は、上記検出手段12が出力した信号から上記除去手段13において上記DC信号成分が除去された信号を、エンコーダ信号へと処理をする。
上述のような構成によれば、上記エンコーダスケール11と上記エンコーダヘッド15との相対変化に伴って上記検出手段12が出力する上記出力信号において、上記DC信号成分が上記AC信号成分と比して大きい場合であっても、上記除去手段13により上記DC信号成分が無くなるか、または相対的に減るため、上記エンコーダ信号処理手段14に入力されるときには、上記AC信号成分の相対割合が、上記除去手段13により処理された後のDC信号成分と比して大きくなる。これにより、上記エンコーダ信号処理手段14において増幅等の演算を行っても適正に演算を行うことのできるレンジ内で処理することが可能となる。この構成は、電源電圧が低い場合に、上記エンコーダ信号処理手段14の処理回路におけるレンジがより小さくなるので、より有効である。
図2は、図1に示した上述のエンコーダの構成を一部具体化したエンコーダの構成を表す図である。該図2に示すエンコーダでは、上述した図1に示すエンコーダと同様に、エンコーダスケール21とエンコーダヘッド26とが相対変位できるように構成されている。また、これらの相対変位に伴ってそれぞれ略1/4位相の異なる信号を検出するように、検出手段22a,22b,22c,22dが4つ設けられている。
さらに、上記検出手段22a,22b,22c,22dが検出した信号に含まれるAC信号成分及びDC成分のうち、上記DC信号成分の全部、または上記DC信号成分に比例した信号成分を除去するための除去手段23a,23b,23c,23dを、上記検出手段22a,22b,22c,22dと、上記エンコーダ信号処理手段24との間にそれぞれ接続して構成する。そして、上記エンコーダ信号処理手段24により、位相が略1/4異なる2相のエンコーダ信号が生成される。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、位相が略1/4ずつ異なる4相の検出手段を利用してエンコーダ信号を出力するエンコーダにおいて、上記検出手段22a,22b,22c,22dからの出力信号中のDC信号成分が、該出力信号中のAC信号成分と比較して大きい場合であっても、エンコーダ信号処理手段24では適正なレンジにおいて信号処理することが可能となる。これは、上述のように、DC信号成分を全てまたはDC信号成分に比例した信号成分を信号除去手段により除去することによる。
つまり、従来の技術によるエンコーダでは、DC信号成分がAC信号成分と比較して大きい場合は、信号処理を行う際にDC信号成分だけでレンジを使い切ってしまうこととなるが、本実施形態に係るエンコーダのように、DC信号成分を全てまたはDC信号成分に比例した信号成分を除去手段23a,23b,23c,23dにより除去することにより、エンコーダ信号処理手段において、適正なレンジ内での信号処理により、エンコーダ信号を生成することが可能となる。
なお、このような本実施形態に係るエンコーダの効果は、該エンコーダに構成される検出手段の数には依存せずに得ることができるのは勿論である。
また、本実施形態に係るエンコーダにおいては、少なくとも、図1に示す構成では検出手段12と除去手段13とを、また図2に示す構成では検出手段22a,22b,22c,22dと除去手段23a,23b,23c,23dとを、同一基板、または同一の半導体基板に搭載することが望ましい。例えば、同一の半導体基板に搭載する構成を採る場合、小型のエンコーダを実現することが可能であるとともに、図2に示す構成を採る場合には、上記除去手段23a,23b,23c,23dによる除去量のばらつきを小さくさせ、エンコーダ信号を安定化させることができ、性能の良いエンコーダが実現可能である。
[第2実施形態]
次に、上記第1実施形態に係るエンコーダの具体的構成を本発明の第2実施形態として説明する。
本実施形態のエンコーダは光学式エンコーダの例であり、図3に示すように、周期パターン(図示せず)を有するエンコーダスケール31と、このエンコーダスケール31に照射する可干渉光源を含む光源(不図示)と、上記エンコーダスケール31を経て形成された光学イメージを検出するための、例えばフォトダイオードで構成した検出手段32a,32b,32c,32dとが設けられている。ここで、上記検出手段32a,32b,32c,32dが検出するAC信号成分は、それぞれ位相が略90度づつシフトした関係となるように、検出手段32a,32b,32c,32dは配置されている。なお、上記光源(不図示)及び上記検出手段32a,32b,32c,32dは、上記エンコーダスケール31と相対変位可能に構成されている。
上記検出手段32a,32b,32c,32dには、それぞれたとえば可変電流源で構成した除去手段33a,33b,33c,33dと、電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dとを接続している。また、上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dには、基準となる電圧Vivを発生する電源36を接続している。
さらに、上記電流/電圧変換手段34aと34cとを引き算及び増幅手段35aに接続し、上記電流/電圧変換手段34bと34dとを引き算及び増幅手段35bに接続する。また、上記引き算及び増幅手段35a,35bには、エンコーダA相信号及びB相信号の基準となる電圧Vrefを印加する電源37が接続している。
そして、引き算及び増幅手段35a,35bそれぞれの出力が、エンコーダA相信号、B相信号となるように構成している。つまり、電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34d及び、引き算及び増幅手段35a,35bにより、エンコーダ信号処理手段を構成する。
ここで、上記検出手段32a,32b,32c,32dは、エンコーダスケール31とエンコーダヘッド(図3に示す構成のエンコーダにおいては、エンコーダスケール31以外の構成要素からなる部分)との相対変位に伴い変化する光学イメージを検出することにより、それぞれ上記相対変位に伴って変化するAC信号成分AC1,AC2,AC3,AC4と、上記相対変位に伴って略変化しないDC信号成分DC1,DC2,DC3,DC4とを出力する。なお、上記検出手段32a,32b,32c,32dの出力する信号は、図4に信号(a),(b),(c),(d)として示すような波形で表される。同図からわかるように、上記検出手段32a,32b,32c,32dの出力信号は、上記DC信号成分の波形に上記AC信号成分の波形が乗る信号となっている。
そして、上記除去手段33a,33b,33c,33dは、上記DC信号成分DC1,DC2,DC3,DC4のうち、全てまたは一部のDC信号成分であるDC1”,DC2”,DC3”,DC4”を除去する。
従って、上記検出手段32a,32b,32c,32dから、上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dへ供給される信号成分は、図3に示すように、それぞれ、
DC1’+AC1=DC1−DC1”+AC1
DC2’+AC2=DC2−DC2”+AC2
DC3’+AC3=DC3−DC3”+AC3
DC4’+AC4=DC4−DC4”+AC4
となる。
上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dでは、供給された上記信号成分DC1’+AC1,DC2’+AC2,DC3’+AC3,DC4’+AC4を、上記電圧Vivを基準としてGND電位方向へそれぞれ上記信号成分DC1’+AC1,DC2’+AC2,DC3’+AC3,DC4’+AC4と上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dの帰還抵抗Rの値との積だけ下がった電圧値に変換する。なお、上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dの出力する信号は、それぞれ図4に信号(e),(f),(g),(h)として示す波形で表される。同図からわかるように、これらの信号は、上記AC信号成分に上記DC信号成分が乗る信号波形となる。
さらに、上記引き算及び増幅手段35a,35bでは、それぞれ上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dの出力を入力することにより、上記引き算及び増幅手段35aの出力は、
((DC3’+AC3)−(DC1’+AC1))×抵抗値R×ゲイン+Vref
となり、また、上記引き算及び増幅手段35bの出力は、
((DC4’+AC4)−(DC2’+AC2))×抵抗値R×ゲイン+Vref
となる。
ここで、除去後のDC信号成分であるDC1’=DC2’=DC3’=DC4’となるように上記除去手段33a,33b,33c,33dで除去する上記除去量DC1”,DC2”,DC3”,DC4”をそれぞれ調整することにより、上記引き算及び増幅手段35a,35bが出力するエンコーダ信号は、電圧Vrefを中心に変位するオフセット電圧の無いエンコーダ信号(AC3−AC1)×R×ゲイン+Vref、および(AC4−AC2)×R×ゲイン+Vrefとすることができる。なお、上記引き算及び増幅手段35a,35bが出力する信号は、それぞれ図4に信号(i),(j)として示す波形で表される。同図からわかるように、上記引き算及び増幅手段35a,35bの出力する信号の波形は、上述した基準電圧Vrefを横軸とした略正弦波のような形状となっている。そして、これら信号(i),(j)が、それぞれ本エンコーダのA相エンコーダ信号V、B相エンコーダ信号Vとして出力されるものである。
以上説明したように、本発明の第2実施形態によれば、上述のようにDC信号成分がAC信号成分と比して大きい場合であっても、上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dに入力されるときには、上述したようにAC信号成分の相対割合が処理後のDC信号成分と比して大きくなるよう処理されている。そのため、上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dの上記帰還抵抗Rの抵抗値を大きくした場合であっても、電圧レンジを越えてしまうことが無い。したがって、上記検出手段32a,32b,32c,32dが検出した上記AC信号成分を、上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dにおいて、歪みの少ない状態で電流/電圧変換を行うことが可能となる。さらに、その後の上記引き算及び増幅手段35a,35bでのゲインを高くしなくても、エンコーダ信号として良好(多逓倍可能)な電圧レベルで出力することが可能となる。
また、上述のように、検出手段を位相が1/4位相ずつ異なる4群の検出素子(フォトダイオード)群で構成することにより、位相が互いに90度異なるA,B相信号を出力することができる。このとき位相が逆相となる2群の検出素子群の信号の和に比例した信号成分はDC信号成分と比例した値となる。したがって、信号除去手段は、DC信号成分に比例した量を除去することが可能となり、レンジ内での信号処理を行ってエンコーダ信号を生成することが可能となる。また、位相が異なる2群の検出素子群の信号の和を用いることにより、信号除去手段にフィードバックを掛け、自動化することが可能となる。
つまり、本実施形態に係るエンコーダでは、上述のように信号処理のレンジを振り切るようなDC信号成分がある場合であっても、該DC信号成分の全て、もしくはDC信号成分に比例した成分を除去することにより、上述の電流/電圧変換後の信号からエンコーダ信号を発生させることが可能となる。したがって、エンコーダ信号のノイズや歪みへの対抗性を有すると共に、わずかなDC信号成分の違いによるオフセット電圧の発生を防ぐことに有効である。また、電源電圧が小さい場合には、上記電流/電圧変換手段におけるレンジを確保することが困難になってくるので、本実施形態に係るエンコーダの効果はより重要さを増す。
さらに、本実施形態に係るエンコーダにおいては、複数の検出手段が検出した信号成分のうち、それらのDC信号成分が互いに異なる場合、DC信号成分に比例した信号成分を除去するときに、該除去が為された後のDC信号成分が同一の値となるように該除去を行う。これにより、その後の信号処理である、位相が逆相同士の信号同士を減算増幅処理するときに、レンジ内での信号処理を行ってエンコーダ信号を生成することが可能となり、且つオフセット電圧が発生しない。つまり、オフセット電圧のないエンコーダ信号を出力することが可能となる。
なお、上記検出手段32a,32b,32c,32dとして、その逆バイアス電圧によって感度が変化するフォトダイオードを用いる場合は、該フォトダイオードの感度を向上させるための逆バイアス電圧と、かつ上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dの変換レンジとを確保する必要があり、上記除去手段33a,33b,33c,33dを導入した本実施形態に係るエンコーダの構成は、必要不可欠な構成となる。
また、本実施形態に係るエンコーダにおいては、上記検出手段32a,32b,32c,32d、上記除去手段33a,33b,33c,33d、上記電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34d及び引き算及び増幅手段35a,35bを同一基板、または同一の半導体基板に搭載することが好ましい。このように構成した場合、小型のエンコーダが可能となるととともに、同一の半導体基板に搭載することにより、上記除去手段33a,33b,33c,33dの除去量のばらつきを小さく、安定化させることが可能となり、性能の良いエンコーダが実現可能である。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、4相の光学式のエンコーダを想定して説明を行ったが、相数の違うエンコーダ及び光学式以外のエンコーダに対しても、本実施形態に係るエンコーダの構成、作用及び効果は勿論有効である。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るエンコーダについて説明する。以下、図面を用いて本実施形態に係るエンコーダについて説明する。
図5は、本実施形態に係るエンコーダの構成を示す図である。以下、図5を用いて本実施形態に係るエンコーダの構成について説明する。なお、上述した第1実施形態に係るエンコーダと同一の構成要素についての図示及び説明は一部省略する。
まず、本実施形態に係るエンコーダと、上述した第1実施形態に係るエンコーダとの構成上の相違を以下に示す。
本実施形態に係るエンコーダでは、除去手段23a,23b,23c,23dの出力を電圧に変換する電流/電圧変換手段(I/V変換手段)54a,54b,54c,54dと、それら電流/電圧変換手段54a,54b,54c,54dの出力を全て加算し、また適切な値となるように増幅(1以下も有り)を行う足し算及び増幅手段57と、該足し算及び増幅手段57の出力を基に除去手段23a,23b,23c,23dにおける上記DC信号成分の除去量を自動的に決定する除去量決定手段58とを具備する。さらに、上記除去量決定手段58から上記除去手段23a,23b,23c,23dへ帰還を行う構成としている。
つまり、上記検出手段22a,22b,22c,22dが出力した信号が大きい場合は、上記足し算及び増幅手段57の出力も大きくなる。したがって、上記除去量決定手段58は、上記除去手段23a,23b,23c,23dに対して、上記DC信号成分の除去量を増やすように働きかける。
一方、上記検出手段22a,22b,22c,22dが出力した信号が小さい場合は、上記足し算及び増幅手段57の出力も小さくなる。したがって、上記除去量決定手段58は、上記除去手段23a,23b,23c,23dに対して、上記DC信号成分除去量を減らすか、または除去しないように働きかける。
以上説明したように、本発明の第3実施形態によれば、検出手段22a,22b,22c,22dの発生したDC信号成分の量に比例して、DC成分を除去する量を自動的に調節することが可能となる。この結果、エンコーダスケール21とエンコーダヘッド26との調整によるDC信号成分の違いや、光学イメージの明るさの違いや劣化などによる変化、エンコーダスケール21の状態劣化などによるDC信号成分の変化が生じた場合であっても、上記除去手段23a,23b,23c,23dによるDC信号成分除去量を可変させることができるので、電流/電圧変換手段54a,54b,54c,54dに供給されるDC信号成分を、略一定に保つことができる。これにより、DC信号成分除去が行われた後の信号成分を処理する回路において、適正なレンジ内での信号処理によるエンコーダ信号の生成が可能となる。
つまり、本実施形態に係るエンコーダでは、上記除去手段23a,23b,23c,23dの除去量を、上記検出手段22a,22b,22c,22dのDC信号成分の値に連動し可変して除去することにより、エンコーダスケール−エンコーダヘッド間の取り付け具合の変化や、エンコーダスケール21の反射率の変化などがある場合であっても、除去後のDC信号成分を一定にすることができる。したがって、信号処理時のレンジが常に安定しており、エンコーダ信号に必要なAC信号成分のみをレンジ内で変動させることが可能となる。
また、検出手段として上記検出手段22a,22b,22c,22dのように位相が異なる4群の検出素子を用いている。ここで、該検出素子群の検出量の和は、該検出素子群が検出した検出量の総和であり、これに比例した信号成分を除去することにより、上記除去手段23a,23b,23c,23dはDC信号成分に比例した量の信号を除去することができる。したがって、DC信号成分の除去が行われた後の信号を処理する回路において、レンジをオーバーすることなく、該信号の処理を行うことが可能となる。また、このように位相が異なる4群の検出素子群の和を用いることにより、除去手段23a,23b,23c,23dにフィードバックを掛けて自動化することが可能となる。
また、本実施形態に係るエンコーダにおいては、上記検出手段22a,22b,22c,22d,上記除去手段23a,23b,23c,23d,上記電流/電圧変換手段54a,54b,54c,54d,上記引き算及び増幅手段55a,55b,及び上記足し算及び増幅手段57を同一基板、または同一の半導体基板に搭載することが好ましい。このように構成した場合、小型のエンコーダが可能であるとともに、同一の半導体基板に搭載することにより除去手段23a,23b,23c,23dによる除去量のばらつきを小さくし、エンコーダ信号を安定化させることが可能となり、性能の良いエンコーダが実現可能である。
なお、本実施形態に係るエンコーダにおいても、基本的な構成を変えない範囲において変形が可能である。以下に、2例示す。
まず、本実施形態では上述のように、上記足し算及び増幅手段57において4相分の全てを足したが、位相が180度異なる信号同士に対して別々に足し算及び増幅手段を設け、足した信号同士の相の除去手段に帰還をかける構成を採っても勿論よい。また、位相が180度異なる1組の信号同士に足し算及び増幅手段を設け、全ての相の除去手段に帰還をかける構成を採っても勿論よい。
さらに、本実施形態では説明の便宜上、4相のエンコーダを想定して説明を行ったが、相数の違うエンコーダに対しても、上述した本実施形態に係るエンコーダの構成、作用及び効果は勿論有効である。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係るエンコーダについて説明する。本実施形態は、第3実施形態の具体例として光学式エンコーダの例である。以下、図面を用いて本実施形態に係るエンコーダについて説明する。
図6は本実施形態に係る光学式エンコーダの構成を示す図である。以下、図6を用いて本実施形態に係る光学式エンコーダの構成について説明する。なお、上述した第2実施形態に係るエンコーダと同一の構成要素についての図示及び説明は一部省略する。
まず、本実施形態に係るエンコーダと、上述した第2実施形態に係るエンコーダとの構成上の相違点を以下に示す。
まず、除去手段としてN型MOSトランジスタ63a,63b,63c,63dを用い、各々のドレインを検出手段32a,32b,32c,32dと電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dとに接続し、全てのソースをGNDレベルに接続する。さらに、各ゲートは、電流ミラーを構成するN型のMOSトランジスタ69のゲートに接続する。電流/電圧変換手段(I/V変換手段)34a,34b,34c,34dの出力は、足し算及び増幅手段67で足し算されると共に増幅され、その出力Vが除去量決定手段68に入力される。
また、除去量決定手段68の出力は、上記N型のMOSトランジスタ69のゲートとドレインとに接続し、上記N型のMOSトランジスタ69のソースはGNDレベルに接続する。
上記除去量決定手段68で決定されたDC信号成分の除去量は、上記N型のMOSトランジスタ69に出力され、該トランジスタと所定の割合でミラーを構成する上記N型のMOSトランジスタ63a,63b,63c,63dが上記検出手段32a,32b,32c,32dからDC信号成分を除去する。
また、上記除去量決定手段68の具体的な構成としては、例えば図7及び図8に示すような構成を挙げることができる。
図7に示す除去量決定手段68Aは、発振防止のために、反転端子に入力抵抗と帰還容量とを接続したアンプ68A1の上記入力抵抗に、図6における足し算及び増幅手段67の出力Vを接続し、非反転端子に所定の値を発生する比較電圧発生手段68Bとを接続し、上記アンプ68A1の出力には、P型のMOSトランジスタ68A2を接続し、上記P型のMOSトランジスタのソースを電源電圧に、ドレインを図6の上記N型のMOSトランジスタ69のドレインとゲートとに接続して構成する。
上述の構成を採れば、上記Vの値が上記比較電圧発生手段68Bの発生する電圧の値と等しくなるように上記P型のMOSトランジスタ68A2と上記N型のMOSトランジスタ69と、そしてミラーを構成している上記除去手段63a,63b,63c,63dが除去する除去量を決定するように上記アンプ68A1の出力を決定するように動作する。
なお、上記比較電圧発生手段68Bが発生する電圧は、各処理手段のレンジ内にエンコーダ信号が入るようにあらかじめ決定しておく。
また、図8に示す除去量決定手段68は、図6における上記足し算及び増幅手段67の出力Vを非反転端子に接続したアンプ68Cを有し、上記アンプ81の出力にはN型のMOSトランジスタ68Dのゲートを接続し、上記N型のMOSトランジスタ68Dのソースには、GNDとの間に抵抗値Rviをもつ抵抗68Eと、上記アンプ68Cの反転入力端子とに接続する。
ここで、例えば上記検出手段32a,32b,32c,32dが検出した信号においてAC信号成分がDC信号成分と比して十分小さい場合には、上記足し算及び増幅手段67の出力VはDC信号成分を表していることになる。したがって、この場合には、上記除去量決定手段68において決定され除去手段63a,63b,63c,63dが除去するDC信号成分の除去量は、DC信号成分に比例した量となる。
また、上記N型のMOSトランジスタ68Dのドレインには、上記抵抗68Eに流れる電流をミラーで折り返すミラー回路68Fが接続している。上記除去量決定手段68の出力は、図6の上記N型のMOSトランジスタ69のドレインとゲートとに接続している。
上述の構成を採れば、上記足し算及び増幅手段67の出力Vと上記抵抗68Eの抵抗値Rviとから上記除去手段63a,63b,63c,63dが除去する量が決定され、上記アンプ68cの反転端子と非反転端子に接続している上記足し算及び増幅手段67とが同一の値となるように調節される。
以上説明したように、本発明の第4実施形態によれば、上記検出手段32a,32b,32c,32dが検出する信号中において、上述のようにDC信号成分がAC信号成分と比較して大きい場合であっても、その後の信号処理を行う回路へ供給されるときの信号成分としては、上記DC信号成分を小さくするか、または無くす処理が為されているため、信号変換を行うときに該信号の変換処理を行う回路のレンジ内で、エンコーダ信号を変換できる。なお、この効果は、該信号処理を行う回路の電源電圧が小さい場合には、より有効性が高まる。
さらに、上述したように除去手段はN型のMOSトランジスタ1個で構成することができるので、該除去手段は安価で供給することができる。また、このような該除去手段の構成は、エンコーダヘッドの小型化にも寄与する。
なお、図6で示したエンコーダスケール31を除く各構成要素は、同一基板や、更には同一の半導体基板に形成することが好ましい。同一の半導体基板に形成した場合、エンコーダ信号を出力可能なエンコーダヘッド(図6に示すエンコーダにおいては、エンコーダスケール31以外の構成要素からなる部分)を非常に小型で安価に提供することが可能となる。また、同一の半導体基板に搭載することにより、除去手段による除去量のばらつきを小さく、安定化させることが可能となり、性能の良いエンコーダが実現できる。
なお、同一の半導体基板に形成し、上記検出手段32a,32b,32c,32dが検出するDC信号成分が略同量の場合、位相が180度ずつ異なった信号成分同士を引き算する上記引き算及び増幅手段35a,35bがあるので、上記除去手段63aと63c、及び上記除去手段63bと63dとで除去量を同量とするようにレイアウト上抱き合わせる構成を採れば、より精密なエンコーダ信号の生成が可能となる。
なお、本実施形態に係るエンコーダにおいても、基本的な構成を変えない範囲において変形が可能である。例えば、本実施形態では説明の便宜上、4相の光学式エンコーダを想定して説明を行ったが、相数の違うエンコーダ及び光学式以外のエンコーダに対しても、上述した本実施形態に係るエンコーダの構成、作用及び効果は勿論有効である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能なことは勿論である。
(付記)
上記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 所定周期のパターンが形成されたエンコーダスケールと、上記エンコーダスケールの移動に伴う周期的な変位を検出する1つ以上の検出手段とにより構成されるエンコーダにおいて、
上記各々の検出手段の出力信号のうち、上記エンコーダスケールの相対変位に依存しないDC信号成分の全部もしくはこれに比例した信号成分を差し引くための信号除去手段を有することを特徴とするエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(1)に記載のエンコーダに関する実施形態は、第1実施形態乃至第4実施形態が対応する。これらの実施形態において、上記エンコーダスケールは例えばエンコーダスケール11、エンコーダスケール21及びエンコーダスケール31が対応し、上記検出手段は例えば検出手段12、検出手段22a,22b,22c,22d及び検出手段32a,32b,32c,32dが対応し、上記信号除去手段は例えば除去手段13、除去手段23a,23b,23c,23d、除去手段33a,33b,33c,33d及び除去手段63a,63b,63c,63dが対応する。
(作用効果)
この(1)に記載のエンコーダによれば、DC信号成分がAC信号成分と比較して大きく、信号処理を行う際にDC信号成分だけでレンジを使い切ってしまうようになる場合であっても、該DC信号成分を全てまたはDC信号成分に比例した信号成分を信号除去手段により除去することにより、信号処理を行う回路においてレンジ内での信号処理を行ってエンコーダ信号を生成することが可能となる。
(2) 上記信号除去手段は、上記1つ以上の検出手段が出力した信号から、上記DC信号成分に比例した信号成分を差し引いた後に残ったDC信号成分が略同じ値になるように、各々の上記検出手段の出力信号から所定量の信号成分を除去することを特徴とする(1)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(2)に記載のエンコーダに関する実施形態は、第1実施形態乃至第4実施形態が対応する。その実施形態において、上記信号除去手段は、例えば除去手段13、除去手段23a,23b,23c,23d、除去手段33a,33b,33c,33d及び除去手段63a,63b,63c,63dが対応し、上記検出手段は例えば検出手段12、検出手段22a,22b,22c,22d及び検出手段32a,32b,32c,32dが対応する。
(作用効果)
この(2)に記載のエンコーダによれば、複数の検出手段が検出した信号成分のうち、DC信号成分が異なる場合で、DC信号成分に比例した信号成分を除去する際、該除去を行った後のDC信号成分が同一となる。これにより、その後の信号処理である位相が逆相同士の信号同士を減算増幅処理する際、該減算増幅処理を行う回路においてレンジ内での信号処理を行ってエンコーダ信号を生成することが可能となるとともに、オフセット電圧が発生しない。つまり、オフセット電圧のないエンコーダ信号を出力することが可能となる。
(3) 上記エンコーダは、上記1つ以上の検出手段から出力されるDC信号成分を検出するDC信号検出手段と、この値に連動して除去する上記DC信号成分の除去量を決定する除去量決定手段とを含み、
上記信号除去手段は、上記除去量決定手段の出力により、除去する上記DC信号成分を可変させることができることを特徴とする(1)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(3)に記載のエンコーダに関する実施形態は、第3実施形態及び第4実施形態が対応する。上記検出手段及びDC信号検出手段は、例えば検出手段22a,22b,22c,22d及び検出手段32a,32b,32c,32dが対応し、上記除去量決定手段は、例えば除去量決定手段58及び除去量決定手段68が対応する。
(作用効果)
この(3)に記載のエンコーダによれば、信号除去手段の除去量を検出手段のDC信号成分の値に連動し可変して除去する。これにより、スケール−ヘッド間の取り付け具合の変化や、スケールの反射率の変化などがあっても除去後のDC信号成分を一定にすることができる。したがって、信号処理時のレンジが常に安定しており、エンコーダ信号に必要なAC信号成分のみをレンジ内で変動させることが可能となる。
(4) 上記検出手段は、位相が互いに1/4位相ずつ異なる4群の検出素子群により構成され、
上記信号除去手段は、上記4群の検出素子群のうち位相が互いに逆相となる2群の検出素子群からの出力に対して、各々これに対応する2群の検出素子群からの出力の加算値に比例した信号成分を差し引くことを特徴とした(1)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(4)に記載のエンコーダに関する実施形態は、第2実施形態が対応する。その実施形態において、上記検出手段は、例えば検出手段32a,32b,32c,32dが対応し、上記信号除去手段は、除去手段33a,33b,33c,33dが対応する。
(作用効果)
この(4)に記載のエンコーダによれば、検出手段を、位相が1/4位相ずつ異なる4群の検出素子群で構成することにより、位相が互いに90度異なるA相信号、B相信号を出力することができる。このとき位相が逆相となる2群の受信素子群の和に比例した信号成分は、DC信号成分と比例した値となる。したがって、信号除去手段は、DC信号成分に比例した量を除去することが可能となり、レンジ内での信号処理を行ってエンコーダ信号を生成することが可能となる。また、位相が異なる2群の受信素子群の和を用いることにより、信号除去手段にフィードバックを掛け、自動化することが可能となる。
(5) 上記検出手段は、位相が互いに1/4位相ずつ異なる4群の検出素子群より構成され、
上記信号除去手段は、上記4群の検出素子群からの出力の加算値に比例した信号成分を差し引くことを特徴とする(1)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(5)に記載のエンコーダに関する実施形態は、第3実施形態及び第4実施形態が対応する。上記検出手段は、例えば検出手段22a,22b,22c,22d及び検出手段32a,32b,32c,32dが対応し、上記信号除去手段は、例えば除去手段23a,23b,23c,23d及び除去手段63a,63b,63c,63dと対応する。
(作用効果)
この(5)に記載のエンコーダによれば、位相が異なる4群の検出素子群の和は、検出素子群が受信した検出量の総和であり、これに比例した信号成分を除去することにより、信号除去手段はDC信号成分に比例した量の信号を除去することができる。したがって、エンコーダは、レンジをオーバーすることなく、信号処理が可能となる。また、位相が異なる4群の検出素子群の和を用いることにより、信号除去手段にフィードバックを掛け、自動化することが可能となる。
(6) 上記エンコーダは、所定の光ビームを出射する光源と、上記エンコーダスケールとして、上記光ビームを横切るように周期的な光学パターンが形成され、かつ上記光源に対して相対変位可能に配置された光学スケールとを含む光学式エンコーダであり、
上記検出手段は、上記光源から出射した上記光ビームが上記光学スケールを経て受光面上に形成する光学イメージの変位を検出することができる1つ以上の受光素子であり、
上記信号除去手段は、上記受光素子の各々が出力する電流信号成分のうち、上記光源と上記光学スケールとの相対変位に依存しないDC電流信号成分の全部、もしくはこれに比例した電流信号成分を差し引くことを特徴とする(1)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(6)に記載のエンコーダに関する実施形態は、第2実施形態及び第4実施形態が対応する。この実施形態において、上記光学スケールは例えばエンコーダスケール31が対応し、上記検出手段は例えば検出手段22a,22b,22c,22d、及び検出手段32a,32b,32c、32dが対応し、上記除去手段は例えば除去手段23a,23b,23c,23d、除去手段33a,33b,33c,33d及び除去手段63a,63b,63c,63dが対応する。
(作用効果)
この(6)に記載のエンコーダによれば、光学型エンコーダにおいても、DC信号成分がAC信号成分と比較して大きい場合、信号処理を行う際にDC信号成分だけでレンジを使い切ってしまうこととなるが、本発明のごとくDC信号成分を全てまたはDC信号成分に比例した信号成分を信号除去手段により除去することによりレンジ内での信号処理を行ってエンコーダ信号を生成することが可能となる。
(7) 上記エンコーダは、上記検出手段が出力した電流信号成分から、上記除去手段によりDC電流信号成分の全部、もしくはこれに比例した電流信号成分が除去された後の電流信号を電圧信号に変換する電流/電圧変換手段を含むことを特徴とする(6)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(7)に記載のエンコーダに関する実施形態は、第2実施形態及び第4実施形態が対応する。その実施形態において、上記検出手段は、例えば検出手段32a,32b,32c,32dが対応し、上記除去手段は、例えば除去手段33a,33b,33c,33d及び除去手段63a,63b,63c,63dが対応し、上記電流/電圧変換手段は、例えば電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dが対応する。
(作用効果)
この(7)に記載のエンコーダによれば、信号処理のレンジを振り切るようなDC成分があった場合でも、DC成分の全て、もしくはDC成分に比例した成分を除去したので、検出素子群で発生した光電流を電圧信号に変換することが可能となる。
(8) 上記エンコーダは、上記電流/電圧変換手段により電圧信号に変換された信号において、光学イメージの位相が互いに逆相となる電圧信号同士を差し引き、増幅することにより、周期的なもしくは略正弦波状のエンコーダ信号に変換する差動増幅手段を含むことを特徴とする(7)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(8)に記載のエンコーダに関する実施形態は、第2実施形態及び第4実施形態が対応する。その実施形態において、上記電流/電圧変換手段は、例えば電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34dが対応し、上記差動増幅手段は、例えば引き算及び増幅手段35a,35bが対応する。
(作用効果)
この(8)に記載のエンコーダによれば、信号処理のレンジを振り切るようなDC成分があった場合でも、DC成分の全て、もしくはDC成分に比例した成分を除去したので、I/V変換後の信号からエンコーダ信号を発生させることが可能となる。
(9) 上記検出手段と、上記信号除去手段とは、同一の基板もしくは同一の半導体基板に搭載されてなることを特徴とする(1)乃至(8)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(9)に記載のエンコーダに関する実施形態は、例えば第1実施形態乃至第4実施形態が対応する。その実施形態において、上記検出手段は、例えば検出手段12、検出手段22a,22b,22c,22d及び検出手段32a,32b,32c,32dが対応し、上記信号除去手段は、例えば除去手段13、除去手段23a,23b,23c,23d、除去手段33a,33b,33c,33d及び除去手段63a,63b,63c,63dが対応する。
(作用効果)
この(9)に記載のエンコーダによれば、検出素子,電流除去手段とを同一基板、または同一の半導体基板に搭載することにより、小型のエンコーダが可能であるとともに、同一の半導体基板に搭載することにより、電流除去手段の除去量のばらつきを小さく、安定化させることが可能となり、性能の良いエンコーダが実現可能である。
(10) 上記検出手段、上記信号除去手段、及び上記電流/電圧変換手段のうち少なくとも1つは、同一の基板もしくは同一の半導体基板に搭載されてなることを特徴とする(7)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(10)に記載のエンコーダに関する実施形態は、例えば第2実施形態乃至第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、上記検出手段は、例えば検出手段32a,32b,32c,32d及び検出手段22a,22b,22c,22dが対応し、上記信号除去手段は、例えば除去手段33a,33b,33c,33d、除去手段23a,23b,23c,23d及び除去手段63a,63b,63c,63dが対応し、上記電流/電圧変換手段は、例えば電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34d及び電流/電圧変換手段54a,54b,54c,54dが対応する。
(作用効果)
この(10)に記載のエンコーダによれば、検出素子,電流除去手段,電流−電圧変換手段を同一基板、または同一の半導体基板に搭載することにより、小型のエンコーダが可能であるとともに、同一の半導体基板に搭載することにより、電流除去手段の除去量のばらつきを小さく、安定化させることが可能となり、性能の良いエンコーダが実現可能である。
(11) 上記検出手段、上記信号除去手段、上記電流/電圧変換手段、及び上記差動増幅手段のうち少なくとも1つは、同一の基板もしくは同一の半導体基板に搭載されてなることを特徴とする(8)に記載のエンコーダ。
(対応する実施形態)
この(11)に記載のエンコーダに関する実施形態は、例えば第2実施形態及び第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、上記検出手段は、例えば検出手段32a,32b,32c,32d及び検出手段22a,22b,22c,22dが対応し、上記信号除去手段は、例えば除去手段33a,33b,33c,33d、除去手段23a,23b,23c,23d及び除去手段63a,63b,63c,63dが対応し、上記電流/電圧変換手段は、例えば電流/電圧変換手段34a,34b,34c,34d及び電流/電圧変換手段54a,54b,54c,54dが対応し、上記差動増幅手段は、例えば引き算及び増幅手段35a,35b、引き算及び増幅手段55a,55bが対応する。
(作用効果)
この(11)に記載のエンコーダによれば、検出素子,電流除去手段,電流−電圧変換手段,差動増幅手段とを同一基板、または同一の半導体基板に搭載することにより、小型のエンコーダが可能であるとともに、同一の半導体基板に搭載することにより、電流除去手段の除去量のばらつきを小さく、安定化させることが可能となり、性能の良いエンコーダが実現可能である。
本発明の第1実施形態に係るエンコーダの構成を示す図である。 図1に示す本発明の第1実施形態に係るエンコーダの構成を具体化した図である。 本発明の第2実施形態に係るエンコーダの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るエンコーダの各構成要素における信号の波形を示す図で、特に(a)乃至(d)は、検出手段が出力する信号を示す図、(e)乃至(h)は、電流/電圧変換手段が出力する信号を示す図、(i)及び(j)は、引き算及び増幅手段が出力する信号を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るエンコーダの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るエンコーダの構成を示す図である。 除去量決定手段の一構成例を示す図である。 除去量決定手段の別の構成例を示す図である。 従来技術によるエンコーダの構成を示す図である。
符号の説明
11,21,31…エンコーダスケール、 12,22a,22b,22c,22d,32a,32b,32c,32d…検出手段、 13,23a,23b,23c,23d,33a,33b,33c,33d,63a,63b,63c,63d…除去手段、 14,24…エンコーダ信号処理手段、 15,26…エンコーダヘッド、 34a,34b,34c,34d,54a,54b,54c,54d…電流/電圧変換手段、 35a,35b,55a,55b…引き算及び増幅手段、 36,37…電源、 57,67…足し算及び増幅手段、 58,68…除去量決定手段、 68D,69…N型MOSトランジスタ、 68A1,68C…アンプ、 68A2…P型MOSトランジスタ、 68B…比較電圧発生手段、 68F…ミラー回路、 68E…抵抗。

Claims (11)

  1. 所定周期のパターンが形成されたエンコーダスケールと、上記エンコーダスケールの移動に伴う周期的な変位を検出する1つ以上の検出手段とにより構成されるエンコーダにおいて、
    上記各々の検出手段の出力信号のうち、上記エンコーダスケールの相対変位に依存しないDC信号成分の全部もしくはこれに比例した信号成分を差し引くための信号除去手段を有することを特徴とするエンコーダ。
  2. 上記信号除去手段は、上記1つ以上の検出手段が出力した信号から、上記DC信号成分に比例した信号成分を差し引いた後に残ったDC信号成分が略同じ値になるように、各々の上記検出手段の出力信号から所定量の信号成分を除去することを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  3. 上記エンコーダは、上記1つ以上の検出手段から出力されるDC信号成分を検出するDC信号検出手段と、この値に連動して除去する上記DC信号成分の除去量を決定する除去量決定手段とを含み、
    上記信号除去手段は、上記除去量決定手段の出力により、除去する上記DC信号成分を可変させることができることを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  4. 上記検出手段は、位相が互いに1/4位相ずつ異なる4群の検出素子群により構成され、
    上記信号除去手段は、上記4群の検出素子群のうち位相が互いに逆相となる2群の検出素子群からの出力に対して、各々これに対応する2群の検出素子群からの出力の加算値に比例した信号成分を差し引くことを特徴とした請求項1に記載のエンコーダ。
  5. 上記検出手段は、位相が互いに1/4位相ずつ異なる4群の検出素子群より構成され、
    上記信号除去手段は、上記4群の検出素子群からの出力の加算値に比例した信号成分を差し引くことを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  6. 上記エンコーダは、所定の光ビームを出射する光源と、上記エンコーダスケールとして、上記光ビームを横切るように周期的な光学パターンが形成され、かつ上記光源に対して相対変位可能に配置された光学スケールとを含む光学式エンコーダであり、
    上記検出手段は、上記光源から出射した上記光ビームが上記光学スケールを経て受光面上に形成する光学イメージの変位を検出することができる1つ以上の受光素子であり、
    上記信号除去手段は、上記受光素子の各々が出力する電流信号成分のうち、上記光源と上記光学スケールとの相対変位に依存しないDC電流信号成分の全部、もしくはこれに比例した電流信号成分を差し引くことを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ。
  7. 上記エンコーダは、上記検出手段が出力した電流信号成分から、上記除去手段によりDC電流信号成分の全部、もしくはこれに比例した電流信号成分が除去された後の電流信号を電圧信号に変換する電流/電圧変換手段を含むことを特徴とする請求項6に記載のエンコーダ。
  8. 上記エンコーダは、上記電流/電圧変換手段により電圧信号に変換された信号において、光学イメージの位相が互いに逆相となる電圧信号同士を差し引き、増幅することにより、周期的なもしくは略正弦波状のエンコーダ信号に変換する差動増幅手段を含むことを特徴とする請求項7に記載のエンコーダ。
  9. 上記検出手段と、上記信号除去手段とは、同一の基板もしくは同一の半導体基板に搭載されてなることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のエンコーダ。
  10. 上記検出手段、上記信号除去手段、及び上記電流/電圧変換手段のうち少なくとも2つが、同一の基板もしくは同一の半導体基板に搭載されてなることを特徴とする請求項7に記載のエンコーダ。
  11. 上記検出手段、上記信号除去手段、上記電流/電圧変換手段、及び上記差動増幅手段のうち少なくとも2つが、同一の基板もしくは同一の半導体基板に搭載されてなることを特徴とする請求項8に記載のエンコーダ。
JP2004347343A 2004-11-30 2004-11-30 エンコーダ Pending JP2006153753A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004347343A JP2006153753A (ja) 2004-11-30 2004-11-30 エンコーダ
US11/290,237 US7256712B2 (en) 2004-11-30 2005-11-30 Encoder having a signal elimination unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004347343A JP2006153753A (ja) 2004-11-30 2004-11-30 エンコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006153753A true JP2006153753A (ja) 2006-06-15

Family

ID=36566844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004347343A Pending JP2006153753A (ja) 2004-11-30 2004-11-30 エンコーダ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7256712B2 (ja)
JP (1) JP2006153753A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011257392A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Mitsutoyo Corp アブソリュート光学エンコーダ
JP2013029458A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Mitsutoyo Corp 変位量測定装置、及びオフセット補正方法
JP2014002077A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 New Japan Radio Co Ltd 反射型フォトセンサを用いた位置検出装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076064A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Olympus Corp 光学式エンコーダの信号処理回路
JP2008286631A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Sharp Corp 光学式エンコーダおよびそれを備える電子機器
JP4468981B2 (ja) * 2007-10-12 2010-05-26 オリンパス株式会社 エンコーダ
JP5547950B2 (ja) * 2009-10-30 2014-07-16 オリンパス株式会社 エンコーダ
EP2504900B1 (de) * 2009-11-23 2018-04-18 Pilz GmbH & Co. KG Sicherheitsschaltungsanordnung und verfahren zum fehlersicheren überwachen einer bewegungsgrösse
US10270755B2 (en) 2011-10-03 2019-04-23 Verisign, Inc. Authenticated name resolution
US10791085B2 (en) 2015-11-12 2020-09-29 Verisign, Inc. Techniques for directing a domain name service (DNS) resolution process
US10999240B1 (en) 2016-08-31 2021-05-04 Verisign, Inc. Client controlled domain name service (DNS) resolution

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS631915A (ja) * 1986-06-20 1988-01-06 Hamamatsu Photonics Kk 信号パルス光電流抜取回路
JPS63158881A (ja) * 1986-08-08 1988-07-01 Nec Corp 半導体受光装置
JPH02195209A (ja) * 1989-01-25 1990-08-01 Fanuc Ltd 光学式エンコーダのオフセット調整方法
JPH03293521A (ja) * 1990-04-12 1991-12-25 Fanuc Ltd 高精度エンコーダ
JPH0626817A (ja) * 1992-07-07 1994-02-04 Mitsutoyo Corp 光学式変位検出装置
JPH06300589A (ja) * 1993-04-14 1994-10-28 Nikon Corp 光電式エンコーダ
JPH08139386A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Mitsubishi Electric Corp 波形整形回路
JPH0914997A (ja) * 1995-06-29 1997-01-17 Mitsutoyo Corp 光電式エンコーダ
JP2004309387A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Toshiba Corp 光学式エンコーダ
JP2006138775A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Toshiba Corp 光学式エンコーダ用受光素子及び光学式エンコーダ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4360730A (en) * 1980-10-16 1982-11-23 Itek Corporation Encoder alignment method and apparatus

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS631915A (ja) * 1986-06-20 1988-01-06 Hamamatsu Photonics Kk 信号パルス光電流抜取回路
JPS63158881A (ja) * 1986-08-08 1988-07-01 Nec Corp 半導体受光装置
JPH02195209A (ja) * 1989-01-25 1990-08-01 Fanuc Ltd 光学式エンコーダのオフセット調整方法
JPH03293521A (ja) * 1990-04-12 1991-12-25 Fanuc Ltd 高精度エンコーダ
JPH0626817A (ja) * 1992-07-07 1994-02-04 Mitsutoyo Corp 光学式変位検出装置
JPH06300589A (ja) * 1993-04-14 1994-10-28 Nikon Corp 光電式エンコーダ
JPH08139386A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Mitsubishi Electric Corp 波形整形回路
JPH0914997A (ja) * 1995-06-29 1997-01-17 Mitsutoyo Corp 光電式エンコーダ
JP2004309387A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Toshiba Corp 光学式エンコーダ
JP2006138775A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Toshiba Corp 光学式エンコーダ用受光素子及び光学式エンコーダ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011257392A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Mitsutoyo Corp アブソリュート光学エンコーダ
JP2013029458A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Mitsutoyo Corp 変位量測定装置、及びオフセット補正方法
JP2014002077A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 New Japan Radio Co Ltd 反射型フォトセンサを用いた位置検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7256712B2 (en) 2007-08-14
US20060114133A1 (en) 2006-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7256712B2 (en) Encoder having a signal elimination unit
JP6045963B2 (ja) 光測距装置
US8173951B2 (en) Optical encoder comprising a main and reference light receiving portions with a three-phase signal generation for detecting displacement and direction of displacement of an incremental grating track
US7663093B2 (en) Absolute position encoder having a second incremental track integrated with the absolute track
JP2008076064A (ja) 光学式エンコーダの信号処理回路
JP2006329818A (ja) 光学式エンコーダ
JP5112989B2 (ja) 光電式エンコーダ
US20110199240A1 (en) Photoelectric encoder
NL1034125C2 (nl) Flowmeter van het Coriolis type.
US7250893B2 (en) Signal processing circuit and method for use with an optical navigation system
US6838654B2 (en) Photodetection system and circuit for amplification
JP2011107106A (ja) 光学式信号出力装置の信号処理装置及び光学式変位検出装置
JP2005077137A (ja) エンコーダの出力信号処理装置
JP2003161645A (ja) 光学式エンコーダ
US6580066B2 (en) Measurement signal generating circuit for linear scale
JP2008232705A (ja) 光電式エンコーダ
JP2007318645A (ja) 減算回路
JP2005037333A (ja) アブソリュートエンコーダ及び角度検出方法
JP4468981B2 (ja) エンコーダ
JP2007101297A (ja) エンコーダ出力信号の補正回路
JP4508614B2 (ja) 光学式エンコーダ
JP4945976B2 (ja) 光学式絶対値エンコーダ
FR2795507A1 (fr) Capteur de couple a barrette de hall
JP4367099B2 (ja) 距離測定装置
JP2007178158A (ja) 磁気ライン式位置センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100430

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110405